JP2007232536A - プローブカードを用いる半導体ウェハの測定方法および測定装置 - Google Patents

プローブカードを用いる半導体ウェハの測定方法および測定装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 プローブカードを用いた半導体ウェハの状態での半導体チップの電気特性の測定において、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜がある場合でも、プローブ針と電極パッドとの良好な電気的接触が得られるような測定方法および測定装置を提供する。
【解決手段】 プローブカード21aを、外部の測定回路と接続された測定用のプローブ針23aと、接触針23bとを含んで構成する。接触針23bを用いて、電極パッド29a,29bの表面の絶縁膜の一部が除去された部分に、後続してプローブ針23aが接触するように半導体ウェハを移動させて、順次半導体チップの電気特性の測定を行う。この結果、プローブ針23aと電極パッド29a,29bとの間で良好な電気的接触が得られるようになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プローブカードを用いる半導体ウェハの電気特性の測定方法および半導体ウェハ測定装置に関する。
半導体チップの電気特性をウェハの状態で測定するには、一般にプローブカードを装着したウェハプローバが用いられる。
図12は、従来のプローブカード1の基本的構成を模式的に示す平面図である。また、図13は、図12の切断面線XIII−XIIIから見た従来のプローブカード1の基本的構成を模式的に示す断面図である。
プローブカード1は、複数のプローブ針3が、セラミックまたは絶縁樹脂などでリング状に形成されたプローブ針固定部材4を介して、基板2の厚み方向一方面に支持された構造をしている。図12および図13に示すように、複数のプローブ針3は、基板面に平行な方向では、プローブ針3の先端部がその基端部よりも基板2の中央近くに配置され、また、基板2の厚み方向では、プローブ針3の先端部に近づくほど基板2から離間するように配置される。さらに、プローブ針3の先端部は、基板2の厚み方向で基板から離反する向きに屈曲して形成される。基板2の前記一方面上には、その他に、パターン配線5が形成され、このパターン配線5の一端はプローブ針3の基端部と接続されている。また、基板2の他方面上で、基板2の周縁に近接して、ウェハプローバのソケットボードに装着するためのコンタクトピン6が設けられている。このコンタクトピン6は、基板2を厚み方向に貫通して、基板2に固定され、パターン配線5の他端に接続している。
このようなプローブカード1を用いた半導体ウェハの電気特性の測定は、次のように行われる。まず、ウェハプローバのソケットボードに、このソケットボードと前記基板2の他方面とが相対するように、プローブカード1を装着する。次に、半導体ウェハ7をウェハステージに真空チャックなどで固定し、装着されたプローブカード1の下方に配置する。そして、測定すべき半導体チップ8の電極パッド9の中央に、プローブカード1のプローブ針3の先端が近接するようにウェハステージを動かし、ステージ面に平行で、かつ互いに垂直なX,Y方向の位置決めを行う。X,Y方向の位置決めが行われた状態で、半導体ウェハ7を固定しているウェハステージをステージ面に垂直方向(Z方向)に上昇させる。この結果、プローブカード1に半導体ウェハ7が接近し、ついには、プローブ針3の先端と半導体チップ8の電極パッド9とが接触して、半導体チップ8の電気特性の測定が可能な状態になる。電気特性の測定後に、ウェハステージを下降させ、プローブ針3と電極パッド9とを離間させてから、次に測定すべき半導体チップ8の電極パッド9がプローブ針3の下方に位置するように、ウェハステージをX,Y方向に移動させる。既にX,Y方向の位置決めを行っているので、このときの移動量は、半導体チップの配列方向にその配列周期に等しい大きさになり、予め設定される。再び、ウェハステージをZ方向に上昇させることにより、プローブ針3の先端と測定すべき半導体チップ8の電極パッド9とが接触する。以上のように、ウェハステージの上昇および下降とX、Y方向の移動とを繰り返すことによって、半導体チップ8の電極パッド9にプローブ針3を順次接触させ、半導体チップの電気特性を測定する。
図14は、プローブ針3が半導体チップ8の表面に形成された電極パッド9に電気的に良好に接触している状態を示す模式的な断面図である。良好な接触状態のときには、プローブ針3の先端部3aの端面が電極パッド9に押し当てられ、その先端部が電極パッド9の表面に沿って摺動することで、電極パッド9の表面の比較的薄い絶縁膜10が破られる。この結果、プローブ針3の先端が、電極パッド9として用いられるアルミニウム膜11と接触する。このとき、電極パッド9の表面には、絶縁膜10が破られて、アルミニウム膜11が露出する部分12(以後、プローブ針跡12という)が形成されている。
ところが、半導体チップ8の電極パッド10の表面に比較的厚い自然酸化膜が形成されていたり、プロセスで用いた電極保護膜がエッチング不足のために比較的厚く残存していたりする場合には、電極バッド9の表面の絶縁膜10をプローブ針3の先端で破ることができなくなり、電極パッド9とプローブ針3の接触抵抗が大きくなる。このような絶縁膜以外にも、異物やプローブパッドの削りくずなどが付着している場合も同様である。半導体チップ8の電極パッド9とプローブ針3との接触抵抗が大きくなると、測定精度が大幅に低下する。また、大きな接触抵抗のプローブ針3に電流が流れると、発熱によってプローブ針3の表面が酸化し、さらに接触抵抗が大きくなる。
この問題を解決するために従来は、プローブ針の研磨を頻繁に行うこと、ならびに研磨方法および研磨材料を工夫することなどが行われてきた。また、プローブ針先端で電極パッドの表面の絶縁膜を破るために、プローブ針が接触するときの押圧を大きくしたり(たとえば特許文献1参照)、プローブ針および半導体ウェハの少なくとも一方に振動を与えたり(たとえば特許文献2および3参照)、プローブ針の先端と電極パッドとの接触面積が大きくなるようにプローブ針の先端形状を工夫したり(たとえば特許文献4参照)、プローブ針の先端を低融点の金属で被覆したりすること(たとえば特許文献5参照)などがなされてきた。
特開平11−14522号公報 特開平1−184933号公報 実開平5−15430号公報 特開2000−147004号公報 特開2004−226204号公報
しかしながら、プローブ針の研磨を行う方法では、プローブ針の磨耗が早くなり、プローブカードの寿命が短くなる。また研磨のために測定を一時中断する必要が生じる。特許文献4のようにプローブ針の先端形状を工夫する方法、および特許文献5のようにプローブ針の先端をプローブ針の材料と異なる金属材料で被覆する方法では、測定を繰り返したり、プローブ針を研磨したりすることによってプローブ針の先端が磨耗すると効果が持続しなくなる。また、特許文献1のようにプローブ針接触時の電極パッドへの押圧を大きくしたり、特許文献2および3のようにプローブ針および半導体ウェハの少なくとも一方に振動を与えたりする方法では、プローブ針が電極に深く入りすぎて電極を大きく傷つけたり、半導体チップが多層構造であるときに電極の直下にある回路を破壊したりする可能性がある。また、特許文献2および3のように振動を与える方法では、プローブカード側またはウェハステージ側に振動を与える装置が必要となり装置構成が複雑になる。
本発明の目的は、半導体ウェハの状態でのプローブカードを用いた電気特性の測定において、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜がある場合でも、プローブ針と電極パッドとの間で良好な電気的接触がより確実に得られるような測定方法および測定装置を提供することである。この結果、半導体チップの電気特性の検査精度の向上、および半導体チップの歩留まりの向上を図る。
本発明は、半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードを準備し、
前記プローブカードによって、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させて、各半導体チップの電気特性を測定することを特徴とする半導体ウェハの測定方法である。
また本発明は、前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触し、かつこの第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、この半導体チップの電気特性を測定することを特徴とする。
また本発明は、前記第1プローブは、電極パッドと接触する先端部の端面の面積が、前記第2プローブよりも大きいことを特徴とする。
また本発明は、前記第1プローブの先端部は、電極パッドに当接して摺動する方向を短辺とし、前記摺動方向に垂直な方向を長辺とする略矩形の端面を有すること特徴とする。
また本発明は、前記第1プローブの本数は、前記第2プローブの本数よりも少ないことを特徴とする。
また本発明は、前記第1プローブの材質は、前記第2プローブの材質と異なることを特徴とする。
また本発明は、半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードを準備し、
前記プローブカードによって、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させて、各半導体チップの電気特性を測定する半導体ウェハの測定方法であって、
前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定し、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定することを特徴とする。
また本発明は、前記第1プローブによる電気特性の測定によって得られた測定値が予め定める範囲を超えるとき、少なくとも前記予め定める範囲を超えた測定値の電極パッドについての第1プローブによる測定を中止すること特徴とする。
また本発明は、前記第2プローブのうちの少なくとも一部は、電極パッドと接触する先端部の端面の面積が、予め定める大きさに選ばれることを特徴とする。
また本発明は、前記第2プローブのうちの少なくとも一部は、プローブの軸線に垂直な断面積が、予め定める大きさに選ばれることを特徴とする。
また本発明は、前記第2プローブのうちの少なくとも一部は、電極パッドと接触する先端部の端面が、第1プローブの先端部の端面よりも、電極パッドに近接する方向に突出していることを特徴とする。
また本発明は、
(a)プローブカードであって、
(a1)半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
(a2)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードと、
(b)前記半導体ウェハおよび前記プローブカードの少なくとも一方を移動させ、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、
(c)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触し、かつ前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、この半導体チップの電気特性を測定する測定手段とを含むことを特徴とする半導体ウェハの測定装置である。
また本発明は、
(a)プローブカードであって、
(a1)半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
(a2)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードと、
(b)前記半導体ウェハおよび前記プローブカードの少なくとも一方を移動させ、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、
(c)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定し、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定する測定手段とを含むことを特徴とする半導体ウェハの測定装置である。
また本発明は、
(a)プローブカードであって、
(a1)半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
(a2)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードと、
(b)前記半導体ウェハおよび前記プローブカードのうち少なくとも一方を移動させ、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、
(c)前記第1または第2プローブと接触している半導体チップの電気特性を測定する測定手段と、
(d)前記第1プローブおよび前記第2プローブのいずれか一方が、前記測定手段に接続するように接続を切替える切替手段と、
(e)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、前記切替手段が第1プローブに接続を切替えて、その半導体チップの電気特性を前記測定手段が測定し、その測定よって得られた測定値が予め定める範囲を超える場合には、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、前記切替え手段が第2プローブに接続を切替えて、その半導体チップの電気特性を前記測定手段が測定するように、前記切替手段および前記測定手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする半導体ウェハの測定装置である。
本発明によれば、複数の第1および第2プローブを有するプローブカードを準備し、第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、第2プローブが後続して接触するように、第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させて、各半導体チップの電気特性を測定する。この場合、第1プローブが接触した電極パッドには、後続する第2プローブが接触するので、合計2回、プローブが接触することになる。したがって、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があり、第1プローブによる1回目の接触では電極パッド表面の絶縁膜が破られない場合でも、後続する第2プローブによる2回目の接触によってさらに電極パッド表面が削られるので、比較的厚い絶縁膜も破られて、第2プローブと電極パッドとの間で良好な電気的接触を得ることができる。このように電極とプローブとの接触を2回行うことによって、プローブと電極パッドとの間の良好な電気的接触をより確実に得ることができ、半導体チップの電気特性の測定精度を向上させることができる。また、測定上の問題によって不良品と判定される半導体チップの割合が減るので、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。
また本発明によれば、第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触し、かつこの第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、この半導体チップの電気特性を測定することから、第1プローブが接触した電極パッドについては、後続する第2プローブと合わせ、合計2回、プローブが接触した後に、電気特性を測定することになる。したがって、第1プローブを電極パッドの表面の絶縁膜を除去する目的で使用し、第2プローブを測定用として使用すれば、第1プローブによって表面の絶縁膜が除去された電極パッドに、第2プローブを接触させて、良好な電気的接触のもとで、電気特性を測定することができる。また、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があり、第1プローブによって表面の絶縁膜が完全に除去できない場合でも、後続する第2プローブによる2回目の接触によってさらに電極パッド表面が削られるので、第2プローブと電極パッドとの間で良好な電気的接触をより確実に得ることができる。この結果、半導体チップの電気特性の測定精度を向上させることができ、また、測定上の問題によって不良品と判定される半導体チップの割合が減るので、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。
また本発明によれば、第1プローブは、電極パッドと接触する先端部の端面の面積が第2プローブより大きいことから、プローブの接触によって表面の絶縁膜が除去され、電極に用いられる材料自体が露出している部分(以後、プローブ跡という)は、第2プローブによるよりも第1プローブによるほうが大きく形成される。したがって、電極パッド内で、第1プローブが接触する部分と第2プローブが接触する部分とにわずかな位置ずれがあったとしても、第1プローブによって形成されたプローブ跡に、第2プローブを接触させることができ、第2プローブと電極パッドとの間で良好な電気的接触を得ることができる。また、電極パッドと接触するときに、第1プローブおよび第2プローブのいずれにも同じ押圧を与えた場合、先端部の端面の面積の大きい第1プローブのほうが、電極パッドへのプローブ先端部の食い込みが小さくなるので、第1プローブによる電極パッドへの食い込みを、絶縁膜の除去に必要な深さに抑えることができる。この結果、第1プローブによる電極パッドおよび半導体チップへのダメージを抑え、また、電極パッドの削りくずの量を減らすことができる。
また本発明によれば、第1プローブの先端部は、電極パッドに当接して摺動する方向を短辺とし、前記摺動方向に垂直な方向を長辺とする略矩形の端面を有することから、第1プローブによるプローブ跡の面積をより大きくすることができる。したがって、電極パッド内で、第1プローブが接触する部分と第2プローブが接触する部分とにわずかな位置ずれがあったとしても、第2プローブを、第1プローブによって形成されたプローブ跡に接触させることができ、第2プローブと電極パッドとの間で良好な電気的接触を得ることができる。また、電極パッドと接触するときに、第1プローブおよび第2プローブのいずれにも同じ押圧を与えた場合、第1プローブによる電極パッドへのプローブ先端部の食い込みをさらに小さくすることができ、結果として、絶縁膜除去用の第1プローブによる電極パッドや半導体チップへのダメージを抑え、また、電極パッドの削りくずの量を減らすことができる。
また本発明によれば、第1プローブの本数が、第2プローブの本数よりも少ないことから、各半導体チップのうち予め定める一部の電極パッドには第1プローブが接触し、予め定める電極パッドを除く残余の電極パッドには第1プローブが接触しないようにすることができる。したがって、予め大きな測定電流が想定される電極パッドに対して、第1プローブを接触させて絶縁膜を除去することで、後続する第2プローブを用いた測定では、比較的小さな接触抵抗で測定することができ、発熱によるプローブの表面の酸化および焼損を抑制することができる。一方、測定電流が小さく接触抵抗が影響しない電極パッド、および後工程でのワイヤーボンド性をよくするために、できるだけプローブ跡を小さくしたい電極パッドについては、不必要な第1プローブの接触を行わないようにすることができる。
また本発明によれば、第1プローブの材質は、第2プローブの材質と異なることから、第1プローブの材料の選択肢および設計自由度を増加させることができる。第1プローブを電極パッド表面の絶縁膜の除去用に使用し、後続する第2プローブを測定用に使用する方法では、たとえば、第1プローブには、加工性に優れ安価なニッケル合金や、磨耗に強いセラミックなどを使用することができる。また通常のプローブの針先に異なった材料を接着して使用することもできる。
また本発明によれば、複数の第1および第2プローブを有するプローブカードを準備し、第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、第2プローブが後続して接触するように、第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる。そして、第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定し、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定することから、第1プローブが接触した電極パッドには、後続する第2プローブと合わせて、合計2回、プローブが接触して、電気特性の測定を行うことになる。したがって、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があり、第1プローブによる1回目の測定では接触抵抗が大きくて正確な測定結果が得られない場合でも、後続する第2プローブによる2回目の測定では、比較的厚い絶縁膜が除去され良好な電気的接触のもとでの測定が可能となる。この結果、半導体チップの電気特性の測定精度を向上させることができ、また、測定上の問題によって不良品と判定される半導体チップの割合が減るので、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。
また本発明によれば、第1プローブによる電気特性の測定によって得られた測定値が予め定める範囲を超えるとき、少なくとも前記予め定める範囲を超えた測定値の電極パッドについての第1プローブによる測定を中止する。第1プローブによる1回目の測定では、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があるときには、第1プローブの接触だけで十分に絶縁膜が除去されないことがある。このような接触抵抗が大きな状態で、第1プローブに比較的大きな測定用の電流を流すと、発熱によって第1プローブの表面が酸化し焼損するおそれがある。そこで、測定値が予め定める範囲を超えるときは、その時点で、第1プローブによる測定を中止する。後続する第2プローブによる2回目の測定では、電極パッドの表面の絶縁膜がさらに削られた状態で測定を行うので、良好な電気的接触のもとでの測定が可能となる。
また本発明によれば、第2プローブのうちの少なくとも一部は、電極パッドと接触する先端部の端面の面積を、予め定める大きさに選ぶことから、予め大きな測定電流が想定される電極パッドについては、先端部の端面の面積を大きくして接触面積を増やすことができる。第2プローブによる2回目の測定では、電極パッドの表面の絶縁膜が第1プローブによって削られているので接触抵抗が小さいことに加えて、電極パッドとプローブとの接触面積も大きいことから、大きな測定電流を流してもプローブ先端での発熱が小さくなり、プローブ表面の酸化および焼損を抑制することができる。
また本発明によれば、第2プローブのうちの少なくとも一部は、プローブの軸線に垂直な断面積が、予め定める大きさに選ばれることから、予め大きな測定電流が想定される電極パッドについては、プローブの断面積を大きくしてプローブの曲げ剛性を高くすることができる。プローブの曲げ剛性が高い場合は、曲げ剛性が低い場合に比べて、プローブを電極パッドに押し当てたときの電極パッドに対する押圧が大きくなるので、第2プローブと電極パッドとの間の接触抵抗が低減する。したがって、第2プローブによる2回目の測定では、電極パッドの表面の絶縁膜が第1プローブによって削られているので接触抵抗が小さいことに加えて、さらに接触抵抗を小さくできることから、大きな測定電流を流してもプローブ先端での発熱が小さくなり、プローブ表面の酸化および焼損を抑制することができる。
また本発明によれば、第2プローブのうちの少なくとも一部は、電極パッドと接触する先端部の端面が、第1プローブの先端部の端面よりも、電極パッドに近接する方向に突出していることから、予め大きな測定電流が想定される電極パッドについては、第2プローブによる電極パッドへの押圧を大きくして接触抵抗を低減させることができる。第2プローブによる2回目の測定では、電極パッドの表面の絶縁膜が第1プローブによって削られているので接触抵抗が小さいことに加えて、さらに接触抵抗を小さくできることから、大きな測定電流を流してもプローブ先端での発熱が小さくなり、プローブ表面の酸化および焼損を抑制することができる。
また本発明によれば、複数の第1および第2プローブを有するプローブカードと、第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、第2プローブが後続して接触するように、第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、各半導体チップの電気特性を測定する測定手段を含んだ半導体ウェハの測定装置が提供される。ここで、前記測定手段は、第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触し、かつこの第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、この半導体チップの電気特性を測定することから、第1プローブが接触した電極パッドについては、後続する第2プローブと合わせ、合計2回、プローブが接触した後に、電気特性を測定することになる。したがって、第1プローブを電極パッドの表面の絶縁膜を除去する目的で使用し、第2プローブを測定用として使用すれば、第1プローブによって表面の絶縁膜が除去された電極パッドに、第2プローブを接触させて、良好な電気的接触のもとでの測定が可能となる。また、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があり、第1プローブによって表面の絶縁膜が完全に除去できない場合でも、後続する第2プローブによる2回目の接触によってさらに電極パッド表面が削られるので、第2プローブと電極パッドとの間では、良好な電気的接触をより確実に得ることができる。この結果、半導体チップの電気特性の測定精度を向上させることができ、また、測定上の問題によって不良品と判定される半導体チップの割合が減るので、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。
また本発明によれば、複数の第1および第2プローブを有するプローブカードと、第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、第2プローブが後続して接触するように、第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、各半導体チップの電気特性を測定する測定手段を含んだ半導体ウェハの測定装置が提供される。ここで、前記測定手段は、第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定し、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定することから、第1プローブが接触した電極パッドには、後続する第2プローブと合わせて、合計2回、プローブが接触して、電気特性の測定を行うことになる。したがって、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があり、第1プローブによる1回目の測定では接触抵抗が大きくて正確な測定結果が得られない場合でも、後続する第2プローブによる2回目の測定では、比較的厚い絶縁膜が除去され良好な電気的接触のもとでの測定が可能となる。この結果、半導体チップの電気特性の測定精度を向上させることができ、また、測定上の問題によって不良品と判定される半導体チップの割合が減るので、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。
また本発明によれば、複数の第1および第2プローブを有するプローブカードと、第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、第2プローブが後続して接触するように、第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、各半導体チップの電気特性を測定する測定手段と、第1および第2プローブのいずれか一方が、測定手段に接続するように接続を切替える切替手段と、測定手段および切替手段を制御する制御手段とを含んだ半導体ウェハの測定装置が提供される。ここで、前記制御手段は、第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、切替手段が第1プローブに接続を切替えて、測定手段がその半導体チップの電気特性を測定するように、切替手段および制御手段を制御する。そして、その測定よって得られた測定値が予め定める範囲を超える場合には、前記制御手段は、第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、切替手段が第2プローブに接続を切替えて、測定手段がその半導体チップの電気特性を測定するように、切替手段および測定手段を制御する。結果として、第1プローブが接触した電極パッドには、後続する第2プローブと合わせて、合計2回、プローブが接触して、電気特性の測定を行うことになる。したがって、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があり、第1プローブによる1回目の測定では接触抵抗が大きくて正確な測定結果が得られない場合でも、後続する第2プローブによる2回目の測定では、比較的厚い絶縁膜が除去され良好な電気的接触のもとでの測定が可能となる。また、切替手段によって、プローブと測定手段との接続を切替えていることから、第1および第2プローブの両方のプローブと接触する複数の半導体チップの電気特性を1つの測定手段で測定することができ、接続端子や信号増幅器の数を減らした小型で安価な測定手段を構成することができる。この結果、比較的小型かつ安価な装置構成で、半導体チップの電気特性の測定精度を向上させることができ、また、測定上の問題によって不良品と判定される半導体チップの割合が減るので、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に用いるプローブカード21aの基本的構成を模式的に示す平面図である。
第1の実施の形態のプローブカード21aは、基板22の厚み方向一方面上に設けられる複数のプローブ針23aと、プローブ針23aを支持固定するためのプローブ針固定部材24と、基板22の前記一方面上に形成され、プローブ針23aの基端部と接続されるパターン配線25と、基板22の厚み方向他方面上で、基板22の周縁に近接して設けられるコンタクトピン26とを含んで構成される。本実施の形態のプローブカード21aでは、測定用のプローブ針23a以外に、測定には用いない接触針23bが、プローブ針23aと同一の基板面上に設置され、プローブ針固定部材24によって固定される。プローブ針23aおよび接触針23bは、基板面に平行な方向では、プローブ針23aおよび接触針23bの先端部はそれらの基端部よりも基板22の中央近くに配置される。基板22の厚み方向では、プローブ針23aおよび接触針23bは、その基端部よりも先端部が基板22の表面から離間するように、基板22の表面に対して傾けて配置され、さらにプローブ針23aおよび接触針23bの先端部が、基板2の厚み方向で基板から離反する向きに屈曲形成される。また、プローブ針固定部材24は、セラミックまたは絶縁樹脂などでリング状に形成される。
本実施の形態では、接触針23bが第1プローブに対応し、プローブ針23aが第2プローブに対応する。
また、図1において、基板22の一方面上のパターン配線25は、その一端がプローブ針23aの基端部と接続し、その他端が基板22を貫通するコンタクトピン26の一部と接続するように形成される。一方、本実施の形態では、接触針23bと接続するパターン配線25は形成されない。この理由は、接触針23bは半導体チップ(以下、単にチップという場合がある)の特性測定に用いられないのでパターン配線25が不必要であるからである。したがって、接触針23bと接続するパターン配線25が設けられていてもよく、本発明の効果には変わりはない。
プローブ針23aと接触針23bは、半導体ウェハ上に配列された各半導体チップのうち、隣接する2つのチップ28a,28bの電極パッド29a,29bにそれぞれ接触するように配置される。電気特性が測定されるのは、プローバ針23aが接触しているチップ28aであり、接触針23bは、チップ28bの電極パッド29bの表面に形成される絶縁膜の一部を除去するために用いられる。ここで電極パッド29bの表面の絶縁膜には、電極パッドの自然酸化膜または電極保護膜の残渣などがある。
図14に示すように、プローブ針23aおよび接触針23bの先端部の端面が電極パッド29a,29bに接触するときには、それらの先端部の端面が電極パッド29a,29bの表面に押し当てられてから表面を擦るように動く。このようなプローブ針23aおよび接触針23bの摺動によって、電極パッド29a,29bの表面の絶縁膜が削り取られ、電極パッド29a,29bの材料であるアルミニウムが露出する部分(以後、プローブ針跡という)が形成される。そこで、非測定用の接触針23bを用いて、電極パッド29a,29bの表面の絶縁膜の一部を除去した後に、その絶縁膜が除去された部分にプローブ針が接触するように半導体ウェハ(以下、単にウェハという場合がある)を移動させてから電気特性の測定を行うようにすれば、プローブ針と電極パッドとの間で良好な電気的接触が得られる。比較的厚い表面絶縁膜が形成されているために、1回目の接触針23bによる接触のときに表面絶縁膜が完全に除去できない場合でも、2回目の測定時のプローブ針23aの接触によって再度同じ箇所が削り取られるので、プローブ針23aと電極パッド29a,29bとの間では良好な電気的接触がより確実に得られる。次に、本実施の形態のプローブカード21aを用いた半導体チップの電気特性の測定手順について具体的に説明する。
図2は、プローブカード21aを用いて半導体ウェハ上に配列された半導体チップの電気特性を測定する手順を示すフローチャートである。また、図3は、半導体ウェハの表面上に形成された半導体チップを模式的に示す平面図である。図3に示すように、半導体チップは、半導体ウェハ上の直交する2方向に、マトリクス状に配列するように形成される。ここで、チップの配列方向の一方をX方向とし、その繰り返し周期をW1とする。配列方向の他方をY方向とし、その繰り返し周期をW2とする。
本実施の形態では、半導体ウェハの電気特性を測定するために、ウェハプローバおよび半導体テスタを含む測定装置が用いられる。ここで、半導体ウェハは、ウェハプローバのウェハステージ上に真空チェックなどで固定され、また、プローブカード21aは、前記基板22の前記一方面が半導体ウェハと相対するようにウェハプローバに装着される。この状態で、ウェハステージが、ステージ面に平行で、かつ互いに垂直なX,Y方向、およびステージ面に垂直なZ方向に移動することによって、プローブ針23aおよび接触針23bが測定すべき半導体チップと接触する。ウェハステージのX,Y,Z方向の移動量は、ウェハプローバの制御部によって制御される。
本実施の形態では、ウェハプローバが移動手段に対応し、半導体テスタが測定手段に対応する。
以下、図2のフローチャートに従って、プローブカード21aを用い、図3に示した各半導体チップの電気特性を測定する手順を具体的に説明する。ここで、図2に示すフローチャートは、図3に示す半導体ウェハに配列された各半導体チップのうち、X方向の一列分を測定する手順を示したものである。
半導体チップの電気特性を測定する手順を開始すると、ステップS1で、ウェハプローバの制御部が、X方向に隣接する2つのチップのうち一方のチップ28aにプローブカード21aのプローブ針23aを接触させ、他方のチップ29bに接触針23bを接触させる(図3の破線で囲まれた領域にプローブカード21aが配置される)。これによって、他方のチップ28bでは接触針23bによって、電極パッド29bの表面の酸化膜が除去される。その後、プローブ針23aが接触している一方のチップ28aの電気特性が半導体テスタによって測定される。
次にステップS2に移り、X方向の一列分のチップの測定が終了したか否かを、ウェハステージの制御部が判断する。ステップS2において、測定が終了したと判断すると、処理を終了し、測定が終了していないと判断すると、ステップS3に移る。
次にステップS3では、ウェハステージの制御部が、半導体ウェハを装着したウェハステージを下降させて、プローブ針23aおよび接触針23bと電極パッド29a,29bとを離間させ、ウェハステージをX方向にチップの繰返し周期のW1だけ移動させる。このときウェハステージは、プローブカード21aの接触針23bからプローブ針23aの方向に移動する。相対的にプローブカードはプローブ針23aから接触針23bの方向(以下、測定方向という)に移動することになる(図3の一点鎖線で囲まれた領域にプローブカード21aが配置される)。なお、実際はウェハステージが移動するが、プローブカード21aとウェハステージのどちらが移動するのかは相対的なものであるので、以下の説明では、プローブカード21aが移動するとして説明する。
さて、ステップS3で、プローブカード21aを移動させた後に、ステップS1に戻る。ステップS1では、ウェハステージを上昇させて、プローブ針23aを、最初のステップS1で接触針が接触していたチップ28bの電極パッド29bと接触させ、接触針23bを、測定方向に隣接する新たなチップ28cと接触させる。この結果、プローブ針23aは既に接触針23bによって表面の酸化膜が除去された電極パッド29bと接触することになるので、良好な電気的接触が得られる。また、接触針23bによって測定方向に隣接する電極パッド29cの表面絶縁膜が除去される。この後、プローブ針が接触しているチップ29bの電気特性を測定が行われる。
同様にして、移動S3と接触および測定S1を繰り返すことによって、X方向の一列分のチップの測定が完了するとその列については測定が終了する。次にウェハステージをY方向に配列周期であるW2だけ移動させ、その列についての測定を測定方向(プローブ針側から接触針側の方向)に順次行う。
このように本発明の第1の実施の形態のプローブカード21aを用いることで、測定用のプローブ針23aが半導体チップの電極パッドに接触するときに、次に測定されるチップの電極パッドの表面の絶縁膜が接触針によって除去される。この結果、電極材料であるアルミニウムの表面が露出した状態で測定用のプローブ針23aが接触するので、電極パッドとプローブ針23aの電気的接触が良好に保たれる。また、半導体チップの電極パッドの表面に比較的厚い絶縁膜があり、接触針23bによって表面の絶縁膜が完全に除去できない場合でも、後続するプローブ針23aによる2回目の接触によってさらに電極パッド表面が削られるので、プローブ針23aと電極パッドとの間で良好な電気的接触をより確実に得ることができる。なお、接触針23bによって表面が削られて電極材料が露出する部分(プローブ針跡)にプローブ針23aが接触するように、プローブ針23aと接触針23bとは、X方向に繰り返し周期W1だけ離れた対称な位置に配置する必要がある。
上述の説明では、X方向にプローブカードを順次移動させて測定を行ったが、Y方向にプローブカードを順次移動させて測定を行ってもよい。図3において、最初のステップで、X方向に隣接する一方のチップ28aにプローブ針23aが接触し、他方のチップ28bに接触針23bが接触しているとすると、次のステップではY方向に1周期ずれたチップ30a,30bにプローブ針23aおよび接触針23bが接触するようにする。この後、Y方向に順次、移動と測定を繰り返し行ない、Y方向の1列分の測定が終了した後に、プローブカード21aをX方向に一周期分移動させる。移動させるX方向の向きは、プローブカード21aのプローブ針23a側から接触針側23b側への向きである。この場合、次にプローブ針23aが接触するY方向の列の各チップは、X方向にプローブカード21aを移動させる前の段階で、接触針による電極パッド表面の絶縁膜の除去が完了しているので、電気的接触が良好な状態で各チップの電気特性が測定される。
図4は、半導体ウェハ全体について本実施の形態のプローブカード21aを用いて測定する場合に、測定順序とプローブ針および接触針の配置との関係を模式的に表す平面図である。
通常、図4(a),(b)に示すように、各半導体チップは、半導体ウェハの表面上で、オリエンテーションフラット(以下、オリフラという)に平行な方向とオリフラに垂直な方向との両方向に周期的に配列される。そこで以下の説明では、オリフラを基準にして、オリフラ平行方向をX方向とし、X方向の一方をX1方向、他方をX2方向とする。また、ウェハ面内でオリフラに垂直な方向をY方向とし、Y方向の一方をY1方向、他方をY2方向とする。
一般に、プローブカードを用いた測定では、半導体ウェハの一方の端部に近い側から他方の端部側へ向けてウェハステージの移動量が最も少なくなるような順序で測定される。たとえば図4において、Y1方向の端部からY2方向の端部へと測定する場合、最初に、最もY1方向側の列(X方向に平行な列)について、X1方向からX2方向に向けてチップを順次測定する。次のステップでは、Y2方向に1チップ分移動して、X2方向からX1方向に向けて順次チップを測定し、その次のステップでは、さらにY2方向に1チップ分移動して、X1方向からX2方向へと測定する。このように、Y1方向からY2方向に向けて1列ずつ順に測定するときは、1列ごとにX方向での測定する向きが変わる。
このような測定順序に対応するために、図4(a)に示すように、Y方向に隣接する2チップのうち、Y1方向のチップとプローブ針23aが接触し、Y2方向側のチップと接触針23bが接触するように、プローブ針23aと接触針23bとを配置する。こうすれば、X方向の測定が1列分終了した後に、Y2方向にプローブカード21aが1列分だけ移動したとき、接触針23bで電極パッド表面の酸化膜が除去されたチップの特性がプローブ針23aによって測定されることになる。
また、本発明は複数のチップの電気特性を同時に測定する場合にも適用することができる。図4(b)は、4チップを同時に測定する場合のプローブ針と接触針の配置を示した一例である。図4(b)では、X方向に隣接する4チップ(図4(b)で実線のハッチングを施した部分)に測定用のプローブ針を配置し、それらの4チップとY2方向で隣接する4チップ(図4(b)で破線のハッチングを施した部分)に接触針を配置する。そして、X方向に沿う1列の測定は、4チップ分ずつプローブカードを移動させて測定する。X方向に沿う1列分の測定が終了すると、Y2方向へ1チップ分だけプローブカードを移動させて、次のX方向に沿う1列分の測定を行う。すると、Y2方向に移動する前の測定の際に接触針によって表面絶縁膜が除去されたチップが、プローブ針によって測定されることになり、良好な電気的接触のもとでの測定が可能となる。
以上のように、測定用のプローブ針と表面絶縁膜除去用の接触針を組み合わせるとともに、接触針でチップの電極パッド表面の絶縁膜が除去された後にプローブ針でそのチップについて測定されるように、プローブカード内でのプローブ針と接触針を配置する。この結果、測定用のプローブ針が測定時に半導体チップの電極パッドに接触するのと同時に、次に測定されるチップの電極パッドの表面の絶縁膜が接触針によって除去されることになり、電極パッドと測定用のプローブ針との間で良好な電気的接触が得られる。
図5は、本発明の第2の実施の形態に用いるプローブカード21bの基本的構成を模式的に示す平面図である。第2の実施の形態のプローブカード21bは、第1の実施の形態で用いるプローブカード21aのうち、接触針23bの構成を変更したものである。半導体ウェハの測定方法は第1の実施の形態と同様であるので、以下の説明では、第1の実施の形態のプローブカード21aと共通する構成については、同一の参照符号を付して説明を省略し、異なる構成の部分について説明する。
図5に示すプローブカード21bは、表面絶縁膜の除去用の接触針23bの本数が測定用のプローブ針23aの本数よりも少ない点に特徴があり、測定すべき半導体チップの性質に応じて予め接触針を接触させるか否かを選択することができる。たとえば、電気特性を測定するために大きな測定電流を流すことが想定される電極パッドについては、接触抵抗が大きい状態で大電流を流すと発熱によってプローブ針の表面が酸化することになるので、予め接触針23bを接触させて接触抵抗を低下させておく。一方、測定電流が小さく接触抵抗が影響しない電極パッドの場合、または電極パッドの面積が小さい場合、あるいは後工程でのワイヤーボンド性をよくするために、できるだけプローブ針跡を小さくしたい場合などは、接触針23bを接触させることなく、プローブ針23aを用いて電気特性を測定することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態として、第1の実施の形態で用いるプローブカード21aにおいて、接触針の形状を変更する場合について説明する。
図6Aは、接触針31aの形状がプローブカード21aで用いられるプローブ針23aの形状と同じ場合の、接触針31aの先端部の端面31bの形状と、その接触針31aで接触したときに電極パッド29に形成されるプローブ針跡34とを模式的に示す概略図である。このうち、図6A(1)は接触針31aの先端部の側面図を示し、図6A(2)は接触針31aの先端部の端面31bの形状を示し、図6A(3)は電極パッド29の平面図を示し、図6A(4)は図6A(3)の切断面線T1−T1から見た電極パッド29の断面図を示す。図6A(3)および図6A(4)に示すように、電極パッド29の表面の絶縁膜35の一部に、接触針31aが押し当てられて摺動することで絶縁膜35が削り取られて、電極内部36が露出するプローブ針跡34が形成される。
これに対し、図6Bは、接触針32aの端面32bの面積をプローブ針23aの面積より大きくした場合の、接触針32aの先端部の端面32bの形状と、その接触針32aで接触したときに電極パッド29に形成されるプローブ針跡37とを模式的に示す概略図である。このうち、図6B(1)は接触針32aの先端部の側面図を示し、図6B(2)は接触針32aの先端部の端面32bの形状を示し、図6B(3)は電極パッド29の平面図を示し、図6B(4)は図6B(3)の切断面線T2−T2から見た電極パッド29の断面図を示す。図6B(3)および図6B(4)に示すように、電極パッド29の表面の絶縁膜35の一部に、より大きな端面の面積を有する接触針32aが押し当てられて摺動することで、絶縁膜35が削り取られて電極内部36が露出するプローブ針跡34が大きく形成される。
プローブ針32aの先端部の端面32bの面積を大きくする理由は2つあり、その1つは、プローブ針跡37の面積が増えるため、電極パッド29の表面で接触針32aが接触する部分と測定用のプローブ針23aが接触する部分とにわずかな位置ずれがあったとしても、測定用のプローブ針23aは、絶縁膜35が除去された部分37に当たりやすくなるためである。もう1つの理由は、接触針32aの接触時にプローブ針23aと同じ押圧を与えた場合、アルミニウム電極への接触針32aの先端部の食い込みが小さくなり、電極パッドやチップへのダメージを抑え、また、電極パッドの削りくずの量を減らすことができるからである。最適な接触針32aの先端部の端面32bの面積は電極パッドの大きさによって変わるが、たとえば、測定用プローブ針23aの先端部の端面が直径40μmの略円形の場合、接触針はその1.5倍の直径60μm以上が好ましい。
図6Cは、接触針33aの端面33bを略矩形にした場合の接触針33aの形状と、電極パッド29に形成されるプローブ針跡38とを模式的に示す概略図である。このうち、図6C(1)は接触針33aの先端部の側面図を示し、図6C(2)は接触針33aの先端部の端面33bの形状を示し、図6C(3)は電極パッド29の平面図を示し、図6C(4)は図C(3)の切断面線T3−T3から見た電極パッド29の断面図を示す。本実施の形態では、図6C(1)および図6C(2)に示すように、接触針33aの先端部の端面33bの形状を、接触針33aが電極パッド29に当接して摺動する方向を短辺とし、摺動方向に垂直な方向を長辺とする略矩形としている。接触針33aの中央部の軸線に垂直な断面が略円形の場合、その直径よりも先端部の端面の長辺が大きくなるように、接触針33aの先端部をヘラ状の形状にするとより効果的である。こうすることで、電極パッドの更に広い部分で絶縁膜除去が可能となって、図6C(3)および図6C(4)に示すように、矩形状のより大きなプローブ針跡38が形成され、また、電極パッドを構成するアルミニウムの部分への食い込みはより小さくなる。端面の長辺の大きさは、接触針の接触位置の位置合わせ誤差を考慮して、たとえば電極パッドのパターンが正方形の場合はその一辺の長さよりも20μm程度小さくするのが好ましい。
その他に、本発明の第4の実施の形態として、プローブカード21aに用いる接触針23bの材料を、測定用のプローブ針23aの材料と異なる材料にすることもできる。測定用のプローブ針23bには、電気抵抗が小さく磨耗に強く適度な弾性を有したタングステンやタングステン合金が一般に使用されるが、接触針は、電気抵抗は関係なく絶縁物でもよいことより、加工性に優れ安価なニッケル合金や、磨耗に強いセラミックなども使用可能である。また通常のプローブ針の針先に異なった材料を接着して使用することもできる。
図7は、本発明の第5の実施の形態に用いるプローブカード41aの基本的構成を模式的に示す平面図である。第5の実施の形態のプローブカード41bは、第1の実施の形態に用いるプローブカード21aの構成を変更したものであるので、以下の説明では、図1に示した第1の実施の形態のプローブカード21aと共通する構成については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
第5の実施の形態のプローブカード41aは、第1の実施の形態と同様の測定用のプローブ針23a(以下、第1プローブ針という)と、第1プローブ針23aとは異なる測定用のプローブ針42(以下、第2プローブ針42という)を含んで構成され、第1プローブ針23aと第2プローブ針42は同一のウェハの異なるチップに同時に接触するように、基板22の一方面上に配置される。第1プローブ針23aおよび第2プローブ針42は共に測定用として用いるので、パターン配線25が施され、外部の測定回路と電気的に接続される。本実施の形態では、第1プローブ針23aを第1回目の測定用として用い、第2プローブ針42を、第1プローブ針23aで測定されたチップに対する第2回目の測定用として用いる。たとえば、図7に示すように、プローブカードの移動方向前方に第1回目の測定用の第1プローブ針23aを配置し、移動方向後方に第2回目の測定用の第2プローブ針42を配置する。この場合、プローブカードの移動方向に1チップずつ順次移動させれば、第1プローブ針23aを用いて測定したチップ28bの電極パッド29bに、後続して第2プローブ針42が接触することになるので、第1回目の測定の再測定用として、第2プローブ針42を用いることができる。本実施の形態のプローブカード41aは、2チップ同時測定用のプローブカードと構造は同じになるが、ウェハステージの移動量と測定方法とが異なる。2チップ同時測定の場合はウェハステージが2チップ分移動することになるが、本実施の形態ではウェハステージは1チップ分ずつ移動させる必要がある。
なお、本実施の形態の第1プローブ針23aが第1プローブに対応し、第2プローブ針42が第2プローブに対応する。
図8は、プローブカード41aを用いた半導体検査装置52の基本的構成を模式的に示す概略図である。半導体検査装置52は、ウェハプローバ44と半導体テスタ46とを含んで構成され、このうち、半導体テスタ46は、切替回路48と、測定回路49と、記録回路50と、比較判定回路51と、制御回路55とを含んで構成される。図8に示すように、半導体ウェハ27は、ウェハプローバ44のウェハステージ45上に真空チャックなどによって固定され、ウェハプローバ44の制御部による制御に従って、ステージ面に平行、かつ互いに垂直なX,Y方向、およびステージ面に垂直なZ方向に移動する。また、プローブカード41aは、基板22の前記一方面(第1および第2プローブ針が固定されている面)が半導体ウェハ7と相対するようにウェハプローバに装着され、半導体テスタ46と信号線47a,47bを介して電気的に接続される。接続用の信号線には、第1プローブ用信号線47aと第2プローブ用信号線47bの2種類があり、半導体テスタ46の内部の切替回路48で、第1プローブ用信号線47aおよび第2プローブ用信号線47bのいずれか一方と測定回路49との接続が切替えられる。記録回路50は、測定回路49での測定結果を記録するともに、測定結果と比較するために予め定める基準値を記憶する。比較判定回路51は、測定回路49での測定結果と記録回路50から呼び出された予め定める基準値とを比較して、測定結果が予め定める範囲にあるか否かを判定する。制御回路55は、半導体テスタ46によって行われる処理手順を制御する。
なお、本実施の形態の半導体検査装置52のうち、ウェハプローバ44が移動手段に対応し、切替回路48が切替手段に対応し、測定回路49が測定手段に対応し、比較判定回路51および制御回路55が制御手段に対応する。
図9は、図8に示す半導体ウェハの検査装置52を用いて半導体ウェハの電気特性の測定を行う手順を示すフローチャートである。図9では、半導体ウェハ上にマトリックス状に配列された半導体チップのうち、配列方向一方について、一列分の測定を行う手順を示している。
最初に測定すべき、半導体チップに第1プローブ針23aおよび第2プローブ針42が接触して、測定が開始される。測定手順を概略的に説明すると、ステップS11からステップS18は、第1プローブ針23aおよび第2プローブ針42が接触しているチップについて電気特性の測定を行うステップであり、半導体テスタの制御回路55からの指令に基づいて実行される。電気特性の測定が終了すると、ステップ19で、ウェハプローバ44の制御部が、一列分の測定が終了しているか判断する。測定が終了していない場合には、ステップ20で、半導体チップの配列方向一方に1チップ分、ウェハステージ45が移動して、再びステップS11からステップS18の測定を行うステップを繰り返す。ステップ19で、一列分の測定が終了したと判断した場合に測定が終了する。
次に、測定(ステップS11〜S18)と移動(ステップS20)とを複数回繰り返した後、図7に示すように、第1プローブ針23aおよび第2プローブ針42が、チップ28a、28bの電極パッド29a,29bに接触している状態からの測定の手順を詳細に説明する。
ステップS11で、切替回路48によって、第1プローブ針23aと測定回路49とが電気的に接続するように接続が切替えられて、ステップS12に移る。
ステップS12で、測定回路49によって、第1プローブ針23aと接触している測定方向前方(プローブカード41aの移動方向)のチップ28bの特性が測定されて、ステップS13に移る。
ステップS13で、測定回路49によって測定された測定値が、記録回路(メモリ)50に記録されて、ステップS14に移る。
ステップS14で、比較判定回路51によって、測定値と、記録回路50から呼び出された予め定める基準値とが比較される。ここで、測定値が予め定める基準値の範囲を超える場合でも、第1プローブ針23aによって、予め定める範囲を超える測定値の電極パッドについて、再度、測定を行わないことが重要である。半導体チップ28b自体は良品であっても、第1プローブ針23aと電極パッド29bとの接触抵抗が原因で測定不良となる場合があるからである。第1の実施の形態のプローブカード21aについて説明したように、後続して第2プローブ針42と接触するときには、予め第1プローブ針23aと接触したことで電極パッド29bの表面の絶縁膜が削られているので、良好な電気的接触が得られやすい。したがって、予め定める範囲を超える測定値の電極パッドについては、その電極パッド29bと第2プローブ針42とが接触しているときに再測定が行われる。
第1プローブ針23aを用いた測定方向前方のチップ28bの特性測定が完了すると、ステップS15に移る。ステップS15では、測定方向後方のチップ28aについての第1プローブ針23aを用いた測定値が、予め定める範囲にあった場合となかった場合とで分岐し、予め定める範囲にあった場合にはステップS19に移り、予め定める範囲になかった場合にはステップS16に移る。なお、測定方向後方のチップ28aについての第1プローブ針23aを用いた測定は、プローブカード41aがステップS20で1チップ分移動する前の段階で完了している。
測定方向後方のチップ28aの測定値が予め定める範囲を超えていた場合には、ステップS16で、切替回路48によって、第2プローブ針42と測定回路49とが接続するように接続が切替えられて、ステップS17に移る。
ステップS17では、測定回路によって、第2プローブ針を用いて測定方向後方のチップ28aの特性を測定されて、ステップS18に移る。
ステップS18では、記録回路50に測定結果が記録されて、ステップS19に移る。測定値が予め定める範囲にあった場合には、上述した測定方向後方のチップ28aへの接続の切替えと、測定と、記録回路50への保存は行われずに、ステップS19に移る。
ステップS19では、ウェハプローバ44の制御部によって、測定方向に測定すべきチップが残っているか判断され、測定すべきチップが残っている場合には、ステップS20に移る。
ステップS20では、再びウェハステージ45が配列方向一方へ1チップ分移動して、ステップS11に移り、以上の測定ステップが繰り返される。
このように、最初に第1プローブ針を用いて第1回目の測定を実施し、第1回目の測定結果が予め定める範囲を超える場合でもすぐに再測定は行わず、プローブカードは次のチップに移動する。そして、第1プローブ針で次のチップの第1回目の測定を行い、第2プローブ針で1チップ前のチップの再測定を行う。第2回目の測定で測定値が予め定める範囲にある場合はそのチップを良品と判定し、第2回目でも測定値が予め定める範囲を超える場合は不良と判定する。第2回目の測定では、第1回目の測定の際に第1プローブ針が接触することで電極パッド表面の絶縁膜が除去されているので、良好な電気的接触の状態で測定ができることになる。
さらに、本実施の形態では、第1回目の測定と第2回目の測定とで、測定項目は同じにして測定条件を変えてもよい。たとえば、1回目の測定では、電極パッドの表面絶縁膜の影響で接触抵抗の高い可能性があるので、接触抵抗を検出する目的で測定電流を小さくして測定し、接触抵抗が高いと判断した場合にはその電極パッドについての測定を中止するシーケンスとする。そして、2回目の第2プローブ針を用いた測定において、通常の測定条件で測定する。こうすることで、接触抵抗が高い状態での大電流印加を防止し、プローブ針の酸化や焼損を防止することができる。
なお、図8に示した検査装置の概略を示す模式図では、第1プローブ針23aと第2プローブ針42との切替えを半導体テスタ46内の切替回路48で行っているが、プローブカード上で行ってもよい。半導体テスタ46内は、特別な回路構成ではなく最近の半導体テスタでは、標準で回路が備わっていることが多い。よってプログラムと配線の追加のみで上記の測定シーケンスを実現することが可能である。
また本実施の形態のプローブカード41aを用いる場合に、測定方向は必ずしも図7に示すように第2プローブ針42から第1プローブ針23aの方向でなくてよい。第1プローブ針23aで測定したのと同じチップに、後続して第2プローブ針42が接触して測定できればよいので、図4に示した測定方向と同様の測定方向とすることも可能である。
図10(a)は、本発明の第6の実施の形態に用いるプローブカード41bの基本的構成を模式的に示す平面図であり、図10(b)は、そのプローブカード41bに用いる第2プローブ針43の先端部の端面43bの形状を模式的に示す概略図である。第6の実施の形態のプローブカード41bは、第5の実施の形態に用いるプローブカード41aのうち、第2プローブ針42の構成を変更したものである。半導体ウェハの測定方法は、第5の実施の形態と同様であるので、以下の説明では、第5の実施の形態のプローブカード41bと共通する構成については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図10(a)に示すプローブカード41bは、第2回目の測定を行う第2プローブ針のうちの少なくとも一部43について、図10(b)に示すように、電極パッドと接触する先端部の端面43bの面積を、通常のプローブ針42の先端部の端面42bの面積よりも大きくしたものである。なお、図10(a)において、図解を容易にするために、先端部の端面の面積が大きいプローブにハッチングを付している。
予め大きな測定電流が想定される電極パッドについては、図10のように、第2プローブ針43の先端部の端面の面積を大きくして接触面積を増やすことで、接触抵抗を低減させるとよい。第2プローブ針43による2回目の測定では、電極パッドの表面の絶縁膜が第1プローブ針23aによって削られているので接触抵抗が小さいことに加えて、第2プローブ針43と電極パッドとの接触面積も大きいことから、大きな測定電流を流してもプローブ先端での発熱が小さくなり、プローブ表面の酸化および焼損を抑制することができる。第2プローブ針43の先端部の端面43bの大きさは電極パッドサイズで制限される場合が多いが、0.5A以上の電流を流すときには、たとえば、先端部の端面を略円形とした場合の大きさは、直径50μm以上が望ましい。
なお、第2プローブ針の断面積を大きくする場合には、1回目は小電流で測定して接触抵抗の大きな素子については測定を中止するようなシーケンスで測定するとよい。2回目の測定では、1回目の第1プローブ針23aとの接触で電極パッド表面の絶縁膜が除去されることで接触状態が良くなっているので、1回目のような保護シーケンスの必要もなく全項目を測定することができる。
本発明の他の実施の形態として、図7に示したプローブカード41aに用いられる第2プローブ針42のうちの少なくとも一部について、プローブ針の軸線に垂直な断面積を大きくしたり、先端部の端面を、第1プローブ針23aの先端部の端面よりも電極パッドに近接する方向へ突出させたりすることで、接触抵抗を低減させてもよい。
図11は、第2プローブ針53の形状、および第2プローブ針54の基板22の厚み方向の配置を模式的に示す概略図である。
図11(a)は、大電流を流す第2プローブ針53の軸線に垂直な断面積を、通常の第2プローブ針42の断面積よりも大きくしたものである。プローブ針の断面積を大きくするとプローブ針の曲げ剛性が高くなるので、プローブ針を電極パッドに押し当てたときの電極パッドに対する押圧が大きくなる。予め大きな測定電流が想定される電極パッドについては、このように電極パッドに対する押圧を大きくして、第2プローブ針と電極パッドとの間の接触抵抗を低減させることができる。第2プローブ針53による2回目の測定では、電極パッドの表面の絶縁膜が第1プローブ針23aによって削られているので接触抵抗が小さいことに加えて、さらに接触抵抗を小さくできることから、大きな測定電流を流してもプローブ先端での発熱が小さくなり、プローブ表面の酸化および焼損を抑制することができる。通常のプローブ針の断面は直径250μmの略円形であるのに対し、プローブ針の直径を50μm以上大きくすると効果が見られる。
図11(b)は、第2プローブ針54の電極パッドと接触する先端部の端面を、第1プローブ針23aの先端部の端面よりも、電極パッドに近接する方向に突出させたものである。予め大きな測定電流が想定される電極パッドについては、このように第2プローブ針54の先端部を突出させることで、第2プローブ針54による電極パッドへの押圧を大きくして接触抵抗を低減させるとよい。第2プローブ針による2回目の測定では、電極パッドの表面の絶縁膜が第1プローブ針23aによって削られているので接触抵抗が小さいことに加えて、さらに接触抵抗を小さくできることから、大きな測定電流を流してもプローブ先端での発熱が小さくなり、プローブ表面の酸化および焼損を抑制することができる。第2プローブ針54の先端部の端面を、第1プローブ針23aの先端部の端面よりも突出させる大きさW3は、20〜50μm程度が適切である。
なお、上述のように、第2プローブ針の一部について電極パッドに対する押圧を大きくする場合についても、1回目は小電流で測定して接触抵抗の大きな素子については測定を中止するようなシーケンスで測定するとよい。2回目の測定では、1回目の第1プローブ針との接触で電極パッド表面の絶縁膜が除去されることで接触状態が良くなっているので、1回目のような保護シーケンスの必要もなく全項目を測定することができる。
以上のとおり、本発明のプローブカード21a,21b,41a,41bを用いた半導体ウェハの測定方法および測定装置によって、プローブ針と半導体チップとの接触抵抗を大幅に改善することが可能となり、半導体チップの電気特性の測定精度を向上させることができる。さらに、測定上の問題によって不良品と判定される半導体チップの割合が減るので、半導体チップの歩留まりを向上させることができる。また、本発明に用いるプローブカード21a,21b,41a,41bは、特殊な装置や材料を用いることなく、従来の構造を一部変更するだけで実現が可能である。測定方法および測定装置についても従来のICテスタとウェハプローバが使用可能であり、プローバの動作も従来の動作と同様で測定時間が大幅に増えることはない。
なお、上述した実施の形態は、いずれも接触抵抗を低減し安定した高精度な測定を行うことが目的であるので、各項目を組み合わせたり、複数回の繰り返しを行ったりすることにより更に高い効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態は、従来構造と類似の構造のプローブカードと、アルミニウム電極を電極パッドとした半導体ウェハについて説明を行ったが、電極パッドとプローブ接触子を用いて測定するものについては、同様の効果が得られる。たとえば、垂直型のプローブカード、バンプ構造の半導体チップおよびCSP(CHIP SIZE PACKAGE)素子などについても応用が可能である。
本発明の第1の実施の形態に用いるプローブカード21aの基本的構成を模式的に示す平面図である。 プローブカード21aを用いて半導体チップの電気特性を測定する手順を示すフローチャートである。 半導体ウェハの表面上に形成された半導体チップを模式的に示す平面図である。 半導体ウェハ全体について本実施の形態のプローブカード21aを用いて測定する場合に、測定順序とプローブ針および接触針の配置との関係を模式的に表す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に用いるプローブカード21bの基本的構成を模式的に示す平面図である。 接触針31aの形状がプローブカード21aで用いられるプローブ針23aの形状と同じ場合の、接触針31aの先端部の端面31bの形状と、その接触針31aで接触したときに電極パッド29に形成されるプローブ針跡34とを模式的に示す概略図である。 接触針32aの端面32bの面積をプローブ針23aの面積より大きくした場合の、接触針32aの先端部の端面32bの形状と、その接触針32aで接触したときに電極パッド29に形成されるプローブ針跡37とを模式的に示す概略図である。 接触針33aの端面33bを略矩形にした場合の接触針33aの形状と、電極パッド29に形成されるプローブ針跡38とを模式的に示す概略図である。 本発明の第5の実施の形態に用いるプローブカード41aの基本的構成を模式的に示す平面図である。 プローブカード41aを用いた半導体検査装置52の基本的構成を模式的に示す概略図である。 図8に示す半導体ウェハの検査装置52を用いて半導体ウェハの電気特性の測定を行う手順を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態に用いるプローブカード41bの基本的構成を模式的に示す平面図、ならびにそのプローブカード41bに用いる第2プローブ針43の先端部の端面43bの形状を模式的に示す概略図である。 第2プローブ針53の形状、および第2プローブ針54の基板22の厚み方向の配置を模式的に示す概略図である。 従来のプローブカード1の基本的構成を模式的に示す平面図である。 図12の切断面線XIII−XIIIから見た従来のプローブカード1の基本的構成を模式的に示す断面図である。 プローブ針3が半導体チップ8の表面に形成された電極パッド9に良好な状態で接触している状態を示す模式的な断面図である。
符号の説明
21a,21b,41a,41b プローブカード
22 基板
23a プローブ針(第1プローブ針)
23b,32a,33a 接触針
42,43,53,54 第2プローブ針
24 プローブ針固定部材
25 パターン配線
26 コンタクトピン
27 半導体ウェハ(ウェハ)
28a,28b,28c,30a,30b 半導体チップ(チップ)
29a,29b 電極パッド
44 ウェハプローバ
45 ウェハステージ
46 半導体テスタ
48 切替回路
49 測定回路
50 記録回路
51 比較判定回路
55 制御回路

Claims (14)

  1. 半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
    前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードを準備し、
    前記プローブカードによって、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させて、各半導体チップの電気特性を測定することを特徴とする半導体ウェハの測定方法。
  2. 前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触し、かつこの第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、この半導体チップの電気特性を測定することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェハの測定方法。
  3. 前記第1プローブは、電極パッドと接触する先端部の端面の面積が、前記第2プローブよりも大きいことを特徴とする請求項2記載の半導体ウェハの測定方法。
  4. 前記第1プローブの先端部は、電極パッドに当接して摺動する方向を短辺とし、前記摺動方向に垂直な方向を長辺とする略矩形の端面を有すること特徴とする請求項2記載の半導体ウェハの測定方法。
  5. 前記第1プローブの本数は、前記第2プローブの本数よりも少ないことを特徴とする請求項2記載の半導体ウェハの測定方法。
  6. 前記第1プローブの材質は、前記第2プローブの材質と異なることを特徴とする請求項2記載の半導体ウェハの測定方法。
  7. 前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定し、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェハの測定方法。
  8. 前記第1プローブによる電気特性の測定によって得られた測定値が予め定める範囲を超えるとき、少なくとも前記予め定める範囲を超えた測定値の電極パッドについての第1プローブによる測定を中止すること特徴とする請求項7記載の半導体ウェハの測定方法。
  9. 前記第2プローブのうちの少なくとも一部は、電極パッドと接触する先端部の端面の面積が、予め定める大きさに選ばれることを特徴とする請求項7記載の半導体ウェハの測定方法。
  10. 前記第2プローブのうちの少なくとも一部は、プローブの軸線に垂直な断面積が、予め定める大きさに選ばれることを特徴とする請求項7記載の半導体ウェハの測定方法。
  11. 前記第2プローブのうちの少なくとも一部は、電極パッドと接触する先端部の端面が、第1プローブの先端部の端面よりも、電極パッドに近接する方向に突出していることを特徴とする請求項7記載の半導体ウェハの測定方法。
  12. (a)プローブカードであって、
    (a1)半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
    (a2)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードと、
    (b)前記半導体ウェハおよび前記プローブカードの少なくとも一方を移動させ、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、
    (c)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触し、かつ前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、この半導体チップの電気特性を測定する測定手段とを含むことを特徴とする半導体ウェハの測定装置。
  13. (a)プローブカードであって、
    (a1)半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
    (a2)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードと、
    (b)前記半導体ウェハおよび前記プローブカードの少なくとも一方を移動させ、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、
    (c)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定し、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、その半導体チップの電気特性を測定する測定手段とを含むことを特徴とする半導体ウェハの測定装置。
  14. (a)プローブカードであって、
    (a1)半導体ウェハ上に配列された複数の半導体チップのうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第1プローブと、
    (a2)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドと接触しているときに、その半導体チップを除く残余のうちの1または複数の半導体チップの電極パッドと接触する複数の第2プローブとを含むプローブカードと、
    (b)前記半導体ウェハおよび前記プローブカードのうち少なくとも一方を移動させ、前記第1プローブが接触した半導体チップの電極パッドに、前記第2プローブが後続して接触するように、前記第1および第2プローブを各半導体チップの電極パッドに順次接触させる移動手段と、
    (c)前記第1または第2プローブと接触している半導体チップの電気特性を測定する測定手段と、
    (d)前記第1プローブおよび前記第2プローブのいずれか一方が、前記測定手段に接続するように接続を切替える切替手段と、
    (e)前記第1プローブが半導体チップの電極パッドに接触したとき、前記切替手段が第1プローブに接続を切替えて、前記測定手段がその半導体チップの電気特性を測定し、その測定よって得られた測定値が予め定める範囲を超える場合には、前記第1プローブが接触した電極パッドに後続して第2プローブが接触したとき、前記切替え手段が第2プローブに接続を切替えて、前記測定手段がその半導体チップの電気特性を測定するように、前記切替手段および前記測定手段を制御する制御手段とを含むことを特徴とする半導体ウェハの測定装置。
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