JP2007229333A - 遊技機 - Google Patents

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Tomohiro Fukaya
知弘 深谷
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Taiyo Elecs Co Ltd
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Abstract

【課題】タンクレールを流下する遊技球を整列させる整列部材の組み付け性を向上させるとともに、遊技球の整列性能を向上させる。
【解決手段】タンクレールの上方に設けられ、遊技球を整列させる第1整列部材と、タンクレールの上方であって第1整列部材の下流側に設けられ、遊技球を整列させる第2整列部材と、タンクレールの上方であって第2整列部材の下流側において、遊技球流れ方向に回動可能に設けられ、遊技球の流れを遮断する遮断状態と遊技球の流れを遮断しない非遮断状態とに変化可能な球止め部材とを設ける。第1整列部材は、第2整列部材を係合させる係合部を有しており、第2整列部材は、弾性を有する1本の棒状部材が一方の端部で反対方向に折曲げられて構成され、他方の端部が球止め部材の回転軸に支持され、一方の端部が第1整列部材の係合部に係合される。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球を用いて遊技を行う遊技機に関する。
従来より、パチンコ機などの遊技球を用いて遊技を行う遊技機には、賞球タンクから供給される遊技球を下流側の遊技球払出装置に流下させるためのタンクレールが設けられている。タンクレールには、遊技球を一列に整列させて流下させるために、球ならし装置を設けることが行われている(例えば、特許文献1参照)。この球ならし装置は、錘が設けられた下端部が遊技球の流下経路に位置するとともにし、下端部が遊技球の流下方向に沿って揺動可能に設けられており、下端部がタンクレール内を流下する遊技球に一定の圧力を与えることで、遊技球を整列させるように構成されている。
特開2003−126389号公報
ところが、上記構成の球ならし装置は、構成が複雑であり、組み付け性が悪いという問題がある。また、球ならし装置の可動範囲が大きいため、遊技球が頻繁に衝突することで、破損するおそれがある。さらに、球ならし装置に所定外の力が加わった場合には、球ならし部材が上方に上がりっぱなしとなり、遊技球の整列が完全には行われず、タンクレール内で球詰まりが発生するおそれがある。
本発明は上記点に鑑み、タンクレールを流下する遊技球を整列させる整列部材の組み付け性を向上させるとともに、遊技球の整列性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、タンクレールの上方に設けられ、タンクレール内を流下する遊技球を整列させる第1整列部材と、タンクレールの上方であって第1整列部材の下流側に設けられ、タンクレール内を流下する遊技球を整列させる第2整列部材と、タンクレールの上方であって第2整列部材の下流側において、遊技球流れ方向に回動可能に設けられ、タンクレール内を流下する遊技球の流れを遮断する遮断状態と遊技球の流れを遮断しない非遮断状態とに変化可能な球止め部材とを備え、第1整列部材は、第2整列部材を係合させる係合部を有しており、第2整列部材は、弾性を有する1本の棒状部材が一方の端部で反対方向に折曲げられて構成され、他方の端部が球止め部材の回転軸に支持され、一方の端部が第1整列部材の係合部に係合されていることを特徴としている。
このように、遊技球の整列を第1整列部材と第2整列部材によって二段階で行うことで、第2整列部材にかかる遊技球の球圧を低下させることができ、第2整列部材が遊技球の球圧により上方に移動したままになることを防止できる。これにより、タンクレールを流下する遊技球を確実に整列させることができ、球詰まりが発生することを防止できる。また、第2整列部材は、弾性を有する1本の棒状部材から構成されており、他方の端部を球止め部材の回転軸に組み付けるだけで、組付け作業を容易に行うことができる。さらに、簡易な構成で第2整列部材を実現でき、製造コストを低減することができる。
また、第1整列部材を回転軸を中心に遊技球流れ方向に回動可能に構成し、第2整列部材を、他方の端部を中心にして一方の端部が回動可能とし、遊技球を整列させる整列状態とタンクレールの上方を開放する開放状態とに変化可能に構成することができる。このような構成において、第2整列部材が整列状態の場合に一方の端部が第1整列部材の係合部に係合され、第1整列部材を上流側に回動させることで、一方の端部と第1整列部材の係合部との係合が外れ、第2整列部材が開放状態に移行可能とすることで、簡単に第2整列部材を開放状態にすることができ、タンクレールのメンテナンス性を向上させることができる。
また、第1整列部材の係合部は、第2整列部材が整流状態にあるときに、第2整列部材の一方の端部が一定の範囲内で移動可能に構成することで、第2整流部材に遊技球が勢いよく衝突した場合に、第2整列部材が可動範囲内で移動して衝撃を吸収することができる。
また、第2整列部材は、1本の棒状部材が一方の端部で反対方向に折曲げられた形状として構成されているので、タンクレールが2列の樋を有する場合には、2列の樋のそれぞれの上方に第2整列部材が位置するように構成することができる。これにより、2列の樋のそれぞれで遊技球を整列させることができる。
以下、本発明の実施形態を示す一実施例について図面を用いて説明する。本発明の遊技機をパチンコ遊技機(以下、単に遊技機という)に適用した実施例を図1〜図8に示す。
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、本体枠2、中枠3、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置9、遊技盤20等を備えている。なお、図1では遊技盤20の詳細な図示を省略している。また、中枠3は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
本体枠2は木製の板状体を略長方形の枠状に組立てたものであり、遊技機1の外枠を構成している。中枠3はプラスチック製であり、本体枠2の内側にはめ込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠3は、上側2/3程度を占める枠体部と下側1/3程度を占める下板部とから構成されている。枠体部の前面側には遊技盤20と前面枠4とが重なるように設けられており、下板部の前面側には上皿部5と下皿部6が設けられている。下板部には、遊技球を遊技盤20に発射する遊技球発射装置を構成する発射装置ユニット(図示略)、遊技球を発射装置ユニットに供給する球送り装置(図示略)が設けられている。
前面枠4は、中枠3の前面側に配置され、中枠3の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤20の盤面を視認可能にするために、円形状の開口部4aが形成されている。前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示略)が装着されている。
前面枠4には、遊技効果等のためのランプ類として、左LED表示部4b、右LED表示部4c、左上LED表示部4d、右上LED表示部4e、上LED表示部4fが設けられている。左LED表示部4bと右LED表示部4cは、開口部4aの周囲の右側と左側にそれぞれ円弧状に設けられている。左上LED表示部4dは左LED表示部4aの左上方に設けられ、右上LED表示部4eは右LED表示部4cの右上方に設けられている。上LED表示部4fは円形状に形成され、左LED表示部4bの上端部と右LED表示部4cの上端部との間に2個設けられている。これらのLED表示部4b〜4fは、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。また、2個の上LED表示部4fの間には、2個の賞球LED表示部4gが設けられている。賞球表示LED表示部4gの上方には、扇形のエラーLED表示部4hが設けられている。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられ、中枠3の左端に開閉可能に支持されている。上皿部5は、球抜きボタンや遊技球の貸球ボタン、返却ボタン等が配設された皿外縁部5aと、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口5bとを備えている。さらに、上皿部5の略中央部には複数の長孔とその上部に多数の小穴が形成された第1音声出力部5cが形成されている。上皿部5の裏面には音量スイッチ基板(図示略)が設けられている。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられている。下皿部6の略中央には、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。また、下皿部6の底面には図示しない球抜き穴が設けられている。球抜き穴は通常時には閉鎖しており、下皿部6に貯留された遊技球を排出する際に開放する。下皿部6の略中央手前側には、球抜き穴を開閉させる排出ノブ6bが設けられている。下皿部6における排出ノブ6bの右側および左側には、第2音声出力部6cが設けられている。
下皿部6の右端には、遊技者が発射装置ユニット(図示略)を操作するための発射ハンドル8が設けられている。発射ハンドル8には、遊技者が遊技球の発射強度を調整するための発射操作部8aが設けられている。発射操作部8aには、遊技者が触れていることを検出するタッチスイッチが設けられている。発射ハンドル8の左側面には、遊技者が操作して遊技球の発射を一時的に停止する発射停止スイッチ8bが配置されている。
施錠装置9は、中枠3の右端中央に設けられており、前面枠4を閉じた場合にこれを施錠するためのものである。また、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13(CRユニット)が装着されている。
次に、本実施例の遊技機1の裏面構造について図2に基づいて説明する。図2は遊技機1の裏機構盤102の正面図である。
図2に示すように、裏機構盤102は中枠3における遊技盤20の反対面に設けられており、一対のヒンジ103により中枠3に開閉可能に取り付けられている。裏機構盤102の左上方部には、タンク球切れ検知スイッチ104を内側面に備えた賞球タンク105が設けられている。賞球タンク105には、外部の補給装置から供給される払い出し用の遊技球が貯留されている。賞球タンク105の底面は、遊技機1の背面側からみて右下がりに構成されており、賞球タンク105の右側下方には、賞球タンク105と接続したタンクレール106が設けられている。タンクレール106は、裏機構盤102にネジ止めによって組み付けられるもので、賞球タンク105の右下角部から遊技球払出装置109の上方まで傾斜して形成されている。タンクレール106には、遊技球を整列させる整列機構が設けられている。この整列機構については後述する。
タンクレール106の右側には、球抜きレバー107が設けられている。球抜きレバー107の下流側には、遊技球払出装置109が設けられている。また、タンクレール106の下流側であって、遊技球払出装置109の上方には、タンクレール106を流下してきた遊技球の進行方向を変えて遊技球払出装置109に誘導するためのケースレール(遊技球誘導通路)108が設けられている。
タンクレール106の左側であって賞球タンク105の下方には、振動モータ110が設けられている。振動モータ110は、裏機構盤102にネジ止めによって組み付けられるもので、タンク球切れ検知スイッチ104にて賞球タンク105内の遊技球がなくなったことが検知された際に、賞球タンク105を振動させ、賞球タンク105内に残留している遊技球を賞球タンク105から完全に排出させるためのものである。
タンクレール106の下方には、前面側に図柄表示装置(図示せず)が取り付けられ、背面側に裏ケース111が設けられている。裏ケース111は、一対のヒンジ112により裏機構盤102に開閉可能に取り付けられている。裏ケース111の内部では、遊技制御に必要となる各種制御基板が収納された基板ケースとして、ランプインタフェース基板、主制御基板ケース、演出制御基板ケース、図柄制御基板ケースが、それぞれ遊技盤20の裏面に取り付けられている。裏ケース111の下方には、左側に電源基板ケース116が設けられ、右側に払出制御基板118が設けられている。さらに裏機構盤102の右上方部には、大当たり、発射装置制御、球切れ、扉開放、賞球、貸球用等の遊技機枠用外部接続端子を備えた枠用外部端子基板122が設けられている。
次に、タンクレール106における遊技球の整列機構50〜53について説明する。図3はタンクレール106および整列機構50〜53の側面図であり、図4はタンクレール106を取り除いた状態を示す整列機構50〜53の斜視図であり、図5はタンクレール106および整列機構50〜53の斜視図である。図3、図4は遊技機1の背面側からみた状態を示しており、図5は遊技機1の前面側からみた状態を示している。以下、「遊技球流れ方向上流側」を単に「上流側」ともいい、「遊技球流れ方向下流側」を単に「下流側」ともいう。
タンクレール106は、透明な樹脂材料から構成されており、底面には遊技球の流れ方向に沿って隔壁部106aが突出するように形成されている。タンクレール106には、隔壁部106aにより2列の樋106b、106cが並列して形成され、それぞれの樋106b、106cを遊技球が流下する。隔壁部106aの上流側端部は尖っており、賞球タンク105から流下する遊技球が2列の樋106b、106cにスムーズに振り分けられるようになっている。タンクレール106の背面側(図3の手前側、図5の奥側)には、樋106bの一部を構成する側壁部106dが設けられている。
タンクレール106の上方には、上流側から順に第1整列部材50、第2整列部材52、球止め部材53が設けられている。
第1整列部材50は、遊技球を整列する機能に加え、第2整列部材52を固定する機能をも有している。第1整列部材50は、板状に構成されており、例えば樹脂材料を用いることができる。第1整列部材50は、板面が遊技球流れ方向と平行となるように、タンクレール106の隔壁部160aの上方に配置されている。第1整列部材50の上端には回転軸50aが設けられ、この回転軸50aが遊技機1の枠体(裏機構盤102)に支持されている。このため、第1整列部材50は、回転軸50aからつり下げられるように配置され、回転軸50aを中心に遊技球流れ方向に揺動可能となっている。
第1整列部材50の下流側には、ストッパ部材51が設けられている。ストッパ部材51は、裏機構盤102の壁面に一体形成されており、第1整列部材50が垂直状態にあるときに、第1整列部材50の下流側の側辺に当接するように配置されている。このため、第1整列部材50は、ストッパ部材51により下流側への揺動が規制され、垂直状態から上流側にのみ揺動可能となっている。
第1整列部材50の上流側端部は尖っており、賞球タンク105から流下する遊技球が2列の樋106b、106cにスムーズに振り分けられるようになっている。第1整列部材50には、板面の両側において、整列部50bが遊技球流れ方向と直交する方向に突出して設けられている。整列部50bは、2列の樋106b、106cそれぞれの上方に位置している。
整列部50bは板状に構成されており、上部は垂直であり下部は下流側に向かって湾曲している。このため、整列部50bとタンクレール106の底面との間隔は、下流側に向かって狭くなっている。また、第1整列部材50の下端は、タンクレール106の底面から遊技球を2個重ねた高さより低くなるように設定されている。このため、整列部50bの上流側湾曲面は、遊技球が積み重なった状態でタンクレール106を流下する遊技球が整列させる整列面として機能する。
整列部50bの下流側端部には、下流側に向かって開口する凹部50cが設けられている。凹部50cは、後述するように第2整列部材52の可動側端部52aが係合する係合部として機能し、第2整列部材52を固定することができる。凹部50cの大きさは、第2整列部材52の可動側端部52aが一定の可動範囲内で移動可能に設定されている。
第2整列部材52は、1本の棒状部材を反対方向に折曲げた二股形状、つまり略U字状の端部から2本の棒状部が並列に延設された形状となっており、タンクレール106の上方において長手方向が遊技球流れ方向に沿って配置されている。第2整列部材52は、タンクレール106の下流部に対応した位置に設けられている。第2整列部材52は、細長形状であり、弾性を有している。本実施例の第2整列部材52は、樹脂で被覆された1本の金属製ワイヤを折曲げることで構成されている。第2整列部材52は、タンクレール106の2列の樋106b、106cそれぞれの上方に位置する。
第2整列部材52は、上流側端部が略U字状の可動側端部52aとなっており、下流側端部が一対の固定側端部52bとなっている。可動側端部52aは、1本の棒状部材を反対方向に折曲げた側の端部を構成しており、第1整列部材50の凹部50cの内部に入り込むことで係合される。ここで、「略U字状」は、第1整列部材50の凹部50cに引っ掛かることができればよく、反対方向に折れ曲がっている形状であればよい。
第2整列部材52の固定側端部52bは、略環状に構成されており、球止め部材53の回転軸53aが填り込むことができるようになっている。固定側端部52bは、球止め部材53の回転軸53aに軸支されることができればよく、本実施例では一部が開いた環状として構成されている。第2整列部材52の固定側端部52bに球止め部材53の回転軸53aを挿通することで、第2整列部材52が球止め部材53の回転軸53aに回動可能に支持される。なお、可動側端部52aが本発明の一方の端部に相当し、固定側端部52bが他方の端部に相当している。
第2整列部材52は、下流側の固定側端部52bを中心として上流側の可動側端部52aが回動可能となっており、可動側端部52aが遊技球流れ方向上流側に回動し遊技球を整列させる整列状態と、可動側端部52aが遊技球流れ方向下流側に回動しタンクレール106の上方を開放する開放状態とに変化可能となっている。そして、整列状態において、可動側端部52aが第1整列部材50の凹部50c(係合部)に係合されるようになっている。
第2整列部材52の組み付けは、一対の固定側端部52bの間隔を大きくした状態で、固定側端部52bを球止め部材53の回転軸53aに填め込むことで行う。このとき、第2整列部材52は弾性を有しているので、第2整列部材52を球止め部材53の回転軸53aに組み付ける際に変形でき、組み付け作業を容易に行うことができる。
第2整列部材52は、下方に向かって突出するように湾曲しており、第2整列部材52とタンクレール106の底面との間隔は、下流側に向かって徐々に狭くなっている。第2整列部材52とタンクレール106の底面との間隔は、上流側では第1整列部材50の整列部50bとタンクレール106の底面との間隔と同程度であり、下流側では遊技球約1個分となっている。
球止め部材53は、タンクレール106の下流側端部の上方に設けられており、回転軸53aを中心にして回動可能となっている。この球止め部材53は、図4に示すように、回転軸53aの一端を裏機構盤102側の軸受け孔(図示せず)に挿通するとともに、回転軸53aの他端をケースレール108の上部に設けられた保持片108aの軸受け孔108bに挿通することで、回動可能に軸支されている。そして、第2整列部材52の固定側端部52bを回転軸53aに軸支させることにより、球止め部材53と第2整列部材52とは各々別個に回動させることができるように構成されており、球止め部材53は第2整列部材の内側で回動可能となっている。球止め部材53には、くさび形状の遮断部53bが設けられている。遮断部53bは先端が二股形状となっており(図5参照)、それぞれが2列の樋106b、106cに対応している。
図6は、球止め部材53により、遊技球の流れが停止されている状態を示す側面図である。通常時は、球止め部材53がタンクレール106における遊技球の流れを妨げないように、遮断部53bがタンクレール106の上方に位置する非遮断状態となっている(図3参照)。タンクレール106を流下する遊技球の流れを停止させる場合には、球止め部材53を図3中の反時計方向に回動させることで、遮断部53bの先端がタンクレール106の底面に当接し、遮断部53bが樋106b、106cに位置する遮断状態となる(図6参照)。これにより、樋106b、106cにおける遊技球の流れが妨げられ、遊技球の流れが停止する。
次に、第1整列部材50と第2整列部材52による遊技球の整列について説明する。まず、賞球タンク105の下部からタンクレール106に遊技球が供給され、遊技球がタンクレール106を下流側に向かって流れていく。このとき、賞球タンク105から大量の遊技球が供給されるので、タンクレール106内では遊技球に加わる圧力(球圧)が高くなっている。このため、タンクレール106の上流部では、球圧により遊技球が押し上げられて乱雑に重なった状態となっており、上下方向に2個以上の遊技球が積み重なった状態となっている。
賞球タンク105から排出された遊技球は、タンクレール106の隔壁部106aの先端と第1整列部材50の先端により、2列の樋106b、106cに振り分けられる。樋106b、106cを流下する遊技球が2個以上積み重なっている場合には、上側に位置する遊技球が第1整列部材50の整列部50bに接触するとともに流下を妨げられる。整列部50bの下部は下流側に向かって湾曲しているので、遊技球は流下しながら押し下げられて整列される。このように、第1整列部材50により遊技球の上下方向の積み重なりの多くが解消される。
第1整列部材50の下流側に流下した遊技球は、第1整列部材50による一段目の整列では完全には整列されていない場合があり、さらに、球圧により前後の遊技球から押し上げられる場合がある。このようなタンクレール106の底面より上方に位置する遊技球は、第2整列部材52の下側に接触して押し下げられる。第2整列部材52とタンクレール106の底面との間隔は下流側に向かって徐々に狭くなっているので、遊技球は流下しながら徐々に均されて整列される。そして、第2整列部材52の最下流部では、遊技球の上下方向の積み重なりが完全に解消される。
また、第1整列部材50の凹部50cは、第2整列部材52の可動側端部52aが若干移動可能な大きさとなっているので、遊技球が第2整列部材52に勢いよく衝突した場合には、第2整列部材52が可動範囲内で上方に移動して衝撃を吸収することができる。
第2整列部材52に加わる球圧が過度に高い場合には、遊技球に押された第2整列部材52が上方に移動したままとなり、第2整列部材52により遊技球を効果的に整列させることができないことが考えられる。これに対し、本実施例では遊技球の整列が二段階に行われ、第1整列部材50による一段目の整列で遊技球の整列が行われるとともに、整列部50bに衝突することで、遊技球の勢いが減殺され球圧が低下する。このため、第2整列部材52で遊技球の整列を行う際には遊技球の球圧が低くなっており、第2整列部材52が遊技球の球圧により上方に移動したままとならず、第2整列部材52による二段目の整列で遊技球を効果的に整列させることができる。
次に、第2整列部材52の開放について説明する。図7は、第2整列部材52を開放する過程を示している。タンクレール106にゴミ等の異物が混入した場合やタンクレール106、ケースレール108で遊技球の球詰まりが発生した場合には、第2整列部材52を開放して、メンテナンス作業を行う必要がある。
まず、第1整列部材50を回転軸50aを中心として上流側(図7の時計方向)に回動させることで、第1整列部材50の凹部50cと第2整列部材52との係合が外れる(図7(a)参照)。これにより、第2整列部材52の可動側端部52aは、第1整列部材50の凹部50cによる拘束から解放されて自由となる。次に、第2整列部材52の可動側端部52aを持ち上げることで、第2整列部材52は固定側端部52bを中心にして図7における時計方向に回動し、第2整列部材52がタンクレール106から離れる(図7(b))。これにより、タンクレール106の各樋106b、106cの上方側が開放状態となるので、タンクレール106内の異物を取り除く等のメンテナンス作業を行うことが可能となる。
次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置について、図8に基づいて説明する。図8は、電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図8に示すように、電子制御装置は、主制御部200と、その主制御部200に接続された副制御部230、260及び280とを含んで構成されている。副制御部は、払出制御部230、演出制御部260及び図柄制御部280から構成される。主制御部200は主制御基板200aを備え、副制御部230、260及び280は周辺制御基板として払出制御基板230a、演出制御基板260a及び図柄制御基板280aをそれぞれ備えている。
主制御部200は、各副制御部230、260及び280に処理内容を指示する指令信号(コマンドデータ)を送信し、各副制御部230、260及び280は指令信号に基づいて各種制御を行うように構成されている。これら主制御部200、払出制御部230、演出制御部260、図柄制御部280および発射制御部250により、遊技機1の動作が制御される。各制御部200、230、260及び280には、主電源129と接続された電源受電基板128から電源基板127と電源中継基板121とを介して電源が供給されている。
主制御部200には、盤用外部端子基板201、盤面中継基板210及び遊技枠中継基板220が接続されている。払出制御部230には、枠用外部端子基板122、スイッチ中継端子基板231、CR接続基板234、主制御部200、発射制御部250等が接続されている。スイッチ中継端子基板231には、タンク球切れスイッチ232、下皿満タンスイッチ233が接続されている。タンク球切れスイッチ232は、枠用外部端子基板122にも接続されている。
以上説明したように、本実施形態では、遊技球の整列が第1整列部材50と第2整列部材52によって二段階で行われるので、第2整列部材52にかかる遊技球の球圧を低下させることができ、第2整列部材52が遊技球の球圧により上方に移動したままになることを防止できる。これにより、タンクレール106を流下する遊技球を確実に整列させることができ、球詰まりが発生することを防止できる。
また、第2整列部材52は、略U字形状のワイヤ状部材からなる簡易な構成であり、加工費や材料費等を低減することが可能となる。さらに、第2整列部材52は、弾性を有する部材として構成されており、固定側端部52bを球止め部材53の回転軸53aに填め込むだけで組み付けることができ、容易に組み付け作業を行うことができる。
また、第1整列部材50を上流側に回動させるだけで、第1整列部材50と第2整列部材52との係合が外れ、第2整列部材52を上方に引き上げて開放状態にすることができ、タンクレール106のメンテナンスを容易に行うことができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、パチンコ遊技機、組合せ式遊技機等はもちろんのこと、遊技球を用いて遊技を行う遊技機であれば適用可能である。
また、上記実施形態では、タンクレール106が2列の樋106b、106cを有する遊技機1について説明したが、これに限らず、本発明はタンクレール106が1列の樋を有する構成の遊技機にも適用可能である。この場合には、第2整列部材52を図9に示すような構成にすることができる。
図9(a)、図9(b)は、それぞれ第2整列部材52の変形例を示す平面図であり、図9(c)は、図9(a)、図9(b)に示す第2整列部材52の共通の側面図である。図9に示すように、第2整列部材52を略U字状の固定側端部52b(図9(c)参照)から1本の棒状部が延設された略J字状の可動側端部52a(図9(a)、図9(b)参照)を有するように構成すればよい。このような構成の第2整列部材52を1列の樋の上方に配置し、略J字状の可動側端部52aを第1整列部材50の凹部50cに係合させることで、樋を流下する遊技球を整列させることができる。
上記実施例による遊技機を示す正面図である。 上記実施例の遊技機を示す背面図である。 タンクレールおよび整列機構の側面図である。 タンクレールを取り除いた状態を示す整列機構の斜視図である。 タンクレールおよび整列機構の斜視図である。 球止め部材により遊技球の流れが停止されている状態を示す側面図である。 第2整列部材を開放する過程を示す側面図である。 電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)、(b)は第2整列部材の変形例を示す平面図であり、(c)は側面図である。
符号の説明
1…遊技機、50…第1整列部材、50a…回転軸、50b…整列部、50c…凹部(係合部)、51…ストッパ部材、52…第2整列部材、52a…可動側端部(一方の端部)、52b…固定側端部(他方の端部)、53…球止め部材、53a…回転軸、53b…遮断部、105…賞球タンク、106…タンクレール。

Claims (4)

  1. 賞球タンクから流出する遊技球を流下させるタンクレールの上方に設けられ、前記タンクレール内を流下する遊技球を整列させる第1整列部材と、
    前記タンクレールの上方であって前記第1整列部材の遊技球流れ方向下流側に設けられ、前記タンクレール内を流下する遊技球を整列させる第2整列部材と、
    前記タンクレールの上方であって前記第2整列部材の遊技球流れ方向下流側において、遊技球流れ方向に回動可能に設けられ、前記タンクレール内を流下する遊技球の流れを遮断する遮断状態と遊技球の流れを遮断しない非遮断状態とに変化可能な球止め部材とを備え、
    前記第1整列部材は、前記第2整列部材を係合させる係合部を有しており、
    前記第2整列部材は、弾性を有する1本の棒状部材が一方の端部で反対方向に折曲げられて構成され、他方の端部が前記球止め部材の回転軸に支持され、前記一方の端部が前記第1整列部材の前記係合部に係合されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1整列部材は、回転軸を中心に遊技球流れ方向に回動可能に構成され、
    前記第2整列部材は、前記他方の端部を中心にして前記一方の端部が回動可能となっており、前記一方の端部が遊技球流れ方向上流側に回動し遊技球を整列させる整列状態と前記一方の端部が遊技球流れ方向下流側に回動し前記タンクレールの上方を開放する開放状態とに変化可能に構成され、
    前記第2整列部材が前記整列状態の場合に、前記一方の端部が前記第1整列部材の前記係合部に係合されているようになっているとともに、前記第1整列部材を遊技球流れ方向上流側に回動させることで、前記一方の端部と前記第1整列部材の前記係合部との係合が外れ、前記第2整列部材が前記開放状態に移行可能となることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1整列部材の係合部は、前記第2整列部材が前記整流状態にあるときに、前記第2整列部材の一方の端部が一定の範囲内で移動可能となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記タンクレールは遊技球がそれぞれ流下する2列の樋を有し、前記第2整列部材は前記整流状態において、前記2列の樋のそれぞれの上方に位置していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遊技機。
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