JP6044267B2 - バンド及び時計 - Google Patents

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この発明は、時計バンドなどのバンド及び時計に関する。
例えば、時計バンドにおいては、特許文献1に記載されているように、一端部に凸部が設けられ、他端部に一端部の凸部が配置可能な凹部が設けられた合成樹脂製のバンド駒を順次連結するように構成されたものが知られている。
実用新案登録第3148398号公報
この種のバンド駒は、ウレタン製の一対の外パーツと、この一対の外パーツの間に位置する内パーツと、一対の外パーツの各外側面にそれぞれ取り付けられる金属製の各側面パーツとに分割し、一対の外パーツの間に内パーツをバンド駒の連結方向にずらして配置し、この状態で連結ピンによって内パーツの左右両側に各外パーツを取り付けた後に、各外パーツに各側面パーツをそれぞれ取り付けるように構成されている。
しかしながら、このような時計バンドでは、バンド駒における一対の外パーツを成型する際に、その成型時にヒケによる製品不良を防ぐために、一対の外パーツを中空状に形成して肉厚をほぼ均一にする必要が生じ、これに伴って一対の外パーツの中空部を塞ぐための側面パーツが必要になる。このため、バンド駒を構成するための部品点数が多くなり、バンド駒の組み立て作業が煩雑で面倒であり、生産性が悪いという問題が生じる。
この発明が解決しようとする課題は、成型時のヒケによる成型不良を防ぎ、かつ少ない部品点数で組み立て作業性および生産性の向上を図ることができるバンド及び時計を提供することである。
この発明は、一端部に凸部が設けられ、他端部に前記凸部が配置可能な凹部が設けられたバンド駒を順次連結してなるバンドにおいて、前記バンド駒は、合成樹脂製の上部駒と合成樹脂製の下部駒とを備え、前記上部駒は、前記バンド駒の前記凸部に対応する一対の突起部と、前記バンド駒の前記凹部の両側に位置し、かつ内部に空間部が形成された一対の外装部とを有し、前記下部駒は、前記上部駒の前記一対の突起部間に配置される挿入突起部と、前記上部駒における前記一対の外装部の前記空間部にそれぞれ配置される一対の内装部とを有し、前記上部駒の前記一対の突起部の肉厚は、前記一対の外装部の肉厚より厚く形成され、前記一対の突起部の挿入孔は前記一対の外装部の挿入孔よりも大きいことを特徴とするバンド。
この発明によれば、上部駒と下部駒とを合成樹脂で成型する際に、上部駒と下部駒とにヒケによる成型不良の発生を防ぐことができると共に、上部駒と下部駒とを接合するだけで、簡単にかつ容易にバンド駒を形成することができるので、少ない部品点数で、組み立て作業性および生産性の向上を図ることができる。
この発明を時計バンドに適用した第1実施形態を示した要部の拡大平面図である。 図1に示された時計バンドのバンド駒およびばね棒を示した拡大斜視図である。 図2に示されたバンド駒を上部駒と下部駒とに分解して斜め上方から見た拡大斜視図である。 図2に示されたバンド駒を上部駒と下部駒とに分解して斜め下側から見た拡大斜視図である。 図1に示された時計バンドのA−A矢視における断面を示した要部の拡大斜視図である。 この発明を時計バンドに適用した第2実施形態を示した要部の拡大平面図である。 図6に示された時計バンドのバンド駒を上部駒と下部駒とに分解して斜め上方から見た拡大斜視図である。 図6に示された時計バンドのB−B矢視における断面を示した要部の拡大斜視図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、この発明を時計バンドに適用した第1実施形態について説明する。
この時計バンドは、図1および図2に示すように、複数のバンド駒1をばね棒2で順次連結した構成になっている。
バンド駒1は、図1および図2に示すように、その一端部(図2では左端部)に凸部3が設けられ、他端部(図2では右端部)に凹部4が設けられ、バンド駒1の凸部3がこれに隣接する他のバンド駒1の凹部4に配置された状態で、ばね棒2によってバンド駒1の凸部3とこれに隣接する他のバンド駒1における凹部4の両側に位置する各側部5とが連結されるように構成されている。
このバンド駒1は、図3および図4に示すように、硬質の合成樹脂製の上部駒6と硬質の合成樹脂製の下部駒7とを有し、これら上部駒6と下部駒7とがそれぞれ肉厚の偏りの少ない形状に形成されて接合されるように構成されている。すなわち、上部駒6は、耐薬品性が高くかつ比重の小さい硬質の合成樹脂によって形成されている。この上部駒6は、バンド駒1の凸部3に対応する一対の突起部8と、バンド駒1の凹部4の両側に位置する各側部5に対応し、かつ内部に空間部9が形成された一対の外装部10とを有している。
この場合、上部駒6における一対の突起部8の上部には、図3に示すように、一対の突起部8の先端部(図3では左端部)を除いて、一対の突起部8を連結するための天面部11が後方(図3では右側)に突出して設けられている。これにより、上部駒6における一対の突起部8は、左右の肉厚が上下の肉厚よりも薄く形成されており、天面部11は、上下の肉厚が薄く形成されている。
また、上部駒6の一対の外装部10は、図3および図4に示すように、一対の突起部8における各外側面の後端部(図3では右端部)に一体に形成された各前面部10aと、これら前面部10aの各上部および一対の突起部8の天面部11の各外端部に一体に形成されて各突起部8から後方(図4では右側)に突出する各上面部10bと、これら上面部10bの各外側部および各前面部10aの各外側部とに一体に形成された各側面部10cとを備えている。
これにより、一対の外装部10は、図3および図4に示すように、各前面部10a、各上面部10b、および各側面部10cがそれぞれほぼ均一な肉厚に形成されている。この場合、上部駒6は、一対の突起部8の肉厚が他の部分、つまり天面部11、一対の外装部10である各前面部10a、各上面部10b、および各側面部10cの肉厚よりも少し厚く形成されている。しかし、この上部駒6は、一対の突起部8に後述する第1ピン挿入孔15が形成されることにより、上部駒6全体がその肉厚の偏りの少ない形状に形成され、成型時にヒケが生じないように構成されている。
一方、下部駒7は、上部駒6と同じ材料、つまり耐薬品性が高くかつ比重の小さい硬質の合成樹脂からなり、図3および図4に示すように、上部駒6の一対の突起部8間に配置される挿入突起部12と、上部駒6の一対の外装部10における各空間部9にそれぞれ配置される一対の内装部13とを有している。この場合、挿入突起部12の後側上部には、図3に示すように、上部駒6における一対の突起部8の天面部11が配置する装着凹部12aが設けられている。
また、下部駒7における一対の内装部13は、図3および図4に示すように、下部駒7の挿入突起部12の後端面(図4では右端面)から上部駒6における一対の外装部10の各前面部10aに沿って上部駒6の各側面部10cに到達する各前側部13aと、これら前側部13aの各外端部から上部駒6における一対の外装部10の各側面部10cに沿って一体に形成された各側片部13bとを備えている。
これにより、下部駒7は、図3および図4に示すように、挿入突起部12および一対の内装部13の各側片部13bの左右方向における各肉厚がほぼ同じ厚みで形成され、これ以外の一対の内装部13である各前面部10aが薄く形成されている。この場合にも、挿入突起部12には後述する第1ピン挿入孔15が形成され、一対の内装部13の各側片部13bにも後述する第2ピン挿入孔16が形成されることにより、下部駒7全体がその肉厚の偏りの少ない形状に形成され、成型時にヒケが生じないように構成されている。
このような上部駒6と下部駒7とは、図2〜図4に示すように、上部駒6の一対の突起部8間に下部駒7の挿入突起部12を下側から挿入させて、上部駒6の一対の外装部10における各空間部9内に下部駒の一対の内装部13を装着させると、上部駒6の天面部11が下部駒7の挿入突起部12の装着凹部12aに装着し、一対の内装部13の各前側部13aが一対の外装部10の各前面部10aの内面に密着すると共に、一対の内装部13の各側片部13bが一対の外装部10の各上面部10bおよび各側面部10cに密着し、この状態で接合されてバンド駒1を形成するように構成されている。
この場合、上部駒6と下部駒7との各接合面には、図3および図4に示すように、互いに係合して上部駒6と下部駒7とを接合するための複数の係合部14が設けられている。これら複数の係合部14は、上部駒6の接合面に設けられた複数の係合凹部14aと、下部駒7の接合面に設けられた複数の係合凸部14bとを備えている。複数の係合凹部14aは、ほぼ四角形の凹部状に形成されており、複数の係合凸部14bは、各係合凹部14a内に挿入する突起であり、下側に向けて徐々に突出する傾斜部14cを有する構成になっている。
この場合、複数の係合凹部14aは、図3および図4に示すように、上部駒6の接合面である一対の突起部8の各内側面と、上部駒6の接合面である一対の外装部10の互いに対向する側面部10cの各内側面とに設けられている。また、複数の係合凸部14bは、下部駒7の接合面である挿入突起部12の各外側面と、下部駒7の接合面である一対の内装部13の互いに対向する各側片部13bの各外側面とに設けられている。
ところで、上部駒6の一対の突起部8と下部駒7の挿入突起部12とには、図3および図4に示すように、第1ピン挿入孔15が連続して設けられている。また、上部駒6の一対の外装部10における各側面部10cと、下部駒7の一対の内装部13における各側片部13bとには、図1に示すように、バンド駒1の凸部3がこれに隣接するバンド駒1の凹部4に配置された際に、図2〜図5に示すように、第1ピン挿入孔15に対応する第2ピン挿入孔16がそれぞれ設けられている。
この場合、第1ピン挿入孔15は、図3〜図5に示すように、上部駒6の一対の突起部8に互いに対応して設けられた各上駒貫通孔15aと、下部駒7の挿入突起部12に一対の突起部8の各上駒貫通孔15aと対応して設けられた下駒貫通孔15bとを有している。これら一対の突起部8の各上駒貫通孔15aと挿入突起部12の下駒貫通孔15bとは、その内径が同じ大きさに形成され、上部駒6と下部駒7とが接合された際に、互いに対応して連続するように構成されている。
また、第2ピン挿入孔16は、図3〜図5に示すように、上部駒6の一対の外装部10における各側面部10cに互いに対応して設けられた各上駒貫通孔16aと、下部駒7の一対の内装部13における各側片部13bに各側面部10cの各上駒貫通孔16aと対応して設けられた各下駒貫通孔16bとを有している。これら各上駒貫通孔16aと各下駒貫通孔16bとは、その内径が同じ大きさに形成され、上部駒6と下部駒7とが接合された際に、それぞれ互いに対応して連続するように構成されている。
そして、これら第1ピン挿入孔15と第2ピン挿入孔16とは、図1に示すように、バンド駒1の凸部3がこれに隣接する他のバンド駒1の凹部4に配置された際に、図5に示すように、互いに対応して連続し、この状態でばね棒2が挿入することにより、互いに隣接するバンド駒1、1同士を連結するように構成されている。この場合、ばね棒2は、図2および図5に示すように、パイプ部17の両端部にそれぞれピン部18がパイプ部17内のばね部材(図示せず)によって出没可能に押し出された状態で設けられた構成になっている。
この場合、第1ピン挿入孔15は、図5に示すように、その内径がばね棒2のパイプ部17の外径と同じ大きさに形成され、かつ第1ピン挿入孔15の長さがパイプ部17の長さとほぼ同じ長さに形成されている。また、第2ピン挿入孔16は、その内径がばね棒2のパイプ部17の両端部から出没する一対のピン部18の外径と同じ大きさに形成され、かつ第2ピン挿入孔16の長さがパイプ部17の両端部から突出するピン部18の突出長さよりも長く形成されている。このため、第2ピン挿入孔16は、その内径が第1ピン挿入孔15の内径よりも小さく形成されている。
これにより、ばね棒2は、図5に示すように、互いに隣接するバンド駒1、1同士を連結する際に、バンド駒1の凸部3である一対の突起部8と挿入突起部12とに設けられた第1ピン挿入孔15にパイプ部17を挿入させ、このパイプ部17の両端部から突出したピン部18をパイプ部17内に向けて押し込んで、バンド駒1の凸部3をこれに隣接する他のバンド駒1の凹部4に配置し、ばね部材(図示せず)のばね力によってピン部18をパイプ部17内から押し出して隣接するバンド駒1の外装部10および内装部13に設けられた各第2ピン挿入孔16に挿入するように構成されている。
次に、このようなバンド駒1を製作する場合について説明する。
まず、上部駒6と下部駒7とをそれぞれ成型用の金型によって製作する。このときには、上部駒6が一対の突起部8と一対の外装部10とを有し、一対の突起部8の肉厚が他の部分、つまり一対の突起部8の天面部11、一対の外装部10である各前面部10a、各上面部10b、および各側面部10cの各肉厚よりも少し厚く形成されている。しかし、この上部駒6は、一対の突起部8に第1ピン挿入孔15が形成されていることにより、上部駒6全体が肉厚の偏りの少ない形状に形成され、これにより射出成型時にヒケが生じないように、上部駒6が成型される。
また、下部駒7は、上部駒6の一対の突起部8間に配置される挿入突起部12と、上部駒6の空間部9にそれぞれ配置される一対の内装部13とを有し、挿入突起部12および一対の内装部13の各側片部13bの左右方向における各肉厚がほぼ同じ厚みで形成され、これ以外の一対の内装部13である各前側部13aが薄く形成されている。しかし、この場合にも、下部駒7は、挿入突起部12に第1ピン挿入孔15が形成され、一対の内装部13の各側片部13bに第2ピン挿入孔16が形成されることにより、下部駒7全体が肉厚の偏りの少ない形状に形成され、これにより射出成型時にヒケが生じないように、下部駒7が成型される。
このように成型された上部駒6と下部駒7とを接合してバンド駒1を製作する場合には、上部駒6の一対の突起部8間に下部駒7の挿入突起部12を下側から挿入すると共に、上部駒6の一対の外装部10における各空間部9内に下部駒の一対の内装部13を下側から装着させる。すると、上部駒6の天面部11が下部駒7の挿入突起部12の装着凹部12aに装着し、一対の内装部13の各前側部13aが一対の外装部10の各前面部10aの内面に密着し、一対の内装部13の各側片部13bが一対の外装部10の各上面部10bおよび各側面部10cに密着する。
このときには、上部駒6の接合面に設けられた複数の係合凹部14aに、下部駒7の接合面に設けられた複数の係合凸部14bが係合して、上部駒6と下部駒7とが接合される。すなわち、上部駒6の接合面である一対の突起部8の各内側面と、上部駒6の接合面である一対の外装部10の互いに対向する側面部10cの各内側面とに設けられた複数の係合凹部14aに、下部駒7の接合面である挿入突起部12の各外側面と、下部駒7の接合面である一対の内装部13の互いに対向する各側片部13bの各外側面とに設けられた複数の係合凸部14bが係合する。
このときには、下部駒7の複数の係合凸部14bが下側に向けて徐々に突出する傾斜部14cを有しているので、上部駒6と下部駒7とが接合する際に、傾斜部14cによって係合凸部14bが係合凹部14aに円滑に係合する。これにより、上部駒6の一対の突起部8間に下部駒7の挿入突起部12を下側から装着させると共に、上部駒6の一対の外装部10における各空間部9内に下部駒における一対の内装部13を下側から装着させるだけで、上部駒6と下部駒7とが複数の係合部14によって接合されることにより、バンド駒1が形成される。
次に、このように形成されたバンド駒1、1同士をばね棒2によって連結する場合について説明する。
このときには、まず、バンド駒1の凸部3である一対の突起部8と挿入突起部12とに設けられた第1ピン挿入孔15にばね棒2を挿入させて、ばね棒2のパイプ部17を第1ピン挿入孔15内に装着する。
この状態で、ばね棒2のパイプ部17の両端部から突出した各ピン部18をパイプ部17内のばね部材(図示せず)のばね力に抗してパイプ部17内に向けて押し込む。そして、バンド駒1の凸部3をこれに隣接する他のバンド駒1の凹部4に配置して、一対の突起部8と挿入突起部12とに設けられた第1ピン挿入孔15を、一対の外装部10および一対の内装部13にそれぞれ設けられた各第2ピン挿入孔16に対応させる。
すると、ばね棒2の各ピン部18がばね部材(図示せず)のばね力によってパイプ部17内からそれぞれ押し出されて、隣接する他のバンド駒1の外装部10および内装部13に設けられた各第2ピン挿入孔16にそれぞれ挿入する。これにより、互いに隣接するバンド駒1、1同士がばね棒2によって連結される。この作業を繰り返して複数のバンド駒1を順次連結することにより、時計バンドが形成される。
このように、この時計バンドによれば、一端部に凸部3が設けられ、他端部に凸部3が配置可能な凹部4が設けられたバンド駒1が、合成樹脂製の上部駒6と合成樹脂製の下部駒7とを有し、この上部駒6と下部駒7とをそれぞれ肉厚の偏りの少ない形状に形成して接合した構成であることにより、上部駒6と下部駒7との成型時にヒケによる成型不良を防ぐことができると共に、少ない部品点数で、組み立て作業性および生産性の向上を図ることができる。
すなわち、この時計バンドでは、上部駒6と下部駒7とを合成樹脂で成型する際に、上部駒6と下部駒7とがそれぞれ肉厚の偏りの少ない形状であることにより、上部駒6と下部駒7とにヒケによる成型不良の発生を防ぐことができる。このため、上部駒6と下部駒7との成型時に、型締力が大きくかつ射出圧力の高い成型機を使う必要がないので、製作コストを下げることができる。
また、この時計バンドでは、上部駒6と下部駒7とを接合するだけで、簡単にかつ容易にバンド駒1を形成することができる。このため、上部駒6と下部駒7との2部品を接合するだけの構成であるから、部品点数が少なく、組み立て作業性が良く、生産性の向上を図ることができ、これによっても低価格なものを提供することができる。
また、この時計バンドによれば、上部駒6と下部駒7とが比重の軽い硬質の合成樹脂によって形成されていることにより、金属と同程度の硬さをもたせても、重量の軽いバンド駒1を提供することができ、これにより時計バンド全体の重量を軽くすることができる。この場合、上部駒6と下部駒7とは、耐薬品性の高い合成樹脂であることにより、バンド駒1の表面が汚れにくいばかりか、傷も付きにくいので、耐久性にも優れたものを提供することができる。
また、上部駒6と下部駒7とは、同じ硬質の合成樹脂によって形成されていることにより、上部駒6と下部駒7との生産性が良いばかりか、上部駒6と下部駒7とを接合してバンド駒1を形成した際に、上部駒6と下部駒7とに一体感が生じ、バンド駒1として外観的にもデザイン的にも違和感がなく、バンド駒1として好ましいものを提供することができる。
また、この時計バンドでは、バンド駒1の上部駒6が、バンド駒1の凸部3に対応する一対の突起部8と、バンド駒1の凹部4の両側に位置する両側部5に対応し、かつ内部に空間部9が形成された一対の外装部10とを有し、バンド駒1の下部駒7が、上部駒6の一対の突起部8間に配置される挿入突起部12と、上部駒6の一対の外装部10における各空間部9にそれぞれ配置される一対の内装部13とを有していることにより、上部駒6および下部駒7をそれぞれ肉厚の偏りの少ない形状に形成することができる。
すなわち、この時計バンドでは、上部駒6が一対の突起部8と一対の外装部10とを有し、一対の突起部8が天面部11を有し、一対の外装部10が各前面部10a、各上面部10b、および各側面部10cを有していても、肉厚の偏りの少ない形状に形成することができ、これにより射出成型時にヒケが生じないように、上部駒6を良好に成型することができる。
同様に、下部駒7は、挿入突起部12と一対の内装部13とを有し、挿入突起部12が装着凹部12aを有し、一対の内装部13が各前側部13aおよび各側片部13bを有していても、肉厚の偏りの少ない形状に形成することができ、これにより射出成型時にヒケが生じないように、下部駒7を良好に成型することができる。
この場合、上部駒6は、一対の突起部8の肉厚が他の部分、つまり一対の突起部8の天面部11、一対の外装部10である各前面部10a、各上面部10b、および各側面部10cの各肉厚よりも少し厚く形成されていても、一対の突起部8に第1ピン挿入孔15が形成されることにより、上部駒6全体を肉厚の偏りの少ない形状に形成することができるので、射出成型時にヒケが生じないように、上部駒6を正確にかつ良好に成型することができる。
同様に、下部駒7は、挿入突起部12および一対の内装部13の各側片部13bの各肉厚がほぼ同じ厚みで形成され、これ以外の一対の内装部13である各前側部13aが薄く形成されていても、挿入突起部12に第1ピン挿入孔15が形成され、一対の内装部13の各側片部13bに第2ピン挿入孔16が形成されることにより、下部駒7全体を肉厚の偏りの少ない形状に形成することができるので、射出成型時にヒケが生じないように、下部駒7を正確にかつ良好に成型することができる。
さらに、この時計バンドによれば、上部駒6と下部駒76との各接合面に、互いに係合して上部駒6と下部駒7とを接合するための複数の係合部14が設けられていることにより、上部駒6と下部駒7とを接合する際に、接着剤などを用いずに、上部駒6と下部駒7とを複数の係合部14によって簡単にかつ容易に接合することができる。
すなわち、複数の係合部14は、上部駒6の接合面にほぼ四角形の凹部状に設けられた複数の係合凹部14aと、下部駒7の接合面に設けられて下側に向けて徐々に突出する傾斜部14cを有する複数の係合凸部14bとを備えているので、上部駒6と下部駒7とを接合する際に、複数の係合凹部14aに複数の係合凸部14bが係合することにより、上部駒6と下部駒7とを確実にかつ良好に接合することができる。この場合、下部駒7の複数の係合凸部14bは、その下側に向けて徐々に突出する傾斜部14cを有しているので、上部駒6と下部駒7とが接合する際に、傾斜部14cによって係合凸部14bを係合凹部14aに円滑に係合させることができる。
また、複数の係合凹部14aは、上部駒6の接合面である一対の突起部8の各内側面と、上部駒6の接合面である一対の外装部10の互いに対向する側面部10cの各内側面とに設けられており、複数の係合凸部14bは、下部駒7の接合面である挿入突起部12の各外側面と、下部駒7の接合面である一対の内装部13の互いに対向する各側片部13bの各外側面とに設けられているので、複数の係合凹部14aに複数の係合凸部14bを係合させることにより、上部駒6と下部駒7とを確実にかつ強固に接合することができる。
さらに、この時計バンドでは、上部駒6の一対の突起部8と下部駒7の挿入突起部12とに第1ピン挿入孔15が連続して設けられており、上部駒6の一対の外装部10と下部駒7の一対の内装部13とに第2ピン挿入孔16がそれぞれ設けられており、バンド駒1の凸部3がこれに隣接する他のバンド駒1の凹部4に配置された際に、第1ピン挿入孔15が各第2ピン挿入孔16に対応することにより、ばね棒2によって互いに隣接するバンド駒1、1同士を簡単にかつ確実に連結することができる。
この場合、ばね棒2は、パイプ部17の両端部にそれぞれピン部18がパイプ部17内のばね部材(図示せず)によって出没可能に押し出された状態で設けられた構成であり、これに伴って第1ピン挿入孔15は、その内径がばね棒2のパイプ部17の外径と同じ大きさに形成され、第2ピン挿入孔16は、その内径がばね棒2の一対のピン部18の外径と同じ大きさに形成され、これにより第1ピン挿入孔15の内径が第2ピン挿入孔16の内径よりも大きく形成されているので、ばね棒2によって簡単にかつ確実に互いに隣接するバンド駒1、1同士を連結することができる。
すなわち、この時計バンドでは、互いに隣接するバンド駒1、1同士を連結する際に、バンド駒1の凸部3である一対の突起部8と挿入突起部12とに設けられた第1ピン挿入孔15にばね棒2のパイプ部17を挿入させ、このパイプ部17の両端部から突出した各ピン部18をパイプ部17内に向けて押し込んで、バンド駒1の凸部3をこれに隣接する他のバンド駒1の凹部4に配置すると、ばね部材(図示せず)ばね力によって各ピン部18をパイプ部17内から押し出して、隣接するバンド駒1の外装部10および内装部13に設けられた各第2ピン挿入孔16に挿入させることができるので、ばね棒2によって互いに隣接するバンド駒1、1同士を簡単にかつ確実に連結することができる。
この場合、ばね棒2のパイプ部17がバンド駒1の凸部3に設けられた第1ピン挿入孔15に配置され、ばね棒2のパイプ部17の両端部から突出したピン部18がバンド駒1の凹部4の両側に位置する両側部5に設けられた第2ピン挿入孔16に配置される構成であるから、ばね棒2のパイプ部17の両端部から突出したピン部18の突出長さを最適な長さに形成することができ、これにより互いに隣接するバンド駒1、1同士をばね棒2で連結した状態で引っ張った際に、その引っ張りに対するバンド駒1、1同士の連結強度を確保することができ、引っ張り強度の高い時計バンドを提供することができる。
(第2実施形態)
次に、図6〜図8を参照して、この発明を時計バンドに適用した第2実施形態について説明する。なお、図1〜図5に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この時計バンドは、図8に示すように、互いに隣接するバンド駒1、1同士をピン部材20によって連結した構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成になっている。
この場合、バンド駒1の凸部3に設けられた第1ピン挿入孔21には、図7および図8に示すように、ピン部材20が挿入する抜止めパイプ22が嵌め込まれている。この抜止めパイプ22は、パイプ22aにスリット22bを軸方向に沿って形成することにより、パイプの径方向にばね性をもたせた構成になっている。この抜止めパイプ22は、その内径がピン部材20の外径よりも少し小さく、かつ軸方向の長さが下部駒7の挿入突起部12の左右方向の長さよりも短く形成されている。
これにより、抜止めパイプ22は、図8に示すように、その内部にピン部材20が挿入された際に、ばね力によってピン部材20の外周面に弾接的に嵌着するように構成されている。この抜止めパイプ22が挿入する第1ピン挿入孔21は、上部駒6の一対の突起部8に設けられた上駒貫通孔21aと、下部駒7の挿入突起部12に設けられた下駒貫通孔21bとを有している。
この場合、第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bは、図8に示すように、その内径が抜止めパイプ22の外径とほぼ同じ大きさに形成されている。また、この第1ピン挿入孔21の上駒貫通孔21aは、その内径がピン部材20の外径とほぼ同じ大きさに形成されている。これにより、第1ピン挿入孔21は、上駒貫通孔21aの内径が下駒貫通孔21bの内径よりも小さく形成され、これにより段差を有する形状に形成されている。
また、第2ピン挿入孔23は、図8に示すように、上部駒6の一対の外装部10における各側面部10cにそれぞれ設けられた上駒貫通孔23aと、下部駒7の一対の内装部13における各側片部13bにそれぞれ設けられた下駒貫通孔23bとを有している。これら上駒貫通孔23aと下駒貫通孔23bとは、その各内径がピン部材20の外径とほぼ同じ大きさに形成されている。
次に、このような時計バンドのバンド駒1、1同士をピン部材20によって連結する場合について説明する。
このときには、上部駒6と下部駒7とを接合する前に、まず、下部駒7の挿入突起部12に設けられた第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bに抜止めパイプ22を挿入し、この状態で第1実施形態と同様に、上部駒6と下部駒7とを接合してバンド駒1を形成する。
このように形成されたバンド駒1の凸部3をこれに隣接する他のバンド駒1の凹部4に配置して、一対の突起部8と挿入突起部12とに設けられた第1ピン挿入孔21を一対の外装部10および一対の内装部13にそれぞれ設けられた各第2ピン挿入孔23に対応させる。この状態で、上部駒6の一対の外装部10における各側面部10cの一方側に位置する第2ピン挿入孔23の上駒貫通孔23aから第1ピン挿入孔21に向けてピン部材20を挿入させる。
すると、ピン部材20は、上部駒6の一対の外装部10における各側面部10cの一方側に位置する第2ピン挿入孔23の上駒貫通孔23aから第2ピン挿入孔23の下駒貫通孔23bを通して第1ピン挿入孔21の上駒貫通孔21aに挿入し、この挿入したピン部材20の先端が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bに挿入する。すると、ピン部材20の先端は、第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bに嵌着された抜止めパイプ22内に挿入する。このときには、ピン部材20の先端が抜止めパイプ22のばね性に抗して抜止めパイプ22内に挿入する。
そして、この抜止めパイプ22を挿通したピン部材20の先端は、第1ピン挿入孔21の反対側に位置する上駒貫通孔21aを通して、第2ピン挿入孔23の下駒貫通孔23bから第2ピン挿入孔23の上駒貫通孔23aに挿入する。これにより、互いに隣接するバンド駒1、1同士がピン部材20によって連結される。この作業を繰り返して複数のバンド駒1を順次連結することにより、時計バンドが形成される。
このように、ピン部材20がバンド駒1の第1ピン挿入孔21および第2ピン挿入孔23に挿入された際には、ピン部材20が抜止めパイプ22のばね性によって挟持されているので、ピン部材20が第1、第2の各ピン挿入孔21、23から勝手に抜け出すことがない。また、この状態では、抜止めパイプ22が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bに嵌め込まれているので、抜止めパイプ22が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bから抜け出すことがない。
すなわち、第1ピン挿入孔21の上駒貫通孔21aは、その内径が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bの内径よりも小さく形成されているので、抜止めパイプ22が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bから抜け出して、第1ピン挿入孔21の上駒貫通孔21aに挿入することがない。このため、抜止めパイプ22は、第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21b内に確実に固定され、この状態でピン部材20を確実に挟持して第1ピン挿入孔21および第2ピン挿入孔23に取り付ける。
このように、この時計バンドによれば、第1実施形態と同様の作用効果があるほか、第1ピン挿入孔21と第2ピン挿入孔23とにピン部材20が抜止めパイプ22を介して挿入されていることにより、ピン部材20を互いに隣接するバンド駒1、1同士の第1ピン挿入孔21および第2ピン挿入孔23に連続させて挿入するだけで、この挿入されたピン部材20によって互いに隣接するバンド駒1、1同士を簡単にかつ確実に連結することができる。
この場合、抜止めパイプ22は、パイプ22aにスリット22bを軸方向に沿って形成することにより、パイプの径方向にばね性を有する構成で、第1ピン挿入孔21は、上部駒6の一対の突起部8に設けられた上駒貫通孔21aと、下部駒7の挿入突起部12に設けられた下駒貫通孔21bとを有し、上駒貫通孔21aの内径が下駒貫通孔21bの内径が小さく形成され、下駒貫通孔21b内に抜止めパイプ22が配置されているので、抜止めパイプ22によってピン部材20を第1ピン挿入孔21および第2ピン挿入孔23に確実にかつ強固に取り付けることができる。
すなわち、この時計バンドでは、ピン部材20がバンド駒1の第1ピン挿入孔21および第2ピン挿入孔23に挿入された際に、抜止めパイプ22のばね性によってピン部材20を挟持することができるので、ピン部材20が第1、第2の各ピン挿入孔21、23から抜け出すことがない。また、この状態では、抜止めパイプ22が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bに嵌め込まれているので、抜止めパイプ22が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bから抜け出すのを防ぐことができる。
この場合、第1ピン挿入孔21の上駒貫通孔21aは、その内径が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bの内径よりも小さく形成されているので、抜止めパイプ22が第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21bから抜け出して、第1ピン挿入孔21の上駒貫通孔21aに挿入するのを防ぐことができ、これにより抜止めパイプ22を紛失するのを防ぐことができる。
このため、抜止めパイプ22は、第1ピン挿入孔21の下駒貫通孔21b内に確実に固定され、この状態でピン部材20を確実に挟持して第1ピン挿入孔21および第2ピン挿入孔23に取り付けることができると共に、互いに隣接するバンド駒1、1同士を引っ張った際に、その引っ張りに対するバンド駒1、1同士の連結強度を、ばね棒2で連結した場合に比べて、高めることができ、これにより引っ張り強度の高い時計バンドを提供することができる。
なお、上述した第1、第2の各実施形態では、上部駒6と下部駒7とを同じ硬質の合成樹脂でかつ同じ色で形成した場合について述べたが、必ずしも同じ色で形成する必要はなく、上部駒6と下部駒7とを異なる色で形成しても良い。このように異なる色で上部駒6と下部駒7とを形成すれば、デザインのバリエーションが豊富になり、より一層、デザイン性を向上させることができる。
また、上述した第1、第2の各実施形態では、上部駒6と下部駒7とを同じ硬質の合成樹脂で形成した場合について述べたが、必ずしも同じ硬質の合成樹脂で形成する必要はなく、上部駒6と下部駒7とを異なる材質の合成樹脂で形成しても良い。この場合、異なる材料の合成樹脂とは、材料が異なる硬質の合成樹脂であっても良く、また硬質の合成樹脂と軟質の合成樹脂とであっても良い。
さらに、上述した第1、第2の各実施形態では、時計バンドに適用した場合について述べたが、必ずしも時計バンドである必要はなく、例えばブレスレットとして用いても良く、またバッグなどのバンドとして用いても良い。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、一端部に凸部が設けられ、他端部に前記凸部が配置可能な凹部が設けられたバンド駒を順次連結してなるバンドにおいて、前記バンド駒は、合成樹脂製の上部駒と合成樹脂製の下部駒とを備え、前記上部駒は、前記バンド駒の前記凸部に対応する一対の突起部と、前記バンド駒の前記凹部の両側に位置し、かつ内部に空間部が形成された一対の外装部とを有し、前記下部駒は、前記上部駒の前記一対の突起部間に配置される挿入突起部と、前記上部駒における前記一対の外装部の前記空間部にそれぞれ配置される一対の内装部とを有していることを特徴とするバンドである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバンドにおいて、前記上部駒と前記下部駒とは、硬質の合成樹脂によって形成されていることを特徴とするバンドである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のバンドにおいて、前記上部駒と前記下部駒との各接合面には、互いに係合して前記上部駒と前記下部駒とを接合するための複数の係合部が設けられていることを特徴とするバンドである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のバンドにおいて、前記上部駒の前記一対の突起部と前記下部駒の前記挿入突起部とには、第1ピン挿入孔が連続して設けられており、前記上部駒の前記一対の外装部と前記下部駒の前記一対の内装部とには、前記バンド駒の前記凸部がこれに隣接する他の前記バンド駒の前記凹部に配置された際に、前記第1ピン挿入孔に対応する第2ピン挿入孔が設けられていることを特徴とするバンドである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のバンドにおいて、前記第1ピン挿入孔と前記第2ピン挿入孔とには、ばね棒が挿入されていることを特徴とするバンドである。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のバンドにおいて、前記第1ピン挿入孔と前記第2ピン挿入孔とには、ピン部材が抜止め部材を介して挿入されていることを特徴とするバンドである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のバンドにおいて、前記第1ピン挿入孔は、前記上部駒の前記一対の突起部に設けられた上駒貫通孔と、前記下部駒の前記挿入突起部に設けられた下駒貫通孔とを有し、前記上駒貫通孔の内径が前記下駒貫通孔の内径よりも小さく形成され、前記下駒貫通孔内に前記抜止め部材が配置されていることを特徴とするバンドである。
1 バンド駒
2 ばね棒
3 凸部
4 凹部
5 両側部
6 上部駒
7 下部駒
8 一対の突起部
9 空間部
10 一対の外装部
12 挿入突起部
13 一対の内装部
14 係合部
14a 係合凹部
14b 係合凸部
15、21 第1ピン挿入孔
15a、21a 上駒貫通孔
15b、21b 下駒貫通孔
16、23 第2ピン挿入孔
16a、23a 上駒貫通孔
16b、23b 下駒貫通孔
20 ピン部材
22 抜止めパイプ

Claims (9)

  1. 一端部に凸部が設けられ、他端部に前記凸部が配置可能な凹部が設けられたバンド駒を順次連結してなるバンドにおいて、
    前記バンド駒は、合成樹脂製の上部駒と合成樹脂製の下部駒とを備え、
    前記上部駒は、前記バンド駒の前記凸部に対応する一対の突起部と、前記バンド駒の前記凹部の両側に位置し、かつ内部に空間部が形成された一対の外装部とを有し、
    前記下部駒は、前記上部駒の前記一対の突起部間に配置される挿入突起部と、前記上部駒における前記一対の外装部の前記空間部にそれぞれ配置される一対の内装部とを有し
    前記上部駒の前記一対の突起部の肉厚は、前記一対の外装部の肉厚より厚く形成され、前記一対の突起部の挿入孔は前記一対の外装部の挿入孔よりも大きいことを特徴とするバンド。
  2. 請求項1に記載のバンドにおいて、前記上部駒と前記下部駒とは、硬質の合成樹脂によって形成されていることを特徴とするバンド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバンドにおいて、前記上部駒と前記下部駒との各接合面には、互いに係合して前記上部駒と前記下部駒とを接合するための複数の係合部が設けられていることを特徴とするバンド。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のバンドにおいて、前記上部駒の前記一対の突起部と前記下部駒の前記挿入突起部とには、第1ピン挿入孔が連続して設けられており、前記上部駒の前記一対の外装部と前記下部駒の前記一対の内装部とには、前記バンド駒の前記凸部がこれに隣接する他の前記バンド駒の前記凹部に配置された際に、前記第1ピン挿入孔に対応する第2ピン挿入孔が設けられていることを特徴とするバンド。
  5. 請求項4に記載のバンドにおいて、前記第1ピン挿入孔と前記第2ピン挿入孔とには、ばね棒が挿入されていることを特徴とするバンド。
  6. 請求項4に記載のバンドにおいて、前記第1ピン挿入孔と前記第2ピン挿入孔とには、ピン部材が抜止め部材を介して挿入されていることを特徴とするバンド。
  7. 請求項6に記載のバンドにおいて、前記第1ピン挿入孔は、前記上部駒の前記一対の突起部に設けられた上駒貫通孔と、前記下部駒の前記挿入突起部に設けられた下駒貫通孔とを有し、前記上駒貫通孔の内径が前記下駒貫通孔の内径よりも小さく形成され、前記下駒貫通孔内に前記抜止め部材が配置されていることを特徴とするバンド。
  8. 一端部に凸部が設けられ、他端部に前記凸部が配置可能な凹部が設けられたバンド駒を順次連結してなるバンドにおいて、
    前記バンド駒は、合成樹脂製の上部駒と合成樹脂製の下部駒とを備え、
    前記上部駒は、前記バンド駒の前記凸部に対応する一対の突起部と、前記バンド駒の前記凹部の両側に位置し、かつ内部に空間部が形成された一対の外装部とを有し、
    前記下部駒は、前記上部駒の前記一対の突起部間に配置される挿入突起部と、前記上部駒における前記一対の外装部の前記空間部にそれぞれ配置される一対の内装部とを有し、
    前記上部駒の前記一対の突起部と前記下部駒の前記挿入突起部とには、第1ピン挿入孔が連続して設けられており、前記上部駒の前記一対の外装部と前記下部駒の前記一対の内装部とには、前記バンド駒の前記凸部がこれに隣接する他の前記バンド駒の前記凹部に配置された際に、前記第1ピン挿入孔に対応する第2ピン挿入孔が設けられており、
    前記第1ピン挿入孔と前記第2ピン挿入孔とには、ピン部材が抜止め部材を介して挿入され、
    前記第1ピン挿入孔は、前記上部駒の前記一対の突起部に設けられた上駒貫通孔と、前記下部駒の前記挿入突起部に設けられた下駒貫通孔とを有し、前記上駒貫通孔の内径が前記下駒貫通孔の内径よりも小さく形成され、前記下駒貫通孔内に前記抜止め部材が配置されていることを特徴とするバンド。
  9. 請求項1〜請求項のいずれかに記載のバンドを備えていることを特徴とする時計。
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