JP2007230832A - カーボンナノチューブ電極及びその製造方法 - Google Patents

カーボンナノチューブ電極及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 少なくとも片面が導電性材料で構成された基板における導電性材料の面にカーボンナノチューブを形成するにあたり、基板に高融点で高価な導電性材料を用いなくても、簡単なプロセスで基板の導電性材料の面にカーボンナノチューブが高密度で均一に形成されたカーボンナノチューブ電極が得られるようにする。
【解決手段】 少なくとも片面が導電性材料で構成された基板11における導電性材料の面に、この導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物からなる保護膜12を形成し、この保護膜の上に導電性材料よりも融点の低い低融点金属とカーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属とを含む微粒子13を形成し、この微粒子の上にカーボンナノチューブ14を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カーボンナノチューブ電極及びその製造方法に関するものであり、特に、少なくとも片面が導電性材料で構成された基板を用い、導電性材料で構成された基板の面にカーボンナノチューブを高密度で均一に形成できるようにした点に特徴を有するものである。なお、本発明において、カーボンナノチューブとは、直径1μm以下のチューブ状の炭素材料をいい、チューブ内が中空である場合だけでなく、チューブ内が詰まっている場合も含み、さらにチューブの周囲にアモルファス的な炭素が存在する場合も含む。
従来から、基板上にカーボンナノチューブを高密度に均一に形成する方法が検討されており、このため、カーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属をできるだけ微粒子化して基板上に均一に分散させることが行われている。この場合、触媒金属の微粒子のサイズが小さくなるほど形成されるカーボンナノチューブの直径も小さくなると言われている。
そして、上記のように基板上に触媒金属の微粒子を形成してカーボンナノチューブを成長させる方法として、石英ガラス等で構成された基板上に触媒金属であるニッケルの薄膜を形成し、この基板を加熱処理して、上記のニッケルを凝縮・微粒子化させる方法(例えば、特許文献1参照。)や、基板上に触媒金属薄膜を形成し、それをアンモニアガス等のエッチングガスにより分離させて、ナノサイズの触媒金属微粒子を形成する方法(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
また、近年においては、カーボンナノチューブを電気二重層キャパシタ等のデバイスの電極として使用することが検討され、導電性材料からなる導電層が形成された基板の表面にアルミニウム等の低融点金属と上記の触媒金属とを供給し、これを熱処理して基板上に触媒金属を含む微粒子を形成し、この微粒子に炭素を含むガスを作用させて、基板上にカーボンナノチューブを成長させるようにしたもの(例えば、特許文献3,4参照。)が提案されている。
しかし、上記のように導電性材料からなる導電層が形成された基板の表面に直接アルミニウム等の低融点金属と上記の触媒金属とを供給し、これを熱処理して基板上に触媒金属を含む微粒子を形成する場合、アルミニウム等の低融点金属が基板の表面における導電性材料と反応して、基板上に触媒金属を含む微粒子が適切に形成されなくなり、基板上にカーボンナノチューブを高密度で均一に形成することが困難になるという問題があった。また、熱処理時に基板の表面における導電性材料と低融点金属とが反応するのを抑制するためには、高融点で高価な導電性材料を用いることが必要になり、コストが高くつくという問題もあった。
特開平9−31757号公報 特開2001−20071号公報 特開2004−284919号公報 特開2005−145743号公報
本発明は、少なくとも片面が導電性材料で構成された基板の面にカーボンナノチューブが形成されたカーボンナノチューブ電極を得る場合における上記のような問題を解決することを課題とするものであり、基板に高融点で高価な導電性材料を用いなくても、基板における導電性材料で構成された面に、簡単なプロセスでカーボンナノチューブが高密度で均一に形成されたカーボンナノチューブ電極が得られるようにすることを課題とするものである。
本発明におけるカーボンナノチューブ電極においては、上記のような課題を解決するため、少なくとも片面が導電性材料で構成された基板における導電性材料の面に、この導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物からなる保護膜が形成され、この保護膜の上に上記の導電性材料よりも融点の低い低融点金属を用いてカーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属を含む微粒子が形成され、この微粒子の上にカーボンナノチューブが形成されるようにした。
また、本発明におけるカーボンナノチューブ電極の製造方法においては、上記のような課題を解決するため、少なくとも片面が導電性材料で構成された基板における導電性材料の面に、この導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物からなる保護膜を形成する工程と、この保護膜の上に上記の導電性材料よりも融点の低い低融点金属及びカーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属を供給する工程と、上記の基板を熱処理して保護膜が形成された基板の上に上記の触媒金属を含む微粒子を形成する工程と、基板の上に形成された上記の微粒子に炭素を含むガスを作用させてカーボンナノチューブを成長させる工程とを行うようにした。
ここで、上記の保護膜の厚みは特に限定されないが、その厚みが薄くなりすぎると、基板の表面における導電性材料と低融点金属とが反応するのを十分に抑制することが困難になる一方、その厚みが厚くなり過ぎると、この保護膜により電極における電気抵抗が高くなるため、この保護膜の厚みを2nm〜20nmの範囲にすることが好ましい。
また、上記の低融点金属としては、基板の面における導電性材料よりも融点が低いものであれば特に限定されず、例えば、アルミニウム,アンチモン等の低融点の金属単体の他に、アルミニウムに鉛、錫、銀、インジウム等を加えたアルミニウム合金等を用いることができる。
また、保護膜を構成する酸化物として、上記のように基板の表面における導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物を用いると、この基板を熱処理して保護膜が形成された基板の上に上記の触媒金属を含む微粒子を形成する場合に、基板の表面における導電性材料と低融点金属とが反応するのが抑制されるようになる。
また、上記のように基板を熱処理して保護膜が形成された基板の上に上記の触媒金属を含む微粒子を形成する場合に、保護膜を構成する酸化物が溶融した低融点金属と反応しないようにするため、保護膜を構成する酸化物における酸化物標準生成自由エネルギーが、低融点金属の酸化物標準生成自由エネルギーよりも小さいことが好ましく、例えば、上記の低融点金属としてアルミニウムを用いた場合、上記の保護膜を構成する酸化物としては、その酸化物標準生成自由エネルギーがアルミニウムの酸化物標準生成自由エネルギーよりも小さいものであることが好ましく、例えば、マグネシウムとジルコニウムとから選択される少なくとも1種の酸化物を用いることが好ましい。
本発明においては、少なくとも片面が導電性材料で構成された基板を用い、導電性材料で構成された基板の面に、この導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物からなる保護膜を形成したため、この保護膜の上に上記の導電性材料よりも融点の低い低融点金属及びカーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属を供給し、この基板を熱処理して上記の触媒金属を含む微粒子を形成する場合において、上記の基板の表面における導電性材料に高融点で高価な材料を用いなくても、上記の保護膜によって基板の表面における導電性材料と低融点金属とが反応するのが抑制されるようになり、コストが低減されると共に、保護膜が形成された基板の表面に触媒金属を含む微粒子が均一に適切に形成されるようになる。
また、上記のように基板を熱処理して保護膜が形成された基板の上に上記の触媒金属を含む微粒子を形成するにあたり、上記の低融点金属としてアルミニウムを用いた場合において、上記の保護膜を構成する酸化物に、その酸化物標準生成自由エネルギーがアルミニウムの酸化物標準生成自由エネルギーよりも小さい元素の酸化物、例えば、マグネシウムとジルコニウムとから選択される少なくとも1種の酸化物を用いると、この保護膜と溶融したアルミニウムとが反応するのも抑制されて、保護膜が形成された基板の表面に触媒金属を含む微粒子がさらに適切に形成されるようになる。
そして、上記のように保護膜が形成された基板の表面に触媒金属を含む微粒子が適切に形成された状態で、基板の上に形成された上記の微粒子に炭素を含むガスを作用させて基板上にカーボンナノチューブを成長させると、基板上にカーボンナノチューブを高密度で均一に形成することができるようになる。
以下、この発明の実施形態に係るカーボンナノチューブ電極及びその製造方法を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明におけるカーボンナノチューブ電極及びその製造方法は、下記の実施形態に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態においては、図1(A)に示すように、導電性材料で構成された基板11の表面に、この導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物からなる保護膜12を形成し、この保護膜12の上に上記の導電性材料よりも融点の低い低融点金属を用いた低融点金属層13aとカーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属を用いた触媒金属層13bとを積層させている。
そして、このように基板11の表面に形成された保護膜12の上に、低融点金属層13aと触媒金属層13bとを積層させた状態で、この基板11を熱処理して上記の低融点金属を溶融させ、図1(B)に示すように、上記の保護膜12の上に上記の触媒金属を含む微粒子13を形成する。
次いで、このように基板11の表面に形成された保護膜12の上に触媒金属を含む微粒子13を形成した状態で炭素を含むガスを作用させ、図1(C)に示すように、上記の触媒金属を含む微粒子13の上にカーボンナノチューブ14を成長させて、カーボンナノチューブ電極10を製造するようにしている。
ここで、上記の基板11を構成する導電性材料としては、その融点が、上記のように基板11を熱処理して保護膜12の上に上記の触媒金属を含む微粒子13を形成する場合の温度や、保護膜12の上に形成された触媒金属を含む微粒子13の上にカーボンナノチューブ14を成長させる場合の温度よりも高いものを用いるようにする。そして、このような導電性材料としては、例えば、Ta(タンタル)、W(タングステン)、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Cr(クロム)、Zr(ジルコニウム)、Nb(ニオブ)、Mo(モリブデン)、Hf(ハフニウム)、Tc(テクネチウム)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Re(レニウム)、Os(オスミウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Th(トリウム)、Pa(プロトアクチウム)、C(炭素)から選択される少なくとも1種を用いることができ、また上記のように基板11の上に保護膜12を形成して、基板11を構成する導電性材料と低融点金属とが反応するのを抑制するようにしているため、基板11を構成する導電性材料として、SUSのような低コストの材料を用いることも可能になる。
また、上記の低融点金属としては、上記の基板11を構成する導電性材料よりも融点が低いものであれば特に限定されず、例えば、前記のようにアルミニウム(Al),アンチモン(Sb)等の低融点の金属単体の他に、アルミニウムに鉛、錫、銀、インジウム等を加えたアルミニウム合金等を用いることができる。
また、上記の触媒金属としては、カーボンナノチューブ14の成長を促進する作用を有するものであれば特に限定されず、例えば、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)、Fe(鉄)、Y(イットリウム)、Rh(ロジウム)、Pd(パラジウム)、Pt(白金)、La(ランタン)、Ce(セリウム)、Pr(プラセオジウム)、Nd(ネオジム)、Gd(ガドリニウム)、Tb(テルビウム)、Dy(ジスプロシウム)、Ho(ホルミウム)、Er(エルビウム)、Lu(ルテチウム)から選択される少なくとも1種を用いることができ、好ましくは、Ni、Co、Feを用いるようにする。
また、保護膜12を構成する材料としては、上記のように基板11の導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物であれば特に限定されず、例えば、酸化アルミニウム(Al23),酸化ジルコニウム(ZrO2),酸化マグネシウム(MgO),酸化ベリリウム(BeO)等を用いることができ、特に、上記の低融点金属の酸化物標準生成自由エネルギーよりも小さい元素の酸化物であることが好ましく、例えば、上記の低融点金属にアルミニウムを用いた場合には、ZrO2,MgO等を用いることが好ましい。
そして、上記の基板11の表面に保護膜12を形成するにあたっては、電子ビーム蒸着法、スパッタリング法等の成膜法によって形成することができ、その膜厚は前記のように2nm〜20nmの範囲にすることが好ましい。
また、上記の保護膜12の上に低融点金属層13aと触媒金属層13bとを形成するにあたっても、電子ビーム蒸着法、スパッタリング法等の成膜法によって形成することができる。
そして、上記のように保護膜12の上に低融点金属層13aと触媒金属層13bとを形成した状態で基板11を熱処理して、保護膜12の上に触媒金属を含む微粒子13を均一に効率よく形成するためには、上記の低融点金属層13aの厚みを1nm〜20nm、好ましくは2.5nm〜10nmの範囲にすると共に、上記の触媒金属層13bの厚みを1nm〜20nm、好ましくは2.5nm〜10nmの範囲にすることが望ましい。
また、上記のように基板11を熱処理するにあたっては、上記の保護膜12が変質しないようにすると共に、上記の低融点金属層13aにおける低融点金属が適切に溶融されて、保護膜12の上に触媒金属を含む微粒子13が均一に効率よく形成されるようにするため、上記の低融点金属にアルミニウムを用いた場合には、熱処理する温度を400℃〜900℃の範囲、好ましくは600℃〜800℃の範囲、より好ましくは650℃〜750℃の範囲にする。
そして、このように基板11の表面に形成された保護膜12の上に触媒金属を含む微粒子13が均一に形成された状態で、炭素を含むガスを作用させて上記の微粒子13の上にカーボンナノチューブ14を成長させることにより、カーボンナノチューブ14が高密度で均一に形成されたカーボンナノチューブ電極10が得られるようになる。
ここで、上記の炭素を含むガスとしては、アセチレン、メタン、エタン、エチレン等の炭化水素ガスや一酸化炭素等のガスを用いることができ、またこのようなガスをヘリウム等の希ガス、水素、窒素、アンモニア等で希釈させて使用することができる。
また、上記のような炭素を含むガスを作用させて上記の微粒子13の上にカーボンナノチューブ14を成長させるにあたっては、上記の基板11を加熱させて上記の炭素を含むガスを熱分解させ、上記の微粒子13上にカーボンナノチューブ14を成長させることができる。この場合における基板11の加熱温度は、上記のように基板11を熱処理する場合と同程度の温度に設定することが好ましい。
なお、この実施形態においては、基板11自体が導電性材料で構成されたものを用いるようにしたが、図2に示すように、ガラス等の耐熱性基板11aの表面に電子ビーム蒸着法、スパッタリング法等の成膜法によって前記の導電性材料からなる導電層11bを形成した基板11を用いることも可能であり、このような基板11を用いた場合においても、上記の実施形態と同様にして、カーボンナノチューブ電極10を製造することができる。
そして、このようなカーボンナノチューブ電極10を用いて電気二重層キャパシタを製造するにあたっては、図3に示すように、一対のカーボンナノチューブ電極10をカーボンナノチューブ14が対向するように配置させて、この一対のカーボンナノチューブ電極10間にセパレータ21を介在させると共に、各カーボンナノチューブ電極10の基板11側にガラス板22を配置させて挟み込むようにし、この状態で電解液を供給させるようにする。
次に、この発明の具体的な実施例について説明すると共に、この実施例に係るカーボンナノチューブ電極においては、カーボンナノチューブが高密度で形成されるようになり、またこの実施例のカーボンナノチューブ電極を上記の電気二重層キャパシタに使用した場合、電気二重層キャパシタの静電容量も向上されることを、比較例を挙げて明らかにする。
(実施例1〜5)
実施例1〜5においては、導電性材料で構成された基板として、厚みが100μmのTa基板を用いた。
そして、このTa基板をアセトン中において超音波洗浄し、これを乾燥させた後、このTa基板をスパッタリング装置内にセットし、ターゲットにAl23を使用すると共に導入ガスとして酸素を含むアルゴンガスを使用し、Al23の化学量論組成となるように酸素量を調整し、反応性スパッタリング法により、Ta基板の表面に保護膜となるAl23膜を形成した。
ここで、このようにTa基板の表面に保護膜となるAl23膜を形成するにあたって、その形成時間を変更させて、実施例1では膜厚が1nmのAl23膜を、実施例2では膜厚が2nmのAl23膜を、実施例3では膜厚が10nmのAl23膜を、実施例4では膜厚が20nmのAl23膜を、実施例5では膜厚が30nmのAl23膜を形成した。
次いで、上記のように表面に保護膜となるAl23膜が形成された各Ta基板をそれぞれスパッタリング装置の容器内のホルダーにセットし、装置内の圧力が1×10-4Pa以下になるように真空引きした後、ターゲットとして低融点金属のAlと触媒金属のFeとを使用し、最初に上記の保護膜の上に厚さが5nmになったAlからなる低融点金属層を形成し、次いでこの低融点金属層の上に厚さが5nmになったFeからなる触媒金属層を形成した。
そして、このように低融点金属層と触媒金属層とが形成された各Ta基板をそれぞれ熱CVD装置内にセットし、装置内の圧力が1×10-4Pa以下になるように真空引きした後、基板温度が700℃になるようにして1時間熱処理し、上記の低融点金属を溶融させて、保護膜の上に低融点金属のAlと触媒金属のFeとを含む微粒子を形成した。
次いで、上記の熱CVD装置内にヘリウムで希釈したアセチレンガスを導入して容器内圧力を600Paにし、基板温度を700℃にした状態で30分間保持して、上記の微粒子の上にカーボンナノチューブを形成した後、これを室温まで自然冷却させて、実施例1〜5の各カーボンナノチューブ電極を作製した。
(実施例6,7)
実施例6,7においては、導電性材料で構成された基板として、実施例1〜5と同じ厚みが100μmのTa基板を用いた。
そして、このTa基板の表面に保護膜を形成するにあたり、実施例5ではターゲットにMgOを、実施例7ではターゲットにZrO2を使用すると共に導入ガスとして酸素を含むアルゴンガスを使用し、それぞれMgO、ZrO2の化学量論組成となるように酸素量を調整し、反応性スパッタリング法により、実施例6ではTa基板の表面に膜厚が10nmになったMgOの保護膜を、実施例7ではTa基板の表面に膜厚が10nmになったZrO2の保護膜を形成した。
その後は、上記の実施例1〜5の場合と同様にして、実施例6,7の各カーボンナノチューブ電極を作製した。
(比較例1)
比較例1においては、導電性材料で構成された基板として、実施例1〜5と同じ厚みが100μmのTa基板を用い、このTa基板の表面に保護膜を形成しないようにし、それ以外は、上記の実施例1〜5の場合と同様にして、比較例1のカーボンナノチューブ電極を作製した。
(比較例2)
比較例2においては、導電性材料で構成された基板として、実施例1〜5と同じ厚みが100μmのTa基板を用いた。
そして、このTa基板の表面に保護膜を形成するにあたり、比較例2ではターゲットにWO2を使用すると共に導入ガスとして酸素を含むアルゴンガスを使用し、WO2の化学量論組成となるように酸素量を調整し、反応性スパッタリング法により、Ta基板の表面に膜厚が10nmになったWO2の保護膜を形成した。
その後は、上記の実施例1〜5の場合と同様にして、比較例2のカーボンナノチューブ電極を作製した。
ここで、基板に用いたTaの酸化物Ta25、実施例1〜5の保護膜に用いたAl23、実施例6の保護膜に用いたMgO、実施例7の保護膜に用いたZrO2、比較例2の保護膜に用いたWO2の700℃における酸化物標準生成自由エネルギーを下記の表1に示した。
Figure 2007230832
この結果、基板に用いたTaの酸化物Ta25の700℃における酸化物標準生成自由エネルギーに対して、実施例1〜5の保護膜に用いたAl23、実施例6の保護膜に用いたMgO及び実施例7の保護膜に用いたZrO2の700℃における各酸化物標準生成自由エネルギーの値は小さくなっている一方、比較例2の保護膜に用いたWO2の700℃における酸化物標準生成自由エネルギーの値が大きくなっていた。
また、実施例6の保護膜に用いたMgO及び実施例7の保護膜に用いたZrO2の700℃における各酸化物標準生成自由エネルギーは、低融点金属として用いたAlの酸化物であるAl23の700℃における酸化物標準生成自由エネルギーよりも小さくなっていた。
そして、上記のように作製した実施例1〜7及び比較例1,2の各カーボンナノチューブ電極において、形成されたカーボンナノチューブの量を求め、上記の比較例1のカーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量を100とした指数で、各カーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量を算出し、その結果を下記の表2に示した。
また、上記の実施例1〜7及び比較例1,2の各カーボンナノチューブ電極を用いて、それぞれ前記の図3に示す電気二重層キャパシタを製造し、各電気二重層キャパシタにおける静電容量を求め、比較例1のカーボンナノチューブ電極を用いた電気二重層キャパシタにおける静電容量を100とした指数で、各カーボンナノチューブ電極を用いた電気二重層キャパシタにおける静電容量を算出し、その結果を下記の表2に示した。なお、上記の各電気二重層キャパシタにおいては、電解液として、PC(プロピレンカーボネート)溶媒にTEABF4(テトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート)を1mol/lの濃度で溶解させたものを使用した。
Figure 2007230832
この結果、700℃における酸化物標準生成自由エネルギーが基板に用いたTaの酸化物Ta25よりも小さいAl23、MgO及びZrO2の保護膜を形成した実施例1〜7の各カーボンナノチューブ電極は、700℃における酸化物標準生成自由エネルギーが基板に用いたTaの酸化物Ta25よりも大きいWO2の保護膜を形成した比較例2のカーボンナノチューブ電極に比べて、形成されるるカーボンナノチューブの量が増加すると共に、電気二重層キャパシタに用いた場合における静電容量も大きくなっていた。
また、比較例1のカーボンナノチューブ電極と比較した場合、膜厚が1nmのAl23の保護膜を形成した実施例1のカーボンナノチューブ電極においては、カーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量及び電気二重層キャパシタに用いた場合における静電容量は殆ど差がなかったが、膜厚が2nm以上のAl23の保護膜を形成した実施例2〜5のカーボンナノチューブ電極、膜厚が10nmになったMgOの保護膜を形成した実施例6のカーボンナノチューブ電極及び膜厚が10nmになったZrO2の保護膜を形成した実施例7のカーボンナノチューブ電極においては、何れもカーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量が増加していた。
また、膜厚が30nmのAl23の保護膜を形成した実施例5のカーボンナノチューブ電極においては、電気二重層キャパシタに用いた場合における静電容量が比較例1のカーボンナノチューブ電極に比べて若干低下していたが、膜厚が2nm〜20nmの範囲になったAl23の保護膜を形成した実施例2〜4のカーボンナノチューブ電極、膜厚が10nmになったMgOの保護膜を形成した実施例6のカーボンナノチューブ電極及び膜厚が10nmになったZrO2の保護膜を形成した実施例7のカーボンナノチューブ電極においては、電気二重層キャパシタに用いた場合における静電容量が比較例1のカーボンナノチューブ電極に比べて増加していた。
特に、700℃における酸化物標準生成自由エネルギーの値が、低融点金属として用いたAlの酸化物であるAl23の700℃における酸化物標準生成自由エネルギーより小さいMgOの保護膜を形成した実施例6のカーボンナノチューブ電極及びZrO2の保護膜を形成した実施例7のカーボンナノチューブ電極においては、カーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量及び電気二重層キャパシタに用いた場合における静電容量が大きく増加していた。
この結果、Al23の保護膜を形成する場合には、その膜厚を2nm〜20nmの範囲にすることが好ましいことが分かった。また、保護膜としては、酸化物標準生成自由エネルギーが低融点金属として用いたAlの酸化物であるAl23の酸化物標準生成自由エネルギーより小さいMgOの保護膜やZrO2の保護膜を形成することが好ましいことが分かった。
(実施例8,9)
実施例8,9においては、導電性材料で構成された基板として、厚みが200μmになったSUS316基板を用いた。
そして、このSUS316基板の表面に保護膜を形成するにあたり、実施例8では上記の実施例6と同様にターゲットにMgOを用い、また実施例9では上記の実施例7と同様にターゲットにZrO2を使用し、それぞれ反応性スパッタリング法により、実施例8では上記のSUS316基板の表面に膜厚が10nmになったMgOの保護膜を、実施例7では上記のSUS316基板の表面に膜厚が10nmになったZrO2の保護膜を形成した。
その後は、前記の実施例1〜5の場合と同様にして、実施例8,9の各カーボンナノチューブ電極を作製した。
(比較例3)
比較例3においては、導電性材料で構成された基板として、上記の実施例8,9と同じSUS316基板を用い、このSUS316基板の表面に保護膜を形成しないようにし、それ以外は、前記の実施例1〜5の場合と同様にして、比較例3のカーボンナノチューブ電極を作製するようにした。
しかし、この比較例3の場合、上記のSUS316基板の表面にカーボンナノチューブが形成されなかった。
次に、上記の実施例8,9の各カーボンナノチューブ電極に形成されたカーボンナノチューブの量を求め、前記の比較例1のカーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量を100とした指数で、実施例8,9の各カーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量を算出し、その結果を下記の表3に示した。
また、上記の実施例8,9の各カーボンナノチューブ電極を用いて、それぞれ前記の図3に示す電気二重層キャパシタを製造し、各電気二重層キャパシタにおける静電容量を求め、比較例1のカーボンナノチューブ電極を用いた電気二重層キャパシタにおける静電容量を100とした指数で、実施例8,9の各カーボンナノチューブ電極を用いた電気二重層キャパシタにおける静電容量を算出し、その結果を下記の表3に示した。
Figure 2007230832
この結果、SUS316基板を用いた場合、前記のように保護膜を形成しない比較例3のものにおいては、カーボンナノチューブが形成されなかったのに対して、保護膜として、酸化物標準生成自由エネルギーが低融点金属として用いたAlの酸化物であるAl23の酸化物標準生成自由エネルギーより小さいMgOの保護膜やZrO2の保護膜を形成した実施例8,9のカーボンナノチューブ電極においては、Ta基板を用いた実施例6,7の場合と同様に、カーボンナノチューブ電極におけるカーボンナノチューブの量及び電気二重層キャパシタに用いた場合における静電容量が大きく増加していた。
本発明の一実施形態において、カーボンナノチューブ電極を製造する工程を示した断面説明図である。 上記の実施形態において使用する基板の変更例を示した断面説明図である。 上記の実施形態において製造されたカーボンナノチューブ電極を用いた電気二重層キャパシタの断面説明図である。
符号の説明
10 カーボンナノチューブ電極
11 基板
11a 耐熱性基板
11b 導電層
12 保護膜
13 微粒子
13a 低融点金属層
13b 触媒金属層
14 カーボンナノチューブ
21 セパレータ
22 ガラス板

Claims (6)

  1. 少なくとも片面が導電性材料で構成された基板における導電性材料の面に、この導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物からなる保護膜が形成され、この保護膜の上に上記の導電性材料よりも融点の低い低融点金属を用いてカーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属を含む微粒子が形成され、この微粒子の上にカーボンナノチューブが形成されてなることを特徴とするカーボンナノチューブ電極。
  2. 少なくとも片面が導電性材料で構成された基板における導電性材料の面に、この導電性材料よりも酸化物標準生成自由エネルギーが小さい元素の酸化物からなる保護膜を形成する工程と、この保護膜の上に上記の導電性材料よりも融点の低い低融点金属及びカーボンナノチューブの成長を促進する作用を有する触媒金属を供給する工程と、上記の基板を熱処理して保護膜が形成された基板の上に上記の触媒金属を含む微粒子を形成する工程と、基板の上に形成された上記の微粒子に炭素を含むガスを作用させてカーボンナノチューブを成長させる工程とを備えたことを特徴とするカーボンナノチューブ電極の製造方法。
  3. 請求項2に記載のカーボンナノチューブ電極の製造方法において、前記の保護膜の厚みが2nm〜20nmの範囲であることを特徴とするカーボンナノチューブ電極の製造方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のカーボンナノチューブ電極の製造方法において、前記の保護膜を構成する酸化物における酸化物標準生成自由エネルギーが、前記の低融点金属の酸化物標準生成自由エネルギーよりも小さいことを特徴とするカーボンナノチューブ電極の製造方法。
  5. 請求項2〜請求項4の何れか1項に記載のカーボンナノチューブ電極の製造方法において、前記の低融点金属がアルミニウムであることを特徴とするカーボンナノチューブ電極の製造方法。
  6. 請求項5に記載のカーボンナノチューブ電極の製造方法において、前記の保護膜を構成する酸化物が、マグネシウムとジルコニウムとから選択される少なくとも1種の酸化物であることを特徴とするカーボンナノチューブ電極の製造方法。
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