JP2007235269A - 画像形成装置 - Google Patents

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Junichi Ishizuka
純一 石塚
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Abstract

【課題】 原稿読み取り中に原稿スキューが発生した場合のミスコピーを回避することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 原稿の搬送過程で画像を読み取る画像形成装置において、原稿の読み取り中に原稿の主走査サイズの変化を監視し、原稿の主走査サイズの変化を検知した場合に原稿の読み取り動作を中断する機能を有する制御手段1を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に原稿の搬送過程で画像を読み取る画像形成装置に関する。
原稿台の所定の位置にセットした原稿を搬送過程で走査して、その画像を読み取る広幅デジタル複写機においては、原稿をセットする角度、原稿搬送ローラの状態などが原因で原稿スキューが発生する場合がある。
読み取った原稿画像をメモリに蓄積してから印刷を開始する広幅デジタル複写機では、原稿スキューが発生した状態で画像がメモリに蓄積されてしまうため、印刷を開始してからミスコピーに気付き、用紙を無駄にしてしまう不具合があった。
また、読み取った原稿画像をメモリに蓄積することなく直ちに印刷を開始する広幅デジタル複写機でも同様に、原稿スキューが発生した状態で印刷が開始されると用紙を無駄にしてしまう不具合があった。
本発明は、原稿読み取り中に原稿スキューが発生した場合のミスコピーを回避することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、原稿の搬送過程で画像を読み取る画像形成装置において、原稿の読み取り中に原稿の主走査サイズの変化を監視する監視手段を備え、該監視手段により原稿の主走査サイズの変化を検知した場合に原稿の読み取り動作を中断する機能を有する制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記監視手段により原稿の主走査サイズの変化を検知した場合に、さらにその旨を警告する操作表示手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、原稿の搬送過程で画像を読み取る画像形成装置において、原稿の読み取り中に原稿の主走査サイズの変化を監視し、原稿の主走査サイズの変化を検知した場合に原稿の読み取り動作を中断する機能を有する制御手段を備えたので、原稿読み取り中に原稿スキューが発生した場合のミスコピーを回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。本画像形成装置は、CPU1、ROM2、RAM3、エンジンI/F4、原稿搬送部5、原稿読み取り部6、印刷部7、用紙搬送部8、画像処理I/F9、データ蓄積部10、操作部I/F11、操作キー12、操作パネル13を備えている。
CPU1は画像形成装置の中央処理装置で、ROM2に格納されている画像形成装置の制御プログラムの論理演算を行い、RAM3に対しプログラムの論理演算で用いる変数データのRead及びWriteを行う。
エンジンI/F4では、原稿挿入センサ(図示省略)により原稿挿入検知と、定形サイズ検知位置に備えた原稿サイズセンサ(図示省略)による原稿の主走査幅検知、及び原稿先端部の検知による原稿の読み取りタイミングの判定を行う。
またエンジンI/F4では、原稿長の測定を開始して原稿の後端部検知により原稿の副走査長の判定を行う原稿搬送部5のインターフェース処理と、変倍率と解像度に従った原稿送り速度により原稿画像を主走査方向にデジタルデータとして読み取る原稿読み取り部6のインターフェース処理と、印刷開始指示により読み取った原稿画像データを用紙上に転写する印刷部7のインターフェース処理と、用紙を所定のタイミングと速度で搬送しロール紙を所定の長さでカットする用紙搬送部8のインターフェース処理を行う。
画像処理I/F9では、デジタルデータとして読み取った原稿画像データ、及びハードディスク等の記録媒体装置への書き込み、記録媒体装置からの読み出しを行うデータ蓄積部10のインターフェース処理を行う。
操作部I/F11では、オペレータが操作するための操作キー12のインターフェース処理と、画像形成装置の状態通知や設定状態通知をLCDやLEDデバイスを通じてオペレータに行う操作パネル13のインターフェース処理を行う。
図2は第1の制御例を示すフローチャートである。コピーを開始すると、まず原稿台に原稿がセットされたか判定を行う(2−1)。原稿がセットされた場合、原稿モータ(図示省略)を駆動し原稿台にセットした原稿の搬送を開始する(2−2)。搬送した原稿が原稿サイズセンサに到達し、原稿サイズセンサの情報により原稿サイズを確定したか判定を行う(2−3)。
原稿サイズが確定された場合、検知した原稿サイズ情報をRAM3の任意の番地に格納し保持する(2−4)。更に原稿を搬送し、原稿読み取り部6に到達した時点で原稿読み取りを開始する(2−5)。一般的な広幅複写機においてはコピーを行うモードや用紙のカット方法により、原稿画像を一旦読み取って(メモリに入れて)から用紙に書き込む動作と、原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作と区別している。
例えば画像編集を行う場合は印刷前に原稿の長さを判別する必要があるため、原稿画像を一旦読み取ってから用紙に書き込む動作となり、定型カットの場合はあらかじめ印刷するサイズが判断できているため、原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作となる。
原稿画像を一旦読み取ってから用紙に書き込む動作か、原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作か判定を行う(2−6)。原稿画像を一旦読み取ってから用紙に書き込む動作の場合、読み取った原稿画像を、画像処理I/F9を介してデータ蓄積部10へ蓄積する(2−7)。原稿の搬送中は常に原稿サイズセンサを監視することにより原稿サイズに変化が生じたか判定を行う(2−8)。
原稿サイズに変化が無い場合は原稿後端の検知を行う(2−9)。原稿後端を検知するまで原稿画像の蓄積を続行し、原稿後端を検知した場合は読み取り動作を終了する(2−10)。データ蓄積部10へ蓄積した原稿画像データを展開し(2−11)、用紙へ書き込みを行うことで(2−12)コピー動作を行う。一方原稿サイズに変化があった場合は、直ちに原稿読み取りを中断する(2−13)。データ蓄積部10へ蓄積した原稿画像データを消去し(2−14)、コピー動作を終了する。
原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作の場合は、原稿読み取り動作と並行して原稿画像データを用紙へ書き込む(2−15)。用紙への書き込み中は常に原稿サイズセンサを監視することにより、原稿サイズに変化が生じたか判定を行う(2−16)。
原稿サイズに変化が無い場合は原稿後端の検知を行う(2−17)。原稿後端を検知するまで用紙への書き込みを続行し、原稿後端を検知した場合は読み取り動作を終了し(2−18)、用紙への書き込みを停止して(2−19)コピー動作を終了する。一方原稿サイズに変化があった場合は、原稿後端部のセンサの出力に変化があったか判定を行う(2−20)。
原稿後端部のセンサの出力に変化が無い場合は、操作部I/F11を介して操作パネル13へ原稿スキューが発生した旨の警告を行う(2−21)。原稿後端部のセンサの出力に変化があった場合は、原稿が原稿読み取り部6に接触し破損することが考えられる。原稿の読み取りを直ちに中断し(2−22)、用紙への書き込みを停止して(2−23)コピー動作を終了する。
図3は第2の制御例を示すフローチャートである。コピーを開始すると、まず原稿台に原稿がセットされたか判定する(3−1)。原稿がセットされた場合、原稿モータを駆動し原稿台にセットした原稿の搬送を開始する(3−2)。搬送した原稿が原稿サイズセンサに到達し、原稿サイズセンサの情報により原稿サイズを確定したか判定を行う(3−3)。
原稿サイズが確定された場合、検知した原稿サイズ情報をRAM3の任意の番地に格納し保持する(3−4)。更に原稿を搬送し、原稿読み取り部6に到達した時点で原稿読み取りを開始する(3−5)。原稿画像を一旦読み取ってから用紙に書き込む動作か、原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作か判定を行う(3−6)。
原稿画像を一旦読み取ってから用紙に書き込む動作の場合、読み取った原稿画像を、画像処理I/F9を介してデータ蓄積部10へ蓄積する(3−7)。原稿画像の蓄積と同時に原稿後端の検知を行い(3−8)、原稿後端を検知した場合は読み取り動作を終了する(3−10)。データ蓄積部10へ蓄積した原稿画像データを展開し(3−11)、用紙へ書き込みを行うことで(3−12)コピー動作を行う。
原稿後端を検知しない場合は、原稿の搬送量より原稿の副走査長を算出しA0サイズ長、すなわち1189mmを超えたか判定を行う(3−9)。A0サイズ長を超えていない場合は原稿画像の蓄積を続行し、A0サイズ長を超えた場合は原稿サイズに変化が生じたか判定を行う(3−13)。
原稿サイズに変化が無い場合は原稿画像の蓄積を続行する。原稿サイズに変化があった場合は直ちに原稿読み取りを中断する(3−14)。データ蓄積部10へ蓄積した原稿画像データを消去し(3−15)、コピー動作を終了する。
原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作の場合は、原稿読み取り動作と並行して原稿画像データを用紙へ書き込む(3−16)。原稿画像の蓄積と同時に原稿後端の検知を行い(3−17)、原稿後端を検知した場合は読み取り動作を終了し(3−19)、用紙への書き込みを停止して(3−20)コピー動作を終了する。
原稿後端を検知しない場合は、原稿の搬送量より原稿の副走査長を算出し、A0サイズ長、すなわち1189mmを超えたか判定を行う(3−18)。A0サイズ長を超えていない場合は用紙への書き込みを続行し、A0サイズ長を超えた場合は原稿サイズに変化が生じたか判定を行う(3−21)。
原稿サイズに変化が無い場合は用紙への書き込みを続行する。原稿サイズに変化があった場合は直ちに原稿読み取りを中断し(3−22)、用紙への書き込みを停止して(3−23)コピー動作を終了する。
図4は第3の制御例を示すフローチャートである。コピーを開始すると、まず原稿台に原稿がセットされたか判定を行う(4−1)。原稿がセットされた場合、原稿モータを駆動し原稿台にセットした原稿の搬送を開始する(4−2)。搬送した原稿が原稿サイズセンサに到達し、原稿サイズセンサの情報により原稿サイズを確定したか判定を行う(4−3)。
原稿サイズが確定された場合、検知した原稿サイズ情報をRAM3の任意の番地に格納し保持する(4−4)と共に、オペレータが指定した原稿スキュー検知を行う原稿長をRAM3の任意の番地に格納し保持する(4−5)。更に原稿を搬送し、原稿読み取り部6に到達した時点で原稿読み取りを開始する(4−6)。原稿画像を一旦読み取ってから用紙に書き込む動作か、原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作か判定を行う(4−7)。
原稿画像を一旦読み取ってから用紙に書き込む動作の場合、読み取った原稿画像を、画像処理I/F9を介してデータ蓄積部10へ蓄積する(4−8)。原稿画像の蓄積と同時に原稿後端の検知を行い(4−9)、原稿後端を検知した場合は読み取り動作を終了する(4−11)。データ蓄積部10へ蓄積した原稿画像データを展開し(4−12)、用紙へ書き込みを行うことで(4−13)コピー動作を行う。
原稿後端を検知しない場合は、原稿の搬送量より原稿の副走査長を算出し、RAM3の任意の番地に格納した、オペレータが指定した原稿長と比較し、読み取った原稿長がオペレータ指定の原稿長を超えたか判定を行う(4−10)。オペレータ指定の原稿長を超えていない場合は原稿画像の蓄積を続行し、オペレータ指定の原稿長を超えた場合は原稿サイズに変化が生じたか判定を行う(4−14)。
原稿サイズに変化が無い場合は原稿画像の蓄積を続行する。原稿サイズに変化があった場合は直ちに原稿読み取りを中断する(4−15)。データ蓄積部10へ蓄積した原稿画像データを消去し(4−16)、コピー動作を終了する。
原稿画像を読み取りながら用紙に書き込む動作の場合は、原稿読み取り動作と並行して原稿画像データを用紙へ書き込む(4−17)。原稿画像の蓄積と同時に原稿後端の検知を行い(4−18)、原稿後端を検知した場合は読み取り動作を終了し(4−20)、用紙へ書き込みを停止して(4−21)コピー動作を終了する。
原稿後端を検知しない場合は、原稿の搬送量より原稿の副走査長を算出し、RAM3の任意の番地に格納した、オペレータが指定した原稿長と比較し、読み取った原稿長がオペレータ指定の原稿長を超えたか判定を行う(4−19)。
オペレータ指定の原稿長を超えていない場合は用紙へ書き込みを続行し、オペレータ指定の原稿長を超えた場合は原稿サイズに変化が生じたか判定を行う(4−22)。原稿サイズに変化が無い場合は用紙への書き込みを続行する。原稿サイズに変化があった場合は直ちに原稿読み取りを中断し(4−23)、用紙への書き込みを停止して(4−24)コピー動作を終了する。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能ブロック図。 第1の制御例を示すフローチャート。 第2の制御例を示すフローチャート。 第3の制御例を示すフローチャート。
符号の説明
1 CPU(制御手段)、13 操作パネル(操作表示手段)

Claims (2)

  1. 原稿の搬送過程で画像を読み取る画像形成装置において、原稿の読み取り中に原稿の主走査サイズの変化を監視する監視手段を備え、該監視手段により原稿の主走査サイズの変化を検知した場合に原稿の読み取り動作を中断する機能を有する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記監視手段により原稿の主走査サイズの変化を検知した場合に、さらにその旨を警告する操作表示手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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