JP2005132257A - ハイブリッド電気自動車 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電力供給系統構成要素であるインバータ、低圧系バッテリ、DC/DCコンバータ、および高圧系バッテリの性能を良好に維持し、また、組み立て作業性や整備作業性を改善し、しかも電力配線の引き回し長さを極力短くできるようにしたハイブリッド電気自動車を提供する
【解決手段】 インバータ11、低圧系バッテリ12、DC/DCコンバータ13、および高圧系バッテリ14の各電力供給系統構成要素の内、高圧系バッテリ14を除く他の電力供給系統構成要素11,12,13をエンジン室3内において輻射熱の影響が最も少ない領域、例えばFF方式の車両の場合ではエンジン4および排気マニホールド7から共に離れたトランスミッション6側の領域に集約配置している。
【選択図】 図1
【解決手段】 インバータ11、低圧系バッテリ12、DC/DCコンバータ13、および高圧系バッテリ14の各電力供給系統構成要素の内、高圧系バッテリ14を除く他の電力供給系統構成要素11,12,13をエンジン室3内において輻射熱の影響が最も少ない領域、例えばFF方式の車両の場合ではエンジン4および排気マニホールド7から共に離れたトランスミッション6側の領域に集約配置している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ハイブリッド電気自動車に関し、さらに詳しくは車両走行用の電動機を駆動する電気動力システムを構成する電力供給系統の各要素の配置構造に関する。
一般に、ハイブリッド電気自動車は、内燃機関のエンジンに加えて電気動力システムを設け、エンジンと電気動力システムとを併用して車両の走行動力を発生させることにより排気エミッションを改善するようにしている。
この場合の電気動力システムとしては、車両走行用の電動機、この電動機の電源となる高圧系バッテリ、この高圧系バッテリの直流電力を交流化して電動機に供給するためのインバータ等を備えて構成されている。
さらに、このハイブリッド電気自動車には、通常、前照灯等の補機類の電源となる低圧系バッテリや、上記高圧系バッテリから低圧系バッテリへ充電用電力を供給のために電圧変換するDC/DCコンバータなどが搭載されている。
なお、上記の高圧系バッテリとしては、現在144V〜288V程度のものが実用化されている。また、低圧系バッテリである通常の自動車用鉛蓄電池の公称電圧は12Vである。
ところで、上記のような高圧系バッテリ、インバータ、低圧系バッテリ、およびDC/DCコンバータなどの各電力供給系統を構成する各要素(以下、電力供給系統構成要素という)を、車体に格納するには比較的広い空間が必要となる。特に、高圧系バッテリは、低圧系バッテリに比べて4〜5倍程度の大きさであるから、十分な空間を確保する必要がある。
また、組み立て作業性や整備作業性の観点から、これらの電力供給系統構成要素は分散して配置されることなく一カ所にまとめて集約配置されることが望ましい。しかも、配線の引き回し長さを極力短くする上で、これらの電力供給系統構成要素はエンジン室内に配置されることが好ましい。この場合、各電力供給系統構成要素の性能を良好に維持するためには、エンジンからの輻射熱の影響を極力避ける必要がある。
従来、国内で市販のハイブリッド電気自動車においては、エンジンからの輻射熱の影響を避けるために、上記の各電力供給系統構成要素を車体1に分散して配置している。すなわち、図8に示すように、車両走行用の電動機5と低圧系バッテリ12とは車体1の隔壁2で区画された前方側のエンジン室3の内部に格納される一方、高圧系バッテリ14、インバータ11、およびDC/DCコンバータ13は、運転席よりも後方の例えば後部座席の直後、あるいはトランク室の内部やその周辺に格納されている。
また、従来技術では、エンジン室の内部に隔壁を設けてエンジン室を2つに区画し、一方側にエンジンを、他方側に電力系統構成要素をそれぞれ配置して、エンジンからの輻射熱を隔壁で遮るようにした構成のものも提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
しかしながら、図8に示したように、電力供給系統構成要素を車体に分散配置した構造は、電力配線8の引き回しが複雑となり組み立て作業性や整備作業性が劣るばかりでなく、車両重量の増加が避けられない。
また、上記の特許文献1記載のように、エンジン室内を区画する隔壁を設けた構成の場合には、エンジンからの輻射熱の影響をある程度は避けることができるものの、隔壁等の部品点数および組み立て工数が共に増加する。また、エンジン室内が隔壁によって区画されるので、限られた狭い空間内に電力供給系統構成要素を無理やりに収納する必要が生じ、組み立て作業や整備作業の際に手間取ることになる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、部品点数を徒に増加させることなく電力供給系統構成要素の性能を長期に渡って良好に維持でき、また、組み立て作業性や整備作業性を良好に保ち、しかも電力配線の引き回し長さを極力短くできるようにしたハイブリッド電気自動車を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、内燃機関のエンジンに加えて、高圧系バッテリを電源としてインバータを介して車両走行用の電動機を駆動する電気動力システムが設けられるとともに、前照灯等の補機類の電源となる低圧系バッテリ、および上記高圧系バッテリから低圧系バッテリへ充電用電力供給のために電圧変換するDC/DCコンバータを備えているハイブリッド電気自動車において、次の構成を採用している。
すなわち、本発明では、上記高圧系バッテリ、インバータ、低圧系バッテリ、およびDC/DCコンバータ等の各電力供給系統構成要素の内、上記高圧系バッテリを除く他の電力供給系統構成要素をエンジン室内において輻射熱の影響が最も少ない領域に集約配置していることを特徴としている。
特に、ハイブリッド電気自動車がエンジン前置き前輪駆動方式(FF方式)の場合には、エンジンおよびこれに接続された排気マニホールドから共に離れたトランスミッション側の領域に電力供給系統構成要素を配置するのが好ましい。また、ハイブリッド電気自動車がエンジン前置き後輪駆動方式(FR方式)である場合には、エンジンに接続された排気マニホールドと反対側の領域に電力供給系統構成要素を配置するのが好ましい。
また、電力供給系統構成要素の内、低圧系バッテリを省略して高圧系バッテリを電源としてDC/DCコンバータを介して直接に前照灯等の補機類に対して電力供給を行う構成とした場合には、低圧系バッテリが省略された余裕空間を利用して高圧系バッテリと共に他の電力供給系統構成要素をエンジン室内に集約配置した構成とすることができる。
本発明によれば、電力供給系統構成要素をエンジン室内のエンジンや排気マニホールドからの輻射熱の影響が最も少ない領域に集約配置しているので、電力供給系統構成要素の性能を長期に渡って良好に維持することができる。しかも、これらの電力供給系統構成要素を集約配置することで組み立て作業性や整備作業性が改善され、かつ電力配線の引き回し長さを極力短くすることができる。
特に、電力供給系統構成要素の内、低圧系バッテリを省略して高圧系バッテリを電源としてDC/DCコンバータを介して補機類に対して直接に電力供給を行う構成とした場合には、低圧系バッテリが省略された分だけ余裕空間が生じるので、組み立て作業性や整備作業性が良好である。また、その余裕空間を利用することで高圧系バッテリと共に他の電力供給系統構成要素をエンジン室内に集約配置すれば、電力配線の引き回し長さをさらに一層短くできるので、車両の軽量化やコストダウンを図ることが可能になる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るハイブリッド電気自動車において、電力供給系統構成要素の全体的な配置状態を示す側面図、図2は同車においてエンジン室内における電力供給系統構成要素の配置状態を示すもので、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(b)はその側面図である。
図1は本発明の実施の形態1に係るハイブリッド電気自動車において、電力供給系統構成要素の全体的な配置状態を示す側面図、図2は同車においてエンジン室内における電力供給系統構成要素の配置状態を示すもので、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(b)はその側面図である。
この実施の形態1のハイブリッド電気自動車は、FF方式のものであって、車体1の運転席側の空間が隔壁2によって仕切られてその前方側にエンジン室3が確保されている。
そして、このエンジン室3の内部には、内燃機関としてのエンジン4、車両走行用の電動機5、この電動機5が組み込まれたトランスミッション6、およびエンジン4に接続された排気マニホールド7等が設けられている。
このFF方式の車両の標準的なレイアウトとして、エンジン4、電動機5、およびトランスミッション6は、互いに一体化された状態で車両の走行方向に直交する車幅方向に沿ってエンジン室3の中心線cを跨ぐように配置される。この場合、エンジン4の中央は中心線cより幾分偏位しているので、トランスミッション6側の領域に余裕空間が生じている。そして、この余裕空間のある領域は、エンジン4およびこれに接続された排気マニホールド7から共に離れていて輻射熱の影響が最も少ない領域となっている。
そこで、この実施の形態1では、このエンジン室3内のトランスミッション6側の余裕空間が生じている領域に、電力供給系統構成要素として、高圧系バッテリ14の直流電力を交流化して電動機5に供給するためのインバータ11、前照灯等の補機類の電源となる低圧系バッテリ12、および高圧系バッテリ14から低圧系バッテリ12へ充電電力供給のために電圧変換するDC/DCコンバータ13が集約して配置されている。なお、排気マニホールド7が図2(a)の破線で示すように車体1の前方側に位置する場合には、そこからの輻射熱の影響を避けるために、これに応じて電力供給系統構成要素11,12,13は同じく図2(a)の破線で示すように運転席に近接した側に配置される。
また、この電動機5の電源となる高圧系バッテリ14は、低圧系バッテリ12に比べて4〜5倍程度の大きさであって十分な設置空間を確保する必要があるため、車体1の運転席よりも後方位置、例えば後部座席の直後、あるいはトランク室の内部やその周辺に格納されている。
このように、この実施の形態1では、FF方式のハイブリッド電気自動車において、エンジン室3内のエンジン4および排気マニホールド7から共に離れたトランスミッション6側の領域に高圧系バッテリ14を除く他の電力供給系統構成要素11,12,13を集約配置しているので、エンジン4や排気マニホールド7からの輻射熱の影響を低減することができる。このため、電力供給系統構成要素11,12,13の性能を長期に渡って良好に維持することができる。
また、これらの電力供給系統構成要素11,12,13を集約した配置することで組み立て作業性や整備作業性が良好となり、かつ電力配線8の引き回し長さを極力短くすることができる。また、エンジン室3内を2つに区画するような隔壁は設けていないので部品点数を徒に増加させることもない。さらに、後部座席の直後あるいはトランク室の内部やその周辺には高圧系バッテリ14以外の他の電力供給系統構成要素11〜13は配置されないので、トランク室等の空間を従来よりも広く活用することができる。
図3は同車における各電力供給系統構成要素の電気的な接続状態を示す回路図である。 この実施の形態1において、走行用の電動機5は交流誘導モータが適用されるため、高圧系バッテリ14から供給される直流電力はインバータ11で3相交流に変換して供給されるようになっている。
この交流化のためのインバータ11は、入力電圧安定化用のコンデンサ11a、IGBT等のスイッチング素子とこれと並列に逆接続された還流ダイオードを全体でブリッジ型に接続してなるチョッパ回路11b、およびこのチョッパ回路11bの各スイッチング素子のオン/オフ制御を行う制御回路11cを備えている。
また、高圧系バッテリ14から低圧系バッテリ12に対して充電電力供給のために電圧変換を行うDC/DCコンバータ13は、トランジスタ等のスイッチング素子とこれに並列に逆接続された還流ダイオードを全体でブリッジ型に接続してなるDC/AC変換部13a、このDC/AC変換部13aで交流化された高電圧を12V系の電圧に降圧する降圧トランス13b、降圧後の交流を整流化するダイオード等からなる整流部13c、および整流部13cの出力を平滑化するチョークコイルやコンデンサを備えた平滑部13dを備えている。
そして、このDC/DCコンバータ13で12Vの電圧に変換された電力により低圧系バッテリ12が充電され、この低圧系バッテリ12の電力が車両の各部に配置された前照灯やワイパー、ウインカー、ラジオ等の補機類17の駆動用の電源として利用される。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2に係るハイブリッド電気自動車において、エンジン室内における電力供給系統構成要素の配置状態を示すもので、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(b)はその側面図であり、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図4は本発明の実施の形態2に係るハイブリッド電気自動車において、エンジン室内における電力供給系統構成要素の配置状態を示すもので、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(b)はその側面図であり、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2のハイブリッド電気自動車は、比較的大型で高級な車種に採用されているFR方式のものであって、エンジン室3の内部には、エンジン4、車両走行用の電動機5、この電動機5が組み込まれたトランスミッション6、およびエンジン4に接続された排気マニホールド7等が設けられている。
このFR方式の車両の標準的なレイアウトとして、エンジン4、電動機5、およびトランスミッション6は、互いに一体化された状態で車両の走行方向に沿ってエンジン室3の中心線cを跨ぐように配置される。この場合、エンジン4に接続された排気マニホールド7から離れた領域は輻射熱の影響が最も小さい領域となっている。
そこで、この実施の形態2では、エンジン室3内の排気マニホールド7とは反対側に位置する領域に電力供給系統構成要素であるインバータ11、低圧系バッテリ12、およびDC/DCコンバータ13を集約配置している。なお、この実施の形態2の場合も、高圧系バッテリ14は、車体1の運転席よりも後方位置、例えば後部座席の直後あるいはトランク室の内部やその周辺に格納されている。
このように、この実施の形態2では、ハイブリッド電気自動車がFR方式の場合、エンジン室3内において、エンジン4に接続された排気マニホールド7の設置側とは反対側の領域に高圧系バッテリ14を除く電力供給系統構成要素11,12,13を集約配置しているので、エンジン4や排気マニホールド7からの輻射熱の影響を極力回避することができる。このため、電力供給系統構成要素11,12,13の性能を長期に渡って良好に維持することができる。
また、これらの電力供給系統構成要素11,12,13を集約配置することで、組み立て作業性や整備作業性が良好となり、かつ電力配線8の引き回し長さを極力短くすることができる。また、エンジン室3内を2つに区画するような隔壁は設けていないので部品点数を徒に増加させることもない。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3に係るハイブリッド電気自動車において、電力供給系統構成要素の全体的な配置状態を示す側面図であり、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図5は本発明の実施の形態3に係るハイブリッド電気自動車において、電力供給系統構成要素の全体的な配置状態を示す側面図であり、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態3のハイブリッド電気自動車は、FF方式のものであって、電力供給系統構成要素11〜14の内、低圧系バッテリ12を省略するとともに、高圧系バッテリ14を電源としてDC/DCコンバータ13を介して補機類17に対して直接に電力供給を行う構成となっている。
すなわち、図3に示した実施の形態1における回路図と比較すると、この実施の形態3では、図6に示すように、低圧系バッテリ12は設けられておらず、高圧系バッテリ14からの電力がDC/DCコンバータ13で12Vに電圧降下された後、直接に補機類17に対して供給されるようになっている。
低圧系バッテリ12が省略されている以外の点では、車体1におけるその他の電力供給系統構成要素11,13,14の配置構成は、実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
このように、この実施の形態3では、電力供給系統構成要素11〜14の内、低圧系バッテリ12を省略して高圧系バッテリ14を電源としてDC/DCコンバータ13を介して補機類17に対して直接に電力供給を行う構成としているので、エンジン室3内に低圧系バッテリ12が省略された分だけの余裕空間が生じる。このため、組み立て作業や整備作業を行い易くなり、作業性が改善される。なお、その他の作用効果は、実施の形態1の場合と同様である。
実施の形態4.
図7は本発明の実施の形態4に係るハイブリッド電気自動車において、エンジン室内における電力供給系統構成要素の配置状態を示すもので、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(b)はその側面図であり、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図7は本発明の実施の形態4に係るハイブリッド電気自動車において、エンジン室内における電力供給系統構成要素の配置状態を示すもので、同図(a)はその平面図、同図(b)はその正面図、同図(b)はその側面図であり、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態4のハイブリッド電気自動車は、実施の形態3の場合と同様に、FF方式のものであって、電力供給系統構成要素11〜14の内、低圧系バッテリ12を省略するとともに、高圧系バッテリ14を電源としてDC/DCコンバータ13を介して補機類17に対して直接に電力供給を行う構成となっている。
さらに、この実施の形態4では、エンジン室3内には低圧系バッテリ12が省略された分だけエンジン室3内のエンジン4および排気マニホールド7から共に離れたトランスミッション6側の領域に余裕空間が生じるので、この余裕空間を利用して高圧系バッテリ14と共に、インバータ11およびDC/DCコンバータ13をエンジン室3内に集約配置している。
したがって、この実施の形態4においても、インバータ11、DC/DCコンバータ13、および高圧系バッテリ14は、エンジン4や排気マニホールド7からの輻射熱の影響を回避することができ、これらの電力供給系統構成要素11,13,14の性能を長期に渡って良好に維持することができる。
また、これらの電力供給系統構成要素11,13,14を集約した配置することで組み立て作業性や整備作業性が良好となる。さらに、電力配線の引き回し長さを上記の各実施の形態1〜3の場合よりもさらに短くできるので、車両の軽量化やコストダウンを図ることができる。また、エンジン室3内を2分するような隔壁は設けていないので部品点数を徒に増加させることもない。
なお、この実施の形態4では、FF方式のハイブリッド電気自動車を例にとって説明したが、FR方式の車両の場合でも、高圧系バッテリ14を電源としてDC/DCコンバータ13を介して補機類17に対して直接に電力供給を行うようにして、低圧系バッテリ12を省略した構成とすることができる。その場合、排気マニホールド7の設置側とは反対側の領域に高圧系バッテリ14と共にインバータ11およびDC/DCコンバータ13を集約配置することができるので、実施の形態4の場合と同様な作用効果が得られる。
1 車体
3 エンジン室
4 エンジン
5 電動機
6 トランスミッション
7 排気マニホールド
11 インバータ(電力供給系統構成要素)
12 低圧系バッテリ(電力供給系統構成要素)
13 DC/DCコンバータ(電力供給系統構成要素)
14 高圧系バッテリ(電力供給系統構成要素)
3 エンジン室
4 エンジン
5 電動機
6 トランスミッション
7 排気マニホールド
11 インバータ(電力供給系統構成要素)
12 低圧系バッテリ(電力供給系統構成要素)
13 DC/DCコンバータ(電力供給系統構成要素)
14 高圧系バッテリ(電力供給系統構成要素)
Claims (5)
- 内燃機関のエンジンに加えて、高圧系バッテリを電源としてインバータを介して車両走行用の電動機を駆動する電気動力システムが設けられるとともに、前照灯等の補機類の電源となる低圧系バッテリ、および上記高圧系バッテリから低圧系バッテリへ充電用電力供給のために電圧変換するDC/DCコンバータを備えているハイブリッド電気自動車において、
上記高圧系バッテリ、インバータ、低圧系バッテリ、およびDC/DCコンバータを各電力供給系統構成要素とした場合、上記高圧系バッテリを除く他の電力供給系統構成要素をエンジン室内において輻射熱の影響が最も少ない領域に集約配置していることを特徴とするハイブリッド電気自動車。 - エンジン前置き前輪駆動方式のものであって、上記エンジンおよびこれに接続された排気マニホールドから共に離れたトランスミッション側の領域に上記電力供給系統構成要素を配置していることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド電気自動車。
- エンジン前置き後輪駆動方式のものであって、上記エンジンに接続された排気マニホールドとは反対側の領域に上記電力供給系統構成要素を配置していることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド電気自動車。
- 上記電力供給系統構成要素の内、上記低圧系バッテリを省略するとともに、上記高圧系バッテリを電源として上記DC/DCコンバータを介して上記補機類に対して電力供給を行う構成であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド電気自動車。
- 上記低圧系バッテリが省略された余裕空間により、上記高圧系バッテリと共に他の電力供給系統構成要素をエンジン室内に集約配置していることを特徴とする請求項4記載のハイブリッド電気自動車。
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JP2003371809A JP2005132257A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | ハイブリッド電気自動車 |
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2003
- 2003-10-31 JP JP2003371809A patent/JP2005132257A/ja active Pending
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