JP2007222261A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単掃除と念入り掃除を自由に切り換えられる電気掃除機を提供する。
【解決手段】検知できる塵埃の最小径が約10μm〜100μm程度の塵埃センサ7と、電動送風機2の基準回転数を選択する回転数選択手段(図示せず)と、塵埃センサ7によって第1の所定時間あたりに検出された塵埃数に応じて電動送風機2の回転数を制御する信号制御手段25とを有し、電動送風機2の回転数を、検知される塵埃数が極少数になるまでの間基準回転数よりも高い状態に維持する運転モードAと、検知される塵埃数がある程度まで少なくなれば、基準回転数に戻す運転モードBと、運転モードA、Bを切り替える念入りボタン(図示せず)を設けたもので、家ダニの死骸やふん、じゅうたんのむだ毛等の小さい塵埃が検知でき、且つ、空気中の塵埃など検知不用の極小の埃を検知しないようにすることができると共に、運転モードA、Bの選択で、幅広い掃除ニーズに対応できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気掃除機に関するもので、特に、吸引される塵埃の量に応じて電動送風機の回転数を切り換える電気掃除機に関するものである。
従来のこの種の電気掃除機においては、単位時間内に検知される塵埃数が所定値以上である状態が所定時間継続した場合、たとえ単位時間内に検知される塵埃数が変化しなくても、電動送風機の回転数を下げる制御(例えば、特許文献1参照)や、使用者が、掃除面に応じて運転モード(例えば、じゅうたん掃除モードや、木床掃除モード等)が切り換えられる選択ボタンを設け、じゅうたん等、細塵が取れにくい床面の運転モードが選択された場合には、塵埃検知の感度を下げる制御(例えば、特許文献2参照)を行っていた。
これらは全て、細塵の取れにくい床面を掃除する場合、いつまでも塵埃が検出されるため、電動送風機の回転数が高い状態で長時間維持されて、使用者に、集塵性能が悪いという誤解を与えないようにするためと、ある程度きれいになったら、その旨を、電動送風機の音や表示の変化によって、間接的に知らせることで、使用者が掃除の達成感・満足感をストレスなく(手早く)得られるようにするという制御であった。
特開平4−180723号公報 特開平2−126822号公報
従来のように、手早く掃除をすませることで掃除の達成感・満足感を得られるお客様が多いということは事実であるが、その一方で、数年前までは大多数の人間がよしとしていた微小の塵埃でさえも気にするお客様が増えてきており、念入りに掃除をしたい、又、念入りに掃除をすることで達成感・満足感が得られるというお客様が増えてきているというのも事実である。電気掃除機の集塵性能を上げれば、念入りに且つ簡単に掃除を済ませることができるように思えるが、実際には集塵性能を上げる、すなわち吸引力を高めることによって、吸い込み具の操作性が重くなるという課題が発生する。
集塵性能を変えずに、上記の2つの要望に応える手段としては、塵埃を検知する塵埃センサの感度を切り換え可能にするという方法が考えられる。しかし、感度切換で例えば「低感度」が選択された場合、微小のごみが検知できなくなるし、逆に「高感度」が選択された場合、空気中に通常滞留している数十μmの埃にまでも塵埃センサが反応してしまい、いつまでたっても掃除が終わらないということになってしまうという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、簡単に掃除をすませたいという要望と、微小の塵埃も残さず念入りに掃除をしたいという2つの要望に沿う使用性の高い電気掃除機を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、電動送風機を内包する本体と、前記電動送風機によって吸引される塵埃を検知する塵埃センサと、使用者が前記電動送風機の基準回転数を選択する回転数選択手段と、前記塵埃センサによって第1の所定時間あたりに検出された塵埃数に応じて前記電動送風機の回転数を制御する制御手段とを有する電気掃除機において、前記塵埃センサによって検知可能な塵埃の最小径を約10μm〜100μm程度となるように構成すると共に、前記塵埃センサが検知する塵埃数が極少数になるまでの間に前記電動送風機の回転数を前記基準回転数よりも高い状態に維持する運転モードAと、前記塵埃センサが検知する塵埃数がある程度少なくなれば、前記電動送風機の回転数を前記基準回転数に戻す運転モードBと、使用者が前記運転モードAと運転モードBとの切り替えを行うためのモード切り替え手段を設けたもので、塵埃センサが検知可能な塵埃の最小径を10μm〜100μmとすることで、家庭で最も小さい埃であると考えられる家ダニの死骸やふん、新品のじゅうたんのむだ毛等が検知でき、且つ、検知の必要がない(検知したくない)塵埃即ち、空気中に滞留し、電気掃除機のフィルターでも捕捉できない極小の埃を検知しないようにすると共に、上記検知すべき塵埃が少しでも残っている限り、「床面がきれいになっていない」と判断する運転モードAと、ある程度きれいになったら基準回転数に戻す運転モードBとを選択可能にすることで、幅広いニーズに対応できるものである。
本発明の電気掃除機は、簡単に掃除をすませたいという要望と、微小の塵埃も残さず念入りに掃除をしたいという2つの要望に沿う使用性の高いものである。
第1の発明は、電動送風機を内包する本体と、前記電動送風機によって吸引される塵埃を検知する塵埃センサと、使用者が前記電動送風機の基準回転数を選択する回転数選択手段と、前記塵埃センサによって第1の所定時間あたりに検出された塵埃数に応じて前記電動送風機の回転数を制御する制御手段とを有する電気掃除機において、前記塵埃センサによって検知可能な塵埃の最小径を約10μm〜100μm程度となるように構成すると共に、前記塵埃センサが検知する塵埃数が極少数になるまでの間に前記電動送風機の回転数を前記基準回転数よりも高い状態に維持する運転モードAと、前記塵埃センサが検知する塵埃数がある程度少なくなれば、前記電動送風機の回転数を前記基準回転数に戻す運転モードBと、使用者が前記運転モードAと運転モードBとの切り替えを行うためのモード切り替え手段を設けたもので、塵埃センサが検知可能な塵埃の最小径を10μm〜100μmとすることで、家庭で最も小さい埃であると考えられる家ダニの死骸やふん、新品のじゅうたんのむだ毛等が検知でき、且つ、検知の必要がない(検知したくない)塵埃即ち、空気中に滞留し、電気掃除機のフィルターでも捕捉できない極小の埃、を検知しないようにすると共に、上記検知すべき塵埃が少しでも残っている限り、「床面がきれいになっていない」と判断する運転モードAと、ある程度きれいになったら基準回転数に戻す運転モードBとを選択可能にすることで、幅広いニーズに対応できるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明の塵埃数が極少数であると判断する塵埃数を、一般的な新品のじゅうたんを掃除した時に塵埃センサによって検知される塵埃数以下にあらかじめ設定したもので、システムが変われば、塵埃の判定閾値を変える必要があるが、判定閾値を決定するひとつの目安として、むだ毛の多い新品のじゅうたんを用いることにより、判定閾値設定を容易に行うことができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の塵埃数がある程度少なくなったと判断する塵埃数を、一般的なじゅうたんを掃除した時に塵埃センサによって検知される塵埃数以上にあらかじめ設定したもので、判定閾値設定を容易に行うことができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の塵埃センサが検知した塵埃の数又は量を段階的に表示するレベルメータからなる表示手段を設けると共に、運転モードBで運転しているときは、実際に検知した塵埃数よりも少なめに表示するようにしたもので、運転モードAで、塵埃センサが検知した塵埃数を定量的に表示することで、ある程度塵埃数が減ってきたら、使用者の判断で掃除区域を変えることができるので、効率的且つ満足度の高い掃除が行えるものである。また、運転モードB時に、実際に検知した塵埃数よりも少なめに表示することにより、基準回転数で運転される電動送風機の音と表示手段で表示される塵埃の量とが整合し、使用実感が向上する。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の塵埃センサが検知した塵埃の数又は量に応じて点滅周期が変化する1灯からなる表示手段を設けたもので、塵埃の数や量を、視覚的に報知できると共に、低コストで表示手段を構成することができる。
第6の発明は、特に、第4又は第5の発明の表示手段を動作させるための塵埃の数の最大値を切り換えるための表示切替手段を設けたもので、表示手段での塵埃数表示の振り切れの防止と、塵埃数が少ない時の塵埃数の変化をわかりやすくすることができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明の極少数であると判断する塵埃数又は/及びある程度少ないと判断する塵埃数を、使用者が任意に設定できるようにしたもので、使用者は自分の好みに合った設定が行えるため、使用性の高い電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体構成を示す斜視図、図2は、同電気掃除機の回路ブロック図、図3は、同電気掃除機の手元操作表示部の詳細図、図4は、同電気掃除機の塵埃センサの構成を示す断面図である。
図1〜4において、1は掃除機本体であり、吸引力を発生させ、塵埃を集塵室1aに集塵するための電動送風機2を内蔵している。3は、集塵室1aに連通するように掃除機本体1に接続されるホースであり、その一端に、手元操作表示部4が設けられている。前記手元操作表示部4は、使用者が電気掃除機の運転の切替・選択を行うための操作手段27と、各種表示を行うための表示手段28によって構成されている。
図3は、前記手元操作表示部4の詳細図である。前記操作手段27は、「切」ボタン11、「強/弱」ボタン12、「自動」ボタン13、「念入り」ボタン14及び、レンジ調整つまみ19から構成されており、前記表示手段28は、モード表示ランプ15及び、ごみレベルメータ16から構成されている。尚、前記「切」ボタン11、「強/弱」ボタン12及び「自動」ボタン13は、使用者が電気掃除機の運転ポジション即ち、電動送風機2の回転数を選択するための回転数選択手段となるもので、「念入り」ボタン14は、掃除を念入りに行う運転モードA(以下「念入り」モードという)と、掃除を簡単に行う運転モードB(以下「簡易掃除」モードという)のいずれかを選択するモード切り替え手段となるものである。19は、表示切替手段となるレンジ調整つまみで、前記ごみレベルメータ16に表示される塵埃数の最大値を切り替えるために用いられるものである(詳細は後述)。5は、手元操作表示部4に接続された延長管6の上流側端部に接続され、床面(図示せず)に接して被掃除面の塵埃等を吸引するための吸い込み具である。
上記構成により、「強/弱」ボタン12及び「自動」ボタン13のどちらかを操作して前記電動送風機2を駆動させることで、吸い込み具5で吸引された被掃除面の塵埃は、延長管6、ホース3を通って掃除機本体1へと運搬され、掃除機本体1内に内蔵された集塵室1aで捕集されると共に、吸い込み風は前記掃除機本体1より外部に排出される。7は、吸引した塵埃の量を検知する塵埃センサで、ホース3の掃除機本体1との接続部付近に設けられている。
塵埃センサ7は、図4に示すように、発光手段である赤外発光ダイオード17と、赤外発光ダイオード17に対向して設けられた受光手段であるフォトトランジスタ18から構成され、被掃除面から吸引した塵埃が、赤外発光ダイオード17とフォトトランジスタ18の間を通過する際に、赤外発光ダイオード17から発せられる赤外光を遮ることで、フォトトランジスタ18の出力が変化することを利用して、塵埃を検知するようにしたものである。
次に、上記電気掃除機の回路ブロック図を、図2を用いて説明する。
同回路ブロックは、掃除機本体ブロック21と、ホースブロック22に分けられ、各ブロック21、22はコネクタ(図示せず)によって着脱自在に接続されている。
掃除機本体ブロック21は、電気掃除機に電力を供給する商用電源23と、電動送風機2を駆動するための駆動手段24と、各入出力制御を行う信号制御手段25と、各回路素子に直流電源を供給する直流電源回路26から構成されている。
ホースブロック22は、手元操作表示部4の回路として、操作手段27と、表示手段28及び、塵埃検知部の回路として、赤外発光ダイオード17と、フォトトランジスタ18と、前記フォトトランジスタ18の出力を増幅するための増幅回路29及び、パルス変換手段30とで構成されている。
尚、増幅回路29とパルス変換手段30は、赤外発光ダイオード17とフォトトランジスタ18の間を、径がΦ10〜100μm以上、好ましくは、Φ70μm以上の塵埃が通過したときにパルスが出力されるように感度が設定されている。又、駆動手段24と、操作手段27と、表示手段28及び、パルス変換手段30は、信号制御手段25と電気的に接続されている。
以上のように構成された電気掃除機について、以下にその動作、作用を説明する。
商用電源23が投入されたとき即ち、使用者が電気掃除機の電源コード(図示せず)の電源プラグ(図示せず)をコンセント(図示せず)に差し込んだ段階では、電動送風機2は停止の状態であり、ごみレベルメータ16は消灯している。又、運転モードは「念入り」モード即ち、念入りに掃除を行うために、「塵埃センサ7で検出される塵埃数が極少数(例えば、100ms間に3個以下)となるまでの間、電動送風機2の回転数を基準回転数よりも高い状態に維持する」運転モードとなっている。「念入り」モードと「簡易掃除」モード(塵埃センサ7で検出される塵埃数がある程度少なく(例えば、100ms間に10個程度)なれば、電動送風機2の回転数を基準回転数に戻すことで、簡単に掃除を済ませる運転モード)との切り換えは、「念入り」ボタン14で行う。電気掃除機の運転状態に関わらず、前記「念入り」ボタン14を押す毎に、運転モードが「念入り」←→「簡易掃除」と交互に切り替わる。尚、「念入り」モードの時には、モード表示ランプ15を点灯させて、「念入り」モードであることを使用者に報知している。
「強/弱」ボタン12及び「自動」ボタン13は、使用者が電気掃除機の運転ポジション即ち、電動送風機2の回転数を選択するために用いられるもので、「強/弱」ボタン12が押される毎に、運転ポジションが「強運転」←→「弱運転」と交互に切り替わり、「自動」ボタン13が押されると、運転ポジションは「自動運転」となる。電動送風機2の回転数は、信号制御手段25が駆動手段24を介して行う位相制御によって制御しており、その制御位相角によって、電動送風機2の回転数を変化させている。下表に、各運転ポジションの基準回転数と、その時の制御位相角の例を示す。尚、下表の回転数及び位相角は、床面(被掃除面)がきれいである時即ち、パルス変換手段30からパルス出力がない時の数値であり、以降これらを基準回転数及び基準位相角と呼ぶ。
Figure 2007222261
「自動運転」又は「弱運転」の時は、パルス変換手段30から第1の所定時間(本実施の形態では、100ms)の間に出力されるパルス数と、その時の運転モード(「念入り」、「簡易掃除」)及び、後述する「床面指数」に応じて、表1の基準位相角にマイナス方向(回転数が高くなる方向)の補正を加えている。(なお、「強運転」の時は、基準位相角が0°であるため、補正が加えられない)。
以降、位相角の補正方法の詳細について説明する。
表2は、「念入りモード」時の塵埃判断テーブルで、「念入りモード」時の、第1の所定時間(本実施の形態では、100ms)の間に出力されるパルス数に応じた、電動送風機2の運転時の位相角と、床面のきれいさの判断を示すテーブルである。
Figure 2007222261
ただし、ごみレベルの高い状態から低い状態への切換は、100msの間に出力されたごみパルスによって即時切替ではなく、所定の遅延時間(本実施の形態では、1秒)を持たせている。即ち、100ms間のパルス数が3個以下である状態が1秒以上継続しない限り、電動送風機2の回転数は、基準回転数に戻らずに高い状態で維持することになる。尚、本実施例では、「床面がきれいになった」と判断する閾値を「100ms間に3個以下」としているが、これは、たとえ床面がきれいになっても、吸い込み具5等に付着している塵埃分が吸い込まれる事を考慮した設定値である。尚、この設定値は、「念入り」モードで新品のじゅうたんを掃除した時に、むだ毛を吸引し尽すまでの間は「床面がきれいになった」と判断しないレベル即ち、新品のじゅうたんを掃除した時に、塵埃センサ7によって検知される塵埃数以下となるような値であれば、いくつに(掃除実感に応じて)設定してもよい。
「簡易掃除」モード時は、表2の様な塵埃判断テーブルの他に、表3に示す床面指数判断テーブルを用いて、第1の所定時間(100ms)に所定パルス数(本実施の形態では、8パルス)以上が第2の所定時間(本実施の形態では、5秒)の間に発生した回数に応じて床面指数を算出しており、算出した床面指数に応じて、表4に示すようにごみレベルの判断値を変えている。表4は、「簡易掃除モード」時の判断値テーブルである。
Figure 2007222261
Figure 2007222261
「念入り」モードでは、床面が完全にきれいになるまでの間、電動送風機2の回転数を基準回転数よりも高い状態に維持しているのに対して、「簡易掃除」モードでは、ある程度床面がきれいになったら、電動送風機2の回転数を基準回転数まで戻していることがわかる。更に、「簡易掃除」モードでは床面指数判断も行っているため、例えば新品のじゅうたん等、むだ毛の多いじゅうたんを掃除する場合に、塵埃センサ7が塵埃を長時間検知し続けたとしても、いつまでたってもごみレベルが0に戻らず、電動送風機2の回転数が高い状態で維持されるということも防止している。
上記の制御によって、「簡易掃除」モードは、「念入り」モードに比べて、スピーディーに掃除を行うことができるようになっている。
次にごみレベルメータ16の表示方法について説明する。
ごみレベルメータ16は、4つのランプ(図示せず)によって構成され、5段階の表示が可能となっている。ごみレベルメータ16には、パルス変換手段30から、第1の所定時間(本実施の形態では、100ms)の間に出力されるパルス数即ち、塵埃数に応じて表示を変化させている。但し、ごみがあるにも関わらず、電動送風機2の回転数が基準回転数にまで下がってしまうケースがあるので(特に、運転モードが「簡易掃除」モードの時)、パルス数をそのまま表示すると、掃除実感に合わなくなるため、パルス数に補正を加えたものを表示するようにして、ごみレベルメータ16と電動送風機2の動作とを整合させるようにしている。補正量は、各運転モード(「念入り」「簡易掃除」)において、電動送風機2の回転数と、ごみレベルメータ16の表示レベルとの関係がほぼ同一になるように、「念入り」モードと「簡易掃除」モードでそれぞれ個別の補正量設定値が、あらかじめ設定されている。表5に、各運転モード時のごみレベルメータ表示と、パルス数、床面指数との関係を示す。
Figure 2007222261
「簡易掃除」モードでのごみレベルメータ段階は、「念入り」モードよりも多い塵埃数に設定しており且つ、床面指数が上がるほど、ごみレベルメータ段階の塵埃数を増やしているため、「念入り」モード及び「簡易掃除」モードの床面0〜5までのどの状態においても、電動送風機2の回転数と、ごみレベルメータ表示の関係はほぼ一定となっており、ごみレベルメータ16と電動送風機2の動作との整合性が保たれていることがわかる。
尚、表5の判断値テーブルは、レンジ調整つまみ19が標準レベル(中央)に選択されている場合の判断値であるが、更に、レンジ調整つまみ19を操作することで、前記ごみレベルメータ16に表示する最大塵埃数を変更可能にしている。具体的には、レンジ調整つまみ19を低い側(左方向)に動かせば、動かした量に応じてごみレベルメータ16の5段階の判断値を小さくすると共に、それに応じて0〜4段階の判断値を比例的に小さくする。例えば、「念入りモード」で、レンジ調整つまみ19を低い側に5段階動かした場合、各判断値は表6のようになり、ごみレベルメータ段階の塵埃数が少なくなるため、塵埃数変化がわかりやすくなるものである。
Figure 2007222261
レンジ調整つまみ19を高い側(右方向)に動かした場合は、この逆で、ごみレベルメータ段階の塵埃数が多くなるため、検知する塵埃数が多い場合にも、ごみレベルメータ16の振り切れがなくなり、塵埃数の変化が表示できるものである。
尚、電動送風機2が駆動している時に、「切」ボタン11が押された場合、前記電動送風機2が停止し、ごみレベルメータ16も消灯する。
以上のように本実施の形態によれば、塵埃センサ7が検知可能な塵埃の最小径を10μm〜100μm、好ましくは、70μmとすることで、家庭で最も小さい埃であると考えられる家ダニの死骸や新品のじゅうたんのむだ毛等が検知でき、且つ、検知する必要のない(あるいは検知したくない)空気中に滞留する極小の埃を検知しないようにすると共に、上記検知すべき塵埃が少しでも残っている限り、「床面がきれいになっていない」と判断する「念入り」モードと、「ある程度床面がきれいになった」段階でよしとする「簡易掃除」モードを選択可能にすることができる。
尚、本実施の形態においては、モード選択を「念入り」と「簡易掃除」の2モード選択としたが、塵埃パルス判断値が少しずつ異なる多数の運転モードが選択できるようにしたり、運転モード選択の代りに、スライドスイッチ等の無段階の塵埃パルス判断値選択手段(図示せず)を設ければ、様々な使用者の要求に合った掃除ができることになり、使用性の高い電気掃除機を提供できることは明らかである。
又、上記実施の形態では、塵埃表示をごみレベルメータ16で行ったが、LED(図示せず)を一灯設け、塵埃数(パルス数)によって、そのLEDの点滅周期を表7のように切り替えるようにすれば、ごみレベルメータ16ほど定量的な表示は行えないが、低コストでほぼ同様の効果を得ることができる。
Figure 2007222261
以上のように、本願発明に係る電気掃除機は、家庭用だけでなく、例えば微小の塵埃までも残さず掃除する必要がある衛生関係の業務用等、今後のさまざまな形態の電気掃除機に応用展開可能である。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体構成を示す斜視図 同電気掃除機の回路ブロック図 同電気掃除機の手元操作表示部の詳細図 同電気掃除機の塵埃センサの構成を示す断面図
符号の説明
1 掃除機本体
1a 集塵室
2 電動送風機
4 手元操作表示部
7 塵埃センサ
11 「切」ボタン(回転数選択手段)
12 「強/弱」ボタン(回転数選択手段)
13 「自動」ボタン(回転数選択手段)
14 「念入り」ボタン(モード切り替え手段)
15 モード表示ランプ
16 ごみレベルメータ
17 赤外発光ダイオード(発光手段)
18 フォトトランジスタ(受光手段)
19 レンジ調整つまみ(表示切替手段)
21 掃除機本体ブロック
22 ホースブロック
25 信号制御手段(制御手段)
26 直流電源回路
27 操作手段
28 表示手段

Claims (7)

  1. 電動送風機を内包する本体と、前記電動送風機によって吸引される塵埃を検知する塵埃センサと、使用者が前記電動送風機の基準回転数を選択する回転数選択手段と、前記塵埃センサによって第1の所定時間あたりに検出された塵埃数に応じて前記電動送風機の回転数を制御する制御手段とを有する電気掃除機において、前記塵埃センサによって検知可能な塵埃の最小径を約10μm〜100μm程度となるように構成すると共に、前記塵埃センサが検知する塵埃数が極少数になるまでの間に前記電動送風機の回転数を前記基準回転数よりも高い状態に維持する運転モードAと、前記塵埃センサが検知する塵埃数がある程度少なくなれば、前記電動送風機の回転数を前記基準回転数に戻す運転モードBと、使用者が前記運転モードAと運転モードBとの切り替えを行うためのモード切り替え手段を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 塵埃数が極少数であると判断する塵埃数を、一般的な新品のじゅうたんを掃除した時に塵埃センサによって検知される塵埃数以下にあらかじめ設定したことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 塵埃数がある程度少なくなったと判断する塵埃数を、一般的なじゅうたんを掃除した時に塵埃センサによって検知される塵埃数以上にあらかじめ設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  4. 塵埃センサが検知した塵埃の数又は量を段階的に表示するレベルメータからなる表示手段を設けると共に、運転モードBで運転しているときは、実際に検知した塵埃数よりも少なめに表示するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 塵埃センサが検知した塵埃の数又は量に応じて点滅周期が変化する1灯からなる表示手段を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 表示手段を動作させるための塵埃の数の最大値を切り換えるための表示切替手段を設けた請求項4又は5に記載の電気掃除機。
  7. 極少数であると判断する塵埃数又は/及びある程度少ないと判断する塵埃数を、使用者が任意に設定できるようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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