JP2022114286A - X線ct装置及び電極モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】スリップリングに接触して電気を供給する電極の摩耗粉の発生を抑制することである。【解決手段】実施形態のX線CT装置は、回転体と、スリップリングと、電極と、を持つ。回転体は、X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する。スリップリングは、前記回転体に設けられる。電極は、前記回転体の回転に伴って回転しながら前記スリップリングと通電して前記スリップリングに電気を供給する。前記電極は、前記スリップリングに接触する球体をなす。【選択図】図3

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、X線CT装置及び電極モジュールに関する。
X線CT装置は、X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する回転体を備える。回転体には、スリップリングが設けられ、回転体の外部には、スリップリングに接触する電極が設けられる。X線CT装置では、回転体が回転する際に、電極がスリップリングに対して常に押し付けられた状態で電極からスリップリングに対して電気が供給される。このため、回転体が連続回転中であっても安定した電源供給を実現している。
しかし、従来のX線CT装置では、回転体が回転する際に、棒状の電極が常にスリップリングの上をこする形となる。このため、スリップリングと電極の間が摩耗し、摩耗によって発生する摩耗粉が、例えばX線CT装置内に拡散することがある。摩耗粉が拡散すると、周辺ユニットの電気系統への悪影響があったり、摩耗粉がX線CT装置の外部に漏れてX線CT装置の外装を汚染したりする問題がある。
特開昭59-207133号公報 特開平2-68875号公報 特開平5-168618号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題は、スリップリングに接触して電気を供給する電極の摩耗粉の発生を抑制することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態のX線CT装置は、回転体と、スリップリングと、電極と、を持つ。回転体は、X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する。スリップリングは、前記回転体に設けられる。電極は、前記回転体の回転に伴って回転しながら前記スリップリングと通電して前記スリップリングに電気を供給する。前記電極は、前記スリップリングに接触する球体をなす。
第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成図。 電極モジュール70の斜視図。 球体電極71とスリップリング60との位置関係を示す斜視図。 球体電極71を保持するホルダ72を拡大した図。 箱体73の上板底面を下側から見た図。 変形例1の第1導電体74及び第2導電体75が立体的に積み重ねられた球体電極71を備える電極モジュール70の斜視図。 変形例2の回転フレーム17及びスリップリング60の一部拡大断面図。 変形例2の回転フレーム17及びスリップリング60の正面図。 第2の実施形態のX線CT装置2の一部を拡大した斜視図。 第1電極モジュールの斜視図。 変形例3のX線CT装置における電極モジュール85を示す図。 変形例4のX線CT装置における電極モジュール87を示す図。 第3の実施形態のX線CT装置3の一部を拡大した斜視図。 第4の実施形態のX線CT装置4の一部を拡大した斜視図。
以下、図面を参照しながら、実施形態のX線CT装置及び電極モジュールについて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成図である。図1に示すように、X線CT装置1は、例えば、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40と、を有する。図1では、説明の都合上、架台装置10をZ軸方向から見た図とX軸方向から見た図の双方を掲載しているが、実際には、架台装置10は一つである。実施形態では、寝台装置30の天板33の長手方向をZ軸方向(前後方向)、Z軸方向に直交し、床面に対して水平である軸をX軸方向(左右方向)、Z軸方向に直交し、床面に対して垂直である方向をY軸方向(上下方向)とそれぞれ定義する。
架台装置10は、例えば、X線管11と、ウェッジ12と、コリメータ13と、X線高電圧装置14と、X線検出器15と、データ収集システム(以下、DAS:Data Acquisition System)16と、回転フレーム17と、制御装置18と、架台19と、スリップリング60と、電極モジュール70と、を備える。X線管11、ウェッジ12、コリメータ13、X線高電圧装置14、X線検出器15、DAS16、回転フレーム17、スリップリング60、及び電極モジュール70は、架台19に収容される。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生させる。X線管11は、真空管を含む。例えば、X線管11は、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管である。X線管11は、発生させたX線を例えば被検体Pに照射する。X線管11は、照射部の一例である。
ウェッジ12は、X線管11から被検体Pに照射されるX線量を調節するためのフィルタである。ウェッジ12は、X線管11から被検体Pに照射されるX線量の分布が予め定められた分布になるように、自身を透過するX線を減衰させる。ウェッジ12は、ウェッジフィルタ(wedge filter)、ボウタイフィルタ(bow-tie filter)とも呼ばれる。ウェッジ12は、例えば、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したものである。
コリメータ13は、ウェッジ12を透過したX線の照射範囲を絞り込むための機構である。コリメータ13は、例えば、複数の鉛板の組み合わせによってスリットを形成することで、X線の照射範囲を絞り込む。コリメータ13は、X線絞りと呼ばれる場合もある。コリメータ13の絞り込み範囲は、機械的に駆動可能であってよい。
X線高電圧装置14は、例えば、高電圧発生装置と、X線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器(トランス)および整流器などを含む電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧を発生させる。X線制御装置は、X線管11に発生させるべきX線量に応じて高電圧発生装置の出力電圧を制御する。高電圧発生装置は、上述した変圧器によって昇圧を行うものであってもよいし、インバータによって昇圧を行うものであってもよい。X線高電圧装置14は、回転フレーム17に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム(不図示)の側に設けられてもよい。
X線検出器15は、X線管11が発生させ、被検体Pを通過して入射したX線の強度を検出する。X線検出器15は、検出したX線の強度に応じた電気信号(光信号などでもよい)をDAS18に出力する。X線検出器15は、例えば、複数のX線検出素子列を有する。複数のX線検出素子列のそれぞれは、X線管11の焦点を中心とした円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたものである。複数のX線検出素子列は、スライス方向(列方向、row方向)に配列される。X線検出器15は、検出部の一例である。
X線検出器15は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有する。それぞれのシンチレータは、シンチレータ結晶を有する。シンチレータ結晶は、入射するX線の強度に応じた光量の光を発する。グリッドは、シンチレータアレイのX線が入射する面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドは、コリメータ(一次元コリメータまたは二次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。光センサアレイは、シンチレータにより発せられる光の光量に応じた電気信号を出力する。X線検出器15は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であってもよい。
DAS16は、例えば、増幅器と、積分器と、A/D変換器とを有する。増幅器は、X線検出器15の各X線検出素子により出力される電気信号に対して増幅処理を行う。積分器は、増幅処理が行われた電気信号をビュー期間に亘って積分する。A/D変換器は、積分結果を示す電気信号をデジタル信号に変換する。DAS16は、デジタル信号に基づく検出データをコンソール装置40に出力する。
回転フレーム17は、X線管11、ウェッジ12、およびコリメータ13と、X線検出器15とを対向支持する。回転フレーム17は、中央に円形の開口が形成された円形の両側面と、両側面の内側円同士を繋ぐ内側面と、両側面の外側円同士を繋ぐ外側面と、を備える円環状の部材である。回転フレーム17の両側面は平面であり、内側面及び外側面は曲面である。
回転フレーム17は、不図示の固定フレームによって回転自在に支持される。回転フレーム17は、更にDAS16を支持する。DAS16が出力する検出データは、回転フレーム17に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から、光通信によって、架台装置10の非回転部分(例えば固定フレーム)に設けられたフォトダイオードを有する受信機に送信され、受信機によってコンソール装置40に転送される。なお、回転フレーム17から非回転部分への検出データの送信方法として、前述の光通信を用いた方法に限らず、非接触型の任意の送信方法を採用してよい。回転フレーム17は、X線管11などを支持して回転させることができるものであれば、円環状の部材に限らず、アームのような部材であってもよい。回転フレーム17は、回転体の一例である。
X線CT装置1は、例えば、X線管11とX線検出器15の双方が回転フレーム17によって支持されて被検体Pの周囲を回転するRotate/Rotate-TypeのX線CT装置(第3世代CT)であるが、これに限らず、円環状に配列された複数のX線検出素子が固定フレームに固定され、X線管11が被検体Pの周囲を回転するStationary/Rotate-TypeのX線CT装置(第4世代CT)であってもよい。
制御装置18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを有する処理回路と、モータやアクチュエータなどを含む駆動機構とを有する。処理回路は、例えば、ハードウェアプロセッサが記憶装置(記憶回路)に記憶されたプログラムを実行することにより、これらの機能を実現するものである。
ハードウェアプロセッサとは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit; ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device; SPLD)または複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device; CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array; FPGA)などの回路(circuitry)を意味する。記憶装置にプログラムを記憶させる代わりに、ハードウェアプロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、ハードウェアプロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。ハードウェアプロセッサは、単一の回路として構成されるものに限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのハードウェアプロセッサとして構成され、各機能を実現するようにしてもよい。記憶装置は、非一時的(ハードウェアの)記憶媒体でもよい。また、複数の構成要素を1つのハードウェアプロセッサに統合して各機能を実現するようにしてもよい。
制御装置18は、例えば、回転フレーム17を回転させたり、架台装置10の架台19をチルトさせたり、寝台装置30の天板33を上下動動作などで移動させたり、X線管11からX線を放射(曝射)させたりする。制御装置18は、架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられてもよい。
架台19は、寝台装置30の近傍に配置される。架台19には、被検体Pを挿入可能であり、略円筒形状を有する開口19Aが設けられている。開口19Aには、例えば、被検体Pが載置された状態の寝台装置30の天板33が挿入される。架台19の開口19Aに挿入された被検体Pがスキャン対象となる。
スリップリング60は、回転フレーム17の一側面の表面において、回転フレーム17に形成された開口の周りを囲んで、その開口と同心状に設けられている。スリップリング60は、円形の導電線61を回転フレーム17の側面の内側から外側に向けて複数層並べて設けられている。各導電線61は、いずれも切れることなく繋げられており、各導電線61同士は絶縁されている。
電極モジュール70は、回転フレーム17の一側面におけるスリップリング60が設けられた位置に対向する位置に設けられている。図2は、電極モジュール70の斜視図、図3は、球体電極71とスリップリング60との位置関係を示す斜視図である。電極モジュール70は、複数、実施形態では9個の球体電極71と、球体電極71を保持するホルダ72と、ホルダ72との間に球体電極71を収容する箱体73と、を備える。
複数の球体電極71は、互いに同一径の球体をなす。球体電極71は、いわゆる「ブラシ」に相当する。球体電極71は、回転フレーム17の回転方向及び回転方向に交差、例えば方向に沿って複数配列されている。球体電極71は、回転フレーム17の回転方向または回転方向に交差する方向のいずれかに沿って複数配列されていてもよい。
球体電極71は、回転フレーム17の回転に伴って回転しながらスリップリング60と通電してスリップリング60に電気を供給する。ホルダ72は、9個の球体電極71を回転自在に保持している。ホルダ72は、絶縁物質で形成されている。ホルダ72は、導電性物質で形成されていてもよい。ホルダ72と球体電極71の間には、あそび(隙間)が設けられている。このため、球体電極71は、ホルダ72によって回転自在に保持される。
9個の球体電極71は、回転フレーム17の回転方向及び回転方向に交差、ここでは直交する方向に沿ってそれぞれ配列されている。複数の球体電極71は、回転フレーム17の回転方向及または回転方向に交差する方向のいずれかに沿って配列されていてもよい。球体電極71は、電極の一例である。
図4は、球体電極71を保持するホルダ72を拡大した図である。球体電極71は、ホルダ72の保持部72Aに嵌め込まれることで、ホルダ72に保持される。ホルダ72における保持部72Aは、球体電極71の曲率と同一またはそれに近い曲率を有している。このため、ホルダ72の保持部72Aに嵌め込まれて保持部72Aに保持される球体電極71は、ホルダ72に回転自在に保持される。保持部72Aに保持される9個の球体電極71は、スリップリング60の面に敷き詰められた形で配置されており、これらの球体電極71は、スリップリング60と接触する。回転フレーム17の回転に伴ってスリップリング60が回転すると、球体電極71は、スリップリング60との間の摩擦力によって回転する。
球体電極71におけるホルダ72を介したスリップリング60の反対の部分は、ホルダ72と箱体73に収容されている。球体電極71は、箱体73の上板底面に接触している。このため、球体電極71は、箱体73の上板によってスリップリング60に対して押し付けられる形となる。箱体73は、導電性を備える。このため、球体電極71に対して、箱体73を通じて電気が供給される。
図5は、箱体73の上板底面を下側から見た図である。箱体73の上板底面における球体電極71との接触部分には、複数、例えば9個のくぼみ73Aが設けられている。これらのくぼみ73Aは、球体電極71の曲面に対応する曲面を有し、例えば、球体電極71と同一または同一に近い球体の一部と同一の形状をなしている。箱体73に収容される9個の球体電極71は、それぞれくぼみ73Aに嵌め込まれる形で配置される。箱体73の上板底面のくぼみ73Aは、設けられていなくてもよい。箱体73の側板内面の上方に、くぼみ73Aと同様のくぼみを設け、球体電極71がこのくぼみに嵌め込まれるようにしてもよい。
寝台装置30は、スキャン対象となる被検体Pを載置して移動させ、架台装置10の回転フレーム17の内部に導入する装置である。寝台装置30は、例えば、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、支持フレーム34と、を備える。
寝台装置30における基台31は、支持フレーム34を鉛直方向(Y軸方向)に移動可能に支持する筐体を含む。寝台駆動装置32は、モータやアクチュエータを含む。寝台駆動装置32は、被検体Pが載置された天板33を、支持フレーム34に沿って、天板33の長手方向(Z軸方向)に移動させる。天板33は、被検体Pが載置される板状の部材である。寝台駆動装置32は、天板33を後退させて架台19の開口19Aに挿入させる。寝台駆動装置32は、天板33を前進させて架台19から引き抜く。
寝台駆動装置32は、天板33だけでなく、支持フレーム34を天板33の長手方向に移動させてもよい。また、上記とは逆に、架台装置10がZ軸方向に移動可能であり、架台装置10の移動によって回転フレーム17が被検体Pの周囲に来るように制御されてもよい。また、架台装置10と天板33の双方が移動可能な構成でもよい。
コンソール装置40は、例えば、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路50とを有する。実施形態では、コンソール装置40は架台装置10とは別体として説明するが、架台装置10にコンソール装置40の各構成要素の一部または全部が含まれてもよい。
メモリ41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。メモリ41は、例えば、検出データや投影データ、再構成画像データ、CT画像データ等を記憶する。これらのデータは、メモリ41ではなく(或いはメモリ41に加えて)、X線CT装置1が通信可能な外部メモリに記憶されてもよい。外部メモリは、例えば、外部メモリを管理するクラウドサーバが読み書きの要求を受け付けることで、クラウドサーバによって制御されるものである。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路によって生成された医用画像(CT画像)や、医師や技師などの操作者による各種操作を受け付けるGUI(Graphical User Interface)画像等を表示する。ディスプレイ42は、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40の本体部と無線通信可能な表示装置(例えばタブレット端末)でもよい。
入力インターフェース43は、操作者による各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作の内容を示す電気信号を処理回路50に出力する。例えば、入力インターフェース43は、検出データまたは投影データを収集する際の収集条件、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件などの入力操作を受け付ける。入力インターフェース43は、例えば、マウスやキーボード、タッチパネル、ドラッグボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、カメラ、赤外線センサ、マイク等により実現される。入力インターフェース43は、コンソール装置40の本体部と無線通信可能な表示装置(例えばタブレット端末)により実現されてもよい。
なお、本明細書において入力インターフェースはマウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェースの例に含まれる。
処理回路50は、X線CT装置1の全体の動作を制御する。処理回路50は、例えば、制御機能51と、前処理機能52と、再構成処理機能53と、画像処理機能54とを備える。処理回路50は、例えば、ハードウェアプロセッサが記憶装置(記憶回路)に記憶されたプログラムを実行することにより、これらの機能を実現するものである。
ハードウェアプロセッサとは、例えば、CPU、GPU、特定用途向け集積回路、プログラマブル論理デバイスまたは複合プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイなどの回路を意味する。記憶装置にプログラムを記憶させる代わりに、ハードウェアプロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。ハードウェアプロセッサは、単一の回路として構成されるものに限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのハードウェアプロセッサとして構成され、各機能を実現するようにしてもよい。記憶装置は、非一時的(ハードウェアの)記憶媒体でもよい。また、複数の構成要素を1つのハードウェアプロセッサに統合して各機能を実現するようにしてもよい。
コンソール装置40または処理回路50が有する各構成要素は、分散化されて複数のハードウェアにより実現されてもよい。処理回路50は、コンソール装置40が有する構成ではなく、コンソール装置40と通信可能な処理装置によって実現されてもよい。処理装置は、例えば、一つのX線CT装置と接続されたワークステーション、或いは、複数のX線CT装置に接続され、以下に説明する処理回路50と同等の処理を一括して実行する装置(例えばクラウドサーバ)である。
制御機能51は、入力インターフェース43が受け付けた入力操作に基づいて、処理回路50の各種機能を制御する。例えば、制御機能51は、X線高電圧装置14、DAS16、制御装置18および寝台駆動装置32を制御することで、架台装置10における検出データの収集処理等を実行する。
前処理機能52は、DAS16により出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データを生成し、生成した投影データをメモリ41に記憶させる。
再構成処理機能53は、前処理機能52によって生成された投影データに対して、フィルタ補正逆投影法や逐次近似再構成法等による再構成処理を行って、CT画像データを生成し、生成したCT画像データをメモリ41に記憶させる。
画像処理機能54は、入力インターフェース43が受け付けた入力操作に基づいて、CT画像データを公知の方法により、三次元画像データや任意断面の断面像データに変換する。三次元画像データへの変換は、前処理機能52によって行われてもよい。
第1の実施形態のX線CT装置1では、X線管11が照射したX線をX線検出器15が検出する。このときなどに、電極モジュールにおける箱体73に給電された電気が、第2導電体75、第1導電体74、及び球体電極71を介してスリップリング60に通電されて回転フレーム17が回転する。
回転フレーム17及びスリップリング60が回転している間、スリップリング60と球体電極71は常に接触して球体電極71とスリップリング60が通電している。このとき、例えば、球体電極71が固定されるなどして停止したままだと、スリップリング60と球体電極71の間に生じる摩擦が大きくなる。その結果、球体電極71が摩耗することで発生する摩耗粉が多くなってしまう。
この点、第1の実施形態のX線CT装置1では、球体電極71を備え、回転フレーム17及びスリップリング60が回転すると、これらの回転に合わせて球体電極71もその場で回転(自転)する。このため、球体電極71が固定されている場合などと比較すると、球体電極71の作用が「擦る」から「転がる」という運動となり、回転フレーム17及びスリップリング60を回転させた際に球体電極71に生じる摩擦を小さくすることができる。したがって、スリップリング60に接触して電気を供給する球体電極71の摩耗粉の発生を抑制することができる。
また、電極モジュール70は、球体電極71を複数備えており、複数の球体電極71は、回転フレーム17の回転方向及びこの回転方向に直交するに沿って配列されている。このため、回転フレーム17及びスリップリング60が回転した場合でも、スリップリング60と球体電極71の接触面積を広く維持することができる。その結果、電気抵抗を小さくすることができるので、給電効率を向上させることができる。
また、球体電極71は、ホルダ72に保持されており、ホルダ72における保持部72Aは、球体電極71の曲率と同一またはそれに近い曲率を有している。さらに、ホルダ72と球体電極71の間には、あそびが設けられている。このため、ホルダ72は、回転自在となる状態の球体電極71を、外れにくい状態としながらも容易に保持することができる。
また、球体電極71の摩耗の減少が見込まれることから、第1の実施形態のX線CT装置1は、スリップリング60の回転中に電極が固定された従来のX線CT装置1と比較して球体電極71の摩耗が少なくなる想定される。この場合、球体電極71について両者に同程度の大きさのものを使用すると、第1の実施形態のX線CT装置における電極の方が、従来のX線CT装置1よりも電極の摩耗を少なくすることができる。さらには、X線CT装置1の外観を維持するための保守点検を行う際の清掃を簡素に済ませることができるので、作業員の負担を軽減することができる。
また、例えば、従来のX線CT装置1と第1の実施形態のX線CT装置1における耐用年数(電極が摩耗して利用不適切となる年数)を共通とした場合の両X線CT装置の電極の摩耗について考える。第1の実施形態のX線CT装置1の球体電極71は、上記従来のX線CT装置の電極よりも摩耗が少ないことから、第1の実施形態のX線CT装置1の球体電極71を、上記従来のX線CT装置の電極よりも小さくすることができる。したがって、X線CT装置1の小型化及び軽量化に寄与することができる。
さらに、従来のX線CT装置では、スリップリングとの間の摩擦力によって、停止した電極が摩耗するので、電極の摩耗分を考慮した場合、スリップリングから遠ざかる方向に電極を長くする必要がある。これに対して、第1の実施形態の球体電極71は、回転しながら摩耗する。このため、球体の全集にわたって摩耗が進むので、1方向への長さを長くすることなく全体的に球体電極71を大きくすることで、摩耗分を考慮したものすることができる。したがって、電極モジュール70の高さが高くなりすぎないようにすることができる。その結果、電極モジュール70を薄型化することができる。
上記の第1の実施形態において、箱体73には、くぼみ73Aが設けられているが、くぼみに代えて、回転フレーム17の回転方向に沿った溝が形成されていてもよい。また、上記の第1の実施形態において、複数の球体電極71は、ホルダ72によって保持されているが、ホルダ72以外のもので保持されていてもよい。例えば、直線上に配置された複数の球体電極71に直線状の串材が差し込まれて、串材によって球体電極71が保持されていてもよい。この場合、球体電極71が回転フレーム17の一側面に配置される場合には、串材は、回転フレーム17の半径方向に沿って配置されればよい。また、球体電極71が回転フレーム17の内側面または外側面に配置される場合には、串材は、回転フレーム17の回転軸に平行に配置されればよい。
(実施形態の変形例等)
以下に、第1の実施形態の変形例、第2から第4の実施形態、及びそれらの変形例について説明する。第1の実施形態の変形例、第2から第4の実施形態、及びそれらの変形例については、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、共通する部材等については、同一の符号を付すなどして、説明を省略することがある。
(変形例1(第1の実施形態の第1変形例))
上記の第1の実施形態のX線CT装置1では、箱体73には、球体電極71が同じ高さレベルで、いわば1層のみ収容されている。これに対して、箱体73には、複数の球体電極71に対して、導電体が立体的に積み重ねられて敷き詰められていてもよい。以下に、球体電極71に対して導電体が立体的に積み重ねられた例について、第1の実施形態との相違点を中心として、変形例1として説明する。
図6は、変形例1の第1導電体74及び第2導電体75が立体的に積み重ねられた球体電極71を備える電極モジュール70の斜視図である。箱体73に収容された9個の球体電極71のうち、四方に隣り合う4個の球体電極71に対して第1導電体74が積み重ねられ、9個の球体電極71には4個の第1導電体74が積み重ねられる。
これらの4個の第1導電体74に対して、さらに9個の第2導電体75が積み重ねられた状態で、箱体73が球体電極71及びホルダ72に取り付けられる。第1導電体74は、スリップリング60から見た球体電極71の反対側に設けられている。球体電極71と第1導電体74は互いに接触しており、第1導電体74と第2導電体75は互いに接触している。球体電極71、第1導電体74、及び第2導電体75は、いずれも互いに同径である。球体電極71、第1導電体74、及び第2導電体75は、異径であってもよい。
こうして、球体電極71、第1導電体74、及び第2導電体75は、立体的な3層に積み重ねられてホルダ72と箱体73に収容される。導電体は、電極の上に2層以外の態様で立体的に積み重ねられていてもよく、例えば、1層または3層以上に積み重ねられていてもよい。球体電極71の間に第1導電体74及び第2導電体75が介在されることにより、球体電極71は、第1導電体74及び第2導電体75を介して、箱体73によってスリップリング60に対して押し付けられる形となる。
箱体73に収容された第2導電体75は、箱体73の上板底面及び側板内面にそれぞれ接触する。箱体73の上板底面における第2導電体75との接触部分には、図5に示すような9個のくぼみ73Aが設けられている。くぼみ73Aは、第2導電体75の曲面に対応する曲面を有し、例えば、第2導電体75と同一または同一に近い球体の一部と同一の形状をなしている。第2導電体75は、くぼみ73Aにそれぞれ嵌め込まれる形で配置される。箱体73の上板底面のくぼみ73Aは設けられていなくてもよい。さらに、箱体73の内側面の上方にくぼみ73Aと同様のくぼみを設け、第2導電体75がこのくぼみに嵌め込まれるようにしてもよい。
箱体73内では、上下左右に隣り合う球体電極71、第1導電体74、及び第2導電体75同士がそれぞれ接触する。隣り合う球体電極71、第1導電体74、及び第2導電体75同士の間には、球体電極71、第1導電体74、及び第2導電体75が自在に回転できる程度の圧力がかかる。このため、例えば、スリップリング60が回転した際のスリップリング60との間の摩擦力によって球体電極71が回転すると、第1導電体74は、球体電極71との間の摩擦力によって回転する。さらに、第2導電体75は、第1導電体74との間の摩擦力によって回転する。
変形例1のX線CT装置1は、上記の第1の実施形態のX線CT装置1と同様の作用効果を奏する。さらに、変形例1のX線CT装置1は、箱体73に供給された電気が、複数の第1導電体74及び第2導電体75を介して、球体電極71さらにはスリップリング60に供給される。このため、箱体73からスリップリング60に至るまでの間に導電性を有する部材、具体的には、第2導電体75、第1導電体74、及び球体電極71が、広い接触面積を持って接触している。このため、箱体73から供給される電気は。高い伝達度をもってスリップリング60に供給される。したがって。回転フレーム17が電力不足によって停止しまう事態などを抑制できる。
(変形例2(第1の実施形態の第2変形例))
上記の第1の実施形態のX線CT装置1では、スリップリング60は、回転フレーム17における平面状である側面に設けられている。これに対して、スリップリング60は、回転フレーム17の側面に、回転フレーム17の回転方向に沿った掘られた溝に設けられていてもよい。この場合、球体電極71は、回転フレーム17に掘られた溝に沿って相対的に移動する。以下に、回転フレーム17の溝にスリップリング60が設けられる例について、変形例1との相違点を中心として、変形例2として説明する。
図7Aは、変形例2の回転フレーム17及びスリップリング60の一部拡大断面図である。図7Bは、変形例2の回転フレーム17及びスリップリング60の正面図である。回転フレーム17の側面には、複数本、例えば3本の溝17Aが彫られている。溝17Aは、回転フレーム17の開口と同心状に形成されている。溝17Aの断面は、曲面をなしている。溝17Aの曲率は、電極モジュール70の球体電極71の曲率と同一またはそれに近い曲率である。
溝17Aの表面には、スリップリング60における複数の導電線61がそれぞれ設けられている。導電線61は、例えば、溝17Aの全面を覆って設けられる。導電線61は、溝17Aの一部を除いて疎の全面を覆って設けられてもよい。その場合の導電線61は、いずれも切れることなく繋げられている。各導電線61同士は絶縁されている。
変形例2のX線CT装置1は、上記の第1の実施形態のX線CT装置1と同様の作用効果を奏する。さらに、変形例2のX線CT装置1は、球体電極71と同一の曲率を有する溝17Aが回転フレーム17に設けられ、溝17Aにスリップリング60が設けられる。このため、スリップリング60と球体電極71との接触面積を大きくすることができ、電気抵抗を小さくすることができるので、給電効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態のX線CT装置について説明する。第2の実施形態のX線CT装置は、第1の実施形態のX線CT装置1と比較して、スリップリング及び電極モジュールの配置及び態様が主に異なる。以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心として説明する。
図8は、第2の実施形態のX線CT装置2の一部を拡大した斜視図である。X線CT装置2は、第1の実施形態のX線CT装置1と同様の回転フレーム17を備える。第1の実施形態のX線CT装置1では、回転フレーム17の一側面にスリップリング60が設けられていたが、第2の実施形態のX線CT装置2では、スリップリング60が回転フレーム17の内側面17U及び外側面17Sに設けられている。
スリップリング60は、回転フレーム17の内側面17Uと外側面17Sのそれぞれの表面に設けられた2本の導電線61を備えている。2本の導電線61は、回転フレーム17の厚み方向に沿って並べられている。導電線61は、いずれも切れることなく回転フレーム17の内側面17Uと外側面17Sのそれぞれで繋げられている。第1の実施形態のX線CT装置1と同様に、各導電線61同士は、絶縁されている。
回転フレーム17の内側面17Uにおけるスリップリング60が設けられた位置に対向する位置には、第1電極モジュール81が設けられている。図9は、第1電極モジュールの斜視図である。第1電極モジュール81は、複数の円柱状電極82と、ホルダ83を備える。
円柱状電極82は、導電性を有する円柱形状の部材である。複数の円柱状電極82は、いずれも回転軸が平行となるように、回転フレーム17の内側面に沿って略等間隔で設けられている。第1電極モジュール81のホルダ83は、回転フレーム17の内側面に沿って湾曲する湾曲形状をなしている。ホルダ83は、円柱状電極82が自身の回転軸周りに回転可能となるように円柱状電極82を保持する。図8では、円柱状電極82の配置を説明するため、ホルダ83の記載を省略している。円柱状電極82は、電極の一例である。
回転フレーム17の外側面17Sにおけるスリップリング60が設けられた位置に対向する位置には、第2電極モジュール84が設けられている。第2電極モジュール84は、第1電極モジュール81と同様に、複数の円柱状電極82と、ホルダ83を備える。第2電極モジュール84は、回転フレーム17の外側面に配置される分、回転フレーム17の内側に配置される第1電極モジュール81よりも隣接する円柱状電極82間の幅が広くされている。電極モジュール85のホルダ83は、回転フレーム17の外側面に沿って湾曲する湾曲形状をなしている。
第2の実施形態のX線CT装置2は、回転フレーム17及びスリップリング60が回転している間、スリップリング60と第1電極モジュール81及び第2電極モジュール84の円柱状電極82は常に接触して円柱状電極82とスリップリング60が通電している。第2の実施形態にX線CT装置2では、回転フレーム17及びスリップリング60が回転すると、これらの回転に合わせて円柱状電極82が回転フレーム17の回転軸に平行となる軸周りにその場で回転(自転)する。
このため、回転フレーム17及びスリップリング60を回転させた際に円柱状電極82に生じる摩擦を小さくすることができる。したがって、スリップリング60に接触して電気を供給する球体電極71の摩耗粉の発生を抑制することができる。さらに、円柱状電極82は、その軸方向の全域またはその大部分にわたってスリップリング60と接触する。このため、スリップリング60と円柱状電極82の接触面積を広く維持することができる。その結果、電気抵抗を小さくすることができるので、給電効率を向上させることができる。
第2の実施形態のX線CT装置2においては、回転フレーム17の内側面17Uに対向させて第1電極モジュール81を配置し、回転フレーム17の外側面17Sに対向させて第2電極モジュール84を配置するが、他の態様としてもよい。例えば、第1電極モジュール81と第2電極モジュール84のいずれかのみを配置するようにしてもよい。また、スリップリング60は、回転フレーム17の内側面17U及び外側面17Sにそれぞれ並べられ2本の導電線61を備えるが、導電線61は、1本または3本以上でもよい。さらに、回転フレーム17の内側面17U及び外側面17Sには、異なる本数の導電線61が設けられ、これらの導電線61に対向させて異なる数の電極モジュールが設けられていてもよい。
(変形例3(第2の実施形態の第1変形例))
上記の第2の実施形態のX線CT装置2では、第1電極モジュール81及び第2電極モジュール84の円柱状電極82は、いずれもスリップリング60に接触することでスリップリング60と通電する。これに対して、例えば、複数の円柱状電極82にベルトが巻き回され、スリップリング60と円柱状電極82は、ベルトを介して通電するようにしてもよい。以下に、円柱状電極82にベルトが巻き回される例について、第2の実施形態との相違点を中心として、変形例3として説明する。
図10は、変形例3のX線CT装置における電極モジュール85を示す図である。変形例3の電極モジュール85は、第2の実施形態の第1電極モジュール81及び第2電極モジュール84と同様、複数、例えば5本の円柱状電極82を備える。電極モジュール85は、さらに、複数の円柱状電極82に巻き回される導電性ベルト86と、を備える。
電極モジュール85は、回転フレーム17の内側面に設けられたスリップリング60に対向する位置に配置されている。円柱状電極82は、スリップリング60に沿って配置されている。複数の円柱状電極82は、いずれも回転フレーム17の回転軸に平行する軸周りに回転可能とされている。導電性ベルト86は、導電性及び柔軟性を有する素材で構成されている。電極モジュール85は、回転フレーム17の外側面に対向する位置に設けられていてもよい。5本の円柱状電極82における中央部に配置された3本の円柱状電極82では、スリップリング60から見た反対側の位置で円柱状電極82と導電性ベルト86が離間する。これに対して、例えば導電性ベルト86を円柱状電極82側に押し込むローラなどを設けて、スリップリング60から見た反対側の位置で円柱状電極82と導電性ベルト86が接触するようにしてもよい。
スリップリング60の導電線61と、円柱状電極82の間には導電性ベルト86が介在され、導電線61と導電性ベルト86、導電性ベルト86と円柱状電極82はそれぞれ接触している。例えば、導電線61と円柱状電極82は、導電性ベルト86を介して通電可能とされている。
複数の円柱状電極82は、例えば、第2の実施形態と同様の図示しないホルダ83によって保持されている。円柱状電極82は、その他の態様のホルダで保持されていてもよい。円柱状電極82は、例えば、それぞれの両端においてホルダによってベアリングを介して回転可能に保持されていてもよい。第2の実施形態で示したホルダ83では、円柱状電極82の側面を保持するため、円柱状電極82に導電性ベルト86を巻き回す際にホルダ83が邪魔となることが考えられた。これに対して、円柱状電極82の両端をホルダで保持することにより、ホルダが導電性ベルトの邪魔にならないようにすることができる。
変形例3のX線CT装置における電極モジュール85は、上記の第2の実施形態のX線CT装置2と同様の作用効果を奏する。さらに、変形例3のX線CT装置の電極モジュール85は、円柱状電極82に巻き回された導電性ベルト86を備え、導電性ベルト86は、スリップリング60に接触している。このため、スリップリング60に円柱状電極82が接触する場合と比較して、スリップリング60に対する導電体の接触面積を大きくすることができる。また、導電性ベルト86は円柱状電極82に巻き回されるので円柱状電極82と導電性ベルト86の接触面積を大きくすることができる。したがって、電気抵抗を小さくすることができるので、給電効率を向上させることができる。
変形例3の電極モジュールについてまとめると、電極モジュールは、例えば、スリップリングに沿って配置された複数の柱状電極と、前記柱状の電極に巻き回され、前記柱状電極と前記スリップリングのそれぞれに接触するベルトと、を備え、前記ベルトは、導電性を有する電極モジュールと表現することができる。
(変形例4(第2の実施形態の第2変形例))
変形例3の電極モジュールは、円柱状電極82のみに導電性ベルト86が巻き回されている。これに対して、例えば、複数の円柱状電極82とともに他の補助的な部材に導電性ベルト86が巻き回されていてもよい。以下に、円柱状電極82にベルトが巻き回される例について、変形例3との相違点を中心として、変形例4として説明する。
図11は、変形例4のX線CT装置における電極モジュール87を示す図である。変形例4の電極モジュール87は、変形例3の実施形態と同様の複数、例えば5本の円柱状電極82と、円柱状電極82に巻き回される導電性ベルト86と、を備える。電極モジュール87は、さらに、スリップリング60から見た円柱状電極82の反対側に、複数のテンションローラ88が設けられている。
導電性ベルト86は、円柱状電極82のスリップリング60側を通されるとともに、スリップリング60から見た円柱状電極82の反対側では、複数のテンションローラ88に交互に通される。こうして、導電性ベルト86が、並べられた複数のテンションローラ88に対して、それぞれスリップリング60が設けられた側とその反対側とに交互に巻き付けられている。
導電性ベルト86は、テンションローラ88によって波打った状態とされている。テンションローラ88は、円柱状電極82と同一形状なし、円柱状電極82と同様に導電性を有する。円柱状電極82は、回転フレーム17の回転軸に平行な軸周りに回転可能とされている。テンションローラ88は、円柱状電極82よりも多数設けられている。テンションローラ88は、導電体の一例である。
テンションローラ88は、例えば導電性を有する部材であり、円柱状電極82と同一の素材で構成されている。テンションローラ88は、例えば、その両端においてホルダによってベアリングを介して回転可能に保持されている。テンションローラ88は、他の態様、例えば、第2の実施形態に示す円柱状電極82を保持するホルダ83等の態様で保持されていてもよい。
テンションローラ88に導電性ベルト86が交互に巻き回されることにより、テンションローラ88は、導電性ベルト86にテンションを付与する。テンションを付与された導電性ベルト86は、円柱状電極82及びテンションローラ88に対して大きな力をもって密着させられる。
変形例4のX線CT装置における電極モジュール87は、上記の変形例3のX線CT装置と同様の作用効果を奏する。さらに、変形例4のX線CT装置の電極モジュール85は、導電性ベルト86にテンションを付与するテンションローラ88を備え、導電性ベルト86にテンションが付与されている。このため、テンションローラ88は、円柱状電極82に対して大きな力をもって密着させられるので、円柱状電極82との間、さらには、円柱状電極82とスリップリング60の間の通電性を高くすることができる。
また、導電性ベルト86は、複数のテンションローラ88によって波打った状態とされている。このため、導電性を有するテンションローラ88との接触面積を大きくすることができる。したがって、電気抵抗を小さくすることができるので、給電効率を向上させることができる。
変形例4の電極モジュールについてまとめると、電極モジュールは、例えば、スリップリングに沿って配置された複数の柱状電極と、前記柱状の電極に巻き回され、前記柱状電極と前記スリップリングのそれぞれに接触し、導電性を有するベルトと、前記柱状電極にテンションを付与する付与部材(テンションローラ)と、を備る電極モジュールと表現することができる。付与部材としては、テンションローラ以外の部材、例えば、自転せずにベルトを柱状電極に押し付ける押付部材などを用いてもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態のX線CT装置について説明する。第3の実施形態のX線CT装置は、第2の実施形態のX線CT装置2と比較して、スリップリング及び電極モジュールの配置が主に異なる。以下、第3の実施形態について、第2の実施形態との相違点を中心として説明する。
図12は、第3の実施形態のX線CT装置3の一部を拡大した斜視図である。第3の実施形態のX線CT装置3は、第2の実施形態のX線CT装置2と同様の回転フレーム17を備える。第2の実施形態のX線CT装置2では、回転フレーム17の内側面17U及び外側面17Sにスリップリング60が設けられていたが、第3の実施形態のX線CT装置3では、スリップリング60が回転フレーム17の一側面17Fに設けられている。スリップリング60は、内側に設けられた内側導電線63と、内側導電線63の外側に設けられた外側導電線64と、を備える。
内側導電線63に対向する位置には、内側電極モジュール90が設けられている。内側電極モジュール90は、複数本、例えば4本の円柱状電極91を備える。円柱状電極91は、第2の実施形態にX線CT装置2における円柱状電極82と共通する。複数の円柱状電極91は、内側導電線63に沿って並べられ、いずれも回転フレーム17の半径方向に沿って配置されている。複数の円柱状電極91は、第2の実施形態のホルダ83と同様のホルダによって保持されている。
外側導電線64に対向する位置には、外側電極モジュール92が設けられている。外側電極モジュール92は、複数本、例えば4本の円柱状電極91を備える。複数の円柱状電極91は、外側導電線64に沿って並べられ、いずれも回転フレーム17の半径方向に沿って配置されている。さらに、外側電極モジュール92の円柱状電極91は、内側電極モジュール90の円柱状電極91の延長線上に配置されている。複数の円柱状電極91は、内側電極モジュール90のホルダ83と同様のホルダによって保持されている。
第3の実施形態のX線CT装置3は、第2の実施形態のX線CT装置2と同様の作用効果を奏する。さらに、第3の実施形態のX線CT装置3は、回転フレーム17の一側面に内側電極モジュール90及び外側電極モジュール92が設けられる。このため、回転フレーム17の内側面などのスペースを取りにくい領域における電極モジュールの配置を避けることができる。
第3の実施形態の電極モジュールについてまとめると、電極モジュールは、例えば、回転体の内側面に設けられたスリップリングに沿って配置された複数の柱状電極と、前記複数の柱状電極を保持するホルダと、を備え、前記複数の柱状電極は、その回転軸が前記回転体の回転軸に対して平行となるように配置されている、電極モジュール、と表現することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態のX線CT装置について説明する。第4の実施形態のX線CT装置は、第3の実施形態のX線CT装置3と比較して、電極モジュールにおける電極の形状が主に異なる。以下、第4の実施形態について、第3の実施形態との相違点を中心として説明する。
図13は、第4の実施形態のX線CT装置4の一部を拡大した斜視図である。第4の実施形態のX線CT装置4は、第3の実施形態のX線CT装置3と同様の回転フレーム17及びスリップリング60を備える。スリップリング60は、内側導電線63及び外側導電線64を備える。第2の実施形態のX線CT装置2では、内側電極モジュール90及び外側電極モジュール92は、いずれも円柱状電極91を備えていたが、第4の実施形態のX線CT装置4では、異なる電極を備える電極モジュールが設けられている。
内側導電線63に対向する位置には、内側電極モジュール95が設けられている。内側電極モジュール95は、複数本、例えば4本の円錐台状電極96を備える。円錐台状電極96は、円錐台形状をなしている。円錐台状電極96に代えて、円錐形状をなす円錐電極を用いてもよい。
円錐台状電極96は、面積が小さい側の底面が回転フレーム17の中心に近い位置に配置され、面積が大きい側の底面が回転フレーム17の中心から遠い位置に配置されている。円錐台状電極96は、回転フレーム17を一側面側から見たときに、その回転軸が回転フレーム17の半径方向に沿って配置されている。円錐台状電極96の側面の一部は、内側導電線63または回転フレーム17の一側面に接している。複数の円錐台状電極96は、第3の実施形態のホルダと同様のホルダによって保持されている。
外側導電線64に対向する位置には、外側電極モジュール97が設けられている。外側電極モジュール97は、複数本、例えば4本の円錐台状電極96を備える。外側電極モジュール97の円錐台状電極96は、回転フレーム17を一側面側から見たときに、その回転軸が外側電極モジュール97の円錐台状電極96の延長線に沿って配置されている。外側電極モジュール97の円錐台状電極96の側面の一部は、外側導電線64または回転フレーム17の一側面に接している。複数の円錐台状電極96は、第3の実施形態のホルダと同様のホルダによって保持されている。
第4の実施形態のX線CT装置4は、第3の実施形態のX線CT装置3と同様の作用効果を奏する。さらに、第4の実施形態のX線CT装置4において、内側電極モジュール95及び外側電極モジュール97は、回転フレーム17の回転方向に沿って併設された円錐台形状をなす円錐台状電極96を備える。このため、回転フレーム17の一側面に電極モジュールを設けるにあたって、収まりをよくすることができる。
第4の実施形態の電極モジュールについてまとめると、電極モジュールは、例えば、回転体の一側面に設けられたスリップリングに沿って配置された複数の円錐台状電極と、前記複数の円錐台電極を保持するホルダと、を備え、前記複数の円錐台電極は、前記回転体を一側面側から見たときに、その回転軸が前記回転体の半径方向に沿って配置されている、電極モジュール、と表現することができる。
上記の第2の実施形態から第4の実施形態のX線CT装置においては、電極モジュールに含まれる円柱状電極及び円錐台状電極は、スリップリング60に沿ったいわば1層のみ設けられているが、他の態様としてもよい。例えば、これらの電極モジュールは、第1の実施形態の球体電極71と同様に複数層に積み上げられていてもよい。さらに、これらの円柱状電極及び円錐台状電極は、第1の実施形態における箱体73と同様の箱体に収容されていてもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する回転体と、前記回転体に設けられたスリップリングと、前記回転体の回転に伴って回転しながら前記スリップリングと通電して前記スリップリングに電気を供給する電極と、を持ち、前記電極は、前記スリップリングに接触する球体をなすことにより、スリップリングに接触して電気を供給する電極の摩耗粉の発生を抑制することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1~4…X線CT装置
10…架台装置
11…X線管
12…ウェッジ
13…コリメータ
17…回転フレーム
17A…溝
17F…一側面
17S…外側面
17U…内側面
60…スリップリング
61…導電線
63…内側導電線
64…外側導電線
70,85,87…電極モジュール
71…球体電極
72,83…ホルダ
72A…保持部
73…箱体
74…第1導電体
75…第2導電体
81…第1電極モジュール
82,91…円柱状電極
84…第2電極モジュール
86…導電性ベルト
88…テンションローラ
90,95…内側電極モジュール
92,97…外側電極モジュール
96…円錐台状電極

Claims (15)

  1. X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する回転体と、
    前記回転体に設けられたスリップリングと、
    前記回転体の回転に伴って回転しながら前記スリップリングと通電して前記スリップリングに電気を供給する電極と、を備え、
    前記電極は、前記スリップリングに接触する球体をなす、
    X線CT装置。
  2. 前記電極は、前記回転体の回転方向または前記回転方向に交差する方向のうち少なくともいずれか一方に沿って複数配列されている、
    請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 複数の前記電極を回転自在に保持するホルダを備える、
    請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記スリップリングから見た前記電極の反対側に、前記電極と接触する導電体が設けられている、
    請求項2または3のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
  5. 前記導電体は、導電性の箱体に収容されており、
    前記導電体のうちの少なくとも一部は、前記箱体に接触する、
    請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記箱体に複数の前記導電体が収容され、
    前記導電体は球体であり、
    前記導電体は前記電極と同径である、
    請求項5に記載のX線CT装置。
  7. 前記箱体における前記導電体との接触部分に、前記導電体の曲面に対応する曲面を有するくぼみが設けられている、
    請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記スリップリングに、前記回転体の回転方向に沿って掘られた溝が設けられており、
    前記電極は、前記溝に沿って前記回転体に対して相対的に移動する、
    請求項1から7のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
  9. X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する円環状の回転体と、
    前記回転体に設けられたスリップリングと、
    前記回転体の回転に伴って回転しながら前記スリップリングと通電して前記スリップリングに電気を供給する電極と、を備え、
    前記電極は、前記スリップリングの内側面に配置された円柱形状をなし、前記回転体の回転軸と平行に配置されている、
    X線CT装置。
  10. X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する円環状の回転体と、
    前記回転体に設けられたスリップリングと、
    前記回転体の回転に伴って回転しながら前記スリップリングと通電して前記スリップリングに電気を供給する電極と、を備え、
    前記電極は、前記スリップリングの側面に配置された円柱形状をなし、前記電極の回転軸が前記回転体の半径方向に沿って配置されている、
    X線CT装置。
  11. X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する円環状の回転体と、
    前記回転体に設けられたスリップリングと、
    前記回転体の回転に伴って回転しながら前記スリップリングと通電して前記スリップリングに電気を供給する電極と、を備え、
    前記電極は、前記スリップリングの側面に配置された円錐形状または円錐台形状をなし、前記回転体を一側面側から見たときに、前記電極の回転軸が、前記回転体の半径方向に沿って配置されている、
    X線CT装置。
  12. 複数の前記電極が、前記回転体の回転方向に沿って設けられている、
    請求項9から11のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
  13. 複数の前記電極に巻き回された導電性ベルトを備え、
    前記導電性ベルトは、前記スリップリングと接触する、
    請求項12に記載のX線CT装置。
  14. 前記スリップリングから見た複数の前記電極の反対側に、前記電極と同一形状の導電体が設けられ、
    前記導電体は、前記電極よりも多数設けられ、
    前記導電性ベルトが、並べられた複数の前記導電体に対して、それぞれ前記スリップリングが設けられた側とその反対側とに交互に巻き付けられている、
    請求項13に記載のX線CT装置。
  15. X線を照射する照射部及び被検体を通過したX線を検出する検出部を有する回転体の回転方向または前記回転方向に交差する方向のうち少なくともいずれか一方に沿って配列され、前記回転体の回転に伴って回転しながら、前記回転体に設けられたスリップリングと接触して前記スリップリングに電気を供給する球体からなる複数の電極と、
    前記電極を収容する箱体と、を備え、
    複数の前記電極のうちの少なくとも一部は、前記箱体に接触する、
    電極モジュール。
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