JP2017217690A - 摩擦攪拌接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる摩擦攪拌接合方法を提供することを課題とする。【解決手段】金属部材1,2を接合する摩擦攪拌接合方法であって、金属部材1,2の突合せ部J1に回転した回転ツール(仮接合用回転ツール)Fの攪拌ピンF2を挿入し、攪拌ピンF2のみを金属部材1,2に接触させた状態でスポット仮付けを行う仮接合工程と、突合せ部J1に回転した回転ツール(本接合用回転ツール)Fの攪拌ピンF2を挿入し、攪拌ピンF2のみを金属部材1,2に接触させた状態で突合せ部J1に沿って相対移動させて摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、摩擦攪拌接合方法に関する。
特許文献1には、金属部材同士が突き合わされた突合せ部に対して、小型の回転ツールで仮接合工程を行った後、大型の回転ツールで本接合工程を行う摩擦攪拌接合方法が記載されている。仮接合工程を行うことにより、本接合工程の際に、突合せ部の目開きを防ぐことができる。
特開2010−274320号公報
当該摩擦攪拌接合方法の仮接合工程は、小型の回転ツールのショルダ部を数ミリ程度金属部材に押し込んで接合するというものである。当該接合方法であると、ショルダ部を金属部材に押し込むため摩擦攪拌装置に作用する負荷が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる摩擦攪拌接合方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために本発明は、二つの金属部材を接合する摩擦攪拌接合方法であって、前記金属部材の突合せ部に回転した仮接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態でスポット仮付けを行う仮接合工程と、前記突合せ部に回転した本接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態で前記突合せ部に沿って相対移動させて摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、表面の高さが変化する金属部材同士を突き合わせて高さが変化する突合せ部を形成する突合せ工程と、高さが変化する前記突合せ部に対して回転した仮接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態でスポット仮付けを行う仮接合工程と、前記突合せ部に回転した本接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態で前記突合せ部に沿って相対的に移動させて摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする。
かかる摩擦攪拌接合方法によれば、攪拌ピンのみを金属部材に接触させた状態で突合せ部のスポット仮付けを行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。また、従来のように突合せ部の全長に対して仮接合を行う場合に比べて工程時間を短くすることができる。また、本接合工程においても攪拌ピンのみを金属部材に接触させた状態で摩擦攪拌接合を行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。
また、前記本接合工程では、高さが変化する前記突合せ部に対する前記攪拌ピンの挿入深さをほぼ一定に保ちつつ摩擦攪拌を行うことが好ましい。
また、前記本接合工程では、摩擦攪拌によって形成される塑性化領域の深さがほぼ一定になるように、高さが変化する前記突合せ部に対する前記攪拌ピンの挿入深さを調節することが好ましい。
かかる摩擦攪拌接合方法によれば、接合部の接合強度をほぼ一定に保つことができる。
また、前記仮接合用回転ツール及び前記本接合用回転ツールは同一の回転ツールであることが好ましい。かかる摩擦攪拌接合方法によれば、回転ツールの交換を行う必要が無いため作業効率を高めることができる。
本発明に係る摩擦攪拌接合方法によれば、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。
第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の突合せ工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の仮接合工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の本接合工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の突合せ工程前を示す斜視図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の突合せ工程後を示す斜視図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の仮接合工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の本接合工程を示す断面図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の変形例の本接合工程を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法では、突合せ工程と、仮接合工程と、本接合工程と、を行う。なお、以下の説明における「表面」とは、「裏面」の反対側の面という意味である。
突合せ工程は、図1に示すように、金属部材1,2を突き合わせる工程である。金属部材1,2は、アルミニウム合金製の板状部材である。金属部材1,2の材料は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金等の摩擦攪拌可能な金属から適宜選択される。突合せ工程では、金属部材1の端面1aと、金属部材2の端面2aとを突き合わせて突合せ部J1を形成する。また、突合せ工程では、金属部材1,2の表面1b,2b、裏面1c,2c及び側面1d,2dをそれぞれ面一にする。
また、突合せ工程では、タブ材T,Tを突合せ部J1の両端に配置する。タブ材Tの表面Taは、金属部材1,2の表面1b,2bと面一にする。また、タブ材Tの裏面Tbは、金属部材1,2の裏面1c,2cと面一にする。
仮接合工程は、図2に示すように、回転ツールF(仮接合用回転ツール)を用いて突合せ部J1に対して仮接合を行う工程である。回転ツールFは、例えば工具鋼で形成されている。連結部F1は、摩擦攪拌装置の回転軸に連結される部位である。連結部F1は円柱状を呈する。
攪拌ピンF2は、連結部F1から垂下しており、連結部F1と同軸になっている。攪拌ピンF2は連結部F1から離間するにつれて先細りになっている。攪拌ピンF2の外周面には螺旋溝が刻設されている。本実施形態では、回転ツールFを右回転させるため、螺旋溝は、基端から先端に向かうにつれて左回りに形成されている。
なお、回転ツールFを左回転させる場合は、螺旋溝を基端から先端に向かうにつれて右回りに形成することが好ましい。螺旋溝をこのように設定することで、摩擦攪拌の際に塑性流動化した金属が螺旋溝によって攪拌ピンF2の先端側に導かれる。これにより、被接合金属部材(金属部材1,2)の外部に溢れ出る金属の量を少なくすることができる。
仮接合工程では、回転させた回転ツールFの攪拌ピンF2のみを突合せ部J1に接触させてスポット仮付けを行う。仮接合工程では、所定の間隔をあけて攪拌ピンF2のみを突合せ部J1に浅く押し込んでいく。攪拌ピンF2の押し込み跡には塑性化領域W0が形成される。また、仮接合工程では、金属部材1,2とタブ材Tとの突合せ部に対してもスポット仮付けを行うとともに、タブ材Tと金属部材1,2とで構成された内隅に対してもスポット仮付けを行い、タブ材Tと金属部材1,2とを仮接合する。回転ツールFは、先端にスピンドルユニット等の駆動手段を備えたアームロボットに取り付けられることが好ましい。これにより、回転ツールFの回転中心軸を容易に傾けることができるため、内隅等も容易にスポット仮付けを行うことができる。
本接合工程は、図3に示すように、回転ツールF(本接合用回転ツール)を用いて突合せ部J1に対して本接合を行う工程である。本接合工程では、一方のタブ材Tに設定した開始位置Spに右回転させた回転ツールFを挿入した後、突合せ部J1に沿って回転ツールFを相対移動させる。本接合工程では、攪拌ピンF2のみを金属部材1,2に接触させ、攪拌ピンF2の基端側は露出させた状態で摩擦攪拌接合を行う。回転ツールFの移動軌跡には塑性化領域W1が形成される。回転ツールFが他方のタブ材Tに設定した終了位置Epに達したら、タブ材Tから回転ツールFを離脱させる。
以上説明した本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法によれば、攪拌ピンF2のみを金属部材1,2に接触させた状態で突合せ部J1のスポット仮付けを行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。また、従来のように突合せ部J1の全長に対して仮接合を行う場合に比べて工程時間を短くすることができる。本実施形態の接合工程は、突合せ部J1の全長が長い場合等においては特に有効である。さらに、本接合工程においても攪拌ピンF2のみを金属部材1,2に接触させた状態で摩擦攪拌接合を行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減した状態で、突合せ部J1の深い位置を接合できる。
また、本実施形態では、仮接合工程を行う回転ツールF(仮接合用回転ツール)と、本接合工程を行う回転ツール(本接合用回転ツール)は同一の回転ツールを用いている。これにより、各工程で回転ツールの交換を行う必要が無いため作業効率を高めることができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、仮接合用回転ツール又は本接合用回転ツールに、ショルダ部及び攪拌ピンを備えた回転ツールを用いてもよい。また、仮接合工程と、本接合工程とで異なる回転ツールを用いてもよい。また、本接合工程は、金属部材1,2の表面1b,2b側からのみ行ったが、裏面1c,2c側からも行ってもよい。このとき、表面1b,2bに形成された塑性化領域W1と裏面1c、2c側に形成された塑性化領域とが重複するようにすれば突合せ部J1の接合強度を高めることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について説明する。本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法では、突合せ工程と、仮接合工程と、本接合工程と、を行う。
突合せ工程は、図4に示すように、同形状からなる金属部材101,101を突き合わせる工程である。金属部材101,101は、本実施形態ではアルミニウム合金製であるが、摩擦攪拌接合が可能な金属から適宜選択すればよい。
金属部材101は、直方体を呈する本体部102と、本体部102の上に形成され断面台形状を呈する凸部103とで構成されている。凸部103の表面103aは、本体部102の表面102a,102bよりも上方に位置している。凸部103の第一表面103bは、傾斜しており本体部102の表面102aと凸部103の表面103aとを連結している。また、凸部103の第二表面103cは、傾斜しており本体部102の表面102bと凸部103の表面103aとを連結している。
突合せ工程では、金属部材101,101の各表面同士が面一になるように突き合わせる。図5に示すように、突合せ工程によって端面101a,101aが面接触して突合せ部J2が形成される。突合せ部J2はその高さ位置が変化するように形成される。つまり、突合せ部J2は、摩擦攪拌の始点(挿入位置)の高さ(標高)を基準高さとすると、始点から終点に至るまでに基準高さと高さの異なる区間が存在している。本実施形態では、突合せ部J2は、第一平部Jaと、第一傾斜部Jbと、第二平部Jcと、第二傾斜部Jdと、第三平部Jeとで構成されている。
仮接合工程では、図6に示すように、回転ツールF(仮接合用回転ツール)の攪拌ピンF2のみを突合せ部J2に接触させてスポット仮付けを行う。仮接合工程では、所定の間隔をあけて回転させた攪拌ピンF2のみを突合せ部J2に浅く押し込んでいく。攪拌ピンF2の押し込み跡には塑性化領域W0が形成される。
本接合工程は、図7に示すように、回転ツールF(本接合用回転ツール)を用いて突合せ部J2に対して摩擦攪拌接合を行う工程である。本接合工程では、突合せ部J2の第一平部Jaの端部に回転した回転ツールFの攪拌ピンF2を挿入し、突合せ部J2に沿って回転ツールFを相対移動させる。本実施形態では、回転ツールFの回転中心軸が、常に鉛直軸と平行となる状態で摩擦攪拌を行う。本接合工程によって攪拌ピンF2の周囲が摩擦攪拌され金属部材101,101が接合される。回転ツールFの移動軌跡には、塑性化領域W1が形成される。
本実施形態に係る本接合工程では、突合せ部J2に対する攪拌ピンF2の挿入深さをほぼ一定に保ちつつ、攪拌ピンF2のみを金属部材101,101に接触させた状態で摩擦攪拌を行う。本実施形態に係る本接合工程では、金属部材101,101が固定された架台(図示省略)に対して回転ツールFを上下動させることにより摩擦攪拌を行う。
これにより、第一平部Jaの塑性化領域W1の深さZa、第一傾斜部Jbの塑性化領域W1の深さZb(第一表面103bと直交する線上における塑性化領域W1の深さ)及び第二平部Jcの塑性化領域W1の深さZcをほぼ同等にすることができる。攪拌ピンF2の「挿入深さ」とは、回転ツールFの回転中心軸上における金属部材101の表面から攪拌ピンF2の先端までの距離を意味する。
なお、本実施形態に係る本接合工程では、架台(図示省略)に対して回転ツールFを上下動させたが、回転ツールFの高さ位置を固定して、架台を上下動させることにより摩擦攪拌を行ってもよい。また、第二実施形態では、第一実施形態と同様に突合せ部J2の両端にタブ材を設け、当該タブ材に本接合工程の開始位置及び終了位置を設定してもよい。
以上説明した本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法によれば、攪拌ピンF2のみを金属部材101,101に接触させた状態で突合せ部J2のスポット仮付けを行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。また、従来のように突合せ部J2の全長に対して仮接合を行う場合に比べて工程時間を短くすることができる。本実施形態に係る仮接合工程は、突合せ部J2の全長が長い場合等においては特に有効である。さらに、本接合工程においても攪拌ピンF2のみを金属部材101,101に接触させた状態で摩擦攪拌接合を行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減した状態で、突合せ部J2の深い位置を接合することができる。
また、本実施形態では、仮接合工程を行う回転ツールF(仮接合用回転ツール)と、本接合工程を行う回転ツール(本接合用回転ツール)は同一の回転ツールを用いている。これにより、各工程で回転ツールの交換を行う必要が無いため作業効率を高めることができる。
また、本接合工程では、高さが変化する突合せ部J2に対する攪拌ピンF2の挿入深さをほぼ一定に保ちつつ摩擦攪拌を行っているため、接合部の接合強度をほぼ一定に保つことができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、仮接合用回転ツール又は本接合用回転ツールに、ショルダ部及び攪拌ピンを備えた回転ツールを用いてもよい。また、仮接合工程と、本接合工程とで異なる回転ツールを用いてもよい。
図8は、第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の変形例の本接合工程を示す断面図である。図8に示すように、変形例では、本接合工程を行う際に、回転ツールFを接合面に対して垂直に挿入しつつ摩擦攪拌を行う。変形例の本接合工程では、第一平部Ja、第二平部Jc及び第三平部Jeにおいては、第二実施形態と同様に回転ツールFの回転中心軸を鉛直軸と平行にした状態で摩擦攪拌を行う。一方、第一傾斜部Jb及び第二傾斜部Jdにおいては、回転ツールFを鉛直軸に対して傾斜させて、第一傾斜部Jb及び第二傾斜部Jdの接合面(第一表面103b、第二表面103c)に対して回転ツールFの回転中心軸を垂直にした状態で摩擦攪拌を行う。
変形例を行う場合は、例えば、先端にスピンドルユニット等の駆動手段を備えたロボットアームに回転ツールFを取り付けて摩擦攪拌を行うことが好ましい。このような摩擦攪拌装置によれば、鉛直軸に対する回転ツールFの回転中心軸の角度を容易に変更することができる。これにより、突合せ部J2の高さが変化する場合においても、摩擦攪拌中に鉛直軸に対する回転ツールFの回転中心軸の角度を変更することで、接合面に対して回転ツールFを常に垂直にした状態で連続して摩擦攪拌を行うことができる。
前記した変形例であっても、第二実施形態と略同等の効果を奏することができる。また、回転ツールFを各接合面に対して垂直に挿入することができるため、傾斜面であっても突合せ部J2の深い位置まで摩擦攪拌を行うことができる。なお、接合面が曲面である場合は、その接合面の法線と回転ツールFの回転中心軸とを重ね合わせつつ摩擦攪拌を行えばよい。
1 金属部材
1b 表面
1c 裏面
2 金属部材
2b 表面
2c 裏面
F 回転ツール(仮接合用回転ツール、本接合用回転ツール)
T タブ材

Claims (5)

  1. 二つの金属部材を接合する摩擦攪拌接合方法であって、
    前記金属部材の突合せ部に回転した仮接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態でスポット仮付けを行う仮接合工程と、
    前記突合せ部に回転した本接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態で前記突合せ部に沿って相対移動させて摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  2. 表面の高さが変化する金属部材同士を突き合わせて高さが変化する突合せ部を形成する突合せ工程と、
    高さが変化する前記突合せ部に対して回転した仮接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態でスポット仮付けを行う仮接合工程と、
    前記突合せ部に回転した本接合用回転ツールの攪拌ピンを挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材に接触させた状態で前記突合せ部に沿って相対的に移動させて摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  3. 前記本接合工程では、高さが変化する前記突合せ部に対する前記攪拌ピンの挿入深さをほぼ一定に保ちつつ摩擦攪拌を行うことを特徴とする請求項2に記載の摩擦攪拌接合方法。
  4. 前記本接合工程では、摩擦攪拌によって形成される塑性化領域の深さがほぼ一定になるように、高さが変化する前記突合せ部に対する前記攪拌ピンの挿入深さを調節することを特徴とする請求項2に記載の摩擦攪拌接合方法。
  5. 前記仮接合用回転ツール及び前記本接合用回転ツールは同一の回転ツールであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の摩擦攪拌接合方法。
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