JP2003334662A - 薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動溶接方法及びその装置 - Google Patents

薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動溶接方法及びその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板の重ね接合部にプラズマ溶接を適用し
て、これにより作業能率及び生産性を向上させ、薄板の
重ね接合部の各部位ごとに最適な条件を付与し溶接品質
を向上させられる薄板の重ね接合部パルスプラズマ自動
溶接方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 本発明は平面部と曲面部を備える薄板の
重ね接合部の曲面部を多数個の区間に分割して、各区間
別の最適な溶接条件を付与し、光センサにより曲面部を
感知し2個の接触式センサ敏感度を向上させると同時
に、溶接トーチのθ軸に設置されたポテンシオメーター
を作動して、2個の接触式センサ出力偏差値とポテンシ
オメーターの出力電圧値により曲面部での溶接トーチ角
度を認識した後、各区間に該当する検出電圧が認識され
ると、該当される区間の溶接条件を最適な溶接条件に可
変/設定し薄板の重ね接合部をパルスプラズマ溶接する
ことを特徴とする薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動
溶接方法及びその装置を提供することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板の重ね接合用
パルスプラズマ自動溶接方法及び装置に関し、メンブレ
ーン型LNG貯蔵タンクの内面に設置されて平面及び曲
面部位を備える薄板ステンレス鋼の重ね接合部をプラズ
マ自動溶接により最適条件で迅速に溶接することができ
る薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動溶接方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に溶接は接合しようとする2つの
金属材料、即ち、母材の接合部を加熱し溶融または半溶
融状態にし母材だけでまたは母材と溶加材を融合し接合
する方法で、アーク溶接、ガス溶接、テルミット溶接、
エレクトロスラグ溶接、電子ビーム溶接等々に分類され
る。アーク溶接の場合、電極の消耗の可否により使用電
極が消耗される消耗式と、使用電極が消耗されない非消
耗式溶接法に分類される。これらの中で、非消耗式溶接
法の代表的な溶接技法にガスタングステンアーク溶接
(GTAW,ガスタングステンアークウェルディング)
及びプラズマ溶接等があり、各々固有な特性と使用用途
によって手動または自動溶接に分類できる。
【0003】前記ガスタングステンアーク溶接は、A
r、He等のような不活性ガスを保護ガス(シールドガ
ス)に使用しながら非消耗性電極であるタングステン電
極と母材間に発生されたアーク熱で母材を溶融させ接合
する溶接法で、別途の溶加材を供給し母材と共に溶融さ
せたりもする。保護ガスには母材とタングステン電極棒
の酸化を防ぐため不活性ガスであるArやHe等を使用
することでTIG(タングステンイナートガス)溶接と
もいう。本溶接法は全ての溶接姿勢に適用可能で、アー
クが非常に安定されて溶接部品質に優れることから酸化
や窒化等に敏感な材質の溶接や低加熱・高品質構成が要
求される場合に使用される。
【0004】前記プラズマアーク溶接は高速噴出される
プラズマジェットを利用した溶接法で、TIG溶接の特
殊な形態ということができる。プラズマ溶接には保護ガ
ス以外にもプラズマガスが別途に供給されて、タングス
テン電極棒は水冷型収縮ノズル内部に位置する。この溶
接法の特徴はアークが収縮ノズルにより収縮され円筒形
状を備えるためノズルと母材との間の距離が変わったと
してもアーク熱源を受ける母材部位の面積はほとんど変
わらないということである。結局プラズマアーク溶接は
収縮ノズルによりアークの集中性を向上させた側面を除
いてTIG溶接工程とほとんど同一といえる。
【0005】また、パルス電流は真の定電流源は溶接作
業中常に同一の電流値を供給するためアークの長さによ
り電流値が変化しないことからアークの長さが制限され
ているGTAW及びプラズマ溶接に非常に大きな利点が
ある。
【0006】しかし、溶融溜及び浸透の大きさを調整す
るため電流の変化が要求され2段階水準の電流を連続的
に変化させながら供給してくれる機械装置が開発され
た。この際、出力される電流がパルス状波を有するので
これをパルス電流という。このようなパルス溶接法は位
置ずれ溶接や片面溶接部の初層溶接用に多く使用される
が、これは溶融金属が流れ落ちることを防止することで
溶接を正しく進行するのに非常に有利なためである。
【0007】従来には前記の溶接方法の中で、装備の構
成、制御、信号伝達等の困難により薄板の重ね接合部に
TIG溶接法を使用した。しかし、薄板の重ね接合部は
直線部と曲線部とを備え、特に曲線部の場合溶接トーチ
の指向方位が連続的に変化されるのみならず加工誤差や
嵌合時生ずる組立誤差等により健全な溶接結果を導き出
すことが困難な問題点があった。
【0008】また、前記TIG溶接はプラズマ溶接法に
比べ溶接速度が遅く、これにより作業能率が低下される
だけでなく、薄板の平面部と曲面部の交差部や曲面部の
変曲部位から溶接欠陥が多く発生される等色々な問題点
があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題点を考慮しなされたもので、その目的は薄板の重
ね接合部にプラズマ溶接を適用して、これにより作業能
率及び生産性を向上させ、薄板の重ね接合部の各部位ご
とに最適な条件を付与し溶接品質を向上させ得る薄板の
重ね接合用パルスプラズマ自動溶接方法及びその装置を
提供することである。
【0010】本発明は平面部と曲面部を備える薄板の重
ね接合部の曲面部を多数個の区間に分割して、各区間別
の最適溶接条件を付与し、光センサにより曲面部を感知
し2個の接触式センサ敏感度を向上させると同時に2個
の接触式センサ出力偏差値により溶接トーチのθ軸を移
動させて、溶接トーチのθ軸に設置されたポテンシオメ
ーターの出力電圧値により曲面部での溶接トーチ角度を
認識した後、各区間に該当する検出電圧が認識される
と、該当される区間の溶接条件を最適な溶接条件に可変
/設定し薄板の重ね接合部をパルスプラズマ溶接するこ
とを特徴とする薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動溶
接方法及びその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】平面及び曲面部を備える
薄板の重ね接合部溶接時、溶接トーチの指向方位が変化
することで優れた品質を得るためには溶接場の部位別に
夫々他の溶接条件を適用しなければならない。特に、曲
面開始部(頭部)と曲面終了部(足部)で溶接トーチの
姿勢が正確でなかったり、溶接条件が適切でないと加熱
過多、加熱不足等により所望する溶接ビードが生成され
なかったり溶接欠陥が頻繁に発生する。よって、薄板の
溶接場を複数区間に分けて、各部位に適合した最適な溶
接条件を設定しなければならない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明による全体構成を示
し、図2は本発明による信号の流れの構成を示し、図6
は本発明によるパルス溶接電流と時間との関係を示す。
本発明は薄板の重ね接合部をパルスプラズマ溶接により
溶接するもので、溶接トーチ110を移動させるキャリ
ッジ100と、キャリッジ100が移動されるガイドレ
ール120と、溶接トーチ110に溶接電力を供給する
プラズマ溶接器部200と、プラズマ溶接器部200及
び溶接トーチ110と連結されるプラズマガス貯蔵部3
00及び保護ガス貯蔵部400と、プラズマ溶接器部2
00及びキャリッジ100と連結される制御器部500
と、制御器部500と連結されるインターフェース部6
00とリモコン部700及びタッチスクリーン部800
等を含んで構成される。
【0013】キャリッジ100は溶接トーチ110が固
定されていて、ガイドレール120にしたがい前/後移
動されて、2個の接触式センサ130、140と光セン
サ160及びポテンシオメーター170が設置され部材
の状態を認識し、トーチ角度を調節しながら走行する。
【0014】溶接トーチ110は走行方向であるX軸方
向に溶接ラインに従い前後移動されて、Y軸スライダー
により上下移動され、Z軸スライダーにより溶接ライン
を基準に左右移動されるようキャリッジ100に設置さ
れる。
【0015】また、溶接トーチ110は溶接トーチ角移
動用ドライバー180によるトーチ角移動モータ190
により溶接部材900に対応し溶接トーチ110が変化
する角(以下‘θ軸’という)が部材面に垂直に変化す
るようになっている。
【0016】プラズマ溶接器部200はパルス電流を出
力して、保護ガス及びプラズマガスを別途制御する機能
及びトーチを冷却する機能が内蔵されている。
【0017】タッチスクリーン800は各区間別に可変
される溶接条件を具体的に設定して、データを貯蔵し、
表示する機能がある。また、タッチスクリーンは溶接部
位の形状及び各部位別溶接条件の設定のため図式化され
構成されている。
【0018】制御器部500はPLC(プログラマブル
ロジックコントローラ)で具現され、溶接部の位置を認
識する部分と、タッチスクリーンから入力された溶接条
件が出力されるよう溶接器出力制御部分及び、溶接トー
チを支持して溶接線に従い移動するキャリッジを制御す
る部分から構成されている。
【0019】タッチスクリーン800と制御器部500
は通信ユニットを介して溶接条件を取り交わし、制御器
部500はタッチスクリーン800を介して受けた溶接
条件が出力されるよう溶接器に指令信号を送ると同時に
キャリッジ100を制御する。
【0020】キャリッジ100に連結/設置されている
2個の接触式センサ130、140は薄板の重ね接合部
(溶接部材)に接触され感知するもので、キャリッジ1
00の進行方向に対し溶接トーチ110より先行するよ
う設置されて、図7に示すように溶接トーチと走行方向
(X軸)にキャリッジの同一線上に位置するよう設置さ
れて、前記2個の接触式センサは一側の接触式センサ1
40が先行してまた他の接触式センサ130が後続する
よう約1〜5mm間隔を維持して設置されている。この
時、前記後続する接触式センサ130はトーチの高さ認
識用センサで、先行する接触式センサ140は後続する
接触式センサとの出力値の差を比較し現在部材角を認識
するトーチ部材角認識用センサである。
【0021】即ち、前記2個の接触センサ130、14
0により薄板の重ね接合部(溶接部材)の表面状態が感
知されて、接触式センサ130、140の感知信号は制
御器部500に入力されて、制御器部500により溶接
トーチ角移動用ドライバー180を作動しトーチ角移動
モータ190を作動させる。
【0022】光センサ160は2個の接触センサの中か
ら、先行する一側の接触センサ140と薄板の重ね接合
部(溶接部材)との接触点より約10〜15mm程度先
行する地点を検出(光センサポイント)するようキャリ
ッジ100に設置されて、薄板の重ね接合部の平面部9
10から曲面部920への変化地点を検出する。光セン
サ160は非接触式センサとして、センサと部材との距
離により出力される値が変わる。即ち、キャリッジ10
0が薄板の重ね接合部の平面部910を移動する場合、
センサと部材との距離に変化がないため、測定される値
は‘オフ’状態(平面認識状態)になり、キャリッジ1
00が薄板の重ね接合部の平面部910上を移動し曲面
部920に近接する場合、センサと部材との距離が近く
なりこれにより測定される値は‘オン’状態(曲面認識
状態)となる。
【0023】前記のように光センサ160により検出さ
れた曲面部920認識信号は制御器部500に入力され
て、制御器部500では入力された光センサ160の検
出信号により2個の接触式センサ130、140に対す
る敏感度を調節するようになっている。即ち、光センサ
160により曲面部920が検出されると、前記曲面部
検出信号は制御器部500に伝送/入力されて、制御器
部500では前記曲面部検出信号により接触式センサ1
30、140の敏感度を‘高’に選択し増加させる。ま
た、光センサ160により平面部910が検出される
と、前記平面部検出信号は制御器部500に伝送/入力
されて、制御器部500では平面部検出信号により接触
式センサの敏感度を‘低’に選択し減少させるようにな
っている。
【0024】前記敏感度は接触式センサの検出能力を向
上させたもので、敏感度を‘高’にする場合、接触式セ
ンサによる薄板の重ね接合部の表面状態検出間隔時間
(2個の接触式センサ出力偏差値の検出間隔時間)が短
くなって、検出された信号を迅速に処理(トーチ角移動
モータに印加される指令信号の利得値を大きく)し溶接
トーチ角移動用ドライバー180への信号伝達を迅速に
する。平面部910から曲面部920への変換時、溶接
トーチ110の回転を迅速で容易にできる。
【0025】また、敏感度を‘低’にする場合、接触式
センサによる薄板の重ね接合部(溶接部材)の表面状態
検出速度及び検出間隔時間が敏感度を‘高’に選択する
時に比べて増えるよう、即ち、2個の接触式センサ出力
偏差値の検出間隔時間を長くして、トーチ角移動モータ
に印加される指令信号の利得値を小さくし平面部910
の溶接進行時不必要な検出を防止し溶接作業を容易にで
きる。
【0026】ポテンシオメーター170は光センサ16
0の曲面部920の感知により溶接トーチ角移動用ドラ
イバー180及びトーチ角移動モータ190により回転
される溶接トーチの回転角を測定するもので、光センサ
160により曲面部920が検出されると、前記検出信
号により制御器部500により作動され溶接トーチ11
0の回転角が認識されて、認識された回転角に対する該
当電圧値を出力し制御器部のゲート510に伝送/入力
する。
【0027】即ち、前記薄板の接合部の溶接時、溶接ト
ーチ110は特別な場合でなければ溶接部材に対し垂直
を維持しなければならないため、薄板の重ね接合部の曲
面部溶接時、溶接部材900に対し溶接トーチ110が
垂直を維持するためには曲面部920を多数個の区間に
分割して、夫々の区間ごとに溶接トーチの角度を調節し
なければならない。この時、前記溶接トーチの回転角は
ポテンシオメーター170により感知されて、ポテンシ
オメーター170は該当電圧値を出力、制御器部500
に入力し、制御器部500ではポテンシオメーター17
0の出力値と予め設定された各区間別電圧値を比較し該
当区間が最適な溶接条件で溶接されるよう溶接条件を可
変する。
【0028】例えば、ポテンシオメーター170の出力
電圧範囲を0〜15Vにして、トーチのθ軸が左側(溶
接トーチが左側に位置して、溶接部材が右側に位置する
場合)に完全に移動した時を0V、トーチのθ軸が右側
(溶接トーチが右側に位置して、溶接部材が左側に位置
する場合)に完全に移動した時15Vが出力されるよう
設定すると、平面部910の溶接中には7Vが検出され
て、曲面部920を上り始めながら電圧が7V以下に漸
次減少し足部(平面部から曲面部への変化地点)近くで
0Vが検出される。この際、溶接トーチは左側に位置す
る。また、曲面部920の頂上に向かって移動すると再
び電圧が増加し頂上部分に到達すると再び7Vが検出さ
れる。また、再び曲面部920が徐々に下りてくると電
圧が増加し足部(曲面部から平面部への変化地点)近く
で15Vが検出される。この時、前記溶接トーチは右側
に位置する。また溶接トーチが再び平面部910に転換
されるとポテンシオメーター170の出力電圧が15V
から減少し7V状態に維持される。
【0029】このように本発明は2個の接触式センサ1
30、140により検出された感知信号は夫々の増幅器
150を介し増幅された後制御器部500に入力され
て、アナログ−デジタル変換器520を介しデジタル信
号に変換されゲート510に伝送/入力される。また、
光センサ160により検出された感知信号は制御器部5
00に入力されて入力された値により制御器部500で
敏感度部530の接触式センサの敏感度を調節すると同
時にポテンシオメーター170により溶接トーチ110
の回転角を測定し、前記調節された敏感度値及びポテン
シオメーターの出力電圧値は制御器部のゲート510に
伝送/入力される。
【0030】前記のように接触式センサの出力値、敏感
度の高/低値及びポテンシオメーター測定値等多数個の
値がゲート510に伝送/入力されると、ゲート510
では入力された値により溶接トーチ角移動用ドライバー
180を作動しキャリッジ100に設置された溶接トー
チ110の回転角を変更して、各区間により最適な溶接
条件が付与される。
【0031】この際、前記各区間は溶接部材及び条件に
より必要に応じて多数個の区間に分割することができ、
各区間別の最適な溶接条件変数にはパルス電流のピーク
電流(P)、ベース電流(B)、パルス周波数(F)及
び溶接速度等を使用することができる。前記ピーク電流
(P)は母材を加熱及び溶融する役割をして、溶接部溶
融に影響を及ぼす。前記ベース電流(B)は溶融溜を冷
却したり凝固させる役割をする。また、パルス周波数
(F)は溶接部全般にかけて一定の溶接ビード粒を得る
のに影響を及ぼす。即ち、溶接速度が速い所ではパルス
周波数を高めてやり、溶接速度が遅い所ではパルス周波
数を低く設定し全体的に溶接速度が可変されても溶接ビ
ード粒が一定間隔を維持するようになっている。また、
各区間別溶接条件はタッチスクリーンを使用し具現し、
溶接部位別形状、溶接部位別溶接条件を図式化し設定し
て貯蔵することで、使用者が便利に活用できるようにな
っている。
【0032】また、前記のような溶接条件の具現方法は
曲面部920をポテンシオメーター170を介し認識し
て、所望する区間に該当するポテンシオメーター170
の出力が出る所で溶接条件が可変されるよう制御器部5
00から溶接器部200に送り出す指令信号を調整す
る。
【0033】この際、適用された溶接条件の範囲には平
面部910でピーク電流70〜80A、ベース電流8〜
20A、パルス周波数2〜5Hzで、曲面部920でピ
ーク電流35〜50A、ベース電流8〜15A、パルス
周波数1.5〜4Hzである。
【0034】図3は本発明による薄板の区間分割状態を
示し、図4は本発明による区間認識及び曲面部区間分割
の流れを示した図、図5は本発明による作動状態を示し
た図である。平面部910では溶接トーチ110の角度
変化がほとんどないため、前記に記載されたように平面
部910では2個の接触式センサ130、140に対す
る敏感度を小さくし、誤差検出サンプリング時間を大き
くしてもよいが、曲面部920では溶接条件が平面部9
10と異なるため、平面部910と区別する必要があ
り、溶接トーチ110の角度を屈曲変化に対応し調節し
なければならない。
【0035】前記のように溶接トーチの角度を薄板の重
ね接合部(溶接部材)の表面屈曲変化に対応するために
は溶接トーチ角移動用ドライバー180により回転され
る溶接トーチの回転角を感知しなければならず、本発明
は前記溶接トーチの回転角をポテンシオメーター170
により感知して、これをゲート510に伝送/入力する
ようになっている。即ち、本発明のキャリッジ100に
は光センサ160と2個の接触式センサ130、140
及びポテンシオメーター170が設置されて、光センサ
160の曲面部920の感知によりポテンシオメーター
170が作動され、ポテンシオメーター170の作動に
より溶接トーチ110の回転角が検出されるようになっ
ている。
【0036】次に、薄板の重ね接合部の溶接区間を図3
に示したようにC1〜C6の6区間に分けて、これを実
施例により詳細に説明する。
【0037】(実施例1)X軸、Y軸、Z軸スライダー
により溶接トーチを移動して、前記溶接トーチが設置さ
れたキャリッジ100がガイドレール120にしたがい
前後移動されるキャリッジ100の一側即ち、溶接トー
チ110に先行する位置に2個の接触式センサ130、
140を設置し、接触式センサ130、140に先行す
るようキャリッジ100に光センサ160を設置する。
【0038】薄板の重ね接合部(溶接部材)にガイドレ
ール120を設置して、ガイドレール120にしたがい
溶接トーチ110が設置されたキャリッジ100を移動
させながら、薄板の重ね接合部(溶接部材)の溶接ライ
ンにしたがい溶接する。
【0039】前記のように溶接ラインに沿ってキャリッ
ジ100が移動されると、光センサ160が溶接トーチ
先端に位置する2個の接触式センサ130、140の中
から、先行する接触式センサ140より約10mm先端
部を検出して、2個の接触式センサ130、140は薄
板の重ね接合部の表面に接触されながら移動され表面状
態を感知する。
【0040】この際、前記溶接トーチが薄板の重ね接合
部の平面部(C1区間)を溶接する場合、平面部(C1
区間)は表面に屈曲の変化がほとんどないため、光セン
サ160により検出される検出値に変化がなく、先行す
る接触式センサ140の出力値と後続する接触式センサ
130の出力値間に偏差がなかったり極めて微細な偏差
が発生するようになる。
【0041】前記のように接触式センサ130、140
の出力値偏差がなく、光センサ160による屈曲変化感
知がないなら、溶接トーチ110の角度は変化しないよ
うになる。また、光センサ160による曲面部920の
検出信号がないことで、ポテンシオメーター170によ
る溶接トーチの回転角度を測定しないようになる。
【0042】また、この時には平面部を溶接するもので
あるため、使用電流を高く、溶接速度を速くする平面溶
接条件を付与する。
【0043】(実施例2)X軸、Y軸、Z軸スライダー
により溶接トーチが移動して、前記溶接トーチが設置さ
れたキャリッジ100がガイドレールに沿って前後移動
されるキャリッジ100の一側即ち、溶接トーチに先行
する位置に2個の接触式センサを設置し、前記接触式セ
ンサに先行するようキャリッジ100に光センサ160
を設置する。
【0044】薄板の重ね接合部にガイドレールを設置し
て、前記ガイドレールに沿って溶接トーチが設置された
キャリッジ100を移動させながら、薄板の重ね接合部
の溶接ラインに沿って溶接する。
【0045】前記のような溶接ラインに沿ってキャリッ
ジ100が移動されると、光センサ160が溶接トーチ
先端に位置する2個の接触式センサ130、140の中
から、先行する接触式センサ140より約10mm先端
部を検出(光センサポイント)して、2個の接触式セン
サ130、140は薄板の重ね接合部の表面に接触され
ながら移動され表面状態を感知する。
【0046】この際、光センサ160により薄板の重ね
接合部の平面部910から曲面部920への転換地点
(C2区間)が感知されると、前記感知された信号は制
御器部500に入力されて、制御器部500によりポテ
ンシオメーター170が作動されると同時に、制御器部
の敏感度部530で接触式センサの敏感度が‘低’から
‘高’に変換され、制御器部500により溶接トーチ角
移動用ドライバー180が作動され溶接トーチの進行方
向に対し溶接品質に影響を与えない範囲で前進角に垂直
方向から約6〜7゜の予備傾きを溶接トーチ110に付
与する。この際、前記溶接トーチに付与される予備傾き
の回転程度はポテンシオメーター170により感知さ
れ、光センサ160のポイントは接触式センサ140よ
り約10〜15mm先端地点にあるため、実際には曲面
部920の開始点より約10〜15mm先立った地点か
ら曲面部920の溶接条件が出力される。
【0047】(実施例3)X軸、Y軸、Z軸スライダー
により溶接トーチが移動して、前記溶接トーチが設置さ
れたキャリッジ100がガイドレールに沿って前後移動
されるキャリッジ100の一側即ち、溶接トーチに先行
する位置に2個の接触式センサを設置し、前記接触式セ
ンサに先行するようキャリッジ100に光センサ160
を設置する。
【0048】薄板の重ね接合部にガイドレールを設置し
て、前記ガイドレールにしたがい溶接トーチが設置され
たキャリッジ100を移動させながら、薄板の重ね接合
部の溶接ラインに沿って溶接する。
【0049】前記のような溶接ラインに沿ってキャリッ
ジ100が移動されると、光センサ160が溶接トーチ
先端に位置する2個の接触式センサ130、140の中
から、先行する接触式センサ140より約10mm先端
部を検出して、2個の接触式センサ130、140は薄
板の重ね接合部の表面に接触されながら移動し表面状態
を感知する。
【0050】この時、光センサ160により薄板の重ね
接合部の曲面部(C2区間)が感知され、溶接トーチに
予備傾きが与えられて、2個の接触式センサが平面部9
10から曲面部920への変化地点(C2区間)に到達
すると、先行する接触式センサ140の出力値と、後続
する接触式センサ130の出力値偏差により溶接トーチ
角移動用ドライバー180がトーチ角移動モータ190
を作動し変化地点(C2、C6区間)及び曲面部920
(C3〜C5区間)にしたがい溶接トーチのθ軸を左側
または右側に回転させ、前記θ軸の変化値をポテンシオ
メーター170が感知し制御器部500に入力する。
【0051】即ち、溶接部材に対し溶接トーチが上向き
に移動(C2、C3、C4区間)中の場合、接触式セン
サ140の出力値が接触式センサ130の出力値より大
きくなるため、接触式センサ130、140の出力偏差
値は陽の値になって、溶接トーチのθ軸は左側に回転さ
れ、この時、ポテンシオメーター170は0〜7Vの出
力電圧値を具備するようになって、出力電圧値は制御器
部500に入力される。
【0052】また、溶接部材に対し溶接トーチが下向き
に移動(C4、C5、C6区間)中の場合、接触式セン
サ140の出力値が接触式センサ130の出力値より小
さくなるため、接触式センサ130、140の出力偏差
値は陰の値になって、溶接トーチのθ軸は右側に回転さ
れる。この時、ポテンシオメーター170は7〜15V
の出力電圧値を具備するようになって、出力電圧値は制
御器部500に入力される。
【0053】前記のようにポテンシオメーター170の
出力電圧値が入力されると、制御器部500はポテンシ
オメーター170の出力値にしたがいC1〜C6の区間
を検出して、各区間に該当される最適な溶接条件を付与
する。
【0054】(実施例4)X軸、Y軸、Z軸スライダー
により溶接トーチが移動して、前記溶接トーチが設置さ
れたキャリッジ100がガイドレールに沿って前後移動
されるキャリッジ100の一側即ち、溶接トーチに先行
する位置に2個の接触式センサを設置し、前記接触式セ
ンサに先行するようキャリッジ100に光センサ160
を設置する。
【0055】薄板の重ね接合部にガイドレールを設置し
て、前記ガイドレールに沿って溶接トーチが設置された
キャリッジ100を移動させながら、薄板の重ね接合部
の溶接ラインに沿って溶接する。
【0056】前記のように溶接ラインに沿ってキャリッ
ジ100が移動されると、光センサ160が溶接トーチ
先端に位置する2個の接触式センサ130、140の中
から、先行する接触式センサ130より約10mm先端
部を検出して、2個の接触式センサ130、140は薄
板の重ね接合部の表面に接触されながら移動され表面状
態を感知する。
【0057】この時、前記2個の接触式センサ130、
140はC6区間を過ぎC1区間に再び進入する場合、
出力偏差値が‘陰の値’から‘0’に変わり、これをポ
インシオメーター170が感知し制御器部500に出力
値を伝送/入力して、制御器部500では溶接区間を平
面部C1区間に認識するようになる。即ち、溶接区間を
平面部910の溶接で認識し実施例1のようにポテンシ
オメーター170による溶接トーチの回転角度を測定し
なくなって、2個の接触式センサ130、140の敏感
度を‘高’から‘低’に変化させる。
【0058】前記のように本発明は光センサ160の出
力状態がオフ(C1区間認識)の場合、平面部溶接条件
(使用電流を高く、溶接速度を速く、θ軸変化検出鈍
感)が出力されて、2個の接触式センサ130、140
の敏感度が‘低’に設定され、光センサ160の出力状
態がオン(C2区間認識)の場合、トーチ前進角(6〜
7゜)移動されて、2個の接触式センサの敏感度が
‘低’から‘高’に設定される。
【0059】また、2個の接触式センサ出力偏差値によ
りC2区間の到達が感知されて、溶接トーチの回転角が
変化されると、前記溶接トーチの回転角をポテンシオメ
ーター170により感知し回転角を認識した後、C2区
間に対する最適な溶接条件が付与されて、最適な溶接条
件によりC2区間が溶接される。
【0060】ポテンシオメーター170によりC2区間
の溶接完了が感知されると、再びC3区間の溶接条件が
出力されC2区間に連続しC3区間を自動溶接する。こ
の時、2個の接触式センサの敏感度は‘高’を維持す
る。
【0061】前記のようにポテンシオメーター170の
感知によりC3〜C6区間までの溶接条件が全て出力さ
れ曲面部920の溶接が全て完了されると、再び光セン
サ160の出力状態(オン/オフ)にしたがって繰り返
し溶接作業を行うようになっている。また、前記C1〜
C6区間の溶接進行中にはタッチスクリーン800に進
行中の溶接区間が表示されるようになっている。
【0062】また、本発明は曲面部920をC1〜C6
区間の6区間でなく、溶接部材900の屈曲程度により
多数個の区間に分け最適な溶接条件を設定することがで
き、この時の溶接区間もポテンシオメーター170の出
力値により感知し該当される区間別に最適な溶接条件を
付与できる。
【0063】本発明は上述した特定の望ましい実施例に
限定されず、請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱
せず当該発明が属する技術分野で通常の知識を備える者
なら誰でも多様な変形実施が可能なことはもちろん、そ
のような変形は請求の範囲に記載の範囲内にある。
【0064】
【発明の効果】本発明は、光センサにより平面部から曲
面部への変換地点を感知して、これを介し接触式センサ
の敏感度を向上させ、平面部から曲面部への変化に対応
し溶接トーチの角度を容易に変化できる。
【0065】また、曲面部を検出する光センサの検出ポ
イントが接触式センサの検出地点より約10〜15mm
先行する地点を検出するようになっており、実際の曲面
部の開始地点より約10〜15mm先行する地点から曲
面部の溶接条件が出力されるため、平面部から曲面部へ
の変化にともない溶接条件の可変を容易にして、これに
より平面部から曲面部への変化地点に対する溶接欠陥を
防ぐことができる。
【0066】また、前記光センサの曲面部検出信号にし
たがい溶接トーチの進行方向に対し前進角に約6〜7゜
傾くようになっており、部材形状変化により瞬間的に溶
接トーチのθ軸移動量を減らすことができ、これにより
θ軸の変化に迅速に対応できる。また、平面部の速い走
行速度により発生される曲面部開始地点と溶接トーチの
接触及びこれによる溶接欠陥を防ぐことができる。
【0067】また、薄板の重ね接合部の平面部から曲面
部への変化時点及び曲面部認識をキャリッジに設置され
ている光センサと2個の接触式センサ及びポテンシオメ
ーターにより容易に把握することができ、該当区間に対
し最適な溶接条件を付与することができ、これにより溶
接ビードの不均一、溶接欠陥等による溶接品質の低下を
未然に防ぐことができる。
【0068】また、各区間別溶接条件変数でパルス電流
のピーク電流、ベース電流、パルス周波数及び溶接速度
等の多用な要素を制御することで、最適な溶接条件を付
与することができる。
【0069】また、ポテンシオメーターの出力電圧値に
より溶接トーチのθ軸回転程度を感知することができ、
各区間別把握が容易で、該当区間別の最適な溶接条件の
可変を容易にすることができる等多くの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による全体構成を示す例示図である。
【図2】本発明による信号の構成を示すフローチャート
である。
【図3】本発明による区間認識及び曲面部区間分割の流
れを示す図である。
【図4】本発明による薄板の区間分割状態を示す例示図
である。
【図5】本発明による作動状態を示す例示図である。
【図6】本発明によるパルス溶接電流と時間との関係を
示す例示図である。
【図7】本発明による接触式センサが設置されたキャリ
ッジの概略図である。
【符号の説明】
100 キャリッジ 110 溶接トーチ 120 ガイドレール 130、140 接触式センサ 150 増幅器 160 光センサ 170 ポテンシオメーター 180 溶接トーチ角移動用ドライバー 190 トーチ角移動モータ 200 プラズマ溶接器部 300 プラズマガス貯蔵部 400 保護ガス貯蔵部 500 制御器部 510 ゲート 520 アナログ−デジタル変換器 530 接触式センサの敏感度部 600 インターフェース部 700 リモコン部 800 タッチスクリーン 900 溶接部材 910 平面部 920 曲面部
フロントページの続き (72)発明者 クォン オ−ジョン 大韓民国 ウルサン−シ ドン−ク ソブ −ドン257 ヒョンデ・ソブ・アパート107 −903 (72)発明者 キム ヒョン−シク 大韓民国 ウルサン−シ ドン−ク ソブ −ドン100−6 ジョンガン・アパート3 −306 (72)発明者 キム キョン−ジュ 大韓民国 ウルサン−シ ドン−ク トン ブ−ドン146 ヒョンデ・ハイヤット・ア パート102−1406 (72)発明者 パク ヨン−ジン 大韓民国 ウルサン−シ ドン−ク ジョ ンハ1−ドン56 ノクスガン2−ドン319 Fターム(参考) 4E081 CA14 DA06 EA54 EA55 EA56

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板の重ね接合用の溶接方法において、 平面部と曲面部を備える薄板の重ね接合部の曲面部を多
    数個の区間に分割して、夫々区間別の最適な溶接条件を
    設定する段階と、 前記薄板の重ね接合部にガイドレールを設置してガイド
    レールにより平面部溶接ラインにしたがいキャリッジを
    移動し平面部溶接ラインを溶接する段階と、 前記キャリッジ先端に設置された光センサにより平面部
    から曲面部への変化地点を検出する段階と、 前記光センサによる曲面部検出信号が制御器部へ伝送/
    入力される段階と、 前記入力された光センサの曲面部検出信号に応じて制御
    器部により2個の接触式センサの敏感度が‘低’から
    ‘高’に転換されて、キャリッジに設置された溶接トー
    チがその進行方向に対し前進角へ6〜7゜傾き、ポテン
    シオメーターが‘オン’状態に切換えることにより溶接
    トーチの回転角を検出する段階と、 前記溶接トーチと走行方向(X軸)にキャリッジの同一
    線上に設置された2個の接触式センサにより薄板の重ね
    接合部表面の曲面部を認識する段階と、 前記2個の接触式センサの出力偏差値により溶接トーチ
    角移動用ドライバーを介してトーチ角移動モータを作動
    し溶接トーチのθ軸を溶接部材に垂直になるよう回転さ
    せる段階と、 前記溶接トーチのθ軸回転をポテンシオメーターにより
    感知し出力電圧値を制御器部に伝送する段階と、 前記制御器部に入力されたポテンシオメーターの出力電
    圧値により各区間に該当する電圧信号が検出されると、
    該当区間を認識して溶接条件を可変する段階と、 前記溶接トーチが水平面に対し直角をなすに到る位置に
    基いて重ね接合部を平面部であると認識して再び平面部
    溶接を行う段階とにより、 薄板の重ね接合部の平面部及び曲面部を認識しパルスプ
    ラズマ溶接することを特徴とする薄板の重ね接合用パル
    スプラズマ自動溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記2個の接触式センサはトーチ高さ認
    識用センサと溶接トーチの現在部材角を認識するトーチ
    部材角認識用センサであり、トーチ部材角認識用センサ
    がトーチ高さ認識用センサに先行し検出することを特徴
    とする請求項1記載の薄板の重ね接合用パルスプラズマ
    自動溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記敏感度‘高’は2個の接触式センサ
    の出力偏差値の検出時間を短くして、トーチ角移動モー
    タに印加される指令信号の利得値を大きくし溶接部材の
    屈曲変化にトーチ角度が迅速に対応することを特徴とす
    る請求項1記載の薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動
    溶接方法。
  4. 【請求項4】 前記敏感度‘低’は2個の接触式センサ
    の出力偏差値の検出間隔時間を大きくして、トーチ角移
    動モータに印加される指令信号の利得値を小さくするこ
    とを特徴とする請求項1記載の薄板の重ね接合用パルス
    プラズマ自動溶接方法。
  5. 【請求項5】 前記光センサの検出ポイントは2個の接
    触式センサの中から、先行する一側の接触式センサの溶
    接部材検出地点で10〜15mm先行する地点であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の薄板の重ね接合用パルス
    プラズマ自動溶接方法。
  6. 【請求項6】 前記設定される溶接条件はパルス電流の
    ピーク電流、ベース電流、周波数、溶接速度からなる群
    から1つ以上を選択し使用することを特徴とする請求項
    1記載の薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動溶接方
    法。
  7. 【請求項7】 前記パルス電流のピーク電流は平面部で
    ピーク電流70〜80A、曲面部でピーク電流35〜5
    0Aであることを特徴とする請求項6記載の薄板の重ね
    接合用パルスプラズマ自動溶接方法。
  8. 【請求項8】 前記ベース電流は平面部でベース電流8
    〜20A、曲面部でベース電流8〜15Aであることを
    特徴とする請求項6記載の薄板の重ね接合用パルスプラ
    ズマ自動溶接方法。
  9. 【請求項9】 前記パルス周波数は平面部でパルス周波
    数2〜5Hzで、曲面部でパルス周波数1.5〜4Hz
    であることを特徴とする請求項6記載の薄板の重ね接合
    用パルスプラズマ自動溶接方法。
  10. 【請求項10】 前記2個の接触式センサにより検出さ
    れた感知信号は夫々の増幅器を介して増幅された後制御
    器部へ入力されて、アナログ−デジタル変化器を介して
    デジタル信号に変換され制御器部のゲートに伝送/入力
    されることを特徴とする請求項1記載の薄板の重ね接合
    用パルスプラズマ自動溶接方法。
  11. 【請求項11】 前記制御器部のゲートはポテンシオメ
    ーターの出力電圧値、2個の接触式センサの敏感度、2
    個の接触式センサの出力偏差値が入力されて溶接トーチ
    角移動用ドライバーに制御器部の指令信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項10記載の薄板の重ね接合用パル
    スプラズマ自動溶接方法。
  12. 【請求項12】 薄板の重ね接合部の溶接装置におい
    て、 前記溶接装置は溶接トーチが固定されて、ガイドレール
    にしたがい前/後移動され、2個の接触式センサと光セ
    ンサ及びポテンシオメーターが設置されるキャリッジ
    と、 前記キャリッジと連結されてパルス電流を出力し、保護
    ガス及びプラズマガスを別途制御すると同時に溶接トー
    チを冷却するプラズマ溶接器部と、 前記保護ガスが貯蔵されてプラズマ溶接器部と連結され
    る保護ガス貯蔵部と、前記プラズマガスが貯蔵されてプ
    ラズマ溶接器部と連結されるプラズマガス貯蔵部と、 前記プラズマ溶接器部及びキャリッジと連結されて、P
    LC(プログラマブルロジックコントローラ)に具現さ
    れ、溶接部の位置を認識する認識部分と、タッチスクリ
    ーンで入力された溶接条件を出力可能にする溶接器出力
    制御器部分及び溶接トーチを支持して溶接線にしたがい
    移動するキャリッジを制御するキャリッジ制御器部分を
    備える制御器部と、 前記制御器部と通信ユニットを介して連結されて、溶接
    条件を設定/貯蔵するタッチスクリーン及びインターフ
    ェース部を含むことを特徴とする薄板の重ね接合用パル
    スプラズマ自動溶接装置。
  13. 【請求項13】 前記溶接トーチは走行軸であるX軸方
    向に溶接ラインにしたがい前後移動されて、Y軸スライ
    ダーにより上下移動され、Z軸スライダーにより溶接ラ
    インを基準に左右移動されると同時に、溶接トーチ角移
    動用ドライバーによるトーチ角移動モータによりθ軸が
    可変されることを特徴とする請求項12記載の薄板の重
    ね接合用パルスプラズマ自動溶接装置。
  14. 【請求項14】 前記ポテンシオメーターは溶接トーチ
    のθ軸に設置されることを特徴とする請求項12または
    13記載の薄板の重ね接合用パルスプラズマ自動溶接装
    置。
  15. 【請求項15】 前記溶接トーチ、2個の接触式セン
    サ、光センサは溶接ラインにしたがい先行するよう光セ
    ンサ、2個の接触式センサ、溶接トーチが順次にキャリ
    アに設置されたことを特徴とする請求項12記載の薄板
    の重ね接合用パルスプラズマ自動溶接装置。
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