JP2007231702A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、換気性を備えるとともに、高い防水性を備えた換気装置を提供することにある。
【解決手段】家屋外壁の開口部に配設される換気装置Sに関する。
家屋外壁に形成された開口部に取付けられる本体部1と、この本体部1を被覆する被覆体3と、を備え、本体部1は、家屋外壁の室外側と室内側を貫通する通気開口部11aを有し、被覆体3は、通気開口部11aを被覆するとともに、本体部1と所定の空間を有した状態で着脱可能に、本体部1に取付けられており、本体部1と被覆体3との間に形成される空間は室外と連通している。
【選択図】図1

Description

本発明は、家屋内の空気を換気するための換気装置に係り、特に、高い防水機能を兼ね備えた換気装置に関するものである。
従来より、家屋内の空気を換気するために、様々な換気装置が使用されている。
例えば、壁を矩形又は円形に穿孔し、この穿孔部分に換気装置を配設するような例がある。
しかし、このような施工方法では、穿孔部分に換気装置を固定するための土台が必要であったり、壁と換気装置との境目に煩雑な防水処置が必要である等の問題があった。
そのため、外壁パネル等を使用して建築される家屋に、簡易に取付けることが可能な換気装置もまた開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、外側枠体と内側枠体とで構成された枠体を外壁パネルで挟持するようにセットし、外側開口部を外側グリルで被覆し、内側開口部を内側グリルで被覆した換気装置が開示されている。
防水処置に関しては、外壁パネルと換気装置との境目にマグサを配設することにより行われる。
特開平08−074343号公報(第4頁乃至第6頁、図1及び図8)
しかし、上記特許文献1の換気装置では、外壁パネルと換気装置との境目は、マグサにより防水されてはいるが、外側グリルを通過して吹き込む雨に対する対処が不十分である。
特に、台風や豪雨に見舞われる機会が多い地域では、このような、開口型のグリルを備えた換気装置では、換気はできるけれども、強い風雨の際に、雨が吹き込むといった不具合が生じることとなる。
また、このような換気装置においては、家屋の外側に配設されている側の劣化が激しくなるが、家屋の外側に開設されている部材が劣化した場合に、劣化した部材のみを交換すること困難であり、換気装置全体を取り替える必要も生じるといった問題もあった。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、換気性を備えるとともに、高い防水性を備えた換気装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、家屋外側に配設される劣化が激しい部材のみを簡易に取り替えることが可能な、意匠性及び経済性に優れた換気装置を提供することにある。
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、家屋外壁の下端側と、前記家屋外壁を立設するための基礎の上端側との間に形成された間隙に配設される換気装置であって、前記間隙に取付けられる本体部と、該本体部を被覆する被覆体と、を備え、前記本体部は、前記家屋外壁の室外側と室内側を貫通する通気開口部を有し、前記被覆体は、前記通気開口部を被覆するとともに、前記本体部と所定の空間を有した状態で着脱可能に、前記本体部に取付けられており、前記空間は、室外と連通していることにより解決される。
このように、本発明に係る換気装置によれば、室内空気の換気部である通気開口部は、被覆体により被覆されている。
このため、強い風雨の際に、雨が吹き込むといった不具合が生じることを防止することができる。
また、本発明に係る換気装置によれば、本体部と被覆部とが別体として構成されており、この被覆体は本体部とは着脱可能に取付けられている。
よって、家屋の外側に配設され、外側の劣化が激しい被覆体が劣化した場合には、この被覆体のみを交換することが可能であり、換気装置全体を取り替える必要がない。
このため、メンテナンスが容易であり、簡易に劣化した被覆体を取り替えることが可能となり、換気装置外観の意匠性が向上する。
更に、本発明に係る換気装置は、外壁の下端部と基礎の上端部との間の間隙に配設される。
このため、例えば、外壁として外壁パネルを使用する場合には、この外壁パネルを基礎面から若干浮かせて立設すれば、この換気装置を配設する空間を簡易に確保することが可能であるとともに、換気装置を外壁の下部側へ配設することができるため、防水性・防風性にも優れたものとなる。
このとき、前記被覆体は、断面略C字形状に湾曲した板体であり、前記被覆体の上端部は、前記本体部に取付けられるとともに、前記被覆体の下端部側と前記本体部下端側が形成する換気用開口部により、前記空間が室外と連通していると、下部に開口した換気用開口部より外気の出入りが可能となり、被覆体により防水性を確保しながら、効率良く換気を行うことが可能となるため好適である。
更に、このとき、前記通気開口部の室内側には、前記通気開口部の下端側を被覆する室内側下部防水被覆体が形成されており、該室内側下部防水被覆体は、前記通気開口部の下端側から室内上部方向へ向けて突出していると、仮に、通気開口部より室内側へ雨が侵入しても、この室内側下部防水被覆体により水分が室内に侵入することを防止することができるため好適である。
また、このとき、前記通気開口部の室内側には、前記通気開口部の上端側を被覆する室内側上部防水被覆体が形成されており、該室内側上部防水被覆体は、前記通気開口部の上端側から室内下部方向へ向けて突出していると、仮に、通気開口部より室内側へ雨が強い勢いで侵入しても(下部より吹き上がる状態での侵入)、この室内側上部防水被覆体により水分が室内に侵入することを防止することができるため好適である。
更に、このとき、前記通気開口部の室外側には、前記通気開口部の上端側を被覆する室外側上部防水被覆体が形成されており、該室外側上部防水被覆体は、前記通気開口部の上端側から室外上部方向へ向けて突出していると、換気装置内に侵入してきた雨を、通気開口部から室内に侵入させることなく撥ね返すことができるため好適である。
また、このとき、前記通気開口部の室外側には、前記通気開口部の下端側を被覆する室外側下部防水被覆体が形成されており、該室外側下部防水被覆体は、前記通気開口部の下端側から室外上部方向へ向けて突出していると、換気装置内に侵入してきた雨を、通気開口部から室内に侵入させることなく撥ね返すことができるとともに、室外より吹き込んできた風を整流することができるため好適である。
更に、このとき、前記本体部と前記被覆体とは、接合部材を介して取り付けられており、該接合部材は、前記被覆体の湾曲形状に整合した湾曲形状を有する被覆体内側面係止部と、該被覆体内側面係止部より、前記本体部方向へ突出した本体固定部とを有して構成され、前記本体固定部は前記本体部に固定されており、前記被覆体は、前記被覆体内側面係止部の前記本体部と対向しない側の側面に、前記被覆体の内側面を被覆することにより係止されていると、本体部と被覆体との間に所定の空間を保持した状態で、被覆体を本体部に確実に係止することができるため好適である。
本発明に係る換気装置は、室内空気の換気部である通気開口部を有する本体部と、被覆体により構成されており、この本体部に形成された通気のための開口部である通気開口部は、この被覆体により被覆されている。
このように、室内と室外をつなぐ開口である通気開口部は被覆体により外部より被覆されることとなり、強い風雨の際に、雨が室内へ吹き込むといった不具合が生じることを防止することができる。
また、本発明に係る換気装置は、本体部と被覆部とが別体として構成されており、この被覆体は本体部とは着脱可能に取付けられている。
よって、家屋の外側に配設され、外側の劣化が激しい被覆体が劣化した場合には、この被覆体のみを交換することが可能であり、換気装置全体を取り替える必要がない。
このため、メンテナンスが容易であり、簡易に劣化した被覆体を取り替えることが可能となる。よって、換気装置外観の意匠性が向上する。
更に、通気開口部の室内側は、室内側下部防水被覆体及び室内側上部防水被覆体により防水ラインが形成されており、室外側は、室外側下部防水被覆体及び室外側上部防水被覆体により防水ラインが形成されている。
このように、複数備えられた防水ラインにより、室内への雨の吹き込みをより確実に防御することができる。
また、室外側下部防水被覆体は、換気開口部付近に設けられることとなるため、吹き込んでくる風を整流する役割を果たすことができるため、雨が風の勢いとともに激しく舞い上がり、通気開口部へ到達することを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、換気性を備えるとともに、高い防水性を備えた換気装置であり、家屋外側に配設される劣化が激しい部材のみを簡易に取り替えることが可能な、意匠性及びメンテナンス性に優れた換気装置に関するものである。
図1乃至図9は、本発明に係る一実施形態を示すものであり、図1は換気装置の使用状態説明図、図2は換気装置の分解説明図、図3はカバーを外した状態を図2のA方向からみた説明図、図4は接合部材の取り付け状態を示す説明図、図5及び図6はカバー取付方法を示す説明図、図7は換気装置の側面図、図8は土台への換気装置本体固定方法を示す説明図、図9は換気装置の止水ラインを示す説明図である。
まず、図1乃至図8により本実施形態に係る換気装置Sの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る換気装置Sとは、外壁パネルP下端部と基礎K上端部との間に形成された間隙に配設されるものであり、家屋の基礎Kに所定間隔をもって配設された土台に固定される。
この換気装置Sは、屋内外空気の換気機能と防水機能を兼ね備えている。
図2に示すように、本実施形態に係る換気装置Sは、本体部としての本体1、接合部材としてのカバー接合部材2、被覆体としてのカバー3、とを有して構成されている。
本実施形態に係る本体1は、家屋側に埋設される部材であり、換気装置Sの基幹となる部分である。
本実施形態に係る本体1は、ステンレス製の板状体を階段状に屈曲させることにより形成される。
本体1は、階段状に折り曲げられることにより形成された、通気部11、斜面部12、接合部材係止部13、係止突縁部14を有して構成されている。
通気部11は、略矩形状板体であり、その一長辺側から鈍角(180°を越えない鈍角)を成すにように折り曲げられて斜面部12が形成され、この斜面部12の長辺側(通気部11と連続する側の長辺と対向する長辺側)から略垂直に折り曲げられて、接合部材係止部13が形成されている。
また、この接合部材係止部13の長辺側(斜面部12と連続する側の長辺と対向する長辺側)から折り曲げられて係止突縁部14が形成されている。
なお、斜面部12は、通気部11と鈍角(180°を越えない鈍角)を成すように折り曲げられているため、通気部11を水平面と略垂直に立てると、斜面部12は、下部方向へ下る斜面を形成する。
この斜面部12が、換気装置Sの止水ラインにおいて、換気口Gより進入した水分を外部へ放出する(落とす)ための斜面となる。
通気部11の略中央部には、略矩形の通気開口部11aが形成されている。この通気開口部11aには、昆虫や塵等の空中浮遊物の通過を阻止するためのネット11bが配設されている。
ネット11bの外側(本体1が階段状に形成されている側と反対側:室内側となる)には、室内側下部防水被覆体としての下部防水補助カバー11c、及び室内側上部防水被覆体としての上部防水補助カバー11dが備えられている。
下部防水補助カバー11cは、上部が開口したカップ状の部材であり、開口部を上方向へ向けて、ネット11bの下部長辺側に配設される。
上部防水補助カバー11dは、略矩形状の平板の一長辺側を略垂直に屈曲させた、断面略L字形状の部材である。
上部防水補助カバー11dは、屈曲部分の先端を下部方向へ向けて、ネット11bの上部長辺側に配設される。
また、図3に示すように、ネット11bの内側(本体1が階段状に形成されている側:室外側となる)周囲には(上辺部分を除く)、ネット固定カバー11eが配設されている。
このネット固定カバー11eは、ネット11bの両短辺(上辺及び下辺から略垂直にのびる辺)を抑えるための略矩形のネット固定部111,111と、このネット固定部111,111の下辺側を架橋するように、ネット固定部111,111の下辺側に架け渡された整流部112とで構成されている。
この整流部112が、室外側下部防水被覆体に相当する。
この整流部112は、防水ラインの構成部材として、雨等の侵入を防止するとともに、吹き込んだ風を整流する役割もまた果たす。
この整流部112とネット固定部111,111とは、内角が鋭角となるように折れ曲がった状態で連続している。
また、ネット11bの内側(本体1が階段状に形成されている側)の上辺側には、略矩形の上部流入水防止カバー11fが配設されている。
この上部流入水防止カバー11fが、室外側上部防水被覆体に相当する。
この上部流入水防止カバー11fは、通気部11と形成する内角が鋭角をなすように、傾斜をつけて配設されている。
本実施形態に係るカバー接合部材2は、本体1に後述するカバー3を取付けるための媒介となるものである。
このカバー接合部材2によって、本体1とカバー3との間に一定の空間を保持した状態で、カバー3を本体1に固定することができる。
図4に示すように、本実施形態に係るカバー接合部材2は、一枚のステンレス製板体を切断・屈曲処理することにより、所定形状に成型される。
本実施形態に係るカバー接合部材2は、上部カバー係止部21、被覆体内側面係止部としてのカバー内側面係止部22、本体固定部23,23、下部カバー係止部24,24、より構成されている。
上部カバー係止部21は、カバー3上部内壁面を支持固定する、略矩形平板状の部分である。
カバー内側面係止部22は、この上部カバー係止部21の一短辺上より折り曲げられ、上部カバー係止部21の一短辺上より略垂直に起立した状態となるように形成されている。このカバー内側面係止部22は、カバー3本体の内側面の湾曲形状に適合するように緩やかに湾曲している。
また、カバー内側面係止部22の両側辺には、略L字形状に屈曲した本体固定部23,23が形成されている。
本体固定部23,23は、カバー内側面係止部22から、上部カバー係止部21が突出している方向側(本体1と対向する方向側)へ起立している。
本体固定部23,23の自由端側(屈曲部を境界として、自由端側の部分)は、本体1に嵌合固定される。この本体固定部23,23自由端側の、上部カバー係止部21が突出している側(本体1と対向する側)の面を本体固定面23a,23aと記す。
また、カバー内側面係止部22の底辺の両端部には、略L字形状に屈曲した下部カバー係止部24,24が各々形成されている。
下部カバー係止部24,24の自由端側(屈曲部を境界として、自由端側の部分)は、上部カバー係止部21が突出している側と反対側(本体1と対向しない側)へ向かい屈曲している。
この下部カバー係止部24,24の自由端側を、下部カバー係止爪24a,24aと記す。
本実施形態に係るカバー3は、断面略C字形状に湾曲した部材であり、本体1を被覆するためのものである。
カバー3の一端部には上方向に突出した突縁が設けられている。
この突縁は、カバー3の外側(略C字形状の外側)方向へ起立しており、この突縁を壁面圧接突縁31と記す。
また、その壁面圧接突縁31の近傍には、下方向(略C字形状の内側)に起立した突縁が設けられている。この突縁を、接合部材上部係止突縁32と記す。
また、他端側には、本体側(略C字形状の内側)に突出した突縁が設けられており、この突縁を接合部材下部係止突縁33と記す。
カバー3の内側面の湾曲形状は、接合部材2の湾曲形状と整合するように構成されている。
図5乃至図7により、カバー3と本体1の組立方法を説明する。
接合部材2が取付けられた本体1は、土台Dに取り付けられ、その後、カバー3が本体1に取付けられる。
まず、接合部材2を本体1に取付ける。
図5の矢印に示す通り、接合部材2の本体固定部23,23を、本体1の接合部材係止部13に嵌合固定する。
また、本体固定部23,23の自由端を係止突縁部14上に係止する。これは、係止させるだけでもよいし、嵌合固定してもよい。
このように、接合部材2を本体1に取付ける。
なお、本実施形態においては、接合部材2は、2個用いられる。つまり、本体1の長手方向(水平方向)両端部に、接合部材2,2が各々嵌合固定される。
次いで、接合部材2が固定された本体1にカバー3を取付ける。
本実施形態において、カバー3は着脱可能となるように構成されている。
つまり、カバー3が、風雨等の影響で劣化した場合には、カバー3のみを交換することができる。
このため、本換気装置Sのメンテナンス性及び意匠性は向上する。
図6に示すように、カバー3の壁面圧接突縁31は、壁面へ圧接される(矢印に示す通り)。
また、接合部材上部係止突縁32には、上部カバー係止部21の自由端側が係止される。
更に、接合部材下部係止突起縁33は、下部カバー係止部24,24に形成された下部カバー係止爪24a,24aに係止される。
このように、カバー3は、接合部材2,2を介して、本体1に取り付けられる。
カバー3が取付けられた状態の側面図を図7に示す。
図7に示すように、接合部材2は、本体固定部23,23を、本体1の接合部材係止部13に溶接することにより、本体1に取付けられる。
また、カバー3は、接合部材下部係止突縁33を、接合部材2の下部カバー係止部24,24に係止することにより、接合部材2を介して本体1に取付けられる。
このとき、壁面圧接突縁31は、本体1が取付けられている土台Dに圧接しているとともに、接合部材上部係止突縁32は、上部カバー係止部21の上端部に圧接している。
更に、上述したとおり、接合部材2の湾曲と、カバー3の内側面の湾曲は整合しているため、カバー3の内壁は接合部材2に密着する。
このように、本実施形態においては、カバー3は、接合部材2を介して、本体1に確実に取付けられる。
次いで、図8により、本体1を土台Dに取付ける方法を説明する。
まず、本体1に穿孔された本体螺子孔1aを、土台Dに穿孔された土台螺子孔D1と整合させる。
次いで、ワッシャW1及びワッシャW2を介して、特殊ナットNにボルトVを螺合させることにより、本体1を土台Dに固定する。
ボルトVは、室内側(土台Dが配設される側)より、室外側に配設された特殊ナットNへ螺入される。
図9により、本実施形態に係る換気装置Sの止水ラインを示す。
カバー3の外側に吹き付けられた雨は、カバー3外側面(矢印a)を辿り、下部へ落下する。
このため、カバー3に吹き付けられた雨は、換気装置Sの内部には侵入しない。
次いで、換気口Gより進入した雨について説明する。
換気口Gより進入した雨のうち、通気開口部11a付近に到達した雨は、矢印b,c,dのいずれかのラインを辿る。
通気開口部11aの室外側下部付近へ到達した雨(矢印b)は、ネット固定カバー11eに形成された整流部112により撥ね返され、斜面部12を辿って、換気口Gより外部へ放出される。
なお、この整流部112は、換気口Gより侵入した風を整流するための役割をもまた果たす。
つまり、この整流部112により、吹き込まれた風は、下部方向へ反射するため、上部方向へ風が舞い上がることが防止される。
このため、風とともに雨が上部に舞い上がることを防止することができる。
通気開口部11aの上部へ到達した雨(矢印c)は、上部流入水防止カバー11fにより撥ね返され、斜面部12を辿って、換気口Gより外部へ放出される。
通気開口部11aを通過した雨(矢印d)のうち、下部へ到達した雨は、下部防水補助カバー11cにより、撥ね返され、再度通気開口部11aを通り、斜面部12を辿って換気口Gより外部へ放出される。
通気開口部11aを通過した雨(矢印d)のうち、上部へ到達した雨は、上部防水補助カバー11dにより撥ね返され、下部防水補助カバー11cを介して、再度通気開口部11aを通り、斜面部12を辿って換気口Gより外部へ放出される。
また、カバー3の内壁に到達した雨は、当った内壁により撥ね返されて、斜面部12を辿り(または、直接)、換気口Gより外部へ放出される。
このように、換気装置Sに換気口Gより雨が流入したとしても、止水ラインが形成されているため、室内に雨が入り込むことを防止することができる。
本実施形態においては、カバー3により被覆された換気装置Sが使用された。
このように、カバー3により通気開口部11aが被覆されているため、換気装置Sより雨が吹き込むことを防止することができる。
また、通気開口部11aが形成された本体1と、カバー3とを別体として構成したため、室外に配設されるカバー3が劣化した場合には、このカバー3のみを交換することができる。
このため、メンテナンスが容易であるとともに、換気装置Sの意匠性をもまた保持することができる。
更に、本実施形態に係る換気装置Sには、止水ラインが形成されているため、室内への雨の侵入を確実に防止することができる。
このように、本実施形態に係る換気装置Sは、防水性及び意メンテナンス性に優れているため、暴雨風雨の多い地域等において、より好適に使用することができる。
本発明の一実施形態に係る換気装置の使用状態説明図である。 本発明の一実施形態に係る換気装置の分解説明図である。 本発明の一実施形態に係るカバーを外した状態を図2のA方向からみた説明図である。 本発明の一実施形態に係る接合部材の取り付け状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るカバー取付方法を示す説明である。 本発明の一実施形態に係るカバー取付方法を示す説明である。 本発明の一実施形態に係る換気装置の側面図である。 本発明の一実施形態に係る土台への換気装置本体固定方法を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る換気装置の止水ラインを示す説明図である。
符号の説明
1 本体部(本体)
1a 本体螺子孔
2 接合部材(カバー接合部材)
3 被覆体(カバー)
11 通気部
11a 通気開口部
11b ネット
11c 室内側下部防水被覆体(下部防水補助カバー)
11d 室内側上部防水被覆体(上部防水補助カバー)
11e ネット固定カバー
11f 室外側上部防水被覆体(上部流入水防止カバー)
12 斜面部
13 接合部材係止部
14 係止突縁部
21 上部カバー係止部
22 被覆体内側面係止部(カバー内側面係止部)
23 本体固定部
23a 本体固定面
24 下部カバー係止部
24a 下部カバー係止爪
31 壁面圧接突縁
32 接合部材上部係止突縁
33 接合部材下部係止突縁
50 試験装置
51 散水ノズル
52 風吹出口
111 ネット固定部
112 室外側下部防水被覆体(整流部)
D 土台
D1 土台螺子孔
G 換気口
K 基礎
N 特殊ナット
P 外壁パネル
S 換気装置
V ボルト
W1,W2 ワッシャ

Claims (7)

  1. 家屋外壁の下端側と、前記家屋外壁を立設するための基礎の上端側との間に形成された間隙に配設される換気装置であって、
    前記間隙に取付けられる本体部と、
    該本体部を被覆する被覆体と、を備え、
    前記本体部は、前記家屋外壁の室外側と室内側を貫通する通気開口部を有し、
    前記被覆体は、前記通気開口部を被覆するとともに、前記本体部と所定の空間を有した状態で着脱可能に、前記本体部に取付けられており、
    前記空間は、室外と連通していることを特徴とする換気装置。
  2. 前記被覆体は、断面略C字形状に湾曲した板体であり、前記被覆体の上端部は、前記本体部に取付けられるとともに、前記被覆体の下端部側と前記本体部下端側が形成する換気用開口部により、前記空間が室外と連通していることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記通気開口部の室内側には、前記通気開口部の下端側を被覆する室内側下部防水被覆体が形成されており、該室内側下部防水被覆体は、前記通気開口部の下端側から室内上部方向へ向けて突出していることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  4. 前記通気開口部の室内側には、前記通気開口部の上端側を被覆する室内側上部防水被覆体が形成されており、該室内側上部防水被覆体は、前記通気開口部の上端側から室内下部方向へ向けて突出していることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  5. 前記通気開口部の室外側には、前記通気開口部の上端側を被覆する室外側上部防水被覆体が形成されており、該室外側上部防水被覆体は、前記通気開口部の上端側から室外上部方向へ向けて突出していることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  6. 前記通気開口部の室外側には、前記通気開口部の下端側を被覆する室外側下部防水被覆体が形成されており、該室外側下部防水被覆体は、前記通気開口部の下端側から室外上部方向へ向けて突出していることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  7. 前記本体部と前記被覆体とは、接合部材を介して取り付けられており、該接合部材は、前記被覆体の湾曲形状に整合した湾曲形状を有する被覆体内側面係止部と、該被覆体内側面係止部より、前記本体部方向へ突出した本体固定部とを有して構成され、前記本体固定部は前記本体部に固定されており、前記被覆体は、前記被覆体内側面係止部の前記本体部と対向しない側の側面に、前記被覆体の内側面を被覆することにより係止されていることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
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