JP2012005559A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵性能、使用性に優れた電気掃除機を提供する。
【解決手段】床面のゴミを吸引すると共に回転ブラシ30を回転駆動する電動機10を内蔵する吸込み具31と、前記吸込み具31の往復移動時の移動速度を検出する移動速度検出手段52と、床面の状態を検出する電流検知手段41と、吸引力を発生させる電動送風機2と、吸引されたゴミを検出する集塵検出手段51と、前記移動速度検出手段52と前記電流検知手段41と前記集塵検出手段51の出力を受けてその条件での最適な集塵状態が得られるように、前記電動機10及び前記電動送風機2の回転数を制御する信号制御手段4を備えたもので、床面の状態を把握し、ゴミのある状態では確実に吸引を行い、使用者の往復動作での吸引効率を上げるために、電動機10、電動送風機2の回転数を最適化して、確実にゴミを吸引し、使用者の好みに合わせた最適な集塵を実現することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、一般家庭などにおいて、掃除に使用される電気掃除機に関するもので、特に、使用者の操作と使用性に関連した制御に関するものである。
従来、使用者が電気掃除機を操作する際の操作時間や速度については、単位時間あたりの吸込み具の往復回数などから算出し、この結果によって、吸引力を変化させるようにしたもの等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−82430号公報
しかしながら、実際の掃除環境下においては、お客様(使用者)の掃除方法は千差万別であり、いろいろな操作や扱い方がある。使用者の生活パターンや生活環境などの条件によって大きく異なってくることは明らかである。
その中で、上記特許文献1に記載されたような、掃除の往復操作の速度や時間によって違いを設けた従来の電気掃除機では、遅い操作速度や時間の場合には、吸引力を下げて静かな掃除とし、速度や時間が早い場合には吸引力をあげた掃除とすることで、その人の操作に合った掃除を行うようにしている。
しかしながらこういった従来の電気掃除機の方式においては、掃除の本来の目的である、ゴミを吸引するということに対しての性能が低下することにもなりかねないし、また、吸引力をあげても効果が得られないこともあり、エネルギーをロスすることになるといった課題を有していた。
さらに、ゴミが多くあるにもかかわらず、速度の遅い場合には、吸引力を下げるため、ゴミがあるのに吸引力が下がり、電気掃除機本来の機能を満足しない結果になってしまうことにもなる。また、早く操作しても、ゴミがなければ、吸引力をあげる必要もなく、電気掃除機の目的である掃除をすることから離れた制御になってしまうことも、課題となっていた。
あわせて、床面の状況によってもゴミの取れ方が異なり、フローリング上で、吸引力を大きくしても、吸引力をUPする前と大きな効果を得ることはできないこともあり、また逆に、絨毯上で吸引力を下げると、ゴミ取れ性能の低下となって、掃除をしているのに、吸引できていない結果になることがわかっている。こういった場面においても、吸引力だけでの制御では、不十分な状態が多い、という課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、床面の状態を検出し、その床面のゴミの状態を検出し、さらには、使用者の掃除の往復動作の状態を検出し、特に、ゴミがあるところに対して、これらの情報を基に、往復動作の速度でもっともゴミが吸引できるような本体の吸引力、吸込み具の回転数のコントロールが可能な、使用性の高い電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、床面のゴミを吸引すると共に回転ブラシを回転駆動する電動機を内蔵する吸込み具と、前記吸込み具の往復移動時の移動速度を検出する移動速度検出手段と、床面の状態を検出する電流検知手段と、吸引力を発生させる電動送風機と、吸引されたゴミを検出する集塵検出手段と、前記移動速度検出手段と前記電流検知手段と前記集塵検出手段の出力を受けてその条件での最適な集塵状態が得られるように、前記電動機及び前記電動送風機の回転数を制御する制御手段を備えたもので、床面の状態を把握し、ゴミのある状態では確実に吸引を行い、使用者の往復動作での吸引効率を上げるために、電動機、電動送風機の回転数を最適化して、確実にゴミを吸引し、使用者の好みに合わせた最適な集塵を実現することができる。
本発明の電気掃除機は、使用者の掃除の操作往復動作の速度に応じ、その条件で最も吸引できる状態の負荷状態とすることで、床面状態を把握しながら、最も最適な吸引条件を生み出せる電気掃除機を提供できるものである。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体斜視図 同電気掃除機の回路ブロック図 同電気掃除機の塵埃センサの構成を示す断面図 (a)同電気掃除機の塵埃センサの出力波形(フローリングの場合)を示す図、(b)同塵埃センサの出力波形(絨毯の場合)を示す図 同電気掃除機の制御フローチャート 同電気掃除機での掃除の際の床面の種類と、摩擦量、電流値の関係を示す図 同電気掃除機の回路ブロック図 同電気掃除機の電動機の電流波形を示す図 同電気掃除機の電動機の電流波形を示す図 同電気掃除機の吸込み具の移動速度と集塵度合いの関係を示す図 同電気掃除機の電動送風機の吸引力と集塵度合いの関係を示す図 同電気掃除機の吸込み具の回転ブラシの回転数と集塵度合いの関係を示す図 同電気掃除機の吸込み具の移動速度と集塵度合いの関係を示す図 同電気掃除機の吸込み具の移動速度と集塵度合いの関係を示す図 同電気掃除機の電動送風機の吸引力と集塵度合いの関係を示す図 同電気掃除機の吸込み具の回転ブラシの回転数と集塵度合いの関係を示す図 同電気掃除機の集塵検出手段の出力例を示す図 同電気掃除機の吸込み具の移動時間とストローク長の関係を示す図 同電気掃除機の吸込み具の移動時間と消費エネルギーの関係を示す図 同電気掃除機の吸込み具の回転ブラシの回転数とブラシが接している時間の関係を示す図 同電気掃除機の電動送風機の吸引力と操作力の関係を示す図 同電気掃除機の表示手段の表示例を示す図 同電気掃除機の移動速度検出手段の検知例を示す図
第1の発明は、床面のゴミを吸引すると共に回転ブラシを回転駆動する電動機を内蔵する吸込み具と、前記吸込み具の往復移動時の移動速度を検出する移動速度検出手段と、床面の状態を検出する電流検知手段と、吸引力を発生させる電動送風機と、吸引されたゴミを検出する集塵検出手段と、前記移動速度検出手段と前記電流検知手段と前記集塵検出手
段の出力を受けてその条件での最適な集塵状態が得られるように、前記電動機及び前記電動送風機の回転数を制御する制御手段を備えたもので、床面の状態を把握し、ゴミのある状態では確実に吸引を行い、使用者の往復動作での吸引効率を上げるために、電動機、電動送風機の回転数を最適化して、確実にゴミを吸引し、使用者の好みに合わせた最適な集塵を実現することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の吸込み具の往復移動時の移動時間を検出する移動時間検出手段と、実験等で得られた前記吸込み具の移動時間とその移動速度の相関関係データとを有し、前記移動時間検出手段より得られた時間から、前記相関関係データを用いて移動速度を導き出し、その導き出した移動速度での吸引効率を上げるように、制御手段が、電動機及び電動送風機の回転数を最適化するようにしたもので、実際のデータで往復時間から往復速度を算出でき、使用者の好みに合わせた最適な集塵を実現することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の集塵検出手段の出力によって、吸込み具の往復動作の時間を得る集塵移動時間検知手段を有し、この集塵移動時間検知手段から相関関係データを用いて移動速度を導き出し、その導き出した移動速度での吸引効率を上げるように、制御手段が、電動機及び電動送風機の回転数を最適化するようにしたもので、集塵されるゴミの傾向で往復の時間を算出でき、より簡単に使用者の好みに合わせた最適な集塵を実現することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の吸込み具の往復動作時の集塵効率が最もよい移動速度を表示する表示手段を設けて、使用者にその速度での前記吸込み具の操作を促すようにしたもので、その電気掃除機で床面によって最も効率よく集塵できる状態にすることができるように、表示によって理想の移動速度を促すことができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の電流検知手段の出力より、床面がフローリング材と判断された場合に、床面の磨き機能を強化するために、電動機の制御を可変させるもので、フローリング材の磨きを優先した掃除を自動で行うことができる。
第6の発明は、特に、第1〜4のいずれか一つの発明の電流検知手段と、集塵検出手段とで、床面がフローリング材と判断された場合には、可変する負荷で電動送風機を最優先とし、床面が絨毯と判断された場合には、電動機を優先するもので、床面に応じて集塵方法の設定を変更し、効率よく集塵できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における電気掃除機について、図1〜23を用いて説明する。図1は、本実施の形態における電気掃除機の全体斜視図、図2は、同電気掃除機の回路ブロック図、図3は、同電気掃除機の塵埃センサの構成を示す断面図、図4は、同電気掃除機の塵埃センサの出力波形、図5は、同電気掃除機の制御フローチャートである。
図1、2において、本実施の形態における電気掃除機の掃除機本体21は、後部に電動送風機2を内蔵した電動送風機室22が配され、前部に、塵埃を捕集する集塵室23が配され、掃除機本体21の前部には、ホース24の一端に設けた接続パイプ25が着脱自在に接続される吸気口26が設けられている。
ホース24の他端には、掃除の際に握ると共に掃除機本体21の運転を操作するための
操作部9を有する把手27を備えた先端パイプ28が設けられている。前記操作部9は、操作手段として「切」ボタン(図示せず)、「運転」ボタン(図示せず)などにより構成されている。
29は、伸縮自在の延長管で、下流側端部が、前記先端パイプ28に着脱自在に接続され、他端は、塵埃掻き上げ用の回転ブラシ30と、その回転ブラシ30を回転駆動する電動機10を内蔵した吸込み具31に着脱自在に接続される。
上記構成により、操作部9を操作して、電動送風機2を駆動させることで、吸込み具31で空気と共に吸引された被掃除面の塵埃は、延長管29、ホース24を通って掃除機本体21へと運搬され、塵埃は、掃除機本体21内に内蔵された集塵室23で捕集されると共に、きれいになった吸込み風は、掃除機本体21の後方より外部に排出される。
又、掃除機本体21の後部には、コンセント(商用電源)に接続して、掃除機本体21に内蔵されている後述の各回路ブロックに電源を供給するための電源コード13が設けられている。更に、前記吸込み具31の底面には、前記吸込み具31が被掃除面に接地したときのみONするリミットスイッチにより構成された離床検知手段11が配置されている。
8は、吸引した塵埃の量を検知する塵埃センサで、前記接続パイプ25に設けられている。 前記塵埃センサ8は、図3に示すように、発光手段である赤外発光ダイオード15と、前記赤外発光ダイオード15に対向して設けられた受光手段であるフォトトランジスタ16とを備え、被掃除面から吸引した塵埃が、前記赤外発光ダイオード15とフォトトランジスタ16の間を通過する際に、赤外発光ダイオード15から発せられた赤外光を前記塵埃がさえぎることで、前記フォトトランジスタ16の出力が変化することを利用して、塵埃を検知するようにしたものである。
次に、図2を用いて本実施の形態における電気掃除機の制御回路構成を説明する。回路図上の各回路ブロック32a、32b、及び32cは、それぞれ掃除機本体21、ホース24及び、吸込み具31に配されるものである。商用電源1には、電源波形のゼロクロスを検出するためのゼロクロス検出回路3と、信号制御手段4に電源を供給するための電源回路5と、電動送風機2と、電動機10が接続されている。前記電動送風機2と電動機10は、それぞれ駆動回路A6と駆動回路B7を介して、前記信号制御手段4により位相制御されるように構成されている。
この時の位相制御角は、後述する床面指数と、塵埃センサ8の出力信号に応じて決定されている。位相制御を行なうために必要となるゼロクロス検出回路3は、前記信号制御手段4に接続されている。塵埃検知部の回路として、前記フォトトランジスタ16の出力を増幅するための増幅回路17及び、パルス変換手段18を有しており、前記増幅回路17とパルス変換手段18は、赤外発光ダイオード15とフォトトランジスタ16の間を、径がΦ70μm以上の塵埃が通過した時に、パルスが出力されるように設定されている。又、離床検知手段11、操作部9及び、パルス変換手段18は、信号制御手段4と電気的に接続されている。
以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機について、図5に示す制御フローチャートを用いて、以下にその動作、作用を説明する。
商用電源1が投入されたとき即ち、使用者が電気掃除機の電源コード13の電源プラグ(図示せず)をコンセント(図示せず)に差し込んだ段階では、電動送風機2は停止の状態である。
ステップ1では、操作部9の操作状況を確認し、「運転」ボタンが押されたなら、電動送風機2の運転を行い、「切」ボタンが押されたなら、電動送風機2の運転を停止させる。
次にステップ2では運転中かどうかの判断を行い、運転停止中であれば、塵埃センサ8の出力データを全てリセットすると共に、次回運転開始時に、床面指数算出周期を短くするための準備として、床面検知済フラグをリセットし、タイマA(図示せず)に5秒をセットする。
運転中であれば、ステップ3に進む。尚、床面検知済フラグとは、吸込み具31が接地即ち、塵埃センサ8の出力値リセット後、最初の床面指数算出が済んでいるかを示すフラグであり、タイマAは、床面指数算出周期を短くする時間の残り時間をカウントするためのカウントダウンタイマである。
ステップ3では、離床検知手段11の出力から、吸込み具31が被掃除面に接地されている(以降、「着床」と呼ぶ)か、被掃除面から離されている(以降、「離床」と呼ぶ)かを判断し、離床であれば、離床の時間を計測するための離床タイマ(図示せず)をカウントアップすると共に、着床後に、離床中の塵埃センサ8の出力値を除外して床面指数の算出を行うための準備として、0.1秒タイマ(図示せず)及び0.1秒間の塵埃センサ8出力パルス数をリセットする。
ステップ3で着床状態であれば、ステップ4に進み、床面指数等の算出処理を行う。尚、塵埃センサ8の出力パルス数のカウント(積算)は、常時行っており、後述するステップ10以降で、0.1秒毎のパルス数を集計している。
ステップ4以降は、着床の時にしか処理されない部分である。まずステップ4では、床面検知済フラグがセットされているかどうかの判定を行っている。
床面検知済フラグがセットされていれば、ステップ5で離床時間が0.5秒以上であるか判定し、0.5秒以上であれば、タイマAに5秒をセットすると共に、床面指数算出用の各タイマ、カウントをリセットすることで、次のステップ7で、5秒間は、床面指数の判定周期を1秒に設定するための準備を行う。離床時間が0.5秒未満であれば、床面指数の判定周期は通常通りとなる。
ステップ4で、床面検知済フラグがセットされていなければ、ステップ6で離床時間が2秒以上であるかどうかを判定し、2秒以上であれば、タイマAに5秒をセットすると共に、床面指数算出用の各タイマ、カウントをリセットすることで、次のステップ7で、5秒間は床面指数の判定周期を1秒に設定するための準備を行う。離床時間が2秒未満であれば、床面指数の判定周期は通常通りとなる。
更にステップ7で、タイマAが0であるとき即ち、床面指数判定周期を短くする時間を超えている時には、ステップ8で床面指数に応じて床面指数判定周期を切り換えている。即ち、床面指数が高い(被掃除面のごみが取れにくい)状態の時には、床面指数算出周期を2.5秒に設定し、床面指数が低い(被掃除面のごみが取れやすい)状態の時には、床面指数算出周期を5秒に設定している。
ステップ9では、離床タイマのリセット、塵埃センサ8のパルス数集計タイミング計測用の0.1秒タイマ及び、床面指数算出タイミング計測用の床面タイマ(図示せず)のカウントアップ、並びに、床面指数算出周期を短くする時間の残り時間を計測するためのタイマAのカウントダウンを行っている。
ステップ10以降は、塵埃センサ8の出力パルスの集計処理である。ステップ10で0.1秒タイマが0.1秒に達していれば、ステップ11に進む。このため、ステップ11以降は、0.1秒毎に処理されることになる。
ステップ11及び12では、0.1秒間の塵埃センサ8の出力パルスに応じて、カウンタA(図示せず)及びカウンタB(図示せず)のカウントアップを行っている。カウンタAには、0.1秒間のパルス数が2以上であった回数が、カウンタBには、0.1秒間のパルス数が3以上であった回数が記憶されることになる。
ステップ13では、0.1秒間のパルス数と、床面指数に応じて、下表に示すテーブルに従って、電動送風機2の制御位相角を設定している。パルス数が多い(被掃除面のごみが多い)時ほど、又、床面指数が高い(被掃除面のごみが取れにくい)ほど、位相角を小さくすることで、パワーを上げる設定になっている。
ステップ14では、床面タイマと、ステップ7で設定された床面指数算出周期とを比較して、床面指数算出のタイミングであるかどうかの判定を行い、床面指数算出タイミングであれば、床面指数の算出を行った後、ステップ15で各タイマ、カウンタをリセットすると共に、床面検知済フラグをセットして、ステップ1に戻る。
床面指数算出は、以下のようにして行う。
まず最初に、床面指数算出タイミングにおけるカウンタA及びカウンタBの値を、下式に基づいて補正する。
カウンタA(補正値)=カウンタAの値×(5秒÷床面指数算出周期)
カウンタB(補正値)=カウンタBの値×(5秒÷床面指数算出周期)
上式から分かるように、各カウンタの補正値は、床面指数算出周期間でのカウンタ値を
、5秒間でのカウンタ値相当になるように比例計算によって算出した値である。
次にカウンタA、Bの補正値と、下表に示すテーブルに従って、床面指数を算出する。
図4に示すように、フローリング上では、局所的に塵埃の分布があっても、短時間で塵埃が除去されるため、パルス数は単発的に増加してすぐに低下する傾向にあり、一方、じゅうたん上では、元々むだ毛が多く存在していたり、じゅうたんの奥まで塵埃が侵入しており、塵埃の除去に長い時間がかかる等の原因によって、フローリングに比べてパルス数の絶対値が多い傾向にある。
カウントA、Bの値から、床面指数を算出する方式は、既に公知であるので、詳細は割愛するが、前述した各床面の特性を利用して床面指数を精度よく算出するために、パルス数の絶対値ではなく、所定値以上のパルス数の発生頻度によって床面指数を算出する方式が一般的に用いられている。
以上のように、本実施の形態においては、離床検知手段11によって、吸込み具31の離床/着床状態を検出し、前記吸込み具31が一旦被掃除面から離されて再度接地された時、床面指数算出用としてそれまでに蓄積した前記塵埃センサ8の出力データ(カウンタA、B)を一旦リセットし且つ、接地後から5秒間、床面指数の算出を通常の5分の1(1秒)周期で行うため、異なる掃除面への移動の際、従来のものよりも床面指数の追従性が向上する。
尚、床面指数の算出を短い周期で行うので、仮にフローリングへの移動において、移動先がたまたま局所的に塵埃の多い場所であった場合、床面指数を高い側(ごみの取れにくい床面)に間違って算出してしまうが、その場所の塵埃を吸い込んだ後すぐに正しい床面指数を算出できるし、局所的に塵埃の多い場所と、ごみの取れにくい床面とで、電動送風機2への通電量が同一即ち、どちらも集塵性能アップのために一時的にパワーを高くしても違和感はなく、むしろ掃除実感に合った制御であると言える。
又、吸込み具31が被掃除面に接地されている状態で運転を開始した時や、運転を開始した後、初めて吸込み具31が被掃除面に接地された時も、運転開始から5秒間、床面指数の算出を通常の5分の1(1秒)周期で行うため、運転開始時の床面指数追従性も向上する。
又、通常時には、床面指数が高い(被掃除面のごみが取れにくい)状態の時には、床面指数が低い(被掃除面のごみが取れやすい)状態の時の半分(2.5秒)の周期で床面指数の算出を行うので、フローリングで発生しやすい床面指数の誤算出を防止しつつ、じゅうたん即ち、床面指数の高い場所から、フローリングへの移動の際に、前記吸込み具31の離床を伴わなかった場合でも、従来よりも床面指数の追従性を向上させることができる。
尚、床面指数が高い被掃除面を掃除している時には、長時間同じ場所を掃除し続けない限り、塵埃センサ8の出力はあまり低下しないので、たとえ床面指数の算出を短い周期で行っても、間違って床面指数を低い側に算出することはない。
又、床面検知済フラグによって、吸込み具31の離床→着床時に、最初の床面指数算出が完了しているかどうかを判定し、離床→着床のタイミングが、最初の床面指数算出前で且つ、離床時間が2秒以内であった場合には、床面指数算出用としてそれまでに蓄積した前記塵埃センサ8の出力データをリセットせずに、前記吸込み具31が被掃除面から離されている間の塵埃センサ8の出力値のみを除外して、接地後に、床面指数の算出処理を継続して行うので、例えば、エリアマット等、頻繁に吸込み具31の接地・離床が繰り返される掃除面に移動した場合でも、前記塵埃センサ8の出力データのリセットを繰り返し行うことがなく、更に離床時即ち、塵埃センサ8の出力が不安定な状態のデータを除外して床面指数を算出するので、間違った床面指数を算出することなく素早く床面指数を追従させることができる。
又、吸込み具31が被掃除面から離されている時間が0.5秒未満であった場合、接地時の塵埃センサ8の出力データのリセットを行わずに、前記吸込み具31が被掃除面から離されている間の塵埃センサ8の出力値のみを除外して、接地後に床面指数の算出処理を継続して行うので、エリアマット等、頻繁に吸込み具31の接地・離床を繰り返された場合でも、従来よりも精度よく床面指数を算出し且つ、通常の被掃除面を掃除している時と同様に、床面指数を都度更新することができるものである。
このような制御を行う塵埃センサ8を利用した床面状態推定にくわえて、吸込み具31に内蔵されている塵埃掻き上げ用の回転ブラシ30とその回転ブラシ30を回転駆動する電動機10の電流変化を利用した推定を行う。
ここで、この電流変化での検出は、回転ブラシ30と床面との摩擦量に大きな関係があることになる。図6に示すように床面の種類によって、前記回転ブラシ30と床面での摩擦量に変化が生じる。じゅうたんでも、毛の長いものと短いものでは大きく変化することになる。よって、その変化を前記電動機10の電流変化に変えて検出を行おうとするものである。
しかしながら、電流の変化において、前記のように摩擦量での関係が有るということになると、摩擦により磨耗して摩擦量が変化していくことは予想されることである。そこで、前記塵埃センサ8での推定と合わせたセンシングを行うことによって、双方の長所を最大限に生かしながら精度のよい検出を確実に行えるようになる。
つまり、それぞれの長所・短所を確実に理解し、長所を生かした検出を行うことで、使用者にとって使い勝手のよいものとなる。
塵埃センサ8による判断としては、経年変化による影響がほとんどなく、対象となるゴミは確実に入力されるが、床面全般的なゴミの傾向はあるが、ごみ量が変化しない場合に判断が遅れる可能性がある。電流による判断としては、床面変化に対する電流の変化は早
いので、判定が早期にできるが、経年変化で、検出レベルが多く変化する。
この内容を生かしながら、床面状態を推定する動作を図7を参照しながら説明する。
図1の回路ブロック32a、32b、32cについては、それぞれ、掃除機本体21内の回路、操作部9・ホース24内の回路、そして、吸込み具31内の回路となっている。
前記電動機10に流れる電流を検知する電流検知手段41とを有し、この電流検知手段41の出力を前記信号制御手段4に入力する。入力するタイミングについては、図8の測定ポイントで示したタイミングである。
このタイミングについて説明すると、電動送風機2については、電力量を調整するために位相制御をかけて動作させているのであるが、同じ電源を用いているために、電流量の多い電動送風機2の動作時に、電動機10の波形が影響を受けることがある。移動制御での電力量の制御は、図8のA期間であり、この期間をはずせば、基本的には影響を受けることはない。
また、電動機10の動作については、1方向での動作を行っているが、使用者の吸込み具31を動作させる動きは往復運動であり、押し込み際には、同じ方向に動作を行っている(前進の回転方向)が、引き戻す際には、電動機10と引き戻し方向は逆回転になり、電流波形にも大きな影響が出る。それが図8のBである。この波形を見ても、測定ポイントCにおいては、その影響がほとんどないことがわかる。よって、測定ポイントは、電動送風機2と逆回転の影響の小さいポイントでおこなうこととした。
このポイントでの測定において、吸込み具31の使用者の動作は、大まか約1秒の往復運動であり、この1秒の間に押し込みと引き戻しの動作を行うことになる。この動作に対しては、前記電動機10に流れる電流値が変化することはいうまでもなく、押し込んだ最後のタイミングが、電流値が最も高くなる傾向にあり、引き戻し時には、回転ブラシ30が浮き気味になりながら戻ってくるために、電流値が全般的に小さくなる傾向にある。
そこで、一番高い電流と一番低い電流との差での判断を行うことになると、使用者によっては、押し込む際の押し込み方と引き戻す際の回転ブラシ30の浮き気味レベルが異なり、変動差が大きくなったり、反対に小さくなったりして安定した変動差が得られにくい場面が出てくることになる。そこで、最大値を取ることで、一方向での電流レベルを確実に得ることができるので、通常の使用状態(押し込みの力下限を気にすることのないレベル)を確認して、設定すればいいことになる。
そこで、まず図6のように床面での摩擦量の違いを確認し、電流レベルを確認する。その中で、じゅうたんとフローリングの検知を行うためのレベルDを設定する。このレベルについては、前記電動機10のばらつきなどを含めた最大レベルでの判定Y、センター値X、さらには経年変化(たとえば600時間運転)での最大変化した際のレベルZでも、床面検知のレベルがじゅうたんとフローリングが判断できるレベルとする。
これによって、製品のばらつきや、使用者の操作(押し込み時と引き戻し時での個人差)などを含めたすべてのばらつきに対しても、床面状態の判定は正確に検出できるようになる。
押し込み時と引き戻し時とでの信号レベル差については、図9のようなイメージである。
押し込み時には、使用者が回転ブラシ30に力を入れる方向に作用されるので、電流が大
きめになり、引き戻し時には、逆に浮き気味になるため空回りする方向のデータが一般的になる。
ここで、この電流検知手段41と前記床面指数との出力についての処理について説明する。
図7の回路ブロック図によって説明する。電流検知手段41にて検出された床面検知と、床面指数による床面推定とを演算する演算手段42によって、最終の床面状態を決定する。前記演算手段42は、両方の信号が共にフローリング、じゅうたんと判断した場合には、それぞれフローリング、じゅうたんと判断を決定する。
このことによって、2センサーによって確実にどちら共に検知した際の判定ができ、非常に精度のよい検出ができることになる。
これに対して、切り替えを早くすることに特化する場合や、各センサのそれぞれの特徴を生かすために論理和での対応を行うことで、さらに別の特徴を生み出すことができる。つまり、電動機10に流れる電流が、経年変化で大きく変化した場合や、機器のばらつきが推定以上に大きくなったりした場合などにおいても確実に床面状態を検出できるためには、どちらかの信号を優先しておく必要がある。
そこでどちらかが確実にフローリングもしくはじゅうたんと判断した場合には、そちらに演算結果として判定する。基本的には、フローリングからスタートし、どちらかがフローリング判定からじゅうたんに変化した場合にはじゅうたん判定とし、じゅうたん判定からフローリングになるまで継続する。このことによって、万一、電動機10の電流がじゅうたんのレベルにならない状態の変化が起きても、従来からの床面指数は、ゴミの量に応じたものであるから、使用者の掃除を行う実感にはあっているはずであり、確実な検知ができることになる。さらに、逆に電動機10の電流は、床面に回転ブラシ30を置いた時点で瞬時に判断されることから、切り替えに対する反応が非常に早くなり、使用者にとってはより使用性の高い状態が提供できることになる。
床面指数で、床面のゴミ量と床面を推定でき、この内容で実際の掃除に対して床面指数で電動送風機2の電力量を前記信号制御手段4からの信号でコントロールすることで、ゴミが多いときには電動送風機2の電力量をUPさせ、ゴミの少ないときには電力量をセーブすることを行っているわけであるが、今回、このコントロールにあわせて、さらに電流検知手段41によって、回転ブラシ30が床面の摩擦量に沿った電流変化を検出し、この結果も合わせて、前記電動送風機2の電力量をコントロールすることになる。
よって、床面状態を今までよりも早く切り替えることが電流検知手段41の出力で行うことができ、さらに2つのセンサでより確実な検知を行え、さらに経年変化などによりセンサ出力の変化に対しても確実に対応ができる画期的な床面状態の検出が行えることになる。
前記床面指数の出力を演算する演算装置によって、前記電動送風機2への通電量を変えることで、床面の種類や床面のごみ量の状態にあった吸引力を電動送風機2で作り出すことができる。
以上の内容で、電流検知手段41の動作、集塵検出手段51の動作が成り立っているのである。
さらに、移動速度検出手段52について説明する。
使用者は掃除を行うときに、電気掃除機の把手27を持ち、前後に往復運動をおこなう。この動作は、使用者ごとに異なった速度での操作となっている。性格やそのときの状況、居住環境などによってもまちまちである。
製品面から見ると、この速度(以下移動速度と称す)については、遅いほうが集塵面では有利になる。これは、その位置にどれだけ長く存在できるかということで、存在時間が長ければ長いほど吸引される可能性が高くなることで推定できる。つまり、ゆっくりと吸込み具31を移動するほうが、速く移動するよりは多くのゴミが取れるということになる(図10〜図16参照)。
次に、吸込み具31内にある回転ブラシ30を駆動している電動機10の制御について説明する。
この回転ブラシ30は、フローリングに対しては表面にブラシを当てることによって、付着した菌などをはがすことができ、絨毯については、ブラシによって絨毯の目の間に入っているゴミをかき出したり、また目を広げて吸引しやすくしたりする効果がある。反面、あまり回転数が高くなり、床面の表面に砂などの意外と大きな粒子になると、回転することによって、その砂などを弾き飛ばす可能性はある。よって、絨毯の毛が細かく、内にゴミが侵入しやすいような絨毯については、回転数による影響があまり大きくなく、ゴミが表面にとどまっている絨毯については、回転数の影響が異なっている結果となる(図12、図13参照)。
次に、掃除機本体21内の電動送風機2による吸引力について説明する。
吸引力は、基本的には強いほうが集塵性はよい。吸引力が強いということは、吸込み具31内の気圧が負圧になりやすいということであり、この負圧のレベルが大きければそれだけ集塵がよいことになる。
さて、上記吸込み具31の移動速度、吸込み具31内の回転ブラシ30の回転数、掃除機本体21の電動送風機2の吸引力の3項目に対して、その制御についての動作を示す。図7に示したように、移動速度を検出する方法(移動速度検出手段52)としていろいろあるが、一例として、移動速度検出手段52として加速度センサを用いた例で説明する。加速度センサは、移動するものの加速度を測定できるものであり、X、Y、Zの方向の加速度を検出できる。図23がその出力事例である。所定の力で、それぞれX、Y、Z方向に移動させた場合の出力である。ちなみに、X、Yの合成方向に移動した場合には、X、Yそれぞれが作用されたレベルの出力として、X、Yのみに信号が出力されることになる。
そこで、たとえば掃除をする際の操作を考えると、前記したが、電気掃除機の把手27をもって前後に操作を行っている。この動作を細かく分析すると、手前から奥に向かって移動を開始する際に、加速度が働く。移動を行っている状態では、一定の速度であれば、加速度はない。次に、奥まで到達した際には、加速度が反対方向に働くことになり、次の瞬間には手前に引き戻すこととまり信号を得られ、さらに手前に引き戻したタイミングでもう一度変化が出る。
この様に、加速度センサを用いることで往復動作での手前から奥に移動する際、奥から戻ってくる際には信号を発することになり、その時間を計時することで移動時間がわかる。
すなわち、本実施の形態では、加速度センサが吸込み具31の移動時間を検出する移動時
間検出手段を兼ねている。
さらに加速度であるので、積分によって、移動する速度が容易に得られることとなり、速度としてそのまま検出できることとなる。
吸込み具31内の回転ブラシ30を駆動する電動機10についてであるが、この制御は、AC100Vでの動作をMAX状態の回転とすると、標準をその80%、弱を60%とし、設定を行うこととして説明する。
この割合については、位相制御で、回転数−位相制御量を設定し対応する。(図8参照)この設定によって、回転数の増減を行えることになる。掃除機本体21の電動送風機2については、前記電動機10と同様に位相制御によって、回転数の切り替えを行っている。
これらの制御ブロック図は図7に示す通りである。
ここで、図10〜図12について説明をする。
これらの図は、実験などでその特性を得てデータベースとして判断できるものである。それぞれ、図10、11、12は、絨毯上に砂をまいた状態での試験結果である。縦軸に集塵度合いをとり、横軸は、図10、11、12はそれぞれ、吸込み具31の移動速度、掃除機本体21の電動送風機2による吸引力、吸込み具31の回転ブラシ30の回転数とした場合の特性表である。
図10では、吸込み具31の移動速度が速くなるほど、集塵度合いが低くなっていることがわかる。図11では、吸引力が高くなれば、集塵度合いが高くなっていることがわかる。さらに、図12では、吸込み具31の回転ブラシ30の回転数が変化すると、集塵度合いはやや変化するが大きな変化ではなく、前記図10の移動速度のほうが集塵度合いの変化が大きいことがわかる。
次に、図14〜16は、フローリング上のこびりつきごみの掃除結果についてである。縦軸は前記図10〜13と同じく集塵度合いを示す。
横軸は、図14〜16でそれぞれ、吸込み具31の移動速度、掃除機本体21の電動送風機2による吸引力、吸込み具31の回転ブラシ30の回転数を示している。
図14では、前記絨毯上の結果と同じように、吸込み具31の移動速度が速くなると集塵度合いが低くなる傾向がわかる。図16は吸込み具31の回転ブラシ30の回転数が高くなると、集塵度合いがややよくなる傾向が見られる。
ここで、図15について説明する。
この傾向は、絨毯上の結果と異なっていることがわかる。横軸に掃除機本体21の電動送風機2の吸引力をとり、縦軸に集塵度合いをとっている。吸引力が大きくなると、絨毯上の場合には、集塵度合いが増していたが、図15では、ある程度の吸引力の増加に対しては集塵度合いが増しているが、それを超えるとほとんど増加は見られない。
これは、フローリング上については、集塵する対象のゴミが絨毯の場合と異なり、沈んだりすることがないので、ある程度の吸引力があれば集塵できることを意味している。つまり、フローリングなど、ゴミが隠れることができない床面においては、ある程度の吸引
力で集塵が可能となることが言えるのである。
図17は、集塵検出手段51の出力例である。横軸は時間、縦軸に出力(ゴミを検知した際の信号であり、光の透過度が悪いと出力が高くなる状態である)を示している。
ここで、同図を見てみると、大きな周期で出力が変動していることがわかる。これは、吸込み具31の往復動作にあった周期になっており、図内のAからBまでで、吸込み具31を1往復していることがデータでわかる結果となっている。
吸込み具31の操作については、基本的には行った場所を戻り、また次の場所に向かっていく操作をすることが非常に多く、また、ゴミのある場合に、押す際にその場所にめがけて進むことが非常に多い。よって、集塵検出手段51の出力は、行く際の押している状態で多くの信号を受けて、戻る際の引いている場合にはあまり大きな信号はない。
このことから、行くときの押している状態で多くの信号が発生し、戻りの引いているときにはあまり信号が出ないといった傾向を利用することで、周期を捉えることができる。
さらに、図18は、横軸に吸込み具31の移動時間、縦軸は吸込み具31の使用者のストローク長を示している。多少のばらつきはあるが、基本的には移動時間が短い場合には、ストルーク長も短くなるといった傾向が見られる。これはつまり、早く操作を行っている場合には、ストローク長は短く、狭い範囲で早く掃除を行っており、ゆっくりとした操作の場合には、ストローク長はある程度長く、広めのエリアでの掃除を行っているといった傾向であることがわかる。
そこで、図18の内容で吸込み具31の移動時間によって、この関係から移動速度を導き出すことができる。たとえば、移動時間が1秒の場合には、図18の関係から、ストロークは約100cmということが推定されるので、吸込み具31の移動速度が100cm/秒であることが導き出せる。
一方で、図22は、表示手段53の一例である。
理想的な吸込み具31の移動速度に対して、現在の操作速度が速いのか、もしくは遅いのかを表示するようにしたものである。ちょうどよい速度で掃除を行われていれば、『ちょうど』の部分が点灯し、速ければもしくは遅い場合にはそれに対応した表示となる。使用者は、自分の掃除するパターン(吸込み具31の操作速度)がその電気掃除機の性能を十分に発揮した掃除になっていると思っているが、実際には図10〜16に示したように、十分でない移動速度で掃除を行ってるかわかっていない。この表示手段53は、そのことを確実に知らしめるために、前記のような表示をして、使用者に認知させるようにする。
上記のような結果から、傾向の異なる絨毯とフローリングを選別可能となる電流検知手段41によって、掃除対象がどちらであるのかを明確にすることが必要となる。これは、前記した通りの動作で、検出は可能であり、切り替えについては信号制御手段4で対応できる。
また、集塵検出手段51についても、ゴミの有無を検出することで、前記吸込み具31の移動速度を導き出せることとなり、以下の動作が可能となってくる。
使用者が、掃除を行う場合には、たとえば、運転は『強』『自動』『弱』などのモードの中から選択し、運転を行っている。『自動』の選択では、前記集塵検出手段51の検知
信号によって、吸引力を可変して無駄な電力を使うことなく確実にゴミを吸引している。
ここで、絨毯とフローリングについても、電流検知手段41と集塵検出手段51を駆使して判別して、フローリング時は、全体的に絨毯上と判断した場合に比べて吸引力を下げることとしている。
ここで、さらに実験データで得られた図10〜16を考慮した動きについて示すと、このデータでの大きな特徴である吸込み具31の移動速度について集塵度合いとの関連が大きくある。
そこで、前記移動速度検出手段52の信号によって、使用者がどのような速度で吸込み具31を操作しているかを検出する。具体的には、操作部9内に配置した移動速度検出手段52によって、使用者の前後の動きを検出し、移動速度を算出する(算出方法は、一例の加速度センサであればその変化の積分を、移動時間であれば、図18のデータから導き出す)。
導き出された現時点の掃除を行っている移動速度と前記電流検知手段41の信号をまず信号制御手段4が入力する。信号制御手段4は、はじめにこの掃除床面がフローリングであるか絨毯であるかを検出する。
たとえば、絨毯と検出されたとすると、使用者が行っている往復動作について、まず判断を行う。
図10によれば、移動速度については遅いほうが集塵度合いが高くなる。現在、たとえば100cm/秒で動作を行っていたとすると、図22の前記表示手段53において、移動速度が速いという表示をおこなう様、信号制御手段4が動作をおこなう。これによって前記表示手段53の表示は、「速い」という場所の点灯が開始されることになる。
次に、現状の100cmの移動速度に対してよりよい条件での掃除が行えるようにする。具体的には、吸込み具31の回転ブラシ30の電動機10による回転数を低下させるのである。
電動機10の回転数を低下させることで、集塵度合いがアップしている図12の実験をベースに切り替えていく。ここで、図11の吸引力をUPすることでも、集塵度合いが増加することがわかっているが、1つの案として説明する中では、省エネできる内容での事例を紹介する。ここでは、吸引力を上げての集塵度合いの向上については省略する。
この動作によって、入力をあげることなく、使用者の移動速度でもっとも効率的に集塵度合いをアップさせることができることになる。さらに前記表示手段53で表示したとおり、速い操作速度を遅くしていくことで、さらに集塵度合いがアップするので、さらに効率のよい掃除を行うことができる。
ここで、速い操作動作と遅い操作でのエネルギーの消耗度合いを図19に示す。操作が早くなればなるほど、消費エネルギーが増すこととなり、掃除の操作についてもゆっくりと行うことで、確実にゴミが集塵でき、さらには楽な掃除となるのである。
次に、
フローリング上での動作について説明する。
絨毯時と同様に使用者が行っている往復動作について、判断する。図14にも示したよ
うに、吸込み具31の移動速度は、遅いほうが集塵度合いはよくなる。ここでも、使用者が130cm/秒で動作しているとすると、同じく図22で示したように移動速度は速いので『速い』という表示をおこなう。
そして移動速度130cm/秒において、最も集塵度合いがよい条件で動作をさせる。ここで、前回の絨毯と異なるのは、掃除機本体21の電動送風機2による吸引力のデータ傾向である。
図15に示すように、フローリングの場合には、ある吸引力を超えると、吸引力を増加させても集塵度合いに大きな変化がなくなってきている傾向にある。そこで、吸引力自体をほとんど変化させる必要もなく、上げても消費電力が増すだけでメリットがないことになる。その代わりに、図16に示すように、吸込み具31の回転ブラシ30の回転数を低下させることで、集塵度合いが上がることになる。よって、フローリングでの速い操作速度での動作については、吸引力を所定値以上あげる意味はなく、吸込み具31の回転ブラシ30の回転数を下げることで、集塵度合いをUPさせる。さらに、先ほど記述したように、前記表示手段53で『速い』ことを表示して、操作速度を下げるように促すことをおこなう。
ここで、前記絨毯時、フローリング時共に、操作速度が速い場合に表示手段53によって『速い』ことを表示し、使用者がそれを基に操作速度が遅くした場合について説明する。使用者が操作する速度を『遅く』して、『ちょうど』になったとする。たとえば、ここで『ちょうど』は70cm/秒として説明する。
この70cm/秒になったことは、加速度センサなどを用いた前記移動速度検出手段52などの信号から得られる。この信号を、前記信号制御手段4が受けて、70cm/秒であることを認識すると、吸引力はある所定の吸引力のままで維持し、回転数についても、下がった状態を維持することで、この電気掃除機としても最も集塵度合いが高い状態になる。
この状態になった際には、前記信号制御手段4は、表示手段53に『ちょうど』の表示信号を送り、適度な操作速度であることを表示させる。これによって使用者が認識でき、現状の操作速度を維持することで、もっとも効率のよい掃除となる。
さらに、使用者の操作速度が『遅く』なった場合について説明する。
たとえば、30cm/秒になった場合について説明すると、前記信号制御手段4が移動速度検出手段52の信号から『遅い』状態を認識すると、前記表示手段53の表示を変更するために、信号制御手段4が前記表示手段53に信号を送り、『遅い』を表示させる。合わせて、吸引力は、上げたほうが集塵度合いはUPする。さらに吸込み具31としては、回転数を低くしたほうが集塵度合いがUPする。
吸引力については、UPするほうがいいのであるが、絨毯とフローリングで、そのUPするエリアが異なる。
図11と図15を比較するとわかるが、絨毯の場合には吸引力をあげることで集塵度合いが上がる傾向は変わらないが、フローリングの場合には、ある吸引力を超えるとほぼ同レベルの集塵度合いになることから、絨毯の場合とフローリングの場合とで、集塵度合いを高めるときのUPエリアが異なることになる。
よって絨毯上で吸引力を高めに設定していた場合に、フローリングに床面を移動した際
には、そのことを電流検知手段41が検知し、信号制御手段4がこれを認識した際には、吸引力をある吸引力まで下げて、無駄なエネルギーを使用しなくても集塵できる吸引力までさげることができ、省エネルギーとなる制御ができる。
ここで、フローリング材の表面にはワックスが塗られていることが多く、回転ブラシ30の回転で、その表面をこすり磨く機能を有している。そこで、フローリングということを前記電流検知手段41で判断した場合には、その信号を信号制御手段4が受け、吸込み具31の回転数を若干UPさせる信号を出力する。磨く性能としては、回転数が高いほうが低いより効果があり、図20にも示したが、回転数が高くなった場合には、床面の表面に回転ブラシ30が接する時間が長くなることで、効果がUPしている。
さらに、実際の掃除において、使用者の掃除に対する感覚として、騒音が気になっている現状がある。また、フローリング材については騒音が非常に響くこともあり、吸込み具31の回転に対して、非常に騒音が変化する状況にある。反面、絨毯上では、吸込み具31の回転数変化が騒音に影響されにくい状態になっている現状がある。
そこで、前記電流検知手段41の検知が、絨毯の場合には、吸引力よりも吸込み具31の回転数の変化を優先し、床面がフローリングの場合には吸込み具31の回転数よりも吸引力を優先して可変させる。ここで、フローリングについては、所定の吸引力以上にしても、効果がないこととなるため、ある所定以上の吸引力になった場合には、その時点で吸込み具31の回転数の切り替えを行っていく。
ここで、すべての状態で、吸引力が高い状態が集塵度合いがよいことになり、はじめからその設定にすれば最も集塵度合いがよいこととなるが、前記集塵検出手段51によって、ゴミが吸引されているかどうかを判断できるので、ゴミが吸引できる最低限の吸込力で動作をさせておき、ゴミを検知することで、吸引力を変化させることが可能となり、その動作は、前記集塵検出手段51によって、ゴミを検出しその信号と、床面の状態検出の電流検知手段41の動作を演算手段42によって、前記信号制御手段4に信号が出力される。
この信号を受けて信号制御手段4が、前記電動機10や電動送風機2の回転を制御することができる。
その効果として、前記ゴミが多くないところでエネルギーを消費することは無駄なことであり、必要なときに適度な吸引力を設定するころがエコロジーであり、また吸引力が高い場合には、図21のように掃除をおこなう操作力も大きくなり、操作するためのエネルギーが大きく必要となる。
無駄なエネルギーを使って、操作に無駄なエネルギーを使っていることなり、さらに大した集塵度合いの向上にもならない。そこで、前記のように、集塵検出手段51によって、ゴミが有ると検知した場合には、入力(吸引力)を適度に変化させ、ゴミが無い場合には吸引できる最低限の吸引力のみの設定とすることができる。
これらの動作によって、その電気掃除機において使用者の操作速度に合わせて、最も効率のよい集塵度合いとなる設定ができ、さらに不必要な電力やエネルギー、人体の消費エネルギーを使うことなく、簡単に最適な動作を実現できる電気掃除機となっている。
以上のように本実施の形態によれば、床面状態の床面指数によって、床面のゴミの情報を確実に得ることができ、集塵するゴミを確実に検知しながら、集塵に最も適した条件設定で吸引力、回転ブラシ30の回転数を設定でき、操作のエネルギーを最も使用せずに最大の集塵効果で、省エネとなる掃除を実現することができる。
以上のように、本発明に係る電気掃除機は、確実にゴミを吸引し、使用者の好みに合わせた最適な集塵を実現することができるもので、家庭用だけでなく、業務用やセントラルクリーナー等、さまざまな形態の電気掃除機に応用展開可能である。
1 商用電源
2 電動送風機
4 信号制御手段(制御手段)
8 塵埃センサ
9 操作部
10 電動機
11 離床検知手段
15 赤外発光ダイオード
21 掃除機本体
22 電動送風機室
23 集塵室
24 ホース
25 接続パイプ
26 吸気口
27 把手
28 先端パイプ
29 延長管
30 回転ブラシ
31 吸込み具
32a〜32c 回路ブロック
41 電流検知手段
42 演算手段
51 集塵検出手段
52 移動速度検出手段(移動時間検出手段)
53 表示手段

Claims (6)

  1. 床面のゴミを吸引すると共に回転ブラシを回転駆動する電動機を内蔵する吸込み具と、前記吸込み具の往復移動時の移動速度を検出する移動速度検出手段と、床面の状態を検出する電流検知手段と、吸引力を発生させる電動送風機と、吸引されたゴミを検出する集塵検出手段と、前記移動速度検出手段と前記電流検知手段と前記集塵検出手段の出力を受けてその条件での最適な集塵状態が得られるように、前記電動機及び前記電動送風機の回転数を制御する制御手段を備えた電気掃除機。
  2. 吸込み具の往復移動時の移動時間を検出する移動時間検出手段と、実験等で得られた前記吸込み具の移動時間とその移動速度の相関関係データとを有し、前記移動時間検出手段より得られた時間から、前記相関関係データを用いて移動速度を導き出し、その導き出した移動速度での吸引効率を上げるように、制御手段が、電動機及び電動送風機の回転数を最適化するようにした請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 集塵検出手段の出力によって、吸込み具の往復動作の時間を得る集塵移動時間検知手段を有し、この集塵移動時間検知手段から相関関係データを用いて移動速度を導き出し、その導き出した移動速度での吸引効率を上げるように、制御手段が、電動機及び電動送風機の回転数を最適化するようにした請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 吸込み具の往復動作時の集塵効率が最もよい移動速度を表示する表示手段を設けて、使用者にその速度での前記吸込み具の操作を促すようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  5. 電流検知手段の出力より、床面がフローリング材と判断された場合に、床面の磨き機能を強化するために、電動機の制御を可変させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 電流検知手段と、集塵検出手段とで、床面がフローリング材と判断された場合には、可変する負荷で電動送風機を最優先とし、床面が絨毯と判断された場合には、電動機を優先する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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