JP2007222064A - ホローファイバー型培養装置 - Google Patents

ホローファイバー型培養装置 Download PDF

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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M25/00Means for supporting, enclosing or fixing the microorganisms, e.g. immunocoatings
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M39/00Means for cleaning the apparatus or avoiding unwanted deposits of microorganisms

Abstract

【課題】培養対象物の播種から回収までの各操作を無菌化、自動化かつ迅速化した培養装置を提供する。
【解決手段】ホローファイバー培養器と、下記(a)から(d)のいずれか1つ以上の回路とを有する、ホローファイバー型培養装置。
(a)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から培養液を廃棄する培養液廃棄回路
(b)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内の前記培養対象物を洗浄する培養対象物洗浄回路
(c)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内においてホローファイバーから前記培養対象物を剥離する培養対象物剥離回路
(d)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から前記培養対象物を回収する培養対象物回収回路
【選択図】図1

Description

本発明は、動物細胞などをホローファイバー型培養器で培養する装置に関する。詳細には、細胞播種から細胞回収までの各操作を無菌化かつ自動化した培養装置に関する。
バイオプロセスにおける膜の利用は、従来、菌体分離や産生物の回収が主であった。しかしながら、近年、膜の精密な分画性能や材質の特性を積極的に利用した装置として、ホローファイバー培養器(下記、特許文献1及び2を参照)を用いた培養装置(下記、特許文献3を参照)が開発されている。
従来のホローファイバー型培養装置は、主にホローファイバー培養器と該培養器にポンプなどで培養液を連続的に供給する流路とを有する。ホローファイバー培養器は、複数のホローファイバー(中空糸)が束ねられた中空糸束を有する。中空糸束を構成する各ファイバーは栄養素や産生物を透過する孔を有し、ホローファイバー培養器の内部空間を、ファイバー内領域とファイバー外領域とに分割する。
このホローファイバー培養器において、培養液は例えば培養器の外部からポンプなどでファイバー内領域に供給される。供給された培養液は、ファイバー壁を透過してファイバー外領域に流出し、ファイバー外領域におけるファイバー表面に付着状態で、またはファイバー外領域に浮遊状態で保持されている細胞又は微生物へ栄養素を供給する。
このホローファイバー培養器を用いた培養装置は、蛋白産生組換え細胞を高密度に培養することが可能であり、培地中に産生される蛋白質の濃度は静置培養やタンク培養と比較して10〜100倍となるため、効率的な蛋白生産に有用である。また、培養装置の大きさについても、タンク培養と比較すると小規模なため、微生物汚染のリスクも小さいなどの特徴を有する。
特開平3−103170号公報 特開昭62−163687号公報 特開平5−276922号公報
しかしながら、従来のホローファイバー型培養装置は、培養した細胞、特に付着性細胞を効率良く回収できなかった。付着性細胞用にファイバー表面に適当なコーティングを施した培養器や付着性細胞の足場となる担体とファイバーとを組み合わせた培養器は存在するが、細胞回収は手作業によって行われる。大量に細胞を回収するためには、大量の培養器における培養液交換及び細胞剥離の作業を短時間に行う必要があり、多くの熟練技術者の手間が必要になる。また、このような手作業の細胞回収では、クリーン度が十分に管理された操作スペースが必要となり、この条件が満たされない場合、微生物汚染のリスクが非常に大きい。
本発明は、上述状況に鑑みてなされたもので、培養対象物の播種から回収までの各操作を無菌化、自動化かつ迅速化した培養装置を提供する。
[1] ホローファイバー培養器と、下記(a)から(d)のいずれか1つ以上の回路とを有する、ホローファイバー型培養装置。
(a)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から培養液を廃棄する培養液廃棄回路
(b)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内の前記培養対象物を洗浄する培養対象物洗浄回路
(c)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内においてホローファイバーから前記培養対象物を剥離する培養対象物剥離回路
(d)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から前記培養対象物を回収する培養対象物回収回路
[2] 前記培養液廃棄回路は、廃棄物を収容する廃棄容器と、前記ホローファイバー培養器の中に気体又は流体を供給する供給手段と、前記気体又は流体により前記ホローファイバー培養器の中から排出された培養液を前記廃棄容器へ廃棄する廃棄手段とを有する、
[1]に記載するホローファイバー型培養装置。
[3] 前記培養対象物洗浄回路は、廃棄物を収容する廃棄容器と、前記培養対象物を洗浄する洗浄剤を収容する洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器から前記ホローファイバー培養器の中に前記洗浄剤を供給する供給手段と、前記ホローファイバー培養器の中から排出された洗浄剤を前記廃棄容器へ廃棄する廃棄手段とを有する、
[1]又は[2]に記載するホローファイバー型培養装置。
[4] 前記培養対象物剥離回路は、廃棄物を収容する廃棄容器と、前記培養対象物を前記ホローファイバーから剥離する剥離剤を収容する剥離剤容器と、前記剥離剤容器から前記ホローファイバー培養器の中に前記剥離剤を供給する供給手段と、前記ホローファイバー培養器の中から排出された剥離剤を前記廃棄容器へ廃棄する廃棄手段とを有する、
[1]ないし[3]のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
[5] 前記培養対象物剥離回路は、前記ホローファイバー培養器を振動させる振動手段を有する、
[1]ないし[4]のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
[6] 前記培養対象物回収回路は、培養対象物を回収する培養対象物容器と、前記ホローファイバー培養器の中に気体又は流体を供給する供給手段と、前記気体又は流体により前記ホローファイバー培養器から排出された培養対象物を前記培養対象物容器へ回収する回収手段とを有する、
[1]ないし[5]のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
[7] 前記気体又は流体を供給する供給手段は、圧縮気体を供給する供給手段である、
[2]又は[6]に記載するホローファイバー型培養装置。
[8] 前記洗浄剤を供給する供給手段は、前記ホローファイバー培養器におけるファイバー内領域とファイバー外領域とに前記洗浄剤を供給する、
[3]に記載するホローファイバー型培養装置。
[9] 前記剥離剤を供給する供給手段は、前記ホローファイバー培養器におけるファイバー内領域とファイバー外領域とに前記剥離剤を供給する、
[4]に記載するホローファイバー型培養装置。
[10] 前記振動手段は、前記ホローファイバー培養器の周囲に所定の間隔で設けられた複数のピストンと、該ピストンのそれぞれに圧縮気体を供給して前記ピストンを駆動する手段とを有する、
[5]に記載するホローファイバー型培養装置。
[11] 更に、前記ホローファイバー培養器を任意の角度に傾斜させる傾斜手段を有する、
[1]ないし[10]のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
[12] 前記ホローファイバー培養器は、付着性細胞用のホローファイバー培養器である、
[1]ないし[11]のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
本発明に係るホローファイバー型培養装置の好ましい態様によれば、ホローファイバー培養器内の培養液を迅速且つ自動的に交換することができる。また、この好ましい態様によれば、培養された培養対象物を無菌的かつ自動的に回収することができる。したがって、複数のホローファイバー型培養装置の管理を省力化するのに有効である。さらに、洗浄剤又は剥離剤をファイバー内外の両領域へ供給する態様では、培養対象物が存在する領域のみへ洗浄剤又は剥離剤を供給する場合よりも、洗浄効率又は剥離効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態に係るホローファイバー型培養装置について図面を参照しながら説明する。
<ホローファイバー型培養装置の装置構成>
図1は、本発明の実施形態に係るホローファイバー型培養装置を示す概略構成図である。また、図2は、振動手段を設置したホローファイバー培養器を示す概略構成図であり、図2(a)はこのホローファイバー培養器の概略側面図であり、図2(b)はこのホローファイバー培養器の概略断面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置は、廃棄物を収容する廃棄容器1と、培養液を収容する培養液供給容器2と、組換え蛋白などの産生物質を回収する産生物質回収容器3と、血清成分などを補充する培養液補充物質供給容器4と、培養された細胞などを回収する培養対象物回収容器5と、培養対象物をホローファイバーから剥離する剥離剤を収容する剥離剤容器6と、培養対象物を洗浄する洗浄剤を収容する洗浄剤容器7と、培養に最適な培養液に調整する培養液調製容器8と、ファイバー外領域の液量を調整するファイバー外液量調整容器9と、気液分離容器10と、循環ポンプ11と、ホローファイバー培養器38と、振動手段39と、圧縮空気供給口30とを有し、各構成要素はチューブや配管及び制御弁などにより相互に接続されている。
ホローファイバー培養器38は、複数のホローファイバー(中空糸)が束ねられた中空糸束を有する。中空糸束を構成する各ファイバーは栄養素や産生物を透過する孔を有し、ホローファイバー培養器38の内部空間を、ファイバー内領域とファイバー外領域とに分割する。ファイバー内領域は出入口38a及び38bを有し、ファイバー外領域は出入口38c,38dを有する。
なお、ホローファイバー培養器38としては、公知のものを適宜使用することができ、例えば、浮遊性細胞用の培養器であっても付着性細胞用の培養器であってもよい。好ましくは、付着性細胞用の培養器である。また、ホローファイバー培養器38は無菌処理されていることが好ましい。更に、培養の初期段階において培養対象物を培養器内へ分散させるため、ホローファイバー培養器38を任意の角度に傾斜させる傾斜手段を備えていることが好ましい。
第1ピンチ弁の一方21aは、ホローファイバー培養器38のファイバー内領域の出入口38bとホローファイバー培養器38のファイバー外領域の出入口38cあるいは廃棄容器1とを接続する流路を開閉する。また、第1ピンチ弁の他方21bは、ファイバー内領域の出入口38bと培養液調製容器8とを接続する流路を開閉する。
第2ピンチ弁の一方22aは、ファイバー外領域の出入口38cと廃棄容器1とを接続する流路を開閉する。第2ピンチ弁の他方22bは、ファイバー外領域の出入口38cと培養液補充物質供給容器4とを接続する流路を開閉する。
第3ピンチ弁23は、ファイバー外領域の出入口38dと培養対象物回収容器5とを接続する流路を開閉する。第4ピンチ弁24は、ファイバー内領域の出入口38aとファイバー外領域の出入口38dとを接続する流路を開閉する。
第5ピンチ弁の一方25aは、剥離剤容器6と第6ピンチ弁の一方26aとを接続する流路を開閉する。第5ピンチ弁の他方25bは、洗浄剤容器7と第6ピンチ弁の一方26aとを接続する流路を開閉する。第6ピンチ弁の一方26aは、第5ピンチ弁25から第7ピンチ弁の一方27aとを接続する流路を開閉する。第6ピンチ弁の他方26bは、培養液供給容器2と第7ピンチ弁の一方27aとを接続する流路を開閉する。第7ピンチ弁の一方27aは、第6ピンチ弁26と循環ポンプ11とを接続する流路を開閉し、第7ピンチ弁の他方27bは、培養液調製容器8と循環ポンプ11とを接続する流路を開閉する。
ファイバー外領域の出入口38cは、ファイバー内外送液ポンプ12を介してファイバー外液量調整容器9と接続されている。ファイバー内外送液ポンプ12は、設定された所定の時間ごとに送液方向を反転することにより、ホローファイバーの表面を介して強制的に液性成分を交換する。これにより、ファイバー外領域は細胞などの培養対象物の培養に適した均一な環境になる。ファイバー内外送液ポンプ12の送液速度及び送液時間は、培養対象物の培養に合わせて任意に設定することができる。ファイバー外液量調整容器9は、上限液面センサー28及び下限液面センサー29を備え、ポンプ流量の変動によりファイバー外領域の液量が極端に変動することを防ぐ。
培養液補充物質供給容器4とファイバー外領域の出入口38cとは、ファイバー外ポンプ13を介して、培養液補充物質供給容器4からファイバー外領域の出入口38cへ流動するように接続されている。また、ファイバー外領域の出入口38dと産生物質回収容器3とは、ファイバー外ポンプ13を介して、ファイバー外領域の出入口38dから産生物質回収容器3へ流動するように接続されている。これらにより、培養対象物の培養に必要な血清成分などの補充及び組換え蛋白などの回収を行う。
培養液調製容器8は、溶存酸素測定器16、pH測定器17、温度計18、ヒーター42及びガス交換チューブ41を有する。また、培養液調製容器8は、インライン溶存酸素測定器15を介して第1ピンチ弁の他方21bに接続されると共に、第7ピンチ弁の他方27bを介して循環ポンプ11に接続される。ガス交換チューブ41は、気体供給制御弁37を介して、圧縮空気供給口30、二酸化炭素供給口31及び酸素供給口32と接続されている。インライン溶存酸素測定器15の測定値が設定値より低い場合には、酸素供給口32からガス交換チューブ41により酸素を培養液へ供給する。pH測定器17の測定値が設定値より高い場合には、二酸化炭素供給口31からガス交換チューブ41により二酸化炭素を培養液へ供給する。温度計18の測定値が設定値より低い場合には、ヒーター42により培養液を加温する。培養中は、例えば、ヒーター42をオンオフすることにより培養液の温度を約37度に調整して行われる。培養液の温度を室温より低く設定する場合には、冷水供給口33から冷水廃棄口34へ流通する冷水により培養液を冷却する。この冷却機能は、例えば、室温以下の環境に適した細胞の培養、あるいは温度感受性の表面処理をした培養器における細胞脱着などにおいて用いられる。
培養液調製容器8と廃棄容器1とは、ファイバー内ポンプ14を介して、培養液調製容器8から廃棄容器1へ流動するように接続されている。また、培養液供給容器2と培養液調製容器8とは、ファイバー内ポンプ14を介して、培養液供給容器2から培養液調製容器8へ流動するように接続されている。さらに、培養液調製容器8は、グルコース濃度測定器接続口40を有する。グルコース濃度測定器の測定値が設定値より低い場合にはファイバー内ポンプ14の送液速度を増加させる(容器8内からの古い培養液の廃棄および容器8内への新鮮な培養液の供給を多くする)一方、設定値より高い場合にはファイバー内ポンプ14の送液速度を減少させる(容器8内からの古い培養液の廃棄および容器8内への新鮮な培養液の供給を少なくする)。ファイバー内ポンプ14は、グルコース濃度の測定値と設定値との差に基づいて、ポンプスピードを初期設定値から増減させ、グルコース濃度が設定値に近づくように調整する。上述するように、溶存酸素量、pH、温度又はグルコース濃度などを調整することにより、培養液調製容器8内の培養液を調整する。
培養対象物の培養中は、循環ポンプ11により培養液調製容器8内の培養液がファイバー内領域を流動する。培養液調製容器8は気液分離容器10を介して圧力計に接続され、培養液調製容器8内の圧力を常時監視する。圧力が設定値より高くなると運転を停止し、培養維持が不可能な状態に陥ることを防ぐ。なお、培養液調製容器8や培養液供給容器2中の培養液は、培養対象の細胞(浮遊性細胞や付着性細胞など)、微生物などを培養するのに適した培養液であれば特に限定されない。
上述する培養液や各種溶液の供給に関わる制御弁(ピンチ弁など)における流路は、一例としては、加圧滅菌後に適切に開閉する内径、外径及び材質を有するチューブであることが望ましい。また、循環ポンプ11以外のポンプ12,13及び14における流路は、一例としては、1度の連続的な培養期間において交換不要な耐久性を有するチューブであることが望ましい。さらに、上記以外の流路は、一例としては、ガス非透過性で透明性のあるチューブであることが望ましい。なお、ガス非透過性のチューブとしては、ガス透過性の低いブチルゴム(IIR)、多硫化ゴム、エピクロロヒドリンゴム、高ニトリルゴム(NBR)、フッ素ゴムなどの高分子材料を用いたチューブがあげられる。
振動手段39としては、例えば、ホローファイバー培養器38の周囲に所定の間隔で設けられた複数のピストンと、該ピストンのそれぞれに圧縮気体を供給してこのピストンを駆動する手段とから構成することができる。具体的には、図1及び図2に示すように、ホローファイバー培養器38の周囲において4方向からのピストンが1組となって、培養器の長さ方向へ3段に亘って、合計12個のピストン39a,39b及び39cが設置されている。
各ピストンはそれぞれ制御弁37を介して圧縮空気供給口30に接続しており、圧縮空気供給口30からの圧縮空気は、制御弁37の開閉により制御されて各ピストンへ供給される。適当な間隔で設置された3組のピストン群は、各ピストンへの圧縮空気の供給により、ホローファイバー培養器38の側面に対して任意の位置に物理的振動を与える。振動回数及び振動の時間間隔などは、培養対象物の剥離条件に基づいて任意に設定すればよい。
なお、ピストンとしては、金属製や樹脂製などのピストンが挙げられ、ファイバー内の培養対象物を剥離するのに適した振動を与えることができるものであれば特に限定されない。また、振動手段39は、上述するホローファイバー培養器38を任意の角度に傾斜させる機能を備えていてもよい。また、振動手段としては、ホローファイバー培養器38に適当な振動を与えることができるものであれば特に限定されず、他に超音波振動を与えることができる装置などが挙げられる。
<ホローファイバー型培養装置を構成する各回路の説明>
上述する本実施形態に係るホローファイバー型培養装置について、機能別の回路として説明すると、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置は、ホローファイバー培養器において培養対象物を培養する回路に加えて、(a)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から培養液を廃棄する培養液廃棄回路と、(b)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内の前記培養対象を洗浄する培養対象物洗浄回路と、(c)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内においてホローファイバーから前記培養対象物を剥離する培養対象物剥離回路と、(d)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から前記培養対象物を回収する培養対象物回収回路とを有する。細胞を回収工程は、上記(a),(b),(c)及び(d)の順に、任意に設定された時間間隔で自動的に行われる。以下、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置の各回路について説明する。
<(a)培養液廃棄回路>
図3は、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養液廃棄回路を説明する概略構成図である。図3に示すように、培養液廃棄回路は、廃棄物を収容する廃棄容器1と、ホローファイバー培養器38の中に気体又は流体を供給する供給手段30,24と、気体又は流体によりホローファイバー培養器38の中から排出された培養液を廃棄容器1へ廃棄する廃棄手段21とを有する。なお、以下では、気体としての圧縮空気を用いた場合について説明するが、流体を用いる場合も同様である。
ホローファイバー培養器38内から培養液を廃棄する場合には、圧縮空気供給口30からの圧縮空気が制御弁37を介してファイバー外領域の出入口38cに供給される。出入口38cから供給された圧縮空気は、出入口38dから排出され、第4ピンチ弁24を介してファイバー内領域の出入口38aに供給される。圧縮空気の圧力によって、ファイバー内領域及びファイバー外領域の培養液は培養器の外部へ押し出され、第1ピンチ弁の一方21aを介して培地廃棄容器1に廃棄される。なお、培養液を廃棄する場合には、第2ピンチ弁の一方22a及び第3ピンチ弁23は閉じられている。
<(b)培養対象物洗浄回路>
図4は、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養対象物洗浄回路を説明する概略構成図である。図4に示すように、培養対象物洗浄回路は、廃棄物を収容する廃棄容器1と、培養対象物を洗浄する洗浄剤を収容する洗浄剤容器7と、洗浄剤容器7からホローファイバー培養器38の中に洗浄剤を供給する供給手段25,26,27,11,24と、ホローファイバー培養器38の中から排出された洗浄剤を廃棄容器1へ廃棄する廃棄手段21,22とを有する。
ホローファイバー培養器38内の培養対象物を洗浄する場合には、洗浄剤容器7内の洗浄剤が、循環ポンプ11により、第5ピンチ弁の他方25b、第6ピンチ弁の一方26a及び第7ピンチ弁の一方27aを介してファイバー内領域の出入口38aに供給されると同時に、第4ピンチ弁24を介してファイバー外領域の出入口38dにも供給される。ファイバー内領域を通過して出入口38bから排出された洗浄剤は、第1ピンチ弁の一方21aを介して廃棄容器1に廃棄される。また、ファイバー外領域を通過して出入口38cから排出された洗浄剤は、第2ピンチ弁の一方22aを介して廃棄容器1に廃棄される。
なお、培養対象物を洗浄する場合には、第5ピンチ弁の一方25a、第6ピンチ弁の他方26b、第7ピンチ弁の他方27b、第3ピンチ弁23、第1ピンチ弁の他方21b及び第2ピンチ弁の他方22bは閉じられている。洗浄剤を培養器38内から完全に排出する場合には、上述する培養液廃棄回路を利用したり、後述する剥離剤で押し出すことにより排出したりしてもよい。
上述するように、ホローファイバー培養器38におけるファイバー内領域とファイバー外領域とに洗浄剤を供給することにより、培養対象物が培養されるファイバー外領域の洗浄を効率よく行うことができる。これは、ファイバー外領域で培養された培養対象物が領域内で不均一に存在する場合、ファイバー外領域への洗浄剤の供給のみでは培養対象物を均一に洗浄できないおそれがあるからである。これに対して、ファイバー内領域へも洗浄剤を供給することにより、ファイバー内領域からファイバー表面を介してファイバー外領域へ洗浄剤を浸透させることができるため、ファイバー外領域へより均一に洗浄剤を供給することができる。なお、もちろんファイバー外領域のみへ洗浄剤を供給するようにしてもよい。
<(c)培養対象物剥離回路>
図5は、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養対象物剥離回路を説明する概略構成図である。図5に示すように、培養対象物剥離回路は、廃棄物を収容する廃棄容器1と、培養対象物をホローファイバーから剥離する剥離剤を収容する剥離剤容器6と、剥離剤容器6からホローファイバー培養器38の中に剥離剤を供給する供給手段25,26,27,11,24と、ホローファイバー培養器38の中から排出された剥離剤を廃棄容器1へ廃棄する廃棄手段21,22とを有する。
ホローファイバー培養器38内の培養対象物を剥離する場合には、剥離剤容器6内の剥離剤が、循環ポンプ11により、第5ピンチ弁の一方25a、第6ピンチ弁の一方26a及び第7ピンチ弁の一方27aを介してファイバー内領域の出入口38aに供給されると同時に、第4ピンチ弁24を介してファイバー外領域の出入口38dにも供給される。ファイバー内領域を通過して出入口38bから排出された剥離剤は、第1ピンチ弁の一方21aを介して廃棄容器1に廃棄される。また、ファイバー外領域を通過して出入口38cから排出された剥離剤は、第2ピンチ弁の一方22aを介して廃棄容器1に廃棄される。
なお、培養対象物を剥離する場合には、第5ピンチ弁の他方25b、第6ピンチ弁の他方26b、第7ピンチ弁の他方27b、第3ピンチ弁23、第1ピンチ弁の他方21b及び第2ピンチ弁の他方22bは閉じられている。
上述するように、ホローファイバー培養器38におけるファイバー内領域とファイバー外領域とに剥離剤を供給することにより、培養対象物が培養されるファイバー外領域における剥離工程を効率よく行うことができる。これは、ファイバー外領域で培養された培養対象物が領域内で不均一に存在する場合、ファイバー外領域への剥離剤の供給のみでは培養対象物を均一に剥離できないおそれがあるからである。これに対して、ファイバー内領域へも剥離剤を供給することにより、ファイバー内領域からファイバー表面を介してファイバー外領域へ剥離剤を浸透させることができるため、ファイバー外領域へより均一に剥離剤を供給することができる。なお、もちろんファイバー外領域のみへ剥離剤を供給するようにしてもよい。
図6は、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における他の培養対象物剥離回路(振動手段)を説明する概略構成図である。図6に示すように、他の培養対象物剥離回路は、ホローファイバー培養器38を振動させる振動手段30,39を有する。
ホローファイバー培養器38内の培養対象物を振動により剥離する場合には、圧縮空気供給口30からの圧縮空気を制御弁37により、ピストン39a,39b又は39cにそれぞれ圧縮空気30a,30b又は30cを供給して、ホローファイバー培養器38の側面に対して任意の位置に物理的振動を与える。
<(d)培養対象物回収回路>
図7は、本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養対象物回収回路を説明する概略構成図である。図7に示すように、培養対象物回収回路は、培養対象物を回収する培養対象物容器5と、ホローファイバー培養器の中に気体又は流体を供給する供給手段30と、気体又は流体によりホローファイバー培養器38から排出された培養対象物を培養対象物容器5へ回収する回収手段23とを有する。なお、以下では、気体としての圧縮空気を用いた場合について説明するが、流体を用いる場合も同様である。
ホローファイバー培養器38内から培養対象物を回収する場合には、圧縮空気供給口30からの圧縮空気が制御弁37を介してファイバー外領域の出入口38cに供給される。出入口38cから供給された圧縮空気は、出入口38dから排出される。圧縮空気の圧力によって、ファイバー外領域の培養対象物は培養器の外部へ押し出され、第3ピンチ弁23を介して培養対象物容器5に回収される。なお、培養対象物を回収する場合には、第2ピンチ弁の一方22a及び第4ピンチ弁24は閉じられている。
本実施形態の培養装置を用い、付着性細胞の培養及び培養された細胞の回収を実施したところ、培養液廃棄、細胞洗浄剤の注入、細胞洗浄剤の廃棄、細胞剥離剤の注入、振動装置による物理的振動付与及び細胞回収の一連の工程を30分以内に自動的に行うことができた。また、ホローファイバー培養器38内に残存する細胞は、再度培養工程に移ることにより増殖し、再度細胞回収を行うことができた。
なお、上述する実施形態では、ファイバー外領域で培養を行う例について説明したが、ファイバー内領域で培養を行う場合には、上述したファイバー内領域への供給系統およびファイバー外領域への供給系統を逆に配置すると共に、上述したファイバー内領域からの廃棄・回収系統およびファイバー外領域からの廃棄・回収系統を逆に配置すればよい。
以上、説明してきたように、本実施形態によれば、ホローファイバー培養器からの培養対象物、特に付着性細胞の剥離・回収において、自動化された工程の中で適度な振動を与えることにより、ホローファイバー上の細胞を剥離することができると共に、細胞回収や継代を自動化する方法を提供することができる。
また、本実施形態では、例えば付着性細胞のホローファイバー型培養を、閉鎖系で長期間に亘って継続できるので、貴重な細胞を最小限の継代回数で維持することが可能となる。
また、振動に敏感な細胞の維持において、手動の剥離作業における人的誤差をなくすことができる。さらに本実施形態では、例えば付着性細胞の培養を完全に自動化できるので、複数のホローファイバー型培養装置の管理を省力化するのに有効である。
本発明の実施形態に係るホローファイバー型培養装置を示す概略構成図である。 振動手段を設置したホローファイバー培養器を示す概略構成図であり、図2(a)はこのホローファイバー培養器の概略側面図であり、図2(b)はこのホローファイバー培養器の概略断面図である。 本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養液廃棄回路を説明する概略構成図である。 本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養対象物洗浄回路を説明する概略構成図である。 本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養対象物剥離回路を説明する概略構成図である。 本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における他の培養対象物剥離回路(振動手段)を説明する概略構成図である。 本実施形態に係るホローファイバー型培養装置における培養対象物回収回路を説明する概略構成図である。
符号の説明
1 廃棄容器
2 培養液供給容器
3 産生物質回収容器
4 培養液補充物質供給容器
5 培養対象物回収容器
6 剥離剤容器
7 洗浄剤容器
8 培養液調製容器
9 ファイバー外液量調整容器
10 気液分離容器
11 循環ポンプ
12 ファイバー内外送液ポンプ
13 ファイバー外ポンプ
14 ファイバー内ポンプ
15 インライン溶存酸素測定器
16 溶存酸素測定器
17 pH測定器
18 温度計
19 重量計
20 スターラー
21 第1ピンチ弁
22 第2ピンチ弁
23 第3ピンチ弁
24 第4ピンチ弁
25 第5ピンチ弁
26 第6ピンチ弁
27 第7ピンチ弁
28 上限液面センサー
29 下限液面センサー
30 圧縮空気供給口
31 二酸化炭素供給口
32 酸素供給口
33 冷水供給口
34 冷水廃棄口
35 排気口
36 圧力計接続口
37 圧縮空気供給制御弁
38 ホローファイバー培養器
39 振動手段
40 グルコース濃度測定器接続口
41 ガス交換チューブ
42 ヒーター

Claims (12)

  1. ホローファイバー培養器と、下記(a)から(d)のいずれか1つ以上の回路とを有する、ホローファイバー型培養装置。
    (a)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から培養液を廃棄する培養液廃棄回路
    (b)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内の前記培養対象物を洗浄する培養対象物洗浄回路
    (c)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内においてホローファイバーから前記培養対象物を剥離する培養対象物剥離回路
    (d)培養対象物を培養した後のホローファイバー培養器内から前記培養対象物を回収する培養対象物回収回路
  2. 前記培養液廃棄回路は、廃棄物を収容する廃棄容器と、前記ホローファイバー培養器の中に気体又は流体を供給する供給手段と、前記気体又は流体により前記ホローファイバー培養器の中から排出された培養液を前記廃棄容器へ廃棄する廃棄手段とを有する、
    請求項1に記載するホローファイバー型培養装置。
  3. 前記培養対象物洗浄回路は、廃棄物を収容する廃棄容器と、前記培養対象物を洗浄する洗浄剤を収容する洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器から前記ホローファイバー培養器の中に前記洗浄剤を供給する供給手段と、前記ホローファイバー培養器の中から排出された洗浄剤を前記廃棄容器へ廃棄する廃棄手段とを有する、
    請求項1又は2に記載するホローファイバー型培養装置。
  4. 前記培養対象物剥離回路は、廃棄物を収容する廃棄容器と、前記培養対象物を前記ホローファイバーから剥離する剥離剤を収容する剥離剤容器と、前記剥離剤容器から前記ホローファイバー培養器の中に前記剥離剤を供給する供給手段と、前記ホローファイバー培養器の中から排出された剥離剤を前記廃棄容器へ廃棄する廃棄手段とを有する、
    請求項1ないし3のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
  5. 前記培養対象物剥離回路は、前記ホローファイバー培養器を振動させる振動手段を有する、
    請求項1ないし4のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
  6. 前記培養対象物回収回路は、培養対象物を回収する培養対象物容器と、前記ホローファイバー培養器の中に気体又は流体を供給する供給手段と、前記気体又は流体により前記ホローファイバー培養器から排出された培養対象物を前記培養対象物容器へ回収する回収手段とを有する、
    請求項1ないし5のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
  7. 前記気体又は流体を供給する供給手段は、圧縮気体を供給する供給手段である、
    請求項2又は6に記載するホローファイバー型培養装置。
  8. 前記洗浄剤を供給する供給手段は、前記ホローファイバー培養器におけるファイバー内領域とファイバー外領域とに前記洗浄剤を供給する、
    請求項3に記載するホローファイバー型培養装置。
  9. 前記剥離剤を供給する供給手段は、前記ホローファイバー培養器におけるファイバー内領域とファイバー外領域とに前記剥離剤を供給する、
    請求項4に記載するホローファイバー型培養装置。
  10. 前記振動手段は、前記ホローファイバー培養器の周囲に所定の間隔で設けられた複数のピストンと、該ピストンのそれぞれに圧縮気体を供給して前記ピストンを駆動する手段とを有する、
    請求項5に記載するホローファイバー型培養装置。
  11. 更に、前記ホローファイバー培養器を任意の角度に傾斜させる傾斜手段を有する、
    請求項1ないし10のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。
  12. 前記ホローファイバー培養器は、付着性細胞用のホローファイバー培養器である、
    請求項1ないし11のいずれかに記載するホローファイバー型培養装置。

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