JP2007222293A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007222293A
JP2007222293A JP2006045308A JP2006045308A JP2007222293A JP 2007222293 A JP2007222293 A JP 2007222293A JP 2006045308 A JP2006045308 A JP 2006045308A JP 2006045308 A JP2006045308 A JP 2006045308A JP 2007222293 A JP2007222293 A JP 2007222293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
slip ring
unit
brush
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006045308A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Sadotomo
哲也 佐渡友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006045308A priority Critical patent/JP2007222293A/ja
Publication of JP2007222293A publication Critical patent/JP2007222293A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 スリップリングとブラシとの摩擦によって生じる磨耗粉の影響を低減することができるX線CT装置を提供する。
【解決手段】 X線を照射するX線発生部11と、X線を検出するX線検出部12と、X線検出部12からのX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成部3と、X線発生部11に給電する環状のスリップリング部15と、スリップリング部15、X線発生部11、及びX線検出部12を回転可能に保持する回転部フレーム16と、スリップリング部15と接触するブラシ部21a,21bを保持するブラシホルダ22a,22bとを備え、ブラシホルダ22a,22bをスリップリング部15の下端部から回転部フレーム16の回転方向とは反対方向へ90°の回転角の第1の範囲及び前記下端部から前記回転方向へ135°未満の回転角の第2の範囲以外の位置に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転部と固定部との間で給電及び/又はデータの伝送を行うために用いるスリップリングを備えたX線CT装置に関する。
X線CT装置は、被検体の体軸を中心として回転してX線撮影を行う回転部及びこの回転部を保持する固定部とを有する架台部と、架台部から出力されたX線投影データを再構成して画像データを生成する画像データ生成部とを備えている。
架台部の回転部は、被検体にX線を照射するX線発生部と、被検体を透過したX線を検出するX線検出部と、X線検出部から出力されるX線投影データを収集するデータ収集部と、X線発生部への給電を行うスリップリング部とを備えている。
スリップリング部には、例えば3相交流電源からの給電を受ける場合、3相交流電源の各相及び電源グランドの4チャンネルに対応したスリップリングが夫々離間して平行に配置される。
架台部の固定部は、スリップリングを介してX線発生部に給電するための4チャンネルのスリップリングに対応した各ブラシと、各ブラシを保持するブラシホルダとを備えている。
このスリップリングとブラシとの摩擦により磨耗粉が生じる。そして、その磨耗粉が各チャンネル間の絶縁抵抗を低下させて、各スリップリングや各ブラシ間に大電流が流れてX線CT装置を破損させる恐れがある。このため、各スリップリング間にこのスリップリングの周方向に沿面距離を十分に確保するための突起を設けたX線CT装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、最近のヘリカルスキャン方式のX線CT装置では、回転部を高速で連続回転させて撮影が行われるので、スリップリングとブラシとの摩擦により多くの磨耗粉が生じてスリップリング部のカバー底部の内側に堆積し、その堆積した磨耗粉に接触することにより各スリップリング間の絶縁抵抗が低下する恐れがある。このため、スリップリング部、ブラシ、及びブラシホルダや、カバーなどの清掃が定期的に行われている。
特開平6−233758号公報
しかしながら、従来のX線CT装置では、定期的に行われる清掃作業に多大なる時間と手間がかかる問題がある。
また、定期的に清掃を行った場合でも、各チャンネル間のスリップリング及びブラシの絶縁抵抗が低下し、撮影中にスリップリング、ブラシ、ブラシホルダなどの各チャンネル間に大電流が流れて装置を破損させる問題が残る。この場合には、新たに撮影が行われることになり被検体の被爆量が増えることになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、スリップリングとブラシとの摩擦により生じる磨耗粉の影響を低減することができるX線CT装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に係る本発明のX線CT装置は、被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段からのX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、前記X線発生部への電力の伝送及び/又は前記X線検出手段から前記画像データ生成手段への前記X線投影データの伝送を行うための環状のスリップリングと、前記X線発生手段、及び前記X線検出手段を回転可能に保持する回転部フレームと、前記回転フレームに保持された前記スリップリングの下端部から前記回転部フレームの回転方向とは反対方向へ90°の回転角の第1の範囲及び前記下端部から前記回転方向へ135°未満の回転角の第2の範囲以外の2つ以上の位置に配置した前記スリップリングと接触するブラシと、前記回転部フレームを保持する固定部とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る本発明のX線CT装置は、被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段からのX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、前記X線発生手段への電力の伝送及び/又は前記X検出手段から前記画像データ生成手段への前記X線投影データの伝送を行うための環状のスリップリングと、前記X線発生手段、及び前記X線検出手段を回転可能に保持する回転部フレームと、前記回転部フレームに保持された前記スリップリングの下端部から前記回転部フレームの回転方向へ135°未満の回転角の範囲以外の2つ以上の位置に配置した前記スリップリングと接触するブラシと、前記回転部フレームを保持する固定部とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項3に係る本発明のX線CT装置は、被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段からのX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、前記X線発生部への電力の伝送及び/又は前記X線検出手段から前記画像データ生成手段への前記X線投影データの伝送を行うための環状のスリップリングと、前記X線発生手段、及び前記X線検出手段を回転可能に保持する回転部フレームと、前記回転フレームに保持された前記スリップリングの下半分の範囲以外の2つ以上の位置に配置した前記スリップリングと接触するブラシと、前記回転部フレームを保持する固定部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ブラシ及びブラシホルダを磨耗粉の影響が少ない位置に配置することにより、定期点検の間隔を広げて清掃作業の時間を低減することができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
本発明によるX線CT装置の実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係るX線CT装置の構成を示したブロック図である。このX線CT装置100は、被検体Pを載置する寝台7と、被検体PのX線撮影によりX線投影データを生成する架台部1と、この架台部1におけるX線照射に必要な電力を供給する電源部2と、架台部1から出力されたX線投影データから2次元や3次元の画像データを生成する画像データ生成部3と、画像データ生成部3から出力された画像データを表示する表示部4と、被検体Pの被検体情報、撮影条件などの設定や入力、種々のコマンドの入力を行なう操作部5と、架台部1、電源部2、画像データ生成部3、及び表示部4を統括して制御するシステム制御部6とを備えている。
架台部1は、寝台7上の被検体Pが挿入されるほぼ円筒状の開口部30と、開口部30の外周に配置され、被検体Pの体軸をほぼ回転軸として矢印R1方向に回転する回転部10と、この回転部10を支持する固定部20とを備えている。
回転部10は、開口部30に配置された被検体PにX線を照射するX線発生部11と、被検体Pを介してX線発生部11に対向して配置され、被検体Pを透過したX線を検出してX線投影データを生成するX線検出部12と、X線検出部12から出力されたX線投影データを収集するデータ収集部13と、データ収集部13で収集されたX線投影データを画像データ生成部3に伝送するデータ伝送部14の送信部と、X線発生部11と電気的に接続されたスリップリング部15と、X線発生部11、X線検出部12、データ収集部13、データ伝送部14の送信部、及びスリップリング部15が取り付けられた回転部フレーム16とを備えている。
X線発生部11は、X線を発生するX線管11aと、X線管11aに高電圧を供給する高電圧発生器11bとを備えている。X線管11aは、回転部10の回転中心軸に平行なスライス(列)方向及びこのスライス方向に直交するチャンネル(行)方向に広がるX線ビームを形成して、体軸が回転部10の回転中心軸にほぼ一致するように配置された被検体PにX線を照射する。
高電圧発生器11bは、電源部2から電力を受給してスリップリング部15を介してX線管11aに供給するための高電圧を発生する。なお、高電圧発生器11bを架台部1の外部に配置してもよい。
X線検出部12は、スライス方向及びチャンネル方向にマトリックス状に配列された図示しないX線検出素子を有する。X線発生部11からのX線照射により、被検体Pを透過したX線を検出した後、スライス方向の列毎に加算して2次元のX線投影データを生成する。X線検出部12におけるX線の検出は、回転部10の所定角度回転毎に行われ、例えば1回転/秒の間に1000回繰り返された場合、X線投影データが1000回/秒発生してデータ収集部13に出力されることになる。
データ収集部13は、X線検出部12のX線検出素子におけるスライス方向及びチャンネル方向の各X線検出素子に対応したデータ収集素子を有し、X線検出部12から出力されたX線投影データをX線検出素子毎に増幅、A/D変換などの処理をして被検体PのX線投影データを収集する。
データ伝送部14は、例えば光通信手段により送受信するための送信部及び受信部を有し、送信部が回転部10に設けられており、データ収集部13からのX線投影データを送信部から固定部20に設けられた受信部に伝送する。なお、回転部10と固定部20の間のデータ伝送をスリップリング部15を介して行うようにしてもよい。
回転部フレーム16には、X線発生部11、X線検出部12、データ収集部13、データ伝送部14の送信部、及びスリップリング部15が取り付けられ、回転可能に固定部20に保持されている。
固定部20は、電源部2からの電力をスリップリング15部を介してX線発生部11に供給するための2つのブラシ部21a,21bと、各ブラシ部21a,21bを保持する2つのブラシホルダ22a,22bと、データ伝送部14の受信部と、回転部10を回転させる回転機構制御部23とを備えている。なお、3つ以上のブラシ部及び各ブラシ部を保持するブラシホルダを設けるようにしてもよい。
ブラシ部21a,21bは、電源部2に接続されており、スリップリング部15と接触して、電源部2からの電力をスリップリング部15に伝送する。ブラシホルダ22a,22bは、固定部20に固定され、ブラシ部21a,21bを保持すると共に、スリップリング部15にブラシ部21a,21bを押し付けて接触させる。なお、ブラシ部21a,21b及びブラシホルダ22a,22bは、X線発生部11の消費電力に応じて増減するようにしてもよい。
データ伝送部14の受信部は、送信部からのX線投影データを画像データ生成部3に出力する。回転機構制御部23は、回転部10を回転させる機構と、この機構を制御する制御回路とを備えている。
電源部2は、架台部1のX線発生部11に電力を供給するために設けられている。
画像データ生成部3は、架台部1のデータ収集部13からデータ伝送部14を介して出力されるX線投影データを保存する記憶部31と、記憶部31に保存されたX線投影データを再構して2次元や3次元の画像データを生成する再構成部32とを備えている。
記憶部31は、架台部1のデータ収集部13からデータ伝送部14を介して出力されたX線投影データを一旦保存した後、再構成部32に出力する。また、再構成部32から出力された2次元や3次元データを保存する。
再構成部32は、被検体Pの所望の位置における回転部10の回転により生成された架台部1からのX線投影データを再構成して2次元や3次元の画像を生成して表示部4に出力する。
表示部4は、液晶パネルやCRTなどのモニタを備え、画像データ生成部3から出力された2次元や3次元画像データを表示する。
操作部5は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、更には各種スイッチなどを備えたインターラクティブなインターフェースであり、被検体PのID、氏名などの被検体情報や、撮影体位、撮影対象部位(対象臓器)などの各種撮影条件の設定や各種コマンドの入力を行なう。
システム制御部6は、図示しないCPUと記憶回路を備え、操作部5から供給される操作者のコマンド信号、撮影条件などの情報を一旦記憶した後、これらの情報に基づいたX線投影データの生成、2次元や3次元画像データの生成と表示、各機構に関する制御などシステム全体の制御を行う。
次に、図2乃至図4を参照して、架台部1の回転部10のスリップリング部15と、固定部20のブラシ部21a,21b及びブラシホルダ22a,22bの構成の詳細を説明する。
図2は、スリップリング部15、ブラシ部21a,21b、及びブラシホルダ22a,22bのX−X断面を示した図である。
スリップリング部15は、電源部2の例えば3相交流電源からの給電を受ける場合、3相及び電源グランドの4つのチャンネル1〜4chに対応した4つの高導電性のスリップリング15a,15b,15c,15dと、各スリップリング15a,15b,15c,15dを支持している高絶縁性の支持体15eと、各スリップリング15a,15b,15c,15dとX線発生部11の高電圧発生器11bとを電気的に接続する4つのケーブルの端子15f,15g,15h,15iとにより構成される。
各スリップリング15a,15b,15c,15dは、図3に示すように同径の環状形をなしており、夫々並列に離間して配置されている。そして、支持体15eにより各スリップリング15a,15b,15c,15dの内周部が支持体15eにより支持されている。
ブラシ部21aは、スリップリング部15の外側に配置され、スリップリング部15の各スリップリング15a,15b,15c,15dの外周面と接触する高導電性の各ブラシ21aa,21ab,21ac,21adと、各ブラシ21aa,21ab,21ac,21adと電源部2とを電気的に接続する4つのケーブルの端子21af,21ag,21ah,21aiとにより構成される。
ブラシ部21bは、ブラシ部21aと同様に、4つの各ブラシ21ba,21bb,21bc,21bdと、4つのケーブルの端子21bf,21bg,21bh,21biとにより構成される。
ブラシホルダ22aは、スリップリング部15の外側に配置され、各スリップリング15a,15b,15c,15dに対して前後方向に移動可能なように各ブラシ21aa,21ab,21ac,21adを保持する高絶縁性の本体22aeと、各ブラシ21aa,21ab,21ac,21adを各スリップリング15a,15b,15c,15dの方向へ押し付けて各スリップリング15a,15b,15c,15dに当接させるための4つのばね22aa,22ab,22ac,22adとにより構成される。
ブラシホルダ22bは、ブラシホルダ22aと同様に、本体22beと、4つのばね22ba,22bb,22bc,22bdとにより構成される。
なお、ブラシ部21a、21bをスリップリング15の外側に配置したが両者の相対位置を逆にしてもよい。また、図4に示すように各スリップリング15a,15b,15c,15dの直径を変更して同心円状に配置し、同心円状に配置した各スリップリング15a,15b,15c,15dの一側部を支持体15eで支持し、各ブラシ部21a,21b及びブラシホルダ22a,22bを他側に配置し、各ブラシ21aa,21ab,21ac,21ad及び各ブラシ21ba,21bb,21bc,21bdを各スリップリング15a,15b,15c,15dの他側部と接触させるようにしてもよい。
スリップリング部15、ブラシ部21a,21b、及びブラシホルダ22a,22bでは、各スリップリング15a,15b,15c,15dと各ブラシ21aa,21ab,21ac,21ad及び各ブラシ21ba,21bb,21bc,21bdとの接触面の摩擦により磨耗粉が生じる。
この磨耗粉がスリップリング部15、ブラシ部21a,21b、及びブラシホルダ22a,22bから飛散しないように、スリップリング部15、ブラシ部21a,21b、及びブラシホルダ22a,22bの両側面及びスリップリング部15の外周部全体を覆うカバー24が設けられている。
図5は、ブラシ部21a,21b及びブラシホルダ22a,22bの取り付け位置を説明するための図である。
架台部1の回転部10の回転によるスリップリング部15の各スリップリング15a,15b,15c,15dと、ブラシ部21a,21bの各ブラシ21aa,21ab,21ac,21ad及び各ブラシ21ba,21bb,21bc,21bdとの摩擦により微小の磨耗粉が生じる。
この磨耗粉は、回転部10の停止中にはスリップリング部15の下半分、即ちスリップリング部15の下端部から回転部10の回転方向である矢印R1方向とは反対方向へ90°の回転角の範囲A、及びスリップリング部15の下端部から回転部10のR1方向へ90°の回転角の範囲Bのカバー24内側に沈着する。また、撮影中には回転部10のR1方向への回転で生じる空気流によりスリップリング部15とカバー24との空隙を飛散する。
そして、X線CT装置100による撮影で生じた多くの磨耗粉の内のカバー24の内側の範囲Aに沈着し堆積した磨耗粉は、回転部10のR1方向への回転による空気流で範囲Bの方向に空隙を飛散し、範囲Bの磨耗粉は上方の磨耗粉の重力と釣り合う位置、即ち範囲Bの上端部からR1方向へ90°未満の回転角の範囲C(0°<C<90°)の空隙を飛散するようになる。
この磨耗粉がスリップリング部15と各ブラシ部21a,21b及び各ブラシホルダ22a,22bの図2に示した間隙に入って各チャンネル1〜4ch間の絶縁抵抗が低下するのを防ぐために、ブラシ部21a,21b及びブラシホルダ22a,22bを、範囲B,C以外の位置に配置する。なお、この範囲Cは、空気流を生じさせる回転部10の回転半径、回転速度、スリップリング部15及びカバー24の内側の形状などによって定まる。X線CT装置100による実験では、範囲Cの回転角は45°であった。
また、X線CT装置100による度重なる撮影で生じた更に多くの磨耗粉は、回転部10の停止中にカバー24の内側の範囲A,Bの空隙に堆積し、その堆積した磨耗粉に触れてスリップリング部15の各チャンネル1〜4ch間の絶縁抵抗が低下するのを防ぐために、ブラシ部21a,21b及びブラシホルダ22a,22bを範囲A,B以外の位置に配置する。
このように、回転部10の回転及び停止による磨耗粉の影響を低減するために、ブラシ部21a,21b及びブラスホルダ22a,22bは、範囲A,B,C以外の位置に配置される。
以上述べた本発明の実施例によれば、範囲B,C以外のスリップリング部の位置にブラシ部及びブラシホルダを配置することにより、度重なる撮影で生じた多くの磨耗粉の回転部の回転による飛散で、スリップリング部又はブラシ部の各チャンネル間の絶縁抵抗が低下するのを防ぐことができる。
また、範囲A,B以外のスリップリング部の位置にブラシ部及びブラシホルダを配置することにより、度重なる撮影で生じた更に多くの磨耗粉が回転部の停止中にカバー内側に堆積し、その堆積した磨耗粉に触れてスリップリング部の各チャンネル間の絶縁抵抗が低下するのを防ぐことができる。
更に、範囲A,B,C以外のスリップリング部の位置にブラシ部及びブラシホルダを配置することにより、回転部の回転及び停止による磨耗粉の影響を低減することができる。
これにより、定期的に行われる清掃作業の間隔を広げることができるので、作業時間と手間を低減することができる。また、装置の信頼性を向上させることができるので、被験者への被爆量を低減することができる。
本発明の実施例に係るX線CT装置の実施例の構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係るスリップリング部、ブラシ部、ブラシホルダの構成の詳細を示す図。 本発明の実施例に係るスリップリングの配置を示す図。 本発明の実施例に係るスリップリングの配置の変形例を示す図。 本発明の実施例に係るブラシ部及びブラシホルダの配置を示す図。
符号の説明
P 被検体
1 架台部
2 電源部
3 画像データ生成部
4 表示部
5 操作部
6 システム制御部
7 寝台部
10 回転部
11 X線発生部
11a X線管
11b 高電圧発生部
12 X線検出部
13 データ収集部
14 データ伝送部
15 スリップリング部
16 回転部フレーム
20 固定部
21a,21b ブラシ部
22a,22b ブラシホルダ
23 回転機構制御部
100 X線CT装置

Claims (3)

  1. 被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、
    前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段からのX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記X線発生部への電力の伝送及び/又は前記X線検出手段から前記画像データ生成手段への前記X線投影データの伝送を行うための環状のスリップリングと、
    前記X線発生手段、及び前記X線検出手段を回転可能に保持する回転部フレームと、
    前記回転フレームに保持された前記スリップリングの下端部から前記回転部フレームの回転方向とは反対方向へ90°の回転角の第1の範囲及び前記下端部から前記回転方向へ135°未満の回転角の第2の範囲以外の2つ以上の位置に配置した前記スリップリングと接触するブラシと、
    前記回転部フレームを保持する固定部とを
    備えたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、
    前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段からのX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記X線発生手段への電力の伝送及び/又は前記X検出手段から前記画像データ生成手段への前記X線投影データの伝送を行うための環状のスリップリングと、
    前記X線発生手段、及び前記X線検出手段を回転可能に保持する回転部フレームと、
    前記回転部フレームに保持された前記スリップリングの下端部から前記回転部フレームの回転方向へ135°未満の回転角の範囲以外の2つ以上の位置に配置した前記スリップリングと接触するブラシと、
    前記回転部フレームを保持する固定部とを
    備えたことを特徴とするX線CT装置。
  3. 被検体に対してX線を照射するX線発生手段と、
    前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段からのX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記X線発生部への電力の伝送及び/又は前記X線検出手段から前記画像データ生成手段への前記X線投影データの伝送を行うための環状のスリップリングと、
    前記X線発生手段、及び前記X線検出手段を回転可能に保持する回転部フレームと、
    前記回転フレームに保持された前記スリップリングの下半分の範囲以外の2つ以上の位置に配置した前記スリップリングと接触するブラシと、
    前記回転部フレームを保持する固定部とを
    備えたことを特徴とするX線CT装置。
JP2006045308A 2006-02-22 2006-02-22 X線ct装置 Pending JP2007222293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006045308A JP2007222293A (ja) 2006-02-22 2006-02-22 X線ct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006045308A JP2007222293A (ja) 2006-02-22 2006-02-22 X線ct装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007222293A true JP2007222293A (ja) 2007-09-06

Family

ID=38544656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006045308A Pending JP2007222293A (ja) 2006-02-22 2006-02-22 X線ct装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007222293A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005319A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Toshiba Corp X線断層像撮影装置
JP2010252913A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Toshiba Corp X線ct装置
JP2016049150A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 京楽産業.株式会社 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08191830A (ja) * 1995-01-19 1996-07-30 Hitachi Medical Corp Ct用スリップリング装置
JPH08257022A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd ガントリ
JPH08280661A (ja) * 1995-04-20 1996-10-29 Hitachi Medical Corp スリップリング式x線ct装置
JPH09515A (ja) * 1995-06-20 1997-01-07 Toshiba Corp スリップリング装置
JP2004105365A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Ct装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08191830A (ja) * 1995-01-19 1996-07-30 Hitachi Medical Corp Ct用スリップリング装置
JPH08257022A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd ガントリ
JPH08280661A (ja) * 1995-04-20 1996-10-29 Hitachi Medical Corp スリップリング式x線ct装置
JPH09515A (ja) * 1995-06-20 1997-01-07 Toshiba Corp スリップリング装置
JP2004105365A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Ct装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005319A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Toshiba Corp X線断層像撮影装置
JP2010252913A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Toshiba Corp X線ct装置
JP2016049150A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 京楽産業.株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10729392B2 (en) X-ray detector, X-ray detector module, and X-ray CT apparatus
US9105441B2 (en) Mobile X-ray image capturing apparatus
JP2011229906A (ja) X線ct装置
JP2007222293A (ja) X線ct装置
JP7086756B2 (ja) 医用画像診断装置
JP2021142145A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP7309513B2 (ja) X線ct装置
JP2006255241A (ja) 放射線撮影方法および放射線撮影装置
WO2016203954A1 (ja) 放射線検出器とそれを備えたx線ct装置
JP7094688B2 (ja) X線ct装置、スリップリング、ブラシ、及び、x線ct装置と遠隔保守装置とから成るシステム
JP5676883B2 (ja) X線ct装置
JP2016035449A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置及びx線検出器
JP2011030587A (ja) X線ct装置および非接触電力伝送手段
JP4720300B2 (ja) 断層撮影装置
JP4643180B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP2022114286A (ja) X線ct装置及び電極モジュール
JP6495043B2 (ja) X線検出器およびx線コンピュータ断層撮影装置
JP2013106901A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置およびブラシ交換タイミング出力方法
JP6981836B2 (ja) 医用画像診断システム
JP5820162B2 (ja) X線ct装置
JP2006158582A (ja) スリップリング装置および放射線撮影装置
JP2011206250A (ja) 放射線画像取得方法および装置
JP2023096273A (ja) 直接変換型のx線検出器およびx線コンピュータ断層撮影装置
JP5183988B2 (ja) 放射線ct装置
JP2018027239A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120313