JP2007231670A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホース列の両側やホース間に一対の狭持部材に狭持力を付与する部材を通すことなく該一対の狭持部材を狭持することができ、しかも、該ホース列を狭持する一対の狭持部材の幅をホース列と同一若しくは僅かに大きい幅とすることを可能とする。
【解決手段】複数の油圧ホースを列べたホース列Lを挿通可能な挿通部70aを有するベース板70と、該ベース板70に固定の固定狭持部材71と、前進することにより固定狭持部材71との間でホース列Lを狭持する可動狭持部材72と、該可動狭持部材72の背後であって且つ一対の狭持部材71、72に狭持されるホース列Lの両側縁よりも内側となる位置に設けられてベース板70に固定された基部材73と、該基部材73に係合して可動狭持部材72を前進方向に押動する押動具74とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、旋回作業機等に配設された複数の油圧ホースを束ねて支持するクランプ装置に関するものである。
従来、複数の油圧機器を備えた作業装置を旋回台の支持部に支持して構成される旋回作業機においては、該複数の油圧機器が油圧ホースを介して旋回台に配備されたバルブユニットに連通されている。また、これら複数の油圧ホースは、前記支持部を経由して旋回台から作業装置に配設されている。
例えば特許文献1の旋回作業機において、前記支持部は、作業装置のブームを支持するブームブラケットを備えた左右一対の縦リブと、該左右一対の縦リブを連結する連結部材とを備えており、前記複数の油圧ホースを列べて構成されるホース列は、連結部材に開設されたホース挿通口に挿通され、クランプ装置を介して支持部に支持されている。
特開平11−269929号公報
ところで、近年、操縦部や複数の車輌機器を配置するための機器配置部の大きさを十分に確保しつつ旋回台を小型化させた旋回作業機の開発が進んでおり、この種の旋回作業機においては左右一対の縦リブの間隔の狭小化が図られている。
しかしながら、上記特許文献1のクランプ装置は、ホース列を狭持する一対の狭持部材に狭持力を付与する一対のボルト部材がホース列の両側方に配備されているため、クランプ装置の左右幅がホース列よりも大きなものとなり、該クランプ装置を上述の如き従来よりも間隔を狭めた左右一対の縦リブの間に配備することが困難となる問題があった。かかる問題を解決すべく、ホース列を構成する油圧ホースと油圧ホースの間に前記ボルト部材を配備する構成も考えられるが、この場合、ホース列にボルトを配備するスペースが必要となってホース列そのものの幅が大きなものとなり、結果的にクランプ装置の幅を縮めることとはならず好ましくない。
そこで、本発明は、ホース列の両側やホース間に一対の狭持部材に狭持力を付与する部材を通すことなく該一対の狭持部材を狭持することができ、しかも、該ホース列を狭持する一対の狭持部材の幅をホース列と同一若しくは僅かに大きい幅とすることができるクランプ装置を提供するようにしたものである。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、複数の油圧ホースを列べたホース列を挿通可能な挿通部を有するベース板と、該ベース板に固定の固定狭持部材と、前進することにより固定狭持部材との間で前記ホース列を狭持する可動狭持部材と、該可動狭持部材の背後であって且つ一対の狭持部材に狭持されるホース列の両側縁よりも内側となる位置に設けられて前記ベース板に固定された基部材と、該基部材に係合して可動狭持部材を前進方向に押動する押動具とが備えられていることを特徴としている。
これによれば、ホース列をベース板の挿通部に挿通させて固定狭持部材と可動狭持部材との間に配設し、押動具によって可動狭持部材を固定狭持部材に向けて押し付けることにより、ホース列は固定狭持部材と可動狭持部材に狭持されることとなる。
ここで、これら固定狭持部材と可動狭持部材との間にホース列を狭持する狭持力を付与する押動具は、可動狭持部材の背後であって且つホース列の両側縁よりも内側となる位置に設けられた基部材に係合している。このため、ホース列の油圧ホースと油圧ホースの間に押動具等の一対の狭持部材に狭持力を付与する部材が入り込ませて一対の狭持部材に亘って配備する必要はなく、これによってホース列の油圧ホース間の間隔を該部材の大きさに関係なく設定することができ、例えば、該部材の間隔よりもホース間隔を小さくすることができる。しかも、かかるホース列を狭持する一対の狭持部材の幅をホース列と略同じ
幅とすることができるのである。この結果、ホース列及び該ホース列を狭持する狭持部材の幅の短小化が図られることとなるのである。
また、前記固定狭持部材と可動狭持部材とは、対向面に弾性部材が設けられ、一方の狭持部材には両弾性部材の側面と当接可能な側壁部が設けられていることが好ましい。
これによれば、弾性部材を介してホース列が狭持されるため、該ホース列に効果的に狭持力が伝達されることとなる。また、ホース列を狭持した状態では弾性部材は側壁部からも押圧されることとなり、これによって、ホース列の狭持力がさらに高められることとなってより強固にホース列を保持することができる。
さらに、前記ベース板は、旋回作業機のブーム支持部に設けられており、該ブーム支持部は、旋回台に配備された左右一対の縦リブを連結部材で連結して形成され、該連結部材には前記ホース列を挿通させるホース挿通口が形成されており、前記ベース板は、ホース挿通口を閉鎖して連結部材に固定されていることが好ましい。
これによれば、一対の狭持部材によって連結部材のホース挿通口に配設された複数のホースからなるホース列を支持することができる。また、上述の如く一対の狭持部材の幅をホース列と略同じ幅とすることができるので、左右一対の縦リブの間隔を狭小なものとした場合にも、該左右一対の縦リブ間に適正に配備することができる。
本発明のクランプ装置によれば、ホース列の両側やホース間に一対の狭持部材に狭持力を付与する部材を通すことなく該一対の狭持部材を狭持することができ、しかも、該ホース列を狭持する一対の狭持部材の幅をホース列と同一若しくは僅かに大きい幅とすることができる。
以下、本発明を超小旋回型の旋回作業機1に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明していく。
図1に示す如く、本発明に係る旋回作業機1は、上部旋回体2と、下部走行体3とから構成されている。
下部走行体3は、油圧モータからなる走行モータによって駆動されるクローラ式走行装置4によって構成され、該下部走行体3の前部にはドーザ5が配備されている。該ドーザ5のブレード6は、油圧シリンダからなるドーザシリンダによって上下に揺動される。
上部旋回体2は、下部走行体3に上下方向の軸心廻りに枢支された旋回台11と、該旋回台11に取付け支持された作業装置12とから構成されている。
図10及び図11に示す如く、作業装置12は、旋回台11に左右軸廻りに揺動自在に支持されたブーム14と、該ブーム14の先端部に左右軸廻りに揺動自在に連結されたアーム15と、該アーム15の先端部に左右軸廻りに揺動自在に連結されたバケット16とを備えている。
ブーム14は、旋回台11との間に介装されたブームシリンダ17により上下に揺動駆動され、アーム15は、ブーム14との間に介装されたアームシリンダ18により前後に揺動駆動され、バケット16は、アーム15との間に介装されたバケットシリンダ19により掻き込み揺動駆動される。
また、ブーム14は、旋回台11に支持された第1ブーム体20と、該第1ブーム体20の先端部に支持軸廻りに左右揺動自在に連結された第2ブーム体21と、該第2ブーム体21の先端部に支持軸廻りに左右揺動自在に連結された支持ブラケット22とを備えている。
また、第1ブーム体20の先端部と支持ブラケット22の間には、オフセットリンク23及びオフセットシリンダ24が介装されている。これにより、オフセットリンク23、第1ブーム体20、第2ブーム体21及び支持ブラケット22により平行4連リンクが構成されている。該平行4連リンクは、オフセットシリンダ24を動作させて第1ブーム体20に対して第2ブーム体21を左右揺動させることによって、アーム15を左右方向に平行移動(オフセット)させることが可能となっている。
また、該アーム15は、アーム本体25と、該アーム本体25の基端に配備されてブー
ム14の支持ブラケット22、アームシリンダ18及びバケットシリンダ19を枢支する左右一対の板状のアーム支持部材26とを備えている。また、アーム本体25の先端部には、サービスポート用の一対のSPバルブアッシ27がそれぞれ左右両側に分かれて配備されている。
なお、上記ブームシリンダ17、アームシリンダ15、バケットシリンダ19及びオフセットシリンダ24は油圧シリンダによって構成されている。
図1及び図2に示す如く、旋回台11は、下部走行体3に支持される旋回フレーム30を備えている。また、旋回台11は、作業装置12を支持する支持部(ブーム支持部)31を備えると共に、該支持部31の一側(左側)に操縦部32を備え、さらに、該支持部31の他側(右側)に複数の車輌機器を収容する機器配置部33を備えている。また、該支持部31、操縦部32及び機器配置部33の後方となる位置には、エンジンEを収容するエンジン配置部34が設けられている。
旋回フレーム30は、旋回台11の底板を形成する旋回基板35を備えている。該旋回基板35は、厚板材によって構成されており、前部及び側部を切り欠いて形成される切欠円形状を呈している。
また、旋回基板35の左右方向中央部よりもやや右側寄りとなる位置には、互いに対向した状態で旋回基板35の前後方向に伸びる板状の左右一対の縦リブ38L、38Rが溶接等によって立設されている。
また、エンジン配置部34には、エンジンEが横置き配備されると共に、ラジエータ40、オイルクーラ、エアクリーナ42、マフラ43等が配備されており、これらは図1に示すリアボンネット44及びフロントボンネット45等によって覆われている。
また、図2に示す如く、機器配置部33には、オイルタンク47、燃料タンク48、バッテリ49等からなる車輌機器が配備されており、これら車輌機器は、サイドボンネット等によって覆われている。
図1に示す如く、操縦部32は、旋回基板35の左側縁に沿って立設された側部フレーム部材36の上端部から左側の縦リブ38Lに亘って配備されたステップ51を備え、該ステップ51の上方に操縦装置52、シート53、キャノピ54等を配備して構成されている。操縦装置52には、作業装置12やクローラ走行装置4等を操作するための複数の操作レバー52aが配備されている。
また、図2に示す如く、操縦装置52の下方には、ステップ51と旋回基板35の間となる位置にバルブユニットVが配備されている。該バルブユニットVは、作業者のレバー操作を各油圧機器に伝達する装置であって、パイロットホースを介して操縦装置52の各操作レバー52aに連結されると共に、複数の油圧ホースを介して、作業装置12のブームシリンダ17、オフセットシリンダ24、アームシリンダ18、バケットシリンダ19、SPバルブアッシ27や、下部走行体3の油圧モータ、ドーザシリンダ等に連結されている。
図2及び図3に示す如く、支持部31は、前記左右一対の縦リブ38L、38Rと、該左右一対の縦リブ38L、38Rを連結する連結部材55とを備えて構成されている。
該左右一対の縦リブ38L、38Rの間隔は、図8等に示す如くブーム14の第1ブーム体20の基端部の幅よりも僅かに大きいものとした狭小なものとされている。
図3に示す如く、連結部材55は、旋回基板35の前部から立ち上がる前立壁部56と、該前立壁部56の上端からエンジン配置部34に向けて後上がり傾斜状に延設されて支持部31の底部を形成する底板部57と、該底板部57の後端縁から旋回基板35まで伸びる後立壁部58とを備えている。
また、支持部31は、左右一対の縦リブ38L、38Rに作業装置12のブーム14を枢支するブームブラケット59を備えると共に、連結部材55の前立壁部56から底板部57の前部に亘ってブームシリンダ17を枢支するシリンダブラケット60とを備えている。
また、図3及び図7に示す如く、支持部31には、ブームブラケット59の下方であってシリンダブラケット60の後方となる位置に、バルブユニットVと作業装置12の複数
の油圧機器17〜19、24、27とを連通する油圧ホースh1〜h10の配設路となるホース配設部61が設けられている。
該ホース配設部61は、複数の油圧ホースh1〜h6を列べて形成されるホース列Lを挿通するホース挿通口62と、該ホース挿通口62の後部に形成された整備点検用の開口部63と、該開口部63の後上部に配備されたホース支持部64と、ホース挿通口62に挿通されたホース列Lを支持するクランプ装置65とを備え、前記開口部63には排土カバー66が被装されている。
図2又は図3に示す如く、ホース挿通口62は、ホース列Lを挿通させるべく左右方向に長尺状に形成されている。また、開口部63は、ホース挿通口62よりも前後方向に大きく形成されており、左右一対の縦リブ38L、38R間の中心よりも右側の縦リブ38Rに寄った位置に開設されている。
図5又は図7に示す如く、ホース挿通口62に配設されるホース列Lは、バケットシリンダ19用の一対の油圧ホースh1、h2、アームシリンダ18用の一対の油圧ホースh3、h4及びオフセットシリンダ24用の一対の油圧ホースh5、h6の計6本の油圧ホースによって構成されている。
図4に示す如く、該ホース列Lを支持するクランプ装置65は、ホース列Lを挿通可能な挿通部70aを有するベース板70と、該ベース板70に固定の固定狭持部材71と、固定狭持部材71に向けて移動することにより該固定狭持部材71との間でホース列Lを狭持する可動狭持部材72と、該可動狭持部材72の背後であって且つ一対の狭持部材71、72に狭持されるホース列Lの両側縁よりも内側となる位置に設けられてベース板70に固定された基部材73と、該基部材73に係合して可動狭持部材72を前進方向に押動する押動具74とを備えている。
ベース板70は、長孔状に開設された挿通部70aを有しており、該挿通部70aの側縁部に固定狭持部材71が立設され、該挿通部70aを介して固定狭持部材71と対向する位置に基部材73が立設されている。
また、可動狭持部材72の背部にはブラケット75が取り付けられている。該ブラケット75は、断面コ字状に形成されており、一対の脚部75aが可動狭持部材72の背部に固着されている。
また、可動狭持部材72と固定狭持部材71は、互いに対向する対向面に弾性部材76がそれぞれ配備されている。各弾性部材76には、ホース列Lを構成する各油圧ホースh1〜h6を保持するための円弧状凹部76aが形成されている。また、可動狭持部材72は、ホース列Lを狭持した状態で両弾性部材76の側面に当接可能な一対の側壁部77を備えている。
図5及び図6に示す如く、該可動狭持部材72をベース板70上にて固定狭持部材71に対向させた状態で配備すると、ブラケット75の一対の脚部75aの間に基部材73が位置することとなる。該基部材73には、固定狭持部材71の作用面に直交する方向に向けて押動具74を締結するボルト螺合部等の締結部73aが開設されている。また、ブラケット75には、一対の脚部75aの間に基部材73を配備した状態で締結部73aと軸心を同一とした貫通孔75bが開設されている。押動具74は、締結部73aに締結可能なボルトによって形成されており、該押動具74をブラケット75の貫通孔75bに挿通させた状態で締結部73aに締結することにより、可動狭持部材72は固定狭持部材71に対向した状態に支持される。
また、図3に示す如く、ベース板70は、挿通部70aをホース挿通口62に対向させた状態で連結部材55の底板部57の上面にボルト等の締結具を介して取り付けられている。
該クランプ装置65を用いてホース列Lを支持するには、先ず、ホース列Lをベース板70の挿通部70aに挿通させる。その後、該ベース板70を連結部材55の底板部55の上面に取り付ける。或いは、先ず、ベース板70を挿通部70aをホース挿通口62に対向させた状態で連結部材55の底板部55の上面に取り付け、その後、ホース列Lの各油圧ホースを連結部材55のホース挿通部口62及びベース板70の挿通部70aに挿通
させることとしてもよい。
次に、ブラケット75を基部材73に嵌合させて可動狭持部材72を固定狭持部材71に対向させる。そして、図6に示す如く押動具74をブラケット75の貫通孔75bに挿通させた状態で締結部73aに締結する。このとき、押動具74をねじ込むことにより該押動具74の頭部74aがブラケット75を押圧し、これによって可動狭持部材72が固定狭持部材71に向けて前進する。さらに押動具74をねじ込むことにより、押動具74をねじ込むトルクが可動狭持部材72を固定狭持部材71に向けて押し付ける押圧力として作用し、これによって一対の狭持部材71、72にホース列Lが狭持されることとなるのである。
また、図7に示す如く、ブームシリンダ17用の一対の油圧ホースh7、h8は、開口部63に挿通されてバルブユニットVからブームシリンダ17まで配設されている。該一対の油圧ホースh7、h8は、シリンダ側ホース部とバルブユニット側ホース部とが開口部63の上方にてエルボ等からなる中継部材79を介して連結されている。
該中継部材78は、右側の縦リブ38Rに寄った位置に配備されており、ブラケット79を介して該右側の縦リブ38Rに支持されている。
また、連結部材55の斜板部82の後端部から立設された壁部材39には、ハーネス孔39aが開設されており、該ハーネス孔39aを通じて旋回台11から作業装置12に向けてワイヤハーネスwが配設されている。
排土カバー66は、開口部63に対向した状態で配備されており、該排土カバー66と開口部63の間にブームシリンダ17用の一対の油圧ホースh7、h8の中継部材78及びワイヤハーネスwが配備されている。これにより、開口部63のみならず中継部材78及びワイヤハーネスwも排土カバー66に防護されることとなる。
図3、図7〜図9に示す如く、該排土カバー66は、開口部63の上方に位置する天板部81と、該天板部81の左側縁から下り傾斜状に形成された斜板部82と、該斜板部82の下縁部から延設されて前記連結部材55にボルト等の締結具を介して締結される取付板部83とを有している。
また、該排土カバー66は、図7及び図9に示す如く、連結部材55の底板部57に取り付けられた状態で前端部がブームブラケット59の下方に位置すると共に、後端部がホース支持部64の下方に位置することとなる。
ホース支持部64には、SP用の一対の油圧ホースh9、h10が配設されている。該ホース支持部64は、一対の油圧ホースを支持するホースクランプを備え、該ホースクランプは、逆L字状のブラケット87を介して前記壁部材39に支持されている。
図7に示す如く、ブーム14の第1ブーム体20の基端部には、ホース挿通用空間Sが設けられており、前記ホース列Lは、該ホース挿通用空間Sを通じてブーム14の正面側から背面側に配設されている。また、図10及び図11に示す如く、ブーム14の背面には複数位置にホースクランプ85及びガイド部材86が配備されており、ホース列Lの各ホースh1〜h6は、これらホースクランプ85やガイド部材86に支持・案内されて各油圧シリンダまで配設されている。
これに対し、ブームシリンダ17用の一対の油圧ホースh7、h8は、図7に示す如くホース挿通用空間Sを挿通することなくブーム14の正面に伸びており、管継手を介してブームシリンダ17に連通される。
図11に示す如く、SP用の一対の油圧ホースh9、h10は、ホースクランプ85やガイド部材86に案内されてブーム14の右側面を基端部から先端部まで配設されている。
前記左右一対のアーム支持部材26には、バケットシリンダ19の枢支部と支持ブラケット22の枢支部の間であって且つアームシリンダ18の枢支部よりもアーム15先端側となる位置にホース挿通孔26aが開設されている。
前記SP用の一対の油圧ホースh9、h10は、一方の油圧ホースh9がブーム14の先端部からアーム15の右側面に沿って伸びて右側のSPバルブアッシ27に連通されている。これに対し、他方の油圧ホースh10は、左右一対のアーム支持部材26のホース
挿通孔26aを通じて該アーム15の右側から左側に回り込んで左側のSPバルブアッシ27に連通されている。
該他方の油圧ホースh10は、ホース挿通孔26aを通過する部分が金属製の管部材88によって形成されている。該管部材88は、第1継手部89と、該第1継手部89よりも長尺状とされた第2継手部90とを中継部91で連結してなる平面視略L字状に形成されている。
また、管部材88は、中継部91を前記一対のホース挿通孔26aに挿通させ、第2継手部90をアーム15の右側に位置させると共に第1継手部89をアーム15の左側に位置させた状態で配備されている。また、各継手部89、90の先端部はアーム15の先端側に向けられており、これによって、他方の油圧ホースh10の内、ブーム先端部のホースクランプ85から管部材88の第2継手90まで伸びるホース部は、円弧状に湾曲して第2継手部90の前方に回り込んで該第2継手部90に連結されており、これによってアーム15の揺動に追従するためのあそびが他方の油圧ホース10に確保されている。

本実施の形態のクランプ装置65によれば、一対の狭持部材71、72の幅が狭持すべきホース列Lの幅よりも僅かに大きいものとされている。このため、図8に示す如く左右一対の縦リブ38L、38Rの間隔がブーム基端部の幅程度の狭小なものとされている場合であっても、これら左右一対の縦リブ38L、38R間にクランプ装置を配備してこれら左右一対の縦リブ38L、38Rの間にホース列Lを支持することができるのである。また、左右一対の縦リブ38L、38Rの略中央部に押動具74が位置することとなるため、上述の如く左右一対の縦リブ38L、38Rの間隔が狭小なものであっても押動具74と縦リブ38L、38Rとの間には十分なスペースが確保され、これによって押動具74を締結するためのスパナ等のストロークも十分に確保されることとなる。
また、クランプ装置65は、左右方向略中央部に設けられた押動具74を締め付けることにより一対の狭持部材71、72によってホース列Lを狭持することができ、ホース列Lの両端に一対の狭持部材71、72を締結すべき締結具を配備したクランプ装置よりも容易にホース列Lを狭持状態に設定することができる。また、一対の狭持部材71、72を狭持状態に設定することにより、一対の弾性部材76は可動狭持部材72の両側壁部77にも押圧されることとなり、これにより、ホース列Lの狭持力がさらに高められることとなる。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、図12はクランプ装置65の第2の実施の形態を示しており、ベース板70の挿通部70aの側縁部を該ベース板70の一方の側縁まで延設することにより、該挿通部70aが切欠き状に形成されている。これにより、ホース列Lを連結部材55のホース挿通口62に挿通させた状態でクランプ装置65だけを支持部31のホース配設部61から着脱することができる。
また、図13はクランプ装置65の第3の実施の形態を示しており、ブラケット75、基部材73及び押動具74が併設されている。これにより、一対の狭持部材71、72の狭持力をより高めることができる。
また、図14はクランプ装置65の第4の実施の形態を示しており、固定狭持部材71に側壁部77が設けられている。
また、図15はクランプ装置65の第5の実施の形態を示しており、押動具74の先端部によって可動狭持部材72が押圧されている。
また、ベース板70の幅を一対の狭持部材71、72よりも僅かに大きなものとすることも可能である。また、一対の狭持部材71、72の内、少なくとも何れか一方にホース列Lを案内するためのガイド部材を配備することも可能である。
また、本実施の形態においては、固定狭持部材71をホース配設部61の前側に配備し、該固定狭持部材71の後方に可動狭持部材72を配備する構成としているが、これらを逆転して配備することももちろん可能である。
また、該本実施の形態のクランプ装置65は、旋回台11の支持部31のホース配設部
61だけではなく、作業装置12やバルブユニットVが配備されているステップ51の下方等、油圧ホースを束ねて支持することが必要な部位に適宜配備することができ、また、上記旋回作業機1のみではなく、後方小旋回型の旋回作業機やTLB(トラクタ・ローダ・バックホー)等に配備することも可能である。
本発明に係る旋回作業機を示す左側面図である。 旋回フレームを示す平面図である。 ホース配設部の構成を示す斜視図である。 クランプ装置を分解して示す斜視図である。 クランプ装置を示す斜視図である。 クランプ装置を示す平面図である。 支持部を示す断面図である。 支持部を示す正面図である。 支持部を示す斜視図である。 作業装置を示す平面図である。 作業装置を示す右側面図である。 クランプ装置の第2の実施の形態を示す平面図である。 クランプ装置の第3の実施の形態を示す平面図である。 クランプ装置の第4の実施の形態を示す平面図である。 クランプ装置の第5の実施の形態を示す平面図である。
符号の説明
1 旋回作業機
2 上部旋回体
3 下部走行体
11 旋回台
12 作業装置
14 ブーム
17 ブームシリンダ
30 旋回フレーム
31 支持部
35 旋回基板
38L 縦リブ
38R 縦リブ
61 ホース配設部
62 ホース挿通口
63 開口部
64 ホース支持部
65 クランプ装置
66 排土カバー
70 ベース板
71 固定狭持部材
72 可動狭持部材
73 基部材
74 押動具
81 天板部
82 斜板部
83 取付板部
V バルブユニット
h1〜h10 油圧ホース
L ホース列

Claims (3)

  1. 複数の油圧ホース(h1〜h6)を列べたホース列(L)を挿通可能な挿通部(70a)を有するベース板(70)と、該ベース板(70)に固定の固定狭持部材(71)と、前進することにより固定狭持部材(71)との間で前記ホース列(L)を狭持する可動狭持部材(72)と、該可動狭持部材(72)の背後であって且つ一対の狭持部材(71、72)に狭持されるホース列(L)の両側縁よりも内側となる位置に設けられて前記ベース板(70)に固定された基部材(73)と、該基部材(73)に係合して可動狭持部材(72)を前進方向に押動する押動具(74)とが備えられていることを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記固定狭持部材(71)と可動狭持部材(72)には、互いの対向面に弾性部材(76)が設けられ、一方の狭持部材(72)には両弾性部材(76)の側面と当接可能な側壁部(77)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記ベース板(70)は、旋回作業機(1)のブーム支持部(31)に設けられており、該ブーム支持部(31)は、旋回台(11)に配備された左右一対の縦リブ(38L、38R)を連結部材(55)で連結して形成され、該連結部材(55)には前記ホース列(L)を挿通させるホース挿通口(62)が形成されており、前記ベース板(70)は、ホース挿通口(62)を閉鎖して連結部材(55)に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクランプ装置。
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