JP2002320506A - 腕バンド - Google Patents

腕バンド

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JP2002320506A
JP2002320506A JP2001165821A JP2001165821A JP2002320506A JP 2002320506 A JP2002320506 A JP 2002320506A JP 2001165821 A JP2001165821 A JP 2001165821A JP 2001165821 A JP2001165821 A JP 2001165821A JP 2002320506 A JP2002320506 A JP 2002320506A
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JP2001165821A
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Kazumasa Yasui
一正 安井
Masahiro Shiina
正弘 椎名
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DAIRYUU KAIHATSU KK
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DAIRYUU KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右駒10LA、10RAの巾狭頂部13L
A、13RA外側に両者の離間を阻止するコ状駒20A
を配すると共に、その左右脚と巾狭頂部の穴15LA、
15RA;23LA、23RAに連結ピン25Aを挿入
し、この繰返しにより連結ピン25A〜25Nを左右駒
等にかしめ止めすることなく組付け可能で、連結ピン2
5A〜25Nの不用意な脱落恐れのない腕バンド10を
提供する。 【構成】 第1左右駒10LA、10RAの対接する巾
狭頂部13LA、13RAに第1コ状駒20Aを挿入し
て両者の離間を阻止すると共に、同部に第2連結ピン2
5Bを挿入し、その両端部を次位の第2左右駒10L
B、10RBの巾広基部11LB、11RBの内側の孔
14LB、14RBに回動可能に挿入し、この繰返しに
より、所要長さの腕バンド10にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、腕バンド、殊に、
複数の駒を連結ピンで連結する腕バンドを、当該連結ピ
ンを複数の駒にかしめ止めすることなく構成でき、構造
が簡単でローコスで提供できる腕時計、その他の物品保
持用の腕バンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の腕時計、その他の物品保持用の
腕バンドとしては、例えば、図11の模式平面説明図に
略示するような腕バンド110がある。この腕バンド1
10は、左右の第1〜3・・・連結駒111LA〜11
1LC・・・;111RA〜111RC・・・の内側
に、孔113LA〜113LC・・・;113RA〜1
13RC・・・を設け、これらの孔113LA〜113
LC・・・;113RA〜113RC・・・に、中央の
第1〜3駒112A〜112C・・・の基部側と端部側
とに設けた2列の穴116A〜116C・・・、117
A〜117C・・・に挿入した第1〜3・・・連結ピン
113A〜113C・・・;114A〜114C・・・
の端部を挿入し、これらの端部を第1〜3・・・の左右
連結駒111LA〜111LC・・・;111RA〜1
11RC・・・の前記孔113LA〜1113LC・・
・;114RA〜114RC・・・まわりを、左かしめ
部118LA〜118C・・・;119LA〜119C
・・・と、右かしめ部118RA〜118RC・・・;
119RA〜119RC・・・によりかしめ止め、連結
する。
【0003】なお、図9では、腕バンド10の第1〜3
・・・連結ピン113A〜113C・・・;114A〜
114C・・・の左右両側端部と、左右の第1〜3・・
・駒111LA〜111LC・・・;111RA〜11
1RC・・・内側の孔113LA〜113LC・・・;
113RA〜113RC・・・、114LA〜114L
C・・・;114RA〜114RC・・・まわりの、左
かしめ部118LA〜118C・・・;119LA〜1
19C・・・と、右かしめ部118RA〜118RC・
・・;119RA〜119RC・・・とを明示するた
め、両者が離間するように略示したが、実際には両者は
同一個所に形成される。
【0004】この腕バンド110の第1左、右連結駒1
11LA、111RAの間(第1駒112の挿入されな
い部分に、図示しない腕時計等の目的物への取付駒12
0の巾狭頂部が挿入され、同取付駒120の穴116A
に、回動可能に挿入した第1連結ピン113Aの両端部
を、前記左右連結駒111LA、111RA内側の孔1
13LA、113RAに挿入すると共に、該第1連結ピ
ン113Aの両端部を挿入した孔113LA、113R
Aまわりに左右かしめ部118LA、118RAを形
成、固定する一方、同取付駒120をその穴116BB
に挿通した匣ばね(ばね付取付ピン)119により、腕
時計等の目的物の一側に取外し可能に取付ける。
【0005】また、腕バンド110の最後位の駒112
N(図示省略)を収容する凹部(本件発明の第1実施例
の腕バンド10の最後部に取付ける取付駒124の凹部
125参照)両側の穴(図1の穴127L、127R参
照)に連結ピン(図1の連結ピン113N参照)の両端
部を挿入した後、同穴まわりをかしめ止めし、同取付駒
(図1では取付駒124)の穴(同128)に挿入した
匣ばね(同129)により、同取付駒(124)を腕時
計の他側に取外し可能に取付ける。
【0006】図12の模式平面説明図に略示する他の従
来例の腕バンド130も知られている。この腕バンド1
30は、第1〜3・・・駒131A〜131C・・・の
巾狭頂部132A〜132C・・・を、次位の第2〜4
・・・駒131B〜131D・・・基部の凹部133B
〜133D・・・内側に順次挿入し、第1〜3駒・・・
131A〜131C・・・の巾狭頂部132A〜132
C・・・の左右の孔135LB〜135LD・・・;1
35RB〜135RD・・・に、左右の第2〜4・・・
連結ピン136LB〜136LD・・・;136RB〜
136RD・・・の内側を回動可能に挿入し、同左右の
第2〜4・・・連結ピン136LB〜136LD・・
・;136RB〜136RD・・・の外側を、第2〜4
・・・連結駒131B〜131D・・・の穴134LB
〜134LD・・・;134RB〜134RD・・・に
挿入した後、同穴134LB〜134LD・・・;13
4RB〜134RD・・・まわりを、左右のかしめ部1
18LB〜118LD・・・;118RB〜118RD
・・・としてかしめ止めし、時計等の取付けに必要な腕
まわりの長さに対応する数の駒を順次、連結することに
より所要長さの腕バンド130とする。
【0007】この腕バンド130の第1駒131Aの凹
部133Aには、図示しない腕時計に、穴116BBに
挿入された匣ばね119により装脱可能に取付ける取付
駒120の巾狭頂部122が挿入され、同巾狭頂部12
2両側の孔125LA、125RAに第1左右ピン13
6LA、136RAの内側を回動可能に挿入し、該第1
左右ピン136LA、136RAの外側部を、第1駒1
31Aの凹部133A両側の左右穴134LA、134
RAに挿入し、同穴134LA、134RAまわりを第
1左右ピン136LA、136RAの外側に左右かしめ
部137LA、137RAでかしめ止めし、以下、これ
と同様に第2、第3駒131B、131C・・・を順次
連結して、所要長さの腕バンド130とする。
【0008】なお、腕バンド130の最後位の駒131
N(図示省略)の巾狭頂部132Nまわりに、前記取付
駒120に対応し、匣ばね129を備える他の取付駒
(本件発明の第1実施例を略示する図1の符号124付
与部参照)の凹部(同図符号125付与部参照)両側の
穴(同図符号127L、127R付与部参照)を挿入し
た後、同穴まわりをかしめ止めしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 図11に略示した従
来例の腕バンド110は、第1〜3・・・左右連結駒1
1LA〜11LC・・・;11RA〜11RC・・・
と、中央の第1〜3・・・駒112A〜112C・・・
を、それぞれ2列の連結ピン113A〜113D・・
・;114A〜114D・・・で連結するに当り、2列
の連結ピン113A〜113D・・・;114A〜11
4D・・・の左右両端部に、第1〜3・・・左右連結駒
111LA〜111LC・・・;111RA〜111R
C・・・の穴113LA〜113LD・・・;114R
A〜114RD・・・まわりを、左右かしめ部118L
A〜118LD・・・;118RA〜118RD・・
・、119LA〜119LD・・・;119RA〜11
9RD・・・でかしめ止めする必要があり、このかしめ
止め作業が面倒である外、多数のかしめ部を均一にかし
め止めするのが容易でなく、仮に、何れかのかしめ部に
かしめ不良があると、第1〜3・・・連結ピン113A
〜113C・・・;114A〜114D・・・の何れか
が、第1〜3・・・左右連結駒11LA〜11LD・・
・;11RA〜11RD・・・の何れかから外れ、甚だ
しい場合には、腕バンド110の破壊を招く恐れさえあ
った。
【0010】また、図12に略示する他の従来例の腕バ
ンド130は、その連結ピン136LA〜136LD・
・・;136RA〜136RD・・・が左右に分割、構
成されているため、仮に、当該連結ピン136LA〜1
36LD・・・;136RA〜136RD・・・のかし
め部137LA〜137LD・・・;137RA〜13
7RD・・・の何れかにかしめ不良があると、連結ピン
136LA〜136LD・・・;136RA〜136R
D・・・の何れかが外れ、甚だしい場合には腕バンド1
30の破壊を招くという、前記従来例と同様な問題点が
あった。
【0011】この発明は、従来例の腕バンド110、1
30における前記のような問題点に鑑み、腕バンドの複
数の駒を連結する連結ピンを、当該腕バンドの何れの駒
にもかしめ止めすることなく、しかも、連結ピンの脱落
発生を招く恐れがなく、しかも、構造が簡単で、構成材
料の選択範囲が広く、生産性が優れる上、見映えの良好
な腕バンドを提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】 この発明は、前記のような課題を
解決するため、左右駒の巾広基部から継部を介して延
び、互いに当接する巾狭頂部の左右方向の穴に連結ピン
を挿入し、該連結ピンの前記両巾狭頂部外側へ延びる端
部を、次位の左右駒の巾広基部内側の孔に回動可能に挿
入すると共に、前記巾狭頂部に、当該左右駒の左右方向
への離間防止手段を設けた腕バンドである。
【0013】前記左右駒の巾狭頂部の左右両外側にコ状
駒の左右脚部を配し、該コ状駒の左右両脚部の穴に、前
記連結ピンを挿入したものであり、また、前記コ状駒の
左右両脚部を含む上部に、当該コ状駒と前記左右駒の巾
狭頂部及び継部の上部を被覆するカバーを設けたもので
ある。
【0014】前記コ状駒の左右両脚部の端部に溝又は穴
を設けると共に、該溝又は穴に、前記左右駒の互いに当
接する巾狭頂部の左右方向の穴に挿入した副連結ピン離
脱可能に挿入したものであり、また、前記左右駒の互い
に当接する巾狭頂部外側を収容する左右一対のストッパ
ー上面にほぼ長方形状カバーを固定し、該左右一対のス
トッパーの穴に前記連結ピンを挿入し、該連結ピンの前
記左右ストッパーの両外側へ延びる両端部を、次位の左
右駒の巾広基部内側の孔に回動可能に挿入したものであ
る。
【0015】前記左右駒の互いに当接する巾狭頂部外側
を収容する左右脚部の上面にほぼ長方形状カバーを固定
すると共に、前記左右脚及びその端部に穴及び溝を設
け、該穴及び溝に前記左右駒の巾狭頂部に挿入した連結
ピン及び副連結ピンの両端部を離脱可能に挿入したもの
である。
【0016】前記左右駒の互いに当接する巾狭頂部外側
を収容する左右脚部又はストッパーの穴又は溝に挿入し
た、前記連結ピン及び副連結ピンの何れか一方の当該脚
部又はスットパーの両側を越える端部を、次位の左右駒
の巾広基部内側の孔に回動可能に挿入したものである。
【0017】前記左右駒の一方の巾広基部から継部を介
して延びる巾狭頂部の端部から対側駒の巾狭頂部側に、
当該駒の巾広基部側に向って開口する隙間を存して折返
部を形成する一方、前記対側駒の巾広基部から継部を介
して巾狭頂部を延設し、該対側駒の継部の前記左右駒の
一方の巾狭頂部側へ、前記折返部に対向する隙間を存し
て延びる端部から、前記左右駒の一方の巾狭頂部の前記
隙間に挿入される起立部を設けると共に、前記左右駒の
一方の巾狭頂部とその折返部及び前記対側駒の巾狭頂部
とその起立部の左右方向穴に連結ピンを挿入し、該連結
ピンの前記巾狭頂部の左右両外側へ延びる端部を、次位
の左右駒の一方と対側駒との巾広基部内側の孔にそれぞ
れ回動可能に挿入した腕バンドである。
【0018】
【作用】 この発明は、左右駒の巾広基部から継部を介
して延び、互いに当接する巾狭頂部の左右方向の穴に連
結ピンを挿入し、該連結ピンの前記両巾狭頂部外側へ延
びる端部を、次位の左右駒の巾広基部内側の孔に回動可
能に挿入すると共に、前記巾狭頂部に、当該左右駒の左
右方向への離間防止手段を設けたから、巾狭頂部の互い
に当接する左右側駒の隣接するものが、連結ピンまわり
にスムーズに回動し、しかも、左右駒の左右方向への離
間を、当該左右駒の巾狭頂部の離間防止手段により防止
する。
【0019】前記左右駒の巾狭頂部の左右両外側にコ状
駒の左右脚部を配し、該コ状駒の左右両脚部の穴に、前
記連結ピンを挿入すれば、左右駒の離間がコ状駒の左右
両脚部により阻止され、また、前記コ状駒の左右両脚部
を含む上部に、当該コ状駒と前記左右駒の巾狭頂部及び
継部の上部を被覆するカバーを設ければ、当該部分が同
カバーにより被覆され、保護される。
【0020】請求項4〜6の発明によれば、隣接する左
右駒の離間が阻止され、互いに当接する左右駒のそれぞ
れが実質上一体状の駒として機能し、しかも、前記連結
ピン又は副連結ピンの一方の両端部を、前記コ状駒又は
カバーに固定した左右ストッパー等の両外側を越える延
長端部に、次位の左右駒の巾広基部内側の孔部を回動可
能に連結したことにより、隣接する左右駒の屈折性が確
保される外、左右駒の互いに当接する巾狭頂部、同巾狭
頂部まわりに配設されるコ状駒、左右ストッパー等と、
それらの連結ピン及び副連結ピンまわりがカバーにより
保護される。
【0021】請求項7の発明によれば、互いに当接する
巾狭頂部を備える左右駒の隣接するものが、連結ピン又
は副連結ピンの何れかの、コ状駒の脚部又はスットパー
の両側部を越える端部と、次位の左右駒の巾広基部内側
の孔部との回動可能な係合により、隣接する左右駒の良
好な屈折性が確保される。
【0022】また、請求項8の発明によれば、左右駒の
一方の巾広基部から継部を介して延びる巾狭頂部の端部
から対側駒の巾狭頂部側に、当該駒の巾広基部側に向っ
て開口する隙間を存して形成された折返部と、対側駒の
巾広基部から継部を介して巾狭頂部を延設され、該対側
駒の継部の前記左右駒の一方の巾狭頂部側へ、前記折返
部に対向する隙間を存して延びる端部から、前記左右駒
の一方の巾狭頂部の隙間に挿入されるように設けた起立
部により、左右駒の離間が阻止されると共に、前記左右
駒の一方の巾狭頂部とその折返部及び前記対側駒の巾狭
頂部とその起立部の左右方向穴に連結ピンを挿入し、該
連結ピンの前記巾狭頂部の左右両外側へ延びる端部を、
次位の左右駒の一方と対側駒との巾広基部内側の孔への
回動可能に挿入したことにより、隣接する左右駒の良好
な屈折性が確保される。
【0023】
【実施例】 以下、この発明に係る腕バンドの第1〜6
実施例を、添付の図1〜10の模式平面図、模式斜視説
明図、その要部の模式分解説明図等を参照して説明す
る。なお、前記従来例と共通する腕バンドの腕時計等の
目的物への取付部構造については、同一名称及び同一符
号を用いる。
【0023】
【第1実施例】 図1はこの発明の第1実施例の腕バン
ド10の模式平面説明図、図2は腕バンド10の一部を
分解して略示する模式斜視説明図である。この腕バンド
10は、第1〜3・・・の左駒10LA〜10LC・・
・及び右駒10RA〜10RC・・・を、第1〜3のコ
状駒20A〜20C・・・、及び第2〜4・・・連結ピ
ン25B〜25D・・・により、順次組付け、連結して
構成する。
【0024】腕バンド10の第1左右駒10LA、10
RAの巾広基部11LA、11RA内側の孔14LA、
14RAに、図示しない腕時計等の目的物の一側に匣ば
ね120で取付ける取付駒120の穴116Aに挿入し
た第1連結ピン25A(図9に例示する従来例の取付ピ
ン113Aに対応)の両端部25LA、25RA(図示
省略、図2の第4連結ピン25Dの左右両端部25L
D、25RDに対応する、第1連結ピン25Aの両端部
分)を挿入する。この状態では、第1左右駒10LA、
10RAは第1連結ピン25Aまわりに相対的に回動可
能である。
【0025】前記第1左右駒10LA、10RAを、前
記第1連結ピン25まわりに回動させて両者を、例え
ば、同一平面上に配すると共に、その巾狭頂部13L
A、13RAを相互に当接させ、互いに当接する巾狭頂
部13LA、13RA外側に第1コ状駒20Aの左右脚
21LA、21RAを配設し、巾狭頂部13LA、13
RAの穴15LA、15RA、第1コ状駒10Aの左右
脚21LA、21RAの穴23LA、23RAに第2連
結ピン25Bを挿入し、その両端部25LB、25RB
(図2の第4連結ピン25Dの左右端部25LD、25
RD対応部)を、左右脚21LB、25RBの外側へ突
出させる。この状態では第1左右駒10LA、10RB
の左右朋向への離間と、相対回動が阻止され、第1左右
駒10LA、10RAが一体状の駒として組付けられ
る。
【0026】前記第2連結ピン25Bの左右端部25L
B、25RBに、次位の第2左右駒10LB、10RB
の巾広基部11LB、11RB内側の穴14LB、14
RB部を挿入し、その当接する巾狭頂部13LB、13
RB外側に、第2コ状駒20Bの左右脚21LB、21
RBを配し、それぞれの水平方向の穴15LB、15R
B、23LB、23RBに第3連結ピン25Cを前記と
同様に挿入し、第2左右駒10LB、10RBを一体状
の駒として組付ける。
【0027】次に、第3連結ピン25Cの左右端部25
LC、25RCに、第3左右駒10LC、10RCの巾
広基部11LC、11RC内側の孔14LC、14RC
を回動可能に挿入し、当接する巾狭頂部13LC、13
RCに第3左右駒10LCの左右脚21LC、21RC
を配し、それらの穴15LC、15RC;23LC、2
3RCに第4連結ピン25Dを挿入して、その左右の端
部25LD、25RDを左右脚21LC、21RCの外
側へ突出させる。
【0028】以下、同様に、第4連結ピン25Dの第3
コ状駒20Cの左右脚21LC、21RCの外側へ突出
する左右端部に、図示しない第4左右駒の巾広基部の孔
部を挿入し、その巾狭頂部に第4コ状駒を挿入すると共
に、第6連結ピンを挿入してその左右両端部を突出さ
せ、同左右突出部に第5左右駒の左右の巾広基部内の孔
を、さらに、第6、7・・・左右駒の巾広基部を順次、
前記と同様に順次組付けて、目的とする腕時計等を取付
ける腕まわりの長さに対応する、所要長さの腕バンド1
0とする。
【0029】この腕バンド10の最後位の左右駒10L
N、10RN(図示省略)の巾狭頂部13LN、13R
Nに設けたコ状駒20Nの左右脚21LN、21RNの
両側から、両端部25LN、25RNの突出する連結ピ
ン25N(なお、この連結ピン25Nは、例えば、匣ば
ね119、129と同様な、常時ばねにより伸長し、取
付時に縮小するように構成される)の両端部に、目的と
する腕時計の他側に取付ける匣ばね129を穴128に
挿入した取付駒124を取付ける。
【0030】なお、図1では、腕バンド10の最終駒1
0LN、10RNの巾狭頂部13LN、13RNに配す
るコ状駒20Nに取付ける取付駒124を、図示スペー
スを省略するため、第3コ状駒20Cの近傍に1点鎖で
略示したが、実際には両者の間に第4、5・・・左右駒
10LD、10LE・・・;10RD、10RE・・
・、第4、5・・・コ状駒20D、20E・・・、第
5、6・・・連結ピン25E、25F・・・等が介在す
る。
【0031】
【第1実施例の作用】 この腕バンド10は、まず、図
示しない腕時計の一側へ匣ばね119で取付ける取付駒
120の穴116Aに、第1連結ピン25Aを挿入し、
その左右両端部(図2の第4連結ピン25Dの左右端部
部25LD、25RDに対応)を、第1左右駒10L
A、10RAの巾広基部11LA、11RA内側の孔1
4LA、14RAに挿入する。
【0032】次で、第1左右駒10LA、10RAを前
記第1連結ピン25Aまわりに回動させて、例えば、水
平状にして巾狭頂部13LA、13RAを当接させ、そ
の外側に第1コ状駒22Aの左右脚21LA、21RA
の内側が当接するように挿入し、左右方向の穴15L
A、15RA、23LA、23RAに第2連結ピン25
Bを挿入し、その両端部25LB、25RBを、第1コ
状駒25Aの左右脚21LA、21RAの外側へ突出さ
せる。これにより第1左右駒10LA、10RAを一体
状駒とし、第1連結ピン25Aをかしめ止めすることな
く、一体状駒としての第1左右駒10LA、10RAの
巾広基部11LA、11RA内側の穴14LA、14R
A内に確保する。
【0033】次に、第2連結ピン25Bの左右端部25
LB、25RBに、第2左右駒25LB、25RBの巾
広基部11LB、11RB内側の孔14LB、14RB
部を回動可能に挿入し、第2左右駒25LB、25RB
の巾狭頂部13LB、13RBを当接させ、その外側に
第2コ状駒20Bの左右脚21LC、21RCが位置す
るように挿入し、左右方向の穴15LB、15RB;2
3LB、23RBに第3連結ピン25Cを挿入し、その
左右両脚部25LB、25RBを突出させる。これによ
り、第2左右駒10LB、10RBを一体状の駒とし、
第2連結ピン25Bを何れの部分にもかしめ止めするこ
となく、第2左右駒10LB、10RBの巾広基部11
LB、11RB内側の孔14LB、14RB内に確保す
る。
【0034】第3連結ピン25Cの左右端部25LC、
25RCに第3連結左右駒10LC、10RCの巾広基
部11LC、11RC内側の穴14LC、14RC部を
回動可能に挿入し、その巾狭頂部13LC、13RCに
第3コ状駒20Cの左右脚21LC、21RCを配し、
その穴15LA、15RA;23LC、23RCに第4
連結ピン25Dを挿入し、左右端部25LD、25RD
を突出させ、第3左右駒10LC、10RCを一体状駒
とし、第3連結ピン25Cをかしめ止めすることなく穴
14LC、14RC内に確保する。
【0035】以下、これと同様に、第4、5・・・左右
駒10LD、10LE・・・、10RD、10RE・・
・、第4、5・・・コ状駒20D、20E・・・、第
5、第6・・・連結ピン25E、25F・・・を組付け
ることにより、第4、5・・・左右駒10LD、10R
D;10LE、10RE・・・をそれぞれ一体化し、第
4、5・・・連結ピン25D、25E・・・をかしめ止
めすることなく、穴14LD、14LD、14RE、1
4RE・・・内に確保し、第4、5・・・左右駒10L
D、10RD;10RE、10RE・・・の、第5、6
・・・連結ピン25E、25F・・・まわりに屈折可能
な連結状態を確保する。
【0036】この腕バンド10の最終端の左右駒10L
N、10RN(図示省略)の巾狭頂部13LN、13R
Nに設けるコ状駒20Nの左右脚21LN、21RN外
側に、取付駒124基部の凹部125を配し、その内側
の孔127L、127Rにばね付ピン(例えば、匣ばね
119、129とほぼ同構造で、やや短いもの)25N
の両端部を挿入して取付け、該取付具124の穴128
に挿入した匣ばね129を、図示しない腕時計の他側
へ、同種の従来例の腕バンド110と同様に取付ける。
【0037】第2〜4・・・連結ピン25B〜25D・
・・の左右端部25LB〜25LD・・・;25RB〜
25RD・・・の、第1〜3・・・コ状駒20A〜20
C・・・の左右脚21LA〜21LC・・・;21RA
〜21RC・・・外側への突出長さは、前記孔14LB
〜14LD・・・;14RB〜14RD・・・の深さと
等長ないしそれよりやや短く、第2〜4・・・連結ピン
25B〜25D・・・が、孔14LB〜14LD;14
RB〜14RD・・・内で左右方向へ多少移動可能にし
てもよく、係る第2〜4・・・連結ピン25B〜25D
・・・の左右端部25LB〜25LD・・・;25RB
〜25RD・・・は、孔14LB〜14LD・・・;1
4RB〜14RD・・・から外れない。
【0038】
【第2実施例】 次に、この発明の第2実施例の腕バン
ド30の模式平面説明図の図3、一部を分解して略示す
る模式斜視説明図の図4、及び特定(図5では第3)コ
状駒の上部にカバー31Cを設けたものを起立させ、同
カバー31Cを裏側から見た模式斜視裏面説明図の図5
を参照して説明する。なお、図1、2に略示した第1実
施例の腕バンド10と共通する部分には、同一名称、同
一符号を用いる。
【0039】この腕バンド30は、図1、2に略示した
前記第1実施例の腕バンド10の第1〜3・・・コ状駒
20A〜20C・・・の上部に、適度な肉厚を有し、同
コ状駒20A〜20C・・・の外形とほぼ同形で、それ
よりやや大き目のカバー31A〜31C・・・を、当該
コ状駒20A〜20C・・・をほぼ被覆するよう、一体
状に設けたものといえる。
【0040】第1〜3・・・カバー31A〜31C・・
・は、第1〜3・・・左右駒10LA〜10LC・・
・、10RA〜10RC・・・の巾狭頂部13LA〜1
3LC・・・;13RA〜13RC・・・及び継部12
LA〜12LC・・・;12RA〜12RC・・・、第
2〜4・・・連結ピン25B〜25D・・・まわりを被
覆し、保護する。
【0041】この腕バンド30の組付け前の第1〜3・
・・左右駒10LA〜10LC・・・、10RA〜10
RC・・・と、第1〜3・・・カバー31A〜31C・
・・付コ状駒20A〜20C・・・と、第1〜4連結ピ
ン25A〜25D・・・はそれぞれ独立し、第1〜3・
・・カバー31A〜31C・・・の、第1〜3・・・コ
状駒20A〜20C・・・の左右脚21LA〜21LC
・・・、21RA〜21RC・・・の内側巾は、前記巾
狭頂部13LA〜31LC・・・、13RA〜31RC
・・・の当接状態における外側巾とほぼ等巾に構成さ
れ、同左右脚21LA〜21LC・・・、21RA〜2
1RC・・・の当接状態における外側巾は、次位の左右
駒10LB〜10LD・・・;10RB〜10RD・・
・の巾広基部11LB〜11LD・・・;11RB〜1
1RD・・・の内側により構成される凹部16とほぼ等
巾に構成され、左右駒10LA〜10LC・・・;10
RA〜10RC・・・の巾広基部10LA〜11LC・
・・;11RA〜11RC・・・内側の孔14LA〜1
4LC・・・;14RA〜14RC・・・部に、第1〜
3・・・連結ピン25A〜25D・・・の両端部25L
A〜25LC・・・;25R〜A25RC・・・が回動
可能に挿入される。
【0042】ただし、次位の左右駒10LB〜10LD
・・・、10RB〜10RD・・・の巾狭頂部13LB
〜10LD・・・、13RB〜10RD・・・には、コ
状駒20B〜20D・・・が挿入されるだけで、この状
態では同左右駒10LB〜10LD・・・、10RB〜
10RD・・・の巾狭頂部13LB〜10LD・・・に
は、未だ、第3〜5・・・連結ピン25C〜25E・・
・は挿入されず、左右駒10LB〜10LD・・・、1
0RB〜10RD・・・は、それぞれの巾広基部11L
B〜11LD・・・;11RB〜11RD・・・内側の
穴14LB〜14LD・・・;14RB〜14RD・・
・まわりを、それぞれ自由に回動する。
【0043】仮に、左右の第1駒10LA、10RAの
巾広基部11LA、11RAの内側と、同部に取付ける
図1に略示する取付駒120の巾狭頂部122との間に
かなりの隙間が生ずる場合には、その隙間に対応する左
右脚及び頂部を有するコ状駒(図示省略)を配すると共
に、その左右脚に第1連結ピン25Aの挿入穴を設ける
ことにより、前記とほぼ同様な操作により第1左右駒1
0LA、10RAの巾広基部11LA、11RA内側の
孔14LA、14RAに、第1連結ピン25Aの左右端
部25LA、25RAを挿入して、取付駒120を取付
ける。
【0044】なお、腕バンド30の最後位の左右駒10
LN、10RN(図示省略)の巾狭頂部13LN、13
RNに、図1の右側部に略示した取付駒124と同構造
の取付駒124の凹部125を配し、その内側の左右孔
127LN、127RNの間に第N連結ピン25Nを、
前記第4連結ピン25Dとほぼ同要領で配設、挿入し
て、取付ける。
【0045】ただし、この取付駒124を分解可能に構
成することなく、その内側巾が特定される場合には、当
該腕バンドの最終駒(第N番目)へ取付ける連結ピン2
5Nを、前記取付駒124の凹部125の内側に設けた
孔127L、127Rの底壁の間隔とほぼ等長ないし同
間隔よりやや伸長可能にする一方、押圧により前記凹部
125の側壁間隔よりやや狭く(短く)収縮可能にした
ばね棒(例えば、匣ばね119、129で、それよりや
や短小なもの)として構成すれば、同取付駒124の前
記孔127L、127Rへの、最終連結ピン25Nの左
右端部25LN、25RNの挿入に当り、当該左右端部
25LN、25RNをそのばねに抗して押込む(縮小さ
せる)だけで、取付駒124を分割可能に構成する等の
わずらわしさを伴なうことなく、簡易に取付けられる。
【0046】カバー31Cの下面(図5では左側面)は
左右駒10LC、10RCの巾狭頂部13LC、13R
C及び継部12LC、12RCの上面に充分近接し(軽
く当接しても差支えない)、第4連結ピン25Dによる
連結後の左右駒10LC、10RCの巾狭頂部13L
C、13RC、継部12LC、12RCまわりと当該第
4連結ピン25Dまわりの移動、殊に、第3左右駒10
LC、10RCの離間が阻止されると共に、同部が同カ
バー31Cにより保護される。他のカバー31A、31
B、31D・・・についてもこれとほぼ同様である。
【0047】なお、図4、5では、第3左右駒10L
C、10RCの巾狭頂部13LC、13RCにカバー3
1C付コ状駒20Cを設ける例を略示したが、他の左右
状駒10LA、10LB;10RA、10RBのコ状駒
20A、20Bにも、これと同様なカバー31A、31
BCを設けることができ、何れも前者と同様な作用をす
る。その余の構造及び作用は、前記第1実施例とほぼ同
様である。
【0048】
【第3実施例】 次に、この発明の第3実施例の腕バン
ド38の要部をなす左右ストッパー36LC、36RC
付カバー31C(ここでは、腕バンド38の第3左右駒
10LC、10RCの巾狭頂部13LC、13RC両側
に配設する、左右ストッパー36LC、36RC付カバ
ー31Cのみを略示)を起立させた状態の模式斜視裏面
説明図の図6を参照して説明する。なお、前記図1〜5
に略示した第1、2実施例と共通する部分には、同一名
称及び同一符号を用いる。
【0049】まず、第3実施例の腕バンド38の第3左
右ストッパー36LC、36RC付カバー31Cは、前
記第2実施例の第3コ状駒20Cにカバー31Cを固定
したものに代えて、カバー31Cに左右ストッパー36
LC、36RCを設けたものに当り、この左右ストッパ
ー31付カバー31C以外の腕バンド38の左右駒10
LA〜10LD・・;10RA〜10RD・・・、第1
〜3・・・連結ピン25A〜25C・・・等(図示省
略)は、前記図3〜5に略示した第2実施例の腕バンド
30のコ状駒30付カバー31Cを備える第2実施例の
腕バンド30の左右駒10LA〜10LD・・;10R
A〜10RD・・・、第1〜3連結ピン25A〜25C
・・・等とほぼ同様である。
【0050】なお、この腕バンド38の第3左右ストッ
パー36LC、36RC間に形成される隙間34Cの間
隔Wは、左右駒10LC、10RCの巾狭頂部13L
C、13RCの当接状態の外側巾に等しいかやや広く構
成され、同左右ストッパー36LC、36RCは、前記
第2実施例のカバー31Cに固定したコ状駒20Cの左
右脚21LC、21RCとほぼ同様な作用をする。
【0051】もっとも、この第3ストッパー36LC、
36RCは、前記第1、2実施例の第3コ状駒20Cの
左右脚20LC、20RCとは異り、同第3ストッパー
36LC、36RCのみでは、第3左右駒10LC、1
0RCの巾狭頂部13LC、13RCの離間防止機能を
期待することはできず、同第3ストッパー36LC、3
6RCを第3カバー31Cの下側への固定した場合の
み、第3左右駒10LC、10RCの離間防止機能を奏
する。
【0052】
【第4実施例】 次に、この発明の第4実施例の腕バン
ド40の要部をなす左右駒10LC、10RCと、その
巾狭頂部13LC、13RCに挿入して、その離間を防
止する離間防止手段としてのコ状駒41C、連結ピン4
5C、副連結ピン46C等の模式分解斜視説明図の図7
を参照して説明する。なお、前記第1実施例及び従来例
の腕バンド10と共通する部分には、同一名称及び同一
符号を用いる。
【0053】図7において、15CCは腕バンド40の
左右駒10LC、10RCの巾狭頂部13LC、13R
Cの左右方向(図7では上下方向)に設けた第3副連結
ピン46Cの大径部46CCを挿入するやや大径の穴
で、この例では、穴15CCは連結ピン45C(第1実
施例における連結ピン25Cに対応)の穴15Cより、
継部12LC、12RC内側に設けられる。43LC、
43RCはコ状駒41Cに設けた連結ピン45Cを挿入
する穴、44LC、44RCはコ状駒41Cの左右脚4
2LC、42RCの端部に設けた溝で、コ状駒41Cを
左右駒10LC、10RCの巾狭頂部13LC、13R
C挿入する際、この溝42LC、42RCは副連結ピン
46Cの小径の左右端部46LC、46RCをほぼ収容
する。
【0054】コ状駒41Cの左右脚の穴43LC、43
RCに挿入した連結ピン45Cの左右両端部45LC、
45RCを、図示しない次位(第4)の左右駒10L
D、10RDの巾広基部11LD、11RD内側の孔1
4LD、14RD(図示省略:図2の第3左右駒10L
C、10RCの巾広基部11LC、11RC内側の孔1
4LC、14RCに対応する、次位の第4左右駒の巾広
基部内側の孔)に、屈折可能に挿入して連結する点で
は、前記第1、2実施例と同様である。
【0055】しかし、第4実施例の腕バンド40は、こ
の連結ピン45Cによる第3左右駒10LC、10R
C;コ状駒41Cの左右脚42LC、42RC;次位
(第4)の左右駒10LD、10RDの巾広基部11L
D、11RD内側の孔14LD、14RDの屈折可能な
連結に併せて、第3左右駒10LC、10RCの巾狭頂
部13LC、13RCの穴15LCC(図示省略)、1
5RCCと、コ状駒41Cの左右脚42LC、42RC
の穴44LC、44RCに副連結ピン46Cの大径部4
6CC及び小径の左右端部45LC、45RC部が同時
に係合することにより、第3左右駒10LC、10RC
が連接する前位(第2)の左右駒10LB、10RBと
の連結ピン25Bへの組付け完了前(組付途中)におい
ても、左右駒10LC、10RCが実際上一体化される
ことから理解されるように、当該腕バンド40の左右駒
10LC、10RCの組付途上における各駒の実質上の
一体化ないし単一性が確保される。
【0056】この副連結ピン46Cの中央部46CCを
図示例のように大径に構成すれば、左右駒10LC、1
0RC間に発生するねじれ力の同大径部46CCによる
分散効果を期待できる。しかし、所要の強度、剛性を確
保できる限り、この大径部46CCを廃し、全体を同一
径の副連結ピンとして、即ち、副連結ピン46Cと連結
ピン45Cとを等径の同一構造(ただし、長さは相違)
ものとして構成することもできる。
【0057】この腕バンド40の左右駒10LC、10
RCの巾狭頂部13LC、13RCに設ける穴15L
C、15RC;15LCC、15RCC及びコ状駒41
Cの左右脚42LC、42RCに設ける溝43LC、4
3RC;溝44LC、44RCの左右位置は、図示しな
いが、同図7のものとは左右位置を逆関係にすることも
できる。
【0058】また、図7では連結ピン45Cの左右端部
45LC、54RCを次位(第4)の左右駒10LD、
10RDの巾狭頂部11LC、11RCの孔14LD、
14RDに回動可能に挿入する例を略示したが、これに
代えて、副連結ピン46Cの両端部46LC、46RC
を延長し、次位(第4)左右駒10LD、10RDの巾
広基部11LC、11RCの孔14LD、14RDに回
動可能に挿入する構成としてもよい。なお、この際、連
結ピン45Cの左右端部45LC、45RCを、コ状駒
41Cの左右脚42LC、42RCの外側の巾と同巾な
いしそれよりやや狭く構成する。その余の構造及び作用
は、前記第1実施例の腕バンド10とほぼ同様である。
【0059】なお、図7に鎖線で略示する14LCC、
14RCCは、左右駒10LC、10RCの巾広基部1
1LC、11RCの内側に設けた穴で、穴14LCC、
14RCCには、仮に、副連結ピン46Cの左右端部4
6LC、46RCを延長したもを回動可能に挿入するこ
とにより、隣接する左右駒がこの穴14LCC、14R
CCまわりに屈折することになる。
【0060】
【第5実施例】 次に、この発明の第5実施例の腕バン
ド50を、その左右駒10LC、10RCの互いに当接
する巾狭頂部13LC、13RC(図示省略)に挿入
し、その離間防止手段としての左右脚52LC、52R
Cを、ほぼ長方形状のカバー51Cの裏面に固定したも
のを、その表裏を反転して略示する模式斜視裏面説明図
の図8を参照して説明する。なお、前記第1実施例及び
従来例の腕バンド10と共通する部分には、同一名称及
び同一符号を用いる。
【0061】図8において、53LC、53RCは左右
脚52LC、52RCの左右方向(図8では上下方向)
の穴で、穴53LC、53RCには腕バンド50の左右
駒10LC、10RCの巾狭頂部13LC、13RC
(図1〜4、図7参照)の左右方向(図1、7では上下
方向)の穴15LC、15RCに挿入した第3連結ピン
25Cのに対応する連結ピン56Cが挿入され、その左
右脚52LC、52RCの外側に突出する端部が次位
(第4)の左右駒10LD、10RDの巾広基部11L
D、11RD内側の孔14LD、14RDに回動可能に
挿入される。
【0062】54LC、54RCは、左右脚52LC、
52RCの端部(図8では左端部)と、そのカバー51
Cの下面(図8では上面)との間に形成した溝で、溝5
4LC、54RCには、腕バンド50の左右駒10L
C、10RCの巾狭頂部13LC、13RCの左右方向
の穴12LCC、15RCC(図7参照)に挿入する副
連結ピン57Cの両端部57LC、57RCを挿入す
る。連結ピン56Cの左右端部56LC、56RCと、
副連結ピン57Cの左右端部57LC、57RCとを左
右脚52LC、52RCの穴53LC、53RC及び溝
54LC、54RCにそれぞれ同時に挿入することによ
り、両者が協働して左右駒10LC、10RCを、前記
第4実施例の左右駒10LC、10RCと同様に、実質
的に一体化する。
【0063】腕バンド50の左右駒10LA〜101C
・・・、10RA〜10RC・・・、連結ピン56A〜
56C・・・等の構造は、前記第1、2実施例の腕バン
ド10、30の対応部の構造とほぼ同様であるから、図
8ではそれらの図示を省略した。なお、その余の構造及
び作用は、左右駒10LC、10RCの当接する巾狭頂
部13LC、13RCの外側に配して、両者の離間を阻
止する左右脚52LC、52RCをカバー51Cの裏面
に固着したもので、連結ピン56Cと副連結ピン57C
により、左右駒10LC、10RCの巾狭頂部13L
C、13RCを積極的に係止、一体化する点では、前記
第4実施例のコ状駒41Cと、連結ピン45C、副連結
ピン46Cを備える腕バンド40とほぼ同様である。
【0064】また、図示しないが、溝54LC、54R
Cは、穴53LC、53RCと同様な穴として構成する
こともできるが、この場合には、連結ピン56C及び第
2連結ピン57Cを各穴に同時に挿入可能にするため
に、その位置合せを一層正確にする必要がある。
【0065】連結ピン56Cの長さを左右脚52LCと
52RCの外側巾と等巾又はやや短く、副連結ピン57
Cを左右脚52LCと52RCの外側巾よりやや長く構
成し、その両端部57LC、57RCを次位(第4)左
右駒10LD、10RDの巾広基部11LD、11RD
内側の孔14LD、14RD(ただし、この穴は副連結
ピン57Cの左右端部57LC、57RCの延長端部対
応位置に設けられる)に回動可能に挿入してもよく、こ
の場合には、隣接駒との屈折点が延長された副連結ピン
57Cの左右端部57LC、57RCの挿入される、左
右駒10LC、10RCの巾広基部11LC、11RC
内側の穴が、図7の14LC、14RCから、同図の鎖
位置の14LCC、14RCCに移動する外は、前記第
5実施例とほぼ同様な作用をする。その余の構造及び作
用は、前記第1実施例の腕バンド10とほぼ同様であ
る。
【0066】
【第6実施例】 次に、この発明の第6実施例の腕バン
ド60を、その要部の模式平面説明図の図9、及び一部
を分解して略示する模式斜視説明図の図10を参照して
説明する。なお、前記第1実施例及び従来例の腕バンド
と共通する部分には、同一名称及び同一符号を用いる。
【0067】第6実施例の腕バンド60は、図1〜8に
略示した第1〜5実施例の腕バンド10、30、38、
40、50における、左右駒10LC、10RCの巾狭
頂部13LC、13RCの離間防止手段としてのコ状駒
20、第2実施例のカバー31C付コ状駒20C、第3
実施例の第3の左右ストッパー36LC、36RC付カ
バー31C、第4実施例のコ状駒20C、第5実施例の
カバー31C付左右脚36LC、36RCを用いるもの
とは異なり、例えば、それらの第3左右駒10LC、1
0RCの巾狭頂部13LC、13RCを、両者が互いに
噛み合う(食い込む)ように変形させ、この変形後の巾
狭頂部自身で、当該左右駒10LC、10RCの離間を
防止可能に変形したものといえる。
【0068】この腕バンド60は、第1〜4・・・左駒
60LA〜60LD・・・の巾広基部61LA〜61L
D・・・に、継部62LA〜62LD・・・を介して設
けた巾狭頂部63LA〜63LD・・・の端部を、右駒
(対側駒)60RA〜60RD・・・の巾狭頂部63R
A〜63RD・・・側へ伸ばし、その端部から当該左駒
60LA〜60LD・・・の巾広基部61LA〜61L
D・・・側に開口する隙間66LA〜66LD・・・を
介して折返部65LA〜65LD・・・を設ける。
【0069】一方、右駒60RA〜60RD・・・の巾
広基部61RA〜61RD・・・に継部62RA〜62
RD・・・を介して設けた、巾狭頂部63RA〜63R
D・・・の前記継部62RA〜62RD・・・から、そ
の内側(左駒60LA〜60LD・・・の巾狭頂部63
LA〜63LD・・・側)に、前記折返部65LA〜6
5LD・・・に対応する隙間66RA〜66RD・・・
を存して起立部65RA〜65RD・・・を設ける。
【0070】左右駒60LA〜60LD・・・、60R
A〜60RD・・・の巾狭頂部63LA〜63LD・・
・、63RA〜63RD・・・の穴64LA〜64LD
・・・、64RA〜64RD・・・と、折返部65LA
〜65LD・・・と、起立部65RA〜65RD・・・
の穴66LA〜66LD・・・;65RA〜65RD・
・・に、連結ピン67A〜67D・・・を挿入し、同連
結ピン67A〜67D・・・の両端部を、それぞれ次位
の左右駒60LB〜60LD・・・;60RB〜60R
D・・・の巾広基部60LB〜60LD・・・;60R
B〜60RD・・・の内側の孔64LB〜64LD・・
・;64RB〜64RD・・・に、それぞれ回動可能に
挿入する。
【0071】この腕バンド60は、例えば、第4左右駒
60LD、60RDの巾広基部61LD、61RD内側
の孔64LD、64RD部を、前位の第3の左右駒60
LC、60RCの巾狭頂部63LC、63RCの孔64
LC、64RCと、折返部65LDの穴66LD、起立
部65RDの穴66RDに挿入した第4連結ピン77D
の左右端部77LD、77RDを挿入する際、第4左駒
60LDと、第4右駒60RDとを異なる平面上に配し
て、第4連結ピン77Dの左右端部77LD、77RD
に挿入、同左右駒60LD、60RDの巾狭頂部63L
Dの折返部65LDと、巾狭頂部63RDの起立部65
RDの衝合を招くことなく、それぞれの巾広基部61L
D、61RDの内側が、前位の第3左右駒60LC、6
0RCの巾狭頂部63LC、63RCの外側に当接する
まで、即ち、左右端部77LD、77RDが穴64L
D、64RDへ充分進入するまで押し込む。
【0072】次いで、例えば、第4左側駒60LDを第
3連結ピン77Cの左端部77LDまわりに回動して水
平状にした後、他方の第4右駒60RDを第3連結ピン
77Cの域端部77RCまわりに、前記第4左駒60L
Dと同方向に同角度回わして、両者を同一平面(この例
では水平面)上に配し、両者の折返部65LDと起立部
65RDを、それぞれ前記隙間67LD、67RDに進
入させ、第4左右駒60LDと60RDとの左右方向へ
の離間を防止し、折返部65LDと起立部65RDとの
隙間67RDと67LDへの進入、組込みにより、第4
左右駒60LD、60RDの離間防止手段を構成し、こ
れにより、前第1実施例のコ状駒20Cや、第2、3実
施例のカバー31C付コ状駒20C、左右ストッパー3
6LC、36RC付カバー31C等よる離間防止機能を
確保する。
【0073】この第4左右駒60LD、60RDの巾狭
頂部63LD、63RDの折返部65LD及び起立部6
5RDの穴64LD、64RD;66LD、66RDに
第5連結ピン77Eを挿入し、その左右端部77LE、
77REを左右の巾狭頂部63LD、63RDの外側へ
突出させ(図10の77LD、77RD参照)、次位の
第5左右駒60LE、60RE(図示省略)の連結に備
える。
【0074】この第4左右駒60LD、60RDの巾広
基部61LD、61RD内側の孔64LDへの、第4連
結ピン77Dの左右両端部77LD、77RDの挿入
と、その巾狭頂部63LD、63RDへの第5連結ピン
77Eの挿入により、第4左右駒60LD、60RDの
離間を阻止すると共に、それらの巾広基部61LD、6
1RDと巾狭頂部63LD、63RDに第4、5連結ピ
ン77D、77Eが同時に挿入されることにより、第4
左右駒60LD、60RDが一体状の駒として機能す
る。第1〜3左右駒60AL〜60AC;60RA〜6
0RCを始め、他の左右駒60LE、60LF・・・;
60RE、60RF・・・についてもこれと同様に、そ
れぞれ一体化され、一体状をなす隣接駒が連結ピン77
A〜77E・・・まわりに、互いに屈折可能なに連結さ
れる。その余の構造及び作用は前記第1実施例とほぼ同
様である。
【0075】なお、図9、10の第6実施例では、左右
駒60LA〜60LD・・・;60RA〜60RD・・
・の巾狭頂部63LA〜63LD・・・;63RA〜6
3RD・・・に折返し部65LA〜65LD・・・と、
起立部65RA〜65RL・・・とを設ける例を略示し
たが、これらは図示しないが、同図9、10ものとはそ
との左右関係を逆に設けることもでき、この場合には左
右関係が逆になることは別として、前記第6実施例とほ
ぼ同様な作用をする。
【0076】
【変形例】 なお、前記第6実施例の腕バンド60は、
その左右駒60LA〜60LD・・・;60RA〜60
RD・・・の一方の駒、例えば、左駒60LA〜60L
D・・・の巾狭頂部63LA〜63RD・・・、その継
部62LA〜62LD・・・;62RA〜62RD・・
・、折返部65LA〜65LB・・・の上側に固定さ
れ、当該巾狭頂部、継部、折返部等を被覆するほぼ長方
形のカバー(図示省略)の端縁を、前記対側駒の右側駒
60RA〜60RD・・・の巾狭狭頂部63RA〜63
RD・・・の上側を被覆するように延長し、当該対側駒
(右側駒60RA〜60RD・・・)の巾狭頂部63R
A〜63RD・・・(なお、同右側駒の継部62RA〜
62RD・・・及びその起立部66RA〜66RD・・
・を含む)を被覆ように構成(固定)できる。
【0077】また、このカバーは、上記変形例とは逆
に、当該腕バンド60の対側駒としての右側駒60RA
〜60RD・・・の巾狭狭頂部63RA〜63RD・・
・、その継部62RA〜62RD・・・及び起立部66
RA〜66RD・・・の上側に固定し、その一方の駒と
しての左側駒60LA〜60LD・・・の巾狭頂部63
LA〜63LD・・・、継部62RA〜62RD・・
・、その折返部65LA〜65LD・・・を被覆するよ
うに構成することもでき、このように構成したものも、
前記変形例とほぼ同様な作用をする。
【0078】これらの両変形例は、前記第6実施例より
その構造が多少複雑になり、ひいては、その組付性も多
少面倒になるきらいがあるものの、これらの変形例の腕
バンドの各駒を構成する左右駒の上部にカバーを配設し
たことからも理解されるように、当該カバーの形状、模
様等の選択如何により、見映えの良好な腕バンドを提供
できる。
【0079】
【発明の効果】 (1) 左右駒の巾広基部から継部を
介して延び、互いに当接する巾狭頂部の左右方向の穴に
連結ピンを挿入し、該連結ピンの前記両巾狭頂部外側へ
延びる端部を、次位の左右駒の巾広基部内側の孔に回動
可能に挿入すると共に、前記巾狭頂部に、当該左右駒の
左右方向への離間防止手段を設けたから、左右駒の離間
を、従来例のように連結ピンの連結駒へのかしめ止めに
よることなく、その離間阻止手段により阻止でき、しか
も、隣接する左右駒が何れも一体状駒として連結ピンま
わりに屈折し、腕バンドに掛かる外力が一体状左右駒に
ほぼ均等に分散され、ひいては、当該腕バンドを掛ける
腕まわりに不均一な応力の発生を招く恐れがない。
【0080】(2) 左右駒の互いに当接する巾狭頂部
の穴と、該巾狭頂部の外側に位置する次位の左右駒の巾
広基部内側の孔とに連結ピンが挿入され、同連結ピンの
端部の左右方向への移動が、一体状左右駒の巾広基部内
側の孔底により制限されるから、同種の腕バンドの従来
例のように連結ピンを左右駒等にかしめ止めする必要が
なく、その製造工程が簡易化される外、複数の連結ピン
の左右駒等へのかしめ止不良に基づく連結ピンが外れ、
ひいては、当該腕バンドの不用意な破壊を招く恐れがな
い。
【0081】(3) 組着付け状態の腕バンドの左右駒
が一体状駒となるから、各連結ピンの長さ又は左右駒の
巾広基部内側の孔の深さに多少の誤差があっても、当該
連結ピンが左右駒の巾広基部内側の対向する孔内を左右
方向に多少移動するに留まり、同連結ピンの脱落恐れが
ないから、当該腕バンド構成部品の加工とその組付け工
程の合理化を図れ、ひいては生産コストの低減を図れ
る。
【0082】(4) 連結ピンを左右駒等にかしめ止め
する必要性がないから、左右駒の構成材料として、例え
ば、透明ないし半透明、不透明プラスチック材を含め
て、その構成材料の選択巾が増し、例えば、プラスチッ
ク材の選択により、左右駒をモールド製法等により、彫
が深く、複雑な模様、優れた形状の左右駒を、塑造によ
り製産できるものを提供できる外、左右駒の仕上げ加工
法の選択範囲が増し、形状が多少複雑化しても、見映え
の良好な駒を、無理のない成形手法により提供できる。
【0083】(5) 左右駒を左右対象形に構成すれ
ば、左右駒の共通化に基づく量産、組付時における左右
駒の選択誤り等の発生を招く恐れがなく、ひいてはコス
トメリットのあるものを提供できる。
【0084】(6) 腕バンドの応力の集中し易い左右
駒の巾狭頂部の連結ピン挿入穴まわりにコ状駒、カバー
付ストッパー、互いに係合する折返部と起立部等からな
る左右駒の離間防止手段を設けると共に、該離間防止手
段と巾狭頂部との穴に連結ピンを挿入したから、左右駒
の巾狭頂部が、同巾狭頂部に設けられる当該左右駒の離
間防止手段により実質的に補強される。
【0085】(7) 腕バンドの巾狭頂部に設けるコ状
駒、カバー付ストッパー、互いに係合する折返部、起立
部等の左右駒の離間防止手段まわりに、当該左右駒の組
付けに支障のないカバーを設ければ、腕バンドの応力の
集中し易い巾狭頂部が、当該カバーにより被覆、保護さ
れる外、当該カバーの形状、色彩等の選択範囲が増加
し、同部の見映えを良好な構成の選択が容易になる等、
その設計自由度が向上する。
【0086】(8) 左右駒の互いに当接する巾狭頂部
の外側に配した左右一対のストッパーの穴に連結ピンを
挿入し、該連結ピンの両端部を当該左右ストッパーの両
外側へ延ばすと共に、該左右ストッパーの上側にほぼ長
方形状カバーを固定し、該ほぼ長方形状カバー下側の左
右ストッパーを、次位の左右駒の巾広基部内側に収容す
れば、左右駒の離間防止手段を長方形状カバーの下側に
左右ストッパーを取付けるだけの簡易な構造のものとし
て、この腕バンドを構成できる。
【0087】(9) 左右駒の互いに当接する巾狭頂部
の外側に配設するコ状駒又はカバーを備える左右一対の
ストッパー又は支脚の一対の穴又は溝に、連結ピンと副
連結ピンとを挿入すれば、両連結ピンにより前記一対の
左右駒の巾狭頂部における積極的な一体化が確保され、
ひいては、仮に、互いに当接する左右駒間のねじれ差に
基づく、当該腕への過度の食い込みを招く恐れがない。
【0088】(10) 左右駒の互いに当接する巾狭頂
部の外側に配設するコ状駒又はカバーを備える左右一対
のストッパー又は支脚の穴と溝に、連結ピン及び副連結
ピンを同時に挿入すれば、互いに当接する左右駒の積極
的な一体性が、当該連結ピン及び副連結ピンにより確保
される。
【0089】(11) 左右駒の互いに当接する巾狭頂
部の外側に配設するコ状駒又はカバーを備える左右一対
のストッパー又は支脚の穴と溝に、同時に挿入した連結
ピンと副連結ピンとの何れか一方の両端部延長し、該延
長部に次位の左右駒の巾広基部内側の孔部に回動可能に
挿入すれば、左右駒の積極的な一体性と、隣接駒の屈折
性とを同時に期待できる。
【0090】(12) 左右駒の巾狭頂部の端部を対側
駒の巾狭頂部側へ延ばし、その端部から当該駒の基部側
へ折返し、該折返部と対側駒の継部の左右駒側へ延びる
端部からの起立部とを組込ませると共に、同部を連結ピ
ンにより連結すれば、コ状駒やストッパー付カバー等を
用いることなく、巾狭頂部自体に当該左右駒の離間阻止
手段が構成され、ひいては、所要機能を維持しながら部
品点数の減少を図れ、当該腕バンドの組付け性の向上を
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る腕バンドの第1実施例の模式
平面説明図である。
【図2】 第1実施例の腕バンドの一部を分解して略示
する模式斜視説明図である。
【図3】 この発明の第2実施例の腕バンドの左右駒の
巾狭頂部に組込むコ状駒にカバーを設けたものの模式平
面説明図である。
【図4】 第2実施例の一部を分解して略示する模式斜
視説明図である。
【図5】 第2実施例の腕バンドのコ状駒の上面にカバ
ーを設けたものを起立させた状態の模式斜視説明図であ
る。
【図6】 この発明の第3実施例の腕バンドのカバーの
下位に、左右ストッパーを設けたものを、起立させた状
態の模式斜視説明図である。
【図7】 この発明の第4実施例の腕バンドの左右駒の
巾狭頂部に、コ状駒を挿入すると共に、連結ピンと副連
結ピンにより両者を分離可能に連結したものの要部の模
式分解斜視説明図である。
【図8】 この発明の第5実施例の腕バンドの要部をな
す、支脚付カバーを裏返して略示する模式分解斜視着明
図である。
【図9】 この発明の第6実施例の複数の左右駒の一方
の巾狭頂部の端部から、その巾広基部側に開口する隙間
を存して折返部を設ける一方、対側駒の巾狭頂部から、
継部をして前記隙間部に進入する起立部を設け、この起
立部と前記折返部との係合により、左右駒の離間防止手
段を構成した腕バンドの一部を分解して略示する模式平
面説明図である。
【図10】 第6実施例の一部を分解して略示した模式
斜視説明図である。
【図11】 複数の左右駒と中央駒とを連結ピンにより
連結した従来例の腕バンドの模式平面説明図である。
【図12】 他の従来例の腕バンドの模式平面説明図で
ある。
【簡号の説明】
10……腕バンド(第1実施例) 10LA〜10LC……左駒 10RA〜10RC……右駒 11LA〜11LC……巾広基部 11RA〜11RC……巾広基部 12LA〜12LC……継部 12RA〜12RA……継部 13LA〜13LC……頂部(巾狭) 13RA〜13RC……頂部(巾狭) 14LA〜14LC……孔 14RA〜14RC……孔 14LCC、14RCC……孔(副連結ピン用) 15LA〜15LC……穴 15RA〜15RC……穴 15LCC、15RCC……穴(副連結ピン用) 20A〜20C……コ状駒 21LC……左脚部 21RC……右脚部 22C……頂部 23LA〜23LC……穴 23RA〜23RC……穴 24C……隙間 25A〜25D……第1〜4連結ピン 30……腕バンド(第2実施例) 31A〜31C……カバー 33LC、33RC……穴 34C……隙間 34LC、34RC……穴 36LC……左スットパー 36RC……右スットパー 38……腕バンド(第3実施例) 40……腕バンド(第4実施例) 41C……コ状駒 42LC、42RC……左右脚 43LC、43RC……穴 44LC、44RC……左右溝 45C……連結ピン 45LC、45RC……左右端部 46C……副連結ピン 46CC……大径部 46LC、46RC……左右端部(副連結ピンの小径
部) 50……腕バンド(第5実施例) 51C……カバー 52LC、52RC……左脚、右脚 53LC、53RC……穴 54LC、54RC……溝 56C……連結ピン 56LC、56RC……左右端部(連結ピン) 57C……副連結ピン 57LC、57RC……左右端部(副連結ピン) 60……腕バンド(第6実施例) 60LA〜60LD……左駒 60RA〜60RD……右駒 61LA〜61LD……左巾広基部 61LA〜61LD……右巾広基部 62LA〜62LD……左継部 62RA〜62RD……右継部 63LA〜63RD……左巾狭頂部 63RA〜63RD……右巾狭頂部 64LA〜64LD……孔 64RA〜64RD……孔 65LA〜65LD……折返部 65RA〜65RD……起立部 66LA〜66LD……穴 66RA〜66RD……穴 67LA〜67LD……隙間 67RA〜67RD……隙間 68LA〜68LD……穴 68RA〜68RD……穴 77A〜77E……第1〜4連結ピン 77LA〜77LE……端部(連結ピン) 77RA〜77RE……端部(連結ピン) 110……腕バンド(従来例) 111LA〜111LC……左駒 111RA〜111RC……右駒 112A〜112C……第1〜3駒 113A〜113D……第1〜4連結ピン 115……匣ばね 116A〜116C……穴 117A〜117C……穴 116BB……穴 118LA〜118LC……左かしめ部 118RA〜118RC……右かしめ部 119LA〜119LC……左かしめ部 119RA〜119RC……右かしめ部 120……取付駒 121……巾広基部 122……巾狭頂部 125LA〜125LA……孔 125RA〜125RA……孔 126LA、138LA〜138LD……かしめ部 126RA、138RA〜138RD……かしめ部 130……腕バンド(従来例) 131A〜131D……第1〜4駒 132A〜132D……第1〜4巾狭頂部 133A〜133D……第1〜4凹部 134LA〜134LD……第1〜4左穴 134RA〜134RD……第1〜4右穴 135LA〜135LD……第1〜4左孔 135RA〜135RD……第1〜4右孔 136LA〜136LD……第1〜4左ピン 136RA〜136RD……第1〜4右ピン 137LA〜137LD……第1〜4左かしめ部 137RA〜137RD……第1〜4右かしめ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右駒の巾広基部から継部を介して延
    び、互いに当接する巾狭頂部の左右方向の穴に連結ピン
    を挿入し、該連結ピンの前記両巾狭頂部外側へ延びる端
    部を、次位の左右駒の巾広基部内側の孔に回動可能に挿
    入すると共に、前記巾狭頂部に、当該左右駒の左右方向
    への離間防止手段を設けたことを特徴とする腕バンド。
  2. 【請求項2】 前記左右駒の巾狭頂部の左右両外側にコ
    状駒の左右脚部を配し、該コ状駒の左右両脚部の穴に、
    前記連結ピンを挿入したことを特徴とする請求項1記載
    の腕バンド。
  3. 【請求項3】 前記コ状駒の左右両脚部を含む上部に、
    当該コ状駒と前記左右駒の巾狭頂部及び継部の上部を被
    覆するカバーを設けたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の腕バンド。
  4. 【請求項4】 前記コ状駒の左右両脚部の端部に溝又は
    穴を設けると共に、該溝又は穴に、前記左右駒の互いに
    当接する巾狭頂部の左右方向の穴に挿入した副連結ピン
    離脱可能に挿入したことを特徴とする請求項1〜3記載
    の腕バンド。
  5. 【請求項5】 前記左右駒の互いに当接する巾狭頂部外
    側を収容する左右一対のストッパー上面にほぼ長方形状
    カバーを固定し、該左右一対のストッパーの穴に前記連
    結ピンを挿入し、該連結ピンの前記左右ストッパーの両
    外側へ延びる両端部を、次位の左右駒の巾広基部内側の
    孔に回動可能に挿入したことを特徴とする請求項1記載
    の腕バンド。
  6. 【請求項6】 前記左右駒の互いに当接する巾狭頂部外
    側を収容する左右脚部の上面にほぼ長方形状カバーを固
    定すると共に、前記左右脚及びその端部に穴及び溝を設
    け、該穴及び溝に前記左右駒の巾狭頂部に挿入した連結
    ピン及び副連結ピンの両端部を離脱可能に挿入したこと
    を特徴とする請求項1又は5記載の腕バンド。
  7. 【請求項7】 前記左右駒の互いに当接する巾狭頂部外
    側を収容する左右脚部又はストッパーの穴又は溝に挿入
    した、前記連結ピン及び副連結ピンの何れか一方の当該
    脚部又はスットパーの両側を越える端部を、次位の左右
    駒の巾広基部内側の孔に回動可能に挿入したことを特徴
    とする請求項1〜6記載の腕バンド。
  8. 【請求項8】 前記左右駒の一方の巾広基部から継部を
    介して延びる巾狭頂部の端部から対側駒の巾狭頂部側
    に、当該駒の巾広基部側に向って開口する隙間を存して
    折返部を形成する一方、前記対側駒の巾広基部から継部
    を介して巾狭頂部を延設し、該対側駒の継部の前記左右
    駒の一方の巾狭頂部側へ、前記折返部に対向する隙間を
    存して延びる端部から、前記左右駒の一方の巾狭頂部の
    前記隙間に挿入される起立部を設けると共に、前記左右
    駒の一方の巾狭頂部とその折返部及び前記対側駒の巾狭
    頂部とその起立部の左右方向穴に連結ピンを挿入し、該
    連結ピンの前記巾狭頂部の左右両外側へ延びる端部を、
    次位の左右駒の一方と対側駒との巾広基部内側の孔にそ
    れぞれ回動可能に挿入したことを特徴とする腕バンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103054283A (zh) * 2013-01-22 2013-04-24 黎發威 金属腕表表带
JP2014087455A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Casio Comput Co Ltd バンド

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