JP2007225272A - 構造化された熱交換器管およびその製造方法 - Google Patents

構造化された熱交換器管およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 すでに公知の管に比べて更なる性能向上が得られるように、前述の種類の熱交換器管の内側構造を改良することである。
【解決手段】 管内面で、高さHの一体の内側フィンが、軸線平行にまたはねじ線状に連続して且つ管軸線方向に測ってねじれ角β1で周方向に延びて、第1次溝を形成し、内側フィンが、管全周にわたって、互いに間隔を持って位置する第2次溝と交差し、第2次溝が、互いに平行に且つ管軸線方向に測ってねじれ角β2で、切り込み深さT2と溝開口角α2とを有し、内側フィンと第2次溝とが、管全周にわたって、互いに間隔を持って位置する第3次溝と交差し、第3次溝が、互いに平行に且つ管軸線方向に測ってねじれ角β3で周方向に連続的に延び、切り込み深さT3と溝開口角α3とを有していることとする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、管内面にて構造化された少なくとも1つの領域を備える熱交換器管およびその製造方法に関するものである。
熱伝導は冷凍技術および空調技術の多くの分野並びにプロセス工学およびエネルギー工学で発生する。これらの分野では、熱伝導のために円筒多管式熱交換器が使用されることが多い。この場合、多くの適用例では、熱流の方向に依存して冷却または加熱される液体が管内面を流動する。熱は管外面にある媒体に対して放出されるか、或いは媒体から奪われる。
円筒多管式熱交換器において、平滑管の代わりに、構造化された管を使用することは周知である。構造化により熱伝達が改善される。これにより熱流密度が向上し、熱交換器をよりコンパクトに構成することができる。これとは択一的に、熱流密度を変えずに、駆動温度差を低下させてもよく、これによって、よりエネルギー効率的な熱伝導が可能になる。
片側または両側を構造化された円筒多管式熱交換器用熱交換器管は、通常、少なくとも1つの構造化領域と、平滑な端部部材と、場合によっては平滑な中間部材とを有している。平滑な端部部材または中間部材は構造化領域を画成している。管を支障なく円筒多管式熱交換器に取り付けることができるようにするには、構造化領域の外径は平滑な端部部材または中間部材の外径よりも小さくなければならない。
構造化された熱交換器管としては、一体的にロール成形されたフィン付き管が使用されることが多い。一体的にロール成形されたフィン付き管とは、平滑管の壁の材料からフィンを形成させたフィン付きの管である。フィン付き管は、多くの場合、管内面に、軸線平行にまたはねじ線状に周回するように延びている多数のフィンを有し、これらのフィンは内側の表面積を拡大させて管内面での熱移動係数を改善させる。フィン付き管は、その外面に、リング状にまたはねじ線状に周回するように延びるフィンを有している。
従来、管外面のフィンに別の構造的特徴を備えさせることにより、一体的にロール成形されたフィン付き管の外面での熱移動を使用例に応じてさらに向上させるための多くの可能性が開発された。たとえば、特許文献1から知られているように、フィンエッジに付加的な凸縁を備えさせると、管外面での冷媒の圧縮の際に熱移動係数が著しく増大する。管外面での冷媒の蒸発の際には、個々のフィンの間にあるチャネルを部分的に閉鎖させ、その結果孔またはスリットを通じて周囲と連通する中空空間を発生させると、性能が向上することが証明された。すでに多数の文献から知られているように、この種の実質的に閉じたチャネルは、フィンの折り曲げまたは折り返し(特許文献2、特許文献3)、フィンの開裂およぴ鍛造(特許文献4、特許文献5)、フィンの切り込みおよび鍛造(特許文献6、特許文献7、特許文献8)によって生じさせる。
上述した管外面での性能改善は、全熱移動抵抗の大部分が管内面へ転移するという結果をもたらす。この作用は、たとえば部分負荷作動の場合のように、特に流速が小さい場合に発生する。全熱移動抵抗を著しく低下させるには、管内面での熱移動係数をさらに増大させることが必要である。
管内面の熱移動を向上させるため、たとえば特許文献9に記載されているように、軸線平行にまたはねじ線状に周回するように延びている内側フィンに溝を備えさせることができる。この場合重要なことは、当該特許文献9に開示されているような、内側フィンおよび溝を生じさせるための異形のロール成形心棒を使用することにより、フィン付き管の内側構造および外側構造を互いに独立に設定することができる点である。これにより外面および内面の構造をそれぞれの要求に適合させることができ、このようにして管を形成させることができる。
米国特許第5775411号明細書 米国特許第3696861号明細書 米国特許第5054548号明細書 独国特許第2758526C2号明細書 米国特許第4577381号明細書 米国特許第4660630号明細書 欧州特許第0713072B1号明細書 米国特許第4216826号明細書 独国特許第10156374C1号明細書
本発明の課題は、上記の技術を背景として、すでに公知の管に比べて更なる性能向上が得られるように、前述の種類の熱交換器管の内側構造を改良することである。
この場合、管の全重量に占める内側構造の重量の割合は、横断面積が一定の従来のねじ線状の内側フィンの場合よりも小さくなければならない。さらに、圧力損失の増大を回避すべきである。この場合、フィン付き管の内側構造および外側構造のディメンションは互いに独立に設定可能であるべきである。
本発明は、熱交換器管に関しては、請求項1の構成を特徴とするものであり、熱交換器管を製造するための方法に関しては、請求項8の構成を特徴とするものである。その他の従属項は本発明の有利な構成および発展構成に関わる。
本発明は、管内面にて構造化された少なくとも1つの領域を備える熱交換器管であって、以下の構成要件を有している。
a)管内面で、高さHの一体の内側フィンが、軸線平行にまたはねじ線状に連続して且つ管軸線方向に測ってねじれ角β1で周方向に延びて、第1次溝を形成し、
b)内側フィンが、管全周にわたって、互いに間隔を持って位置する第2次溝と交差し、第2次溝が、互いに平行に且つ管軸線方向に測ってねじれ角β2で、切り込み深さT2と溝開口角α2とを有し、
c)内側フィンと第2次溝とが、管全周にわたって、互いに間隔を持って位置する第3次溝と交差し、第3次溝が、互いに平行に且つ管軸線方向に測ってねじれ角β3で周方向に連続的に延び、切り込み深さT3と溝開口角α3とを有している。
この場合、本発明が考慮する基本的な点は、熱交換器管において、平行に延びる第1次溝によって分割された内側フィンを第2次溝と交差させるというものである。この内側構造は、(管軸線方向に測って)ねじれ角α3で延びる第3次溝と交差する。ねじれ角β1、β2、β3は、通常は、常に管軸線に対し鋭角を成す。このような意味では、たとえば角度β2とβ3の値が等しければ、第2次溝と第3次溝が逆方向に周回するように延びることによって交差型内側構造が形成されることになる。したがって、第2次溝と第3次溝が同方向に周回するように延びる場合には、角度β2と角度β3の値は異なっている。なお、第2次溝と第3次溝とは次の構成要件、すなわち切り込み深さT、ピッチP、溝開口角αの少なくとも1つの点で異なっていてよい。
第2次溝と第3次溝の深さTは、内側フィンの先端から半径方向に測られる。ピッチPは、同じ心棒によって生成され隣接しあっている平行な溝の最短距離であり、フィンピッチを表わす量である。溝開口角αは、異形心棒に設けた溝の角度であり、これによって内側フィン部の第2次溝または第3次溝が生成される。
格別優れた利点は、第3次溝の形成により、螺旋状の上部構造を備えた1回切り込んだ内側フィンから内側構造が生じる点にある。これにより、管を流れる流体に付加的な渦が強制的に発生し、内部熱移動をさらに増大させる。このパワーアップは、渦形成の結果として増大する圧力損失の影響を凌駕するものである。第3次溝を付加しても、材料を単に切除するだけなので、管の全重量において内側構造が占める重量の割合が高くならないことは明らかである。したがって、管の全重量において内側構造が占める重量の割合は、横断面積が一定の従来のねじ線状の内側フィンよりも高くない。
本発明の有利な構成では、管内面にて構造化された領域は第2次溝のピッチP2および第3次溝のピッチP3の点で区別される。これにより螺旋状の上部構造が形成される。さらに、第2次溝のピッチP2が第3次溝のピッチP3よりも小さいのが有利である。したがって、第2次溝は第3次溝よりも密接に隣接しあい、これにより、使用する流体に応じて、特に流体の粘性に応じて、渦形成への影響力を調整することができる。
本発明の有利な他の構成では、管内面にて構造化された領域は第2次溝の溝開口角α2および第3次溝の開口角α3の点で区別される。これにより、特に、第2次溝と第3次溝とにより構造化されたフィンエッジの勾配が影響を受ける。エッジのねじれ角は作動時にこれを通過する流体の流動挙動に著しく影響する。
好ましくは、管内面にて構造化された領域が第2次溝の切り込み深さT2および第3次溝の切り込み深さT3の点で区別されるのがよい。この場合、管内面にて構造化された領域において、第2次溝の切り込み深さT2は第3次溝の切り込み深さT3よりも小さくてよい。これにより、第1に、第2次溝によって切り込まれた一体的な内側フィンが過度に刻設される。
有利には、管外面にて、一体の外側フィンが軸線平行にまたはねじ線状に周回するように延びているのがよい。このケースに対しては、本発明は、構造化された熱交換器管の製造方法という他の特徴を含むものである。すなわち、管外面にてねじ線状に延び、管内面にて軸線平行にまたはねじ線状に延びる、一体の、すなわち管壁から切り出した外側フィンおよび内側フィンを備え、内側フィンが第2次溝および第3次溝と交差して切り込まれる熱交換器管の製造方法において、以下の方法ステップを実施する。すなわち、
a)第1のロール成形ステップにより管壁から材料を排除することによってフィン材を獲得し、生じたフィン付き管をロール成形力により回転させ、生じたねじ線状のフィンに応じて前進させることにより、平滑管の外面の第1の成形領域にねじ線状に延びる外側フィンを形成させ、その際高さが増大している外側フィンを、成形していない平滑管から形成させるようにした方法ステップと、
b)第1の成形領域において、管内に回転可能に支持され位置決めされている第1のロール成形心棒により管壁を支持し、これにより内側フィンを形成させる方法ステップと、
c)第2のロール成形ステップで、第1の成形領域から間隔を持って位置する第2の成形領域において外側フィンにさらに増大した高さを形成させ、且つ内側フィンに第2次溝を備えさせ、その際第2の成形領域において、同様に管内に回転可能に支持され位置決めされている第2のロール成形心棒であってその異形態様がねじれ角の程度または方向性に関し第1のロール成形心棒の異形態様とは異なる前記第2のロール成形心棒により管壁を支持する方法ステップと、
d)第3のロール成形ステップで、第2のロール成形領域から間隔を持って位置する第3の成形領域において外側フィンにさらに増大した高さを形成させ、且つ内側フィンに第3次溝を備えさせ、その際第3の成形領域において、同様に管内に回転可能に支持され位置決めされている第3のロール成形心棒であってその異形態様がねじれ角の程度および/または方向性に関し第1のロール成形心棒および第2のロール成形心棒の異形態様とは異なる前記第3のロール成形心棒により管壁を支持する方法ステップと、
を実施する。
上記製造方法に関し本発明が考慮する基本的な点は、第2次溝を備えた内側フィンに本発明にしたがって第3次溝を設けた、構造化された熱交換器管を生成させるため、外側フィンを形成させるためのロール成形工具を、互いに間隔を持って配置される少なくとも3個のロール成形ディスクパケットで構成するというものである。これらのロール成形ディスクパケットはねじ線状に周回するように延びる外側フィンを生成させるとともに、構造化に必要な管の送りの用をも成す。内側構造は異形態様が異なる3個のロール成形心棒により成形される。第1のロール成形心棒は管を第1のロール成形ディスクパケット下方の成形領域で支持し、さしあたりねじ線状に周回するように延びる内側フィンまたは軸線平行な内側フィンを形成させる。この場合、この内側フィンはさしあたりコンスタントな横断面を有している。第2のロール成形心棒は管をより大きな直径の第2のロール成形ディスクパケット下方の成形領域で支持し、前もって形成させた、ねじ線状に周回するように延びているフィンまたは軸線平行なフィンに、第2次溝を形成させる。第3のロール成形心棒は、第3のロール成形ディスクパケットの下方で、前もって生成した内側構造であって1回切り込んだフィンから成る前記内側構造に第3次溝を生成させる。第2次溝および第3次溝の深さは実質的に3個のロール成形心棒の直径を選定することにより決定する。
異なるロール成形工具を用いて得られるフィン付き管の内側構造および外側構造のディメンションを互いに独立に設定可能であることにより、すでに熱交換器管に関して述べた利点に加えて、製造方法により更なる利点が生じる。すなわち、最適な熱伝達のために、内側構造と外側構造とを互いに最適に調整することができる。
有利には、個々の成形領域の間隔として、実質的に、外側フィンのピッチの整数倍を設定するのがよい。
本発明の有利な構成では、第2のロール成形心棒の外径を第1のロール成形心棒の外径よりも小さいように選定することができる。第3のロール成形心棒の外径を第2のロール成形心棒の外径よりも小さいように選定するのも有利である。ロール成形心棒の直径をこのように段階付ければ、半径方向における刻設工程が保証される。
他の有利な実施態様では、第2次溝の深さT2および第3次溝の深さT3を、ロール成形心棒の直径の選定および3個のロール成形工具のそれぞれ最も大きなロール成形ディスクの直径の選定により設定することができる。その結果、管内面および管外面での全材料流は外側ロール成形工具および内側ロール成形心棒を適宜使用することにより最適化される。
図面及び実施例で説明したように構成したことで実現した。
本発明の他の利点、構成を図面を用いて詳細に説明する。互いに対応する部材には全図において同じ符号を付している。
一体的にロール成形したフィン付き管1は、管外面に、周上をねじ線状に連続して周回するように延びる外側フィン6を有している。本発明によるフィン付き管の製造は、図1に図示したロール成形装置を用いたロール成形工程により行う。
使用する装置はn=3または4個の工具保持体80から成り、これらの工具保持体80にはそれぞれ、互いに間隔を持って配置される少なくとも3個の、ロール成形ディスク50,60,70を備えたロール成形工具が組み込まれている。図1には、わかりやすくするため、1個の工具保持体80のみを図示した。
1個の工具保持体80の軸線は同時に付属の3個のロール成形工具50,60,70の軸線でもあり、この軸線は管軸線に対し傾斜して延びている。工具保持体80はそれぞれフィン付き管1の周囲に360゜/nだけずらして配置されている。工具保持体80は管に対し半径方向に位置調整可能である。工具保持体は図示していない定置のロール成形ヘッド内に配置されている。ロール成形ヘッドはロール成形装置の基台内に固定されている。ロール成形工具50,60,70はそれぞれ互いに並設された複数個のロール成形ディスクから成り、ロール成形ディスクの直径はロール成形方向Rに増大している。したがって、第2のロール成形工具60のロール成形ディスクは第1のロール成形工具50のロール成形ディスクよりも大きな直径を有し、同様に第3のロール成形工具70のロール成形ディスクは第2のロール成形工具60のロール成形ディスクよりも大きな直径を有している。
異形の3個のロール成形心棒10,20,30も同様に本装置の構成部材であり、これらのロール成形心棒を用いて管の内側構造を生じさせる。ロール成形心棒10,20,30はロール成形心棒支持ロッド40の自由端に装着してあり、互いに回転可能に支持されている。ロール成形心棒支持ロッド40はその他端においてロール成形装置の基台に固定されている。ロール成形心棒10,20,30はロール成形工具50,60,70の作用範囲内に位置決めされる。ロール成形心棒支持ロッド40は少なくとも製造されるフィン付き管1の長さでなければならない。加工を行なう前に、ロール成形工具50,60,70の送り込みを行なわずに平滑管7のほぼ全体をロール成形心棒10,20,30を介してロール成形心棒支持ロッド40の上に押し込む。完成したフィン付き管1において最初の滑らかな端部部材を形成する平滑管7の一部だけはロール成形心棒10,20,30を介して押し込まないようにする。
管を加工するため、周囲に配置されて回転するロール成形工具50,60,70を半径方向にて平滑管7に対し送り込み、平滑管7と係合させる。これにより平滑管7は回転する。ロール成形工具50,60,70の軸線が管軸線に対し斜めに設定されているので、ロール成形工具50,60,70はねじ線状に周回するように延びる外側フィン6を平滑管7の外壁から成形し、同時に、ねじ線状に周回するように延びる外側フィン6のピッチに応じて、生じたフィン付き管1をロール成形方向Rへ前進させる。外側フィン6は多条ねじのように周回して延びているのが好ましい。管軸線に沿って測った、隣接しあっている2つの外側フィン6の間隔を、フィンピッチという。3個のロール成形工具50,60,70の間の間隔は、先行するロール成形工具50または60によって成形されたフィン6aまたは6bの間にある溝6cまたは6dに後続のロール成形工具60または70のロール成形ディスクが係合するように整合されていなければならない。この間隔は理想的には外側フィンのピッチの整数倍である。後続のロール成形工具60または70は外側フィン6aまたは6bの更なる成形を続行させる。
第1のロール成形工具50の成形ゾーンにおいて管壁は第1の異形ロール成形心棒10によって支持され、第2のロール成形工具60の成形ゾーンにおいて管壁は第2の異形ロール成形心棒20によって支持され、第3のロール成形工具70の成形ゾーンにおいて管壁は第3の異形ロール成形心棒30によって支持される。3個のロール成形心棒10,20,30の軸線はフィン付き管1の軸線と一致している。ロール成形心棒10,20,30の異形態様は異なっている。第2のロール成形心棒20の外径はたかだか第1のロール成形心棒10の外径ほどの大きさである。第3のロール成形心棒30の外径もたかだか第2のロール成形心棒20の外径ほどの大きさである。典型的には、第2のロール成形心棒20の外径は第1のロール成形心棒10の外径よりも0.8mm以下だけ小さく、第3のロール成形心棒30の外径は第2のロール成形心棒20の外径よりも0.5mm以下だけ小さいのが有利である。ロール成形心棒10,20,30の異形態様は、通常、心棒の外面に互いに平行に配置された多数の台形状の溝10b,20b,30bから成っている。隣接しあっている2つの溝10b,20b,30bの間にある、ロール成形心棒の材料を、細条部10a,20a,または30aという。細条部10a,20a,または30aは実質的に台形状の横断面を持っている。溝の開口角を心棒20の場合にはα2で示し、心棒30の場合にはα3で示した。第1のロール成形心棒10および第2のロール成形心棒20の溝10bおよび溝20bは、通常、心棒の軸線に対し0゜ないし70゜の角度で傾斜して延びている。第3のロール成形心棒30の溝30bは、通常、10゜ないし80゜の角度で延びている.この角度を第1のロール成形心棒10の場合にはβ1で示し、第2のロール成形心棒20の場合にはβ2で、第3のロール成形心棒30の場合にはβ3で示した。角度0゜は、溝10b,20b,または30bがロール成形心棒10,20,または30の軸線に対し平行に延びるケースに相当する。角度が0゜と異なっていれば、溝10b,20b,または30bはねじ線状に延びる。ねじ線状に延びる溝の方向は左回り、右回りのいずれであってもよい。図1には、第1のロール成形心棒10が左回りの溝10bを有し、第2のロール成形心棒20および第3のロール成形心棒30が右回りの溝20bおよび溝30bを有しているケースが図示されている。
これによって生じた内側構造が図2に概略部分図で示してある。この場合、第3次溝5の深さT3は第2次溝4の深さT2よりも大きい。なお、第2次溝4と第3次溝5のねじれ方向は程度は異なっているが、方向性は異なっていない。
図3に写真を用いて示した内側構造では、第3次溝5の深さT3は第2次溝4の深さT2よりも大きく、この場合第2次溝4のねじれ角と第3次溝5のねじれ角は同方向であるが、値が異なっている。
同方向に方向づけたロール成形心棒に対しては、心棒10,20,または30の対応するねじれ角β1,β2,またはβ3は異なっていなければならない。3個のロール成形心棒10,20,30は互いに回転可能に支持されている。
第1のロール成形工具50の半径方向力により、管壁の材料が第1のロール成形心棒10の溝10bのなかへ圧入される。これにより、周方向に周回するようにねじ線状に連続して延びる内側フィン2aがフィン付き管1の内面に形成される。隣接しあう2つの内側フィン2aの間には第1次溝3が延在する。第1のロール成形心棒10の溝10bの形状に対応して内側フィン2aは台形状の横断面を有しており、この台形状の横断面はさしあたり内側フィン2aに沿って一定に維持される。内側フィン2aは、溝10bが第1のロール成形心棒1の軸線に対し傾斜しているのと同じ角度β1だけ管軸線に対し傾斜している。構造化が完成した内側フィン2の高さをHで示したが、これは通常0.15−0.60mmである。
第2のロール成形工具60の半径方向力により、内側フィン2aは第2のロール成形心棒20に対し押圧される。第2のロール成形心棒20の溝20bが第1のロール成形心棒10の溝10bとは異なる角度で心棒軸線に対し、よって管軸線に対して延びているので、内側フィン2aは部分的に第2のロール成形心棒20の溝20bまたは細条部20aに対し衝突する。内側フィン2aが溝20bに衝突する部分で、内側フィン2aの材料が溝20bのなかへ圧入される。内側フィン2aが細条部20aに衝突する部分では管材料が変形し、互いに平行に延び且つ周方向に連続して延びる第2次溝4が内側フィンに刻設される。この第2次溝4は、第2のロール成形心棒の開口角α2に相当する開口角を有している。第2次溝4の間隔をピッチP2と呼ぶ。第2のロール成形心棒20の細条部20aに対応して第2次溝4は台形状の横断面を有している。同じ細条部20aにより異なる内側フィンに刻設される第2次溝4は、互いに整列して配置されている。第2次溝4と管軸線との成す角度は、第2のロール成形心棒20の溝20bが第2のロール成形心棒20の軸線と成す角度β2に等しい。
第3のロール成形工具70の半径方向力により、1回切り込んだ内側フィン2bが第3の心棒30に対し押圧される。第3のロール成形心棒30の幾何学的態様は最初の2つの心棒10と20の幾何学的態様とは異なっているので、1回切り込んだフィン2bは部分的に第3のロール成形心棒30の溝30bまたは細条部30aに衝突する。1回切り込んだ内側フィン2bが細条部30aに衝突する部分では、1回切り込んだ内側フィン2bの材料が変形し、互いに平行に延び且つ周方向に連続的に延びる第3次溝5が1回切り込んだ内側フィン2bに刻設される。第3次溝5は第3のロール成形心棒30の開口角α3に相当する溝開口角を有している。第3次溝5の間隔をピッチP3と記す。第3のロール成形心棒30の細条部30aの形状に応じて第3次溝5は台形状の横断面を有している。第3の心棒30のピッチが最初の2つのロール成形心棒10および20のピッチよりも大きいために、第3次溝5により螺旋状の上部構造が生じる。第3次溝5が管軸線と成す角度は角度β3に等しい。
第2次溝4および第3次溝5の深さT2およびT3は内側フィン2の尖端から半径方向に測ったものである。ロール成形心棒10,20,30の外径を適宜選定することにより、且つ3個のロール成形工具50,60,70のそれぞれ最も大きなロール成形ディスクの外径を適宜選定することにより、第2次溝4および第3次溝5の深さT2およびT3を変えることができる。すなわち、隣接しあう2つのロール成形心棒10と20または20と30の間で外径の差が小さければ小さいほど、後続のロール成形心棒20または30により生じる溝4または5の切り込み深さはそれだけ大きくなる。しかしながら、3つのロール成形心棒のうちの1つのロール成形心棒10,20,または30の外径を変えれば第2次溝4または第3次溝5の切り込み深さT2またはT3が変わるだけでなく、通常は、外側フィン6の高さも変化する。しかしこの作用は、ロール成形工具50,60,70の構成を修正することで補償することができる。このため、特に、ロール成形工具50,60,70のうちの1つのロール成形工具の最後のロール成形ディスクの直径を適合させてよい。
管内を流れる液体の流動に顕著な影響を及ぼすには、第2次溝4の深さT2は内側フィン2の高さHの少なくとも20%であるべきであり、第3次溝の深さT3は前記高さHの少なくとも20%であるべきである。好ましくはT3はT2よりも大きい。
図4は線X−Xによる図3の内側構造の概略断面図である。ここでは内側フィン2と第1次溝3と第2次溝4と第3次溝5との高さ比が明瞭に見て取れる。
第2次溝4はフィン付き管1の内側構造に付加的なエッジを備えさせる。液体が管の内面上を流動すると、これらのエッジにおいて液体に付加的な渦が発生し、渦は管壁への熱伝導を改善させる。第3次溝5により螺旋状の上部構造が生じ、これにより液流に付加的な渦が発生する。これらの付加的な渦により内側熱移動の更なる改善が達成される。
本発明による製造方法の以上の説明から明らかなように、この方法において選択可能な多数の工具パラメータにより外側構造と内側構造のディメンションを互いに独立に広範囲に設定できることは明らかである。特に、ロール成形工具を互いに間隔を持って配置される3個のロール成形工具50,60および70に割り当てることにより、外側フィン6の高さを変えることなく第2次溝4の深さT2と第3次溝5の深さT3を変えることが可能になる。
両側を構造化された冷凍技術および空調技術用フィン付き管は銅またはキュプロニッケルから製造されることが多い。これらの金属の場合、フィン付き管全体のコストに占める純材料費は少なくないので、与えられた管径において管はできるだけ軽量であるのが有利である。全体の重量に占める内側構造の重量は、今日市販されているフィン付き管の場合、内側構造の高さ、したがってキャパシティにもよるが、10%ないし20%である。本発明にしたがって、両側を構造化されたフィン付き管1の1回切り込んだ内側フィンに第3次溝5を設けることにより、内側構造の重量成分を高めることなく、この種の管のキャパシティを著しく向上させることができる。
図5は、本発明による内側構造の性能上の利点を説明するグラフである。水を流動させた場合のレイノルズ数に関し、本発明による内側構造の内部熱移動の改善点を1回切り込んだ内側構造と対比させて示してある。両管の場合、内側フィンの高さはほぼ0.3mmである。両内側構造において、使用した第1および第2の心棒の幾何学的態様は同一である。内側構造を2回切り込んだフィン付き管は、20000ないし60000のレイノルズ範囲で8%ないし20%の内部熱移動の利点を持っている。
ねじれとピッチとが異なる3個の心棒を用いた本発明による熱交換器管の製造を説明する図である。 生成した内側構造の部分図である。 内側構造の写真である。 線X−Xによる図3の内側構造の断面の一部を示す図である。 1回切り込んだ内側フィンに比べてレイノルズ数に関し内部熱移動が改善されていることを示すグラフである。さらに、新規な内側構造と第3次溝のない内側構造との圧力損失に関わる関係も併せて図示してある。
符号の説明
1 熱交換器管/フィン付き管
2 内側フィン
2a 第1のロール成形心棒による内側フィン
2b 第2のロール成形心棒による内側フィン
3 第1次溝
4 第2次溝
5 第3次溝
6 外側フィン
6a 第1のロール成形心棒による外側フィン
6b 第2のロール成形心棒による外側フィン
6c 第1のロール成形心棒による外側フィンの溝
6d 第2のロール成形心棒による外側フィンの溝
7 平滑管
10 第1のロール成形心棒
10a 第1のロール成形心棒の細条部
10b 第1のロール成形心棒の溝
20 第2のロール成形心棒
20a 第2のロール成形心棒の細条部
20b 第2のロール成形心棒の溝
30 第3のロール成形心棒
30a 第3のロール成形心棒の細条部
30b 第3のロール成形心棒の溝
40 ロール成形心棒支持ロッド
50 ロール成形ディスクを備えた第1のロール成形工具
60 ロール成形ディスクを備えた第2のロール成形工具
70 ロール成形ディスクを備えた第3のロール成形工具
80 工具保持体
α2 第2次溝の溝開口角
α3 第3次溝の溝開口角
β1 内側フィンのねじれ角
β2 第2次溝のねじれ角
β3 第3次溝のねじれ角
H 内側フィンの高さ
T2 第2次溝の切り込み深さ
T3 第3次溝の切り込み深さ
P 内側溝のピッチ
P2 第2次溝のピッチ
P3 第3次溝のピッチ
R 矢印により規定したロール成形方向

Claims (12)

  1. 管内面にて構造化された少なくとも1つの領域を備える熱交換器管(1)であって、以下の構成要件を有し、すなわち、
    a)管内面で、高さHの一体の内側フィン(2)が、軸線平行にまたはねじ線状に連続して且つ管軸線方向に測ってねじれ角β1で周方向に延びて、第1次溝(3)を形成し、
    b)内側フィン(2)が、管全周にわたって、互いに間隔を持って位置する第2次溝(4)と交差し、第2次溝(4)が、互いに平行に且つ管軸線方向に測ってねじれ角β2で、切り込み深さT2と溝開口角α2とを有し、
    c)内側フィン(2)と第2次溝(4)とが、管全周にわたって、互いに間隔を持って位置する第3次溝(5)と交差し、第3次溝(5)が、互いに平行に且つ管軸線方向に測ってねじれ角β3で周方向に連続的に延び、切り込み深さT3と溝開口角α3とを有している、
    前記熱交換器管。
  2. 管内面にて構造化された領域が第2次溝のピッチP2および第3次溝のピッチP3の点で区別されることを特徴とする、請求項1に記載の熱交換器管。
  3. 第2次溝(4)のピッチP2が第3次溝(5)のピッチP3よりも小さいことを特徴とする、請求項2に記載の熱交換器管。
  4. 管内面にて構造化された領域が第2次溝(4)の溝開口角α2および第3次溝(5)の開口角α3の点で区別されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載の熱交換器管。
  5. 管内面にて構造化された領域が第2次溝(4)の切り込み深さT2および第3次溝(5)の切り込み深さT3の点で区別されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一つに記載の熱交換器管。
  6. 管内面にて構造化された領域において、第2次溝(4)の切り込み深さT2が第3次溝(5)の切り込み深さT3よりも小さいことを特徴とする、請求項5に記載の熱交換器管。
  7. 管外面にて、一体の外側フィン(6)が軸線平行にまたはねじ線状に周回するように延びていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一つに記載の熱交換器管。
  8. 管外面にてねじ線状に延び、管内面にて軸線平行にまたはねじ線状に延びる、一体の、すなわち管壁から切り出した外側フィン(6)および内側フィン(2)を備え、内側フィン(2)が第2次溝(4)および第3次溝(5)と交差して切り込まれる請求項7に記載の構造化された熱交換器管を製造する方法であって、以下の方法ステップを実施し、すなわち、
    a)第1のロール成形ステップにより管壁から材料を排除することによってフィン材を獲得し、生じたフィン付き管をロール成形力により回転させ、生じたねじ線状のフィンに応じて前進させることにより、平滑管(7)の外面の第1の成形領域にねじ線状に延びる外側フィン(6a)を形成させ、その際高さが増大している外側フィン(6a)を、成形していない平滑管から形成させるようにした方法ステップと、
    b)第1の成形領域において、管内に回転可能に支持され位置決めされている第1のロール成形心棒(10)により管壁を支持し、これにより内側フィン(2)を形成させる方法ステップと、
    c)第2のロール成形ステップで、第1の成形領域から間隔を持って位置する第2の成形領域において外側フィン(6b)にさらに増大した高さを形成させ、且つ内側フィン(2)に第2次溝(4)を備えさせ、その際第2の成形領域において、同様に管内に回転可能に支持され位置決めされている第2のロール成形心棒(20)であってその異形態様がねじれ角の程度または方向性に関し第1のロール成形心棒(10)の異形態様とは異なる前記第2のロール成形心棒(20)により管壁を支持する方法ステップと、
    d)第3のロール成形ステップで、第2のロール成形領域から間隔を持って位置する第3の成形領域において外側フィン(6)にさらに増大した高さを形成させ、且つ内側フィン(2)に第3次溝(5)を備えさせ、その際第3の成形領域において、同様に管内に回転可能に支持され位置決めされている第3のロール成形心棒(30)であってその異形態様がねじれ角の程度および/または方向性に関し第1のロール成形心棒(10)および第2のロール成形心棒(20)の異形態様とは異なる前記第3のロール成形心棒(30)により管壁を支持する方法ステップと、
    を実施する前記方法。
  9. 個々の成形領域の間隔として、実質的に、外側フィンのピッチの整数倍を設定することを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 第2のロール成形心棒(20)の外径を第1のロール成形心棒(10)の外径よりも小さいように選定することを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
  11. 第3のロール成形心棒(30)の外径を第2のロール成形心棒(20)の外径よりも小さいように選定することを特徴とする、請求項8から10までのいずれか一つに記載の方法。
  12. 第2次溝(4)の深さT2および第3次溝(5)の深さT3を、ロール成形心棒(20,30)の直径の選定および3個のロール成形工具(50,60,70)のそれぞれ最も大きなロール成形ディスクの直径の選定により設定することを特徴とする、請求項8から11までのいずれか一つに記載の方法。
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