JP2018027239A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】摩耗粉の飛散防止及び架台のメンテナンスの簡便化を可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供すること。【解決手段】回転フレーム51にはX線管13とX線検出器15とが取り付けられている。固定フレーム53は、回転フレーム51を回転軸R1周りに回転可能に支持する。スリップリング71は、回転フレーム51に取り付けられている。ブラシ73は、スリップリング71に接触するように固定フレーム53に取り付けられている。摩耗粉飛散防止カバー75は、スリップリング71と固定フレーム53との間に設けられている。収集容器81は、回転フレーム51の下方に設けられ、スリップリング71とブラシ73との摺り接触により発生する摩耗粉を、開口部を介して集める容器である。収集容器81には、集められた摩耗紛が開口部から容器外へ飛散することを防止する遮風板811が取付けられている。【選択図】 図9

Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置に関する。
X線コンピュータ断層撮影装置は、連続的に回転する回転部に電力を供給するためのスリップリングを有している。固定部から回転部に電力を供給するためスリップリングに摺り接触するブラシが設けられているが、スリップリングとブラシとの摺り接触に伴い導電性の摩耗粉が発生する。そのため定期的な清掃が必要になっている。また、摩耗粉が架台内に飛散すると電気的絶縁が悪化し、故障や誤動作が生じる可能性があり、架台内の広範囲の清掃が必要となる。冷却ファンを介して架台内から撮影室内に摩耗粉が放出された場合、被験者や操作者への影響も懸念される。このため、摩耗粉が架台内もしくは架台外へ飛散すると、定期的な清掃又はメンテナンスは装置の稼働率を下げると共に、操作者に対するメンテナンスコストを増大させてしまう。
特開2010−005319号公報 特開2015−019773号公報 特開2013−013453号公報
実施形態の目的は、摩耗粉の飛散防止及び架台のメンテナンスの簡便化を可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線源とX線検出器とが取り付けられた回転フレームと、前記回転フレームを回転軸周りに回転可能に支持する固定フレームと、前記回転フレームに取り付けられたスリップリングと、前記スリップリングに接触するように前記固定フレームに取り付けられたブラシと、前記スリップリングと前記固定フレームとの間に設けられたカバーと、前記回転フレームの下方に設けられ、前記スリップリングと前記ブラシとの摺り接触により発生する摩耗粉を開口部を介して集める容器であって、集められた前記摩耗紛が前記開口部から前記容器外へ飛散することを防止する遮風板が取付けられた収集容器と、を具備する。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係る架台の模式的な斜視図である。 図3は、図2の回転フレームに取付けられたスリップリングを模式的に示す図である。 図4は、図2の回転フレームの回転に伴い発生する空気の流れを模式的に示す図である。 図5は、本実施形態に係る架台の内部を背面から見た図である。 図6は、図5の6−6断面図である。 図7は、図5の7−7断面図である。 図8は、図5の8−8断面図である。 図9は、本実施形態に係る回転フレームの下方に設けられた収集容器の斜視図である。 図10は、本実施形態に係る第1の遮風板を示す図である。 図11は、本実施形態に係る第2の遮風板を示す図である。 図12は、本実施形態に係る第3の遮風板を示す図である。 図13は、本実施形態に係る他の第3の遮風板を示す図である。 図14は、本実施形態に係る第4の遮風板を示す図である。 図15は、本実施形態に係る第5の遮風板を示す図である。 図16は、本実施形態に係る第6の遮風板を示す図である。 図17は、本実施形態に係る第2の収集容器の周辺の拡大図である。 図18は、本実施形態に係る第2の収集容器の周辺の斜視図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台10とコンソール100とを有する。例えば、架台10はCT撮影室に設置され、コンソール100はCT撮影室に隣接する制御室に設置される。架台10とコンソール100とは互いに通信可能に接続されている。架台10は、被検体OをX線CTスキャンするためのスキャン機構を搭載する。コンソール100は、架台10を制御するコンピュータである。
図2は、本実施形態に係る架台10の模式的な斜視図である。なお、図2においては、外装カバーが取り外された架台10が示されている。図2に示すように、架台10は、架台回転部50と架台固定部52とを有している。図2に示すように、架台回転部50は、中央に開口(ボア)が形成された略円筒形の回転フレーム51を有している。回転フレーム51には、X線源13やX線検出器15、高電圧発生器17、データ収集回路27等の各種機器を取り付けるための穴または凹部が形成されている。回転フレーム51は、アルミニウム等の金属により形成される金属枠である。X線源13やX線検出器15、高電圧発生器17、データ収集回路27等の各種機器は、架台固定部52からの電力の供給を受けて作動する。X線管13とX線検出器15とはボアを挟んで対向するように回転フレーム51に取り付けられる。
図2に示すように、架台固定部52は、架台回転部50を回転軸R1回りに回転可能に支持する。具体的には、架台固定部52は、固定フレーム53、立設フレーム55、ベーススタンド57及び架台アーム59を有している。固定フレーム53は、アルミニウム等の金属により形成され、中央にボアが形成された金属枠である。固定フレーム53は、図示しない軸受けを介して、回転軸R1周りに架台回転部50を回転可能に支持している。架台回転部50は、回転駆動装置21からの駆動信号の供給を受けて回転軸R1周りに回転する。なお、固定フレーム53は、図2に示す形状に限定されず、回転フレーム51を回転可能に支持可能であれば、任意の形状に形成可能である。また、固定フレーム53には、各種部材を支持等するための種々の鋳物が取付けられても良い。
固定フレーム53の両側面側には一対の立設フレーム55が取付けられている。一対の立設フレーム55の他端側にはベーススタンド57が取付けられている。ベーススタンド57には一対の立設フレーム55が立設して設けられている。ベーススタンド57は、CT撮影室の床面に据え付けられている。ベーススタンド57は、立設フレーム55を介して固定フレーム53を床面から離反して支持する。ベーススタンド57は、アルミニウム等の金属により形成される。
二つの架台アーム59は、回転軸R1に直交し床面に平行する水平軸(以下、チルト軸と呼ぶ)R2回りに傾斜(チルト)可能に固定フレーム53を支持している。各架台アーム59は、ベーススタンド57の上部に取り付けられ、ベーススタンド57と固定フレーム53とを結合している。固定フレーム53のチルトにより、回転軸R1及び水平軸R2に直交する垂直軸R3が床面に対して傾斜する。架台アーム59は、図示しない駆動装置からの駆動信号の供給を受けて固定フレーム53をチルトする。架台アーム59は、アルミニウム等の金属により形成される。
ここで、回転軸R1に平行する軸をZ軸に規定し、Z軸に水平に直交しチルト軸R2に平行する軸をX軸に規定し、X軸及びZ軸に鉛直に直交する軸をY軸に規定する。X軸、Y軸及びZ軸は直交座標系を成す。また、回転フレーム51に対してX線管13等が取付けられている側を正面側、固定フレーム53側を背面側と呼ぶことにする。Z軸に沿って正面側から背面側への方向を+Z軸方向、Z軸に沿って背面側から正面側への方向を−Z軸方向、架台10を正面から見てX軸に沿って左側から右側への方向を+X軸方向、右側から左側への方向を−X軸方向、Y軸に沿って下方から上方への方向を+Y軸方向、上方から下方への方向を−Y軸方向とする。
図1に示すように、X線源13は、高電圧発生器17に接続されている。本実施形態に係るX線源13としては、X線管やX線発生素子が利用可能である。以下、本実施形態に係るX線源13は、真空容器に陽極と陰極とを装備したX線管であるものとする。高電圧発生器17は、例えば、回転フレーム51に取付けられている。高電圧発生器17は、架台の電源装置(図示せず)からスリップリング及びブラシを介して供給された電力から、架台制御回路29による制御に従いX線管13に印加する高電圧を発生しフィラメント加熱電流を供給する。高電圧発生器17とX線管13とは高圧ケーブル(図示せず)を介して接続されている。高電圧発生器17により発生された高電圧は、高圧ケーブルを介して、X線管13に収容された陽極と陰極との間に印加される。また、高電圧発生器17により発生されたフィラメント加熱電流は、高圧ケーブルを介して、X線管13の陰極に供給される。
回転フレーム51は、回転駆動装置21からの動力を受けて回転軸R1回りに一定の角速度で回転する。回転駆動装置21としてダイレクトドライブモータやサーボモータ等の任意のモータが用いられる。回転駆動装置21は、例えば、架台10に収容されている。回転駆動装置21は、架台制御回路29からの駆動信号を受けて回転フレーム51を回転させるための動力を発生する。
回転フレーム51の開口にはFOV(field of view)が設定される。回転フレーム51の開口内には寝台23に支持された天板が挿入される。天板には被検体Oが載置される。寝台23は、天板を移動自在に支持する。寝台23には寝台駆動装置25が収容されている。寝台駆動装置25は、架台制御回路29からの駆動信号を受けて寝台23を前後、昇降及び左右に移動させるための動力を発生する。天板は、載置された被検体Oの撮像部位がFOV内に含まれるように位置決めされる。
X線検出器15は、X線管13から発生されたX線を検出する。具体的には、X線検出器15は、2次元湾曲面上に配列された複数の検出器素子を有している。各検出器素子は、シンチレータと光電変換素子とを有する。シンチレータは、X線を蛍光に変換する物質により形成される。シンチレータは、入射X線を、当該入射X線の強度に応じた個数の蛍光光子に変換する。光電変換素子は、蛍光を増幅して電気信号に変換する回路素子である。光電変換素子としては、例えば、光電子増倍管やフォトダイオード等が用いられる。なお、検出器素子は、上記の通りX線を光に変換してから検出する間接検出型でも良いし、X線を直接的に電気信号に変換する直接変換型であっても良い。直接検出型の検出器素子としては、例えば、半導体の両端に電極が取り付けられてなる半導体ダイオードを含むタイプが適用可能である。
図1に示すように、X線検出器15にはデータ収集回路27が接続されている。データ収集回路27は、X線検出器15により検出されたX線の強度に応じた電気信号をX線検出器15から読み出し、ビュー期間に亘るX線の線量に応じたデジタル値を有する生データを収集する。
架台制御回路29は、コンソール100のシステム制御回路115からのスキャン条件に従いX線CTスキャンを実行するために高電圧発生器17、回転駆動装置21、寝台駆動装置25及びデータ収集回路27を同期的に制御する。本実施形態において架台制御回路29は、CTスキャンを実行するために高電圧発生器17、回転駆動装置21、寝台駆動装置25及びデータ収集回路27を同期的に制御する。ハードウェア資源として、架台制御回路29は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、架台制御回路29は、ASICやフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Logic Device:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されても良い。
図1に示すように、コンソール100は、前処理回路101、再構成回路103、画像処理回路105、表示回路109、入力回路111、主記憶回路113及びシステム制御回路115を有する。前処理回路101、再構成回路103、画像処理回路105、表示回路109、入力回路111、主記憶回路113及びシステム制御回路115間のデータ通信は、バス(bus)を介して行われる。
前処理回路101は、ハードウェア資源として、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等の記憶装置とを有する。前処理回路101は、架台10から伝送された生データに対数変換等の前処理を施す。前処理後の生データは投影データとも呼ばれている。
再構成回路103は、ハードウェア資源として、CPUあるいはMPU、GPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。再構成回路103は、前処理後の生データに基づいて被検体Oに関するCT値の空間分布を表現するCT画像を発生する。また、再構成回路103は、位置決めスキャンにより収集された生データに基づいて、被検体の位置決め等のために用いられる位置決め画像を発生する。画像再構成アルゴリズムとしては、FBP(filtered back projection)法やCBP(convolution back projection)法等の解析学的画像再構成法や、ML−EM(maximum likelihood expectation maximization)法やOS−EM(ordered subset expectation maximization)法等の統計学的画像再構成法等の既存の画像再構成アルゴリズムが用いられれば良い。
画像処理回路105は、再構成回路103により再構成されたCT画像に種々の画像処理を施す。例えば、画像処理回路105は、当該CT画像にボリュームレンダリングや、サーフェスボリュームレンダリング、画像値投影処理、MPR(Multi-Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して表示画像を生成する。画像処理回路105は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。また、画像処理回路105は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されても良い。
表示回路109は、2次元のCT画像や表示画像等の種々のデータを表示する。具体的には、表示回路109は、表示インタフェース回路と表示機器とを有する。表示インタフェース回路は、表示対象を表すデータをビデオ信号に変換する。表示信号は、表示機器に供給される。表示機器は、表示対象を表すビデオ信号を表示する。表示機器としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力回路111は、ユーザからの各種指令を入力する。具体的には、入力回路111は、入力機器と入力インタフェース回路とを有する。入力機器は、ユーザからの各種指令を受け付ける。入力機器としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。入力インタフェース回路は、入力機器からの出力信号をバスを介してシステム制御回路115に供給する。
主記憶回路113は、種々の情報を記憶するHDD(hard disk drive)やSSD(solid state drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、主記憶回路113は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。例えば、主記憶回路113は、CT画像や表示画像のデータを記憶する。また、主記憶回路113は、本実施形態に係る方向性変調スキャンに関する制御プログラム等を記憶する。
システム制御回路115は、ハードウェア資源として、CPUやMPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。また、システム制御回路115は、ASICやFPGA、CPLD、SPLDにより実現されても良い。システム制御回路115は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の中枢として機能する。具体的には、システム制御回路115は、主記憶回路113に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線コンピュータ断層撮影装置の各部を制御する。
以下、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の詳細について説明する。
図3は、回転フレーム51に取付けられたスリップリング71を模式的に示す図である。図3は、架台10を背面から見た図である。なお、図3においては、スリップリング71及びブラシ73よりも+Z軸方向(背面側)にある部材の図示は省略されている。図3に示すように、回転フレーム51の背面にはスリップリング71が取付けられている。スリップリング71は、銅や銀等の金属を材料として、回転軸R1を中心とする同心円状に形成される。例えば、スリップリング71は、外周側から第一相のスリップリング711、第二相のスリップリング712、第三相のスリップリング713及びグランド用のスリップリング714を有している。スリップリング71に摺り接触するようにブラシ73が固定フレーム53に取付けられている。例えば、ブラシ73は、バネを介して固定フレーム53に取付けられており、当該バネの弾性力によりスリップリング71に押さえつけられている。回転フレーム51の回転と共にスリップリング71も回転する。ブラシ73は、固定フレーム53に取付けられているので回転せず固定されている。
図4は、回転フレーム51の回転に伴い発生する空気の流れを模式的に示す図である。図4に示すように、回転フレーム51は、回転軸R1を中心として、背面側から見て反時計回りに回転する。この際、回転フレーム51の回転方向に関し内周側から外周側に向かう空気の流れが発生する。スリップリング71とブラシ73との摺り接触によりスリップリング71とブラシ73とから摩耗粉が発生する。摩耗粉は、回転フレーム51の回転に伴い発生する空気により内周側から外周側へ飛散する。
本実施形態に係る架台10は、摩耗粉の飛散の防止及び架台10の清掃の簡便化を実現可能な構造を有する。
図5は、本実施形態に係る架台10の内部を背面から見た図である。図6は、図5の6−6断面図であり、図7は図5の7−7断面図であり、図8は図5の8−8断面図である。7−7断面は、回転軸R1に交差しブラシ73を通る断面である。8−8断面は、回転軸R1に交差し後述の収集容器81を通る断面である。6−6断面は、回転軸R1に交差しブラシ73及び収集容器81を通らない断面である。
図5、図6、図7及び図8に示すように、スリップリング71と固定フレーム53との間に、摩耗粉の飛散防止のためのカバー(以下、摩耗粉飛散防止カバーと呼ぶ)75が設けられている。例えば、摩耗粉飛散防止カバー75は、回転フレーム51と同様、円周形状を有している。摩耗粉飛散防止カバー75は、例えば、樹脂等により形成される。外部からのスリップリング71の視認性を高めるため、摩耗粉飛散防止カバー75は、透明に形成されると良い。摩耗粉飛散防止カバー75は、スリップリング71を背面側から覆うように固定フレーム53に螺子等の締結具により取付けられている。スリップリング71と固定フレーム53との間に摩耗粉飛散防止カバー75が設けられることにより、スリップリング71と摩耗粉飛散防止カバー75との間の空間に摩耗粉を留めることができる。よって架台10内への摩耗粉の飛散を防止することができる。
図6、図7及び図8に示すように、摩耗粉飛散防止カバー75は、回転フレーム51のうちのスリップリング71の配列面から外周面を覆うように折れ曲がり形状を有している。なお、配列面は、回転フレーム51のうちのスリップリング71が設けられた面であり、外周面は回転フレーム51のうちのボア側の面である。折れ曲がり形状を有することにより、摩耗粉が回転フレーム51の外周側から漏れ出すことを防止し、摩耗粉飛散防止カバー75と回転フレーム51との間の空間に摩耗粉を留めることができる。
なお、摩耗粉飛散防止カバー75は、スリップリング71の配列面から内周面を覆うように折れ曲がり形状を有しても良い。当該折れ曲がり形状を有することにより、摩耗粉が回転フレーム51の内周側から漏れ出すことを防止することができる。
図5に示すように、摩耗粉飛散防止カバー75は、取外しの簡便等のため、円周方向に沿って複数の小カバー751及び753に分割されている。複数の小カバー751のうち、ブラシ73を覆う小カバー753とブラシ73を覆わない小カバー751とは異なる構造を有している。また、複数の小カバー751のうち収集容器81を覆う小カバー751Aは、他の小カバー751とは異なる構造を有している。
図6に示すように、小カバー751は、摩耗粉の飛散を防止し且つ架台10の小型化等のため、スリップリング71に接近するように設けられる。図7に示すように、小カバー753は、スリップリング71とブラシ73とが摺り接触するため、ブラシ73と固定フレーム53との間に設けられる。これによりブラシ73が設けられている箇所においても摩耗粉の飛散を防止することができる。
図5、図6及び図7に示すように、スリップリング71と固定フレーム53との間に摩耗粉飛散防止カバー75が設けられることにより、回転フレーム51の回転に伴い摩耗粉が飛散することを防止することができる。発生した摩耗粉は、スリップリング71と摩耗粉飛散防止カバー75との間の空間において重力により下降し、架台10の下方に集積することとなる。
本実施形態に係る架台10は、回転フレーム51の下方に収集容器81を有する。図9は、回転フレーム51の下方に設けられた収集容器81の斜視図である。図8及び図9に示すように、収集容器81は、例えば、底面及び側面が覆われた容器である。収集容器81は、例えば、回転フレーム51の下部を覆うカバー(以下、アンダーカバーと呼ぶ)531に設けられる。アンダーカバー531は、図示しない箇所において、摩耗粉飛散防止カバー75の固定フレーム53側の面にネジ等の締結具により取付けられる。アンダーカバー531は、固定フレーム53の下方からスリップリング71の直下よりも正面側まで延出する。収集容器81は、スリップリング71と摩耗粉飛散防止カバー75との間の空間の下方に開口部が位置するように設けられる。これにより収集容器81は、スリップリング71と摩耗粉飛散防止カバー75との間の空間を漂う摩耗粉を、開口部を介して寄せ集めることができる。典型的には、回転フレーム51の回転時において摩耗粉は、回転フレーム51の回転に伴い発生する風により巻き上げられている。当該摩耗粉は、回転フレーム51の回転停止時において、摩耗粉飛散防止カバー71の外周側の壁面を伝い下方に導かれ収集容器81に収集される。なお、収集容器81は、低床化のために浅い深さに形成されると良い。
図8及び図9に示すように、収集容器81は、開口部がアンダーカバー531に塞がれないように、アンダーカバー531に埋設されている。換言すれば、収集容器81は、固定フレーム53側の側面以外の側面がアンダーカバー531に埋もれるように埋設される。これにより、摩耗粉が収集容器81の側面に衝突することなく、摩耗粉を開口部から集めることができる。なお、収集容器81をアンダーカバー531に埋設せずとも摩耗粉を収集できるのであれば、収集容器81はアンダーカバー531に埋設されなくても良い。
図8及び図9に示すように、収集容器81の固定フレーム53側の側面には取り出し口821が設けられている。取り出し口821は、ねじ等の締結具等の開閉可能に設けられている。取り出し口821が開けられることにより、収集容器81の底面等に集積した摩耗粉を容器外に引き出すことが可能となる。
また、図8に示すように、アンダーカバー531のうちの収集容器81に対向する部分には収集容器81の取り出し口532が設けられている。取り出し口532は、収集容器81を出し入れ可能なサイズの開口を有する。当該開口には、例えば、当該開口を覆う蓋で覆われている。操作者は、当該蓋を取り外し、取り出し口532を介して収集容器81を取り出して摩耗粉を回収することができる。なお、取り出し口821と取り出し口532とは、両方設けられても良いし、何れか片方のみ設けられても良い。
図9に示すように、収集容器81は、回転フレーム51の回転に伴い発生する風により、寄せ集めた摩耗粉が開口部を介して容器外に再飛散することを防止するための板(以下、遮風板)811を有している。遮風板811は、開口部に隙間が形成されるように収集容器81に設けられている。具体的には、遮3風板811は、Z軸方向に関して互いに向かい合う一対の内面に取付けられる。これにより、開口部のX軸方向の両端部、換言すれば、風上側(−X方向側)及び風下側(+X方向側)の両側に隙間を設けることができる。
遮風板811が回転フレーム51の回転に伴い発生して収集容器81の底面に向かう風の風力を弱めることができるのであれば、枚数、大きさ、形状及び配置については特に限定されない。
以下、図10−図16を参照しながら、本実施形態に係る遮風板について説明する。図10は、本実施形態に係る一の遮風板811を示す図である。例えば、遮風板811は、図10に示すように、風上側から風下側に向けて底面側に近づくように、換言すれば、Y軸方向の位置が下がるように傾けて設けられても良い。図10の遮風板811のように、開口部のX軸方向に関する略中央部を遮風板811で覆うことにより、摩耗粉90の再飛散の防止能を高めることができる。また、遮風板811が風上側から風下側に向けて下降するように傾けて設けられることにより、摩耗粉90の収集能を高めることができる。
図11に示すように、風下側から風上側に向けて底面側に近づくように、換言すれば、Y軸方向の位置が下がるように傾けて遮風板812が設けられても良い。風下側から風上側に向けてY軸方向の位置が下がるように傾けて遮風板812が設けられることにより、図10に比して、更に摩耗粉90の再飛散の防止能を高めることができる。なお、遮風板は、水平に設けられても良いし、Z軸方向に関して傾けて設けられても良い。
図12、図13、図14、図15及び図16に示すように、複数の遮風板813、814、815及び816が収集容器81に設けられても良い。複数の遮風板813、814、815及び816は、Z軸方向に関して互いに向かい合う一対の内面に取付けられる。例えば、図12に示すように、複数の遮風板8131及び8132が開口部においてY軸方向に関して互い違いに配置されても良い。この配置によれば、一枚の遮風板に比して、摩耗粉の再飛散の防止能を高めることができる。複数の遮風板8131及び8132は、回転フレーム51の回転に伴う風の流れる方向に沿って複数の遮風板8131及び8132が下方に傾斜する。これにより、摩耗粉90の収集能を高めることができる。なお、複数の遮風板の向きは図12に示す向きのみに限定されない。複数の遮風板が、回転フレーム51の回転に伴う風の流れる方向とは異なる方向に沿って下方に傾斜するように設けられても良い。例えば、図13に示すように、複数の遮風板8133及び8134が、回転フレーム51の回転に伴う風の流れる方向に直交するZ方向に沿って下方に傾斜するように設けられても良い。これにより、回転フレーム51の回転に伴う風が収集容器81内に吹き込むことを低減することができ、摩耗粉90の再飛散を防止することができる。
図14、図15及び図16に示すように、複数の遮風板814、815及び816は、開口部においてX方向に関して並べて配置されても良い。例えば、図14に示すように、各遮風板814が垂直に立てて設けられても良いし、図15に示すように、各遮風板814が風下側に下降するように傾けて設けられても良いし、図16に示すように、各遮風板815が風上側に下降するように傾けて設けられても良い。複数の遮風板814、815及び816が開口部に設けられることにより、摩耗粉90の回収能を高め且つ再飛散の防止能を高めることができる。
なお、上記の説明において収集容器81は、底面及び側面が覆われ、開口部が上部に形成されているものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、収集容器81の側面のうちのX軸方向、換言すれば、回転フレーム51の回転方向に関して対向する一対の側面(YZ面)に設けられても良い。当該構造によれば、収集容器81は、摩耗粉90を側方から収集することが可能となる。すなわち、収集容器81は、底面及び側面の一部を覆う容器であれば良い。
上記の説明の通り、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、少なくとも回転フレーム51、固定フレーム53、スリップリング71、ブラシ73、摩耗粉飛散防止カバー75及び収集容器81を有している。回転フレーム51にはX線管13とX線検出器15とが取り付けられている。固定フレーム53は、回転フレーム51を回転軸R1周りに回転可能に支持する。スリップリング71は、回転フレーム51に取り付けられている。ブラシ73は、スリップリング71に接触するように固定フレーム53に取り付けられている。摩耗粉飛散防止カバー75は、スリップリング71と固定フレーム53との間に設けられている。収集容器81は、回転フレーム51の下方に設けられ、スリップリング71とブラシ73との摺り接触により発生する摩耗粉を、開口部を介して集める容器である。収集容器81には、集められた摩耗紛が開口部から容器外へ飛散することを防止する遮風板811が取付けられている。
上記の構成により、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、摩耗粉をスリップリング71と摩耗粉飛散防止カバー75との間の空間に留め、更に回転フレーム51の下部に設けられた収集容器81に摩耗粉を寄せ集め、回転フレーム51の回転により発生する風で摩耗粉が再飛散することを遮風板811で防止することができる。よって摩耗粉が収集容器81に自動的に集積することになるので、架台10内の清掃を容易に行うことが可能となる。また、架台10内で摩耗粉が飛散することを防止できるので、架台10内を清潔且つ高絶縁状態を保つことができる。また、収集容器81には、遮風板811が設けられているので、収集容器81を深くすることなく摩耗粉の再飛散を防止することができる。よって収集容器81を設ける場合であっても低床化を実現することができる。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、図5に示すように、回転フレーム51の下部に設けられた収集容器81の他に、他の収集容器83を有している。収集容器83は、ブラシ73の下方において固定フレーム53に取付けられている。
図17は、収集容器83周辺の拡大図であり、図18は、収集容器83周辺の斜視図である。図17及び図18には、摩耗粉飛散防止カバー75は図示していないが、ブラシ73とスリップリング71とを覆うように摩耗粉飛散防止カバー75が設けられている。図17及び図18に示すように、固定フレーム53のボア側の縁部には、回転フレーム51を囲むように支持フレーム533が設けられている。支持フレーム533は、回転フレーム51と固定フレーム53との隙間を埋めるように固定フレーム53に設けられる。支持フレーム533は、ブラシ73とスリップリング71との摺り接触により生じた摩耗粉が当該隙間に入り込むことを防止する。
図17及び図18に示すように、支持フレーム533の表面には第1のガイド板534と第2のガイド板535とが取付けられている。第1のガイド板534は、+Z軸方向に向けて突出するように設けられている。この形状により、第1のガイド板534は、スリップリング71とブラシ73との摺り接触により生じる摩耗粉が外周側に飛散することを遮る。第1のガイド板534のうちのブラシ73の下方側の所定位置には収集容器83が取付けられている。より詳細には、収集容器83は、固定フレーム53のうちの、ブラシ73から落下する摩耗粉が通過し得る位置に設けられる。収集容器83は、開口部が中心軸R1を向くように配置される。複数の第2のガイド板535は、第1のガイド板534に沿って内周側に設けられる。複数の第2のガイド板535も第1のガイド板534と同様、+Z軸方向に向けて突出するように設けられている。複数の第2のガイド板535は、第1のガイド板534との間に隙間が設けられるように配置される。また、複数の第2のガイド板535は、互いに隙間が設けられるように配置される。第2のガイド板535は、回転フレーム51の回転により生じる内周側から外周側への風を遮ることができる。
スリップリング71とブラシ73との摺り接触により生じる摩耗粉は、回転フレーム51の回転により発生する風に流されて第2のガイド板535間の隙間を通り、第1のガイド板534と第2のガイド板535との間の隙間に導かれる。第2のガイド板535が設けられることにより第1のガイド板534と第2のガイド板535との間は略無風空間となり、第1のガイド板534と第2のガイド板535との間に導かれた摩耗粉は回転フレーム51の回転により生じる風の影響を受けず、第1のガイド板534に沿って下方に落下し収集容器83に寄せ集められる。従って上記の通り第1のガイド板534と第2のガイド板535とを配置することにより、摩耗粉を収集容器83に集められるように導くことができる。なお、収集容器83は、架台10下部に設けられる収集容器81とは異なり、深さに制限は課されない。従って収集容器83は、収集された摩耗粉が回転フレーム51の回転により生じる風により再飛散しない程度の深さに形成されると良い。なお、寄せ集められた摩耗粉が、回転フレーム51の回転により生じる風により再飛散する虞がある場合、収集容器81と同様、収集容器83の開口部に遮風板が設けられても良い。
なお、上記の実施形態において収集容器83は、一つだけ設けられるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、収集容器83は、ブラシ73の下方の複数箇所に設けられても良い。例えば、固定フレーム53のボア側の縁部に沿って複数の収集容器83が、開口部を回転軸R1に向けて設けられても良い。これにより、より摩耗粉を収集容器83で集めることができる。また、本実施形態においては複数の第2のガイド板535が設けられるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。収集容器83に効率良く摩耗粉を導くことができるのであれば、第2のガイド板535は一枚であっても良い。
上記の説明の通り、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、少なくとも回転フレーム51、固定フレーム53、スリップリング71、ブラシ73、摩耗粉飛散防止カバー75及び収集容器83を有している。回転フレーム51にはX線管13とX線検出器15とが取り付けられている。固定フレーム53は、回転フレーム51を回転軸R1周りに回転可能に支持する。スリップリング71は、回転フレーム51に取り付けられている。ブラシ73は、スリップリング71に接触するように固定フレーム53に取り付けられている。摩耗粉飛散防止カバー75は、スリップリング71と固定フレーム53との間に設けられている。収集容器83は、ブラシ73の下方に設けられ、スリップリング71とブラシ73との摺り接触により発生する摩耗粉を集める容器である。
上記の構成により、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、ブラシ73の下方に収集容器83を設けることにより、摩耗粉を、回転フレーム51の回転により生じる風によりスリップリング71と摩耗粉飛散防止カバー75との間の空間において広範囲に飛散する前に、収集容器83により寄せ集めることができる。よって架台10内の清掃を容易に行うことが可能となる。また、架台10内で摩耗粉が飛散することを防止できるので、架台10内を清潔且つ高絶縁状態を保つことができる。
なお、上記の実施形態において収集容器81と収集容器83との両方が架台10に設けられるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。すなわち、収集容器81と収集容器83との少なくとも一方が架台10に設けられれば良い。
かくして、上記の少なくとも一つの実施形態によれば、摩耗粉の飛散防止及び架台のメンテナンスの簡便化を可能とするX線コンピュータ断層撮影装置を提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…架台、13…X線源、15…X線検出器、17…高電圧発生器、21…回転駆動装置、23…寝台、25…寝台駆動装置、27…データ収集回路、29…架台制御回路、50…架台回転部、51…回転フレーム、52…架台固定部、53…固定フレーム、55…立設フレーム、57…ベーススタンド、59…架台アーム、71…スリップリング、73…ブラシ、75…摩耗粉飛散防止カバー、81…収集容器、83…収集容器、100…コンソール、101…前処理回路、103…再構成回路、105…画像処理回路、109…表示回路、111…入力回路、113…主記憶回路、115…システム制御回路、531…アンダーカバー、533…支持フレーム、534…ガイド板、535…ガイド板、811、812、813、814、815…遮風板。

Claims (10)

  1. X線源とX線検出器とが取り付けられた回転フレームと、
    前記回転フレームを回転軸周りに回転可能に支持する固定フレームと、
    前記回転フレームに取り付けられたスリップリングと、
    前記スリップリングに接触するように前記固定フレームに取り付けられたブラシと、
    前記スリップリングと前記固定フレームとの間に設けられたカバーと、
    前記回転フレームの下方に設けられ、前記スリップリングと前記ブラシとの摺り接触により発生する摩耗粉を開口部を介して集める容器であって、集められた前記摩耗紛が前記開口部から前記容器外へ飛散することを防止する遮風板が取付けられた収集容器と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記収集容器は、底面及び側面を覆い、上部に前記開口部が形成される、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記遮風板は、前記開口部に隙間が形成されるように前記収集容器に設けられ、前記回転フレームの前記回転軸回りの回転により発生する風を遮る、請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記遮風板は、複数の板を有し、
    前記複数の板は、前記開口部に隙間を空けて配列されるように前記収集容器に取付けられる、
    請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記遮風板は、複数の板を有し、
    前記複数の板は、前記開口部において鉛直方向に関して互い違いに前記収集容器に取付けられる、
    請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記カバーは、前記回転フレームの前記スリップリングの配列面から前記回転フレームの外周面又は内周面を覆う、請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記カバーは、円周方向に沿って分割された複数の小カバーを有し、
    前記複数の小カバーのうちの前記ブラシに面する小カバーは、前記ブラシと前記固定フレームとの間に設けられ、
    前記複数の小カバーのうちの前記ブラシに面しない小カバーは、前記スリップリングと前記固定フレームとの間に設けられる、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. X線源とX線検出器とが取り付けられた回転フレームと、
    前記回転フレームを回転軸周りに回転可能に支持する固定フレームと、
    前記回転フレームに取り付けられたスリップリングと、
    前記スリップリングに接触するように前記固定フレームに取り付けられたブラシと、
    前記スリップリングと前記固定フレームとの間に設けられたカバーと、
    前記ブラシの下方に設けられ、前記スリップリングと前記ブラシとの摺り接触により発生する摩耗粉を集める収集容器と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記固定フレームに取付けられ、前記摩耗粉を前記収集容器に集められるように導くガイド板を更に備える、請求項8記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記ガイド板は、前記回転フレームの回転に伴う内周側から外周側への風を遮る第1のガイド板と、前記第1のガイド板の外周側に設けられ、前記回転フレームと前記固定フレームとの隙間を外周側から覆い、前記収集容器に接続される第2のガイド板とを有し、
    前記第1のガイド板と前記第2のガイド板とは、前記第1のガイド板と前記第2のガイド板との間に前記摩耗粉を導くための隙間を空けて配置される、
    請求項9記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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