JP2007229376A - 遊技機 - Google Patents

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Yasushi Okada
靖史 岡田
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Abstract

【課題】
遊技球タンクに貯留された遊技球が排出口に集中的に流入するのを防止するとともに、遊技球タンク下方部に大型の液晶表示装置を配置するスペースを確保することを課題とする。
【解決手段】
遊技球タンク内に設けた調整部材によって排出口に流下する遊技球の数量を調整するので、排出口に集中する遊技球の球圧を減少させることができる。また、遊技球タンク側壁部からも遊技球が排出されるので、球通路部を遊技球タンクと隣接して配置することができる。したがって、遊技球タンク下方部に空きスペースが出来るので、大型の液晶表示装置を配置するスペースを確保することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技球を遊技媒体として用いるパチンコ遊技機やアレンジボール遊技機や回胴式遊技機等の遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機の裏面上方には、遊技者への貸球や賞球に使用される遊技球を貯留しておくための遊技球タンクが備えられている。この遊技球タンクには、遊技場島設備に設けられた補給装置から遊技球が補給される。また、遊技球タンクには、遊技球払出装置まで遊技球を案内させるためのタンクレールが接続されている。更に、遊技球タンクとタンクレールの下方には、遊技制御を行うための各種制御基板や演出表示を行う液晶表示装置等の遊技機構成部品が設置される(特許文献1)。
特許第3729778号
しかしながら、従来の遊技球タンクでは、タンクレールに向けて遊技球を排出する排出口を、遊技球タンク底面に設けられた1つの底面開口により形成しているのが一般的である。このため、遊技球タンク内に貯留された遊技球は1つの排出口に集中して流入することとなるので、排出口において球詰まりが発生しやすいという問題があった。
また、近年では遊技機の遊技性を高めるために、15インチから17インチ程度の大型の液晶表示装置を搭載したり、遊技盤面上に演出用の可動物を設けたりすることが行われている。このため、液晶表示装置はもちろんのこと、この液晶表示装置の駆動制御や可動物の駆動制御を行う演出用の各種制御基板も大型化してきている。したがって、遊技機裏面には、それらの液晶表示装置や各種制御基板といった遊技機構成部品を設置するためのスペースを遊技機裏面に確保する必要がある。
しかしながら、従来では、上述の特許文献1に記載の遊技機のように遊技球タンクの底面にタンクレールを接続するので、遊技球タンクの下方のほぼ全域に亘ってタンクレールが配置されることとなる。このため、遊技球タンクおよびタンクレールの下方に、大型化された上述の遊技機構成部品を設置するためのスペースを確保することが困難である。
そこで、本発明は、遊技球タンクに貯留された遊技球が排出口に集中的に流入するのを防止して球詰まりの発生を抑制し、遊技球の払い出しを円滑に行えるようにすることを目的とする。また本発明の他の目的は、遊技球タンクおよびタンクレール下方に大型化された液晶表示装置や各種制御基板等の遊技機構成部品を配置するスペースを確保することである。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、遊技球払出装置に供給される遊技球を貯留する遊技球タンクと、前記遊技球タンクから排出される遊技球を前記遊技球払出装置側に流下させるタンクレールとを備え、前記遊技球タンクは、該遊技球タンク内に貯留された遊技球が前記遊技球払出装置側に向かって流下するように構成された遊技機において、前記遊技球タンクの内部に設けられ、遊技球の流下量を調整する調整部材を備え、前記遊技球タンクは、該遊技球タンク内の遊技球を前記タンクレールに排出させる排出口を有し、前記調整部材は前記排出口の鉛直上方に配設されていることを特徴としている。
かかる本発明の遊技機においては、遊技球タンク内において排出口に向かって流下する遊技球の流下量を調整部材によって調整するので、排出口に集中する遊技球の球圧を減少させることができる。このため、排出口における球詰まりの発生を抑制することができ、遊技球の払い出しを円滑に行うことができる。
また、調整部材を遊技球タンクの底面開口の鉛直上方に設けた構成としているので、補給装置から遊技球タンクに遊技球が補給される際、その遊技球が排出口の真上から補給される場合であっても、補給された遊技球を調整部材が受け止めこととなる。これにより、補給装置から補給された遊技球が排出口に直接流入することがなく、排出口に遊技球が集中することもなくなるので、排出口における球詰まりの発生を抑制することができる。
また、こうした遊技機では、遊技球タンクの遊技球流下方向下流側の底面と底面に接続する側面とに連続して開口し、排出口を形成することとしてもよい。
このような構成によれば、遊技球タンクに設けられる排出口を、遊技球タンクの底面下流側の端部に底面開口と底面開口に連続する側壁開口とによって構成しているので、遊技球タンク内の遊技球は、遊技球タンク下流側の底面開口と側壁開口から排出されることとなる。これにより、遊技球タンクからタンクレールへの遊技球排出を円滑に行うことができる。
また、このように排出口を形成することにより、排出口にタンクレールを接続させる際に、遊技球タンクとタンクレールとを遊技球流下方向に沿って互いに隣接した状態で配置することができる。したがって、遊技球タンクの下方に空きスペースが形成され、大型化された液晶表示装置や各種制御基板等の遊技機構成部品を配置するスペースを、遊技機裏面に確保することができる。
また、こうした遊技機では、調整部材によって遊技球タンク内を流下する遊技球の流下方向を分岐させることで排出口に負荷される球圧を低下させることとしてもよい。
このような構成によれば、遊技球タンク内において排出口に向かって流下する遊技球の流下方向を、遊技球が排出口に達する以前に分岐させるので、排出口に集中する遊技球の量を減少させることができ、球圧を低下させることができる。このため、排出口における球詰まりの発生を抑制することができ、遊技球の払い出しを円滑に行うことができる。
また、こうした遊技機では、遊技球タンクの遊技球流下方向と略平行な側面内壁に、該側面内壁と直交する方向に揺動可能な遊技球検知部材を設け、該遊技球検知部材における遊技球流下方向の下流側端部と前記調整部材における遊技球流下方向の上流側端部との間に所定の間隔を形成することとしてもよい。
このような構成によれば、遊技球タンク内の遊技球貯留量の不足(球切れ)を検知する遊技球検知部材を遊技球タンク底面に設ける必要がないので、遊技球タンク下方に形成される空きスペースを広くすることができる。また、遊技球検知部材と調整部材とを互いに離して配置することで、排出口への流下量調整のため調整部材によって流下を一時的に遮断された遊技球が遊技球タンク内に残っている段階で、遊技球タンク内の遊技球貯留量の不足(球切れ)を遊技球検知部材が検知することができる。これにより、遊技球の払い出しが途切れることもなくなり、遊技球の払出しを円滑に行うことができる。
本発明に係る遊技機によれば、遊技球タンクに貯留された遊技球が排出口に集中的に流入するのを防止して球詰まりの発生を抑制し、遊技球の払い出しを円滑に行うことができる。また、遊技球タンクおよびタンクレール下方に大型化された液晶表示装置や各種制御基板等の遊技機構成部品を配置するスペースを確保することができる。
以下、本発明をパチンコ遊技機に適用した第1実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
まず、本実施形態のパチンコ遊技機1(以下、遊技機1とする)の前面側の構造について説明する。図1は、遊技機1の正面斜視図である。遊技機1の前面側には、略長方形状の木製の外枠2に対して開閉可能に組み付けられる内枠4と、内枠4に対して開閉可能に組み付けられる前面扉3と、遊技盤面上に発射される遊技球を貯留する上皿30と、賞球として払い出された遊技球を貯留する下皿31と、遊技球の発射強度を調整する発射ハンドル32等が配置されている。前面扉3と内枠4とは、それぞれ外枠2に設けられた開閉軸5によって開閉可能に軸支されている。また、内枠4には略円形状の遊技領域が形成された遊技盤6が保持されており、遊技盤6の略中央には大型の図柄表示装置7が取り付けられている。なお、本実施形態では、図柄表示装置7として、15インチの液晶表示装置を採用している。
次に、遊技機1の裏面側の構造について説明する。図2は、本発明の遊技機1の背面図である。内枠4(図1参照)の裏面側には、各種制御基板ケースや、後述する遊技球タンク12が取り付けられる裏機構盤8が設けられている。裏機構盤8の略中央には、カバーケース9が取り付けられている。カバーケース9の内側には、図示しないサブ制御基板ケースや主制御基板ケース、図柄表示装置7(図1参照)などがそれぞれ取り付けられている。カバーケース9の下方には電源基板ケース10と払出制御基板ケース11が設けられている。これらの基板ケースには、各種制御基板が収納されている。
また、カバーケース9の上方には、遊技球タンク12が設けられており、遊技球タンク12内部には、遊技場島設備に備えられた補給装置から供給される払出し用の遊技球が貯留される。遊技球タンク12の右下方には、遊技球タンク12に接続されるタンクレール13が設けられている。タンクレール13は、遊技球タンク12から排出された遊技球を遊技球払出装置14まで流下させるもので、遊技球払出装置14に向かって下方に傾斜している。
タンクレール13の下流側であって、カバーケース9の右側には、遊技球払出装置14が設けられている。遊技球払出装置14は、ゴト行為などの不正行為を防止するために、前面扉3(図1参照)及び内枠4を開閉可能に軸支する開閉軸5側に設けられている。また、タンクレール13の下流側であって、遊技球払出装置14の上方には、タンクレール13を流下してきた遊技球の進行方向を変えて遊技球払出装置14に誘導するためのケースレール15が設けられている。
次に、図3を用いて遊技球タンク12の構造を説明する。遊技球タンク12は、図3に示すように、上面が開口した略長方形状のプラスチック製の箱体であり、長辺側壁部16,17、短辺側壁部18,19および底部20によって形成されている。そして、遊技球タンク12内には、遊技球タンク12内における遊技球貯留量が不足していることを検知する球切れ検知スイッチ21が長辺側壁部16の内面に設けられている。また、遊技球タンク12内部において、後述する排出口23の上方には、調整部材22が設置されている。なお、球切れ検知スイッチ21は、本発明の遊技球検知部材の一具体例を構成している。
また、短辺側壁部19下部であって長辺側壁部17側(図3の手前側)の角部には開口部23aが設けられており、底部20の短辺側壁部19側の角部には開口部23aと連続して開口する開口部23bが設けられている。開口部23aは、長辺側壁部16,17を結ぶ垂直線と平行な方向(遊技球流下方向と直交する方向、つまり底部20の短手方向)を長辺とした長方形状としており、開口部23bは、短辺側壁部18,19を結ぶ垂直線と平行な方向(遊技球流下方向と平行な方向、つまり底部20の長手方向)を長辺とした長方形状としている。これら開口部23aと開口部23bとにより、遊技球タンク12内に貯留された遊技球をタンクレール13に排出する排出口23が形成されている。
このように、互いに連続する開口部23aと開口部23bとによって排出口23を形成したことにより遊技球の排出スペースが広くなるので、開口部23bのみから遊技球が排出される場合、または開口部23aのみから遊技球が排出される場合に比べ、球詰まりが発生しにくくなっている。
また、底部20は、遊技球タンク12内に遊技球を停滞させないために、排出口23が下流となるように若干傾斜させて形成されている。このように、底部20に緩やかな傾斜を持たせることで、貯留された遊技球を排出口23へ円滑に誘導することができる。また、底部20に傾斜を持たせたので、遊技球タンク12下方のスペースが拡大し、その分、大型の図柄表示装置7などの遊技部品を組み付けることができる。
図4は、排出口23とタンクレール13の上流側端部とを接続した状態を示している。図4に示すように、タンクレール13は遊技球タンク12の右側下方(下流側)に配置される。このタンクレール13は上述した裏機構盤8に対して組み付けられるもので、タンクレール13の組み付けが完了すると、タンクレール13の上流側端部が排出口23に接続された状態となる。これにより、遊技球タンク12内の遊技球をタンクレール13に排出可能となる。なお、排出口23とタンクレール13の上流側端部とを接続した状態では、長辺側壁部16の開口部23aと底部20の開口部23bとはタンクレール13の上流側端部によって覆われた状態となっている。
以上のようにして排出口23とタンクレール13の上流側端部とを接続することで、遊技球払出装置14に向けて遊技球を流下させるタンクレール13を遊技球タンク12に隣接した状態で設けることができる。したがって、遊技球タンク12の下方に空きスペースができるので、大型の図柄表示装置7を設置するスペースを確保することができる。
また、本実施例では、開口部23bからタンクレール13の底部までの距離は遊技球1個分程度に設定されている。仮に、開口部23bからタンクレール13の底部までの距離を遊技球1個分以下の距離とすると、タンクレール13に流下した遊技球の上部が底部20を超えてしまう。その結果、開口部23bの一部を遊技球が遮ってしまうことになり、排出口23で球詰まりが発生してしまう恐れがある。そこで、開口部23bからタンクレール13の底部までの距離を遊技球1個分以上の距離とすることで、開口部23bの下方に1個の遊技球を流下させることができるため、開口部23bを遊技球が遮ることなく遊技球の流下を円滑に行うことができる。
次に、球切れスイッチ21の構造について説明する。図3、図5a、図5bに示すように、球切れスイッチ21は、長辺側壁部16の内面に形成されるケース体21aと、このケース体21aに揺動可能に組み付けられるスイッチ片25と、このスイッチ片25と常時接触する弾性を有する接触片24aを有し、この接触片24aがスイッチ片25の揺動に連動して作動することでオン・オフされる検知センサ24とから構成される。また、図3に示すように、球切れスイッチ21は排出口23が形成されている側(長辺側壁部17側)と対向する長辺側壁部16側に配置されている。球切れスイッチ21と排出口23の配設位置をこのような対向位置関係にすることで、球切れスイッチ21が排出口23に向かう遊技球の流下を遮ってしまうことを防止できる。したがって、遊技球の流下を円滑に行うことができる。なお、球切れスイッチ21は、本発明の遊技球検知部材の一具体例を構成している。
図5aに示すように、遊技球タンク12内に遊技球が十分に貯留されている状態では、スイッチ片25は遊技球によって長辺側壁部16側(図5aの左側)に押圧されて、長辺側壁部16の内面と略平行となる。このとき、検知センサ24の接触片24aは自身の弾発力に抗して長辺側壁部16側(図5aの左側)に押圧され、検知センサ24はオン状態となる。そして、このオン状態を示す信号が、図示しない球切れ報知ランプを点灯または消灯させる報知ランプ駆動基板や島設備などに出力される。なお、検知センサ24がオン状態であることは、遊技球タンク12内に遊技球が十分に貯留されていることを示している。
一方、遊技球タンク12内における遊技球の貯留量が不足してスイッチ片25の近傍に遊技球が存在しない状態では、図5bに示すように遊技球によるスイッチ片25への押圧が解かれ、検知センサ24の接触片24aが自身の弾発力によって長辺側壁部16と対向する方向(図5bの右側)に突出する。これにより、スイッチ片25は長辺側壁部16と対向する方向(図5bの右側)に揺動する。このとき、検知センサ24はオフ状態となり、このオフ状態を示す信号が図示しない球切れ報知ランプを点灯または消灯させる報知ランプ駆動基板や島設備などに出力される。なお、検知センサ24がオフ状態であることは、遊技球タンク12内の遊技球貯留量が不足していることを示している。そして、このオフ状態が1秒以上続くとタンク球切れエラーとなり、図示しない球切れ報知ランプが点灯される。また、島設備に設けられた遊技球補給装置が作動して、遊技球タンク12に遊技球が補給される。
次に、調整部材22の構造について説明する。
図6aに示すように、調整部材22は、上面が開口した長方形角型の桶状に成形されたプラスチック製のもので、底面を囲む四側面のうちの長辺一側壁(図6aの左奥側)を開口したものである。この調整部材22は、遊技球タンク12内に嵌入可能な大きさに成形されており、高さ方向の寸法を、遊技球タンク12の高さ方向の寸法の約2分の1寸法としている。また、調整部材22の短手方向の寸法(短辺側壁22a,22bの幅寸法)は、遊技球タンク12の開口部23bの長手方向の寸法よりも若干長くしている。また、調整部材22の長手方向の寸法(長辺側壁22cの幅寸法)は、遊技球タンク12の長辺側壁部16,17間の寸法(底部20の短手方向の寸法)よりも若干短くなっている。
さらに、調整部材22の短辺側壁22a,22bの外面上部対向位置には、外側に突出する2つの第1凸部28aがそれぞれ設けられている。また、短辺側壁22a,22bの外面対向位置であって2つの第1凸部28aの斜め下方には、外側に突出する2つの第2凸部26がそれぞれ設けられている。更に、長辺側壁22cの外面上部には、第1凸部28aと同一形態の第3凸部28bが設けられている。
一方、図6bに示すように、遊技球タンク12における調整部材22取り付け位置には、上述の第1凸部28aに対応する2つの凹部29aと、上述の第2凸部26に対応する2つの取付孔27と、上述の第3凸部28bに対応する凹部29bがそれぞれ設けられている。2つの凹部29aは、遊技球タンク12の長辺側壁部16,17の下流側(図6bの右側)上端に設けられ、凹部29bは短辺側壁部19の上端に設けられる。また、2つの取付孔27は、遊技球タンク12の長辺側壁部16,17の下流側上部であって、凹部29aより更に下流側に設けられる。
以上のような構成の調整部材22を遊技球タンク12に組み付ける際には、調整部材22の第2凸部26を遊技球タンク12の取付孔27に挿入して、調整部材22の第1凸部28aを遊技球タンク12の凹部29aに係合させるとともに、調整部材22の第3凸部28bを遊技球タンク12の凹部29bに係合させる。これにより、調整部材22は遊技球タンク12の上面開口方向に抜け止めされるとともに、遊技球タンク12内への脱落が防止され、遊技球から受ける衝撃などによってガタツキが生じることもなく、強固に固定される。
以上のようにして調整部材22を遊技球タンク12に組み付けると、図3に示すように、調整部材22は遊技球タンク12の内部において、その底面が遊技球タンク12の高さ方向の略中間に位置し、開口部23b(排出口23)の上方を覆った状態となる。また、図7に示すように、調整部材22を遊技球タンク12に組み付けると、調整部材22の底面が遊技球タンク12の上流側に向かって下方に傾斜した状態となる。更に、図3に示すように、調整部材22を遊技球タンク12に組み付けた状態では、調整部材22の上流側開口端(図3における遊技球タンク12上流側に向けて開口する調整部材22の開口端)と、球切れスイッチ21の下流側端部(図3におけるケース体21aの右側端部)との間に所定の間隔Lが設けられる。
次に、遊技球タンク12内における遊技球の動きについて説明する。図7は、遊技球タンク12内に遊技球が貯留され、排出口23へ遊技球が流下する様子を示している。遊技球タンク12内に貯留された遊技球は、底部20の傾斜によって排出口23へ向けて流下するが、排出口23に向かって多量の遊技球が流下してくると、流下してきた遊技球は、調整部材22によって流下方向が分岐される。具体的には、流下してきた遊技球の一部が、調整部材22の上方に押し上げられ、それ以外の遊技球は排出口23方向へと流下する。この結果、排出口23に向かって流下してきた遊技球のうち、排出口23まで到達する遊技球の量が減少する。したがって、多量の遊技球が排出口23に集中することがなく排出口23にかかる球圧を減少させることができ、排出口23における球詰まりの発生を抑制することができる。また、前述した補給装置によって排出口23の真上から遊技球が補給される場合であっても、調整部材22が補給された遊技球を受け止めるので、排出口23に遊技球が直接流入してしまうことを防止できる。
また、調整部材22の短手方向の寸法(短辺側壁22a,22bの幅寸法)を、遊技球タンク12の開口部23bの長手方向の寸法よりも若干長くしており、調整部材22の長手方向の寸法(長辺側壁22cの幅寸法)を、遊技球タンク12の長辺側壁部16,17間の寸法(底部20の短手方向の寸法)よりも若干短くしている。これにより、調整部材22の底面の面積は、遊技球タンク12の開口部23bの開口面積よりも大きくなり、開口部23b周辺の底部20全体を上方から覆うことなる。このため、遊技球タンク12内で排出口23に向かって流下してくる遊技球の流下方向を、排出口23に到達する以前に確実に分岐させることができるので、排出口23にかかる球圧の分散を効率よく行うことができる。仮に、底部20を覆う調整部材22(の底面)の面積が開口部23bよりも小さいと、調整部材22によって遊技球の流下方向を分岐させる前に遊技球が開口部23bに到達してしまうため、球圧の分散が効率よく行えないこととなる。
また、図7に示すように、調整部材22の底面は、遊技球タンク12の上流側に向かって下方に傾斜しているので、遊技球払出装置14の作動によって遊技球タンク12内の遊技球が排出口23から排出されるにつれて、調整部材22の上方に分岐された遊技球は底部20に向けて流下(落下)する。そして、調整部材22上から底部20に流下した遊技球は排出口23に向かって流下することとなる。このため、調整部材22の上方に分岐された遊技球が調整部材22上に停留することがないので、調整部材22の上方に分岐された遊技球を確実に排出口23から排出させることができる。
また、図3に示すように、遊技球タンク12の長手方向(遊技球流下方向)にかけての調整部材22の長さを、球切れスイッチ21の配設位置に至らない長さとして、調整部材22の上流側開口端と球切れスイッチ21の下流側端部との間に所定の間隔Lを形成しているので、遊技球タンク12内における遊技球貯留量が過度に少なくなる以前に、遊技球貯留量の不足を検知することができる。これにより、遊技球の払い出しが途切れることがなくなり、遊技球の払い出しを円滑に行うことができる。
つまり、排出口23への流下量調整のために調整部材22上方に分岐された遊技球が遊技球タンク12の底部20に流下するのは、調整部材22上方に分岐されていない遊技球の量が減少した場合である。そして、仮に、調整部材22上から流下してきた遊技球が球切れスイッチ21のスイッチ片25を押圧して球切れスイッチ21をオン状態とすると、遊技球タンク12内の遊技球貯留量は未だ不足してない状態となり、島設備の補給装置からの遊技球の補給も行われない。このような状況下において球切れスイッチ21が遊技球貯留量不足を検知するのは、遊技球タンク12内に遊技球が殆ど残っていない状態となってからであり、これでは、遊技球の払い出しが一時的に中断されることとなる。これに対して、本実施形態では、上述したように調整部材22と球切れスイッチ21とを所定の間隔Lが形成されるように離して配置しているので、調整部材22から落下してくる遊技球が直接球切れスイッチ21に検知されることはない。したがって、早期に遊技球貯留量の不足を検知することができ、遊技球の払い出しを円滑に行うことができる。
なお、本実施形態に使用する遊技球の直径は11mmであり、上述した間隔Lは遊技球4個程度の間隔(44mmから50mm)に設定されている。間隔Lをこのような間隔とすることで、調整部材22から落下してくる遊技球が直接球切れスイッチ21に検知されることを防ぐことができる。また、間隔Lの大きさとしては、少なくとも遊技球2個以上の間隔(約22mm以上)とすることが望ましい。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、遊技球タンク12と調整部材22とを別部材としていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技球タンク12と調整部材22とを一体成形して設けてもよい。これにより、部品点数を増加させることなく、排出口23付近にかかる遊技球の球圧を分散させることができる。
また、上述した実施形態では、排出口23を設ける位置を、底部20と短辺側壁部19の角部としていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、短辺側壁部19下部の略中央を開口した開口部と、底部20の短辺側壁部19側の略中央を開口させた開口部とを連続させることにより、排出口を形成するものとしてもよい。このような形態としても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
また、上述した実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用した例を説明したが、アレンジボール遊技機や、遊技球を遊技媒体として用いる回胴式遊技機に本発明を適用できることは言うまでもない。
以上、本発明について各種の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
遊技機1の正面斜視図である。 遊技機1の背面図である。 遊技球タンク12の斜視図である。 遊技球タンク12とタンクレール13の正面図である。 遊技球タンク12内に遊技球が貯留されている状態でのタンク球切れスイッチ21の動作を示す説明図である。 遊技球タンク12内に遊技球が貯留されていない状態でのタンク球切れスイッチ21の動作を示す説明図である。 調整部材22の斜視図である。 調整部材22を装着していない遊技球タンク12の斜視図である。 遊技球タンク12内に遊技球が貯留されている状態での遊技球の動きを示す説明図である。
符号の説明
1 遊技機
12 遊技球タンク
20 底部
16、17 長辺側壁部
18、19 短辺側壁部
22 調整部材
23 排出口
23b 開口部
21 球切れスイッチ(遊技球検知手段)
13 タンクレール

Claims (4)

  1. 遊技球払出装置に供給される遊技球を貯留する遊技球タンクと、前記遊技球タンクから排出される遊技球を前記遊技球払出装置側に流下させるタンクレールとを備え、
    前記遊技球タンクは、該遊技球タンク内に貯留された遊技球が前記遊技球払出装置側に向かって流下するように構成された遊技機において、
    前記遊技球タンクの内部に設けられ、遊技球の流下量を調整する調整部材を備え、
    前記遊技球タンクは、該遊技球タンク内の遊技球を前記タンクレールに排出させる排出口を有し、
    前記調整部材は前記排出口の鉛直上方に配設されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記排出口は、前記遊技球タンクの遊技球流下方向下流側の底面と該底面に接続する側面とに連続して開口形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記調整部材は、前記遊技球タンク内を流下する遊技球の流下方向を分岐させることで前記排出口に負荷される球圧を低下させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技球タンクの遊技球流下方向と略平行な側面内壁に、該側面内壁と直交する方向に揺動可能な遊技球検知部材を設け、
    前記遊技球検知部材における遊技球流下方向の下流側端部と前記調整部材における遊技球流下方向の上流側端部との間に所定の間隔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の遊技機。
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