JP2018020345A - 摩擦攪拌接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる摩擦攪拌接合方法を提供することを課題とする。【解決手段】攪拌ピンF2を備えた回転ツールFを用いて板状の第一金属部材1と第二金属部材2とを接合する摩擦攪拌接合方法であって、第一金属部材1の端面1aと第二金属部材2の端面2aとを突き合わせて突合せ部J1を形成するとともに、第一金属部材1の端面1aと第二金属部材2の表面2bとで突合せ部J1の端部に位置する内隅C1を形成する突合せ工程と、内隅C1に仮接合用回転ツールFの攪拌ピンF2のみを挿入してスポットで摩擦攪拌接合を行う仮接合工程と、仮接合された内隅C1に本接合用回転ツールFの攪拌ピンF2のみを挿入して摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、摩擦攪拌接合方法に関する。
特許文献1には、金属部材同士が突き合わされた突合せ部に対して、小型の回転ツールで仮接合工程を行った後、大型の回転ツールで本接合工程を行う摩擦攪拌接合方法が記載されている。仮接合工程を行うことにより、本接合工程の際に、突合せ部の目開きを防ぐことができる。
特開2010−274320号公報
当該摩擦攪拌接合方法の仮接合工程は、小型の回転ツールのショルダ部を数ミリ程度金属部材に押し込んで接合するというものである。当該接合方法であると、ショルダ部を金属部材に押し込むため摩擦攪拌装置に作用する負荷が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる摩擦攪拌接合方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第一の発明は、攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて板状の第一金属部材と第二金属部材とを接合する摩擦攪拌接合方法であって、前記第一金属部材の端面と前記第二金属部材の端面とを突き合わせて突合せ部を形成するとともに、前記第一金属部材の端面と前記第二金属部材の表面とで前記突合せ部の端部に位置する内隅を形成する突合せ工程と、前記内隅に仮接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入してスポットで摩擦攪拌接合を行う仮接合工程と、仮接合された前記内隅に本接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入して摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第二の発明は、攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて板状の第一金属部材と第二金属部材とを接合する摩擦攪拌接合方法であって、前記第一金属部材の表面と前記第二金属部材の裏面とを重ね合わせて重合部を形成する重ね合せ工程と、前記第一金属部材の表面と前記第二金属部材の端面とで形成され、前記重合部の一端部に位置する表内隅に仮接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入してスポットで摩擦攪拌接合を行う仮接合工程と、仮接合された前記表内隅に本接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入して前記表内隅に沿って摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含むことを特徴とする。
第二の発明の摩擦攪拌接合方法においては、前記第一金属部材の端面と板状の第二金属部材の裏面とで形成され、前記重合部の他端部に位置する裏内隅に仮接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入してスポットで摩擦攪拌接合を行う第二の仮接合工程と、仮接合された前記裏内隅に本接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入して前記裏内隅に沿って摩擦攪拌接合を行う第二の本接合工程と、をさらに含むことが好ましい。
かかる摩擦攪拌接合方法によれば、内隅を接合する場合において、攪拌ピンのみを金属部材に接触させた状態で突合せ部のスポット仮付けを行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。また、従来のように突合せ部の全長に対して仮接合を行う場合に比べて工程時間を短くすることができる。また、本接合工程においても攪拌ピンのみを金属部材に接触させた状態で摩擦攪拌接合を行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。
また、第一の発明および第二の発明の摩擦攪拌接合方法において、前記仮接合用回転ツール及び前記本接合用回転ツールは同一の回転ツールであることが好ましい。かかる摩擦攪拌接合方法によれば、回転ツールの交換を行う必要が無いため作業効率を高めることができる。
本発明に係る摩擦攪拌接合方法によれば、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。
第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の突合せ工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の仮接合工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の本接合工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の本接合工程を示す断面図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の突合せ工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の仮接合工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の本接合工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の本接合工程を示す断面図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の突合せ工程前を示す斜視図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の突合せ工程後を示す斜視図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の仮接合工程を示す斜視図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の本接合工程を示す断面図である。 第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の変形例の本接合工程を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。第一実施形態では、厚さの異なる二つの金属板(第一金属部材と第二金属部材)を接合する。本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法では、突合せ工程と、仮接合工程と、本接合工程と、を行う。なお、以下の説明における「表面」とは、「裏面」の反対側の面という意味である。
突合せ工程は、図1に示すように、厚さの異なる第一金属部材1と第二金属部材2とを突き合わせる工程である。第一金属部材1および第二金属部材2は、アルミニウム合金製の板状部材からなる。第一金属部材1および第二金属部材2の材料は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金等の摩擦攪拌可能な金属から適宜選択される。第二金属部材2は、第一金属部材1よりも薄い。突合せ工程では、第一金属部材1の端面1aと、第二金属部材2の端面2aとを突き合わせて突合せ部J1を形成する。
突合せ工程では、第一金属部材1の裏面(下面)1cと第二金属部材2の裏面(下面)2cとを面一とするので、第一金属部材1の表面(上面)1bが、第二金属部材2の表面(上面)2bより上方に位置している。また、第一金属部材1の側面1dと第二金属部材2の側面2dとを面一とする。ここで、突合せ部J1の端部(第一金属部材1の厚さ方向端部)には、第一金属部材1の端面1aと第二金属部材2の表面2bとで内隅C1が形成される。内隅C1は、第一金属部材1の端面1aに突き当たる第二金属部材2の表面2bの端縁に沿って延在している。
また、突合せ工程では、タブ材T,Tを内隅C1の延在方向の両端に配置する。タブ材Tの表面Taは、第二金属部材2の表面2bと面一にする。また、タブ材Tの裏面Tbは、第一金属部材1の裏面1cおよび第二金属部材2の裏面2cと面一にする。
仮接合工程は、図2に示すように、回転ツールF(仮接合用回転ツール)を用いて内隅C1に対して仮接合を行う工程である。回転ツールFは、例えば工具鋼で形成されている。回転ツールFは、連結部F1と攪拌ピンF2とを備えている。連結部F1は、摩擦攪拌装置の回転軸に連結される部位である。連結部F1は円柱状を呈する。
攪拌ピンF2は、連結部F1から延在しており、連結部F1と同軸になっている。攪拌ピンF2は連結部F1から離間するにつれて先細りになっている。攪拌ピンF2の外周面には螺旋溝が刻設されている。本実施形態では、回転ツールFを右回転させるため、螺旋溝は、基端から先端に向かうにつれて左回りに形成されている。
なお、回転ツールFを左回転させる場合は、螺旋溝を基端から先端に向かうにつれて右回りに形成することが好ましい。螺旋溝をこのように設定することで、摩擦攪拌の際に塑性流動化した金属が螺旋溝によって攪拌ピンF2の先端側に導かれる。これにより、被接合金属部材(第一金属部材1および第二金属部材2)の外部に溢れ出る金属の量を少なくすることができる。
仮接合工程では、回転させた回転ツールFの攪拌ピンF2のみを突合せ部J1の端部の内隅C1に接触させてスポット仮付けを行う。仮接合工程では、所定の間隔をあけて攪拌ピンF2のみを突合せ部J1に浅く押し込んでいく。このとき、攪拌ピンF2が第一金属部材1の端面1aの上部に干渉しないように、回転ツールFを傾斜させる。回転ツールFは、連結部F1が第二金属部材2側になるように傾斜させる。攪拌ピンF2の押し込み跡には、塑性化領域W0が形成される。回転ツールFは、先端にスピンドルユニット等の駆動手段を備えたアームロボット(図示せず)に取り付けられることが好ましい。これにより、回転ツールFの回転中心軸を容易に傾けることができるため、容易に内隅C1のスポット仮付けを行うことができる。
また、仮接合工程では、第一金属部材1とタブ材Tとの突合せ部、および第二金属部材2とタブ材Tとの突合せ部に対してもスポット仮付けを行い、タブ材Tと第一金属部材1および第二金属部材2とを仮接合する。第一金属部材1とタブ材Tとの突合せ部の端部には、第一金属部材1の側面1dとタブ材Tの表面Taとで形成される内隅C2と、第一金属部材1の側面1dとタブ材Tの側面Tcとで形成される内隅C3が形成されている。第二金属部材2とタブ材Tとの突合せ部の端部には、第二金属部材2の表面2bとタブ材Tの表面Taとで形成される面一部と、第二金属部材2の側面2dとタブ材Tの側面Tcとで形成される内隅C4とが形成されている。面一部をスポット仮付けする際には、回転ツールFの回転中心軸を、第二金属部材2の表面2bに直交させる。内隅C2,C3,C4をスポット仮付けする際には、攪拌ピンF2が第一金属部材1の側面1dまたは第二金属部材2の側面2dに干渉しないように、回転ツールFを傾斜させる。回転ツールFは、連結部F1がタブ材T側になるように傾ける。
本接合工程は、図3に示すように、回転ツールF(本接合用回転ツール)を用いて突合せ部J1の内隅C1に対して本接合を行う工程である。本接合工程では、一方のタブ材Tに設定した開始位置Spに右回転させた回転ツールFを挿入した後、突合せ部J1の内隅C1に沿って回転ツールFを相対移動させる。本接合工程では、攪拌ピンF2のみを第一金属部材1および第二金属部材2に接触させ、攪拌ピンF2の基端側は露出させた状態で摩擦攪拌接合を行う。タブ材T上では、回転ツールFの回転中心軸がタブ材Tの表面Taに直交した状態で回転ツールFを移動させる。回転ツールFが内隅C1の近傍まで移動すると、回転ツールFを第二金属部材2側(表面が低い金属部材側)に傾斜させる。回転ツールFの傾斜角度は、第一金属部材1の表面1bと第二金属部材2の表面2bとの段差の高さ寸法に応じて適宜設定される。図4に示すように、本実施形態では、回転ツールFの回転中心軸が、第二金属部材2の表面2bに対して60°程度傾斜しており、攪拌ピンF2の先端部が、第一金属部材1と第二金属部材2との突合せ面(第一金属部材1の端面1aと第二金属部材2の端面2aとの当接面)から離れすぎないようになっている。回転ツールFが内隅C1から離反して他方のタブ材T上に移動すると、回転ツールFの回転中心軸をタブ材Tの表面Taに直交する状態に戻す。回転ツールFが他方のタブ材Tに設定した終了位置Epに達したら、タブ材Tから回転ツールFを離脱させる。以上の工程によって、回転ツールFの移動軌跡には塑性化領域W1が形成される。
以上説明した第一実施形態に係る摩擦攪拌接合方法によれば、攪拌ピンF2のみを第一金属部材1および第二金属部材2に接触させた状態で突合せ部J1の内隅C1のスポット仮付けを行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。また、従来のように突合せ部J1の内隅C1の全長に対して仮接合を行う場合に比べて工程時間を短くすることができる。本実施形態の接合工程は、内隅C1の全長が長い場合等においては特に有効である。さらに、本接合工程においても攪拌ピンF2のみを第一金属部材1および第二金属部材2に接触させた状態で摩擦攪拌接合を行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減した状態で、突合せ部J1の深い位置を接合できる。
また、本実施形態では、回転ツールFの頭部を段差の下側となる第二金属部材2側に傾斜させているので、塑性化領域W1を攪拌ピンF2の周囲にバランスよく形成することができる。また、回転ツールFの傾斜角度を段差の高さ寸法に応じて設定している。攪拌ピンF2の先端部が、第一金属部材1と第二金属部材2との突合せ面から離れすぎないように傾斜角度を設定している。これによって、突合せ面の広い範囲に亘って塑性化領域W1が形成されるので、接合強度を高めることができる。
さらに、本実施形態では、仮接合工程を行う回転ツールF(仮接合用回転ツール)と、本接合工程を行う回転ツール(本接合用回転ツール)は同一の回転ツールを用いている。これにより、各工程で回転ツールの交換を行う必要が無いため作業効率を高めることができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、仮接合用回転ツール又は本接合用回転ツールに、ショルダ部及び攪拌ピンを備えた回転ツールを用いてもよい。また、仮接合工程と、本接合工程とで異なる回転ツールを用いてもよい。また、本接合工程は、第一金属部材1の表面1bおよび第二金属部材2の表面2b側からのみ行ったが、裏面1c,2c側からも行ってもよい。このとき、表面1b,2bに形成された塑性化領域W1と裏面1c、2c側に形成された塑性化領域(図示せず)とが重複するようにすれば突合せ部J1の接合強度を高めることができる。
また、本実施形態では、厚さの異なる第一金属部材1と第二金属部材2とを突き合わせて内隅C1を形成したが、厚さが等しい第一金属部材の端部と第二金属部材の端部とをオフセットして突き合わせることで、内隅を形成してもよい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について、図5〜図8を参照して詳細に説明する。第二実施形態では、重ね合わされた二つの金属板(第一金属部材と第二金属部材)を接合する。本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法では、重ね合せ工程と、仮接合工程と、本接合工程と、を行う。
重ね合せ工程は、図5に示すように、第一金属部材101と第二金属部材102とを重ね合わせる工程である。第一金属部材101および第二金属部材102は、アルミニウム合金製の板状部材からなる。第一金属部材101および第二金属部材102の材料は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金等の摩擦攪拌可能な金属から適宜選択される。本実施形態では、第一金属部材101の厚さ寸法は、第二金属部材102の厚さ寸法と同じである。なお、第一金属部材101の厚さ寸法と第二金属部材102の厚さ寸法は異なっていてもよい。
重ね合せ工程では、第一金属部材101の表面101bと、第二金属部材102の裏面102cとを重ね合わせて重合部K101を形成する。ここで、重合部K101の一端部(第二金属部材102の端面102aの直交方向の端面102a側の端部)には、第一金属部材101の表面101bと第二金属部材102の端面102aとで表内隅C101が形成されている。表内隅C101は、第一金属部材101の表面101bに交差する第二金属部材102の端面102aの下端縁に沿って延在している。また、重合部K101の他端部(第二金属部材102の端面102aの直交方向の第一金属部材101の端面101a側の端部)には、第一金属部材101の端面101aと第二金属部材102の裏面102cとで裏内隅C102が形成されている。裏内隅C102は、第二金属部材102の裏面102cに交差する第一金属部材101の端面101aの上端縁に沿って延在している。
また、重ね合せ工程では、タブ材T1,T1を表内隅C101の延在方向の両端に配置する。タブ材T1は、第一金属部材101の側面101dに当接させる。タブ材T1の表面T1aは、第一金属部材101の表面101bおよび第二金属部材102の裏面102cと面一にする。また、タブ材T1の裏面T1bは、第一金属部材101の裏面101cと面一にする。さらに、重ね合せ工程では、タブ材T2,T2を裏内隅C102の延在方向の両端に配置する。タブ材T2は、第二金属部材102の側面102dに当接させる。タブ材T2の表面T2aは、第二金属部材102の表面102bと面一にする。また、タブ材T1の裏面T2bは、第一金属部材101の表面101bおよび第二金属部材102の裏面102cと面一にする。
仮接合工程は、図6に示すように、回転ツールF(仮接合用回転ツール)を用いて表内隅C101および裏内隅C102に対して仮接合を行う工程である。回転ツールFは、第一実施形態と同様のものであって、先端にスピンドルユニット等の駆動手段を備えたアームロボット(図示せず)に取り付けられている。
仮接合工程では、回転させた回転ツールFの攪拌ピンF2のみを表内隅C101および裏内隅C102に接触させてスポット仮付けを行う。仮接合工程では、所定の間隔をあけて攪拌ピンF2のみを重合部K101に浅く押し込んでいく。このとき、連結部F1が第一金属部材101側になるように回転ツールFを傾斜させる。攪拌ピンF2の押し込み跡には、塑性化領域W0が形成される。
仮接合工程では、第一金属部材101とタブ材T1との突合せ部、および第二金属部材2とタブ材T2との突合せ部に対してもスポット仮付けを行い、タブ材T1,T2と第一金属部材1および第二金属部材2とを仮接合する。第一金属部材101とタブ材T1との突合せ部の端部には、第二金属部材102の側面102dとタブ材T1の表面T1aとで形成される内隅C103と、第一金属部材101の側面101dとタブ材T1の側面T1cとで形成される内隅C104と、第一金属部材101の表面101bとタブ材T1の表面T1aとで形成される面一部とが形成されている。面一部をスポット仮付けする際には、回転ツールFの回転中心軸を、第一金属部材101の表面101bに直交させる。各内隅C103,C104をスポット仮付けする際には、攪拌ピンF2が第一金属部材101、第二金属部材102およびタブ材T1に干渉しないように、回転ツールFを傾斜させる。回転ツールFは、連結部F1がタブ材T1側になるように傾ける。
第二金属部材102とタブ材T2との突合せ部の端部には、第一金属部材101の側面101dとタブ材T2の裏面T2bとで形成される内隅C105と、第二金属部材102の側面102dとタブ材T2の側面T2cとで形成される内隅C106と、第二金属部材102の裏面102cとタブ材T2の裏面T2bとで形成される面一部とが形成されている。面一部をスポット仮付けする際には、回転ツールFの回転中心軸を、第二金属部材102の裏面102dに直交させる。各内隅C105,C106をスポット仮付けする際には、攪拌ピンF2が第一金属部材101、第二金属部材102およびタブ材T2に干渉しないように、回転ツールFを傾斜させる。回転ツールFは、連結部F1がタブ材T2側になるように傾ける。
本接合工程は、図7に示すように、回転ツールF(本接合用回転ツール)を用いて重合部K101の表内隅C101および裏内隅C102に対して本接合を行う工程である。本実施形態では、まず、表内隅C101の本接合を行う。一方のタブ材T1に設定した開始位置Spに右回転させた回転ツールFを挿入した後、表内隅C101に沿って回転ツールFを相対移動させる。本接合工程では、攪拌ピンF2のみを第一金属部材101および第二金属部材102に接触させ、攪拌ピンF2の基端側は露出させた状態で摩擦攪拌接合を行う。タブ材T1上では、回転ツールFの回転中心軸がタブ材T1の表面T1aに直交した状態で回転ツールFを移動させる。回転ツールFが表内隅C101の近傍まで移動すると、回転ツールFを第一金属部材101側(下側の金属部材側)に傾斜させる。図8に示すように、回転ツールFの傾斜角度は、回転ツールFの形状に応じて、適宜設定される。回転ツールFの連結部F1が第一金属部材101に干渉しない範囲で、第一金属部材101側に傾斜している。本実施形態では、回転ツールFの回転中心軸が、第一金属部材101の表面101bに対して30°程度傾斜しており、攪拌ピンF2の先端部が、第一金属部材101と第二金属部材102との重合面(第一金属部材101の表面101bと第二金属部材102の裏面102cとの当接面)から離れすぎないようになっている。回転ツールFが表内隅C101から離反して他方のタブ材T1上に移動すると、回転ツールFの回転中心軸をタブ材T1の表面T1aに直交する状態に戻す。回転ツールFが他方のタブ材T1に設定した終了位置Epに達したら、タブ材T1から回転ツールFを離脱させる。以上の工程によって、回転ツールFの移動軌跡には塑性化領域W101が形成される。
その後、第一金属部材101、第二金属部材102およびタブ材T1,T2を上下反転させて、裏内隅C102に対して本接合を行う。ここでは、一方のタブ材T2の裏面T2bに設定した開始位置(図示せず)に右回転させた回転ツールを挿入した後、裏内隅C102に沿って回転ツールFを相対移動させ、他方のタブ材T2に設定した終了位置から回転ツールFを離脱させる。途中の回転ツールFの傾斜角度や挿入深さは、表内隅C101の本接合と同等である。以上の工程によって、回転ツールFの移動軌跡には塑性化領域W102(図8の二点鎖線にて示す)が形成される。なお、表内隅C101に形成された塑性化領域W101の底部と、裏内隅C102に形成された塑性化領域W102の底部とを重複させると、接合強度がより一層高まる。
以上説明した第二実施形態に係る摩擦攪拌接合方法によれば、攪拌ピンF2のみを第一金属部材101および第二金属部材102に接触させた状態で重合部K101の表内隅C101と裏内隅C102のスポット仮付けを行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。また、従来のように重合部の全長に対して仮接合を行う場合に比べて工程時間を短くすることができる。本実施形態の接合工程は、重合部K101の表内隅C101と裏内隅C102の全長が長い場合等においては特に有効である。さらに、本接合工程においても攪拌ピンF2のみを第一金属部材101および第二金属部材102に接触させた状態で摩擦攪拌接合を行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減した状態で、重合部K101の奥深い位置を接合できる。
また、本実施形態では、回転ツールFの頭部を段差の底側となる第一金属部材101の表面101b側または第二金属部材102の裏面102c側に傾斜させているので、塑性化領域W1を攪拌ピンF2の周囲にバランスよく形成することができる。また、回転ツールFの傾斜角度を回転ツールFの形状に応じて設定している。攪拌ピンF2の先端部が、第一金属部材101と第二金属部材102との重合面から離れすぎないように傾斜角度を設定している。これによって、重合面の広い範囲に亘って塑性化領域W101,W102が形成されるので、接合強度を高めることができる。
さらに、本実施形態では、仮接合工程を行う回転ツールF(仮接合用回転ツール)と、本接合工程を行う回転ツール(本接合用回転ツール)は同一の回転ツールを用いている。これにより、各工程で回転ツールの交換を行う必要が無いため作業効率を高めることができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法について図9〜図13を参照して説明する。本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法では、厚さの異なる二つの金属板(第一金属部材と第二金属部材)を接合する。第一金属部材と第二金属部材は、とともに表面に凸部を有する。かかる摩擦攪拌接合方法では、突合せ工程と、仮接合工程と、本接合工程と、を行う。
突合せ工程は、図9に示すように、厚さの異なる第一金属部材210と第二金属部材220を突き合わせる工程である。第一金属部材210および第二金属部材220は、本実施形態ではアルミニウム合金製であるが、摩擦攪拌接合が可能な金属から適宜選択すればよい。
第一金属部材210は、直方体を呈する本体部211と、本体部211の上に形成され断面台形状を呈する凸部212とで構成されている。凸部212は、本体部211の中間に配置されている。凸部212の上部表面212aは、本体部211の表面211a,211bよりも上方に位置している。凸部212の第一傾斜表面212bは、台形の斜辺部に相当する部分であって本体部211の表面211aと凸部212の上部表面212aとを連結している。また、凸部212の第二表面212cは、台形の斜辺部に相当する部分であって本体部211の表面211bと凸部212の上部表面212aとを連結している。
第二金属部材220は、直方体を呈する本体部221と、本体部221の上に形成され断面台形状を呈する凸部222とで構成されている。凸部222は、本体部221の中間に配置されている。第二金属部材220の本体部221の厚さは、第一金属部材210の本体部211の厚さより薄い。凸部222の形状は、凸部212と同等である。凸部222の上部表面222aは、本体部221の表面221a,221bよりも上方に位置している。凸部222の第一傾斜表面222bは、台形の斜辺部に相当する部分であって本体部221の表面221aと凸部222の上部表面222aとを連結している。また、凸部222の第二表面222cは、台形の斜辺部に相当する部分であって本体部221の表面221bと凸部222の上部表面222aとを連結している。
突合せ工程では、第一金属部材210の端面210aと第二金属部材220の端面220aとを突き合わせる。このとき、第一金属部材210の裏面(下面)210cと第二金属部材220の裏面(下面)220cとを面一とするので、第一金属部材210の本体部211の各表面(上面)211a,211bが、第二金属部材220の本体部221の各表面(上面)221a,221bより上方に位置している。また、第一金属部材210の凸部212の各表面(上面)212a,212b,212cが、対応する第二金属部材220の凸部222の各表面(上面)222a,222b,222cよりそれぞれ上方に位置している。
図10に示すように、突合せ工程によって端面210a,220aが面接触して突合せ部J201が形成される。突合せ部J201はその高さ位置が変化するように形成される。突合せ部J201の端部(第二金属部材220の厚さ方向上端部)には、第一金属部材210の端面210aと第二金属部材220の各表面221a,222b,222a,222c,221bとで内隅C201が形成される。内隅C201は、摩擦攪拌の始点(挿入位置)の高さ(標高)を基準高さとすると、始点から終点に至るまでに基準高さと高さの異なる区間が存在している。本実施形態では、内隅C201は、第一平部Caと、第一傾斜部Cbと、第二平部Ccと、第二傾斜部Cdと、第三平部Ceとで構成されている。挿入位置は、第一平部Caにある。
仮接合工程では、図11に示すように、回転ツールF(仮接合用回転ツール)の攪拌ピンF2のみを突合せ部J201の内隅C201に接触させてスポット仮付けを行う。仮接合工程では、所定の間隔をあけて回転させた攪拌ピンF2のみを内隅C201の各部に浅く押し込んでいく。攪拌ピンF2の押し込み跡には塑性化領域W0が形成される。このとき、攪拌ピンF2が第一金属部材210の端面210aの上部に干渉しないように、回転ツールFを傾斜させる。回転ツールFは、連結部F1が第二金属部材220側になるように傾斜させる。
本接合工程は、図12に示すように、回転ツールF(本接合用回転ツール)を用いて突合せ部J201の内隅C201に対して摩擦攪拌接合を行う工程である。本接合工程では、内隅C201の第一平部Caの端部に回転した回転ツールFの攪拌ピンF2を挿入し、内隅C201に沿って回転ツールFを相対移動させる。回転ツールFは、第二金属部材220側(表面が低い金属部材側)に傾斜させる。回転ツールFの傾斜角度は、第一金属部材210の表面211aと第二金属部材220の表面221aとの段差の高さ寸法に応じて適宜設定される。また、回転ツールFの回転中心軸は、本体部221の表面221a上における回転ツールFの進行方向に対しては直交している。回転ツールFは、この角度を維持しながら摩擦攪拌を行う。この本接合工程によって攪拌ピンF2の周囲が摩擦攪拌され第一金属部材210と第二金属部材220とが接合される。回転ツールFの移動軌跡には、塑性化領域W201が形成される。
本実施形態に係る本接合工程では、突合せ部J201の内隅C201に対する攪拌ピンF2の挿入深さをほぼ一定に保ちつつ、攪拌ピンF2のみを第一金属部材210および第二金属部材220に接触させた状態で摩擦攪拌を行う。本実施形態に係る本接合工程では、第一金属部材210と第二金属部材220が固定された架台(図示省略)に対して回転ツールFを上下動させることにより摩擦攪拌を行う。
これにより、第一平部Caの塑性化領域W1の深さZa、第一傾斜部Cbの塑性化領域W201の深さZb(第一傾斜表面222bと直交する線上における塑性化領域W201の深さ)及び第二平部Ccの塑性化領域W201の深さZcをほぼ同等にすることができる。攪拌ピンF2の「挿入深さ」とは、回転ツールFの回転中心軸上における第二金属部材220の表面から攪拌ピンF2の先端までの距離を意味する。
なお、本実施形態に係る本接合工程では、架台(図示省略)に対して回転ツールFを上下動させたが、回転ツールFの高さ位置を固定して、架台を上下動させることにより摩擦攪拌を行ってもよい。また、第三実施形態で、第一実施形態と同様に内隅C201の両端にタブ材を設け、当該タブ材に本接合工程の開始位置及び終了位置を設定してもよい。
以上説明した本実施形態に係る摩擦攪拌接合方法によれば、攪拌ピンF2のみを第一金属部材210と第二金属部材220に接触させた状態で突合せ部J201の内隅C201のスポット仮付けを行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減することができる。また、従来のように突合せ部J201の全長に対して仮接合を行う場合に比べて工程時間を短くすることができる。本実施形態に係る仮接合工程は、突合せ部J201の全長が長い場合等においては特に有効である。さらに、本接合工程においても攪拌ピンF2のみを第一金属部材210と第二金属部材220に接触させた状態で摩擦攪拌接合を行うことにより、摩擦攪拌装置に作用する負荷を軽減した状態で、突合せ部J201の深い位置を接合することができる。
また、本実施形態では、仮接合工程を行う回転ツールF(仮接合用回転ツール)と、本接合工程を行う回転ツール(本接合用回転ツール)は同一の回転ツールを用いている。これにより、各工程で回転ツールの交換を行う必要が無いため作業効率を高めることができる。
また、本接合工程では、高さが変化する突合せ部J201の内隅C201に対する攪拌ピンF2の挿入深さをほぼ一定に保ちつつ摩擦攪拌を行っているため、接合部の接合強度をほぼ一定に保つことができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、仮接合用回転ツール又は本接合用回転ツールに、ショルダ部及び攪拌ピンを備えた回転ツールを用いてもよい。また、仮接合工程と、本接合工程とで異なる回転ツールを用いてもよい。
図13は、第三実施形態に係る摩擦攪拌接合方法の変形例の本接合工程を示す断面図である。図13に示すように、変形例では、本接合工程を行う際に、回転ツールFの回転軸を内隅線(内隅C201に沿って延在する線)に対して垂直に挿入しつつ摩擦攪拌を行う。変形例の本接合工程では、第一平部Ca、第二平部Cc及び第三平部Ceにおいては、第三実施形態と同様に、回転ツールFを第二金属部材220側(表面が低い金属部材側)に傾斜させる。つまり、回転ツールFを第二金属部材220側から見た側面視(図13の状態)で、回転ツールFを第二金属部材220の表面221aに対して直立させる。
一方、第一傾斜部Cb及び第二傾斜部Cdにおいては、回転ツールFを第二金属部材220側(表面が低い金属部材側)に傾斜させるとともに、回転ツールFを第二金属部材220側から見た側面視でも傾斜させる。具体的には、回転ツールFを第二金属部材220側から見た側面視で、回転ツールFを第二金属部材220の凸部222の各表面222b,222cの傾斜面と第一金属部材210の端面とで構成される各内隅線に対してそれぞれ直立させる。以上の状態で、摩擦攪拌を行う。
変形例を行う場合は、例えば、先端にスピンドルユニット等の駆動手段を備えたロボットアームに回転ツールFを取り付けて摩擦攪拌を行うことが好ましい。このような摩擦攪拌装置によれば、鉛直軸に対する回転ツールFの回転中心軸の角度を容易に変更することができる。これにより、突合せ部J201の高さが変化する場合においても、摩擦攪拌中に鉛直軸に対する回転ツールFの回転中心軸の角度を変更することで、各内隅線に対して回転ツールFを常に垂直にした状態で連続して摩擦攪拌を行うことができる。
前記した変形例であっても、第三実施形態と略同等の効果を奏することができる。また、回転ツールFを各内隅線に対して垂直に挿入することができるため、傾斜面であっても突合せ部J201の内隅C201の深い位置まで摩擦攪拌を行うことができる。なお、接合面が曲面である場合は、第二金属部材220側から見て、各内隅線に対する垂直面と回転ツールFの回転中心軸とを重ね合わせつつ摩擦攪拌を行えばよい。
1 第一金属部材
1a 端面
1b 表面
1c 裏面
1d 側面
2 第二金属部材
2a 端面
2b 表面
2c 裏面
2d 側面
C1 内隅
C2 内隅
F 回転ツール(仮接合用回転ツール、本接合用回転ツール)
F2 攪拌ピン
J1 突合せ部
K101 重合部
T タブ材
W0 塑性化領域
W1 塑性化領域

Claims (4)

  1. 攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて板状の第一金属部材と第二金属部材とを接合する摩擦攪拌接合方法であって、
    前記第一金属部材の端面と前記第二金属部材の端面とを突き合わせて突合せ部を形成するとともに、前記第一金属部材の端面と前記第二金属部材の表面とで前記突合せ部の端部に位置する内隅を形成する突合せ工程と、
    前記内隅に仮接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入してスポットで摩擦攪拌接合を行う仮接合工程と、
    仮接合された前記内隅に本接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入して摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含む
    ことを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  2. 攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて板状の第一金属部材と第二金属部材とを接合する摩擦攪拌接合方法であって、
    前記第一金属部材の表面と前記第二金属部材の裏面とを重ね合わせて重合部を形成する重ね合せ工程と、
    前記第一金属部材の表面と前記第二金属部材の端面とで形成され、前記重合部の一端部に位置する表内隅に仮接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入してスポットで摩擦攪拌接合を行う仮接合工程と、
    仮接合された前記表内隅に本接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入して前記表内隅に沿って摩擦攪拌接合を行う本接合工程と、を含む
    ことを特徴とする摩擦攪拌接合方法。
  3. 前記第一金属部材の端面と前記第二金属部材の裏面とで形成され、前記重合部の他端部に位置する裏内隅に仮接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入してスポットで摩擦攪拌接合を行う第二の仮接合工程と、
    仮接合された前記裏内隅に本接合用回転ツールの攪拌ピンのみを挿入して前記裏内隅に沿って摩擦攪拌接合を行う第二の本接合工程と、をさらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の摩擦攪拌接合方法。
  4. 前記仮接合用回転ツール及び前記本接合用回転ツールは同一の回転ツールである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の摩擦攪拌接合方法。
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