JP2007231818A - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部から供給された燃料を分離して内燃機関に供給する燃料供給装置において、内燃機関の始動開始直後から適切な組成の燃料を供給可能とする。
【解決手段】燃料分離装置4において、車両に搭載された燃料タンク2内の燃料を、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料に分離した後、エンジン1の運転状態に応じて、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料のいずれかが選択または混合されて、エンジン1に供給することで効率的な運転を可能とする。そして、コンピュータ7は、エンジン1の停止時刻に対して、燃料分離装置4の分離停止時刻を所定の期間だけ遅延させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるエンジンなどの内燃機関に燃料を供給するための燃料供給装置に係り、特に、外部から供給された燃料を分離することによって内燃機関を高効率で運転させるための燃料供給技術に関する。
従来、車両の外部から供給された燃料に対して改質を行うことでオクタン価を高め、機関負荷などの内燃機関の運転状態に応じた所望のオクタン価の燃料を内燃機関に供給する技術が知られている。
たとえば、下記特許文献1に開示された燃料供給装置では、分留装置と改質装置とを備える。分留装置は、外部から補給された燃料を低オクタン価燃料と高オクタン価燃料とに分留し、改質装置は、分留装置によって生成された低オクタン価燃料のオクタン価を高める。そして、分留装置によって生成された高オクタン価燃料と、改質装置によってオクタン価が高められた改質燃料とを、機関負荷に応じて要求されるオクタン価になる比率で混合させて、内燃機関に供給する。
この従来の燃料供給装置によれば、内燃機関の運転状態に応じて燃料組成を制御できるので、内燃機関を効率良く運転させることができる。
特開2000−329013号公報
ところで、従来の燃料供給装置において、燃料を分離するための分留装置と改質装置は、内燃機関の始動開始の後しばらくの間は、装置が正常に機能するための温度条件が整わないため、内燃機関に対して所期の性状の燃料を供給することが困難である。
それゆえ、分離によって生成される高オクタン価燃料、改質燃料をそれぞれ貯蔵するためのタンク容量が小さい場合、始動時におけるタンク残量によっては、始動開始後しばらくの間、適切な組成の燃料を内燃機関に供給できないことがある。
したがって、本発明の目的は、外部から供給された燃料を分離して内燃機関に供給する燃料供給装置において、内燃機関の始動開始直後から適切な組成の燃料を供給可能とすることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料タンクと、燃料分離部と、複数の燃料貯蔵部と、燃料供給部と、制御部とを備えた、内燃機関の燃料供給装置である。
燃料タンクは、外部から供給される燃料を貯蔵する。燃料分離部は、燃料タンク内の燃料を、それぞれ組成が異なる複数種類の燃料に分離する。この分離方法として、分留や改質などの様々な化学的処理が考え得る。
複数の燃料貯蔵部は、複数種類の燃料をそれぞれ別々に貯蔵する。燃料供給部は、複数の燃料貯蔵部に貯蔵された複数種類の燃料の中からいずれかの燃料を選択または混合し、内燃機関に所望の組成の燃料を供給する。
制御部は、内燃機関の運転停止時刻に対して、燃料分離部の分離停止時刻を所定の第1期間遅延させる。すなわち、内燃機関の運転停止後においても、燃料の分離動作が継続される。
したがって、本発明によれば、次回の内燃機関の運転開始時において、複数の燃料貯蔵部にそれぞれ複数種類の燃料が所要量確保されることになり、その運転開始直後において分離動作の環境設定が整わない間においても、各燃料貯蔵部内に確保された燃料を使用して、所望の組成の燃料を生成することが可能となる。それゆえ、内燃機関の始動開始直後から適切な組成の燃料を供給が可能となる。
以下、本発明に係る燃料供給装置の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置を含むエンジンのシステム構成図である。なお、図1において、エンジン1は、通常のガソリンエンジンの圧縮比より高い圧縮比に設定されるものとする。また、エンジン1の燃焼方式の違い、たとえば火花点火、圧縮着火の違いは問わない。
なお、燃料タンク2は、本発明の燃料タンクの一実施形態である。
燃料分離装置4は、本発明の燃料分離部の一実施形態である。
燃料分離装置4内部の貯蔵部43a,43b,44aは、本発明の複数の燃料貯蔵部を構成する。
燃料ポンプ3,6および燃料混合比率調整器5は、本発明の燃料供給部を構成する。
ECU7は、本発明の制御部の一実施形態である。
<システム構成>
先ず、図1に示すエンジンのシステム構成について以下説明する。
燃料タンク2は、車両に補給される燃料を貯蔵する。この燃料タンク2内には、燃料ポンプ3が設けられる。燃料ポンプ3は、燃料タンク2内の燃料を、燃料路101を介して燃料分離装置4に供給する。
ここで、燃料ポンプ3は、ECU7と電気的に接続され、ECU7を介して給電のタイミングが制御される電動ポンプである。したがって、燃料ポンプ3の動作開始・停止のタイミングは、エンジン1の始動・停止のタイミングと独立に制御することが可能となっている。
燃料分離装置4は、燃料タンク2から供給された燃料を分離して、高オクタン価燃料と改質燃料と始動用燃料とを生成する。燃料分離装置4は、燃料混合比率調整器5と燃料路102,103,104によって接続される。高オクタン価燃料は燃料路102を介して、改質燃料は燃料路103を介して、始動用燃料は燃料路104を介して、それぞれ燃料混合比率調整器5に供給される。
ここで、燃料分離装置4の構成について、図2を参照して説明する。図2は、燃料分離装置4の外観の概略構成を示す図である。
図2に示すように、燃料分離装置4は、筐体41と温度調節器42を備える。
筐体41は、燃料路101と接続されて形成される。筐体41は、燃料路101を介して供給される燃料タンク2内の燃料を、貯蔵部41aに一時的に貯蔵する。
筐体41の内部には、貯蔵部41aに貯蔵された燃料を分離するための、分留器43および分留改質器44が設けられる。
分留器43および分留改質器44は、燃料に含まれる成分の沸点範囲とオクタン価との関係を利用した分留機能を備える。図3に示すように、外部から補充される燃料タンク2内のガソリン燃料は、沸点が例えば90℃から150℃の燃料成分のオクタン価は高く、90℃以下の低沸点の燃料成分、および、150℃より高沸点の燃料成分のオクタン価は低い。したがって、燃料タンク2内の燃料を適切に分留することで、オクタン価などの組成が異なる燃料に分離することができる。
なお、分留の基準とする温度は、上述した90℃および150℃に限られず、車両に補給される燃料やエンジンの使用形態によって変更するようにしてもよい。
分留器43は分離膜を備え、貯蔵部41a内の燃料のうち、オクタン価が高い燃料成分、すなわち、沸点が90℃から150℃の範囲の燃料成分のみを分留によって取り出し、内部にある貯蔵部43aに貯える。貯蔵部43a内の高オクタン価燃料は、燃料路102を介して外部に取り出される。
また、分留器43は、90℃において気体状の燃料成分を始動用燃料として貯蔵部43bに貯える。貯蔵部43b内の始動用燃料は、燃料路104を介して外部に取り出される。
分留改質器44は分離膜を備え、貯蔵部41a内の燃料のうち、オクタン価が低い燃料成分、すなわち、90℃以下の低沸点の燃料成分、および、150℃より高沸点の燃料成分を、低オクタン価燃料として分留によって抽出する。
さらに、分留改質器44は、抽出した低オクタン価燃料に対して、触媒作用を施すとともにクラッキングや重合などの変成を行う改質処理を行うことで、改質前よりもオクタン価の高い燃料(以下、改質燃料と称する)を生成し、内部にある貯蔵部44aに貯蔵する。貯蔵部44a内の改質燃料は、燃料路103を介して外部に取り出される。
改質処理は、具体的には、図4に示すように、300℃、1MPaの条件下で、白金アルミナゼオライト触媒によってノルマルペンタンを異性化し、オクタン価の高いイソペンタンを生成することによって行う。但し、分留改質器44によって生成された改質燃料のオクタン価は、貯蔵部43a内の高オクタン価燃料よりも低い。
温度調節器42は、ECU7と電気的に接続され、必要な電源電圧が与えられて動作する。温度調節器42は、分留器43の分留処理、および、分留改質器44における分留処理・改質処理に要する温度環境(特に、改質触媒の活性に必要な温度環境)を設定する。
たとえば、温度調節器42は、所定の動作電圧が与えられている限り、筐体41内の温度を、常に触媒の活性に必要な所定の温度T_act以上となるように動作する。ただし、たとえば冷間始動時では、筐体41内の温度が温度T_act以上となるには、動作電圧の印加後しばらくの時間が必要である。
なお、図2に図解した燃料分離装置4は、たとえば車両に対する搭載性を考慮した場合、その外形サイズが制限される場合があり、各貯蔵部貯蔵部43a,43b,44aの貯蔵容量は大きくできないことが多い。
図1の説明に戻る。
燃料混合比率調整器5は、燃料分離装置4と燃料路102,103,104によって接続され、燃料路102から高オクタン価燃料を、燃料路103から改質燃料を、燃料路104から始動用燃料を導入する。
燃料混合比率調整器5は、燃料路102からの高オクタン価燃料、燃料路103からの改質燃料、燃料路104からの始動用燃料のいずれかの燃料の選択または混合比率を制御する比例電磁弁を含んで構成される。その比例電磁弁の弁開度は、ECU7から指示される混合比率を示す制御信号に基づいて制御される。
燃料ポンプ6は、エンジン1と燃料路105を介して接続される。この燃料路105は、エンジン1の燃料噴射弁(図示しない)に接続されている。そして、燃料ポンプ6は、燃料混合比率調整器5によって選択または混合された燃料をエンジン1の燃料噴射弁に供給する。
ECU(Electronic Control Unit)7は、マイクロコントローラを主体として構成される。ECU7は、点火時期センサ91、吸入空気量センサ92、スロットル開度センサ93、クランク角センサ94、水温センサ95、ノックセンサ96、排気温センサ97などから検出信号を入力し、所定の演算を行うことによってエンジン1の運転状態、環境状態を推定するほか、エンジン1の点火時期、燃料噴射時期、燃料噴射量等を決定する。
前述したように、ECU7は、エンジンの運転状態等に応じて、燃料分離装置4から個別に供給される高オクタン価燃料と改質燃料と始動用燃料との混合比率を示す制御信号を、燃料混合比率調整器5に送出する。
ECU7は、燃料ポンプ3、および、燃料分離装置4内部の温度調節器42に対する印加電圧を生成し、かつ、その印加タイミングを制御する。
<燃料供給動作>
次に、エンジン1に対する燃料供給動作について、具体的に説明する。
先ず、車両に供給された燃料は、最初に燃料タンク2に貯蔵される。そして、燃料タンク2に貯蔵された燃料は、燃料分離装置4の処理能力に応じて、燃料分離装置4内の貯蔵部41aに順次導入される。
分留器43では、先ず、導入された燃料に対して、燃料温度が150℃になる熱を加える。この加熱によって蒸発した沸点150℃以下の燃料成分は、その後90℃まで冷却される。この冷却化により凝縮した沸点90℃〜150℃範囲の燃料成分が、貯蔵部43aに貯えられる。さらに、90℃において気体状の燃料成分は、始動用燃料として貯蔵部43bに貯えられる。
分留改質器44は、分留器43と同様の分留処理を行うが、沸点が90℃以下の燃料成分と、沸点が150℃以上の燃料成分とを含む低オクタン価燃料を抽出する。その後、分留改質器44は、この低オクタン価燃料に対して、触媒作用を施すとともにクラッキングや重合などの変成を行う改質動作を行うことで、改質前よりもオクタン価の高い改質燃料を生成し、貯蔵部44aに貯える。
以上の動作により別々の貯蔵部に貯えられた、高オクタン価燃料と、改質燃料(改質によって得られたオクタン価の高い燃料であるが、沸点90℃〜150℃範囲の燃料のオクタン価には及ばない燃料)と、始動用燃料とは、エンジンの運転状態に応じて、エンジン1に供給される燃料が所望のオクタン価になるように、燃料混合比率調整器5で混合される。すなわち、燃料混合比率調整器5は、ECU7からの制御信号に基づいて、燃料路102から受け入れる流量(高オクタン価燃料)と、燃料路103から受け入れる流量(改質燃料)と、燃料路104から受け入れる流量(始動用燃料)とを決定する。
図5は、燃料混合比率調整器5における流量制御弁の開度と、混合比率との関係を示す図である。図5に示すように、燃料混合比率調整器5では、流量制御弁の開度がポジション1である場合には始動用燃料が選択され、流量制御弁の開度がポジション2である場合には改質燃料が選択され、流量制御弁の開度がポジション3である場合には高オクタン価燃料が選択される。そして、ポジション2〜ポジション3間の開度を調整することによって、高オクタン価燃料と改質燃料の混合比率を調整できるようになっている。
燃料混合比率調整器5によって選択または混合された燃料は、燃料ポンプ6を介してエンジン1に供給される。
燃料混合比率調整器5における燃料混合比率は、ノッキング回避のための要求オクタン価に基づいて行われ、エンジン負荷及びエンジン回転数(rpm)などのエンジン1の運転状態に応じて変化する。
図6は、エンジン負荷及びエンジン回転数Neと、要求される燃料混合比率との関係の一例を示す。図6に示すように、エンジンの運転状態が低負荷で、ノッキング回避のため要求オクタン価が比較的低い場合には、改質燃料の割合を大きくし、エンジン負荷が高くノッキング回避のための要求オクタン価が比較的高い場合には、沸点90℃〜150℃範囲の高オクタン価燃料の割合を大きくする。
なお、エンジンの負荷は、スロットル開度(スロットル開度センサ93)や、そのスロットル開度を基に各種エンジン状態のパラメータを考慮してECU7内部で決定される燃料噴射量などによって推定できる。
また、エンジンの始動時及び始動直後であってエンジン温度が低いとき、即ち、エンジンの暖機中においては、始動用燃料をエンジン1に供給する。この始動用燃料は、低沸点成分(沸点が90℃以下)の燃料であることから、燃料の気化が車両に補給される燃料よりも良いため、燃焼室壁面などに対する燃料付着が抑制され、燃焼が良好に行われ、排気性能が改善される。
なお、エンジン暖機状態は、エンジンの冷却水温度(水温センサ95)に基づいて判断できる。たとえば冷却水温度が40℃よりも低いときに、エンジンが暖機中であると判断して、始動用燃料を供給するようにする。
また、エンジンの暖機完了後は、ノッキングが発生し易くなるため、前述のように、エンジン負荷に応じて要求されるオクタン価になるように、改質燃料と高オクタン価燃料の混合比率を調整する。
<エンジン停止時の動作>
次に、エンジン停止時の動作について、図7のタイミングチャートに関連付けて説明する。
燃料分離装置4は、温度調節器42によって分留・改質環境に適応した温度環境が整えられると正常に機能し、外部から補充される燃料を、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料に分離する。しかしながら、エンジン始動直後、特に冷間始動直後には、燃料分離装置4の内部の温度が低く、短期間に分留・改質環境に適応した温度環境を整えることができない。温度調節器42は、エンジン始動直後に給電されて動作を開始するが、筐体41内が分留・改質環境に適応した温度に達するのには時間がかかる。したがって、仮に何らの処置もされないならば、エンジン始動直後に即座に所望の組成の燃料をエンジン1に供給することができない。
この点は、燃料分離装置4内の各貯蔵部43a,43b,44aの貯蔵容量が大きくない場合に顕著である。各貯蔵部の貯蔵容量は大きくない場合には、あるイグニッションサイクルで分離された残留燃料では、その次のイグニッションサイクルにおいて、燃料分離装置4の温度環境が整う間継続して使用するには足りない可能性が高くなるからである。
そこで、本実施形態に係る燃料供給装置では、エンジン停止時に以下に説明する処理を行うことによって、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料がエンジン始動直後に確保するようにする。
図7において、(a)はエンジン1の動作状態、(b)は燃料ポンプ3の動作状態、(c)は燃料混合比率調整器5の弁開度位置、(d)は燃料ポンプ6の動作状態、(e)は温度調節器42の動作状態、(f)は燃料分離装置4の内部の温度、(g)は分離動作、をそれぞれ示す。
時刻t0においてエンジン1が停止すると、図7(d)に示すように、エンジン1と連動して動作する燃料ポンプ6も停止する。燃料混合比率調整器5の弁開度は、次のエンジン始動時に始動用燃料を供給するため、ポジション1に初期化される。
一方、燃料ポンプ3および温度調節器42は、ECU7によって給電タイミングが制御される。そこで、この燃料供給装置では、図7(b)および(e)に示すように、エンジン1の停止後の時刻t1まで、燃料ポンプ3および温度調節器42の動作停止を遅延させる。そうすると、図7(f)に示すように、燃料分離装置4内の温度は、時刻t1までの間、触媒活性のための最低温度であるT_act以上に保たれる。
時刻t1になると、温度調節器42の温度が停止するため、燃料分離装置4内の温度は徐々に低下していくが、図7(g)に示すように、触媒活性のための最低温度であるT_act以上である間は、燃料の分離が継続して行われる。そして、時刻t2になると、燃料分離装置4内部の温度がT_actまで低下し、その後は、燃料分離装置4内部において分留・改質のための温度環境が整わないため、分離は行われない。
このように、エンジン停止時刻(時刻t0)に対して、温度調節器42の動作停止時刻(時刻t1)を所定の期間(図7では、期間T0)遅延させることで、エンジンの停止後においても、燃料分離装置4において燃料の分離が行われ、燃料分離装置4内の各貯蔵部(43a,43b,44a)への蓄積が継続して行われる。
したがって、次回のエンジン始動時において、燃料分離装置4内の各貯蔵部に、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料が必要な量だけ確保されるため、始動直後に分留・改質のための温度環境が整わない間においても、各貯蔵部内の燃料を使用して、所望の組成の燃料を生成することが可能となる。図7(g)が示すように、エンジン停止時刻に対して、分離動作が停止する時刻は、期間T1(第1期間)だけ遅延することになる。
エンジン停止時刻後に分離動作が継続する期間T1は、エンジン停止時刻を基準とした、温度調節器42の動作停止の遅延期間T0によって定まる。
この期間T0は、常に一定値である必要はない。一般に、時間が経過するにつれて、燃料分離装置4における分離膜の劣化、改質触媒の劣化によって、燃料分離装置4の分離効率(単位時間当たり分離できる燃料量)が低下していく。したがって、期間T0を時間が経過するに伴って長くなるように更新することで、分離効率の低下を分離期間の延長によって補償することが望ましい。
図8は、遅延期間T0を可変期間とした場合の設定方法を図解した図である。
図8において、期間T0は下記式(1)に従って算出される。

0=(1+α)×T01・・・(1)

なお、式(1)において、αは劣化補正係数、T01は初期値である。
初期値T01は、たとえば、始動時において燃料分離装置4内部に所望の温度環境を設定するための温度調節器42の能力に応じて決定すればよい。
図8(a),(b)は、それぞれ上式(1)における劣化補正係数αの設定方法を示している。
前述したように、分離膜の劣化、改質触媒の劣化に伴う分離効率の低下を考慮すると、図8(a)に示すように、劣化補正係数αを累積動作時間の増加関数とすることが望ましい。劣化補正係数αの増加度合いは、時間経過に伴う分離効率の低下を実測することによって決定すればよい
なお、累積動作時間は、燃料供給装置が初めて動作を開始してからの累積時間であって、ECU7が内部のタイマによって常時カウントすることによって得られる。ECU7内部のタイマ値をもって、エンジン1または燃料分離装置4の累積動作時間とみなすことができる。
図8(b)は劣化補正係数αの別の設定方法の例である。この例は、分離膜劣化による分離効率の低下度合いと、改質触媒による分離効率の劣化度合いとが測定結果などによって明らかとなっている場合の劣化補正係数αの設定方法である。
図8(b)に示す例では、累積動作時間において時刻txまでは、分離膜の劣化に伴う劣化係数α1の分離効率の低下に対する影響が大きく、時刻tx以降は、改質触媒の劣化に伴う劣化係数α2の分離効率の低下に対する影響が大きくなっている。かかる場合には、上記式(1)におけるαに対して、累積動作時間が時刻txまではα1を適用し、時刻tx以降はα2を適用するようにする。また、分離膜の劣化と改質触媒の劣化の両者ともに影響が大きい場合には、上記式(1)におけるαに対して、劣化係数α1と劣化係数α2との和を適用してもよい。
なお、図8では、劣化補正係数αを累積動作時間の関数として定義したが、分離膜の劣化や改質触媒の劣化を直接的または間接的に検出するセンサを燃料分離装置4の内部に設け、そのセンサの検出値に応じて劣化補正係数αを決定するようにしてもよい。
分離膜の劣化や改質触媒の劣化を間接的に検出する方法としては、たとえば、燃料タンク2内から燃料が供給されているときにおける、燃料分離装置4内の貯蔵部41aの液面低下率と、たとえば貯蔵部43aの液面上昇率とを検出し、その検出結果から分離膜の浸透能力の劣化を推定する方法が考えられる。
さらに、分留改質器44における触媒の温度環境が整っている状態で、同様に、燃料分離装置4内の貯蔵部41aの液面低下率と、貯蔵部44aの液面上昇率とを検出し、その検出結果から改質能力の劣化を推定する方法が考えられる。また、改質時に生成されるガスの圧力変化を監視する方法も採りうる。
ところで、図7では、エンジン停止時刻(時刻t0)に対して、温度調節器42の動作停止時刻(時刻t1)を期間T0だけ遅延させることで、分離動作の停止を期間T1だけ遅延させたが、エンジン停止と同時に温度調節器42の動作を停止させた場合であっても、燃料分離装置4内部の余熱によって分離動作が継続する。
また、温度調節器42を用いずに、たとえばエンジン1の排熱を利用して燃料分離装置4内部の温度環境を整える場合があるが、かかる場合でも、エンジン停止後に残留する排熱によって分離動作が継続する。
図9は、上記したように、温度調節器42を用いない場合における、図7に対応するタイミングチャートである。
この場合、図9(e)に示すように、温度調節器42は常に動作しない状態(OFF)である。エンジンが停止する時刻t0後、たとえばエンジン1の排熱の低下に伴い、図9(f)が示すように、燃料分離装置4内部の温度が低下していくが、触媒活性のための最低温度であるT_act以上である間は、燃料の分離が継続して行われる。そして、時刻t2になると、燃料分離装置4内部の温度がT_actまで低下し、その後は、燃料分離装置4内部において分留・改質のための温度環境が整わないため、分離は行われない。
このように、温度調節器42を用いない場合でも、エンジン停止後に分離動作が継続され、次回のエンジン始動時において、燃料分離装置4内の各貯蔵部に、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料がある程度確保される。
<エンジン始動時の動作>
次に、エンジン始動時の動作について、図10のタイミングチャートに関連付けて説明する。
エンジン始動直後、特に冷間始動直後には、燃料分離装置4の内部の温度が低く、短期間に分留・改質環境に適応した温度環境を整えることはできない。温度調節器42は、エンジン始動直後に給電されて動作を開始するが、筐体41内が分留・改質環境に適応した温度に達するのには時間がかかる。
そこで、本実施形態に係る燃料供給装置では、エンジン始動直後は、燃料分離装置4内の各貯蔵部(43a,43b,44a)にそれぞれ確保されている燃料を用いて、即座に所望の組成の燃料をエンジン1に供給するようにする。
図10において、(a)はエンジン1の動作状態、(b)は燃料ポンプ3の動作状態、(c)は燃料混合比率調整器5の弁開度位置、(d)は燃料ポンプ6の動作状態、(e)は温度調節器42の動作状態、(f)は燃料分離装置4の内部の温度、(g)は分離動作、をそれぞれ示す。
時刻t3においてエンジン1が始動すると、図10(d)に示すように、エンジン1と連動して燃料ポンプ6も動作を開始する。図10(c)に示すように、エンジン始動直後には、燃料混合比率調整器5の弁開度がポジション1に設定され、始動用燃料がエンジン1に供給されるが、その後は、エンジンの運転状態に応じて、高オクタン価燃料(ポジション3)または改質燃料(ポジション2)のいずれかが選択または混合されてエンジン1に供給される。
このエンジン始動時には、燃料分離装置4内の各貯蔵部(43a,43b,44a)にそれぞれ貯蔵されている燃料(高オクタン価燃料、始動用燃料、改質燃料)が使用される。
温度調節器42はエンジン始動と同時に給電が開始されるが(図10(e))、図10(f)に示すように、しばらくの間、燃料分離装置4内部の温度は、触媒活性のための最低温度であるT_actに達しない。
一方、燃料ポンプ3は、図10(b)に示すように、エンジン停止時刻に対して、燃料分離装置4内部の温度がT_actに達するまでの期間を見積もった期間T2(第2期間)だけ遅延させ、時刻t4から動作を開始させる。したがって、時刻t3から時刻t4の間は、分離動作を行わない(図10(g))。
そして、時刻t4になると、燃料分離装置4内部の温度がT_actに達し、燃料分離装置4内部において分留・改質のための温度環境が整うと同時に、燃料ポンプ3がONして分離動作が開始される。
このように、燃料分離装置4において分留・改質のための温度環境が整わないエンジン始動直後には、燃料分離装置4内部の貯蓄燃料を利用し、分留・改質のための温度環境が整った後は、燃料分離動作を開始させるようにする。したがって、エンジン始動直後から常に所望の組成の燃料をエンジン1に供給することができる。
エンジン始動時刻に対して分離動作の開始が遅延する期間T2は、常に一定値である必要はない。一般に、時間が経過するにつれて、燃料分離装置4における分離膜の劣化、改質触媒の劣化によって、燃料分離装置4が有効的に分離を開始できるようになるまでの期間は長くなる。したがって、期間T2を時間が経過するに伴って長くなるように更新することが望ましい。
図11は、遅延期間T2を可変期間とした場合の設定方法を図解した図である。
図11において、期間T2は下記式(2)に従って算出される。

2=(1+α+β)×T02・・・(2)

なお、式(2)において、αは劣化補正係数、βは温度補正係数、T02は初期値である。
初期値T02は、たとえば、始動時において燃料分離装置4内部に所望の温度環境を設定するための温度調節器42の能力に応じて決定すればよい。
図11(a)および(b)は、それぞれ上式(2)における補正係数αおよびβの設定方法を示している。
前述したように、分離膜の劣化、改質触媒の劣化に伴う分離効率の低下を考慮すると、図11(a)に示すように、劣化補正係数αを累積動作時間の増加関数とすることが望ましい。この劣化補正係数αの増加度合いは、時間経過に伴う分離開始の遅延時間を実測することによって決定すればよい。
温度補正係数βは、図11(b)に示すように、エンジン始動時の燃料分離装置4内部の温度が高いほど遅延期間が短くなるように設定される。これは、エンジン始動時において燃料分離装置4内部の温度が高いほど、分留・改質に要する温度環境に近く、短時間で所望の温度環境が得られやすいためである。
なお、前に参照した図8同様、上記式(2)におけるαは、分離膜の劣化に伴う劣化係数α1と、改質触媒の劣化に伴う劣化係数α2とを考慮して決定してもよい。
<本燃料供給装置の特徴>
(1)
以上説明したように、上記燃料供給装置は、車両に搭載された燃料タンク2内の燃料を、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料に分離した後、エンジン1の運転状態に応じて、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料のいずれかを選択または混合し、エンジン1に供給することによって、効率的な運転を可能とする。そして、ECU7は、エンジン1の停止時刻に対して、燃料分離装置4の分離停止時刻を期間T1(第1期間)だけ遅延させる。
したがって、次回のエンジン始動時において、燃料分離装置4内の各貯蔵部に、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料が必要な量だけ確保されるため、始動直後に分留・改質のための温度環境が整わない間においても、各貯蔵部内の燃料を使用して、所望の組成の燃料を生成することが可能となる。
(2)
分留改質のための温度環境を整えるための手段は温度調節器42に限られず、たとえばエンジン1の排熱を利用する手段でもよい。かかる場合でも、エンジン停止後における排熱の余熱分によって、燃料分離装置4の内部の温度低下は急激には進まず、エンジン停止後にも分離動作が継続されるので、燃料分離装置4内の各貯蔵部に、高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料がある程度確保される。
また、温度調節器42に対する給電をエンジン1の停止と同時に停止させてもよい。かかる場合であっても、排熱を利用した場合と同様に、余熱分によってエンジン停止後の分離動作が継続され、次回のエンジン始動時に必要となる高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料が確保され得る。
(3)
ECU7は、エンジン1の停止時刻に対して、燃料ポンプ3の動作開始時刻を遅延させることで、燃料分離装置4の分離開始時刻を期間T2(第2期間)だけ遅延させる。
したがって、燃料分離装置4において分留・改質のための温度環境が整わないエンジン始動直後には、燃料分離装置4内部の貯蓄燃料を利用し、分留・改質のための温度環境が整った後は、燃料分離動作が開始される。それゆえ、エンジン始動直後から常に所望の組成の燃料をエンジン1に供給することができる。
(4)
エンジン停止時刻に対して、燃料分離装置4の分離動作の停止時刻を遅延させる期間T1(第1期間)は、分離膜の劣化、改質触媒の劣化に伴う分離効率の低下を考慮して、累積動作時間の増加関数とすることが好ましい。これにより、エンジン1または燃料分離装置4の累積動作時間に関わらず、次回のエンジン始動時に備えて安定した量の分離燃料を得ることができる。
(5)
エンジン始動時刻に対して、燃料分離装置4の分離動作の開始時刻を遅延させる期間T2(第2期間)は、分離膜の劣化、改質触媒の劣化に伴う分離効率の低下を考慮して、累積動作時間の増加関数とすることが好ましい。さらに、エンジン始動時における燃料分離装置4内部の温度が高いほど、期間T2が短くなるようにすることが好ましい。これにより、エンジン1または燃料分離装置4の累積動作時間、始動時の雰囲気温度に関わらず、分離開始時刻を精度良く設定することができるようになる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成及びシステムは本実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更や、他のシステムへの適応なども含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、燃料分離装置4の内部に、分離によって得られた複数の燃料(高オクタン価燃料、改質燃料、始動用燃料)を貯える複数の貯蔵部(43a,43b,44a)を設けたが、これらの貯蔵部は、別々の位置に設けるようにしてもよい。この燃料供給装置では、エンジン停止後に所定の期間だけ燃料分離を継続させることで、貯蔵部の貯蔵容量が小さい場合であっても、次のエンジン始動時前にその貯蔵部に燃料を確保するようにする点に特徴があり、この点は貯蔵部の位置と関係がない。
実施形態におけるエンジンのシステム構成図。 燃料分離装置の外観の概略図。 燃料に含まれる成分の沸点範囲とオクタン価との関係の一例を示す図。 改質燃料の生成方法の一例を図解する図。 燃料混合比率調整器における流量制御弁の開度と、混合比率との関係を示す図。 エンジン負荷及びエンジン回転数と、要求される燃料混合比率との関係の一例を示す図。 実施形態に係る燃料供給装置のエンジン停止後の動作を示すタイミングチャート。 エンジン停止時刻に対する温度調節器の動作停止時刻の遅延期間の設定方法を図解した図。 実施形態に係る燃料供給装置のエンジン停止後の動作を示すタイミングチャート。 実施形態に係る燃料供給装置のエンジン始動後の動作を示すタイミングチャート。 エンジン始動時刻に対する燃料ポンプの動作開始時刻の遅延期間の設定方法を図解した図。
符号の説明
1 エンジン
2 燃料タンク
3、6 燃料ポンプ
4 燃料分離装置
41 筐体
42 温度調節器
43 分留器
44 分留改質器
5 燃料混合比率調整器
7 ECU

Claims (7)

  1. 外部から供給される燃料を貯蔵する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内の燃料を、それぞれ組成が異なる複数種類の燃料に分離する燃料分離部と、
    前記複数種類の燃料をそれぞれ別々に貯蔵する複数の燃料貯蔵部と、
    前記複数の燃料貯蔵部に貯蔵された複数種類の燃料の中からいずれかの燃料を選択または混合し、内燃機関に所望の組成の燃料を供給する燃料供給部と、
    内燃機関の運転停止時刻に対して、前記燃料分離部の分離停止時刻を所定の第1期間遅延させる制御部と、
    を備えた、内燃機関の燃料供給装置。
  2. 外部から供給される燃料を貯蔵する燃料タンクと、
    前記燃料タンク内の燃料を、それぞれ組成が異なる複数種類の燃料に分離する燃料分離部と、
    前記複数種類の燃料をそれぞれ別々に貯蔵する複数の燃料貯蔵部と、
    前記複数の燃料貯蔵部に貯蔵された複数種類の燃料の中からいずれかの燃料を選択または混合し、内燃機関に所望の組成の燃料を供給する燃料供給部と、
    内燃機関の運転開始時刻に対して、前記燃料分離部の分離開始時刻を所定の第2期間遅延させる制御部と、
    を備えた、内燃機関の燃料供給装置。
  3. 前記制御部は、内燃機関の運転開始時刻に対して、前記燃料分離部の分離開始時刻を所定の第2期間遅延させる
    請求項1記載の内燃機関の燃料供給装置。
  4. 前記燃料分離部は、前記燃料タンクに貯蔵された燃料に対し、分留および/または改質を行うことによって、前記複数種類の燃料に分離する
    請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の燃料供給装置。
  5. 前記燃料分離部は、
    前記燃料タンク内の燃料のうち特定の成分を改質する改質装置と、
    当該改質装置内の温度を改質処理に必要な第1温度以上に保持する温度調節装置と、を有し、
    前記制御部は、内燃機関の運転停止時刻と同時に、前記温度調節装置の動作を停止させる
    請求項1または3に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  6. 前記制御部は、内燃機関または前記燃料分離部の累積動作期間に対する増加関数に基づいて、前記第1期間を算出する
    請求項1または3に記載の内燃機関の燃料供給装置。
  7. 前記制御部は、内燃機関または前記燃料分離部の累積動作期間に対する増加関数と、前記燃料分離部の温度とに基づいて、前記第2期間を算出する
    請求項2または3に記載の内燃機関の燃料供給装置。
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