JP3760313B2 - 建築用の防音機能付シャッター装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場やビル等の建築物の開口部に建付けられる建築用の防音機能付シャッター装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物の建物内の音を外部に出したくない場合や、これとは逆に外部の騒音を建物内に入れないようにするため、開口部に防音機能付のシャッター装置を設けることが提唱されている。このようなシャッター装置としては、複数のスラットを開閉方向に連装したシャッターカーテンを、開口部上方に設けた巻取りドラムに巻装し、開口部の開閉は、シャッターカーテンを巻取りドラムに対して巻出し、巻取りすることで行うが、このとき、シャッターカーテンの左右両側縁部は、開口部の両側部に設けられたガイドレールに移動案内されるように構成されている。ところで、シャッターカーテンを閉鎖した状態において、ガイドレールとシャッターカーテンとのあいだには隙間が形成されているため、該隙間からの音漏れが防音性能を低下させてしまう。そこで、防音機能付のシャッター装置では、ガイドレールのシャッターカーテン案内面に遮音ゴムを設け、該遮音ゴムのシャッターカーテン案内面よりも突出する先端がシャッターカーテンのカーテン面に押し付けられるようにすることで隙間をなくすようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、前記従来の遮音ゴムは上下方向に長い形状となっている。これに対し、閉鎖したシャッターカーテンの隣接するスラット間の隙間は、上下方向に複数点在するうえ、隙間は屋内外方向に深く形成されるため、遮音ゴム先端が隙間の屋内外方向奥深いところまで至ることができず、どうしても奥側に隙間が残ってしまう。このため、仮令、スラットに内装する遮音材の性能を高めてスラット自体の遮音性を高めたとしても、前記連結部に形成される隙間の溝奥側から音漏れが発生してしまうことになって、このままでは遮音性の向上が難しいという問題がある。
一方、近年、遮音、防音のさらなる要求がなされる傾向にあり、JIS(日本工業規格)のA4702、A4706で規格される鋼製及びアルミニウム合金製のドアやサッシの防音、遮音性能において、30デシベル(dB)以上の音圧低下がなされるT2レベルの装置が要求されることがあり、このため、より高い遮音性能を備えたシャッター装置を提供する必要があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、シャッターカーテンの幅方向両側縁部をガイドするガイドレールのシャッターカーテン案内面に、シャッターカーテンの開閉方向に長く形成され、先端が前記シャッターカーテン案内面より突出するモヘアと遮音ゴムとを、取付け具を介してシャッタカーテンの幅方向に並列して組込み配設するにあたり、前記ガイドレールは、屋内外方向を向く溝底片の両端部から左右方向開口部側に向けて延出される一対の溝側片部と、これら溝側片部の延出先端部からそれぞれ屋内外方向に向けて対向するように延出された一対の先端片部と、これら先端片部の先端部からそれぞれ左右方向に折り返し状に折曲されてシャッター案内面を構成する折り返し片部とを備えて構成され、取付け具は、溝側片部と先端片部と折り返し片部とに囲まれたガイドレールの溝開口側スペースに収容されていることを特徴とする建築用の防音機能付シャッター装置である。
そして、このようにすることによって、シャッターカーテンのスラット連結部に形成される隙間の溝奥までもが覆蓋されて、遮音性能の向上を計ることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、取付け具の折返し片部に続くガイドレールの溝奥側には、シャッターカーテンを移動案内すべく形成された案内面の折返し片部に隣接する部位に、モヘアを構成する樹脂製の基端部を抜止め状に嵌合する蟻溝状の凹溝部が形成されていて、変形自在なモヘア部の先端部がガイドレール折返し片部よりもカーテン面側に突出するように配され、取付け具のガイドレール溝奥側に位置する部位には、溝奥側が開口するように取付け凹部が形成され、該取付け凹部に、断面矩形状に形成された遮音ゴムの基端部が嵌合し、該基端部から外方に突出する突片の先端部がガイドレールの案内面となる折返し片部よりもカーテン面側に突出するように設定されていることを特徴とする建築用の防音機能付シャッター装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図1〜図9の図面に基づいて説明する。
図面において、1は工場やビル等の大開口に建付けられるの防音機能付きのシャッター装置(重量シャッター装置)であり、該シャッター装置1を構成するシャッターカーテン2は、左右方向(幅方向)に長い複数3のスラットを開閉方向である上下方向に連装することで構成されたものになっている。4は、開口部上方屋内側に設けられたシャッターケースであって、該シャッターケース4を構成する左右側板の屋外側部位には、前記シャッターカーテン2の上端部が連結された巻取りドラム5の左右端部が回動自在に支架されている。一方、前記シャッターケース4の屋内側部位には、巻取りドラム5と並列する状態で開閉機6が固定支持されており、該開閉機6の駆動スプロケット6aと、巻取りドラム5の一端部に連結される従動スプロケット5aとが連動連結されている。そして、開閉機6の正逆回転駆動に伴い巻取りドラム5が回転することにより、シャッターカーテン2は巻取りドラム5に巻取られて開口部を開放する開放姿勢と、巻取りドラム5から巻出されて開口部を閉鎖する閉鎖姿勢とに変姿するように設定され、このとき、シャッターカーテン2は、左右両側縁部が開口部の左右両側に建て付けられた一対のガイドレール7に案内される状態で上下方向に移動変姿するように設定されており、これらの構成は何れも従来通りとなっている。
図1において、8は開閉操作用スイッチ、8aは制御盤、8bは手動操作具である。
【0006】
さて、前記シャッターカーテン2を構成する各スラット3は、例えばスチール製の屋内外一対の長板材3a、3bを用いて所謂ホロー型に形成されている。そして、屋外側の長板材3aは、上下縁部にインターロック部3c、3dが折曲形成され、屋内側の長板材3bは、前記上下のインターロック部3c、3dのあいだに収容される大きさの矩形となるように折曲形成され、これら屋内外の長板材3a、3b対向間に、例えばロックウール等の遮音材3eが収容され、防音性能を有したスラット3に形成されている。このように形成された各スラット3は、図4に示すように、隣接するスラット3の上下のインターロック部3c、3d同志をそれぞれインターロック結合することで連結されてシャッターカーテン2を構成しており、該シャッターカーテン2を、屋外側のスラット面(屋外側スラット3aのスラット面)が面一状になるよう連結したとき、前記上下のインターロック部3c、3dの連結部に、該屋外側スラット面から屋内側に退避する凹溝状の小さな隙間Sが形成されている。
尚、各スラット3の左右両側部は、図3(C)に示すように、内側長板材3bの方を僅かに短く形成し、ここに、屋外側長板材3aに沿う側辺が形成された略L字形の端部材3fが一体化されている。そして、ガイドレール7は、後述するように、各スラット3の遮音材3e収容部に至る部位まで嵌合するように形成されている。
【0007】
そして、前記シャッターカーテン1の左右両側縁部を移動案内する左右一対のガイドレール7にそれぞれ本発明が実施されている。
前記ガイドレール7は躯体に埋め込み状に配されているものであるが、スチール材を折曲形成することで構成され、屋内外方向を向く溝底片7aと、該溝底片7aの両端部から左右方向開口部側に向けて延出される一対の溝側片部7bと、これら溝側片部7bの延出先端部からそれぞれ屋内外方向に向けて延出された一対の先端片部7cと、これら先端片部7cの先端部からそれぞれ左右方向に折返し状に折曲された一対の折返し片部7dとを備えて形成されている。そして、一対の溝側辺部7bの対向間に、シャッターカーテン2の両側縁部を遊嵌状に外嵌したとき、一対の折返し片部7dがシャッターカーテン2の屋内外のカーテン面に近接対向して、シャッターカーテン2を移動案内する案内面となるように設定されている。
【0008】
さらに、ガイドレール7の溝開口側には、溝側片部7bと先端片部7cと折返し片部7dとに囲まれたスペースに収容されていて折り返し片部7dからシャッターカーテン面側に突出しないようにして取付け具9が螺子止め固定されている。前記取付け具9は、アルミ型材で一体型形成されたものになっており、各折返し片部7dに続いてガイドレール7の溝奥側でシャッターカーテン2を移動案内する案内面9aが形成されている。さらに、前記案内面9aには、折返し片部7dに隣接する部位に蟻溝状の凹溝部9bが形成されており、該上下方向に長い取付け凹溝部9bに、モヘア10を構成する樹脂製の基端部10aが抜止め状に嵌合され、変形自在なモヘア部10bの先端部がガイドレール7の案内面となる折返し片部7dよりもカーテン面側に突出するように配されている。さらに、取付け具9のガイドレール7溝奥側に位置する部位には、溝奥側が開口する取付け凹部9cが形成されており、該上下方向に長い取付け凹部9cに、遮音ゴム11が嵌合するように構成されている。ここで、前記遮音ゴム11は、断面矩形状に形成された基端部11aと、該基端部11aから外方に突出する突片11bとを備えて構成されており、基端部11aを取付け凹部9cに嵌合させたとき、突片11bの先端部がガイドレール7の案内面となる折返し片部7dよりもカーテン面側に突出するように設定されている。このようにして、ガイドレール7の案内面に、モヘア10と遮音ゴム11とがシャッターカーテン2の左右幅方向に並列して設けられている。
因みに、前記突片11bはモヘア部10bの先端部よりもカーテン面側に突出するように設定されている。また、躯体に取付けられた状態のガイドレール7からモヘア10と遮音ゴム11とを取換える場合では、モヘア10についてはガイドレール7の上端部から抜き差しすることで着脱でき、また、遮音ゴム11についてはガイドレール7の横方向から抜き差しすることで着脱できるように構成されている。
【0009】
そして、シャッターカーテン2の側縁部は、図6の仮想線で示すような位置関係でガイドレール7に嵌合されるように設定されており、このとき、遮音ゴム突片11bとモヘア部10bの先端部とはそれぞれカーテン面に当接して弾性変形するが、モヘア部10bの先端部は、シャッターカーテン2のカーテン面に沿って自由に変形し、各スラット3同志の連結部に形成される屋外側カーテン面の隙間Sの溝奥にまで入り込むように設定されている。これによって、シャッターカーテン2を全閉した状態において、遮音ゴム突片11bはシャッターカーテン2を屋内外から押し付けるような状態でカーテン面を封止し、かつ、モヘア部10は先端部がスラット3連結部の隙間Sに入り込むような状態で隙間Sを封止し、もって、シャッターカーテン2とガイドレール7とのあいだの隙間が塞がれて音漏れ防止(遮音性能、防音性能)の向上が計れるように設定されている。
尚、前記モヘア10は、モヘア部10bの幅方向(長さ方向に直交する方向)中央部に樹脂製のフィン10cが設けられ、モヘア部10bに形成される隙間を塞いで壁のように作用する構成となっている。
また、12は各ガイドレール7の上端部に設けられるのみ込みガイド体であって、該のみ込みガイド体12は、巻取りドラム5に巻装されたシャッターカーテン2をガイドレール7に、あるいはガイドレール7から巻取りドラム5へとシャッターカーテン2をガイドするように設定されている。
【0010】
13は最下端に位置するスラット3に連結された座板であって、該座板13にも防音の向上を計るための配慮がなされている。
つまり、座板13は、上側に位置するスラット3との連結部となるインターロック部14aおよび屋外側面14bが形成された第一半部14と、上片部15a、屋内側面15bおよび下端部に位置し床面とのあいだを遮音する遮音用ゴム材16を嵌合するための取付け部15cが形成された第二半部15とを螺子止めして一体化することで構成されている。ここで、前記遮音用ゴム材16は断面半円形状に形成され、外周面から屋内外方向に傾斜状に突出する突起16aが形成されたものとなっており、シャッターカーテン2が全閉姿勢となったときに突起16aが弾性変形を伴う状態で床面に当接することで、床面との封止性を高めて遮音効果を発揮するように構成されている。
【0011】
そして、これら第一、第二半部14、15はそれぞれアルミ型材で形成され、第一半部14のインターロック部14aと屋外側面14bとのあいだの曲げ角度ができるだけ小さくなるように配慮されている。これによって、第一半部インターロック部14aが最下端スラット3の下側インターロック部3dと連結したとき、スラット3の屋外側スラット面の下端部と第一半部屋外側面14bの上端部とのあいだに形成される隙間が小さくなり、防音性能が高められるように設定されている。
因みに、従来、重量のシャッター装置における座板は、スチール材を曲げ加工して形成されている。しかも、スラットとの連結部であるインターロック部は、スラット同志の連結とは異なりスラット下側インターロック部を外嵌するように形成されている。このため、これらを連結したときに、スラットと座板との屋外側面に形成される隙間は、スラット同志の連結部に形成される隙間よりも大きくなって防音性能を損なうという問題があったが、本実施の形態のようにアルミ型材で形成することにより、前記隙間の大きさを可及的に小さくなし得て、防音性能の向上が計れるようになっている。
尚、17は第二半部15に螺子止め固定され座板13の左右両側面を塞ぐように配される端板材である。
また、18は躯体開口部上縁部に配され、シャッターカーテン2の屋外側カーテン面と躯体上縁部とのあいだの隙間を塞ぐための塞ぎ材であって、該塞ぎ材18はゴム質弾性材で形成され、弾性変形した状態でシャッターカーテン2に当接することにより封止性が高められるように構成されている。
【0012】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン2は左右両側縁部をガイドレール7に移動案内される状態で上下に開閉移動して、開口部の開閉が行われることになるが、この場合に、シャッターカーテン2の閉鎖状態において、シャッターカーテン2を構成する各スラット3同志の屋外側スラット面の連結部に形成される隙間Sには、該隙間Sの溝奥(屋内側方)に至るまでガイドレール7に設けたモヘア部10bの先端部が届くため、該隙間Sが塞がれて、該隙間Sからの音漏れを防止でき、防音(遮音)性能が向上する。
しかもこの場合に、ガイドレール7内において、シャッターカーテン2の屋内外のスラット面に対し、遮音ゴム突片11bがスラット面に弾圧状に当接することで封止がなされ、そのうえで、当接部の形状に沿って自由に変形するモヘア部10bにより屋外側スラット面に形成された隙間Sの溝奥側を塞ぐことができるため、これらの組合せで一層の防音効果を期待でき、この結果、今日社会のニーズにあった防音機能を有したシャッター装置1を提供できる。因みに、前記シャッター装置1をJIS(日本工業規格)のA4702、A4706で規格される鋼製及びアルミニウム合金製のドアやサッシの防音、遮音性能に準じて測定したところ、30デシベル(dB)以上の音圧低下がなされるT2レベルの装置となっていることが確認された。
【0013】
さらにこのものでは、座板13をアルミ型材で型成形することで曲げ角度を自由に設定できるので、最下端に位置するスラット3の下側インターロック部3dとの連結部に形成される隙間をできるだけ小さくすることができ、かつ、該部位にも前記ガイドレール7のモヘア部10b先端部が入り込むようにして当接するため、防音性能のさらなる向上を果すことができる。
【0014】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、防音機能の優れたガイドレールとしては、図10に示す第二の実施の形態のように構成することもできる。前記ガイドレール19は第一、第二板材20、21を用いて構成され、各板材20、21により溝底片20a、21aと屋内外一方の溝側片20b、21bとがそれぞれ折曲形成されている。そして、溝底片20a、21a同志を重ねるようにしてガイドレール19が形成され、このものにおいても、ガイドレール19の溝開口部にモヘア10と遮音ゴム11を着脱自在に嵌合するための取付け具9が設けられ、前記第一の実施の形態と同様に、モヘア10と遮音ゴム11とが左右方向に並列した状態で配されており、防音性の優れたガイドレール19となっている。
【0015】
さらに、防音性能の優れた座板としては、図11に示す第三の実施の形態のように構成することができる。この座板22は、最下端スラット3との連結をする連結部材22a、該連結部材22aに固定される固定座板22bおよび該固定座板22bに対して上下方向移動自在に配され下端部に遮音用ゴム材16が配された可動座板22cと、固定座板22bに対する可動座板22cとが設けられたものになっており、該可動座板22cの上動に基づいて図示しない障害物検知スイッチが切換えられて障害物検知を行う構成となっている。そしてこのものでも、連結部材22aをアルミ型材で型成形することにより、最下端スラット3とのインターロック結合部に形成される隙間をできるだけ小さくなるようにしている。因みに、連結部材22aは、前記第一の実施の形態の座板13を構成する第一半部14をそのまま用いており、部材の兼用化が計られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッター装置の概略を示す正面図である。
【図2】シャッター装置の側面図である。
【図3】図3(A)、(B)、(C)はそれぞれスラットの正面図、図3(A)のX−X断面図、図3(A)のY−Y断面図である。
【図4】シャッターカーテンの一部側面断面図である。
【図5】図5(A)、(B)はそれぞれガイドレールの側面図、一部正面図である。
【図6】図5(B)のX−X断面図である。
【図7】図7(A)、(B)はそれぞれモヘアの側面図、平面図である。
【図8】図8(A)、(B)はそれぞれ座板の背面図、平面図である。
【図9】図9(A)、(B)はそれぞれシャッターカーテン下端部の側面図、図8(A)のX−X断面図である。
【図10】第二の実施の形態を示すガイドレールの平面断面図である。
【図11】第三の実施の形態を示すシャッターカーテン下端部の側面断面図である。
【符号の説明】
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 スラット
3a 屋外側長板材
3c 上側インターロック部
5 巻取りドラム
6 開閉機
7 ガイドレール7
7a 溝底片
7c 先端片部
7d 折返し片部
9 取付け具
10 モヘア
11 遮音ゴム
12 のみ込みガイド体
13 座板
14 第一半部
14a インターロック部
16 遮音用ゴム材
Claims (2)
- シャッターカーテンの幅方向両側縁部をガイドするガイドレールのシャッターカーテン案内面に、シャッターカーテンの開閉方向に長く形成され、先端が前記シャッターカーテン案内面より突出するモヘアと遮音ゴムとを、取付け具を介してシャッタカーテンの幅方向に並列して組込み配設するにあたり、前記ガイドレールは、屋内外方向を向く溝底片の両端部から左右方向開口部側に向けて延出される一対の溝側片部と、これら溝側片部の延出先端部からそれぞれ屋内外方向に向けて対向するように延出された一対の先端片部と、これら先端片部の先端部からそれぞれ左右方向に折り返し状に折曲されてシャッター案内面を構成する折り返し片部とを備えて構成され、取付け具は、溝側片部と先端片部と折り返し片部とに囲まれたガイドレールの溝開口側スペースに収容されていることを特徴とする建築用の防音機能付シャッター装置。
- 請求項1において、取付け具の折返し片部に続くガイドレールの溝奥側には、シャッターカーテンを移動案内すべく形成された案内面の折返し片部に隣接する部位に、モヘアを構成する樹脂製の基端部を抜止め状に嵌合する蟻溝状の凹溝部が形成されていて、変形自在なモヘア部の先端部がガイドレール折返し片部よりもカーテン面側に突出するように配され、取付け具のガイドレール溝奥側に位置する部位には、溝奥側が開口するように取付け凹部が形成され、該取付け凹部に、断面矩形状に形成された遮音ゴムの基端部が嵌合し、該基端部から外方に突出する突片の先端部がガイドレールの案内面となる折返し片部よりもカーテン面側に突出するように設定されていることを特徴とする建築用の防音機能付シャッター装置。
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