JPH0847305A - 作業機車両の油圧装置 - Google Patents

作業機車両の油圧装置

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JPH0847305A
JPH0847305A JP6185529A JP18552994A JPH0847305A JP H0847305 A JPH0847305 A JP H0847305A JP 6185529 A JP6185529 A JP 6185529A JP 18552994 A JP18552994 A JP 18552994A JP H0847305 A JPH0847305 A JP H0847305A
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hydraulic
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Toshimasa Kurashima
登志昌 倉嶋
Wataru Nakayama
渉 中山
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Sanyo Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の油圧系と、車両に離脱可能に組付けら
れる作業機の油圧系を脱着可能に連結する油圧装置の組
付作業性、外観の改善。 【構成】 車両1に固定される方向制御弁11にマニホ
ールド15をボルト13で固定し、マニホールド15に
内蔵された複数の油路16の同一方向に揃えられた作業
機側油圧ポート17に車両側継手20を方向を揃えて螺
装する。マニホールド15の油路16の一部にストップ
バルブ18が内蔵される。複数の車両側継手20に作業
機2の油圧ホース7の先端に固定された作業機側継手2
1がワンタッチ式に離脱可能に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧で荷役作業をする
作業機を車両に脱着可能に取付けた作業機車両の油圧装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクター等の車両に取付けられて、車
両のエンジンで駆動する油圧ポンプからの油圧で作動す
るローダなどの作業機は、車両に脱着可能にピン結合さ
れ、車両と作業機双方の油圧系が雄型と雌型の継手で脱
着可能に連結される。車両と作業機の油圧系を脱着可能
に連結する装置として、図9及び図10に示すような油
圧装置50が使用されている。
【0003】図9において、車両1の操縦室近くに固定
された作業機取付部のマスト受台3に油圧装置50が固
定され、マスト受台3に作業機2が脱着可能にピン結合
される。作業機2は、例えば揺動アーム4の先端にバケ
ット5を連結したもので、揺動アーム4とバケット5を
回転動させる油圧シリンダ6を備え、揺動アーム4の基
端部のマスト8が車両1のマスト受台3に離脱可能にピ
ン結合される。作業機2の油圧シリンダ6に連結された
4本の油圧ホース7が油圧装置50に脱着可能に連結さ
れる。
【0004】図10に示される油圧装置50は、車両1
のマスト受台3に固定された方向制御弁51に4個の車
両側継手52を取付けて構成される。方向制御弁51
は、内部に作動油が通る油路を有する略矩形のボックス
で、マスト受台3とは反対側になる側面の上下左右4箇
所に油路の出入口である油穴54を有する。この各油穴
54に車両側継手52が螺装固定される。4つの各車両
側継手52は、先端部が真上に向くように方向が揃えら
れる。また、一部の油路の油穴54とその継手52の間
にストップバルブ55が連結される。
【0005】車両側継手52は、作業機2の各油圧ホー
ス7の先端に連結された作業機側継手53と雄雌型の対
をなし、車両側継手52と対応する作業機側継手53の
着脱は手動でワンタッチ式に行われる。車両1から作業
機2を外す場合は、油圧装置50の各車両側継手52か
ら作業機側継手53を順に手で外し、マスト受台3から
マスト6を外している。また、車両1に作業機2を取付
ける場合は、マスト受台3にマスト6をピン結合させ、
各油圧ホース7の作業機側継手53を順に手で油圧装置
50の車両側継手52に連結している。油圧装置50の
各車両側継手52を接近させ、かつ、各々の先端部の方
向を上向きに揃えることで、複数の各車両側継手52と
作業機側継手53の脱着作業が容易になるようにしてあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、方向制御弁
51の前面の上下左右4箇所の油穴54の内の上2箇所
の油穴54に連結される継手52には、真上に向く直管
が使用されるが、下2箇所の油穴54に連結される継手
52には、上2箇所の継手52を避ける形状の曲管を使
用する必要があった。そのため、方向制御弁51に取付
ける複数の車両側継手52に複数種類のものを用意し、
種類分けして方向制御弁51に取付け、夫々の方向性を
調整しなければならない不便さがあって、油圧装置組付
け作業性が悪いという問題があった。
【0007】また、方向制御弁51の前面の下2箇所の
油穴54に連結される継手52は、油穴54から斜め横
に延びてから上方に曲がる曲管であるため、これの先端
部に油圧ホース7の作業機側継手53を挿入して取付け
る際に、車両側継手52の油穴54に螺装された基端部
52’に、この基端部52’を回転させる方向に外力が
加わる。この外力が基端部52’を油穴54から緩める
方向に加わると、車両側継手52が緩んで向きが変わる
ことがあって、継手連結作業に注意を要した。
【0008】また、方向制御弁51の前面に車両側継手
52と共に取り付けられるストップバルブ55は、方向
制御弁51の前面から嵩高く突出して、方向制御弁51
前面の継手部を複雑大型化し、方向制御弁51全体の外
観を悪くしていた。
【0009】本発明の目的とするところは、組付け作業
性や外観の良いコンパクト化された作業機車両の油圧装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に脱着可
能に取付けた作業機を車両の油圧駆動系からの油圧で駆
動させるようにした作業機車両における車両と作業機間
の油圧装置であって、車両の作業機取付部に固定され、
表面に作業機を駆動させる作動油の出入口である複数の
油穴を有する方向制御弁と、この方向制御弁の表面側に
固定され、方向制御弁の複数の油穴に連通するストップ
バルブ内蔵の油路を含む複数の油路を、その各々の作業
機側の油圧ポートを同一方向に揃えて有するボックス状
のマニホールドと、このマニホールドの各油路の作業機
側油圧ポートに同一方向に揃えて連結された複数の車両
側継手とを備えた構造を特徴とする。この油圧装置にお
いては、作業機に添設された複数の油圧ホースの各先端
に取付けた作業機側継手がマニホールドの対応する車両
側継手に脱着可能に連結される。
【0011】また、本発明は、車両の作業機取付部に固
定され、作業機を駆動させる作動油が通るストップバル
ブ内蔵の油路を含む複数の油路を、その各々の作業機側
の油圧ポートを同一方向に揃えて有するボックス状の方
向制御弁と、この方向制御弁の複数の油路の作業機側油
圧ポートに同一方向に揃えて連結された複数の車両側継
手とを備えた構造を特徴とする。この油圧装置において
は、作業機に添設された複数の油圧ホースの各先端に取
付けた作業機側継手が方向制御弁の対応する車両側継手
に脱着可能に連結される。
【0012】本発明における上記方向制御弁又はマニホ
ールドの複数の油路の作業機側油圧ポートは、同一方
向、同一面に形成され、この各油圧ポートに車両側継手
が同一方向、同一高さに固定された構造にすることが、
作業機側継手の脱着作業性をより良好にする上で望まし
い。
【0013】
【作用】複数の油圧ポートを同一方向に揃えて有するマ
ニホールド、或いは、方向制御弁においては、複数の油
圧ポートに連結される車両側継手に直管の同一種類のも
のが使用できて、継手取付け作業性が良くなり、また、
この車両側継手に作業機側継手を連結する際の外力で車
両側継手が緩む心配が無くなり、継手連結作業性も良く
なる。また、マニホールド、或いは、方向制御弁にスト
ップバルブを内蔵させたので、油圧装置の外観がすっき
りした良好なものになる。
【0014】
【実施例】以下、実施例について図1乃至図8を参照し
て説明する。尚、図1乃至図6は第1の実施例が示さ
れ、図7及び図8は第2の実施例が示される。また、図
9及び図10を含む全図を通じて同一、又は、相当部分
には同一符号を付して説明は省略する。
【0015】図1に示される第1の実施例の油圧装置1
0は、車両1のマスト受台3に後面が固定されたボック
ス状の方向制御弁11と、方向制御弁11の前面に離脱
可能に固定されたストップバルブ内蔵マニホールド15
を備える。図2に示すように、方向制御弁11は前面の
複数箇所、例えば上下左右の4箇所に油穴12を有す
る。この油穴12の配列は、図10の方向制御弁の油穴
の配列と同じであり、4つの油穴12を利用してマニホ
ールド15がボルト13で固定される。
【0016】マニホールド15は内部に4つの油路16
を有し、各油路16の片端の油圧ポートが方向制御弁1
1の対応する油穴12と連通し、他の片端の油圧ポート
17が同一方向に揃えてある。4つの油路16の油圧ポ
ート17は、例えばマニホールド15の上面横一列に上
向きに方向を揃えて形成され、この各油圧ポート17に
1個ずつ車両側継手20が螺装される。4個の車両側継
手20は、マニホールド15の上面横一列に並ぶため
に、同一種の直管が使用できて、これの取付け作業が良
好に行える。また、各車両側継手20を同一種の直管に
することで、各車両側継手20が横一列に同一高さで取
り付けられる。
【0017】また、マニホールド15の油路16の1つ
にストップバルブ18が内蔵される。ストップバルブ1
8の弁開閉操作部18’だけがマニホールド15の前面
に突出する。マニホールド15に内蔵させた油路16の
一部を従来の曲管継手の代わりとし、また、マニホール
ド15にストップバルブ18を内蔵させた結果、マニホ
ールド15の外観がすっきりしたものとなり、油圧装置
10全体がコンパクトにまとまった外観の良いものとな
る。
【0018】尚、マニホールド15の各油圧ポート17
と、これに連結される4個の車両側継手20の取付け方
向は上向きに限らず、また、各車両側継手20の取付け
高さを同一とするに限らないが、上向きで同一高さにす
ることが、後述する車両側継手20と作業機側継手21
の脱着作業性を良好にする上で望ましい。
【0019】マニホールド15は、方向制御弁11に対
して4本のボルト13で固定される。ボルト13は、図
3に示すような溝穴14を軸方向と半径方向に有し、こ
れをマニホールド15の油路16を貫通させて方向制御
弁11の油穴12に螺結することで、溝穴14で油穴1
2と油路16が連通される。このようなボルト13でマ
ニホールド15を方向制御弁11に取付けることで、マ
ニホールド15の油路16以外の部分の面積縮小化がで
き、マニホールド15の小形コンパクト化が容易にな
る。
【0020】油圧装置10の4個の車両側継手20に、
作業機2の4本の油圧ホース7の先端に連結された作業
機側継手21が脱着可能に連結される。車両側継手20
と作業機側継手21は、雄雌型の対をなしてワンタッチ
式に脱着されるもので、例えば図5に示すように、車両
側継手20に雌型が使用され、作業機側継手21に雄型
が使用される。雌型の車両側継手20に雄型の作業機側
継手21を押し込むと、車両側継手20のロックリング
22が一旦下がって両継手20、21が連結され、この
後、ロックリング22が内蔵バネ(図示せず)で元の位
置に上昇して作業機側継手21が抜けないようにロック
する。このような4個の車両側継手20と対応する4個
の作業機側継手21の脱着は、1つ1つ手で行うように
してもよいが、次に述べる継手脱着装置30を使えば4
個の作業機側継手21の同時脱着が可能である。
【0021】継手脱着装置30は、油圧装置10のマニ
ホールド15に取り付けられた車両側脱着部31と、作
業機2の4本の油圧ホース7の先端部に取り付けられた
作業機側脱着部32を有する。車両側脱着部31は、マ
ニホールド15の両側面に下端部がネジ34で固定され
た左右一対のレバー支持体33と、一対のレバー支持体
33の上部に装着されたロック解除機構35とカバー3
6を備える。作業機側脱着部32は、4本の油圧ホース
7の先端部を横一列平行に連結するホース連結体42
と、ホース連結体42の両端部に枢軸43で回転可能に
連結された左右一対の操作レバー44と、一対の操作レ
バー44の枢軸43と反対側の先端部間に固定されたハ
ンドル45を備える。
【0022】車両側脱着部31の左右一対のレバー支持
体33は、ヘ字状の平板で、マニホールド15の両側面
から車両内方側上方へと延び、その上端部に水平方向
(車両前後方向)にピン37が突設される。ロック解除
機構35は、左右一対のレバー支持体33の上部に両端
部が回転可能に連結された支軸38から前方(車両外側
方)に延びるリング押圧体39と、支軸38に上端が固
定されたロック解除レバー40を備える。ロック解除レ
バー40は、一方のレバー支持体33の上部外面に上下
方向に添設される。ロック解除レバー40とレバー支持
体33との間に装着されたバネ材41で、ロック解除レ
バー40に図4の時計回り方向に回転力が常時付勢され
る。
【0023】図4のロック解除レバー40は平常位置に
在り、このときのリング押圧体39は、その先端部が4
個の車両側継手20のロックリング22の上端に当接す
る平常位置に在る。ロック解除レバー40を手でバネ材
41のバネ力に抗して図4の反時計回り方向に回転させ
ると、リング押圧体39が図3の実線と鎖線で示すよう
に下方に回転して、各車両側継手20のロックリング2
2を押し下げて、作業機側継手21のロックを解除す
る。
【0024】左右一対のレバー支持体33の上端部間に
カバー36の基端部がピン37を支点に前後に回転可能
に連結される。カバー36は、平板状の本体部36aと
その先端から略直角に折曲された前板部36bを有し、
カバー36とレバー支持体33の間には、カバー36を
前方に回転させる回転力を常時付勢するバネ材(図示せ
ず)が取り付けられる。各車両側継手20に作業機側継
手21を連結した図3の状態のとき、カバー36はその
前板部36bの先端が油圧ホース7の側面に当接した位
置に保持される。各車両側継手20から作業機側継手2
1を離脱させたとき、図6に示すように、カバー36は
図示しないバネ材にて前方に回転して本体部36aが各
車両側継手20の上端開口を覆う位置に保持される。
【0025】作業機側脱着部32のホース連結体42
は、コ字状の平板で、4個の作業機側継手21を油圧装
置10側の車両側継手20と同じ配列ピッチでもって同
一高さで横一列に連結する。ホース連結体42の両端部
に枢軸43で回転可能に連結された左右一対の操作レバ
ー44は、略S形の平板で、ハンドル45と反対側の先
端部にU字状の切欠き46を有する。切欠き46は、レ
バー支持体33のピン37が挿通される幅を有する深溝
状で、切欠き46にピン37を挿通して係合させること
で、操作レバー44がレバー支持体33に離脱可能に連
結される。
【0026】継手脱着装置30は、次のように手動操作
される。
【0027】図2乃至図4の実線は、4個の各車両側継
手20に対応する作業機側継手21が連結された状態が
示される。このとき、操作レバー44の切欠き46にレ
バー支持体33のピン37が嵌挿されて、操作レバー4
4がピン37を支点に図3、図4の鎖線位置から実線位
置に回転移動した定位置に保持される。また、各車両側
継手20に作業機側継手21が連結され、ロックリング
22でロックされているので、ロック解除レバー40を
回転操作しない限り車両側継手20と作業機側継手21
の連結が維持され、継手脱着装置30の車両側脱着部3
1と作業機側脱着部32の連結状態が維持される。この
ように継手脱着装置30の車両側脱着部31と作業機側
脱着部32の連結時のロック手段に、車両側継手20と
作業機側継手21のロック機構を使用することで、継手
脱着装置30に特別なロック手段を設ける必要が無くな
る。
【0028】4個の車両側継手20から作業機側継手2
1を離脱させる場合は、まず、片手でロック解除レバー
40を図3で反時計回り方向に回転させて、リング押圧
体39で各車両側継手20のロックリング22を一括し
て押し下げ、車両側継手20と作業機側継手21のロッ
クを解除させる。次に、他の片手でハンドル45を持っ
て操作レバー44をレバー支持体33のピン37を支点
に図4実線位置から鎖線位置まで上に回転させる。操作
レバー44がピン37を支点に上に回転すると、操作レ
バー44の上部の枢軸43がホース連結体42を上昇さ
せ、ロック解除状態にある各車両側継手20から4個の
各作業機側継手21が同時に抜き出される。
【0029】図4の鎖線位置まで操作レバー44が回転
移動して、全車両側継手20から作業機側継手21が離
脱すると、操作レバー44を切欠き46の長さ方向に後
退させて、切欠き46からピン37を抜き出す。このと
きの状態が図5の実線と図6の鎖線に示される。作業機
2の4本の油圧ホース7の先端部は、ホース連結体42
で横一列に連結固定されているので、油圧ホース7の取
り扱いが便利になり、また、4個の作業機側継手21と
対応する車両側継手20の脱着が常に正確に一括して行
えて、継手脱着の作業性が一段と良くなる。
【0030】図6の継手離脱状態のとき、カバー36が
内蔵バネ材のバネ力によって前方に回転して、雌型の車
両側継手20の上端開口を覆い、車両側継手20の上端
開口に外部から土、砂、ゴミ等の異物が入るのを防止す
る。
【0031】4個の作業機側継手21を対応する車両側
継手20に連結する場合は、次のように行われる。片手
でカバー36を車両側継手20の上端開口から上に押し
開き、油圧ホース7の先端部の作業機側脱着部32の操
作レバー44の切欠き46をレバー支持体33のピン3
7に挿通係止し、カバー36から手を離してカバー36
を油圧ホース7の側面に当接させたままにする。作業機
側継手21を車両側継手20の真上に位置させて、操作
レバー44をピン37を支点に下方に回転させ、4個の
作業機側継手21を対応する車両側継手20に一括して
押し込む。作業機側継手21の押し込み力で車両側継手
20のロックリング22が一旦下がり、両継手20、2
1が連結されるとロックリング22が内蔵バネ材のバネ
力で跳ね上がって、両継手20、21がロックされる。
【0032】以上の第1の実施例の油圧装置10の組立
順序は決まっていないが、予め油圧ホース7の作業機側
継手21をマニホールド15の車両側継手20に連結し
ておいて、マニホールド15を車両1に固定された方向
制御弁11に取付けるようにすると、組立が能率的に行
える。また、マニホールド15に車両側継手20を方向
を揃えて取付けることで、方向制御弁11に既存のもの
が使用できるが、次に説明する第2の実施例のように、
方向制御弁自体にマニホールド機能を持たせるようにし
てもよい。。
【0033】図7及び図8に示される第2の実施例は、
車両1のマスト受台3に固定される方向制御弁11’に
4個の直管の車両側継手20を方向を揃えて連結してい
る。方向制御弁11’は、上面横一列に並ぶ油圧ポート
17を片端に有する4つの油路16’を内蔵し、その1
つにストップバルブ18を内蔵させている。各油路1
6’の油圧ポート17に車両側継手20が同一方向、同
一高さで螺装され、各車両側継手20に4本の油圧ホー
ス7の先端部の作業機側継手21がワンタッチ式に連結
される。
【0034】この第2の実施例の油圧装置10において
は、両継手20、21の一括した脱着を行う継手脱着装
置を図示していないが、第1の実施例と同様な継手脱着
装置を付設することも可能である。また、第2の実施例
においては、方向制御弁11に第1の実施例のマニホー
ルドの機能を持たせたので、構成部品点数が少なくで
き、全体の小形コンパクト化が可能となる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、マニホールド、或い
は、方向制御弁に形成された同一方向の複数の油圧ポー
トに連結される車両側継手に直管等の同一種類のものが
使用できて、継手の保守管理が容易となり、継手取付け
作業性が良くなる。また、車両側継手に直管を使用する
ことで、車両側継手に作業機側継手を連結する際の外力
で車両側継手が緩む心配が無くなり、継手連結作業性が
良くなる。更に、マニホールド、或いは、方向制御弁に
ストップバルブを内蔵させたので、油圧装置の外観が凹
凸の少ないすっきりした良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の油圧装置を備えた車両
と作業機の離脱時の側面図。
【図2】図1の油圧装置の継手連結時の拡大正面図。
【図3】図2A−A線に沿う断面図。
【図4】図2の油圧装置の側面図。
【図5】図2の油圧装置の継手離脱時の正面図。
【図6】図5の油圧装置の部分断面を含む側面図。
【図7】本発明の第2の実施例の油圧装置を備えた車両
と作業機の離脱時の側面図。
【図8】図7の油圧装置の継手連結時の拡大正面図。
【図9】従来の油圧装置を備えた車両と作業機の離脱時
の側面図。
【図10】図9の油圧装置の拡大正面図。
【符号の説明】
1 車両 2 作業機 7 油圧ホース 10 油圧装置 10’ 油圧装置 11 方向制御弁 11’ 方向制御弁 12 油穴 15 マニホールド 16 油路 16’ 油路 17 油圧ポート 18 ストップバルブ 20 車両側継手 21 作業機側継手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に脱着可能に取付けた作業機を車両
    の油圧駆動系からの油圧で駆動させるようにした作業機
    車両における車両と作業機間の油圧装置であって、 車両の作業機取付部に固定され、表面に作業機を駆動さ
    せる作動油の出入口である複数の油穴を有する方向制御
    弁と、この方向制御弁の表面側に固定され、方向制御弁
    の複数の油穴に連通するストップバルブ内蔵の油路を含
    む複数の油路を、その各々の作業機側の油圧ポートを同
    一方向に揃えて有するマニホールドと、このマニホール
    ドの各油路の作業機側油圧ポートに同一方向に揃えて連
    結された複数の車両側継手とを備え、作業機に添設され
    た複数の油圧ホースの各先端に取付けた作業機側継手を
    マニホールドの対応する車両側継手に脱着可能に連結す
    るようにした作業機車両の油圧装置。
  2. 【請求項2】 車両に脱着可能に取付けた作業機を車両
    の油圧駆動系からの油圧で駆動させるようにした作業機
    車両における車両と作業機間の油圧装置であって、 車両の作業機取付部に固定され、作業機を駆動させる作
    動油が通るストップバルブ内蔵の油路を含む複数の油路
    を、その各々の作業機側の油圧ポートを同一方向に揃え
    て有する方向制御弁と、この方向制御弁の複数の油路の
    作業機側油圧ポートに同一方向に揃えて連結された複数
    の車両側継手とを備え、作業機に添設された複数の油圧
    ホースの各先端に取付けた作業機側継手を方向制御弁の
    対応する車両側継手に脱着可能に連結するようにした作
    業機車両の油圧装置。
  3. 【請求項3】 前記方向制御弁又はマニホールドの複数
    の油路の作業機側油圧ポートを同一方向、同一面に形成
    し、この各油圧ポートに車両側継手を同一方向、同一高
    さに固定した請求項1又は2記載の作業機車両の油圧装
    置。
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