JP2007229039A - 額縁 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出成形の利点を活かした高品質の組立式額縁を提供する。
【解決手段】額縁を構成する4本のフレーム1,2は、第1部材8と第2部材9と第3部材10とから成っており、隣り合ったフレーム1,2は端面が45度ずつカットされている。隣り合ったフレーム1,2はコーナー継手3で連結されている。第1部材8と第3部材10とは第1ヒンジ部11によって連結され、第1部材8と第2部材9とは第2ヒンジ部12によって連結されている。第2部材9と第3部材10とがフレーム1,2の外観を構成しており、第1部材8は内部に隠れている。コーナー継手3は足部5,6を備えており、第1部材8と第3部材10との間に、コーナー継手3の足部5,6が嵌入する連結用中空部28,29を形成している。
【選択図】図5

Description

本願発明は、写真や絵画、書、証書類等のシート状表装物を額装するのに使用する額縁(写真縦も含んでいる)に関するものである。
額縁は一般に上下左右の4本のフレームで構成されており、フレームを合成樹脂で製造して、隣り合ったフレームをコーナー継手で連結することが広く行われている。そして、フレームは表装物の縁部を押さえ固定する機能が必要であり、そこで、例えば特許文献1に開示されているように、フレームを、表装物の縁部を裏側から支持する裏部材と、表装物の縁部を表面側から押さえる表部材とに構成し、これら裏部材と表部材とを屈曲自在なヒンジ部を介して一体に繋ぐことが提案されている。
フレームはそれ自体として見栄えが必要であるため、ある程度のボリュームが必要であり、また、フレームを樹脂の一体成形品とした場合、表部材は裏部材に対して折り重ねた閉じ状態に保持できる必要があり、このため特許文献1では、表部材と裏部材とに、表部材の開閉動によって弾性変形する爪を設けており、また、裏部材(下壁3)に、表部材(開閉表板2)に向けて突出した補強片8を一体に形成している。
前記特許文献1の額縁は、フレームで囲われた部分の全体に広がる裏板(裏張板7)を備えており、そこで、フレームの裏部材(下壁3)に、裏板の縁部に嵌まる裏板保持溝6を形成している。従って、特許文献1では、裏板が各フレームを連結する機能を果たしており、コーナー継手は不要である。
実開昭63−106909号公報 実公平4−37491号公報
特許文献1のフレームは、その断面形状からして押し出し成形法によって製造されていると解されるが、押し出し成形法によって製造した場合は、長尺の中間品を所定の長さ及び形状にカットしなければならず、このため、加工の手間がかかるという問題がある。また、押し出し成形法では寸法の安定性が必ずしも良くないことから、ヒンジ部の肉厚にバラツキが生じて開閉に大きな力を要したり、ヒンジ部が硬すぎて表部材を開閉できなくなったりする虞がある。
これに対して、フレームを射出成形法で製造すると、カット等の後加工は不要であるため加工の手間を軽減でき、また、寸法安定性に優れているため品質も良いといえる。しかし、射出成形では、一般に、一対の金型を密着離反させて成形と型抜きとを行うものであるため、型抜の容易性・確実性の点から、断面形状構造が限定されてしまうという問題がある。
また、特許文献2には、裏部材に裏板を一体成形してなおかつ裏部材に表部材がヒンジ部を介して一体に繋がったタイプの額縁が開示されており、この公報では額縁は単一構造体になっているが、組み立て式のものには適用できないため運搬や保管に際してスペースの利用効率が悪い点や、金型の投影面積が大きいためある程度以上に大きいものは製造が難しくなるという問題がある。
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
本願発明の額縁は、基本構成として、3本以上のフレームと、隣り合ったフレームを連結するコーナー継手とを備えており、前記各フレームは、それぞれ合成樹脂を素材とした射出成形法によって単一構造体として製造されている。
そして、請求項1の発明では、構成の特徴として、前記各フレームは、表装物を裏側から支持する第1部材と、前記表装物を表面側から押さえる第2部材と、第1部材を挟んで第2部材と反対側に配置された第3部材とを備えており、第1部材と第3部材との相互間は屈曲自在な第1ヒンジ部で一体に繋がり、第2部材と第3部材との相互間を屈曲自在な第2ヒンジ部によって一体に繋がっており、更に、第1部材と第3部材とには、両者を折り重ねた状態に保持する第1係合手段が形成され、第1部材と第2部材には、両者を折り重ねた状態に保持する第2係合手段が形成されており、これら両係合手段は弾性に抗しての変形によって係脱可能になっている。
請求項2の発明は、上下2本の横フレームと左右2本の縦フレームとを備えていて全体として四角形を成された額縁に請求項1を適用したもので、各フレームの両端は、隣り合ったフレームの端面同士が対向するように45度の角度でカットされている一方、前記コーナー継手は、隣り合ったフレームの端面が重なる板部を備えている。
そして、前記各フレームにおける第1部材と第3部材とを折り重ねた状態で、それら第1部材と第3部材との間には前記コーナー継手の板部に向けて開口した連結用中空部が形成されている一方、前記コーナー継手の板部には、前記フレームの連結用中空部に嵌まる足体が一体に形成されており、第1部材又は第3部材若しくは両方とコーナー継手の足体とに、それらを離反しない状態に保持する第3係合手段が形成されている。
各フレームを独立した構成として隣り合ったコーナー継手で連結する場合、結合の容易性や組み立て強度の点から、コーナー継手は、直交した方向に延びる足部を有する略L形の形態として、フレームにはコーナー継手の足部が嵌入する中空部を設けるのが好ましく、かつ、隣り合ったフレーム同士がコーナー継手を介して連結された状態で表装物の出し入れをできることが好ましい。
しかし、フレームを射出成形法で製造した場合、裏部材と表部材とがヒンジ部を介して連結された構成では、隣り合ったフレームがコーナー継手で連結された状態で表装物を出し入れできるには、裏部材に、コーナー継手の足部が嵌入する中空部を形成せねばならないが、このような中空部を形成することは射出成形法では非常に難しい(不可能ではないが、多数の型が必要になって成形装置が著しく複雑化し、現実性は殆ど無い)。そこで、従来は、フレームの断面形状を任意に設定できるように押し出し成形法が採用されていたといえるので、その場合に幾つかの問題があることは前記した通りである。
これに対して本願発明のようにフレームを第1〜第3の部材で構成すると、請求項2に明示したように、第1部材と第3部材とを折り重ねて(折り畳んだ)、第1部材と第3部材との間に形成された連結用空間を利用してフレームをコーナー継手で連結することにより、隣り合ったフレームを互いに連結して額縁としての形態を保持しつつ、第2部材を開閉して表装物の装填・取り外しを行うことができる。
このように本願発明によると、射出成形法で製造することの利点(寸法安定性、加工容易性等)を保持しつつ、組み立て式の額縁を使用容易なものとすることができる。
ところで、特許文献2の場合、表部材を裏部材に係止するための係合部(凹所及び爪)は、成形後の製品の弾性変形を利用したいわゆる無理抜きによって形成しており、このため、凹所と爪との引っ掛かり深さをあまり深くできずに表部材が開いてしまう不測の事態が生じる虞がある。これに対して本願発明のようにフレームを3つの部材で構成すると、3つの部材を展開した状態に製造するにおいて、係合爪や係合穴のような係合手段は型抜きの容易性を損なうことなく形成することが可能になるため、第2部材が自然に開き回動してしまうような不具合は生じず、高い品質を確保することができる。
直交した姿勢に隣り合った2本のフレームの端面を45度にカットされた傾斜面としてこれらを突き合わせる場合、ごく僅かのずれによって両フレームの端面が揃わずに体裁が悪くなる場合がある。これに対して請求項2のように構成すると、コーナー継手の板部の端面が外側に露出して、フレームの端面はコーナー継手の板部に突き当たるため、フレームがコーナー継手に正確に位置決めされる利点がある。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6では第1実施形態(主たる実施形態)を示していく。まず、この第1実施形態について説明する。
(1).第1実施形態の概要
図1(A)は表装物Pを装填した額縁の正面図であり、この図1(A)に示すように、ガードレールに額縁は、上下2本の横フレーム1、左右2本の縦フレーム2、及び、直交した姿勢に隣り合った横フレーム1と縦フレーム2とを連結する4個のコーナー継手3で構成されている。各フレーム1,2の端面1a,2aは45度の傾斜面にカットされている。各フレーム1,2及びコーナー継手3のいずれも例えばポリプロピレンのような樹脂を素材として射出成形法で製造されている。
図1のうち(B)は分離した状態での部分正面図、(C)は(B)のC−C視平面図であり、これらの図に示すように、コーナー継手3は、隣り合ったフレーム1,2の端面1a,2aで挟まれた板部4と、板部4の広幅面に一体に設けた一対ずつの第1足部5と第2足部6とで構成されている。板部4のうち額縁の内部に向いた端面は正面視で直角に切欠いた状態になっている。これは、額縁の内周面を直角と成すためである。
コーナー継手3において、第1足部5は内側寄りに位置して第2足部6は外側寄りに位置している。そして、第1足部5の先端部には、正面視で額縁の外側方向に向いた鉤状の第3係合爪7が形成されている。また、第1足部5のうち先端側の半分程度は正面視で他の部分よりも厚さが薄くなっている(第3係合爪7の逃げ回動を許容するためである)。第3係合爪7と第1足部5との間にはごく狭い間隔が空いている。
(2).フレームの断面構造
次に、図2以下の図面を参照してフレーム1,2の構造を説明する。図2のうち(A)はフレーム1,2を展開した状態での額縁の部分的な分離正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図、図3のうち(A)の下部に位置した横フレーム1の一部破断斜視図、(B)及び(C)はコーナー継手3の斜視図、図4のうち(A)は図1(A)のうち図2(A)のB−B矢視箇所に対応したIV−IV視断面図、(B)は図1(A)のうち図2(A)のC−C矢視箇所に対応したIV−IV視断面、図5のうち(A)は額縁のうち右下のコーナー部の一部破断正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、図6は表装物Pを出し入れできる状態での下横フレーム1の断面図である。
横フレーム1及び縦フレーム2は基本的には同じ構造であり(長さが相違するだけである)、例えば図2及び図4から理解できるように、フレーム1,2は、額縁と成した状態で台紙Dを介して表装物Pを支持する第1部材8と、表装物Pを表面側から押さえる第2部材9と、第1部材8を挟んで第2部材9と反対側に位置した第3部材10とを備えており、略角形の外観を呈している。
第1部材8と第3部材10とは屈曲自在な薄肉の第1ヒンジ部11を介して一体に繋がっており、第2部材9と第3部材10とは屈曲自在な薄肉の第2ヒンジ部12を介して一体に繋がっている。両ヒンジ部11,12はフレーム1,2の長手方向に沿って長く延びている。フレーム1,2の第1部材8は基本的には板状に形成されており、この第1部材8に、台紙Dの位置決め等を司る第1壁板13が突出している。
第2部材9は、額縁の外周を構成する背面板15と、額縁の前面を構成する前面板16と、表装物Pを押さえる前フランジ17とで断面略コ字状に形成されている。前面板16の内面の前後略中間部に、第1部材8に向けて延びる第2壁板18が形成されている。額縁と成した状態(すなわち折り畳んだ状態)で第1部材8と第2部材9の前面板16とは平行に延びており、かつ、両者の間には間隔が空いている。そして、第1部材8と第2部材9の前面板16との間隔は、第1壁板13及び第2壁板18で規制されている。また、第2部材9における前面板16と前フランジ17との連接部の内面には、第1壁板13の先端が当たるリブ19が適当な間隔で飛び飛びに形成されている。
第3部材10は、第1部材8に第1ヒンジ部11を介して繋がった前板20と、第2部材9に第2ヒンジ部12を介して繋がって裏板21とで断面略L字状に形成されており、裏板21が額縁の裏面になっている。第3部材10における裏板21の内面のうち幅方向の中間部には、第1部材8に当たる第3壁板22が形成されている。第3部材10の裏板21と第1部材8の基板部とは平行になっており、両者の間隔は第3壁板22で規制されている。
第1部材8と第3部材10の前板20との連接部には、折り畳んだときに第1ヒンジ部11を介して直角に繋がるように45度の角度で傾斜した面取り部8a,20aが形成されている。同様に、第2部材9と第3部材10の裏板21との連接部にも、折り畳んだときに第2ヒンジ部12を介して直角に繋がるように45度の角度で傾斜した面取り部9a,21aが形成されている。
(3).フレームにおける各部材の係止構造
第1部材8と第3部材10は第1係合手段によって折り重ねた状態に保持されている。第1係合手段例として、本実施形態では、例えば図4(B)に示すように、第3部材10の裏板21には第1係合爪24を突設して、第1部材8には、第1係合爪24が弾性に抗しての変形によって引っ掛かり係合する第1係合穴25を形成している。第3部材10には、第1係合爪24を形成するために抜き違い穴24aが形成されている。
第1係合爪24は第3壁板22の前端縁から突設しており、適当な間隔で飛び飛びで設けている。また、第3部材10の第3壁板22と第2部材9の第2壁板18とは正面視で略同じ位置に配置されており、そこで、第1係合穴25は段違い状に形成することにより、第1係合爪24が第1部材8を貫通しないように配慮されている。
第1部材8と第2部材9とは第2係合手段によって折り畳み状態に保持されている。この第2係合手段の一例として、本実施形態では、第1部材8に、第2部材9の第2壁板18の先端縁が引っ掛かり係合する第2係合爪26を形成している。第2係合爪26は第2部材9の前面板16に向けて突出しており、かつ、第2部材9の第22部板18の引っ掛かりを案内するように傾斜している。なお、第2壁板18と第2係合爪26とは、両者が弾性変形することで引っ掛かり係合するようになっている。また、第1部材8には、第2係合爪26を形成するために抜き違い穴27を形成している。
本実施形態では、第2部材9のリブ19が第1壁板13の先端縁に引っ掛かることによっても、第1部材8と第2部材9とが折り畳み状態に保持されている。従って、第2壁板18と第2係合爪26、及び、リブ19と第1壁板13とはそれぞれ第2係合手段を構成している。リブ19と第2係合爪26とはフレーム1,2の長手方向の同じ部分に位置しており、また、第1係合爪24及び第1係合穴25とは離反している。つまり、第1係合手段と第2係合手段はフレーム1,2の長手方向に飛び飛びの状態でずれているのであり、このため、第1部材8と第3部材10との折り畳み状態(係合状態又は結合状態)を保持しつつ、第2部材9のみ開閉操作することできるのである。
なお、フレーム1,2は単一構造なので断面表示(平行斜線)は同じ方向に描くのが原則であるが、図4及び図5では、各部材8,9,10はそれぞれ異なった平行斜線で表示している。これは各部材8,9,10の関係を明確に表示するためである。
(4).フレームとコーナー継手との連結構造
図4や図5に示すように、第1部材8と第3部材10とを折り畳んだ状態(結合した状態)で、両8,10の間には、第1壁板13を挟んで第1連結用中空部28と第2連結用中空部29とが全長にわたって形成されている。
そして、第1連結用中空部28にコーナー継手3の第1足部5が横ずれ不能に嵌まり込み、第2連結用中空部29にコーナー継手3の第2足部6が横ずれ不能に嵌まり込むように設定されている。更に、第1部材8の第1壁板18には、コーナー継手3の第1足部5に形成した第3係合爪7が引っ掛かり係合する切欠き30を形成している。従って、第3係合爪7と切欠き30とが、フレーム1,2とコーナー継手3とを連結するための第3係合手段の例になっている。
図5(A)から理解できるように、コーナー継手3の第2足部6は主として位置決めの機能を担っており、第1足部5が抜け止めの機能を担っている。そして、既述のとおり、第1足部5の前半部を正面視で薄く設定しているため、第3係合爪7がその弾性に抗して逃げ回動して切欠き30に係脱することが許容されている(第1足部5の付け根側の半分程度は第1連結用中空部28にずれ不能に嵌まっているため、フレーム1,2とコーナー継手3とはきっちりと位置決めされる)。
(5).フレームの成形及びまとめ並びにバリエーション
各フレーム1,2は図2のように展開した状態で成形される。すなわち、第1部材8の基板部、第3部材10の裏板21、第2部材9の前面板16が平行に延びると共に、各壁板13,18,22が平行に延びる姿勢で成形される。敢えて述べるまでもないが、各部材8,9,10の先端面は、折り畳んだときに正面視で同一面となるように45度の角度でカットされている。
図2(B)に示すように、展開した状態のフレーム1,2は、部材8,9,10の一方の面に重なる第1金型31と、部材8,9,10の他方の面に重なる第2金型32とで製造されるもので、両金型31,32は、各壁板13,18,22と平行な方向(図2の黒抜き矢印方向)に相対動する。
第1係合爪24、第1係合穴25、第2係合爪26は、抜き違い穴用の穴を設けることで形成できるため、それら第1係合爪24、第1係合穴25、第2係合爪26は、型抜きの容易性を損なうことなく十分な引っ掛かり代を確保できるのである。また、フレーム1,2とコーナー継手3とを連結するたの切欠き30を形成するにおいても、型抜きの問題は全くない。また、ヒンジ部11,12はごく薄い寸法に仕上げることができるため、フレーム1,2の組み立ての容易性や、第2部材9の開閉作業(表装物Pの装填・取外し)の容易性が損なわれることはない。
本実施形態において、各部材8,9,10の具体的な断面形状は必要に応じて任意に変更できる。例えば、図5(B)に示すように、第2部材8の前面板16を表装物Pに向けて傾斜させることも可能である。この場合、前面板16は成形に際しては図2(B)に一点鎖線で示す状態になるため、成形上の困難性は全くない。
本実施形態では、第2部材9と第3部材10とでフレーム1,2の外観が構成されて、第1部材8は内部に隠れた状態になっている。このため、フレーム1,2の外観はシンプルになっていて体裁が良い。また、第1ヒンジ部11は表装物Pの裏側に位置して外部からは視認できず、また、第2ヒンジ部12はフレーム1,2の裏側に位置していたこれも視認し難いため、ヒンジ部11,12を設けたことに起因して美観が悪化することはない。また、第1係合穴24を形成するために第3部材10に形成した抜き違い穴24aはフレーム1,2の裏側に開口しているため、この抜き違い穴24aによって美観が悪化することも全くない。
図7ではコーナー継手3の変形例を示している。すなわちこの例は、コーナー継手3における板部4の外端部の正面形状の別例であり、(A)では円弧状に形成して(B)では面取り状に形成している。このように、本願発明では、コーナー継手3における板部4の正面形状を変えることにより、フレーム1,2のコーナーの形状を簡単に変化させることができる。この点、本願発明の利点の一つである。
なお、板部4の厚さは任意に設定できる。適度の厚さを持たせたり色彩をフレーム1,2とは異ならせることで、額縁にアクセント効果を持たせることも可能である。この点も本願発明の利点の一つである。
(6).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えばフレームを構成する各部材の断面形状や各係合手段の具体的な態様は様々に変更することが可能である。コーナー継手に設ける足部の形態や本数なども必要に応じて任意に設定できる。コーナー継手3とフレームとを接着剤等で接着することも可能である。
また、請求項1では、例えば各フレームの端面を長手方向と直交した平面と成す一方、コーナー継手に、額縁のコーナー部となる正面視略四角形(或いは正面視扇形)のブロック部を設けて、このブロック部に足部を設けることも可能である。額縁に衝立部を一体に又は別体に設けて机上におけるようにすることも可能である。
額縁の概略を示す図である。 (A)はフレームを展開した状態での分離正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 横フレームの一部破断斜視図及びコーナー継手の斜視図である。 図1(A)をIV−IV矢視方向から断面図である。 (A)は一部破断部正面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 表装物を出し入れできる状態でのフレームの断面図である。 変形例を示す図である。
1,2 フレーム
3 コーナー継手
4 コーナー継手の板部
5,6 コーナー継手の足部
7 第3係合手段の一例を成す第3係止爪
8 第1部材
9 第2部材
10 第3部材
11,12 ヒンジ部
24 第1係合手段の一例を成す第1係合爪
25 第1係合手段の一例を成す第1係合穴
26 第2係合手段の一例を成す第2係合爪
30 第3係合手段の一例を成す切欠き

Claims (2)

  1. 3本以上のフレームと、隣り合ったフレームを連結するコーナー継手とを備えており、前記各フレームは、それぞれ合成樹脂を素材とした射出成形法によって単一構造体として製造されている額縁であって、
    前記各フレームは、表装物を裏側から支持する第1部材と、前記表装物を表面側から押さえる第2部材と、第1部材を挟んで第2部材と反対側に配置された第3部材とを備えており、第1部材と第3部材との相互間は屈曲自在な第1ヒンジ部で一体に繋がり、第2部材と第3部材との相互間を屈曲自在な第2ヒンジ部によって一体に繋がっており、
    更に、第1部材と第3部材とには、両者を折り重ねた状態に保持する第1係合手段が形成され、第1部材と第2部材には、両者を折り重ねた状態に保持する第2係合手段が形成されており、これら両係合手段は弾性に抗しての変形によって係脱可能になっている、
    額縁。
  2. 上下2本の横フレームと左右2本の縦フレームとを備えていて全体として四角形を成しており、各フレームの両端は、隣り合ったフレームの端面同士が対向するように45度の角度でカットされている一方、前記コーナー継手は、隣り合ったフレームの端面が重なる板部を備えており、
    前記各フレームにおける第1部材と第3部材とを折り重ねた状態で、それら第1部材と第3部材との間には前記コーナー継手の板部に向けて開口した連結用中空部が形成されている一方、前記コーナー継手の板部には、前記フレームの連結用中空部に嵌まる足体が一体に形成されており、第1部材又は第3部材若しくは両方とコーナー継手の足体とに、それらを離反しない状態に保持する第3係合手段が形成されている、
    請求項1に記載した額縁。
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