JP2007000300A - 弾球遊技機の球均し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンクレールでの球の滑らかな移動を確保するとともに、タンクレールの清掃容易性を確保する。
【解決手段】球均し装置1は、取付盤2と、取付盤2の背面側の最上部左寄りに設けた遊技球を貯留する球タンク3と、球タンク3の右側に設置され球タンク3から流出する遊技球を受け遊技球を整列させながら長手方向に誘導する底部が長手方向に傾斜したタンクレール4と、タンクレール4の上方に設けられる第1球均し部材5と、タンクレール4の上方に設けられ第1球均し部材5と係脱自在に連結するとともにタンクレールの底面の長手方向に回動変位する第2球均し部材6とを備え、第1球均し部材5と第2球均し部材6とが係合すると、位置が固定された状態で球均しを2段階で行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、タンクレールを流れる遊技球を均す球均し装置を備える弾球遊技機の球均し装置に関する。
従来、パチンコ機に代表される弾球遊技機の多くは、入賞や得点の成立に応じて賞球を払出す構造であり、タンクレールにパチンコ球が積み重なつて流下しても球詰りを起こさせないように整流する球均し装置を垂れ下げてタンクレールの通路上方に設けることが一般的に行われている(特許文献1〜5)。球均し装置にローラを設けることも行われている(特許文献7)。球タンクの底部に球均しを設け、タンクレールを不要とすると共に、球タンク内から流出するパチンコ球に掛かる球圧に対して効果的に作用して球詰まりが生じることを少なくする(特許文献8)。球止め装置を兼用することのできる球均し装置により、故障の虞や製造コストを低減させ、また、これらの装置の設置空間を小さくすることも提案されている(特許文献9)。なお、従来は球均し装置を2個使用して球均しを行っていることもある。
特開平07-031719号公報 特開平07-236744号公報 特開平08-071210号公報 特開平08-071211号公報 特開平08-071212号公報 特開平08-084836号公報 特開平08-243211号公報 特開平10-057567号公報 特開2003-126389号公報
しかしながら、前記した特許文献1〜9に示す球均し装置は、球均し装置が長手方向に揺動する構造であって、遊技球がタンクレールを流れるときに長手方向に対して局部的に配置された球均し装置が流れ方向に対して揺動するので、均し効果が不十分である。またタンクレールの清掃や点検などをするためには揺動式球均し装置の取り外しを行わなければならない。
球均し装置を球均し時に固定構造とする研究開発例はない。本発明はこれまでに想到されたことがない観点からタンクレールの球均し装置を構成しようとするものであり、その目的は、タンクレールでの球の滑らかな移動を確保するとともに、タンクレールの清掃などの容易性を確保することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、球タンクの遊技球を球払出装置に送るタンクレールの通路を長手方向に流れる遊技球の球均しを行う弾球遊技機の球均し装置において、前記通路の上方に付設され、下面の高さが前記通路の長手方向に沿って減少するとともに前記通路の幅方向に拡がる均し部と、下流側に形成される第1係合部と、を備える第1球均し部材と、前記第1係合部と係脱自在な第2係合部を備え、前記第1係合部と第2係合部とが係合すると位置が固定され、前記第1係合部との係合が解除されると前記第1係合部から離脱するよう構成され、前記係合のときに前記第1球均し部材の下流側の前記通路の上部に前記長手方向に延設する第2球均し部材と、を備えたを特徴とする弾球遊技機の球均し装置である。
第1球均し部材は、タンクレールに対して固定されていても良いが、第2係合部材との係脱を容易にするため、係脱時に揺動変位できる構造が好ましい。
請求項2に記載の発明は、球タンクの遊技球を球払出装置に送るタンクレールの通路を長手方向に流れる遊技球の球均しを行う弾球遊技機の球均し装置において、前記タンクレールの底面を幅方向に仕切る仕切板を前記長手方向に延長させて複数列の通路を形成し、下面の高さが前記通路の長手方向に沿って減少するとともに前記通路の幅方向に拡がる均し部と、下流側に形成される第1係合部と、前記長手方向の上流側に縦設するとともに前記仕切板の直上に位置し、上流側端面が長手方向に鋭角に傾斜するテーパ形状に形成され縦方向に延設し、前記上流側端面が、前記遊技球を前記複数列の通路のいずれかに分流させる分流板と、を備え、前記通路の上方に付設される第1球均し部材と、前記第1係合部と係脱自在な第2係合部を備え、第1係合部の下流に配置される第2球均し部材と、を備えたを特徴とする弾球遊技機の球均し装置である。複数列の通路にするのは、払出装置により正確かつ速やかな排出処理を実施することに対応させるためである。
請求項3に記載の発明において、前記第1球均し部材の前記均し部が下凸の曲面形状に形成されることが好ましい。
請求項4に記載の発明において、前記第1均し部材と第2球均し部材の係合を解除するとき、前記第2球均し部材が時計方向に回動変位することが好ましい。
請求項5に記載の発明において、前記通路の通路幅を遊技球の直径の10〜20%増しの幅に形成することが好ましい。
請求項1の発明によれば、第1球均し部材と第2球均し部材とが係合すると、それらの位置が固定された状態となり、連続的に2段階で球均しを行うことができるので、球均し効果が高くなる。また、タンクレールの清掃や点検時などには、球均し装置の取り外し作業が不要となり、第1球均し部材と第2球均し部材との係合を解除して第2球均し部材を動かすだけで、タンクレールの清掃が容易にできる。
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果を奏するほかに、分流板によって、上流から供給されてくる遊技球を複数列の通路に円滑に振り分けてから球均し部で球均しを行うので、球均し効果を高めることができる。
請求項3の発明によれば、固定面によって球均しをすることができ、第1球均し部材の構造が簡素になる。
請求項4の発明によれば、第2球均し部材を時計方向に回動変位させるだけで、簡単に係合を解除することができる。
請求項5の発明によれば、タンクレールを流出する遊技球の速度を大きくすることができ、球払出装置の払出の高速化に対応させることができる。
以下に、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。図1〜図8に示すように、実施形態の弾球遊技機の球均し装置1は、取付盤2の背面側の最上部左寄りに設けた遊技球を貯留する球タンク3の右側に設置され球タンク3から流出する遊技球を受け遊技球を整列させながら長手方向に誘導する底部が長手方向に傾斜したタンクレール4に付設されるものであり、タンクレール4の上方に設けられる第1球均し部材5と、タンクレール4の上方に設けられ第1球均し部材5と係脱自在に連結するとともにタンクレール4の底面の長手方向に回動変位する第2球均し部材6と、第2球均し部材6を支持する回転式受台7と、を備えている。取付盤2、球タンク3、第1球均し部材5、回転式受台7は、プラスチック成形品、第2球均し部材6は金属製である。である。以下、前記の各部の背面側を主として説明する。
球タンク3は上端開口で有底の細長の箱状体であり、長手方向が遊技機の幅方向となるように取付盤2の背面の上部左側領域に形成されている。球タンク3は、球検知スイッチ30と、底面31に開口する流出口32と、貫通孔33を有する取付片34、貫通孔35を有する取付片36と、流出口32の上部に取り付けられ球詰まりを防止する皿37と、を備えている。球タンク3は底面31が右下がりに傾斜して図1中左側すなわち上流側ほど深さが浅く設定され、遊技球が流出口32に向けて自重で移動する。流出口32は底面31の一部が切り欠かれて形成され、タンクレール4の左端部と連通している。球タンク3はビス(図示略)により取付片34が雌ねじ38に、取付片36が雌ねじ39に取り付けられる。
タンクレール4は、図1〜図4に示す通り、取付盤2の上部右側領域に形成され、互いに平行な側板41と側板42と底板43とを備え、側板41及び側板42の中間に幅方向に仕切る仕切板44が平行に設けられ、これにより2列の右側通路45及び左側通路46が形成された2条式の構成である。奥側の側板42は取付盤2に一体形成されたものである。仕切板44は、図7〜図9に示す通り、タンクレール4の最上流部から最下流部まで延出し、また、最上流では高さはないが、上流から下流に向かって高さが暫増し、高さの頂点から、高さが暫減(図では下凹)するように形成されている。仕切板44の高さは、頂点付近から下流にかけては、遊技球Bの直径Rを十分に上回っている。底面に複数の貫通孔47が開設されている。タンクレール4は取付部48及び取付部49により取付盤2に固定される。図10に示す通り、右側通路45と、左側通路46の短手方向の所定の通路幅W1は、遊技球Bの直径Rの10〜20%増に設定され、遊技球Bが長手方向に対してジグザグ状に流れて流速が大きくなる。例えば、遊技球Bの直径Rが11mmである場合、通路幅W1は13.2mm〜14.3mmに設定されることが好ましい。図10に示す通り、通路幅W1から第2球均し部材6の長手部63の厚み(直径)Tを除外した幅は、左側の幅W2、右側の幅W3に設定されている。これらの幅は適宜設定され、値が相違していても同一でも良い。厚みTはW1より小さく設定されている。底面31の傾斜角度と、底板43の傾斜角度は、2〜6度の範囲で適宜調節可能である。なお、第2球均し部材6は、線材ではなく薄肉の板材でもよく、通路45及び46を覆うように配置されてもよい。
第1球均し部材5は、図5に示す通り、薄肉の板材から構成されたプラスチック一体成形品を備え、取付盤2の垂直面から短手方向に横に突出する軸ピン50(図3参照)と、左側通路46の上方にある軸ピン50に短手方向から嵌め込まれる軸孔51と、軸ピン50に軸孔51を係止させるため軸ピン50と螺合するビス52(図3参照)と、軸孔51が形成され垂直下方に延び出すとともに長手方向に延設する短板状の支持片53と、支持片53から垂直下方で長手方向に延び出す板状の縦板54と、縦板54の両側に側面視でフの字形状に形成されるとともに平面視で両側に所定幅で拡がり通路45及び46の高さを徐々に長手方向に沿って減少するように規制して遊技球を均す均し板55と、縦板54の下流側に形成される凹溝形状の第1係合部56と、第1係合部56の下側に形成される台座57と、縦板54の上流側領域の板から構成されて、仕切板44の直上に間隙Sを開けて位置し、長手方向に鋭角に傾斜するテーパ形状に形成された上流側端面58が縦方向に延設し、遊技球Bを右側通路45又は左側通路46の左右いずれかに振り分けて分流させる板状の分流板59と、を備えている。第1係合部56は、図5に示す通り、第2係合部64の係脱を許す凹み構造であり、左側方向に切り欠かかれており、下流側に向かって開口している横U字形状の溝を備える。
第1球均し部材5と仕切板44との隙間Sは遊技球Bの直径Rの半分以下に設定され、右側通路45と左側通路46の間の遊技球Bの移動や接触などを遮断している。均し板55は、水平板55aと曲面板55bとを備えている。分流板59の長手方向の長さはL1に設定され、水平板55aの長さはL2に設定され、ここでは同程度の長さに設定してある。遊技球Bの直径をRとすると、長さL1及びL2は2R〜3Rが好ましい。水平板55aは分流板59を長手方向に延設させるとともに、仕切板44の直上に位置させ、分流板59の自由端部に形成される上流側端面58が遊技球Bを右側通路45又は左側通路46のいずれかに左右に振り分けて分流させるようになっている。図7に示す通り、曲面板55bは、下面が曲成されており、長さL1の右端から曲がり始めて長さL2の右端まで、また、高さがH1からH2まで減少するまで延長される。H1は分流板59の上端の底板43からの高さ、H2は曲面板55bの下流側端面の底板43からの高さ、H3は長手部63の底板43からの高さである。遊技球Bの直径をRとすると、H1は3R〜6R、特に4R〜5Rが好ましく、H2は1.2R〜1.9R、特に1.5R、H3は1.2R〜1.7Rが好ましい。曲面板55bの横幅Wは、球均し効果を高めるとともに、遊技球Bがすり抜けないように、十分な幅で設定されているが、例えば、全通路幅W1の80%〜99%が好ましい。曲面板55bの下面は下凸に形成され、縦板54の底面も下凸に曲成されているが、曲面板55bの方が曲率半径が小さく曲がりが急激である。タンクレール4を流れる遊技球Bを曲面板55bの下面で押さえ付けて球均しを行う。第1球均し部材5の長手方向に揺動変位角θは適宜設定できる。ここでは揺動変位角θがほとんど変位しないようにしているが、適宜に設定可能である。例えば、軸孔51を角穴とする場合には、第1球均し部材5の揺動変位が制限され、軸ピン50と支持片53の弾性変形によって1〜3°程度の変位量である。軸孔51を丸穴として第1球均し部材5の長手方向の回動を許容する場合には、揺動変位角θはより大きな変位量である。第1球均し部材5は第2球均し部材6のストッパとしても機能し、第2球均し部材6が第1球均し部材5に係合されると、第1球均し部材5が第2球均し部材6の動きを拘束するようになっている。上流側端面58をテーパ形状としたのは、タンクレール4の横幅方向に対して端面が延設されると、遊技球Bがブリッジを起して流れが止まってしまうおそれがあるからである。
第2球均し部材6は、1本の線条がU字形状に曲げ加工されて自由端部に一対のカール61を形成した線材62であり、長手方向に平行に配置される一対の長手部63と、線材62の先端部と接続し短手方向に延び出す第2係合部64とを備えている。第2球均し部材6は、長さL3で長手方向に延設されている。長さL3はタンクレール4の全長の20%〜70%、特に50%〜60%の割合の長さであることが好ましい。長手部63はタンクレール4の長手方向に対して適度に湾曲する形状であり、図では下凹に湾曲する。第2球均し部材6は、カール61は、取付盤2の横幅方向に延び出す軸ピン65に同軸状に掛止され、軸ピン65を中心に長手方向に回動変位するものである。第2係合部64は反時計方向に回動変位させると第1係合部56に係合する。この係合状態において、図8に示す通り、長手部63が、せりあがってくる遊技球Bを押さえることにより、遊技球を均すようになっている。長手部63は各通路45及び46の上部中央部付近に配置されるが、その位置は適宜変更可能である。第2係合部64は仕切板44を短手方向に跨ぐように設けられている。第2球均し部材6の軸ピン65を中心とする回動変位の量は160〜180°が好ましい。図7は左限の位置を示し、図9の2点鎖線は右限の位置を示す。第2球均し部材6は金属製線材が好ましく、適度な弾性を備えている。なお、第2球均し部材6を時計方向に回動するように構成したが、水平方向に回動させるようにしてもよい。
回転式受台7は、第2球均し部材6の最右端位置を規制する規制板であり、長手方向に対して時計方向又は反時計方向に回転自在となっている。回転式受台7は、軸ピン65が同軸状に嵌通される軸孔71を備える横軸72と、横軸72の後部側に形成され上下方向に延び出す一対の爪73と、横軸72及び爪73と接続する水平板74と、水平板74の下方に形成されて水平に外方向に延び出す受板75と、を備えている。
球均し装置1の右下領域には、タンクレール4の右端に接続され遊技球Bの流れ方向を横方向から縦方向に変更する屈曲樋8と、屈曲樋8の途中に設けられる球抜装置9と、球抜装置9の切換に伴ない遊技球を誘導する球抜き通路10と、屈曲樋8と接続され遊技球を下方に流下させる誘導樋11と、誘導樋11の途中に設けられ上皿(図示略)に遊技球を供給する球払出装置12と、を備えている。球抜装置9は、図4に示す通り、裏カバー91と表カバー92と、弁93と球抜きレバー94とから構成されている。球均し装置1乃至球払出装置12を含む全体は裏機構盤13(左下部分側は図示略)といわれるものであり、裏機構盤13に各種基板等の機構品が設けられるが、それらの図示は略す。なお、弾球遊技機の全体的な構造は公知であるので、他の構成は略す。
次に球均し装置1の動作及び作用効果を説明する。
まず遊技球の払出動作を説明する。遊技者が発射ハンドル(図示略)を操作して遊技球を遊技盤(図示略)の盤面上に発射し、遊技球が入賞口(図示略)等に入ると、払出制御基板(図示略)が球払出装置12を作動させ遊技球Bを下流の上皿(図示略)に払い出すとともに、払い出し数をカウントして入賞の種類に応じた個数が払い出されると球払出装置12の払い出し作動を停止させる。また、遊技者が上皿(図示略)にある貸出釦(図示略)を押下すると、払出制御基板(図示略)が球払出装置12を作動させ遊技球を下流の上皿(図示略)に払い出す。したがって、球払出装置12から遊技球の払い出しが行われる間には、球貸し時、入賞時のいずれも、遊技球Bが球タンク3からタンクレール4、屈曲樋8、誘導樋11を経て球払出装置12へ流送される。
次に第1係合部56と第2係合部64とが図7に示す通り係合状態であるときの球均しの動作を説明する。まず第2係合部64を第1係合部56の奥側の部分に嵌め込んで係合させると第1球均し部材5と第2球均し部材6の位置が固定される。球タンク3に貯留される遊技球Bは皿37で均すことにより流出口32から流出する際に、図8に示す通り、2段(3段でもよい)に均した状態になる。仕切板44で左右に振り分けて2列にする。図10の矢印Zに示す通り、分流板59で遊技球Bを左右に振り分けると共に、図8の矢印Xに示す通り、曲面板55bの下面で徐々に遊技球Bの段数を減らし、第1球均し部材5を通過するときには1段に均す。遊技球Bの球圧で曲面板55bが下流長手方向に押されるが、第2球均し部材6の第2係合部64が縦板54の下流側の第1係合部56の凹部を押し返すことで、第1球均し部材5の位置がずれないようにしている。図8矢印Yで示す通り、遊技球Bは上流側の遊技球からの圧力で下流側にせりあがるが、長手部63で下方に押し返されて1段の状態に均される。第2球均し部材6にはバネ弾性があるので、遊技球Bを下側に押し戻す効果が高くなる。また、分流板59により遊技球Bを左右に振り分けるので、上流から供給されてくる遊技球Bを通路45と46に円滑に振り分けることができ、各通路への振分け動作を円滑にすることができる。このように第1球均し部材5と第2球均し部材6とが係合すると、第1球均し部材5及び第2球均し部材6の2つの部材により、それらの位置が固定され揺動動作がない状態で、連続して2段階で球均しを行うので、球均し効果が高くなる。また、曲面板55bの下面によって球均しをすることができ、球均し装置1の構造が間単になる。さらに、通路45及び46の横幅を遊技球Bの10〜20%増としたので、タンクレール4を流れる遊技球の流速を大きくすることができ、球払出装置12の払い出しの高速化に対応させることができる。
タンクレール4の清掃や点検などが必要な場合には、図9に示す通り、第1球均し部材5を時計方向に揺動変位させるとともに、第2球均し部材6とを時計方向に回動変位させることで、第2係合部64が第1係合部56から離脱し、右側通路45及び左側通路46の上方を開放するので、簡単な操作で掃除、点検等をすることができる。清掃や点検が終了したときには、第2球均し部材6を反時計方向に回動変位させ、第2係合部64を第1係合部56に押し込んで係止することでその位置が固定される。したがって、タンクレールの清掃や点検時などには、球均し装置1の取り外し作業が不要となり、第1球均し部材5と第2球均し部材6との係合を解除して第2球均し部材6を時計方向に回動させる簡単な操作だけで、タンクレールの清掃や点検等が容易にできる。
なお、2条の右側通路45と左側通路46としたが、通路の列数は適宜設定される。例えば、賞球レールを2条、貸球レールを1条にする場合もある。また、賞球の払い出しのみならず貸球用(貸球レール)に使用される設定でもよい。
以上の実施形態は、本発明の態様を実施するに当たって、本発明者により採用された技術の代表例である。これら技術は本発明の実施のための好ましい実施形態の例示であること、また、本技術分野に属する者は、本発明の開示に鑑みて、本発明の精神及び意図された要旨から離れることなく多数の改変・追加等が可能であることを認識できる。
本発明実施形態の球均し装置1の背面図である。 本発明実施形態の球均し装置1の一部分解斜視図(その1)である。 本発明実施形態の球均し装置1の一部分解斜視図(その2)である。 本発明実施形態の球均し装置1の一部分解斜視図(その3)である。 本発明実施形態の第1球均し部材5の斜視図である。 本発明実施形態の第2球均し部材6の斜視図(a)、同回転式受台7の斜視図(b)である。 本発明実施形態の球均し装置1の部分拡大背面図(係合時)である。 本発明実施形態の球均し装置1の球均し動作を示す部分拡大背面図(係合時)である。 本発明実施形態の球均し装置1の部分拡大背面図(非係合時)である。 本発明実施形態の球均し装置1の部分拡大平面図である。
符号の説明
1・・・ 球均し装置 2・・・ 取付盤 3・・・ 球タンク
4・・・ タンクレール 41・・・ 側板 42・・・ 側板 43・・・ 底板
44・・・仕切板 45・・・ 右側通路 46・・・ 左側通路
5・・・第1球均し部材 50・・・軸ピン 51・・・軸孔 52・・・ビス
53・・・支持片 54・・・縦板 55・・・均し板 55a・・・水平板
55b・・・曲面板 56・・・第1係合部 57・・・台座 58・・・傾斜面
59・・・分流板 6・・・第2球均し部材 61・・・カール
62・・・線材 63・・・長手部 64・・・第2係合部 65軸ピン

Claims (5)

  1. 球タンクの遊技球を球払出装置に送るタンクレールの通路を長手方向に流れる遊技球の球均しを行う弾球遊技機の球均し装置において、
    前記通路の上方に付設され、下面の高さが前記通路の長手方向に沿って減少するとともに前記通路の幅方向に拡がる均し部と、下流側に形成される第1係合部と、を備える第1球均し部材と、
    前記第1係合部と係脱自在な第2係合部を備え、前記第1係合部と第2係合部とが係合すると位置が固定され、前記第1係合部との係合が解除されると前記第1係合部から離脱するよう構成され、前記係合のときに前記第1球均し部材の下流側の前記通路の上部に前記長手方向に延設する第2球均し部材と、
    を備えたを特徴とする弾球遊技機の球均し装置。
  2. 球タンクの遊技球を球払出装置に送るタンクレールの通路を長手方向に流れる遊技球の球均しを行う弾球遊技機の球均し装置において、
    前記タンクレールの底面を幅方向に仕切る仕切板を前記長手方向に延長させて複数列の通路を形成し、
    下面の高さが前記通路の長手方向に沿って減少するとともに前記通路の幅方向に拡がる均し部と、下流側に形成される第1係合部と、前記長手方向の上流側に縦設するとともに前記仕切板の直上に位置し、上流側端面が長手方向に鋭角に傾斜するテーパ形状に形成され縦方向に延設し、前記上流側端面が、前記遊技球を前記複数列の通路のいずれかに分流させる分流板と、を備え、前記通路の上方に付設される第1球均し部材と、
    前記第1係合部と係脱自在な第2係合部を備え、第1係合部の下流に配置される第2球均し部材と、
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機の球均し装置。
  3. 前記第1球均し部材の前記均し部が下凸の曲面形状に形成される請求項1又は2の弾球遊技機の球均し装置。
  4. 前記第1均し部材と第2球均し部材の係合を解除するとき、前記第2球均し部材が時計方向に回動変位する請求項1ないし3いずれかの弾球遊技機の球均し装置。
  5. 前記通路の通路幅を遊技球の直径の10〜20%増しの幅に形成する請求項1ないし4いずれかの弾球遊技機の球均し装置。
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