JP2007226161A - カラーフィルタ用着色組成物およびそれを用いたカラーフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた流動性および分散安定性を持ち、フィルタセグメントを形成した時に顔料の二次粒子に起因する異物がきわめて少なく、透過率が高く色再現性に優れたカラーフィルタ用着色組成物の提供。
【解決手段】顔料と、下記一般式で示される置換基をフタロシアニン残基に対し1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と、2個有するフタロシアニン誘導体(D2)とを、(D1):(D2)が85:15〜56:44の重量比で含有するカラーフィルタ用着色組成物
Figure 2007226161

(式中、XはCO、SO2、CH2、CH2NHCOCH2、Yは直接結合またはNH(CH2)n、nは1〜6の整数を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、使用適性、特に流動性および分散安定性に優れるカラーフィルタ用着色組成物、およびそれを用いたカラーフィルタに関する。
カラーフィルタは、ガラス等の透明な基板の表面に2種以上の異なる色相の微細な帯(ストライプ)状のフィルタセグメントを平行または交差して配置した構成、あるいは微細なフィルタセグメントを一定の配列で配置した構成からなっている。フィルタセグメントは数ミクロン〜数100ミクロンと微細であり、色相毎に所定の配列で整然と配置されている。
一般にカラー液晶表示装置では、カラーフィルタの上に液晶を駆動させるための透明電極が蒸着あるいはスパッタリングにより形成され、さらにその上に液晶を一定方向に配向させるための配向膜が形成されている。これらの透明電極および配向膜の性能を充分に得るには、一般に200℃以上、好ましくは230℃以上の高温で形成する必要がある。このため、現在、カラーフィルタの製造方法は、耐光性、耐熱性に優れる顔料を顔料担体に分散させた組成物を用いてフィルタセグメントを形成する顔料分散法が主流となっている。
一方、近年カラーフィルタに対しては、色特性、すなわち明度や色純度の向上だけでなく、フィルタセグメントを形成する際の塗布均一性、感度、現像性、パターン形状などへの要求が高まっている。特に、ビデオカメラやデジタルカメラ、カラースキャナー等に使われている固体撮像素子用カラーフィルタに対しては、高精細化、高輝度化、高色再現性が要求されている。なかでも高精細化に関しては、フィルタセグメントに数ミクロンの異物が混入すると、誤った信号を撮像素子に送ってしまい、不良の原因となってしまう。異物の原因は主に顔料の二次粒子とされており、これまでは顔料の分散度を高めて二次粒子を減らしたり、適当な孔径のフィルタで濾過することにより異物の混入を防いできた。
しかし、顔料を過度に分散すると、二次粒子から一次粒子へ顔料の分散が進むのと並行して一次粒子の破砕が進み再凝集が起きるという問題があった。また、一次粒子あるいは二次粒子の微細化が進行した顔料は、一般に凝集し易く、微細化が進行し過ぎた場合には巨大な塊状の顔料固形物が形成される場合がある。さらに、微細化が進行した顔料は、樹脂などを含有する顔料担体中へ分散させて二次粒子を一次粒子にまで近づけて安定化させることが非常に困難であった。
また、微細化が進行した顔料を顔料担体に分散させた着色組成物は、時間と共に往々にして顔料粒子が凝集し、粗粒子が発生したり、高粘度化によりチキソトロピック性を示すようになる。このような着色組成物の粘度上昇、流動性不良は、製造作業上の問題や製品価値に種々の問題を引き起こす。例えば、流動性の不良はフィルタに対する濡れ性が悪化し、濾過速度を遅くする原因となる。
フタロシアニン構造を有する有機顔料を分散させるために有機顔料を母体骨格として側鎖に酸性基や塩基性基を置換基として有する顔料誘導体を分散剤として混合する方法が、特許文献1〜2に提案されているが、高度な顔料分散が要求されるカラーフィルタ用途においては、十分な適性が得られていない。
特開08−188733号公報 特開2005−181383号公報
そこで、本発明は、優れた流動性および分散安定性を持ち、フィルタセグメントを形成した時にフィルタセグメント中での顔料の二次粒子に起因する異物がきわめて少なく、透過率が高く色再現性に優れたカラーフィルタを形成し得るカラーフィルタ用着色組成物の提供を目的とする。
また、本発明は、フィルタセグメント中での顔料の二次粒子に起因する異物がきわめて少なく、透過率が高く色再現性に優れ、コントラストの高いカラーフィルタを提供することを目的とする。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、顔料と、下記一般式(1)で示される置換基をフタロシアニン残基に対し1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と、下記一般式(1)で示される置換基をフタロシアニン残基に対し2個有するフタロシアニン誘導体(D2)とを含有するカラーフィルタ用着色組成物であって、前記フタロシアニン誘導体(D1):前記フタロシアニン誘導体(D2)の重量比が85:15〜56:44であることを特徴とする。
一般式(1)
Figure 2007226161
(式中、XはCO、SO2、CH2、CH2NHCOCH2から選ばれる2価の連結基、Yは直接結合またはNH(CH2)nを表し、R1、R2はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の置換基を有してもよいアルキル基を表すか、またはR1、R2で窒素原子または酸素原子を含んでも良い複素環を形成し、nは1〜6の整数を表す。)
また、本発明のカラーフィルタは、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタであって、前記青色フィルタセグメントおよび/または緑色フィルタセグメントが、本発明のカラーフィルタ用着色組成物から形成されていることを特徴とする。
また、本発明のカラーフィルタは、少なくとも1つのイエロー色フィルタセグメント、少なくとも1つのマゼンタ色フィルタセグメント、および少なくとも1つのシアン色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタであって、前記シアン色フィルタセグメントが、本発明のカラーフィルタ用着色組成物から形成されていることを特徴とする。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、特定の塩基性置換基をフタロシアニン残基に対し1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と、2個有するフタロシアニン誘導体(D2)とを特定の比率で用いて、顔料を顔料担体に分散しているため、顔料の二次粒子が極めて少なく、顔料の粒径が均一に揃い、顔料の高分散化が達成できている。そのため、本発明のカラーフィルタ用着色組成物を用いることにより、高精細で、透過率が高く色再現性に優れ、コントラストが高い青色フィルタセグメントや緑色フィルタセグメント、シアン色フィルタセグメントを形成することが可能となる。
まず、好ましい実施の形態を挙げて、本発明のカラーフィルタ用着色組成物について詳細に説明する。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、顔料と、下記一般式(1)で示される置換基をフタロシアニン残基に対し1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と、下記一般式(1)で示される置換基をフタロシアニン残基に対し2個有するフタロシアニン誘導体(D2)とを含有するカラーフィルタ用着色組成物であって、前記フタロシアニン誘導体(D1):前記フタロシアニン誘導体(D2)の重量比が85:15〜56:44、好ましくは65:35〜56:44であることを特徴とする。
一般式(1)
Figure 2007226161
(式中、XはCO、SO2、CH2、CH2NHCOCH2から選ばれる2価の連結基、Yは直接結合またはNH(CH2)nを表し、R1、R2はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の置換基を有してもよいアルキル基を表すか、またはR1、R2で窒素原子または酸素原子を含んでも良い複素環を形成し、nは1〜6の整数を表す。)
前記フタロシアニン誘導体(D1)と前記フタロシアニン誘導体(D2)とを共に用いても、前記フタロシアニン誘導体(D1)の比率が上記範囲より多い、または少ない場合には、分散後に顔料の凝集が発生して流動性が悪くなり、ろ過性の低下が発生する。また、分散安定性も悪くなるので、経時増粘や粗粒の発生が起こり、コントラストの低下などの原因となる。
前記フタロシアニン誘導体(D1)と前記フタロシアニン誘導体(D2)とは、カラーフィルタ用着色組成物中に含まれる顔料100重量部に対して、合計して1〜30重量部、好ましくは2.5〜15重量部の量で用いることができる。
上記一般式(1)の置換基を有するフタロシアニン誘導体(D1)および(D2)は、種々の合成経路で合成することができる。例えば、フタロシアニン化合物に下記一般式(2)〜(5)で示される置換基を導入した後、アミン成分を反応させて上記一般式(1)の置換基を形成することによって合成することができる。
一般式(2) −SO2Cl
一般式(3) −COCl
一般式(4) −CH2Cl
一般式(5) −CH2NHCOCH2Cl
前記フタロシアニン誘導体(D1)と前記フタロシアニン誘導体(D2)の重量比は、以下のようにしてコントロールすることができる。
例えば、一般式(2)で示される置換基を導入する場合には、フタロシアニン化合物をクロルスルホン酸に溶解して、塩化チオニル等の塩素化剤を反応させるが、この時の反応温度、反応時間等の条件により、フタロシアニン化合物に導入する一般式(2)で示される置換基数をコントロールし、結果として前記フタロシアニン誘導体(D1)と前記フタロシアニン誘導体(D2)の重量比をコントロールすることができる。
また、一般式(3)で示される置換基を導入する場合には、まず、カルボキシル基を有するフタロシアニン化合物を公知の方法に従って合成したのち、ベンゼン等の芳香族溶媒中で塩化チオニル等の塩素化剤を反応させる。フタロシアニン化合物は、一般には無水フタル酸、尿素および塩化第一銅をモリブデン酸アンモニウムのような触媒の存在下で、芳香族溶媒中で加熱することにより得られるが、無水フタル酸に一部、無水トリメリット酸あるいは無水ピロメリット酸を加えて同様に反応させることによって、カルボキシル基を有するフタロシアニン化合物を得ることができ、この時の無水フタル酸に対する無水トリメリット酸あるいは無水ピロメリット酸のモル比を調整することによって、フタロシアニン化合物に導入するカルボキシル基数(=一般式(3)で示される置換基数)をコントロールし、結果として前記フタロシアニン誘導体(D1)と前記フタロシアニン誘導体(D2)の重量比をコントロールすることができる。
フタロシアニン残基を構成するフタロシアニン化合物としては、銅、ニッケル、コバルト、アルミニウム、鉄、亜鉛、マンガンなどの中心金属を有する金属フタロシアニン、および無金属フタロシアニンが挙げられる。さらに、3価以上の原子価を有するハロゲン化金属であってもよい。所望により、塩素原子、臭素原子、場合によっては、スルホン酸基、カルボン酸基を有していてもよい。フタロシアニンの中心核として、3価以上の原子価を有するハロゲン化金属であってもよい。フタロシアニン化合物は、フタルイミド骨格の水素原子が所望により、塩素原子、臭素原子、場合によっては、スルホン酸基、カルボキシル基で置換されていてもよい。
一般式(2)〜(5)で示される置換基と反応させて一般式(1)の置換基を形成するために使用されるアミン成分としては、例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、N,N−エチルイソプロピルアミン、N,N−エチルプロピルアミン、N,N−メチルブチルアミン、N,N−メチルイソブチルアミン、N,N−ブチルエチルアミン、N,N−tert−ブチルエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジプロピルアミン、N,N−sec−ブチルプロピルアミン、ジブチルアミン、ジーsec−ブチルアミン、ジイソブチルアミン、N,N−イソブチル−sec−ブチルアミン、ジアミルアミン、ジイソアミルアミン、ジヘキシルアミン、ジ(2−エチルへキシル)アミン、ジオクチルアミン、N,N−メチルオクタデシルアミン、ジデシルアミン、ジアリルアミン、N,N−エチル−1,2−ジメチルプロピルアミン、N,N−メチルヘキシルアミン、ジオレイルアミン、ジステアリルアミン、N,N−ジメチルアミノメチルアミン、N,N−ジメチルアミノエチルアミン、N,N−ジメチルアミノアミルアミン、N,N−ジメチルアミノブチルアミン、N,N−ジエチルアミノエチルアミン、N,N−ジエチルアミノプロピルアミン、N,N−ジエチルアミノヘキシルアミン、N,N−ジエチルアミノブチルアミン、N,N−ジエチルアミノペンチルアミン、N,N−ジプロピルアミノブチルアミン、N,N−ジブチルアミノプロピルアミン、N,N−ジブチルアミノエチルアミン、N,N−ジブチルアミノブチルアミン、N,N−ジイソブチルアミノペンチルアミン、N,N−メチルーラウリルアミノプロピルアミン、N,N−エチルーヘキシルアミノエチルアミン、N,N−ジステアリルアミノエチルアミン、N,N−ジオレイルアミノエチルアミン、N,N−ジステアリルアミノブチルアミン、ピペリジン、2−ピペコリン、3−ピペコリン、4−ピペコリン、2,4−ルペチジン、2,6−ルペチジン、3,5−ルペチジン、3−ピペリジンメタノール、ピペコリン酸、イソニペコチン酸、イソニコペチン酸メチル、イソニコペチン酸エチル、2−ピペリジンエタノール、ピロリジン、3−ヒドロキシピロリジン、N−アミノエチルピペリジン、N−アミノエチル−4−ピペコリン、N−アミノエチルモルホリン、N−アミノプロピルピペリジン、N−アミノプロピル−2−ピペコリン、N−アミノプロピル−4−ピペコリン、N−アミノプロピルモルホリン、N−メチルピペラジン、N−ブチルピペラジン、N−メチルホモピペラジン、1−シクロペンチルピペラジン、1−アミノ−4−メチルピペラジン、1−シクロペンチルピペラジン等が挙げられる。
一般式(2)〜(5)で示される置換基と上記アミン成分との反応時には、一般式(2)〜(5)で示される置換基の一部が加水分解して、塩素が水酸基に置換することがある。その場合、一般式(2)で示される置換基はスルホン酸基となり、一般式(3)で示される置換基はカルボン酸基となるが、何れも遊離酸のままでもよく、また、1〜3価の金属または上記モノアミンと塩を形成していてもよい。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物に含有される顔料としては、有機または無機の顔料を、単独でまたは2種類以上混合して用いることができる。顔料は、発色性が高く、且つ耐熱性の高い顔料、特に耐熱分解性の高い顔料が好ましく、通常は有機顔料が用いられる。使用することができる顔料としては、フタロシアニン系、アゾ系、アントラキノン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、アンサンスロン系、インダンスロン系、ペリレン系、チオインジゴ系、イソインドリン系、キノフタロン系、ジケトピロロピロール系などの有機顔料が挙げられるが、前記フタロシアニン誘導体(D1)および(D2)はフタロシアニン骨格を有するため、C.I.Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、C.I.Pigment Green 7、36から選ばれる少なくとも1種の顔料を使用すると、特に分散効果が高いことから好ましい。
以下に、本発明の着色組成物に使用可能な有機顔料の具体例を、カラーインデックス番号で示す。
緑色フィルタセグメントを形成するための緑色着色組成物には、例えばC.I.pigment green 7、10、36、37等の緑色顔料を用いることができる。緑色組成物には黄色顔料を併用することができる。
青色フィルタセグメントを形成するための青色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、22、60、64等の青色顔料を用いることができる。青色着色組成物には、C.I. Pigment Violet 1、19、23、27、29、30、32、37、40、42、50等の紫色顔料を併用することができる。
シアン色フィルタセグメントを形成するためのシアン色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Blue15:1、15:2、15:4、15:3、15:6、16、81等の青色顔料を用いることができる。
また、無機顔料としては、酸化チタン、硫酸バリウム、亜鉛華、硫酸鉛、黄色鉛、亜鉛黄、べんがら(赤色酸化鉄(III))、カドミウム赤、群青、紺青、酸化クロム緑、コバルト緑、アンバー、チタンブラック、合成鉄黒、カーボンブラック等が挙げられる。無機顔料は、色度のバランスを取りつつ良好な塗布性、感度、現像性等を確保するために、有機顔料と組み合わせて用いることができる。
これらの顔料は、着色組成物中に1.5〜15重量%の割合で含有されることが好ましい。また、顔料は、最終フィルタセグメント中に好ましくは10〜60重量%、より好ましくは20〜55重量%の割合で含有され、その残部は、顔料担体により提供される樹脂質バインダーから実質的になる。
本発明の着色組成物には、調色のため、耐熱性を低下させない範囲内で染料を含有させることができる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物に含有される顔料担体は、顔料を分散させるものであり、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物により構成される。透明樹脂は、可視光領域の400〜700nmの全波長領域において透過率が好ましくは80%以上、より好ましくは95%以上の樹脂である。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物を用いて後述のフォトリソグラフィー法によりフィルタセグメントを形成する場合には、現像が一般にアルカリ水溶液で行われており、乾燥塗膜が現像時に全て除去され、いわゆる現像残渣が残らないようにするため、アルカリ可溶性の透明樹脂を配合することが好ましい。また、カラーフィルタとしての耐熱性や耐光性等の諸耐性を損なわないよう透明樹脂の種類および配合量を選択する必要がある。
透明樹脂には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、および感光性樹脂があり、その前駆体には、放射線照射により硬化して透明樹脂を生成するモノマーもしくはオリゴマーなどがあり、これらを単独で、または2種以上混合して用いることができる。顔料担体は、顔料100重量部に対して5〜200重量部の量で用いることができる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ブチラール樹脂、スチレンーマレイン酸共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド樹脂、スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、セルロース類、ポリブタジエン、ポリイミド樹脂等が挙げられる。また、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フマル酸樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
感光性樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する樹脂に、イソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を導入した樹脂が用いられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
透明樹脂の前駆体であるモノマーおよびオリゴマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、β−カルボキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、1, 6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、エステルアクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート等の各種アクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニルエーテル、(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、アクリロニトリル等が挙げられ、これらを単独でまたは2種類以上混合して用いることができる。
カラーフィルタ用着色組成物には、該着色組成物を紫外線照射により硬化するときには、光重合開始剤等が添加される。
光重合開始剤としては、4−フェノキシジクロロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセトフェノン系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系光重合開始剤、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4‘−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフェノン系光重合開始剤、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光重合開始剤、2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−ピペロニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4‘−メトキシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光重合開始剤、ボレート系光重合開始剤、カルバゾール系光重合開始剤、イミダゾール系光重合開始剤等が用いられる。光重合開始剤は、着色組成物中の顔料100重量部に対して、5〜200重量部、好ましくは10〜150重量部の量で用いることができる。
上記光重合開始剤は、単独であるいは2種以上混合して用いるが、増感剤として、α−アシロキシエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4‘−ジエチルイソフタロフェノン、3,3‘,4,4‘−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4,4‘−ジエチルアミノベンゾフェノン等の化合物を併用することもできる。増感剤は、着色組成物中の光重合開始剤100重量部に対して、0.1〜60重量部の量で用いることができる。
さらに、本発明のカラーフィルタ用着色組成物には、顔料を充分に顔料担体中に分散させ、ガラス基板等の透明基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布してフィルタセグメントを形成することを容易にするために溶剤を含有させることができる。
溶剤としては、例えば1,2,3−トリクロロプロパン、1,3−ブタンジオール、1,3-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコールジアセテート、1,4−ジオキサン、2−ヘプタノン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3,5,5-トリメチル-2-シクロヘキセン-1-オン、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メチル−1,3−ブタンジオール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート、3-メトキシブタノール、3−メトキシブチルアセテート、4−ヘプタノン、m−キシレン、m−ジエチルベンゼン、m−ジクロロベンゼン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、n−ブチルアルコール、n−ブチルベンゼン、n−プロピルアセテート、N−メチルピロリドン、o−キシレン、o−クロロトルエン、o−ジエチルベンゼン、o−ジクロロベンゼン、p−クロロトルエン、p−ジエチルベンゼン、sec−ブチルベンゼン、tert−ブチルベンゼン、γ―ブチロラクトン、イソブチルアルコール、イソホロン、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノターシャリーブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジイソブチルケトン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、シクロヘキサノール、シクロヘキサノールアセテート、シクロヘキサノン、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ダイアセトンアルコール、トリアセチン、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールフェニルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート、ベンジルアルコール、メチルイソブチルケトン、メチルシクロヘキサノール、酢酸n−アミル、酢酸n−ブチル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、酢酸プロピル、二塩基酸エステル等が挙げられ、これらを単独でもしくは混合して用いる。溶剤は、着色組成物中の顔料100重量部に対して、800〜4000重量部、好ましくは1000〜2500重量部の量で用いることができる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物には、さらに樹脂型顔料分散剤や界面活性剤を含有させても良い。樹脂型顔料分散剤は、顔料に吸着する性質を有する顔料親和性部位を有し、顔料に吸着して顔料の顔料担体への分散を安定化する働きをするものである。樹脂型顔料分散剤は、顔料の分散に優れ、分散後の顔料の再凝集を防止する効果が大きいので、これを用いて顔料を顔料担体中に分散した場合には、透明性に優れたカラーフィルタが得られる。樹脂型顔料分散剤としては、上記透明樹脂として用いられる樹脂以外のポリウレタン、ポリアクリレートなどのポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカルボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの変性物、ポリ低級アルキレンイミンと遊離のカルボキシル基を有するポリエステルとの反応により形成されたアミドやその塩等が用いられる。また、(メタ)アクリル酸−スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶性樹脂や水溶性高分子化合物、ポリエステル系、変性ポリアクリレート、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加物、燐酸エステル等も用いられる。これらは、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらのエチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性剤が挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
また、本発明のカラーフィルタ用着色組成物には、組成物の経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させることができる。貯蔵安定剤としては、例えばベンジルトリメチルクロライド、ジエチルヒドロキシアミンなどの4級アンモニウムクロライド、乳酸、シュウ酸などの有機酸およびそのメチルエーテル、t−ブチルピロカテコール、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィンなどの有機ホスフィン、亜リン酸塩等が挙げられる。貯蔵安定剤は、着色組成物中の顔料100重量部に対して、0.1〜10重量部の量で用いることができる。
本発明の着色組成物は、溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着色レジスト材の形態で調整することができる。着色レジスト材は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂または感光性樹脂とモノマーを含む顔料担体中に顔料を分散させたものであり、1種または2種以上の顔料を、フタロシアニン誘導体(D1)とフタロシアニン誘導体(D2)、および必要に応じて光重合開始剤と共に、顔料担体中に、三本ロールミル、二本ロールミル、サンドミル、ニーダー、アトライター等の各種分散手段を用いて微細に分散して製造することができる。また、本発明の着色組成物は、数種類の顔料を別々に顔料担体に分散したものを混合して製造することもできる。
本発明の着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の各種手段を用いて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.1μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。
本発明のカラーフィルタは、透明基板上に、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタであって、前記青色フィルタセグメントおよび/または緑色フィルタセグメントが、本発明のカラーフィルタ用着色組成物から形成されているものである。
また、本発明のカラーフィルタは、透明基板上に、少なくとも1つのイエロー色フィルタセグメント、少なくとも1つのマゼンタ色フィルタセグメント、および少なくとも1つのシアン色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタであって、前記シアン色フィルタセグメントが、本発明のカラーフィルタ用着色組成物から形成されているものである。
赤色、イエロー色、マゼンタ色のフィルタセグメントを形成するための着色組成物としては、本発明の着色組成物と同様に、透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、顔料と、必要に応じて、溶剤、光重合開始剤、増感剤、樹脂型顔料分散剤、界面活性剤等を含有するものを用いることができる。
赤色フィルタセグメントを形成するための赤色着色組成物には、例えばC.I.pigment red 7、9、14、41、48:1、48:2、48:3、48:4、81:1、81:2、81:3、97、122、123、146、149、168、177、178、180、184、185、187、192、200、202、207、208、210、215、216、217、220、223、224、226、227、228、240、246、254、255、264、272等の赤色顔料を用いることができる。赤色着色組成物には、下記の黄色顔料、オレンジ色顔料を併用することができる。
イエロー色フィルタセグメントを形成するためのイエロー色着色組成物には、例えばC.I.pigment yellow 1、2、3、4、5、6、10、12、13、14、15、16、17、18、20、24、31、32、34、35、35:1、36、36:1、37、37:1、40、42、43、53、55、60、61、62、63、65、73、74、77、81、83、86、93、94、95、97、98、100、101、104、106、108、109、110、113、114、115、116、117、118、119、120、123、125、126、127、128、129、137、138、139、147、148、150、151、152、153、154、155、156、161、162、164、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、187、188、193、194、199等の黄色顔料や、例えばC.I.pigment orange 36、43、51、55、59、61等のオレンジ
色顔料を用いることができる。
マゼンタ色フィルタセグメントを形成するためのマゼンタ色着色組成物には、例えばC.I. Pigment Violet 1、19、C.I. Pigment Red144、146、177、169、81等の紫色顔料および赤色顔料を用いることができる。マゼンタ色着色組成物には、黄色顔料を併用することができる。
透明基板としては、ソーダ石灰ガラス、低アルカリ硼珪酸ガラス、無アルカリアルミノ硼珪酸ガラスなどのガラス板や、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂板が用いられる。また、ガラス板や樹脂板の表面には、パネル化後の液晶駆動のために、酸化インジウム、酸化錫などからなる透明電極が形成されていてもよい。
本発明の着色組成物を用いてフィルタセグメントを形成する方法としては、印刷法またはフォトリソグラフィー法、IJ法などがある。
印刷法による各色フィルタセグメントの形成は、上記各種の印刷インキとして調製した着色組成物の印刷と乾燥を繰り返すだけでパターン化ができるため、カラーフィルタの製造法としては、低コストで量産性に優れている。さらに、印刷技術の発展により高い寸法精度および平滑度を有する微細パターンの印刷を行うことができる。印刷を行うためには、印刷の版上にて、あるいはブランケット上にてインキが乾燥、固化しないような組成とすることが好ましい。また、印刷機上でのインキの流動性の制御も重要であり、分散剤や体質顔料によるインキ粘度の調整を行うこともできる。
フォトリソグラフィー法により各色フィルタセグメントを形成する場合は、上記溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着色レジスト材として調製した着色組成物を、透明基板上に、スプレーコートやスピンコート、スリットコート、ロールコート等の塗布方法により、乾燥膜厚が0.5〜3.0μmとなるように塗布する。必要により乾燥された膜には、この膜と接触あるいは非接触状態で設けられた所定のパターンを有するマスクを通して紫外線露光を行う。その後、溶剤またはアルカリ現像液に浸漬するかもしくはスプレーなどにより現像液を噴霧して未硬化部を除去して所望のパターンを形成したのち、同様の操作を他色について繰り返してカラーフィルタを製造することができる。さらに、着色レジスト材の重合を促進するため、必要に応じて加熱を施すこともできる。フォトリソグラフィー法によれば、上記印刷法より精度の高いカラーフィルタが製造できる。
現像に際しては、安全性や環境問題からアルカリ水溶液を用いるのが一般的であり、アルカリ現像液として炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム等の水溶液が使用され、ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミン等の有機アルカリを用いることもできる。また、現像液には、消泡剤や界面活性剤を添加することもできる。
なお、紫外線露光感度を上げるために、上記着色レジスト材を塗布乾燥後、水溶性あるいはアルカリ水溶性樹脂、例えばポリビニルアルコールや水溶性アクリル樹脂等を塗布乾燥し酸素による重合阻害を防止する膜を形成した後、紫外線露光を行うこともできる。
本発明の着色組成物は、上記方法の他に転写法などにより製造することができるが、本発明の着色組成物は、いずれの方法にも用いることができる。転写法は剥離性の転写ベースシートの表面に、あらかじめフィルタセグメント層を形成しておき、このフィルタセグメント層を所望の基板に転写させる方法である。
以下に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれによって限定されるもの
ではない。なお、実施例および比較例中、「部」とは「重量部」を意味する。
まず、実施例および比較例に用いたアクリル樹脂溶液およびフタロシアニン誘導体組成物(フタロシアニン誘導体(D1)およびフタロシアニン誘導体(D2)を含む組成物)の調製について説明する。樹脂の分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)により測定したポリスチレン換算の重量平均分子量である。
(アクリル樹脂溶液の調製)
反応容器にシクロヘキサノン450部を入れ、容器に窒素ガスを注入しながら80℃に加熱して、同温度で、メタクリル酸20.0部、メチルメタクリレート10.0部、n−ブチルメタクリレート55.0部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート15.0部、2,2‘−アゾビスイソブチロニトリル4.0部の混合物を1時間かけて滴下して重合反応を行った。滴下終了後、さらに80℃で3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル1.0部をシクロヘキサノン50部に溶解させたものを添加し、さらに80℃で1時間反応を続けて、アクリル樹脂の溶液を得た。アクリル樹脂の重量平均分子量は、約40000であった。
室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重量%になるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液を調製した。
(フタロシアニン誘導体組成物の調製)
クロルスルホン酸300部中に銅フタロシアニン30部を仕込み、完全に溶解した後、塩化チオニル24部を加え、徐々に昇温して101℃で3時間反応させた。その反応液を氷水9000部中に注入し、撹拌後、濾過、水洗した。得られたプレスケーキを水300部でスラリーとした後、N,N−ジメチルアミノプロピルアミン15部を加え、室温で3時間、次いで、60℃で2時間撹拌した後、濾過、水洗、乾燥し、フタロシアニン誘導体組成物36部を得た。得られたフタロシアニン誘導体組成物について、Waters社製液体クロマトグラフ質量分析計プラットフォームLCZで組成分析したところ、3個以上置換基を有するものは含まれておらず、下記式(6)の置換基を1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と下記式(6)の置換基を2個有するフタロシアニン誘導体(D2)の重量比は85:15であった。
また、上記塩化チオニル24部を加えた後、反応温度を105℃、106℃、106.8℃、100℃、109.8℃にすることによって、下記式(6)の置換基を1個有するフタロシアニン誘導体(D1):下記式(6)の置換基を2個有するフタロシアニン誘導体(D2)の重量比がそれぞれ65:35、60:40、56:44、90:10、41:59のフタロシアニン誘導体組成物を得た。
一般式(6)
Figure 2007226161
(青色レジスト材)
[実施例1]
下記の組成の混合物を均一に撹拌混合した後、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて、サンドミルで10時間分散した後、1.0μmのフィルタで濾過し青色レジスト材用銅フタロシアニン系顔料分散体を作製した。
ε型銅フタロシアニン青色顔料(C.I.pigment blue 15:6)
(BASF製「ヘリオゲンブルーL−6700F」) 10.0部
銅フタロシアニン誘導体組成物 1.0部
(フタロシアニン誘導体(D1):フタロシアニン誘導体(D2)=85:15)
リン酸エステル系顔料分散剤
(ビックケミー社製「BYK111」) 2.0部
アクリル樹脂溶液 47.0部
メトキシプロピルアセテート 40.0部
ついで、下記組成の混合物を均一になるように攪拌混合した後、0.2μmのフィルタで濾過して、アルカリ現像型青色レジスト材を得た。
青色レジスト材用銅フタロシアニン系顔料分散体 45.0部
アクリル樹脂溶液 15.0部
トリメチロールプロパントリアクリレート 5.6部
(新中村化学社製「NKエステルATMPT」)
光重合開始剤 2.0部
(チバスペシャルティケミカルズ社製「イルガキュアー907」)
増感剤(保土ヶ谷化学社製「EAB−F」) 0.2部
メトキシプロピルアセテート 32.2部
[実施例2]
銅フタロシアニン誘導体組成物を、フタロシアニン誘導体(D1):フタロシアニン誘導体(D2)=65:35の重量比のものに変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型青色レジスト材を得た。
[実施例3]
銅フタロシアニン誘導体組成物を、フタロシアニン誘導体(D1):フタロシアニン誘導体(D2)=60:40の重量比のものに変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型青色レジスト材を得た。
[実施例4]
銅フタロシアニン誘導体組成物を、フタロシアニン誘導体(D1):フタロシアニン誘導体(D2)=56:44の重量比のものに変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型青色レジスト材を得た。
[実施例5]
青色顔料を緑色顔料C.I.pigment green 7(大日本インキ化学工業社製「ファストゲングリーンS」)に変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型緑色レジスト材を得た。
[実施例6]
青色顔料を緑色顔料C.I.pigment green 7(大日本インキ化学工業社製「ファストゲングリーンS」)に変えた以外は、実施例4と同様にしてアルカリ現像型緑色レジスト材を得た。
[実施例7]
青色顔料を緑色顔料C.I.pigment green 36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)に変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型緑色レジスト材を得た。
[実施例8]
青色顔料を緑色顔料C.I.pigment green 36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)に変えた以外は実施例4と同様にしてアルカリ現像型緑色レジスト材を得た。
[比較例1]
銅フタロシアニン誘導体組成物を、フタロシアニン誘導体(D1):フタロシアニン誘導体(D2)=90:10の重量比のものに変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型青色レジスト材を得た。
[比較例2]
銅フタロシアニン誘導体組成物を、フタロシアニン誘導体(D1):フタロシアニン誘導体(D2)=41:59の重量比のものに変えた以外は、実施例1と同様にしてアルカリ現像型青色レジスト材を得た。
[比較例3]
青色顔料を緑色顔料C.I.pigment green 7(大日本インキ化学工業社製「ファストゲングリーンS」)に変えた以外は、比較例1と同様にしてアルカリ現像型緑色レジスト材を得た。
[比較例4]
青色顔料を緑色顔料C.I.pigment green 36(東洋インキ製造社製「リオノールグリーン6YK」)に変えた以外は、比較例1と同様にしてアルカリ現像型緑色レジスト材を得た。
[実施例1]〜[実施例8]、[比較例1]〜[比較例4]で得られたレジスト材2kgについて、Whatman社製1.0μmGF/FディスクフィルターGlass Microfiber Media with Polypropyleneにて、フィルターが目詰まりするまでの最大ろ過量を測定した。また、各レジスト材を、スピンコート法により、100×100mmのガラス基板に1.2μmの膜厚(乾燥時)に塗布、乾燥後、KEYENCE社製 VH-Z450を用いて塗膜中に存在する1.0μm以上の粒子個数の測定を行った。また、各レジスト材について、粒度分布測定装置「日本ルフト社製「DT−1200」」にて粒度分布を測定し、平均粒径を算出した。更に、作製直後及び作成後40℃の環境で1週間保存した後の粘度をE型粘度計(東機産業社製「ELD型粘度計」)にて測定した。更に、スピンコート法により、各レジスト材をガラス基板に0.6μmの膜厚に塗布、乾燥後、日本電計社製「BM-5A LUMINANCE COLORMETER」にてコントラストの測定を行った。結果を表1および表2に示す。
Figure 2007226161
[表1]に示すように、[実施例1]〜[実施例8]で得られたレジスト材は、1.0μmGF/Fディスクフィルターでろ過したときに目詰まりせず、塗膜中に存在する1.0μm以上の粒子の個数は5個程度であり、レジスト材中に含まれる顔料の平均粒径も0.2μm程度であり、1週間の経時で増粘もない。また、塗膜のコントラストも高い。何れも、一般式(1)で示される置換基を1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と2個有するフタロシアニン誘導体(D2)とを85:15〜56:44の重量比の範囲内で用いて顔料を分散したことから、顔料の二次粒子が低減され、ろ過性が向上し、塗膜欠陥(抜け)が無いことから塗膜のコントラストも向上した。
これに対し、[比較例1]〜[比較例4]で得られたレジスト材は、1.0μmGF/Fディスクフィルターでろ過したときに120g程度で目詰まりが発生し、塗膜中に存在する1.0μm以上の粒子の個数も10〜24個と、実施例で得られたレジスト材の2倍以上であった。また、経時で増粘も発生し、塗膜のコントラストについても、実施例で得られたレジスト材の塗膜に比べて2000以上低かった。何れも、一般式(1)で示される置換基を1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と2個有するフタロシアニン誘導体(D2)とを85:15〜56:44の重量比の範囲外で用いて顔料を分散したことから、顔料の二次粒子が増え、ろ過性が低下し、安定性も悪くなり、塗膜欠陥(抜け)が発生して塗膜のコントラストも低下した。

Claims (4)

  1. 透明樹脂、その前駆体またはそれらの混合物からなる顔料担体と、顔料と、下記一般式(1)で示される置換基をフタロシアニン残基に対し1個有するフタロシアニン誘導体(D1)と、下記一般式(1)で示される置換基をフタロシアニン残基に対し2個有するフタロシアニン誘導体(D2)とを含有するカラーフィルタ用着色組成物であって、前記フタロシアニン誘導体(D1):前記フタロシアニン誘導体(D2)の重量比が85:15〜56:44であることを特徴とするカラーフィルタ用着色組成物。
    一般式(1)
    Figure 2007226161
    (式中、XはCO、SO2、CH2、CH2NHCOCH2から選ばれる2価の連結基、Yは直接結合またはNH(CH2)nを表し、R1、R2はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の置換基を有してもよいアルキル基を表すか、またはR1、R2で窒素原子または酸素原子を含んでも良い複素環を形成し、nは1〜6の整数を表す。)
  2. 顔料が、C.I.Pigment Blue 15:6、C.I.Pigment Green 7、C.I.Pigment Green 36から選ばれる少なくとも1種の顔料を含むことを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ用着色組成物。
  3. 少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの青色フィルタセグメント、および少なくとも1つの緑色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタであって、前記青色フィルタセグメントおよび/または緑色フィルタセグメントが、請求項1または2記載のカラーフィルタ用着色組成物から形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。
  4. 少なくとも1つのイエロー色フィルタセグメント、少なくとも1つのマゼンタ色フィルタセグメント、および少なくとも1つのシアン色フィルタセグメントを具備するカラーフィルタであって、前記シアン色フィルタセグメントが、請求項1または2記載のカラーフィルタ用着色組成物から形成されていることを特徴とするカラーフィルタ。
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