JP2007220310A - ランプ装置並びにランプ装置の光軸調整方法 - Google Patents

ランプ装置並びにランプ装置の光軸調整方法 Download PDF

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【課題】 密閉構造のランプ装置であって、管球の光軸調整を容易に且つ精度よく行うことのできる光軸調整機構を提供する。
【解決手段】 管球体端部21をハウジング10の支持開口部13aに遊嵌状態で貫通させ、管球体21の露出部を仮保持する位置調整機構30をハウジング10に着脱可能に取り付け、ランプ本体20の発光領域の中心点となる理想位置と位置決め用小孔40とを結ぶ直線の延長線上でターゲットマーク41を配置させ、小孔40を通過する光の輝点をターゲットマーク41に合致するように位置調整機構30によってランプ本体20を移動させることによりランプ本体20の位置決めを行い、該位置調整機構によりランプ本体20を保持させた状態で、支持開口部13aと管球体20との間隙に接着性材料Aを充填すると共に位置決め用小孔40を接着性材料Bで埋めてハウジング内部を気密封止するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光源となる電極を封入した管球をハウジングに収納し、ハウジングの内面に形成した反射鏡による反射光を利用して効率的な照明を行うランプ装置、並びにランプ装置に於ける光軸調整方法に関する。本発明のランプ装置は、画像投影用のプロジェクター等の光源として、或いは、砂塵が舞う砂漠上や塩分が含まれる海上等の劣悪な環境を航行する航空機・船舶等のような劣悪な空気環境での照明に適用される。
一般に、対向電極間に放電を発生したり(放電灯)、フィラメント電極を加熱したり(白熱灯)することにより、管球内の発光領域で照明光を発生するようにしたランプが広く用いられている。
このようなランプ装置は、ガラス製の管球内部に、光を発生する電極が封入されており、電力供給用の外部配線と電極とを電気的に接続するための外部端子が、管球の端部に設けられている。
一般的なランプ装置は、発光源となる電極を封入した管球を、管球の放熱を促進するために外界に対して開放された状態でハウジングに収納して構成されている。
外界との間に空気の流通を行う場所が存在するハウジング(開放型ハウジング)のランプ装置では、放熱性に優れている反面、ランプ装置の周囲が塵埃や腐食性物質(例えば塩分)を含む雰囲気の環境である場合に、ハウジング内部が汚染、腐食されることとなり、光量が減衰したり、製品寿命が短縮されたりしてしまう問題があるので、これを解消するために、管球を完全に密閉構造化した構造のランプ装置が、例えば特許文献1や特許文献2で開示されている。
特開2004−79225号公報 特開2001−101923号公報
上記した開放型ハウジングのランプ装置では、管球が外界に対して開放されているので、ハウジングに対する管球を位置決めすることによって光軸をアライメント(調整)する作業は比較的容易である。
これに対し、特許文献1や特許文献2に記載のような完全な密閉構造としたランプ装置では、管球の一端がハウジング(リフレクタ)の支持開口部に差し込まれていて、開口部内周面と管球外周面との間隙に接着性材料(特許文献1に於ける接着部29a並びに特許文献2に於けるセメント11)を充填することにより管球の一端を支持する構造となっているため、接着性材料が硬化した後は光軸のアライメントが不可能となる。従って、接着性材料を充填硬化する前に、管球を適正位置に調整する作業を行う必要があるがその作業は容易ではない。また、精度の高い状態で光軸を調整することも大変困難であった。
そこで本発明は、ハウジング内にランプの発光領域を閉じ込めた密閉構造のランプ装置であって、管球の光軸調整を容易に且つ精度よく行うことのできる光軸調整機構並びに光軸調整方法を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発明にかかるランプ装置の光軸調整方法は、照明光を発生する電極を管球体に封入した状態で支持するとともに電極と導通する外部端子が管球体の端部に形成されたランプ本体と、
ランプ本体の発光領域からの照明光を出射する密封窓孔とランプ本体を支持する支持開口とが形成されるとともに、内面に発光領域からの照明光を反射して窓孔に導く反射面が形成されたハウジングとを備えたランプ装置であって、
ランプ本体の管球体端部をハウジングの支持開口部に遊嵌状態で位置調整可能に貫通させ、ハウジング外部で管球体の露出部を仮保持する位置調整機構をハウジングに着脱可能に取り付け、
ランプ本体の発光領域からの光の通過を許す位置決め用の小孔をハウジングに形成し、 ランプ本体の発光領域の中心点となる理想位置と前記位置決め用小孔とを結ぶ直線の延長線上でハウジング外部にターゲットマークを配置させ、
ランプ本体から小孔を通過する光束の輝点をターゲットマークに合致するように位置調整機構によってランプ本体を移動させることによりランプ本体の位置決めを行い、
該位置調整機構によりランプ本体を仮保持させた状態で、ハウジングの支持開口部内周面と管球体外周面との間隙に接着性材料を充填すると共に位置決め用小孔を密封してハウジング内部を気密封止し、
管球体外周面とハウジングの支持開口部内周面との間隙を埋めた接着性材料が硬化した後、位置調整機構をハウジングから取り外すようにしたものである。
ここで、ハウジングに設けられる位置決め用小孔は、これを抜けたランプ本体の光が拡散しないでターゲットマーク上に点状の輝点が形成できるような孔径とする。位置決め用小孔は対称位置に2カ所と、この2カ所の小孔を結ぶ仮想直線に対して直角な方向に1カ所の合計3カ所設けるのが好適であるが、対称位置にある小孔の何れか一方を省略して形成してもよい。また、位置決め用小孔と対をなすターゲットマークは、平坦なスクリーン上に例えば交点を有するプラス印で形成するのが好ましい。
ハウジングに形成される支持開口部の形状、個数についても特に限定されないが、支持開口部の個数は管球体の形状や支持箇所の個数に合わせて、1つ(管球体を片側支持する場合)、または2つ(管球体を両側支持する場合)とする。
管球体の露出部を仮保持する位置調整機構は、管球体を一時的に保持しながら上下、前後並びに管球体軸方向に移動調整することができる機構を備えたものであり、例えば、ランプ本体の管球体の周面に対して等分割された四方から押しつける4本の位置調整ネジと、管球体端面から管球体の軸方向に押しつける軸方向調整ネジとを備えた機構のものが好適である。
また、上記接着性材料には、熔着(溶融)ガラス、セラミックセメント等を用いることができる。
この発明によれば、ランプ本体から小孔を通過する光束の輝点をターゲットマークに合致するように位置調整機構によってランプ本体の位置決めを行うことによりランプ本体の光軸調整が容易に且つ精度よく行うことができる。また、ランプ本体の位置決めを行った後、位置調整機構によりランプ本体を仮保持させた状態で、ハウジングの支持開口部と管球体外周面との間に接着性材料を充填してこれが硬化するまでランプ本体を保持するものであるから、接着性材料による接着時にランプ本体の位置が変動することがなく確実に適正な位置に固定することができ、光学的性能を最適化した状態でランプ装置を組み立てることができるといった効果がある。
(その他の課題を解決するための手段および効果)
上記発明において、前記位置調整機構が、ランプ本体の管球体の周面に対して等分割された四方から押しつける4本の位置調整ネジと、管球体端面から管球体の軸方向に押しつける軸方向調整ネジとを備えている構成とするのがよい。
これにより、位置調整ネジによってランプ本体を上下、前後に、また軸方向調整ネジによってランプ本体を管球体の軸方向に移動させることにより、ランプ本体を理想とする最も好ましい位置に容易に正確に移動調整することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
図1は本発明の一実施形態であるランプ装置の概略的な斜視図であって、ランプ本体の位置を調整するための位置調整機構30がハウジング10に取り付けられた状態を示し、図2はその一部の断面図であり、図3はランプ本体の位置調整後に支持開口部をガラス熔着した状態を示し、図4は組立完了したランプ装置の断面図である。
ランプ装置は、窓孔11を備えたボディ12、左右の側板13で構成されるハウジング10と、窓孔11を気密に封止する透明な板ガラス14と、左右に棒状領域を有する管球体21および電極22からなるランプ本体20とにより構成される。
ハウジング10は、それぞれアルミ合金で作られたボディ12と左右の側板13を、パッキン15およびネジ16を用いて組み立てることで、気密な箱型ブロック形状をなすようにしてある。
ハウジング10の内部には、ランプ本体20を収納するための空間が形成され、また、その内壁面17が凹面反射鏡となるように鏡面仕上げしてある。
窓孔11を封止する板ガラス14の外側周辺には止め板18が重ねるようにして取り付けてあり、パッキン19並びにネジ(図示外)を用いて止め板18をボディ12に締結することにより、窓孔11が気密に封止されるようにしてある。
左右の側板13には、それぞれ支持開口部13aが形成してあり、管球体21の棒状の端部が貫通されている。この支持開口部13aとランプ本体20の管球体21との間にはランプ本体20の位置を微調整することが可能な間隙が設けられ、後述の手段により位置調整を行った後、熔着ガラス等の接着性材料Aでその間隙が埋められてハウジング内部が密閉される。
ランプ本体20は、一対の電極22が直線状に並び、各電極22の一端側が中央で対向するようにしてある。各電極22のそれぞれの他端側が管球体21の端部から外部に延出されて外部端子23となるようしてある。
ハウジング10の左右外側には管球体21の露出部を仮保持する位置調整機構30がハウジングに対して着脱できるように取り付けられている。この位置調整機構30は、管球体21を一時的に仮保持しながら上下、前後並びに管球体軸方向とに移動調整することができる機構を備えている。本実施例では、ハウジング10にビス31によって着脱可能に取り付けられた機枠32に、ランプ本体の管球体21の周面に対して等分割された四方から、即ち、図1において垂直並びに水平方向から押しつける4本の位置調整ネジ33と、管球体21端面から管球体の軸方向に押しつける軸方向調整ネジ34とが設けられている。ハウジング10に位置調整機構30を取り付けた際、管球体21から外部に延びる外部端子23が邪魔にならないように、該外部端子23がゆとりを持って貫通する孔38が機枠32に設けられている。
また、ハウジング10には、ランプ本体20の発光領域からの光の通過を許す位置決め用の微小な小孔40が設けられている。この位置決め用小孔40は対称位置(図1の前後側壁)に2カ所と、この2カ所の小孔を結ぶ仮想直線に対して直角な方向(図1の上壁)に1カ所の合計3カ所設けるのが好適であるが、対称位置にある小孔の何れか一方を省略して形成してもよい。更に、ランプ本体20の発光領域の中心点となる理想位置と前記位置決め用小孔40とを結ぶ直線の延長線上にターゲットマーク41が夫々配置されている。このターゲットマーク41は、本実施例では平坦なスクリーン42上に交点を有するプラス印で形成されている。
位置決め用小孔40は、これを抜けたランプ本体20の光が拡散しないでターゲットマーク42上に点状の輝点を形成するような孔径とする。孔径が大きいと輝点が大きくなって位置決め精度が悪くなるので、可能な限り孔径を小さくするのが好ましい。また位置決め用小孔40の放射側エッジは図に示すようにラッパ状にするのがよい。
図1〜図3はランプ装置の組立過程を示す。ランプ本体20はハウジング10の外部に露出した管球体部分で位置調整機構30の調整ネジ33、34で仮保持されている。また、ランプ本体20の発光領域の中心点となる理想位置と前記位置決め用小孔40とを結ぶ直線の延長線上にターゲットマーク41が夫々配置されている。この段階で、支持開口部13aと管球体21との間隙は熔着されていない。
この状態で、ランプ本体20の夫々の外部端子23に電源を接続してランプ本体20を点灯し、ランプ本体20から小孔40を通過する光束の輝点を夫々対をなすターゲットマーク41に合致するように、位置調整機構30の各調整ネジ33,34を螺進後退させてランプ本体20を上下、前後並びに軸方向に移動させることにより、ランプ本体20を理想とする最も好ましい位置に正確に且つ精度よく調整することができる。
ランプ本体20の位置を適性位置に調整したあと、その姿勢を位置調整機構30により保持させた状態で、ハウジング10の支持開口部13aと管球体21との間隙に熔着ガラス、セラミックセメント等の接着性材料Aを充填すると共に、位置決め用小孔40を上記接着性材料Aと同様な接着性材料Bを充填して密封することによりハウジング10の内部を気密封止する。そして、支持開口部13aの間隙を埋めた接着性材料Aが硬化した後、位置調整機構30をハウジング10から取り外すことにより図4に示すランプ装置が完成する。尚、支持開口部13aと管球体21との間隙を接着性材料Aで埋める際に、その作業がハウジング外部から実行できるように、位置調整機構30の機枠32に図1に示すような空隙が形成されていることは勿論である。
本実施例では、位置決め用小孔40を密封するのに接着性材料Bを使用したが、その他の手段、例えば、図示は省略するが、盲蓋を位置決め用小孔40の開口部に気密に接合してビスや接着剤により固定する等の手段により密封するようにしてもよい。
以上のようにして組み立てられたランプ装置は、ランプ本体20の光軸を理想位置に設定することができ、光学的性能を最適化することができる。また、図4に示すように、ランプ本体20の発光領域(対向電極22の電極どうしが対向する間隙)から照射される光のうち、窓孔11に向かう光L1は直接窓孔11から出射し、また、内壁面17に向かう光L2は、そこに形成された凹面反射鏡で反射して窓孔11から出射するようになる。
尚、上記実施例では、ターゲットマーク41はスクリーン42上に形成したものを使用したが、望ましくはこのスクリーン42を半透明素材とし、反対側から拡大観察したり、カメラで撮影してコンピューターで画像処理を施すことにより輝点の中心位置を計算したりするなどの補助手段を用いることにより、位置決め精度を更に向上させることができる。
また、内壁面17に形成される反射面は楕円形状に限らず、放物線形状、平面形状、多面体形状等にしてもよい。さらに、窓板ガラス14にレンズ機能を持たせるようにしてもよい。
上記したランプ本体20の管球体21は略円筒形であるのが一般的である。従って位置調整機構30で4方から位置調整ネジ33で管球体外周面を押しつけて保持したときに、管球体21の自由回転を完全に防ぐことができない。そこで、この点を考慮した別の実施例を図5、図6並びに図7で示す。
この実施例では、管球体21の端面に金属又はガラス等からなる断面方形の角柱状スリーブ35が管球体21の端面に熔着ガラスやその他の接着性材料36で熔着されている。この場合図7に示すように、ランプ本体20の理想取り付け姿勢における垂直線Yと、角柱状スリーブ35の垂直な一面35aとが正しく平行となるようにする。また、スリーブ35の素材がガラスの場合は、図6に示すように管球体21の外部端子23がスリーブ35の孔37を貫通して外方に延長させることが必要である。スリーブ35の素材が金属の場合は、それ自体が導体としての外部端子を形成することができるので、図5に示すように管球体21の外部端子23をスリーブ35の孔37に埋め込んでもよい。尚、スリーブ35が金属の場合は、管球体素材のガラスとの熔着のための熱膨張率を低く抑えたコバール金属やスーパーインバー材等が適切である。またスリーブ35と管球体21との熔着部位が、支持開口部13aと管球体21との間隙を熔着する際の熱で外れないように、接着性材料36を、支持開口部13aの接着性材料Aの融点より高い素材で形成するのがよい。これにより、支持開口部13aの部位を接着性材料Aで熔着するときにスリーブ35と管球体21の熔着部位が軟化して位置決めが狂うことは阻止できる。
この実施例によれば、管球体21と一体となったスリーブ35が4方の面で、位置調整ネジ33で押しつけられるので、管球体21の自由回転が確実に阻止される。また、ランプ本体20の理想取り付け姿勢における垂直線Yと、角柱状スリーブ35の垂直な一面35aとが正しく平行となるように取り付けられているので、位置調整ネジ33でスリーブ35の四面を押しつけるだけで、管球体21の水平、垂直度が自動的に調整できる。尚、位置調整ネジ33の先端は円弧面であるのが好ましい。
上記した実施例において、スリーブ35が金属の場合は、管球体素材のガラスとの熔着のための熱膨張率を低く抑えたコバール金属やスーパーインバー材等が適切である。またスリーブ35と管球体21との熔着部位が、支持開口部13aと管球体21との間隙を熔着する際の熱で外れないように、支持開口部13aの接着性材料Aの融点より高い接着性材料36で形成するのがよい。
本発明のランプ装置は照明装置等に適用される。特に、画像投影用のプロジェクター等の光源として、或いは、砂塵が舞う砂漠上や塩分が含まれる海上等の劣悪な環境を航行する航空機・船舶等のような劣悪な空気環境での照明に利用される。
本発明の一実施形態であるランプ装置の概略的な斜視図であって、ランプ本体の位置を調整するための位置調整機構がハウジングに取り付けられた状態を示す図。 上記実施例におけるランプ装置の一部の断面図。 上記実施例において、ランプ本体の位置調整後に支持開口部を熔着した状態を示す。 組立完成したランプ装置の断面図。 本発明に於ける位置調整機構の別の実施例を示す一部の斜視図。 上記実施例におけるスリーブの他の例を示す斜視図。 図5並びに図6で示したスリーブを位置調整ネジで保持させた状態を示す断面図。
符号の説明
10:ハウジング
11:窓孔
12:ボディ
13:側板
13a:支持開口部
14:板ガラス
20:ランプ本体
21:管球体
22:電極
23:外部端子
30:位置調整機構
32:位置調整ネジ
33:軸方向調整ネジ
40:位置決め用小孔
41:ターゲットマーク
42:スクリーン
A: 接着性材料
B: 接着性材料

Claims (3)

  1. 照明光を発生する電極を管球体に封入した状態で支持するとともに電極と導通する外部端子が管球体の端部に形成されたランプ本体と、
    ランプ本体の発光領域からの照明光を出射する密封窓孔とランプ本体を支持する支持開口とが形成されるとともに、内面に発光領域からの照明光を反射して窓孔に導く反射面が形成されたハウジングとを備えたランプ装置であって、
    ランプ本体の管球体端部をハウジングの支持開口部に遊嵌状態で位置調整可能に貫通させ、ハウジング外部で管球体の露出部を仮保持する位置調整機構をハウジングに着脱可能に取り付け、
    ランプ本体の発光領域からの光の通過を許す位置決め用の小孔をハウジングに形成し、 ランプ本体の発光領域の中心点となる理想位置と前記位置決め用小孔とを結ぶ直線の延長線上でハウジング外方にターゲットマークを配置させ、
    ランプ本体から小孔を通過する光束の輝点をターゲットマークに合致するように位置調整機構によってランプ本体を移動させることによりランプ本体の位置決めを行い、
    該位置調整機構によりランプ本体を保持させた状態で、ハウジングの支持開口部内周面と管球体外周面との間隙に接着性材料を充填すると共に位置決め用小孔を密封してハウジング内部を気密封止し、
    管球体とハウジングの支持開口部との間隙を埋めた接着性材料が硬化した後、位置調整機構をハウジングから取り外すようにしたことを特徴とするランプ装置の光軸調整方法。
  2. 照明光を発生する電極を管球体に封入した状態で支持するとともに電極と導通する外部端子が管球体の端部に形成されたランプ本体と、
    ランプ本体の発光領域からの照明光を出射する密封窓孔とランプ本体の管球体を支持する支持開口部とが形成されるとともに、内面に発光領域からの照明光を反射して窓孔に導く反射面が形成されたハウジングとを備えたランプ装置であって、
    ハウジングに対して着脱自在に取り付けられ、且つ、ランプ本体の管球体端部をハウジングの支持開口部に位置調整可能に貫通させた状態で、ハウジング外部で管球体の露出部を仮保持する位置調整機構と、
    ハウジングに設けられてランプ本体の発光領域からの光の通過を許す位置決め用の小孔と、
    ランプ本体の発光領域の中心点となる理想位置と前記位置決め用小孔とを結ぶ直線の延長線上でハウジング外部に設けられたターゲットマークとを備え、
    ランプ本体から小孔を通過する光束の輝点をターゲットマークに合致するように位置調整機構によってランプ本体の位置決めを行うことによりランプ本体の光軸調整ができるようにしたことを特徴とするランプ装置。
  3. 前記位置調整機構が、ランプ本体の管球体の周面に対して等分割された四方から押しつける4本の位置調整ネジと、管球体端面から管球体の軸方向に押しつける軸方向調整ネジとを備えていることを特徴とする請求項2に記載のランプ装置。
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