JP2007224516A - 建築用シャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き取りドラムが収容されるシャッターケースを、雨仕舞いがよく、設置が容易で、しかも、意匠性のよいものに構成する。
【解決手段】シャッターケース3を構成する前面板13と下面板15とを、長尺方向に沿う一方の縁部に、上枠体12に形成される上方を向く突片11gに上側から外嵌して係止する第一、第二先端側係止凹部16d、17dと、下枠体12に形成される嵌合凹部12jに内嵌する第一、第二延出片16e、17eとが形成され、他方の縁部に、下枠体12に形成された受け片12gに上側から外嵌して係止する第一、第二基端側係止凹部16j、17jが形成された第一、第二長板材16、17を用いて構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建築物の出入り口等の開口部に建付けられる建築用シャッター装置の技術分野に属するものである。
一般に、この種建築用シャッター装置のなかには、開口部を開閉するシャッターカーテンが巻き取られる巻き取りドラムを、開口部上方の躯体に設けたシャッターケースに収容する構成としたものがある。前記シャッターケースは、巻き取りドラムを回転自在に軸承する左右一対の支持ブラケットの対向間に、上面板、前面板、下面板を取り付けることにより構成されるが、従来、前記各面板は、平板状の板材を適宜寸法に切断したものを用い、これら面板と支持ブラケットとを螺子止め等の一体化手段を用いて構成している。このため、螺子が外部に露出して意匠性に劣るうえ、設置作業が煩雑になるばかりでなく、開口部の間口が広く、左右方向に長いシャッターケースを構成する場合では、左右方向に複数の板材を連結して構成しなければならないため、連結部の継ぎ目が露出して一層意匠性が損なわれるうえ、左右方向中間部に撓みが生じて部材同志のあいだに隙間が形成されてしまう等の問題があった。
この改善策として、支持ブラケットの対向間に補強体(上下枠体)を設け、押し出し型成形された長板材を、左右方向に複数連結して面板を構成し、これら連結された長板材の長手方向端部を、補強体に設けた固定溝に挿入されて取り付ける構成としたものが提唱されており、これによって、長板材の長尺方向の長さを変えるとともに連結する長板材の枚数を変えることにより、大きさの異なるシャッターケースに対応することができる。
実公平4−4459号公報
ところが、前記従来のものにおいて、面板同士を連結するための突片は、面板とは板厚方向に変位して形成されているため面板に対して段差状に形成されているが、各長板材は、段差状になった連結部位を、上下枠体に形成される固定溝に挿入して固定する構成となっている。そして、連結された長板材を固定溝に挿入取り付けする際に、ゴム材を嵌め込む構成とすることにより、長板材の固定溝内における固定を確実にして、ガタつきを防止するようにしている。このため、前記従来のものは、部品点数が増加するばかりでなく、設置工程が難しいうえ、煩雑になるという問題がある。さらには、長板材の端部を固定溝に挿し込んで取り付ける構成であるが故に、挿し込み部に水が浸入し易く雨仕舞いに劣るうえ、ゴム材(シール材)の劣化に伴う耐久性の低下という問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部を開閉するシャッターカーテンが巻装する巻き取りドラムを、シャッターケースに収容してなる建築用シャッター装置において、前記シャッターケースを、躯体側に固定され、巻き取りドラムを軸承する左右一対の支持ブラケットと、前記一対の支持ブラケット前方部位の上部および下部の対向間に支架される上下一対の枠体と、これら枠体を介して配設される前面板および上下面板とを備えて構成するにあたり、少なくとも前面板と下面板とを、押し出し型材で形成される左右方向に長い長板材で構成し、前記長板材の長尺方向に沿う一方の縁部に、裏面側に折曲する折れ片を介して他方の縁部側に延出する先端側係止片を備えて、上枠体に形成される上方を向く突片に上側から外嵌して係止する先端側係止凹部と、前記折れ片から前記先端側係止片とは反対の方向に延出して、下枠体に形成される嵌合凹部に内嵌する延出片とが形成される一方、長板材の長尺方向に沿う他方の縁部に、長板材の裏面と所定間隙を存して形成される基端側係止片を備えて、下枠体に形成された受け片に上側から外嵌して係止する基端側係止凹部が形成されていることを特徴とする建築用シャッター装置である。
請求項2の発明は、基端側係止凹部は、長板材の一方の縁部に形成される延出片に上側から外嵌して係止可能に形成されるものとし、面板は、複数の長板材を板幅方向に連結して構成されている請求項1に記載の建築用シャッター装置である。
請求項3の発明は、延出片は、長板材の表面側に折り返される折り返し片が一体形成されたものとし、下枠体の嵌合凹部の開口端には、折り返し片に係止可能な係止受け片が形成され、長板材は、折り返し片と係止受け片との係止部を揺動支点として下枠体に対して下方揺動自在に構成されている請求項1または2に記載の建築用シャッター装置である。
請求項4の発明は、シャッターケースの長尺方向少なくとも一箇所には、上下枠体を連結して開口部上方に配されるまぐさ部材に支持させる第一ジョイント部材が設けられている請求項1乃至3の何れか一項に記載の建築用シャッター装置である。
請求項5の発明は、シャッターケースの長尺方向少なくとも一箇所には、上枠体を躯体側に支持させる第二ジョイント部材が設けられている請求項1乃至4の何れか一項に記載の建築用シャッター装置である。
請求項6の発明は、シャッターケースの長尺方向少なくとも一箇所には、下枠体を前面板に支持させる第三ジョイント部材が設けられている請求項1乃至5の何れか一項に記載の建築用シャッター装置である。
請求項7の発明は、下面板は、下枠体に連結する長板材の一部を切り欠いた点検口が形成され、該点検口は、下枠体との連結部を支点として下方揺動自在に構成されている請求項3乃至6の何れか一項に記載の建築用シャッター装置である。
請求項1の発明とすることにより、雨仕舞いがよく、面板を作業性よく組み込むことが可能となって、設置作業の簡略化、および、作業時間の短縮化を図ることができる。
請求項2の発明とすることにより、上下枠体に組み込むために形成された長手方向一対の縁部をそのまま用いて長板材同士を連結することができるうえ、連結部材が外部に露出することがなく意匠性に優れる。
請求項3の発明とすることにより、下面板の組み込み作業を一層容易に行うことができる。
請求項4の発明とすることにより、シャッターケースの撓みを防止できて、面板と上下枠体とのあいだに隙間ができるような不具合をなくすことができる。
請求項5の発明とすることにより、上枠体の下方への撓みを一層低減できる。
請求項6の発明とすることにより、下枠体の下方への撓みを一層低減できる。
請求項7の発明とすることにより、部品点数の削減を図ることができるうえ、意匠性に優れた点検口を構成することができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は車庫の出入り口部に設けられた建築用のシャッター装置であって、該シャッター装置1を構成するシャッターカーテン2は、開口部上方に配設されたシャッターケース3に回転自在に内装された巻き取りドラム4に巻装されている。前記巻き取りドラム4は、シャッターケース3に収納された開閉機5に連動連結されており、該開閉機5の正逆回転駆動に連動して正逆回転することに伴い、シャッターカーテン2の巻き出し、巻き取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン2は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール6の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、シャッターカーテン2が開口部に繰り出されて開口部を閉鎖する全閉姿勢と、シャッターカーテン2がシャッターケース3に収容されて開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されているが、これらの基本構成は従来通りとなっている。
さて、前記シャッターケース3は、後側部位が開口部上方の躯体に一体的に固定されるように構成されており、巻き取りドラム4を構成する巻き取り軸4aの左右方向両端部を回転自在に軸承する左右一対の支持ブラケット7、8を備えて構成されている。
前記各支持ブラケット7、8は、上下、および、前後となる四周に開口部側に向けて折曲する折曲片7a、7b、7c、7d、8a、8b、8c、8dが形成されており、後縁部に形成された折曲片7d、8dがそれぞれ躯体に一体的に固定されている。さらに、各支持ブラケット7、8の前縁部には、上下部位に位置して上、下の枠支持体9、10が一体的に設けられている。前記上枠支持体9はL字形に折曲される一対の脚片9a、9bと、これら脚片9a、9bの一方の側部を一体化する支持片9cとを備えて構成されており、該支持片9cを各支持ブラケット7、8のプレート面に突き当てるとともに、上下方向を向く一方の脚片9aの上端縁を各支持ブラケット7、8の上側折曲片7a、8aに近接させ、前後方向を向く他方の脚片9bの前端縁を各支持ブラケット7、8の前側折曲片7c、8cに当接させる状態で一体的に固定されている。一方、下枠支持体10は、L字形に折曲される一対の脚片10a、10bと、これら脚片10a、10bの一方の側部を一体化する支持片10cとを備えて構成されており、該支持片10cを各支持ブラケット7、8のプレート面に突き当て、上下方向を向く一方の脚片10aの下端縁を各支持ブラケット7、8の下側折曲片7b、8bに近接させ、前後方向を向く他方の脚片10bの前端縁を各支持ブラケット7、8の前側折曲片7c、8cに当接させる状態で一体的に固定されている。そして、これら左右に配される上枠支持体9に上枠体11の左右両端部が固定され、下枠支持体10に下枠体12の左右両端部が固定されることにより、一対の支持ブラケット7、8の対向間に上下の枠体11、12が支架されるように構成されている。
前記上下枠体11、12は、それぞれアルミ押出し型材により押し出し成形された長尺体で構成されている。そして、上枠体11は、図3(A)に示すように、角筒状に押し出し成形されており、後面11aと下面11bとを左右一対の上枠支持体9の両脚片9a、9bに突き当て、後面11aと下面11bとにそれぞれ形成されたビスポケット11cに予め配設されたボルト11dを用いて緊締することにより、上枠体11が左右一対の上枠支持体9の両脚片9a、9bにそれぞれ固定支持されている。さらに、上枠体11の前面11eには、下部に位置して前方に突出する段差部11fが形成され、該段差部11fから上方に突出する上向き突片(本発明の突片に相当する)11gが形成されており、該上向き突片11gと前面11eとのあいだには所定間隙S1が形成されている。また、段差部11fの前端縁からは下方に向けて突出する下向き突片11hが形成されており、該下向突片11hは、段差部11fを介して上側部位よりも前方に突出する下側前面11iとのあいだに所定間隙が形成されるように設定されている。尚、前記下向き突片11hは、支持ブラケット7、8の前側折曲片7c、8cよりも後方に退避する位置関係となるように形成されている。また、上枠体11の上面11jは前方ほど傾斜して形成されており、支持ブラケット7、8の上側折曲片7a、8aと面一状に形成されている。そして、前記上枠体上面11jの前端縁からは、前面11eに形成される下向き突片11hより前方に延出して、雨水を上枠体11の前方に誘導する誘導片11kが形成されている。
これに対し、下枠体12は、図3(B)に示すように、角筒状に押し出し成形されており、後面12aと上面12bとを左右一対の下枠支持体10の両脚片10a、10bにそれぞれ突き当て、後面12aと上面12bとにそれぞれ形成されたビスポケット12cに予め配設されたボルト12dを用いてそれぞれ緊締されている。さらに、下枠体12の前面12eには、下部に位置して前方に突出する段差部12fが形成され、該段差部12fには、上端部が上部前方に傾斜状に突出する受け片12gが形成されており、該受け片12g基端部と前面12eとのあいだに所定間隙S2を存するように設定されている。また、段差部12fの前端縁からは前記前面12eより前方に位置する突出前面12hが形成されるが、該突出前面12hは、前記上枠体11の下向き突片11hに対し、後述する第一、第二長板材16、17の板厚分だけ前方に突出しており、支持ブラケット7、8の前側折曲片7c、8cよりも後方に退避する位置関係となるように形成されている。さらに、下枠体12を構成する下面12iには、後面12aとのコーナー部に位置して、後方が開口し、下面12iを溝側片とする嵌合凹部12jが形成されており、該嵌合凹部12jの下側溝側片(下面)12iの開口側には、上方に突出する係止受け片12kが形成されている。尚、下面12iは、支持ブラケット7、8の下側折曲片7b、8bの下面よりも上位となる位置関係で形成されている。
そして、左右一対の支持ブラケット7、8の前縁部と上下縁部との対向間に、前記上下の枠体11、12を介して前面板13、上下面板14、15を一体的に設けることでシャッターケース3が構成されるが、本実施の形態では、前面板13と下面板15とは、アルミ押出し型材によりそれぞれ押し出し成形された、板幅の異なる二種類の長尺体である第一、第二長板材16、17を用いて構成されている。
前記第一、第二長板材16、17を、図3(C)、(D)の図面に基づいて説明する。これら第一、第二長板材16、17は、長尺方向(左右方向)の長さが同一で、板幅方向の長さが異なる第一、第二面板部16a、17aを備えて構成され、第一長板材16の第一面板部16aの板幅が第二面板部17aの板幅よりも長く形成されている。そして、第一、第二長板材16、17の長手方向に沿う一対の端縁部(上下方向(前後方向)一対の端縁部)は、同様の形状に形成されている。つまり、前記各第一、第二長板材16、17の各第一、第二面板部16a、17aの長手方向に沿う一方の縁部である先端側縁部(上側、前側の縁部)には、裏面側に折曲する第一、第二折れ片16b、17bを介して第一、第二長板材16、17の他方の縁部側(後方、上方)に向けて折り返された第一、第二先端側係止片16c、17cが他部位よりも板厚の厚い状態で形成され、前面板16a、17aとともに下方が開口する第一、第二先端側係止凹部16d、17dを形成している。さらに、第一、第二面板部16a、17aの一方の縁部には、前記第一、第二折れ片16b、17bを介し、前記第一、第二先端側係止片16c、17cとは反対の方向である上方(前方)に向けて突出する第一、第二延出片16e、17eが形成されている。そして、前記第一、第二延出片16e、17eは、第一、第二長板材16、17の表面(前方、下方)側に向けて折り返された第一、第二折り返し片16f、17fがそれぞれ一体形成されているが、これら第一、第二折り返し片16f、17fの表側面(前面、下面)は、第一、第二面板部16a、17aに対し、該第一、第二面板部16a、17aの板厚分だけ裏面側(後方、上方)に退避して設けられている。尚、16g、17gは、第一、第二面板部16a、17a上端部と第一、第二折れ片16b、17bとのあいだに形成された第一、第二段差部であって、これら第一、第二段差部16g、17gは、第一、第二面板部16a、17aの板厚相当分の段差に設定されている。さらに、16h、17hは、板厚の厚い第一、第二先端側係止片16c、17cの上部裏面側部位(上部後方、前部上方)に、第一、第二延出片16e、17eの裏面(後面、上面)に沿って切り欠かれた肩部であり、これら肩部16h、17hは、面板部16a、17aの板厚に相当する段差に形成されている。
一方、前記第一、第二長板材16、17において、各第一、第二面板部16a、17aの長手方向に沿う他方の縁部である基端側縁部(下側、後側縁部)には、第一、第二面板部16a、17aを一方の溝側片とし、これら第一、第二面板部16a、17aの裏面側(後方、上方)に所定間隙を存して一体形成される第一、第二基端側係止片16i、17iを他方の溝側片とし、下方(後方)が開口する第一、第二基端側係止凹部16j、17jが形成されている。ここで、前記第一、第二基端側係止凹部16j、17jの溝幅は、他方の端縁部に形成された第一、第二折り返し片16f、17fを備えた第一、第二延出片16e、17eをそれぞれ外嵌できる大きさに設定されており、下枠体12に形成された嵌合凹部12jの溝幅と同様に寸法設定されている。
そして、前面板13は、左右方向に長い三枚の第一長板材16を上下方向に連結することで構成されており、この場合に、上下方向に隣接する第一長板材16同士は、上側の第一長板材16の下縁部に形成される第一基端側係止凹部16jに、下側に隣接する第一長板材16の上縁部に形成される第一延出片16eを内嵌させ、第一基端側係止凹部16jの後方の溝側片である第一基端側係止片16i側から螺入したビス18を第一延出片16eに螺合することで一体的な止着(連結)がなされており、前記止着部は第一長板材16の長尺方向適箇所においてなされている。
この連結状態において、各第一長板材16同士は、上側に位置する第一基端側係止凹部16jの溝底片が下側に位置する第一折り返し片16fの上端部に突き当てられ、上側に位置する第一面板部16aの下端が下側に位置する第一面板部16aの上端に形成された第一段差部16gに突き当てられ(近接し)、上側に位置する第一基端側係止片16iの下端が下側に位置する第一下向き突片16cの上端に形成された第一肩部16hに突き当てられており、第一面板部16a同士が面一状となって連結するように設定されている。さらに、前記連結状態において、上側に位置する第一基端側係止片16iと下側に位置する第一延出片16eとが上下方向に長く当接しており、上側に位置する第一面板部16aの裏面(後面)に第一折り返し片16fの前面(表面)が対向することにより、隣接する第一長板材面板部16a同士の面一状態での位置決めが確実になされるように構成されている。
一方、下面板15は、板幅の長い二枚の第一長板材16と、これらのあいだに配される板幅の短い第二長板材17とを前後方向に連結することで構成されている。尚、シャッターケース3を構成する面板は、その大きさに応じて第一、第二長板材16、17を適宜組み合わせることにより、板幅方向の長さを調整することができ、これによって、第一、第二長板材16、17を用いることにより、形状の異なるシャッターケースを構成することができるようにしている。
前記下面板15は、前側に隣接する第一、第二長板材16、17同士の第一、第二基端側係止凹部16j、17jに、後側に隣接する第二、第一延出片17e、16eを内嵌させ、第一、第二基端側係止片16i、17iの上面側から螺入したビス18を、第二、第一延出片17e、16eに螺合することで一体的な止着(連結)がなされるように設定されており、前記止着部は第一、第二長板材16、17の長尺方向適箇所においてなされている。
さらに、前記第一、第二長板材16、17同士の連結状態において、前側に位置する第一、第二基端側係止凹部16j、17jの溝底片が後側に位置する第二、第一折り返し片17f、16fの前端部に突き当てられ(近接し)、前側に位置する第一、第二面板部16a、17aの後端が後側に位置する第二、第一面板部17a、16aの前端に形成された第二、第一段差部17g、16gに突き当てられ、前側に位置する第一、第二基端側係止片16i、17iの後端が後側に位置する第二、第一先端側係止片17c、16cの前端に形成された第一肩部17h、16hに突き当てられており、第一、第二面板部16a、17a同士が面一状となって連結するように設定されている。また、前記連結状態において、前側に位置する第一、第二基端側係止片16i、17iと後側に位置する第二、第一延出片17e、16eとが前後方向に長く当接し、前側に位置する第一、第二面板面16a、17aの後面に第二、第一折り返し片17f、16fが対向することにより、隣接する第一、第二長板材面板部16a、17a同士の面一状態での位置決めが確実になされることは、前記前面板13における第一長板材16同士の連結と同様の構成である。
このように連結された前面板13は、上下枠体11、12に支持される状態で組み込まれるが、前面板13は、図7の実線で示すように、上下枠体11、12の前方に対向させる状態から組み込むことができるように構成されている。
つまり、前面板13を、上下枠体11、12の前方に対向せしめ、前面板13の上端となる第一長板材16の第一先端側係止凹部16dを、上枠体11に形成される上向き突片11gの上方に、下端となる第一長板材16の第一基端側係止凹部16jを、下枠体12に形成される受け片12gの上方に対向させた状態とする。続いて、上側の第一面板部16aの裏面を上枠体11の下向き突片11hに突き当て、下側の第一基端側係止片16iを下枠体12の前面12eに突き当てた状態とする(二点鎖線で示す)。そして、前記状態から、前面板13を前記突き当て部に沿って下方に変位させることにより、第一先端側係止片16cと上枠体上向き突片11gとが係止し、第一基端側係止片16iが下枠体受け片12gに係止した状態となって、前面板13が上下枠体11、12に対し、前方への倒れ止めがなされた状態で仮保持状に組み込まれ、かつ、各第一長板材16の面一状の面板部16aと、下枠体12の突出前面12hとが面一状に組み込まれるように構成されている。
ここで、下枠体12の突片12gと前面12eとのあいだの所定間隙S2は、上枠体11の突片11gと前面11eとのあいだの所定間隙S1よりも狭く、かつ、第一長板材16の第一基端側係止片16iが嵌入できる大きさに設定されている。これによって、前面板13を上下枠体11、12に組み込む際の組み込み作業を容易にするとともに、組み込んだ状態で前面板13が上下枠体11、12に対してガタつくことを防止できるようにしている。
これに対し、下面板15は、下枠体12と、躯体開口部における上部に、支架固定されたまぐさ部材19とのあいだに組み込まれるが、下面板15は、図7に示すように、前縁部を下枠体12に枢支させ、該枢支部を介して上方揺動させるようにして組み込まれるように設定されている。
つまり、下面板15は、前縁(前方)部位を上方に向ける傾斜姿勢とし、前端縁となる第一長板材16の第一延出片16eを、下枠体12に形成される嵌合凹部12jに内嵌せしめ、第一延出片16eに形成された第一折り返し片16fの先端部を嵌合凹部12jの開口端に形成された係止受け片12kに係止させることにより、下面板15の前縁部を下枠体12に仮保持させ、かつ、後方に抜け出すことがない(抜け止め)状態で組み込む(図7の一点鎖線)。この状態から、前記第一折り返し片16fと係止受け片12kとの係止部を揺動支点(枢支部)として後端側となる部位を上方揺動せしめ、後端縁となる第一長板材16の第一基端側係止片16iを、まぐさ部材19の下面に突き当てる。この状態において、前端側の第一延出片16eは、下枠体12の嵌合凹部12jの溝底片12mに達しておらず、下面板15を、第一基端側係止片16iが突き当てられているまぐさ部材19の下面19aに沿って前方に変位させ、第一段差部16gを下枠体下面12iの後端面に突き当てた状態として、かつ、第一延出片16eを嵌合凹部12jの溝底片12mに近付けた状態(当接させた状態としてもよい)とし、第一基端側係止片16iをまぐさ部材下面19aにビス18を用いて螺合することにより、下面板15が組み込まれるように構成されており、このとき、面一状に配される第一、第二長板材16、17の面板部16a、17aと下枠体12の下面12iとが面一状となっている。
尚、上面板14は、本実施の形態では、従来通りの金属製板材を適宜裁断したものが用いられており、上枠体11と、左右の支持ブラケット7、8の後部における上部対向間に配された側面視C形状の補強材20とのあいだに一体的に設けられているが、上面板14を、前面板13や下面板15のように、第一、第二長板材16、17を用いて構成することも勿論可能である。
そして、前記車庫の開口部は、左右方向幅広に構成されているため、シャッターカーテン2は左右幅が長いものに形成されている。このため、シャッターケース3の左右長さも長く形成されており、長手方向中間部(左右方向中間部)において、下方に向けて撓みが生じる惧れがあり、そこで、本実施の形態のシャッターケース3は、第一、第二、第三ジョイント部材21、22、23を取り付けることにより撓み防止がなされている。
このものでは、開口部上方の躯体に、左右の支持ブラケット7、8、上下枠体11、12、まぐさ部材19、さらには、補強材20を組み込んで、シャッターケース3の骨組みを組み立て、該骨組みに対し、前面板13と上下面板14、15を組み込むことでシャッターケース3が構成されるが、第一、第二ジョイント部材21、22は、前記骨組みに対して前面板13と上下面板14、15とを組み込む以前の段階で取り付けられるように設定されている。
前記第一ジョイント部材21は、本実施の形態では、シャッターケース3の長手方向中央部に位置して一つだけ設けられており、上下枠体11、12とを連結し、さらに、まぐさ部材19を連結することにより、上下枠体11、12をまぐさ部材19に支持させるように構成されている。そして、第一ジョイント部材21は、前面板13に沿う上下方向を向く前側片21aと、下面板15に沿う前後(水平)方向を向く下側片21bとを備えて構成されている。前記前、下側片21a、21bの左右方向両側縁部には、それぞれシャッターケース3内側に突出する前、下リブ片21c、21dがそれぞれ一体形成されており第一ジョイント部材21の補強をするように設定されている。
前記前リブ片21cの上端には、上枠体11の下面11bに突き当てられるべく左右に突出する一対の上枠取り付け片21eが形成されており、該上枠取り付け片21eは、上枠体下面11bに形成されたビスポケット11cに予め嵌合されたボルト11dを用いて、上枠体下面11bに緊締されるように設定されている。また、前側片21aの下部と、下側片21bの前部とのあいだには、左右一対の前リブ片21cと下リブ片21dとをそれぞれ連結するようにして、左右一対の下枠固定片21fが形成されており、これら下枠固定片21fの前縁部から左右に突出する下枠取り付け片21gがそれぞれ形成されており、該下枠取り付け片21gは、下枠体後面12aに形成されたビスポケット12cに予め嵌合されたボルト12dを用いて下枠体後面12aに緊締されるように設定されている。
さらに、下側片21bの後端部には、躯体側に固定されるまぐさ部材19の角パイプ材の前面19bに突き当てられるまぐさ固定片21hが上下方向を向いてそれぞれ形成されており、該まぐさ固定片21hの左右両端縁部から左右に向けてまぐさ取り付け片21iがそれぞれ形成されており、これらまぐさ取り付け片21iが固定螺子21jを用いてまぐさ部材前面19bに緊締されるように設定されている。これによって、第一ジョイント部材21は、上枠体11と下枠体12とを一体的に連結するとともに、これらをまぐさ部材19に支持せしめることにより、上下枠体11、12の左右方向中間部がまぐさ部材19に支持されて撓み防止がなされるように構成されている。ここで、まぐさ部材19は、スチール製であって上下枠体11、12よりも剛性が高く強固な構成となっている。
さらに、第一ジョイント部材21は、前側片21aの前面板13側の面に、上方に向けて突出する前面板用係止爪21kが形成されており、前面板13を上下枠体11、12に仮保持状に組み込むべく、前面板13を下方変位させることにより、下端側の第一長板材16に形成された第一先端側係止片16cが、前記前面板用係止爪21kに係止するように設定されている。これによって、第一ジョイント部材21は、上下枠体11、12に、下方への撓みの少ない前面板13を一体化させ、これをまぐさ部材19に支持せしめることにより、上下枠体11、12の撓みを一層低減するとともに、前面板13をまぐさ部材19に支持させるように構成されている。
一方、第一ジョイント部材21は、下側片21bの下面板15側の面に、後方に向けて突出する下面板用係止爪21mが形成されており、下面板15を下枠体12とまぐさ部材19とに組み込むべく揺動した後、下面板15を前方変位させることにより、第二長板材17の後端側に設けられた第二基端側係止片17iに前方に突出するよう延設された係止片17kが、前記下面板用係止爪21mに係止するように設定されている。これによって、第一ジョイント部材21は、上下枠体11、12とともに下面板15を一体化させ、これをまぐさ部材19に支持せしめることにより、下面板15の左右方向中間部におけるまぐさ部材19への支持がなされ、シャッターケース3全体としての撓みを防止を図るように構成されている。
さらに、このものでは、骨組みに対し第二ジョイント部材22が予め取り付けられるが、前記第二ジョイント部材22は、本実施の形態では、第一ジョイント部材21の配設位置の左右にそれぞれ一つ設けられており、該第二ジョイント部材22が上枠体12と補強材20とを連結することにより、上枠体12が左右方向中間部において複数箇所に亘って躯体側に支持されるように構成されている。
前記第二ジョイント部材22は、上面板14に沿う前後方向を向く上側片22aの前端部に、上枠体12の後面11aに突き当てられる上枠取り付け片22bが形成されており、該上枠取り付け片22bが、上枠体後面11aに形成されたビスポケット11cに予め嵌合されたボルト11dを用いて上枠体後面11aに緊締されている。また、上側片22aの後端部に、補強材20に外嵌状に保持する保持片22cが形成されており、これによって、第二ジョイント部材22は、上枠体11と躯体側の部材である補強材20とを連結することにより、第一ジョイント部材21により下枠体12、前面板13、下面板15、まぐさ部材19とが一体化された上枠体11の長手方向中間部を躯体側に支持させ、もって、上、下枠体11、12の下方への撓みを低減するように構成されている。尚、22dは、上側片22aの左右両端縁部に設けられた補強リブである。
そして、このように骨組みに、第一、第二ジョイント部材21、22を取り付けた状態で、前面板13と、下面板15とを組み込んだ後、第三ジョイント部材23を長尺方向複数箇所に取り付けるように構成されており、第三ジョイント部材23により下枠体11と前面板13とを連結することにより、上下方向に長い下枠体11を、上下方向の撓みに対する強度が大きい前面板13に長手方向複数箇所において支持させ、もって、下枠体11の撓みを防止するように設定されている。
つまり、下枠体12には、長尺方向複数の適宜箇所に取り付け支持片24が組み込まれている。前記支持片24は、下枠体12の上面12bに形成されたビスポケット12bに予め嵌合されたボルト12dにより下枠体上面12bに緊締されており、上方に突出する支持片24aの先端縁部に後方に向けて延出する取り付け片24bが形成されている。そして、第三ジョイント部材23は、前記取り付け片24bに螺子23aを用いて固定されるベースプレート23bと、該ベースプレート23bの前縁部から上方に延出し、前面板13の下側に位置する第一長板材16同士の連結部に後方から突き当てられる支持片23cとを備えて構成され、該支持片23cを、ビス23dを用いて第一基端側係止片16iと第一延出片16e、第一先端側係止片16cとにそれぞれ螺着することにより、第三ジョイント部材23が下枠体12と前面板13とを連結し、これによって、下方への撓みに対する強度が高い前面板13が下枠体12を、長尺方向複数箇所において支持して下枠体12の下方への撓みを低減するように設定され、シャッターケース3を正面視したとき、前面板13と下枠体12との連結部となる第一長板材面板部16aの下端縁と下枠体突出前面12hの上端縁とのあいだに隙間が形成され、意匠性が劣るような不具合を防止できるように構成されている。
さらに、本実施の形態の下面板15の右前方部位には、シャッターケース3内を臨むための点検用扉25が開閉自在に設けられるが、該点検用扉25は、下面板15を構成する下枠体12に連結される第一長板材16の一部に点検口として切り欠き部15aを形成し、該切り欠かれた第一長板材16をそのまま点検用扉25として用いる構成となっており、点検用扉25が特別目立つことがなく下面板15の一部のような外観となって、意匠性が優れるように配慮されている。前記第一長板材16から切り欠かれた点検用扉25は、第一基端側係止片16iを取り除かれ、切り欠き部15aに対向する第二長板材17は、第二延出片17eの一部が切り欠かれており、これによって、点検用扉25が開放揺動可能となるようにしている。そして、点検用扉25は、第一長板材16の延出片16eに相当する延出片25aを、下枠体12の嵌合凹部12jから後方に変位させ、第一長板材16の折り返し片16fに相当する折り返し片25bを下枠体係止受け片12kに係止して抜止め状とした状態とすることにより、前記係止部を揺動支点として点検用扉25の後縁部側が下方揺動して点検口を開放するように設定されている。また、前記開放状態からは、点検用扉25を上方揺動して、点検用扉25の面板部25cの後縁部を第二面板17の面板部17aに突き当て、前方に押しやる(変位させる)ことにより、面板部25cの後縁部を第二段差部17gに落ち込ませることで、点検口の閉鎖がなされるように設定されている。
そして、26は、下面板15の切り欠き部15a形成部位に配された抜け止め体であって、該抜け止め体26は、下枠体12の後面12aにビスポケット12cに嵌合されたボルト12dを用いて下枠体12に一体化されており、後方に突出する規制突片26aが、点検用扉25を開放するべく下方揺動するとき下枠体係止受け片12kに係止する折り返し片25bに干渉し、折り返し片25bが上方変位するのを規制して下枠体係止受け片12kとの係止解除を防止するように設定されている。因みに、規制突片26aの突出長さは、点検用扉25の延出片25aを下枠体嵌合凹部12jに押し込んで点検用扉25が閉鎖された(折り返し片25bが嵌合凹部12jに溝底片12m側に近接する)状態において、延出片25aの後端側に形成される第一長板材16の肩部16hに相当する肩部25dに当接する長さに設定されており、嵌合凹部12jを構成する下面12iの後端位置と同位置となるように設定されている。
尚、25eは点検用扉25に設けられた施錠具、25fは下面板15の第二長板材17部位に配された施錠受け金具であり、施錠具25eは、回転操作することにより施錠受け金具25fとの係脱をするように設定されている。
尚、シャッターケース3は、前記骨組みに対し、第一、第二ジョイント部材21、22、前面板13、下面板15、そして、第三ジョイント部材23を組み込んだものに対し、上面板14を組み込みんだ後、一対の支持ブラケット7、8の外側から、それぞれ左右一対の側部面板26を外嵌状に嵌着することで構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、シャッターケース3は、左右一対の支持ブラケット7、8の対向間に支架される上下枠体11、12および補強材20、そして、まぐさ部材19とを骨組みとし、該骨組みに対して前面板13と上下面板14、15とをそれぞれ組み込むことにより構成されるが、前面板13と下面板15とは、押出し型材で形成された第一、第二長板材16、17を用いて構成されており、前面板13は、第一長板材16の一方の縁部に形成される第一先端側係止凹部16dを上枠体上向き突片11gに上側から外嵌させ、他方の縁部に形成された第一基端側係止凹部16jを下枠体受け片12gに上側から外嵌させることにより上下枠体11、12に組み込むことができる。また、下面板15は、一方の縁部に形成される第一延出片16eを、下枠体嵌合凹部12jに後方から内嵌させることで組み込むことができる。これによって、前面板13と下面板15とを左右方向に長い押出し型材を用いて構成したものでありながら、横方向からスライドして組み込むのではなく、上下枠体11、12に対して前方、あるいは、下方から組み込むことができて、組み込みスペースが小さな場所であっても設置が可能となり、しかも、作業性よく組み込むことが可能となる。しかも、前面板13については、第一先端側係止凹部16dと第一基端側係止凹部16jとを、上枠体上向突片11gと下枠体受け片12gとに上側から外嵌させるので雨仕舞いが優れるうえ、前面板13を外嵌させた状態で仮保持状に組み込まれるので、表面材13を押さえることなく一体固定する作業をすることができて、作業性が向上する。また、下面板15についても前縁部が保持された状態となるので、一体固定を作業性よく行うことができ、設置作業の簡略化、および、作業時間の短縮化を図ることが可能となる。
さらに、このものでは、前面板13と下面板15とを、複数枚の第一、第二長板材16、17を板幅方向に連結する構成としているが、長板材16、17同士は、各長板材16、17に形成される上側に位置する長板材16または17の下側係止凹部16d、17dを、下側に位置する長板材16または17の延出片16f、17fに外嵌させ、該外嵌部において面板部16a、17aの裏面側からビス18を螺合することにより連結されるので、上下枠体11、12に組み込むために形成された長手方向一対の縁部を、そのまま用いて連結することができるうえ、一体化するためのビス18が表面側に露出することがなく意匠性の優れたものにすることができる。
しかも、このものでは、下面板15を下枠体12とまぐさ部材19とのあいだに組み込む場合に、第一延出片16eを嵌合凹部12jに内嵌させ、かつ、第一折り返し片16fを嵌合凹部12jの開口端に形成された係止受け片12kに係止することで、前記前縁部が仮保持されるとともに、下面板15を後方に抜け止めされた状態で前記係止部を揺動支点として上方揺動させることができ、下面板15の組み込み作業を一層容易に行うことができる。
また、このものにおいて、上下枠体11、12を躯体側に支持する第一ジョイント部材21が設けられているので、シャッターケース3を左右方向に長い形状にしても上下枠体11、12が下方に撓むことを防止することができる。そのうえ、第一ジョイント部材21は、上下枠体11、12を連結するばかりでなく、前面板13、下面板15にも一体化されているため、シャッターケース3全体としての撓みを防止できて、下枠体12が大きく撓んで、前面板13とのあいだに隙間ができてしまうような不具合をなくすことができる。
そのうえ、このものでは、上枠体11を躯体側に支持する第二ジョイント部材22が設けられているので、上枠体11の下方への撓みを一層低減することができる。
しかも、このものでは、下枠体12を下方への撓みの少ない前面板13に支持する第三ジョイント部材23が設けられているので、下枠体12の下方への撓みを一層低減することができる。
また、このものでは、下枠体12に組み込まれた第一長板材16を切り欠いて点検口を形成する構成として、該切り欠き部15aに点検用扉25を設ける場合に、点検用扉25を前記切り欠いた第一長板材16で構成し、延出片25aを、下枠体12の嵌合凹部12jに嵌合させ、折り返し片25bを下枠体係止受け片12kに係止して抜止め状とした状態とすることにより、点検用扉25を、丁番等の連結部材を別途用いることなく、下枠体12に対して開閉揺動自在に配設することができ、部品点数の削減を図ることができるうえ、連結部材の取り付け部をなくすことができて意匠性に優れる。
建築用シャッター装置の全体斜視図である。 シャッターケースの分解斜視図である。 図3(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ上枠体の側面図、下枠体の側面図、第一長板材の側面図、第二長板材の側面図である。 図4(A)、(B)はそれぞれ下枠体に部材を取り付けた状態の側面図、背面図である。 長板材の連結状態を説明する側面図である。 シャッターケースの要部を説明する側面断面図である。 上下枠体に体する前面板と下面板の組み込み状態を説明する側面図である。 シャッターケースの側面断面図である。 図9(A)、(B)はそれぞれ第一ジョイント部材の正面図、側面図である。 シャッターケースの側面断面図である。 図11(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ下面板の平面図、側面図、点検用扉の底面図、側面図である。 シャッターケースの側面断面図である。
符号の説明
1 建築用のシャッター装置
2 シャッターカーテン
3 シャッターケース
7 支持ブラケット
11 上枠体
11g 上向き突片
12 下枠体
12g 受け片
12j 嵌合凹部
13 前面板
15 下面板
16 第一長板材
16c 第一先端側係止片
16e 第一延出片
16f 第一折り返し片
16j 第一基端側係止凹部
17 第二長板材
18 ビス
19 まぐさ部材
20 補強材
21 第一ジョイント
23 第三ジョイント
25 点検用扉

Claims (7)

  1. 開口部を開閉するシャッターカーテンが巻装する巻き取りドラムを、シャッターケースに収容してなる建築用シャッター装置において、前記シャッターケースを、躯体側に固定され、巻き取りドラムを軸承する左右一対の支持ブラケットと、前記一対の支持ブラケット前方部位の上部および下部の対向間に支架される上下一対の枠体と、これら枠体を介して配設される前面板および上下面板とを備えて構成するにあたり、少なくとも前面板と下面板とを、押し出し型材で形成される左右方向に長い長板材で構成し、前記長板材の長尺方向に沿う一方の縁部に、裏面側に折曲する折れ片を介して他方の縁部側に延出する先端側係止片を備えて、上枠体に形成される上方を向く突片に上側から外嵌して係止する先端側係止凹部と、前記折れ片から前記先端側係止片とは反対の方向に延出して、下枠体に形成される嵌合凹部に内嵌する延出片とが形成される一方、長板材の長尺方向に沿う他方の縁部に、長板材の裏面と所定間隙を存して形成される基端側係止片を備えて、下枠体に形成された受け片に上側から外嵌して係止する基端側係止凹部が形成されていることを特徴とする建築用シャッター装置。
  2. 基端側係止凹部は、長板材の一方の縁部に形成される延出片に上側から外嵌して係止可能に形成されるものとし、面板は、複数の長板材を板幅方向に連結して構成されている請求項1に記載の建築用シャッター装置。
  3. 延出片は、長板材の表面側に折り返される折り返し片が一体形成されたものとし、下枠体の嵌合凹部の開口端には、折り返し片に係止可能な係止受け片が形成され、長板材は、折り返し片と係止受け片との係止部を揺動支点として下枠体に対して下方揺動自在に構成されている請求項1または2に記載の建築用シャッター装置。
  4. シャッターケースの長尺方向少なくとも一箇所には、上下枠体を連結して開口部上方に配されるまぐさ部材に支持させる第一ジョイント部材が設けられている請求項1乃至3の何れか一項に記載の建築用シャッター装置。
  5. シャッターケースの長尺方向少なくとも一箇所には、上枠体を躯体側に支持させる第二ジョイント部材が設けられている請求項1乃至4の何れか一項に記載の建築用シャッター装置。
  6. シャッターケースの長尺方向少なくとも一箇所には、下枠体を前面板に支持させる第三ジョイント部材が設けられている請求項1乃至5の何れか一項に記載の建築用シャッター装置。
  7. 下面板は、下枠体に連結する長板材の一部を切り欠いた点検口が形成され、該点検口は、下枠体との連結部を支点として下方揺動自在に構成されている請求項3乃至6の何れか一項に記載の建築用シャッター装置。
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JP2015129408A (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 アイシン精機株式会社 シャッター装置
JP2016121468A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 三和シヤッター工業株式会社 シャッターケース

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