JP2007226996A - 電池パック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの低減効果を確保しつつ、組付性の悪化およびコストの上昇を抑制する。
【解決手段】電池パックは、バッテリとDC/DCコンバータとにそれぞれ電気的に接続されたジャンクションボックス202と、ジャンクションボックス202に電気的に接続され、ジャンクションボックス202に隣接して設けられるバイパスコンデンサ250とを含む。バイパスコンデンサ250のGNDバスバー256は、バイパスコンデンサ250の位置を固定するのに十分な剛性を有するものである。GNDバスバー256がジャンクションボックス202に接続されると、電気的に接続されるともに、GNDバスバー256によりバイパスコンデンサ250の位置が固定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、電池パックの構造に関し、特に、電池に接続されるジャンクションボックスに設けられたバイパスコンデンサの取付構造に関する。
ハイブリッド車両では、DC/DCコンバータ内の半導体部品・トランス等の冷却と高圧配線の簡素化とを目的として、DC/DCコンバータをエンジンルーム内のインバータにに一体化したものが公知である。これに対して、サービス性向上(単品交換の実現)とインバータ装置の小型化とを目的として、室内に配置される技術が以下に開示される。
特開2005−178732号公報(特許文献1)は、ユーティリティの低下等を招くことなく、高圧電装機器を効率的に冷却する車両モータ用高圧電装の冷却装置を開示する。この冷却装置は、走行用のモータを制御するインバータと、モータにインバータを介して給電する蓄電装置と、蓄電装置の電源電圧を降圧する降圧装置と、蓄電装置とインバータに冷却空気を導くファンとを備えた車両モータ用高圧電装の冷却装置である。冷却装置は、蓄電装置とインバータと降圧装置とファンをシート下に集中的に配置し、シートの車幅方向一端の下側に冷却空気入口を設け、車幅方向他端の下側に冷却空気出口を設けている。
上述した公報に開示された冷却装置によると、蓄電装置やインバータ等の高圧電装機器をシート下に集中的にパッケージングしているので、いわゆるトランクスルー構造の採用が可能になり、ユーティリティの低下を回避できる。また、高圧電装機器がトランクルームやフロア下に位置することもないので、トランクルームスペース及びフットスペースを確保できる。さらに、高圧電装機器が室内に位置するので、地上高確保によるシート座面の上昇を招くことがなく、乗員に高さ方向の閉塞感を感じさせることも少ない。
特開2005−178732号公報
しかしながら、上述した公報に開示された冷却装置のように、室内にDC/DCコンバータを配置すると、室内で高圧のスイッチングが行なわれるため、車両の周囲の電波に対してノイズを発生する可能性がある。そのため、たとえば、DC/DCコンバータとラジオ用アンテナとの距離が近くなる場合には、ラジオ性能が悪化したり、あるいは、スマートキー等のようにラジオと同様に電波を使用する場合には、DC/DCコンバータの作動に起因したノイズによりその性能が悪化したりするという問題がある。そこで、電力ラインにバイパスコンデンサを追加することにより、ノイズを低減することが考えられるが、電力ラインに対してリード線等を用いてバイパスコンデンサを接続すると、インダクタンスが増加して、ノイズの低減効果が薄れるという問題がある。また、バイパスコンデンサを固定するブラケットを設けると、部品点数の増加によりコストが上昇したり、搭載性が悪化したりする。さらには、搭載性の悪化により、ブラケットの強度が確保できなかったり、ブラケットをバッテリパネルに組み付けるとなると、ジャンクションボックスの取付位置との関係から、取付公差が大きくなり、公差吸収ができず組付性が悪化するという問題がある。上述した公報に開示された冷却装置においては、このような問題点については言及されていないため解決することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ノイズの低減効果を確保する電池パック構造を提供することである。本発明のさらなる目的は、組付性の悪化を抑制する電池パック構造を提供することである。本発明のさらなる目的は、コストの上昇を抑制する電池パック構造を提供することである。
第1の発明に係る電池パック構造は、車両の走行用駆動源に供給する電力を蓄電する蓄電機構と、車両の室内に設けられ、蓄電機構の電圧を低電圧に変換する電力変換器と、蓄電機構と電力変換器とにそれぞれ電気的に接続されたジャンクションボックスと、ジャンクションボックスに電気的に接続され、ジャンクションボックスに隣接して設けられるバイパスコンデンサとを含む。バイパスコンデンサの端子部材は、バイパスコンデンサの位置を固定するのに十分な剛性を有するものである。端子部材がジャンクションボックスに接続されると、電気的に接続されるともに、端子部材によりバイパスコンデンサの位置が固定される。
第1の発明によると、ジャンクションボックスに隣接して設けられるバイパスコンデンサの端子部材は、バイパスコンデンサを固定するのに十分な剛性を有するものである。端子部材がジャンクションボックスに接続されると、電気的に接続されるともに、端子部材によりバイパスコンデンサの位置が固定される。たとえば、バイパスコンデンサとジャンクションボックスとを直線的に接続する端子部材を設けることにより、接触抵抗の増加が抑制され、さらに、リード線等を用いる必要がないため、インダクタンスの増加が抑制される。これにより、ノイズの低減効果を確保することができる。したがって、ノイズの低減効果を確保する電池パック構造を提供することができる。また、端子部材の剛性によりバイパスコンデンサの位置が固定される。すなわち、バイパスコンデンサの端子部材は、バイパスコンデンサを支持するブラケットとしての機能と、ジャンクションボックスへのハーネスとしての機能とを兼ね備えるため、バイパスコンデンサに対してブラケットを別途設ける必要がない。そのため、部品点数の増加を抑制することができる。したがって、コストの上昇を抑制する電池パック構造を提供することができる。
第2の発明に係る電池パック構造においては、第1の発明の構成に加えて、端子部材は、端部がGNDラインに接続される略直線形状のGND接続部材を含む。
第2の発明によると、端子部材は、端部がGNDラインに接続される略直線形状のGND接続部材である。GND接続部材は、略直線形状に形成されることにより、少なくともバイパスコンデンサからジャンクションボックスまでの経路を短くすることができる。そのため、GNDラインに接続されるまでの経路が短縮されることにより、接触抵抗の増加が抑制され、ノイズの低減効果を確保することができる。さらに、略直線形状に形成されることにより、部材の撓み量の増加が抑制され、GND接続部材の、断面積、材質および長さに基づく全方向の剛性を有する。GND接続部材は、その剛性によりバイパスコンデンサの位置を全方向に固定するブラケットとして機能を有する。たとえば、GND接続部材の長さを短縮したり、断面積あるいは厚みの増加させたりすると、GND接続部材の剛性の増加が図れる。したがって、ブラケットを別途設けることなくバイパスコンデンサの位置を固定することができる。そのため、部品点数の増加を抑制することができ、搭載性の悪化の抑制、コストの上昇の抑制および設計負担の低減が図れる。
第3の発明に係る電池パック構造においては、第2の発明の構成に加えて、GND接続部材の端部と、ジャンクションボックスと、電池パックを収納する筐体とは締結部材により共締めされる。
第3の発明によると、GND接続部材の端部と、ジャンクションボックスと、電池パックの筐体とは締結部材(たとえば、ボルトおよびナット)により共締めされる。そのため、バイパスコンデンサを固定する部品を新たに追加する必要がないため、部品点数の増加が抑制されて、コストの上昇が抑制される。
第4の発明に係る電池パック構造においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、端子部材は、ジャンクションボックスに設けられる電力ラインの端子部に接続され、予め定められた方向に対しての撓み量が増加するように屈曲された電力ライン接続部材を含む。
第4の発明によると、端子部材は、ジャンクションボックスに設けられる電力ラインの端子部に接続され、予め定められた方向に対して撓み量が増加するように屈曲された(たとえば、U字形状に屈曲された)電力ライン接続部材を含む。これにより、バイパスコンデンサを組み付ける際の、バイパスコンデンサとジャンクションボックスとにおける予め定められた方向についての取付公差は、屈曲部を有する電力ライン接続部材が撓むことにより吸収することができる。これにより、組付性の悪化を抑制することができる。また、撓みにより電力ライン接続部材がジャンクションボックスに確実に着座するため、接触抵抗の増加を抑制することができる。したがって、ノイズの低減効果を確保することができる。
第5の発明に係る電池パック構造においては、第4の発明の構成に加えて、電力ライン接続部材の端部はボルトにより締結される。予め定められた方向は、ボルトの軸方向と略同じ方向である。
第5の発明によると、予め定められた方向は、ボルトの軸方向と略同じ方向である。これにより、バイパスコンデンサを組付ける際の、バイパスコンデンサとジャンクションボックスとにおけるボルト軸方向についての取付公差を吸収することができる。これにより、組付性の悪化を抑制することができる。
第6の発明に係る電池パック構造においては、第5の発明の構成に加えて、電力ライン接続部材の端部には、ボルトが貫通する長穴形状の貫通穴が形成される。
第6の発明によると、電力ライン接続部材の端部には、ボルトが貫通する長穴形状の貫通穴が形成される。これにより、バイパスコンデンサを組み付ける際の、長穴の長手方向についての公差を吸収することができる。そのため、組付性の悪化を抑制することができる。
第7の発明に係る電池パック構造においては、第4〜6のいずれかの発明の構成に加えて、電力ライン接続部材は、略U字形状の屈曲部分を有する。
第7の発明によると、電力ライン接続部材は、略U字形状の屈曲部を有する。略U字形状に屈曲されることにより、バイパスコンデンサを組み付ける際の、バイパスコンデンサとジャンクションボックスとにおける予め定められた方向についての取付公差を電力ライン接続部材が撓むことにより吸収することができる。これにより、組付性の悪化を抑制することができる。
第8の発明の係る電池パック構造においては、第4〜7のいずれかの発明の構成に加えて、ジャンクションボックスと駆動源との間には、蓄電機構の電力を変換して駆動源に供給する電気機器が設けられる。電力ライン接続部材と電気機器に接続される出力線とは、電力ラインの端子部に締結部材により共締めされる。
第8の発明によると、電力ライン接続部材と電気機器(たとえば、インバータあるいは昇圧コンバータ)に接続される出力線とは、電力ラインの端子部に締結部材により共締めされる。そのため、バイパスコンデンサを固定する部品を新たに追加する必要がないため、部品点数の増加が抑制されて、コストの上昇が抑制される。
第9の発明に係る電池パック構造においては、第1〜8のいずれかの発明の構成に加えて、蓄電機構は、電力変換器およびジャンクションボックスに隣接する位置に設けられる。
第9の発明によると、蓄電機構は、電力変換器(たとえば、DC/DCコンバータ)およびジャンクションボックスに隣接する位置に設けられる。したがって、蓄電機構、電力変換器およびジャンクションボックスは車両の室内に一体的に設けられる。本発明により、電力変換器における高圧のスイッチングによりノイズが発生しても、バイパスコンデンサにより低減される。したがって、ラジオ性能の低下あるいはスマートキーの性能低下等を抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1に、本実施の形態に係る電池パックを含む電気システムの一例として示される負荷駆動装置の構成を示す電気回路図を示す。本実施の形態においては、このような負荷駆動装置が搭載された電気自動車への適用例について説明するが、回転電機を駆動源とする車両であれば、特に電気自動車に限定して適用されるものではない。たとえば、燃料電池自動車あるいは内燃機関および回転電機を駆動源とするハイブリッド車両に適用するようにしてもよい。
図1に示すように、この負荷駆動装置は、電池パック100と、昇圧コンバータ20と、インバータ30と、制御装置40と、モータジェネレータMGと、補機用バッテリB2と、補機60と、コンデンサC1,C2と、電源ラインPL1〜PL3と、接地ラインSL1,SL2と、U,V,W各相ラインUL,VL,WLとを備える。電池パック100は、電源ラインPL1および接地ラインSL1を介して昇圧コンバータ20に接続される。そして、昇圧コンバータ20は、電源ラインPL2および接地ラインSL1を介してインバータ30に接続され、インバータ30は、U,V,W各相ラインUL,VL,WLを介してモータジェネレータMGに接続される。また、電池パック100は、電源ラインPL3および接地ラインSL2を介して、補機用バッテリB2および補機60に接続される。
電池パック100は、バッテリB1と、システムメインリレー10と、DC/DCコンバータ50とを含む。バッテリB1は、モータジェネレータMGおよび補機用バッテリB2に電力を供給するための主電源であって、たとえば、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池からなる。バッテリB1は、システムメインリレー10を介して電源ラインPL1および接地ラインSL1に接続され、直流電圧を昇圧コンバータ20およびDC/DCコンバータ50に供給するとともに、電源ラインPL1および接地ラインSL1ならびにシステムメインリレー10を介して昇圧コンバータ20により充電される。
システムメインリレー10は、リレーSMR1,SMR2とからなる。リレーSMR1は、バッテリB1の正極端子と電源ラインPL1との間に配設され、リレーSMR2は、バッテリB1の負極端子と接地ラインSL1との間に配設される。システムメインリレー10は、制御装置40からの制御信号に応じて、電源ラインPL1および接地ラインSL1にバッテリB1を電気的に接続し、または、電源ラインPL1および接地ラインSL1からバッテリB1を電気的に切離す。
DC/DCコンバータ50は、電源ラインPL1および接地ラインSL1に接続される。DC/DCコンバータ50は、制御装置40からの制御信号に基づいて、バッテリB1からの直流電圧(たとえば300V程度)を降圧し(たとえば12V)、その降圧した直流電圧を電源ラインPL3および接地ラインSL2へ出力する。
昇圧コンバータ20は、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2と、リアクトルLとを含む。昇圧コンバータ20は、制御装置40からの制御信号に基づいてバッテリB1からの直流電圧をリアクトルLを用いて昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2に供給する。また、昇圧コンバータ20は、インバータ30から受ける直流電圧をバッテリB1の電圧レベルに降圧してバッテリB1を充電する。
インバータ30は、パワートランジスタQ3〜Q8と、ダイオードD3〜D8とを含む。パワートランジスタQ3,Q4およびダイオードD3,D4は、U相アームUを構成し、パワートランジスタQ5,Q6およびダイオードD5,D6は、V相アームVを構成し、パワートランジスタQ7,Q8およびダイオードD7,D8は、W相アームWを構成する。そして、各相アームにおける各パワートランジスタの接続点は、U,V,W各相ラインUL,VL,WLを介してモータジェネレータMGの各相コイルの反中性点側にそれぞれ接続される。インバータ30は、制御装置40からの制御信号に基づいて昇圧コンバータ20からの昇圧電圧を3相交流電圧に変換し、その変換した3相交流電圧をU,V,W各相ラインUL,VL,WLを介してモータジェネレータMGへ出力する。また、インバータ30は、モータジェネレータMGから受ける3相交流電圧を直流電圧に整流して電源ラインPL2に供給する。
モータジェネレータMGは、たとえば3相交流同期電動機であって、インバータ30からU,V,W各相ラインUL,VL,WLを介して受ける3相交流電力によって回転トルクを発生する。また、モータジェネレータMGは、制動時に発電する回生電力をU,V,W各相ラインUL,VL,WLを介してインバータ30へ出力する。
補機用バッテリB2は、補機60に電力を供給するためのバッテリであって、たとえば12V程度の二次電池である。補機用バッテリB2は、電源ラインPL3および接地ラインSL2を介してDC/DCコンバータ50および補機60と接続され、DC/DCコンバータ50によって降圧されたバッテリB1からの直流電力が供給されて充電される。補機60は、ランプや小型モータ、制御回路などの電気負荷であって、補機用バッテリB2から電力の供給を受けて動作する。
コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSL1との間に接続され、電圧変動に起因するバッテリB1および昇圧コンバータ20に対しての影響を低減する。コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSL1との間に接続され、電圧変動に起因するインバータ30および昇圧コンバータ20に対しての影響を低減する。
制御装置40は、この負荷駆動装置が起動されると、システムメインリレー10にオン指令を出力する。そして、制御装置40は、バッテリB1からの直流電力を用いてモータジェネレータMGを駆動するため、モータジェネレータMGのトルク指令値、各相電流値、回転数、およびバッテリB1の出力電圧に基づいて、電源ラインPL2の最適電圧レベルおよびモータジェネレータMGの各相コイル電圧を演算する。制御装置40は、その演算結果に基づいてパワートランジスタQ1〜Q8をオン/オフするPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、その生成したPWM信号を昇圧コンバータ20およびインバータ30へ出力する。
また、制御装置40は、モータジェネレータMGによって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリB1を充電するため、昇圧コンバータ20およびインバータ30におけるパワートランジスタQ1〜Q8のスイッチング動作を制御する。
さらに、制御装置40は、補機用バッテリB2の容量が低下すると、バッテリB1から補機用バッテリB2を充電するため、DC/DCコンバータ50を駆動する。
この負荷駆動装置においては、バッテリB1、システムメインリレー10およびDC/DCコンバータ50が電池パック100として構成され、電池パック100からの電力を用いてモータジェネレータMGが駆動される。また、補機用バッテリB2は、電池パック100によって充電され、補機60は、補機用バッテリB2から電力の供給を受ける。
本実施の形態において、バイパスコンデンサ250は、2つのコンデンサが直列に接続され、さらに、コンデンサ間がGND(接地)接続される構成を有する。バイパスコンデンサ250には、電力ラインPL1に接続される端子部材(以下、Pバスバーという)と、接地ラインSL1に接続される端子部材(以下、Nバスバーという)と、GND接続される端子部材(以下、GNDバスバーという)が設けられる。なお、バイパスコンデンサ250の構造については、周知の技術であるため、その詳細な説明は行なわない。また、バイパスコンデンサ250は、DC/DCコンバータ50の作動に起因して発生するノイズが低減できればよくその構造については、上述した構造に限定されるものではない。
図2に、本実施の形態に係る電池パック100の外観斜視図を示す。図2に示すように、電池パック100は、バッテリB1を収納する電池パックパネル102および底面パネル108と、DC/DCコンバータ50を覆う機器ボックスカバー(1)104と、ジャンクションボックス(以下、J/Bという)(図示せず)を覆う機器ボックスカバー(2)106とをさらに含む。本実施の形態に係る電池パック100は、車両の室内に設けられる。たとえば、電池パック100は、室内のシート下に設けられるようにしてもよいし、後部シートの後方に設けられるようにしてもよく、特に限定されるものではない。
図3の電池パック100の上面図に示すように、DC/DCコンバータ50(一点鎖線)は、バッテリB1(二点鎖線)に離隔し、かつ隣接した位置に設けられる。DC/DCコンバータ50は、その長手方向(図3の紙面左右方向)がバッテリB1の長手方向と略平行になるように設けられる。
バッテリB1は、複数の電池モジュールからなり、複数の電池モジュールの各々は、複数個の電池セルが直列に接続されて構成される。そして、複数の電池モジュールは、直列に接続され、高電圧(300V程度)の直流電源を構成する。
J/B202(細破線)は、DC/DCコンバータ50の長手方向(図3の紙面左右方向)に沿って、DC/DCコンバータ50と直列に設けられる。また、J/B202は、その長手方向がバッテリB1の長手方向と略平行になるように設けられる。さらに、バイパスコンデンサ250(太線)が、J/B202の、DC/DCコンバータ50とは反対側に直列に設けられる。
J/B202には、システムメインリレー10を介してバッテリB1に接続される電力ラインPL1および接地ラインSL1に対応する電源ケーブルの端子と、昇圧コンバータ20に接続される電力ラインPL1および接地ラインSL1に対応する電源ケーブルの端子と、DC/DCコンバータ50に接続されるケーブルの端子とが接続される。J/B202に各ケーブルの端子が接続されると、システムメインリレー10と昇圧コンバータ20とが電気的に接続され、DC/DCコンバータ50が昇圧コンバータ20に対して並列に接続される。
また、図4に、図3における4−4断面を示す。図4に示すように、J/B202の上方(図4の紙面上方)には、システムメインリレー10を構成するリレーSMR1、SMR2その他バッテリB1に付属する部品が設けられる。
以上のような構成を有する電池パック100は、上述したように車両の室内に搭載される。室内にDC/DCコンバータ50を含む電池パック100を配置すると、室内で高圧のスイッチングが行なわれるため、車両の周囲の電波に対してノイズを発生する可能性がある。たとえば、DC/DCコンバータ50とラジオ用アンテナとの距離が近くなる場合には、ラジオ性能が悪化したり、あるいは、スマートキー等のようにラジオと同様に電波を使用する場合には、DC/DCコンバータ50の作動に起因したノイズよりその性能が悪化したりするという問題がある。
そこで、上述したバイパスコンデンサ250を、電力ラインPL1および接地ラインSL1に追加することにより、ノイズ低減が図られるが、電力ラインPL1、接地ラインSL1およびGND接続に対してリード線等を用いてバイパスコンデンサ250を接続すると、インダクタンスが増加して、ノイズの低減効果が薄れるという問題がある。特により一層のノイズ低減を得るためには、GND接続の経路を短くするなどして接触抵抗を低下させることが望ましい。
また、バイパスコンデンサ250を固定するブラケットを別途設けると、部品点数の増加によりコストが上昇したり、搭載性が悪化したりする。さらには、搭載性の悪化により、ブラケットの強度が確保できなかったり、ブラケットを電池パックパネル102あるいは底面パネル108に組み付けるとなると、J/B202に組付けられたバイパスコンデンサ250の取付位置との関係において、取付公差が大きくなり公差が吸収しきれずに組付性が悪化するという問題がある。
本発明は、J/B202に電気的に接続され、J/B202に隣接して設けられるバイパスコンデンサ250の端子部材がJ/B202に接続されると、電気的に接続されるとともに、端子部材の剛性によりバイパスコンデンサの位置を固定する点に特徴を有する。本実施の形態において、端子部材はGNDバスバー256である。
図5に、バイパスコンデンサ250をJ/B202の端子部に組付けた状態における図3の破線枠の拡大図を示す。図5に示すように、バイパスコンデンサ250は、J/B202に対向するように設けられる。バイパスコンデンサ250は、略直方体の形状を有する。バイパスコンデンサ250の上面(図5の手前の面)には、電力ラインPL1に接続されるPバスバー252、接地ラインSL1に接続されるNバスバー254が設けられる。また、Pバスバー252、Nバスバー254が設けられる上面に対向する下面側には、GND接続されるGNDバスバー256が設けられる。Pバスバー252およびNバスバー254の端部の位置は、図5の紙面奥方向についてGNDバスバー256の端部の位置と異なる位置となる。
本実施の形態において、Pバスバー252、Nバスバー254およびGNDバスバー256は、導体の金属平板により形成される端子部材である。Pバスバー252、Nバスバー254およびGNDバスバー256の端部は、ボルトおよびナット等の締結部材によりJ/B202側に固定される。
なお、Pバスバー252、Nバスバー254およびGNDバスバー256は、特に金属平板に限定されるものではない。特に、GNDバスバー256については、その端部が、J/B202の端子部にボルトおよびナット等の締結部材により固定されたときに、バイパスコンデンサ250の位置を固定する十分な剛性を有する導体の金属部材であれば、金属部材の長さ、厚みあるいは断面積等の部材の剛性に関連する形状あるいは材質についても、特に限定されるものではない。上記したGNDバスバー256の形状および材質は、バイパスコンデンサ250の重量に基づいて決定するようにすればよい。
Pバスバー252およびNバスバー254の先端部には、それぞれPバスバー252およびNバスバー254を図5の紙面奥方向に貫通する貫通穴258,260が形成される。貫通穴258,260は、Pバスバー252およびNバスバー254の端部の長手方向(図5の紙面上下方向)に沿って長穴形状に形成される。また、GNDバスバー256の端部には、丸穴形状の貫通穴266が形成される。
図6に、図5における6−6断面を示す。図6に示すように、Pバスバー252には、U字形状の屈曲部262が形成される。本実施の形態において、屈曲部262は、U字の開く方向がJ/B202に向くように形成される。Pバスバー252は、バイパスコンデンサ250をJ/B202に組付けたときに、Pバスバー252の端部がJ/B202の端子部206に当接するように形成される。Pバスバー252の端部と、昇圧コンバータ20に接続される出力線212の端子とがJ/B202の端子部206にボルト208およびナット210等の締結部材により共締めされる。本実施の形態において出力線212は、昇圧コンバータ20に接続されるとしたが、昇圧コンバータ20を有しない場合には、インバータに接続される。
なお、Nバスバー254についてもPバスバー252と同様の屈曲部264が形成される。Nバスバー254についても、昇圧コンバータ20に接続される出力線(図示せず)の端子とがボルトおよびナット等の締結部材により共締めされる。
図7は、図5における7−7断面を示す。図7に示すように、GNDバスバー256は、略直線形状を有する端子部材である。J/B202が底面パネル108に組付けられた状態において、J/B202の端子台204には、底面パネル108に設けられたスタッドボルト214の軸部分224がカラー216を介して貫通した状態となる。バイパスコンデンサ250がJ/B202に組付けられた状態において、GNDバスバー256は、底面パネル108とによりカラー216を挟み込む状態となる。このとき、スタッドボルト214の軸部分は、GNDバスバー256の端部に形成された丸穴形状の貫通穴266に貫通した状態となる。バイパスコンデンサ250が組付けられた状態で、ナット218がスタッドボルト214の軸部分に螺合されて、GNDバスバー256がJ/B202および底面パネル108に共締めされる。
以上のような構造を有する本実施の形態に係る電池パック100の作用について説明する。
図8に示すように、バイパスコンデンサ250は、上述したように略直方体の形状を有する。バイパスコンデンサ250の長手方向の中央下部にGNDバスバー256が設けられる。GNDバスバー256は、バイパスコンデンサ250からJ/B202側に向けて突出して形成される。また、Pバスバー252およびNバスバー254が上部側であって、GNDバスバー256と上下方向に重ならない位置にを長手方向に挟む位置に設けられる。バイパスコンデンサ250およびNバスバー254は、GNDバスバー256と同様に、バイパスコンデンサ250からJ/B202側に向けて突出して形成される。
バイパスコンデンサ250は、J/B202の端子台204から突出したスタッドボルト214の軸部分がバイパスコンデンサ250のGNDバスバー256の端部の貫通穴を貫通するように、スタッドボルト214の軸方向と略平行な方向に移動させて組付けられる。バイパスコンデンサ250のGNDバスバー256がスタッドボルト214に組付けられた後に、ナット218が締結される。ナット218、スタッドボルト214を介して底面パネル108に電気的に接続されることにより、GNDバスバー256がGND接続される。
このとき、バイパスコンデンサ250のPバスバー252およびNバスバー254は、それぞれJ/B202の端子部に当接した位置あるいは、Pバスバー252、Nバスバー254およびGNDバスバー256の形状等の公差により端子部206の接合面に離隔した位置となる。
Pバスバー252と昇圧コンバータ20に接続される出力線212の端子とは、端子部206にボルト208およびナット210により共締めされる。Pバスバー252には、U字形状の屈曲部262が形成されているため、公差により端子部206と離隔した位置のPバスバー252の端部は、ボルト208およびナット210の締結力により、Pバスバー252が撓んで、端子部206と当接する。Nバスバー254においてもPバスバー252の場合と同様にNバスバー254が撓むことによりJ/B202の端子部218と当接する。その詳細な説明は繰り返さない。
J/B202に組付けられたバイパスコンデンサ250は、GNDバスバー256の剛性によりその位置が固定される。また、Pバスバー252、Nバスバー254およびGNDバスバー256の端部の位置についてボルト208の軸方向の公差を有していても、U字形状の屈曲部262,264が形成されることにより、Pバスバー252、Nバスバー254はボルトの軸方向について撓み量が増加するため、それらの公差はPバスバー252およびNバスバー254の撓みにより吸収される。また、撓みによりPバスバー252およびNバスバー254がJ/B202に確実に着座するため、接触抵抗の増加が抑制される。
さらに、Pバスバー252およびNバスバー256の先端部には、長穴形状の貫通穴が形成される。そのため、Pバスバー252、Nバスバー254およびGNDバスバー256の端部における長手方向に公差は長穴形状により吸収される。これらの公差の吸収により組付性の悪化が抑制される。
PバスバーおよびNバスバーが締結された後においては、少なくともPバスバーおよびNバスバーを締結するボルトの軸方向と直交する方向の位置が固定される。
以上のようにして、本実施の形態に係る電池パック構造によると、バイパスコンデンサのGNDバスバーは、バイパスコンデンサを支持するブラケットとしての機能と、J/Bへのハーネスとしての機能とを兼ね備えるため、バイパスコンデンサに対してブラケットを別途設ける必要がない。そのため、部品点数の増加を抑制することができ、搭載性の悪化の抑制、組付性の悪化の抑制、コストの上昇の抑制およびブラケットの設計負担の低減が図れる。また、バイパスコンデンサをJ/Bに隣接する位置に設けることにより、J/Bの搭載性の大幅な悪化を抑制することができる。
さらに、GNDバスバーは、略直線形状に形成されることにより、部材の撓み量の増加が抑制され、GNDバスバーの、断面形状、材質および長さに基づく全方向の剛性を有する。GNDバスバーは、その剛性によりバイパスコンデンサの位置を全方向に固定するブラケットとして機能を有する。たとえば、GNDバスバーの長さを短縮したり、断面積あるいは厚みの増加させたりすると、GNDバスバーの剛性の増加が図れる。これにより、バイパスコンデンサの振動等に対する強度を向上させることができる。
さらに、リード線等を用いずに、GNDバスバーを直接的にJ/Bに取り付けてGND接続されるため、インダクタンスの増加を抑制して、ノイズの低減効果を保持することができる。特にGNDバスバーは、略直線形状に形成されるため、少なくともバイパスコンデンサからJ/Bまでの経路が短縮されるため、接触抵抗の増加を抑制して、ノイズの低減効果を確保することができる。したがって、ノイズの低減効果を確保しつつ、組付性の悪化およびコストの上昇を抑制する電池パック構造を提供することができる。
また、GNDバスバーの端部と、J/Bと、電池パックのバッテリパネルとはボルトおよびナットにより共締めされる。さらに、PバスバーおよびNバスバーと昇圧コンバータに接続される出力線とは、J/Bの端子部にボルトおよびナットにより共締めされる。そのため、バイパスコンデンサを固定する部品を新たに追加する必要がないため、部品点数の増加が抑制されて、コストの上昇が抑制される。
さらに、本実施の形態において、PバスバーおよびNバスバーの途中には、U字形状になるように屈曲して形成されるが、特にU字形状に限定されるものではなく、予め定められた方向に撓み量が増加するように屈曲された形状であればよい。たとえば、PバスバーおよびNバスバーの撓み量は、J/Bの端子部からバイパスコンデンサまでの経路長さを直線で結ぶときの距離よりも長くするほど増加していく傾向を示す。したがって、少なくともPバスバーおよびNバスバーの撓み量が想定される公差を吸収できるような経路長さになるように屈曲した形状にすればよい。また、予め定められた方向とは、Pバスバー、NバスバーおよびGNDバスバーの端部の位置の公差を吸収できる方向であって、本実施の形態においては、PバスバーおよびNバスバーを締結するボルトの軸方向である。また、PバスバーおよびNバスバーのJ/Bの端子部からバイパスコンデンサまでの経路長さを増加させることにより、撓み量は増加する。
なお、本実施の形態においては、J/B202に組付けられたPバスバー252に対してボルト208を挿入し、ナット210により締結される構造としたが、特にこのような構造に限定されるものではなく、たとえば、図9に示すように、端子部206にスタッドボルト220を設けておくようにしてもよい。すなわち、スタッドボルト214の軸部分の突出方向と同じ方向に向けて軸部分が突出するようにスタッドボルト220を端子部206に設けるようにしてもよい。加えて、Nバスバー254が締結される端子部において、スタッドボルト214の軸部分の突出方向と同じ方向に向けて軸部分が突出するようにスタッドボルトを設けるようにしてもよい。
このようにすると、図10に示すように、バイパスコンデンサ250は、J/B202の端子台204から突出したスタッドボルト214の軸部分がバイパスコンデンサ250のGNDバスバー256の端部の貫通穴を貫通するように、また、J/B202の端子部206から突出したスタッドボルト220の軸部分がPバスバー252の端部の貫通穴を貫通するように、さらに、Nバスバー254が締結される、J/B202の端子部から突出したスタッドボルト222の軸部分がNバスバー254の端部の貫通穴を貫通するように、スタッドボルト214,220,222の軸方向と略平行な方向に移動させて組付けられる。バイパスコンデンサ250がJ/B202に組付けられた後に、スタッドボルト214,220,220がナット218等を用いてそれぞれ締結される。ナット218、スタッドボルト214を介して底面パネル108に電気的に接続されることにより、GNDバスバー256がGND接続される。
このようにしてもPバスバー252の貫通穴をスタッドボルト220に挿入して、Nバスバー254の貫通穴をスタッドボルト222に挿入して、ナットを螺合することにより、Pバスバー252およびNバスバー254をJ/B202に締結することができるため、上述した本実施の形態に係る電池パック構造の効果と同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明による電池パックを含む電気システムの一例として示される負荷駆動装置の構成を示す電気回路図である。 本実施の形態に係る電池パックの外観斜視図である。 本実施の形態に係る電池パックの上面図である。 図3の4−4断面を示す図である。 図3の破線枠の拡大図である。 図5の6−6断面を示す図である。 図5の7−7断面を示す図である。 バイパスコンデンサの組付け方向を示す図(その1)である。 バイパスコンデンサの他の形態の取付構造を示す図である。 バイパスコンデンサの組付け方向を示す図(その2)である。
符号の説明
10 システムメインリレー、20 昇圧コンバータ、30 インバータ、40 制御装置、50 DC/DCコンバータ、60 補機、100 電池パック、102 バッテリパネル、104,106 機器ボックスカバー、108 底面パネル、202 J/B、204 端子台、206 端子部、208 ボルト、210,218 ナット、212 出力線、214,220,222 スタッドボルト、216 カラー、224 軸部分、250 バイパスコンデンサ、252 Pバスバー、254 Nバスバー、256 GNDバスバー、258,260,266 貫通穴、262,264 屈曲部、B1 バッテリ、B2 補機用バッテリ、SMR1,SMR2 リレー、C1,C2 コンデンサ、PL1〜PL3 電源ライン、SL1,SL2 接地ライン、U U相アーム、V V相アーム、W W相アーム、UL U相ライン、VL V相ライン、WL W相ライン、MG モータジェネレータ、Q1〜Q8 パワートランジスタ、D1〜D8 ダイオード。

Claims (9)

  1. 車両の走行用駆動源に供給する電力を蓄電する蓄電機構と、
    前記車両の室内に設けられ、前記蓄電機構の電圧を低電圧に変換する電力変換器と、
    前記蓄電機構と前記電力変換器とにそれぞれ電気的に接続されたジャンクションボックスと、
    前記ジャンクションボックスに電気的に接続され、前記ジャンクションボックスに隣接して設けられるバイパスコンデンサとを含み、
    前記バイパスコンデンサの端子部材は、前記バイパスコンデンサの位置を固定するのに十分な剛性を有するものであって、前記端子部材が前記ジャンクションボックスに接続されると、電気的に接続されるともに、前記端子部材により前記バイパスコンデンサの位置が固定される、電池パック構造。
  2. 前記端子部材は、端部がGNDラインに接続される略直線形状のGND接続部材を含む、請求項1に記載の電池パック構造。
  3. 前記GND接続部材の端部と、前記ジャンクションボックスと、前記電池パックを収納する筐体とは締結部材により共締めされる、請求項2に記載の電池パック構造。
  4. 前記端子部材は、前記ジャンクションボックスに設けられる電力ラインの端子部に接続され、予め定められた方向に対しての撓み量が増加するように屈曲された電力ライン接続部材を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の電池パック構造。
  5. 前記電力ライン接続部材の端部はボルトにより締結され、
    前記予め定められた方向は、前記ボルトの軸方向と略同じ方向である、請求項4に記載の電池パック構造。
  6. 前記電力ライン接続部材の端部には、前記ボルトが貫通する長穴形状の貫通穴が形成される、請求項5に記載の電池パック構造。
  7. 前記電力ライン接続部材は、略U字形状の屈曲部を有する、請求項4〜6のいずれかに記載の電池パック構造。
  8. 前記ジャンクションボックスと前記駆動源との間には、前記蓄電機構の電力を変換して前記駆動源に供給する電気機器が設けられ、
    前記電力ライン接続部材と前記電気機器に接続される出力線とは、前記電力ラインの端子部に締結部材により共締めされる、請求項4〜7のいずれかに記載の電池パック構造。
  9. 前記蓄電機構は、前記電力変換器および前記ジャンクションボックスに隣接する位置に設けられる、請求項1〜8のいずれかに記載の電池パック構造。
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