JPH0713170Y2 - ショートアーク型放電灯 - Google Patents
ショートアーク型放電灯Info
- Publication number
- JPH0713170Y2 JPH0713170Y2 JP3055890U JP3055890U JPH0713170Y2 JP H0713170 Y2 JPH0713170 Y2 JP H0713170Y2 JP 3055890 U JP3055890 U JP 3055890U JP 3055890 U JP3055890 U JP 3055890U JP H0713170 Y2 JPH0713170 Y2 JP H0713170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge lamp
- base
- short arc
- arc type
- type discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、口金に基準面が設けられ、放電灯の交換時に
位置調整を必要としないショートアーク型放電灯に関す
るものである。
位置調整を必要としないショートアーク型放電灯に関す
るものである。
ショートアーク型放電灯はアークが小さく、点光源に近
いので、凹面反射鏡と組み合わせて使用すると、放射光
を集光させたり、平行光で照射できるため、幅広く利用
されている。例えば光ビーム加熱機では、キセノンショ
ートアーク型放電灯の放射光を集光させて線径が0.2mm
φ程度の細いワイヤーの溶接などに利用しているが、こ
のためには、断面が楕円形の凹面反射鏡の第１焦点にシ
ョートアーク型放電灯のアークを正確に位置させる必要
がある。
いので、凹面反射鏡と組み合わせて使用すると、放射光
を集光させたり、平行光で照射できるため、幅広く利用
されている。例えば光ビーム加熱機では、キセノンショ
ートアーク型放電灯の放射光を集光させて線径が0.2mm
φ程度の細いワイヤーの溶接などに利用しているが、こ
のためには、断面が楕円形の凹面反射鏡の第１焦点にシ
ョートアーク型放電灯のアークを正確に位置させる必要
がある。
このため従来は、装置にXYZの３次元方向の位置調整機
構を設けて、放電灯を装置に取り付けた後に実際に点灯
し、集光状態や平行状態を確認しながらこの位置調整機
構を動かしてアークを凹面反射鏡の焦点に位置させるこ
とが多いが、この位置調整機構も構造が複雑であり、か
つ調整に手間を要していた。ことに、光ビーム加熱機の
場合は、使用するろう材ないしプラスチックの適正加工
温度に応じて出力の異なる放電灯を使用することがあ
り、交換頻度が高く、そのたびに大きな手間を要してい
た。
構を設けて、放電灯を装置に取り付けた後に実際に点灯
し、集光状態や平行状態を確認しながらこの位置調整機
構を動かしてアークを凹面反射鏡の焦点に位置させるこ
とが多いが、この位置調整機構も構造が複雑であり、か
つ調整に手間を要していた。ことに、光ビーム加熱機の
場合は、使用するろう材ないしプラスチックの適正加工
温度に応じて出力の異なる放電灯を使用することがあ
り、交換頻度が高く、そのたびに大きな手間を要してい
た。
そこで、凹面反射鏡の焦点にショートアーク型放電灯の
アークを位置させるために、バルブ中央の発光空間膨出
部より両側に伸びる封止管部の端部に接着剤で固定され
る口金と発光空間膨出部内に対向配置された電極の位置
関係を正確に調整して口金の頂面を基準面にし、この基
準面を装置側の水平方向の基準面に衝合して取り付ける
のが簡単であり、一部では実施されている。
アークを位置させるために、バルブ中央の発光空間膨出
部より両側に伸びる封止管部の端部に接着剤で固定され
る口金と発光空間膨出部内に対向配置された電極の位置
関係を正確に調整して口金の頂面を基準面にし、この基
準面を装置側の水平方向の基準面に衝合して取り付ける
のが簡単であり、一部では実施されている。
しかしながら、口金頂面の基準面を装置側の水平方向の
基準面に衝合して取り付けると、軸線方向（垂直方向）
の位置決めは正確に行えるが、放電灯を取り付ける際
に、口金から軸線方向に突出する給電用固定ネジを装置
の取付孔に挿入してナットで固定するので、ネジと取付
孔のクリアランスが大きく、径方向（水平方向）の位置
決めが必ずしも十分ではなく、アークが凹面反射鏡の焦
点に正確に位置しない不具合がある。
基準面に衝合して取り付けると、軸線方向（垂直方向）
の位置決めは正確に行えるが、放電灯を取り付ける際
に、口金から軸線方向に突出する給電用固定ネジを装置
の取付孔に挿入してナットで固定するので、ネジと取付
孔のクリアランスが大きく、径方向（水平方向）の位置
決めが必ずしも十分ではなく、アークが凹面反射鏡の焦
点に正確に位置しない不具合がある。
そこで本考案は、放電灯交換時に位置調整を必要とせ
ず、正確にアークを凹面反射鏡の焦点に位置することが
可能なショートアーク型放電灯を提供することを目的と
する。
ず、正確にアークを凹面反射鏡の焦点に位置することが
可能なショートアーク型放電灯を提供することを目的と
する。
本考案の構成は、バルブ中央の発光空間膨出部内におい
て一対の電極が対向配置され、発光空間膨出部より両側
に伸びる封止管部の端部に口金が固定されてなるショー
トアーク型放電灯において、装置に固定される側の口金
の端部に所定外径の嵌合部が形成され、この嵌合部の頂
面と周面を基準面としたことを特徴とする。
て一対の電極が対向配置され、発光空間膨出部より両側
に伸びる封止管部の端部に口金が固定されてなるショー
トアーク型放電灯において、装置に固定される側の口金
の端部に所定外径の嵌合部が形成され、この嵌合部の頂
面と周面を基準面としたことを特徴とする。
かかるショートアーク型放電灯において、交換時には、
口金に形成された嵌合部を装置側の嵌入孔に嵌合する
が、嵌合部の頂面と周面が基準面であるので、軸線方向
の位置決めは頂面の基準面で行われ、径方向の位置決め
は周面の基準面で行われる。従って、位置調整が不要で
あり、アークを凹面反射鏡の焦点に正確に位置させるこ
とができる。また、放電灯は、その入力によって口金の
大きさが異なるが、嵌合部の外径が所定の一定値である
ので、入力の大小にかかわらず光学系は互換性があり、
口金の大きさにかかわらず正確に取り付けることができ
る。
口金に形成された嵌合部を装置側の嵌入孔に嵌合する
が、嵌合部の頂面と周面が基準面であるので、軸線方向
の位置決めは頂面の基準面で行われ、径方向の位置決め
は周面の基準面で行われる。従って、位置調整が不要で
あり、アークを凹面反射鏡の焦点に正確に位置させるこ
とができる。また、放電灯は、その入力によって口金の
大きさが異なるが、嵌合部の外径が所定の一定値である
ので、入力の大小にかかわらず光学系は互換性があり、
口金の大きさにかかわらず正確に取り付けることができ
る。
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明
する。
する。
第１図は、入力が1.5KWのキセノンショートアーク型放
電灯を光源として使用した光ビーム加熱機の光源部を示
す。石英カラス製のバルブ１の中央部が略球形の発光空
間膨出部11であり、その両側から封止管部12が伸びてい
る。発光空間膨出部11内には、一対のリード棒23で保持
された陽極21と陰極22が対向配置されており、陽極21と
陰極22の電極間距離は6mmである。そして、封止管部12
の端部がそれぞれ有底筒状の口金31,32に差し込まれ、
接着剤で固定されている。かかるキセノンショートアー
ク型放電灯を下向きの凹面反射鏡５と組み合わせ、陽極
21を上側にした垂直姿勢で点灯される。
電灯を光源として使用した光ビーム加熱機の光源部を示
す。石英カラス製のバルブ１の中央部が略球形の発光空
間膨出部11であり、その両側から封止管部12が伸びてい
る。発光空間膨出部11内には、一対のリード棒23で保持
された陽極21と陰極22が対向配置されており、陽極21と
陰極22の電極間距離は6mmである。そして、封止管部12
の端部がそれぞれ有底筒状の口金31,32に差し込まれ、
接着剤で固定されている。かかるキセノンショートアー
ク型放電灯を下向きの凹面反射鏡５と組み合わせ、陽極
21を上側にした垂直姿勢で点灯される。
ここで、装置の固定部６に固定されるのは陽極21側の口
金31であり、口金31の大きさにかかわらず外径が一定の
筒状をした嵌合部34が口金31の端部に一体に形成されて
いる。そして、嵌合部34から給電用固定ネジ36が突出し
ている。なお、図例では、嵌合部34が口金31よりも小径
であるが、嵌合部34の外径が一定であるので、口金31の
大きさにより嵌合部34と口金31が同径ないし嵌合部34の
方が大径になることがある。そして、嵌合部34の頂面34
aと周面34bがそれぞれ基準面になっている。
金31であり、口金31の大きさにかかわらず外径が一定の
筒状をした嵌合部34が口金31の端部に一体に形成されて
いる。そして、嵌合部34から給電用固定ネジ36が突出し
ている。なお、図例では、嵌合部34が口金31よりも小径
であるが、嵌合部34の外径が一定であるので、口金31の
大きさにより嵌合部34と口金31が同径ないし嵌合部34の
方が大径になることがある。そして、嵌合部34の頂面34
aと周面34bがそれぞれ基準面になっている。
このように、口金31に基準面を設けるためには、電極2
1,22に対する口金31の位置が正確に調整されていなけれ
ばならないが、口金31の周面には、３本のネジ４が等間
隔で放射状に取り付けられており、封止管部12の端部を
有底筒状の口金31に差し込み、接着剤を充填する前に、
口金31の位置を調整し、ネジ４を締めて正確な位置に仮
固定できるようになっている。そして、仮固定した後に
接着剤を充填して口金31を固定している。
1,22に対する口金31の位置が正確に調整されていなけれ
ばならないが、口金31の周面には、３本のネジ４が等間
隔で放射状に取り付けられており、封止管部12の端部を
有底筒状の口金31に差し込み、接着剤を充填する前に、
口金31の位置を調整し、ネジ４を締めて正確な位置に仮
固定できるようになっている。そして、仮固定した後に
接着剤を充填して口金31を固定している。
一方、装置の固定部６にも、一定内径の嵌入孔61が形成
されており、嵌入孔61の内周面と奥底面が基準面になっ
ている。しかして、嵌合部34を嵌入孔61に嵌合し、給電
用固定ネジ36にナット35を螺着して固定する。このと
き、嵌合部34の頂面34aと周面34bがそれぞれ嵌入孔61の
内周面と奥底面に当接し、位置決めされるが、軸線方向
の位置決めは頂面34aの基準面で行われ、径方向の位置
決めは周面34bの基準面で行われるので、電極21,22間で
形成されるアークは凹面反射強５の焦点に正確に位置す
る。また、嵌合部34の外径が口金31の大きさにかかわら
ず一定であるので互換性があり、入力の異なる放電灯を
自由に取替えることができる。
されており、嵌入孔61の内周面と奥底面が基準面になっ
ている。しかして、嵌合部34を嵌入孔61に嵌合し、給電
用固定ネジ36にナット35を螺着して固定する。このと
き、嵌合部34の頂面34aと周面34bがそれぞれ嵌入孔61の
内周面と奥底面に当接し、位置決めされるが、軸線方向
の位置決めは頂面34aの基準面で行われ、径方向の位置
決めは周面34bの基準面で行われるので、電極21,22間で
形成されるアークは凹面反射強５の焦点に正確に位置す
る。また、嵌合部34の外径が口金31の大きさにかかわら
ず一定であるので互換性があり、入力の異なる放電灯を
自由に取替えることができる。
以上説明したように、本考案のショートアーク型放電灯
は、装置に固定される側の口金の端部に所定外径の嵌合
部を形成し、この嵌合部の頂面と周面を基準面としたの
で、放電灯交換時に位置調整を必要とせず、正確にアー
クを凹面反射鏡の焦点に位置することができる。
は、装置に固定される側の口金の端部に所定外径の嵌合
部を形成し、この嵌合部の頂面と周面を基準面としたの
で、放電灯交換時に位置調整を必要とせず、正確にアー
クを凹面反射鏡の焦点に位置することができる。
第１図は本考案実施例の正面図である。 １……バルブ、11……発光空間膨出部、12……封止管
部、21……陽極、22……陰極、23……リード棒、31……
装置に取り付けられる側の口金、32……他方の口金、34
……嵌合部、34a……頂面、34b……周面、36……給電用
固定ネジ、４……ネジ、５……凹面反射鏡、６……装置
の固定部、61……嵌入孔
部、21……陽極、22……陰極、23……リード棒、31……
装置に取り付けられる側の口金、32……他方の口金、34
……嵌合部、34a……頂面、34b……周面、36……給電用
固定ネジ、４……ネジ、５……凹面反射鏡、６……装置
の固定部、61……嵌入孔
Claims (1)
- 【請求項１】バルブ中央の発光空間膨出部内において一
対の電極が対向配置され、発光空間膨出部より両側に伸
びる封止管部の端部に口金が固定されてなるショートア
ーク型放電灯において、 装置に固定される側の口金の端部に所定外径の嵌合部が
形成され、この嵌合部の頂面と周面を基準面としたこと
を特徴とするショートアーク型放電灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3055890U JPH0713170Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | ショートアーク型放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3055890U JPH0713170Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | ショートアーク型放電灯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03121655U JPH03121655U (ja) | 1991-12-12 |
| JPH0713170Y2 true JPH0713170Y2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=31533268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3055890U Expired - Lifetime JPH0713170Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | ショートアーク型放電灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0713170Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7602112B2 (en) * | 2004-03-22 | 2009-10-13 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Assembly of a capped high-pressure discharge lamp and a lamp holder |
| US7525205B2 (en) | 2006-07-28 | 2009-04-28 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Electric power generator |
| JP4552927B2 (ja) * | 2006-11-22 | 2010-09-29 | ウシオ電機株式会社 | 放電ランプ保持機構 |
| JP4807337B2 (ja) * | 2007-08-07 | 2011-11-02 | ウシオ電機株式会社 | 放電ランプ保持機構 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP3055890U patent/JPH0713170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03121655U (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |