JP6444728B2 - 建築用シャッター装置におけるガイドレール - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の出入り口等の開口部に建て付けられる建築用シャッター装置におけるガイドレールの技術分野に関するものである。
一般に、建築物の出入り口等の開口部に建築用シャッター装置が建て付けられることがあるが、このような建築用シャッター装置は、開口部の左右に設けられたガイドレールにシャッターカーテンを昇降ガイドさせる構成になっている。そしてこの場合に、シャッターカーテンが左右に最大限ずれたとしても、シャッターカーテンがガイドレールから外れないよう、ガイドレールでのシャッターカーテンの飲み込み代が設定されている。つまり、シャッターカーテンが左右方向一方に最大限ずれたとしても、シャッターカーテンの左右方向他端側はガイドレール内に飲み込まれた状態となってガイドレールから外れないように寸法設定されている。この結果、シャッターカーテンが損傷する等して交換しようとしたときに、シャッターカーテンをガイドレールから外すことができないという問題がある。
そこでガイドレールを、外レールと内レールの二重レール構造とし、シャッターカーテンを交換するときに、内レールを外レールから外すことでシャッターカーテンの左右ずれ寸法を大きく取れる構成にし、これによってシャッターカーテンをガイドレールから外すことができるようにしたものを提唱した(例えば特許文献1参照)。
特開2014−148794号公報
ところが前記提唱したものは、内レール、外レールともにアルミニウムを素材として用いた押出し型材で形成されたものとして、構成部材同士の係止部やシャッターカーテンに設けた耐風フックが係止する係止部等が複雑な形状になっても簡単に対応できるようにしていた。
しかしながらこのような建築用シャッター装置の中には、高い防火性能が要求される場合があり、アルミニウムのように耐熱性の低い材質では高い防火性能を発揮することができないという問題がある。
そこでスチールのような耐熱性の高い素材でガイドレールを製造することが考えられるが、スチールのような素材は、押出成形をすることができず、ベンダー加工やロールフォーミング加工等で曲げ加工によらなければならず、このような曲げ加工により形成された曲げ加工材では複雑な形状のものを成形することは事実上は難しいという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、前後方向に出入りをする開口部の開閉をするシャッターカーテンと、該シャッターカーテンの開閉ガイドをする左右のガイドレールと、シャッターカーテンを巻取る巻取りドラムとを備えて構成される建築用シャッター装置において、前記ガイドレールを、シャッターカーテンのガイド溝が形成された内レールと、該内レールの外面を覆う外レールとの二重レール構造として構成するにあたり、内レールはアルミニウムを用いて形成された押出し型材とし、外レールはスチールを用いて形成された曲げ加工材とし、内レールの左右方向内側片部は、スチールを用いて形成された曲げ加工材からなる補助部材で塞がれることを特徴とする建築用シャッター装置におけるガイドレールである。
請求項2の発明は、補助部材は、内レールの左右方向内側片部を左右方向内側から覆う状態で着脱自在に固定されることを特徴とする請求項記載の建築用シャッター装置におけるガイドレールである。
請求項3の発明は、補助部材を取り外すことで、外レールの左右方向内側面に内レールの前後方向幅に相当する開口が形成され、前記開口を介して内レールが外レールから外せるものであることを特徴とする請求項記載の建築用シャッター装置におけるガイドレールである。
請求項4の発明は、外レールは、何れも曲げ加工材として形成された内外両側部材により二重構造になっていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1記載の建築用シャッター装置におけるガイドレールである。
請求項5の発明は、外レールの内外両側部材は一体物となっていることを特徴とする請求項記載の建築用シャッター装置におけるガイドレールである。
請求項1の発明とすることにより、内レールについてはアルミニウムの押出し型材として複雑な形状に対応することができ、外レールについてはスチールを用いた曲げ加工材として耐熱性を高め、優れた防火性を発揮することができる。しかも内レールの左右方向内側片部についてもスチール等の素材を用いた曲げ加工材である補助部材によって塞がれることになるため、該部位についても優れた防火性を発揮できることになる。
請求項の発明とすることにより、補助部材の内レールへの着脱が簡単になって、作業性が向上する。
請求項の発明とすることにより、ガイドレールの左右方向内側片部の防火性に寄与する補助部材を外すことで、内レールを外レールから外すことができることになって作業性が向上する。
請求項の発明とすることにより、外レールが内外二重構造となってより高い防火性能を発揮することができる。
請求項の発明とすることにより、内外両側部材が一体物となってガイドレールの強度アップを図れることになる。
建築用シャッター装置の正面図である 建築用シャッター装置の側面図である。 ガイドレールの水平断面図である。 ガイドレールの分解水平断面図である。 第二の実施の形態のガイドレールの水平断面図である。 第三の実施の形態のガイドレールの水平断面図である。 第四の実施の形態のガイドレールの水平断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は建築用の電動シャッター装置であって、該電動シャッター装置1は、シャッターカーテン2、該シャッターカーテン2の左右両端部を昇降案内する後述のガイドレール3、シャッターカーテン2を巻装する巻取りドラム4、巻取りドラム4を回転駆動させるための開閉機5、開閉機5を駆動するためのスイッチSW等の各種部材装置で構成され、前後方向に通過する建築物の開口部に建て付けられるものであること等は何れも従来通りである。
尚、開口部の通過方向を前後方向、ガイドレール3が取り付けられる間口幅方向を左右方向、間口高さを上下方向、そして前後方向においてシャッターカーテン2に対し屋外側を向く方向を外側方向、屋内側を向く方向を内側方向、左右方向においてガイドレール3から開口部の左右方向中心側を内側、反対側を外側と便宜上定義するが、これに限定されるものではない。
本実施の形態のガイドレール3は、まず開口部を構成する躯体Xに対して左右方向両側からガイドレール3が螺子止め固定できる露出納まりタイプのものについて説明する。該ガイドレール3は、外レール6と内レール7との基本部材を用いて構成されているが、まず、外レール6について説明する。
外レール6は、スチール(鋼材)をベンダー等の適宜の機械装置を用いて曲げ加工した曲げ材(曲げ物)からなるが、本実施の形態では外側部材8、内側部材9、そして後述するセンサ収納スペースを塞ぐための第一、第二補助部材10、11および躯体Xに対しガイドレール3を取付けをするための取付け金具18を用いて構成されている。
外側部材8は、外レール6の溝底部となるべくガイドレール3の前後幅に対応した幅を有する溝底片部8aと、該溝底片部8aの前後方向内側端から左右方向内側に折曲形成されていてガイドレール3の前後方向内側の見付け面となる内側見付け片部8bと、該内側見付け片部8bの左右方向内側端から前後方向外側に向けて折曲され、見込み面の前後方向内側部位の内側半部となる内側見込み片部8cと、該内側見込み片部8cの前後方向外側端から左右方向外側に向けて折曲された内側補助片部8dとにより形成されている。
また内側部材9は、前記外側部材溝底片部8aに対し前後方向内外端にまでは至らない中途(中間)状態までの前後幅を有する(カーテン芯Lに対して前後方向対称になっている。)状態で該外側部材溝底片8aに当接する第一片部9aと、該第一片部9aの前後方向内外側両端から左右方向内側に向けてそれぞれ折曲する第二片部9bと、該第二片部9bの左右方向内端からシャッター芯Lより離間する方向にそれぞれ折曲し、後述する内レール外側半部第四片部13dにビス15aを介して固定される第三片部9cと、該各第三片部9cの前後方向先端から左右方向内側に向けてそれぞれ折曲した第四片部9dとによって形成されているが、さらに前後方向外側の第四片部9dには、前後方向外側に折曲されていて、見込み面の前後方向外側部位の外側半部の見込み面になる固定片部(外側見込み片部)9eが形成されている。
そして外レール6は、内レール7を組込む以前の状態で、外側部材溝底片部8aと、内側部材9の第一片部9aおよび前後方向外側の第二片部9bのコーナー部9fとの溶着6a、並びに外側部材内側補助片部8dの左右方向外側端と、内側部材9の前後方向内側の第四片部9dとの溶着6bによって一体化されている。
一方、内レール7は、シャッターカーテン2の実質的な開閉ガイドをするためのガイド溝Gが形成されるものであって、アルミニウムを押出し加工することによって形成され押出し型材であるが、ここでは、後述する耐風フック14のフック受けになると共に、ガイド溝の実質的な溝底を構成する左右方向外側半部12と、ガイド溝の実質的な溝側面となる前後一対の左右方向内側半部13とで組み合わせ形成されている。
このものでは、シャッターカーテン2は、左右両端部に耐風フック14が設けられたものであるが、該耐風フック14は、本実施の形態ではシャッターカーテン2のシャッター芯Lよりも前後方向外側に固定された基端部14aと、シャッターカーテン2の左右方向外端縁から前後方向内側に向けて傾斜状に突出した第一突出部14bと、シャッター芯Lを越えた位置からシャッター芯Lと平行状になるように突出していて山頂部となる第二突出部14cと、その外端から更にシャッター芯Lを前後方向外側に越える状態で傾斜した第三突出部14dとにより山形状に形成されている。
内レール外側半部12には、前後方向を向き、ガイドレール3の事実上の溝底となる第一片部12aが設けられるが、該第一片部12aは、前後方向外側半部12bが、内側部材第一片部9aと平行状になっている一方、前後方向内側半部12cが、前記耐風フック第三突出部14dの傾斜に沿うよう前後方向内端側ほど左右方向内側に向けて傾斜している。そして第一片部12aの左右方向外側には、内外レール6、7の溝底部同士の間の隙間Sに位置する状態で、外レール内側部材第一片部9aと対向する部位が角筒状になった筒状(ホロー状)部12dが前記第一片部12aを構成部材の一つとして形成され、これにより内レール7の強度アップが図られている。
筒状部12dの前後方向外側片部12eには、筒状部12dよりも左右方向内側部位が肉厚となる状態で左右方向内側に向けた第二片部12fが形成されているが、該第二片部12fには、左右方向内端に第一係止凸部12gが左右方向内側に向けて突出形成され、前後方向内端面にシャッターカーテン2が風を受けて撓んだ場合に係止する第三片部12hが前後方向内側に向けて(耐風フック14の山頂部となる第二突出部14cに向けて)突出形成され、前後方向外側面に前後方向外側半部12bと第三片部12hとのあいだに位置する状態で後述する内側半部13の前後方向外側の第一片部13aに対して左右方向外側から当接するよう突き当てられる第四片部12iが前後方向外側に向けて突出形成されているが、該第四片部12iは、後述するようにビス15によって内側半部13の前後方向外側の第一片部13aに固定されている。この第四片部12iの前後方向外端からは左右方向外側に向けて第五片部12jが折曲形成されているが、該第五片部12jは、シャッターカーテン2が風を受けて撓むことで内レール7に当接して該内レール7が前後方向に拡開した場合に、外レール内側部材第二片部9bに当接することで変形受けをして強度アップを図るように配慮されている。
さらに筒状部12dの前後方向内側片部12kの左右方向内端は、後述する内レール内側半部13の第一片部13aまでとなっており、該内端からは、後述する内レール内側半部13の前後方向内側の第一片部13aに対して左右方向外側から当接するよう突き当てられる第六片部12lが前後方向内側に向けて突出形成されているが、該第六片部12lは、ビス15によって後述する内レール内側半部13の前後方向内側の第一片部13aに固定されている。この第六片部12lの前後方向内側端からは、左右方向外側に向けて第七片部12mが折曲形成されているが、該第七片部12mは、前記第五片部12jと同様、シャッターカーテン2が風を受けて撓むことで内レール7に当接して該内レール7が前後方向に拡開した場合に、外レール内側部材第二片部9bに当接することで変形受けをして強度アップを図るように配慮されている。
さらに前後方向内側片部12kの左右方向内端には左右方向内側に向けて第二係止凸部12nが突出形成されているが、該第二係止凸部12nと第六片部12lの前後方向内側部位とがコーナー状(直角状)となっていて、後述する内レール内側半部13の第一片部13aと第二片部13bとのコーナー部に外嵌係止することになって強度アップが図られるようになっている。
また内レール外側半部第一片部12aの前後方向内側半部12cの左右方向内端部は、前後方向内側片部12kの左右方向内端部に対し、後述する内レール内側半部13の第二片部13bよりも前後方向外側に偏倚する位置で連結して一体化されているが、内レール外側半部第一片部12aの前後方向内側半部12cの左右方向内端からは、左右方向内側に向けて内レール内側半部第二片部(後述する)13bから前後方向外側に離間する状態で第八片部12oが延出形成され、該第八片部12oの左右方向内端からは、前後方向内側に向けて第九片部12pが突出形成されるが、該第九片部12pは、前後方向内側端部が内レール内側半部第二片部(後述する)13bに当接しており、さらに第九片部12pの前後方向内側端部からは、左右方向内側に向けて第三係止凸部12qが突出形成されている。
一方、内レール内側半部13は、カーテン芯Lに対して線対称に形成されるものであり、そこで特に説明をする場合を除いて便宜上、前後方向内側の内側半部13について説明をする。該内側半部13の第一片部13aは、外側半部第六片部12l(前後方向外側の内側半部13では第四片部12i)に左右方向内側から当接し、ビス15により固定されるが、該第一片部13aの前後方向内外端からは、第二、第三片部13b、13cが左右方向内側に向けて形成されている。そして、第二片部13bは外側半部第二係止凸部12nと第九片部12pの各前後方向内端面に当接し(前後方向外側の内側半部13では第二片部13bが外側半部第二片部12fの内側半部と当接している。)、第三片部13cは、外レール内側部材9の第二片部9bの内側部位と対向(当接)している。
しかも第三片部13cの左右方向内端からは、内側部材第三片部9cに対し左右方向内側から当接するよう第四片部13dが突設されビス15aにより内側部材9に固定されている。第四片部13dは、さらに前後方向外側に向けて延設されて第五片部13eとなっており、この第五片部13eにより、第二、第三片部13b、13cの左右方向内端部は封止され、これによって第一、第二、第三、第五片部13a、13b、13c、13eは四角形状のホロー型をしていて補強が図られている。さらに第五片部13eは、前後方向外側に向けて延出されて第六片部13fを形成し、該第六片部13fの前後方向外端には左右方向外側に向けて係止突起13gが突出形成され、前後方向内側の外側半部13においては、該係止突起13gが外側半部第三係止凸部12qに係止している。一方、前後方向外側の外側半部13においては、係止突起13gが内側半部第一係止凸部12gに係止している。
さらに内側半部第五片部13eからは内側部材第四片部9dと間隙Tを存する状態で第七片部13hが左右方向内側に向けて形成されており、該間隙Tが後述するようにセンサ配設スペースとなっている。また内側半部第六片部13fの前後方向外端からは、前記ガイド溝Gの前後側面を形成する第八片部13iが左右方向内側に向けて形成され、該第八片部13iと第七片部13hの左右方向内端は、第九片部13jにより塞がれてホロー型をしている。第八片部13iは、第九片部13jよりも左右方向内側に向けて段差状に突出するようになっており、この突出部も含めるようにしてガイド溝Gに対向する面部にモヘヤ16を取付けるためのモヘヤポケット13kが形成されている。
前記センサ配設スペースTは溝状になっており、ここには、光電センサ等の適宜の障害物検知センサ17を必要において配設するが、図面においては、前後方向内側のセンサ配設スペースTに障害物検知センサ17を配設し、外側のセンサ配設スペースTにはセンサ17を設けないものを例示しているが、これに限定されないものであることは勿論である。
まず障害物検知センサ17を設ける場合、前述したようにスチール(鋼材)をベンダー等の適宜の機械装置を用いて曲げ加工した曲げ材(曲げ物)からなる前記第一補助部材10を用いてセンサ配設スペースTを塞ぐことになるが、該第一補助部材10は、外側半部第九片部13jの段差凹部に左右方向内側から当接して該外側半部第九片部13jを左右方向内側から覆う状態でビス15bにより固定される固定片部10aと、該固定片部10aから外側半部第七片部13hに当接する状態で左右方向外側に折曲する片部10bと、該片部10bから前後方向内側に向けて折曲され、障害物検知センサ17が取付けられる取付け片部10cとから構成されている。
また障害物検知センサ17を設けない場合にセンサ配設スペースTを塞ぐため取付けられる第二補助部材11は、同じくスチール(鋼材)をベンダー等の適宜の機械装置を用いて曲げ加工した曲げ材(曲げ物)からなるが、外側半部第九片部13jの段差凹部に左右方向内側から当接して該外側半部第九片部13jを左右方向内側から覆う状態でビス15bにより固定され固定片部11aが設けられるが、該固定片部11aは、センサ配設スペースTを塞ぐべく内側半部第四片部9dに当接する位置まで延設され、その延設端から該第四片部9dに当接するようにして左右方向外側に向けて折曲された片部11bがさらに設けられている。
そしてこれら外レール6の左右方向内側面に内レール7の前後方向幅に相当する開口(外レール内側部材9の前後各第四片部9d、9d間で形成される)が形成されると共に、センサ配設スペースTの溝底が視認され、内側半部第四片部12iと外側半部第四片部13dとを固定しているビス15aを外すことで内レール7の外レール6に対する固定が解除され、内レール7を左右方向内方に抜き出すことができるようになっている。
因みに、第一、第二補助部材10、11は、外側半部第九片部13jを左右方向内方から塞ぐものであればよく、外レール6に着脱自在に固定するようにしても実施することができる。
そしてこのように組付けられたガイドレール3は、躯体Xに跨部18aがアンカーボルト18bを介して固定されたコ字形をした取付け金具(スチール等の耐火性のある鋼材を用いて曲げ物で構成されている。)18の左右内外端から前後方向内側に延出した脚片18cに、外レール6の外側部材溝底片部8aの前後方向外端部と外レール内側部材9の固定片部9eとを外嵌し、ビス15cにより固定することで取り付けられるようになっている。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン2をガイドレール3から取り外すには、シャッターカーテン2を全開状態に巻き取り、そして第一、第二補助部材10、11をセンサ配設スペースTから取り外した状態でビス15aを取り外すことで、外レール6から内レール7を抜き出して取り外すことができ、この状態でシャッターカーテン2を全閉状態にすると、シャッターカーテン2は、内レール7が取り外された分だけ左右方向の移動距離が長く確保され、この長くなった距離を利用してシャッターカーテン2を左右何れか一方にずらすことで耐風フック14をシャッターカーテン2に固定しているリベット14eが外レール6の左右方向内端から左右方向内側に出てくることになり、そこでこのリベット14eを取外して耐風フック14をシャッターカーテン2から取り外す。この状態で今度はシャッターカーテン2を左右方向逆側に移動すると、シャッターカーテン2が耐風フック14と共に他方のガイドレール3(外レール6)から外れ、そしてこの外れたシャッターカーテン2を左右逆方向にずらすと、シャッターカーテン2が一方のガイドレールから外れることになる。そして交換したシャッターカーテン2について、前記とは逆操作をすることでシャッターカーテン2の交換ができることになる。
このように本発明が実施されたものにおいては、内レール7を外レール6から外すことで、シャッターカーテン2の交換ができることになるが、この場合、ガイドレール3は、外レール6が前後両側面(見付け面)および左右方向内側面(見込み面)、さらには左右方向外側面部位が耐火性が高いスチールを用いて形成された曲げ加工材を用いて構成されるため、耐火性が高く優れた防火性能を発揮することができる。
しかも実質的にガイドレール機能を発揮する内レール7は、押出し加工ができるアルミニウムを素材として形成した押出し型材で形成されているため、耐風フック14に係止する等のため複雑な形状にすることができて、ガイドレール機能を損なうことがない。
そのうえこのものでは、外レール6が、外側部材(取付け金具18を含む)8、内側部材9からなる二重構造になっているため、より高い防火性能を発揮することができるが、さらにこれら外側部材8と内側部材9とは溶接6a、6b、ビス15cにより一体化されているため、強度的にも優れたものとなっている。
またこのものでは、センサ配設スペースTについても曲げ加工が容易な素材であるスチールで形成された曲げ加工材である第一、第二補助部材10、11で塞がれているため、より優れた防火性能を発揮することができるが、この場合において、第一、第二補助部材固定片部10a、11aが外側半部第九片部13jを左右方向内側から覆った状態で該外側半部第九片部13jに固定されているため、ガイドレール3の見込み面となる左右方向内側面の略全面がスチールで形成された曲げ加工材で塞がれることになる結果、実質的にガイド溝を構成する部位がアルミニウムで形成した押出し型材で形成されたものであっても高い防火機能を発揮できることになる。
しかもこのものでは、センサ配設スペースTの溝底において、外側半部第九片部13jが左右方向内方に露出する状態で外レール6に固定されているが、センサ配設スペースTは第一、第二補助部材10、11により外側半部第九片部13jよりも左右方向内側において塞がれているため、ここにおいても高い防火性能が発揮されることになる。
因みに本発明は、内レールにセンサ配設スペースTがないものであっても実施することができることは言うまでもない。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないものであることは勿論であって、例えば図5に示す第二の実施の形態のように、同じ露出納まりタイプであるが、ガイドレール3をRCの壁からなる躯体Xに取付けるものではなく、躯体Xが鋼製の中空柱材からなるようなものである場合、アンカーボルトでなく、ビス18dを用いて固定することもできる。
また図6の第三の実施の形態では、ガイドレール3のガイド溝と対向する側にも躯体Xaが存在する場合のような納まりタイプのものを示しているが、このものでは、前記第一の実施の形態のように左右方向外側から螺入したビス15cを用いてガイドレール3を取付け金具18に固定することができず、そこで取付け金具18の左右方向外側部位に前後方向内側に突出する取付け突部18dを形成し、該取付け突部18dと外側部材8の溝底片部8aの前後方向外端縁から左右方向外側に向けて折曲形成した取付け片8eとを、躯体Xaと外側部材溝底片部8aとの隙間から前後方向内側に向けてビス15cを螺入することで固定するようにしたものである。
さらに図7の第四の実施の形態のものは、躯体Xにガイドレール3を埋込むタイプのものであり、このものにおいては、外レール6について、前後方向内外側半部をカーテン芯Lに対して対称形状にしているが、このものでは、外レール6は前後方向内外の見付け片部8bまでとして見込み片部8cのないものとし、そして内側部材9の固定片部9eに相当する辺部9eの端縁から左右方向外側に向けて折曲片9fを折曲形成し、そして該折曲片9fと見付け片部8bとを溶着6cすることで一体化したものであり、このようにしても実施することができる。
本発明は、建築物の出入り口等の開口部に建て付けられる建築用シャッター装置におけるガイドレールとして利用することができる。
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 ガイドレール
6 外レール
7 内レール
8 外側部材
9 内側部材
10、11 補助部材
12 内側半部
13 外側半部
14 耐風フック
18 取付金具
T センサ配設スペース
X 躯体

Claims (5)

  1. 前後方向に出入りをする開口部の開閉をするシャッターカーテンと、該シャッターカーテンの開閉ガイドをする左右のガイドレールと、シャッターカーテンを巻取る巻取りドラムとを備えて構成される建築用シャッター装置において、前記ガイドレールを、シャッターカーテンのガイド溝が形成された内レールと、該内レールの外面を覆う外レールとの二重レール構造として構成するにあたり、内レールはアルミニウムを用いて形成された押出し型材とし、外レールはスチールを用いて形成された曲げ加工材とし、内レールの左右方向内側片部は、スチールを用いて形成された曲げ加工材からなる補助部材で塞がれることを特徴とする建築用シャッター装置におけるガイドレール。
  2. 補助部材は、内レールの左右方向内側片部を左右方向内側から覆う状態で着脱自在に固定されることを特徴とする請求項記載の建築用シャッター装置におけるガイドレール。
  3. 補助部材を取り外すことで、外レールの左右方向内側面に内レールの前後方向幅に相当する開口が形成され、前記開口を介して内レールが外レールから外せるものであることを特徴とする請求項記載の建築用シャッター装置におけるガイドレール。
  4. 外レールは、何れも曲げ加工材として形成された内外両側部材により二重構造になっていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1記載の建築用シャッター装置におけるガイドレール。
  5. 外レールの内外両側部材は一体物となっていることを特徴とする請求項記載の建築用シャッター装置におけるガイドレール。
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