JP2007231077A - 高分子物質の圧電・焦電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い圧電率を有し、耐熱性、耐環境性に優れた高分子物質の圧電・焦電素子を提供すること。
【解決手段】テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)にホウ酸アルミニウを混合して発泡させ、独立気泡2を多数有するシートを作成し、このシートに電荷をトラップすることにより、圧電・焦電素子1を生成する。これにより電荷のトラップされた独立気泡2が巨大な双極子を構成するため、高い圧電率を有する、耐熱性、耐環境性に優れた圧電・焦電素子1を提供することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高分子物質の圧電・焦電素子のうち、特に耐熱性、耐環境性に優れた高分子物質の圧電・焦電素子に関する。
従来、高分子物質を材料とした圧電・焦電素子としては、ポリ弗化ビニリデン(PVdF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、多孔質ポリプロピレン(E−PP)等を用いたものがある。これらの圧電・焦電素子は無機物質にはない可撓性、柔軟性、耐摩耗性を有しており広く使用されている。
ポリ弗化ビニリデン(PVdF)は、成形した無孔質のシートを延伸し、分極することによって、圧電・焦電素子として生成される(特許文献1)。
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)は、無極性のポリマーであるが、ポリマー表面に電荷がトラップされることによって圧電・焦電素子となることが知られており、FEPの無孔質のシートにコロナ放電等によって電荷をトラップさせることによって圧電・焦電素子として生成される。
しかしながら、PVdF、FEPは無機材料の圧電・焦電素子に比べて圧電率が低いという難点があった。
これに対し、圧電率を向上させた高分子物質の圧電・焦電素子のひとつに多孔質ポリプロピレン(E−PP)がある。これは、ポリプロピレンのフィルムを延伸して繊維状にし、さらに窒素などのガスを圧入して連続する空孔が多数存在するフィルムに成形する。その後、フィルムの空孔の上下面に電荷をトラップさせることによって圧電・焦電素子として生成されたものである。E−PPは、多数の空孔が巨大な双極子を構成し、フィルム面に圧力が加わると空孔が容易に圧縮されるため、双極子の値が大きく変化する。双極子の値が大きく変化するため、フィルムの両面の電極に誘導される電荷も大きく変化することになる。上記の仕組みにより、E−PPの圧電・焦電素子は高い圧電率を有している。
特開昭60−055034号公報
上述した圧電率を向上させた高分子物質の圧電・焦電素子は、ポリプロピレンを延伸して連続する空孔が多数存在する多孔質フィルムに成形し、多孔質フィルムの連続する空孔に電荷をトラップして圧電・焦電素子として生成している。
しかしながら、E−PPは、圧電率ではPVdF、FEPより優れていものの、耐熱性、耐環境性の面で問題があり、使用環境が限定される等の課題がある。特に耐環境性という面では、FEPの方がE−PPより優れている。さらに、E−PPは連続する空孔が多数存在する、つまり連続気泡が存在する多孔質フィルムであるため、無孔質フィルムに比べて圧縮応力が低くなり、潰れ易いという問題点がある。
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、高い圧電率を有し、且つ耐熱性、耐環境性に優れた高分子物質の圧電・焦電素子を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の圧電・焦電素子では、無極性の高分子物質のシートに電荷をトラップすることによって生成される圧電・焦電素子であって、前記高分子物質は、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)であり、当該テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)に発泡の核材を混合し、発泡させたことを特徴としている。これにより、本発明の高分子物質の圧電・焦電素子は、発泡されたFEPで生成されることになる。FEPは、耐熱性、耐環境性に優れた高分子物質であり、発泡させているため内部に空孔を多数有することになる。そして、この多数の空孔は、上述したように巨大な双極子を構成することになる。従って、本発明では、耐熱性、耐環境性に優れ、高い圧電率を有する高分子物質の圧電・焦電素子を提供することができる。
また、本発明の圧電・焦電素子では、前記高分子物質は独立気泡を有しているシートであることを特徴としている。これにより、FEPは、内部に多数存在する空孔が全て独立していることになる。従って、本発明では、圧縮に強く防水性を有する高分子物質の圧電・焦電素子を提供することができる。
また、本発明では、独立気泡を有する薄いFEPのシートを使用した高い圧電率を有する高分子物質の圧電・焦電素子を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の成立に必須であるとは限らない。
まず、本実施形態の圧電・焦電素子1について図1を用いて説明する。図1(A)は、本実施形態の圧電・焦電素子1の正面を示す図であり、図1(B)は、圧電・焦電素子1の概略断面を示す図である。
圧電・焦電素子1は、図1(A)に示されているように、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)を発泡させたシートを切断して作成された矩形の板状部材に、コロナ放電を加えて電荷をトラップさせたものである。この圧電・焦電素子1は、図1(B)に示すように、針状の独立気泡2を多数有していることを特徴としており、コロナ放電を加えると素子上面11、素子下面12と、針状の独立気泡2の気泡上面21、気泡下面22とにそれぞれ電荷がトラップされる。
本実施形態では、素子上面11と気泡下面22にプラスの電荷がトラップされ、素子下面12と気泡上面21にマイナスの電荷がトラップされる。そして、この電荷をトラップした針状の独立気泡2は、圧電・焦電素子1の内部に多数存在しているため、圧電・焦電素子1の内部で巨大な双極子を構成することになる。次に、この圧電・焦電素子1となるFEPを発泡させたシートの作成手順について説明する。
FEPを発泡させたシートは、第1の手順としてFEPベースのペレットを作成し、第2の手順としてそのFEPベースのペレットをシートとして成形することによって作成される。まず、第1の手順について説明する。
第1の手順であるFEPベースのペレットの作成について説明する。本実施形態で使用するFEPベースのペレットは、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)に、発泡の核材となるホウ酸アルミニウを混合し、二軸押出機により押し出すことによって作成される。FEPとホウ酸アルミニウムとの重量比は、FEPが100に対して、ホウ酸アルミニウムが5であり、この割合で混合する。
発泡の核材であるホウ酸アルミニウムを用い、FEPベースのペレットを溶融、押出しすることによって、圧電・焦電素子1の独立気泡2は針状に形成される。この独立気泡2が形成される過程については次の第2の手順にて説明する。
なお、本実施形態では発泡の核材にホウ酸アルミニウムを使用しているが、本発明の発泡の核材はこれに限定されるものではない。本願の発泡の核材は、例えば窒化ホウ素であっても構わない。
次に、第2の手順であるFEPを発泡させたシートの作成について説明する。FEPを発泡させたシートは、第1の手順で作成されたペレットを基に作成する。本実施形態では、窒素ガスをシリンダー途中から導入することが可能な押出機にT字型のダイを取り付け、この押出機にペレットをセットする。そして、一定の圧力で窒素ガスを加えながらペレットをシリンダーから押出し、ダイ温度より低い温度の熱ロールによって巻き取りながら冷却することにより、独立気泡2を有するシートとして成形される。なお、本実施形態では、FEPを発泡させた独立気泡2を有するシートは、幅150mm、厚さ200μm、発泡率40%で成形されている。
本実施形態の圧電・焦電素子1は、上述した第1、第2の手順を経て成形されたFEPを発泡させたシートを矩形に切断し、コロナ放電を加えて電荷をトラップさせることによって生成される。この圧電・焦電素子1は、FEPを発泡させた針状の独立気泡2を多数有しているシートに電荷をトラップさせたものであり、可撓性を有し、針状の独立気泡2が巨大な双極子を構成している。この圧電・焦電素子1は、可撓性を有しているため、素子上面11、素子下面12に圧力が加わると容易に圧縮され変形する。この変形に伴い、圧電・焦電素子1内部の多数の独立気泡2も容易に圧縮されて変形する。そして、多数の独立気泡2の間隙が容易に圧縮されるので双極子の値が大きく変化し、素子上面11、素子下面12の誘導される電荷も大きく変化する。これにより、本実施形態の圧電・焦電素子1は、高い圧電率を有することが可能となり、耐熱性、耐環境性に優れたFEPを発泡させたシートを基に生成されているため、耐熱性、耐環境性に優れた圧電・焦電素子1として生成することが可能となる。次に、この圧電・焦電素子1の圧電率を比較する試験を行ったので、その試験について図2乃至5を用いて説明する。
図2は、本試験で使用したコロナ放電装置3の図であり、図3は、圧電電圧波形の比較図であり、図4は、準静的圧電率d33値の比較図であり、図5は、本実施形態の圧電・焦電素子1と他の高分子物質の圧電・焦電素子との比較図である。
図2に示すように、本試験では、圧電・焦電素子1の圧電率を調べるために、圧電・焦電素子1用の試験片100を作成する。試験片100は、本実施形態で作成されたFEPを発泡させた幅150mm、厚さ200μm、発泡率40%のシートを60mm×60mmの正方形に切断したものに、コロナ放電装置3で電荷をトラップさせたものである。なお、本実施形態の試験片100には、電圧15kVで2分間電荷をトラップしている。次に、このコロナ放電装置3の構成について説明する。
コロナ放電装置3は、土台31、側版32、電極プレート33、ワイヤ設置部34、複数の電極ワイヤ35、電源36を備えている。土台31の左右両端に側版32が1枚づつ設けられており、中央上面に電極プレート33が置かれている。側版32にはそれぞれワイヤ設置部34(一方側図示せず)が設けられており、両ワイヤ設置部34から複数の電極ワイヤ35が側版32を掛け渡されている。そして、電源36の一端がワイヤ設置部34に接続され、もう一端が電極プレート33に接続されている。この度使用したコロナ放電装置3は、土台31、側版32はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、電極プレート33はステンレス、電極ワイヤ35はタングステンでそれぞれ作成されている。しかし、土台31、側版32の材質は、PTFEに限定されるものではなく、耐熱性があり電荷をトラップする際に影響を及ぼさないものであればかまわない。
そして、本試験では、このコロナ放電装置3の電極プレート33の上に試験片100を置いて電源36から電圧を掛けることにより、試験片100に電荷をトラップさせて圧電・焦電素子1として生成している。次に、図3を用いてこの試験片100の圧電電圧波形について説明する。
図3は、試験片100の圧電電圧波形を比較するための図である。これは、試験片100にある一定の圧力を加えた時に発生する電圧の波形を測定したものである。なお、本試験では比較のため、厚さ250μmの充実のFEPを60mm×60mmに切断し、試験片100と同条件で電荷をトラップさせたものを、比較試験片200として使用し、試験片100と同様の試験を行った。
図3(A)に示すように、試験片100の圧電電圧波形は、約−180mVから約180mVの間で推移しているのに対し、図3(B)に示すように、比較試験片200の圧電電圧波形は、約−60mVから約60mVの間で推移している。つまり圧電電圧波形で比較した場合、本実施形態の圧電・焦電素子1である試験片100は、充実のFEPを基に生成された比較試験片200に比べて約3倍の圧電率を有していることになる。次に、図4を用いてこの試験片100の準静的圧電率d33値について説明する。
図4は、試験片100の準静的圧電率d33値の比較図であり、図4(A)は試験片100と比較試験片200の準静的圧電率d33値を計測結果の表、図4(B)は図4(A)の結果を示したグラフである。この試験は、試験片100に圧力を加えた時に発生する準静的圧電率d33値を測定したものであり、比較のために比較試験片200を使用し、試験片100と同様の試験を行った。
図4(B)に示すように、試験片100の準静的圧電率d33値は、比較試験片200の準静的圧電率d33値と比べて常に値が大きくなっている。特にStatic stress(静的応力)が0.599KPa時に置いて準静的圧電率d33値は、試験片100の平均値が275.9pC/Nであるのに対し、比較試験片200の平均値は53pC/Nであり、試験片100の値は比較試験片200に比べて約5倍と大変大きな値になっている。さらに、Static stress(静的応力)が0.599KPa時に置いて、試験片100の準静的圧電率d33値の最大値は約350pC/Nに達する。
結果として、準静的圧電率d33値の平均値、及び最大値で試験片100と比較試験片200とを比較した場合、本実施形態の圧電・焦電素子1である試験片100は、充実のFEPを基に生成された比較試験片200に比べて約3〜5倍の圧電率を有していることになる。なお、静的応力が209KPa時は試験片100、比較試験片200共に値が0となっているが、これは両試験片とも可撓性を有するFEPがベースになっているため、応力によって潰れてしまい、計測ができないためである。そして、17.6KPa時では、試験片100の圧電率は、比較試験片200に比べて約9倍となっている。次に、図5を用いて試験片100、比較試験片200と他の高分子物質を使用した圧電・焦電素子との性能差について説明する。
図5は、本実施形態の圧電・焦電素子1である試験片100と、比較試験片200及び他の高分子物質を使用した圧電・焦電素子との性能差を示す図である。図5では、他の高分子物質を使用した圧電・焦電素子として、ポリ弗化ビリニデン(PVdF)を使用した圧電・焦電素子、多孔質ポリプロピレン(E−PP)を使用した圧電・焦電素子を記載しており、それぞれの準静的圧電率d33値、耐環境性を合わせて記載した。
図5に示されているように、本実施形態の試験片100は、準静的圧電率d33値では上から2番目となっており、最も高い値を示しているのはE−PPの圧電・焦電素子である。しかしながら、E−PPは耐環境性に難点がある。耐環境性という課題に注目した場合、E−PP以外にPVdFも耐環境性に難点があり、本願の課題である耐環境性という課題を解決することは、E−PP、PVdFでは不可能である。そして、耐環境性という課題を解決しているのは、試験片100、比較試験片200の2つということになる。
上述した各試験結果及び他の高分子物質の圧電・焦電素子との性能差の比較から、本実施形態の圧電・焦電素子1である試験片100が、耐熱性、耐環境性に優れ、高い圧電率を有する圧電・焦電素子といえる。
以上、本実施形態の圧電・焦電素子1では、無極性の高分子物質のシートに電荷をトラップすることによって生成される圧電・焦電素子1であって、前記高分子物質は、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)であり、当該テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)にホウ酸アルミニウムとを混合し、発泡させたことを特徴としている。これにより、本実施形態の高分子物質の圧電・焦電素子1は、発泡されたFEPで生成されることになる。FEPは、耐熱性、耐環境性に優れた高分子物質であり、発泡させているため内部に空孔を多数有することになる。そして、この多数の空孔は、上述したように巨大な双極子を構成することになる。従って、本実施形態では、耐熱性、耐環境性に優れ、高い圧電率を有する高分子物質の圧電・焦電素子1を提供することができる。
また、本実施形態の圧電・焦電素子1では、前記高分子物質は独立気泡2を有するシートであることを特徴としている。これにより、FEPは、内部に多数存在する空孔が全て独立していることになる。従って、本実施形態では、圧縮に強く防水性を有する高分子物質の圧電・焦電素子1を提供することができる。
また、本実施形態の圧電・焦電素子1では、FEPの内部の空孔は、全て針状の独立した空孔となる。そのため、FEPを薄いシートとして成形した場合でも針状の空孔がシートの伸ばされた方向に合わせて並ぶため、独立した空孔を有することが可能となる。また、独立気泡2が小さくなるため独立気泡2の数を多くすることが可能となり、双極子を構成する要素が増えるため圧電率を高めることができる。従って、本発明では、独立気泡2を有する薄いFEPのシートを使用した高い圧電率を有する高分子物質の圧電・焦電素子1を提供することができる。
可撓性を有する圧電・焦電素子を備えた機器であれば、どのような機器でも適応可能である。例えば、計算機、コンピュータ、携帯電話等の電子機器でも適用可能であり、さらに、自動車、飛行機等の制御機器を狭小部に搭載する必要のある機械の制御回路にも適応可能である。
本実施形態の圧電・焦電素子1を説明する図である。 本実施形態の試験用のコロナ放電装置3の図である。 試験片100、比較試験片200の圧電電圧波形の比較図である。 試験片100、比較試験片200の準静的圧電率d33値の比較図である。 試験片100と、比較試験片200及び他の高分子物質の圧電・焦電素子との性能差の比較図である。
符号の説明
1 圧電・焦電素子
2 独立気泡
3 コロナ放電装置
11 素子上面
12 素子下面
21 気泡上面
22 気泡下面
31 土台
32 側版
33 電極プレート
34 ワイヤ設置部
35 電極ワイヤ
36 電源
100 試験片
200 比較試験片

Claims (2)

  1. 無極性の高分子物質のシートに電荷をトラップすることによって生成される圧電・焦電素子であって、
    前記高分子物質は、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)であり、当該テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)に発泡の核材を混合し、発泡させたことを特徴とする高分子物質の圧電・焦電素子。
  2. 前記高分子物質は独立気泡を有しているシートであることを特徴とする請求項1に記載の圧電・焦電素子。
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