JP2007218291A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】外側転走面及び内側転走面が成す軌道列の間の空間容積を小さくすることにより、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】内周に複列の外側転走面2aが形成された外輪2と、外周に複列の外側転走面2aに対向する内側転走面3aが形成された内輪3と、両転走面間に保持器5を介して転動自在に収容された複数の転動体4と、外輪2と内輪3との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシール6とを備え、軸受内部に所定量のグリースが封入された転がり軸受において、外側転走面2a及び内側転走面3aが成す軌道列の間の空間7には、外輪2に形成された壁部材2bが配設されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する車輪用の転がり軸受、特に、外側転走面又は内側転走面が成す軌道列の間の空間容積を小さくし、グリースを効率よく活用可能とした転がり軸受に関するものである。
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪を取り付けるためのハブ輪を転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、この転がり軸受には、一般的に、所望の軸受剛性を有し、ミスアライメントに対しても耐久性を発揮すると共に、何よりも燃費向上の観点から回転トルクが小さい複列アンギュラ玉軸受が多用されている。一方、オフロードカーやトラック等、車体重量が嵩む車両には複列円錐ころ軸受が使用されている。
このような転がり軸受(複列円錐ころ軸受)の代表的な一例を、図6によって説明する。この転がり軸受101は第1世代と称される車輪用軸受装置に用いられ、内周にテーパ状の複列の外側転走面102a、102aが形成された外輪(外方部材)102と、外周に前記複列の外側転走面102a、102aに対向するテーパ状の内側転走面103aが形成された一対の内輪(内方部材)103と、両転走面間に収容された複列の転動体(円錐ころ)104、104と、これらの転動体104を転動自在に保持する保持器105と、外輪102の両端部に装着されたシール106、106とを備えている。
また、上記の転がり軸受は、一対の内輪103、103の正面側端面が突き合された状態でセットされ、所謂背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。更に、外輪102と内輪103との環状空間を密封するシール106、106により、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。尚、同図中符号107は、外側転走面102a及び内側転走面103aが成す軌道列の間の空間を示している。しかし、係る先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記の如き従来の転がり軸受においては、以下のような問題があった。すなわち、一般に、軸受内部に封入されるグリース量に関して、軸受内部の全空間容積あるいは静止空間容積に対する比率が経験則に基いて規定され、所定量のグリースが封入されるのであるが、寸法A及び寸法C(図6参照)に比して寸法Bが大きく設定された転がり軸受においては、外側転走面102a及び内側転走面103aが成す軌道列の間の空間107の容積が大きくなってしまう。
この場合、所定量のグリースを封入しても、転がり軸受の使用時にはグリースのほとんどがカウンターボア内に溜まってしまう可能性があり、特に半固体状のグリースが当該カウンターボア内に移動してしまうと、液体状のオイルの如き潤滑剤と異なり、外側転走面102a及び内側転走面103aが成す軌道列に再び移動し難いという問題があった。また、上記問題を抑制すべくグリースの封入量を所定量より多くすることも考え得るが、寿命の長い高価なグリースを封入する場合には、封入量が多くなってしまうとコストが嵩んでしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、外側転走面及び内側転走面が成す軌道列の間の空間容積を小さくすることにより、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された内方部材と、前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、軸受内部に所定量のグリースが封入された転がり軸受において、前記外側転走面及び内側転走面が成す軌道列の間の空間には、前記内方部材又は外方部材に形成された壁部材が配設されたことを特徴とする。
このように、軸受内部に所定量のグリースが封入された密封形の転がり軸受において、外側転走面及び内側転走面が成す軌道列の間の空間には、内方部材又は外方部材に形成された壁部材が配設されているので、当該空間容積を小さくすることができ、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記壁部材は、前記外方部材又は内方部材と一体形成された部位であってもよく、この場合、例えば外方部材又は内方部材に肉盛りを施すことにより比較的簡易に形成することができ、転がり軸受の部品点数を削減させることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記壁部材は、前記外方部材又は内方部材と別体とされ、当該外方部材又は内方部材に取り付けられた別部材から成るものであってもよく、この場合、壁部材として適切な材質、及び空間に合致した適切な形状や大きさとするのが容易であるとともに、壁部材がない既存の転がり軸受にも適用が容易である。
また、請求項4に記載の発明のように、前記壁部材には、前記外方部材又は内方部材の回転方向に対して凹凸が形成されて成るものであってもよい。この場合、外方部材又は内方部材の回転に伴い壁部材も回転すると、その凹凸によりグリースを撹拌することができ、グリースをより効率よく活用することができる。
更に、請求項5に記載の発明のように、前記内方部材が一対の内輪からなり、これら内輪のそれぞれに前記内側転走面が形成されるとともに、前記転がり軸受が、前記内輪の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列円錐ころ軸受からなるものであってもよい。
本発明に係る転がり軸受は、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された内方部材と、前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、軸受内部に所定量のグリースが封入された転がり軸受において、前記外側転走面及び内側転走面が成す軌道列の間の空間には、前記内方部材又は外方部材に形成された壁部材が配設されたので、当該空間容積を小さくすることができ、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することができる。
内周にテーパ状の複列の外側転走面が形成された外輪(外方部材)と、外周に前記複列の外側転走面に対向するテーパ状の内側転走面が形成された内輪(内方部材)と、前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の円錐ころと、前記外輪と内輪との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、軸受内部に所定量のグリースが封入された転がり軸受において、前記外側転走面及び内側転走面が成す軌道列の間の空間には、前記内輪又は外輪材に形成された壁部材が配設されたものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る転がり軸受の第1の実施形態を示す縦断面図である。この転がり軸受1は、車輪用軸受装置に使用される第1世代と称される構成を有し、内周にテーパ状の複列の外側転走面2a、2aが形成された外輪2(外方部材)と、外周に前記複列の外側転走面2a、2aに対向するテーパ状の内側転走面3aが形成された一対の内輪3(内方部材)と、両転走面間に収容された円錐ころから成る複列の転動体4、4と、これらの転動体4を転動自在に保持する保持器5と、外輪2の両端部に装着されたシール6、6とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。
外輪2は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。一方、内輪3は、外輪18と同様、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。
また、シール6、6は、外輪2と内輪3との間に形成される環状空間の開口部に装着されており、軸受内部に所定量のグリースが封入された状態となっている。更に、外輪2の外側転走面2a及び内輪3の内側転走面3aが成す軌道列(寸法A及び寸法Cの幅を持ち、転動体4を案内しつつ転動させ得る軌道の列)の間には、空間7が形成されている。
ここで、本実施形態における転がり軸受1には、その空間7に壁部材2bが配設されている。かかる壁部材2bは、空間7に対応する部位に対して外輪2から一体的に突出形成された部位から成るものであり、この壁部材2bの分だけ当該空間7の容積が小さくなるよう構成されている。
従って、本実施形態によれば、当該空間7の容積を小さくすることができ、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することができる。また、本実施形態によれば、壁部材2bが、外輪2と一体形成された部位であるので、例えば外輪2に肉盛りを施すことにより比較的簡易に形成することができ、転がり軸受1の部品点数を増加させる必要がない。
図2は、本発明に係る転がり軸受の第2の実施形態を示す縦断面図である。この転がり軸受8は、先の実施形態と同様、車輪用軸受装置に使用される第1世代と称される構成を有し、外輪2と、一対の内輪3と、円錐ころから成る複列の転動体4、4と、保持器5と、シール6、6とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。尚、先の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、これらの詳細な説明を省略することとする。
ここで、本実施形態における転がり軸受8には、その空間7に壁部材9が配設されている。かかる壁部材9は、外輪2における一対の外側転走面2aの間に嵌合等により取り付けられた外輪2とは別部材から成るもので、この壁部材9の分だけ空間7の容積が小さくなるよう構成されている。尚、上記外輪2とは別体の壁部材9は、例えば金属又は樹脂等から成るものとしてもよく、壁部材9を他の結合方法及び手段(例えば、ボルト等の締結手段によるもの或いは接着剤等によるもの)で外輪2に取り付けるようにしてもよい。
従って、本実施形態によれば、当該空間7の容積を小さくすることができ、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することができる。また、本実施形態によれば、壁部材9が、外輪2と別体とされ、当該外輪2に取り付けられた別部材から成るものであるので、壁部材9として適切な材質、及び空間に合致した適切な形状や大きさとするのが容易であるとともに、壁部材がない既存の転がり軸受にも適用が容易である。
図3は、本発明に係る転がり軸受の第3の実施形態を示す縦断面図である。この転がり軸受10は、先の実施形態と同様、車輪用軸受装置に使用される第1世代と称される構成を有し、外輪2と、一対の内輪3、3と、円錐ころから成る複列の転動体4、4と、保持器5と、シール6、6とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。尚、先の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、これらの詳細な説明を省略することとする。
ここで、本実施形態における転がり軸受10には、その空間7に壁部材11が配設されている。かかる壁部材11は、空間7に対応する部位に対して内輪3から一体的に突出形成された部位から成るものであり、この壁部材11の分だけ当該空間7の容積が小さくなるよう構成されている。
従って、本実施形態によれば、当該空間7の容積を小さくすることができ、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することができる。また、本実施形態によれば、第1の実施の形態と同様、壁部材11が、内輪3と一体形成された部位であるので、例えば内輪3に肉盛りを施すことにより比較的簡易に形成することができ、転がり軸受10の部品点数を増加させる必要がない。
図4は、本発明に係る転がり軸受の第4の実施形態を示す縦断面図である。この転がり軸受12は、先の実施形態と同様、車輪用軸受装置に使用される第1世代と称される構成を有し、外輪2と、一対の内輪3、3と、円錐ころから成る複列の転動体4、4と、保持器5と、シール6、6とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。尚、先の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、これらの詳細な説明を省略することとする。
ここで、本実施形態における転がり軸受12には、その空間7に壁部材13が配設されている。かかる壁部材13は、内輪3における一対の内側転走面3aの間に嵌合等により取り付けられた内輪2とは別部材から成るもので、この壁部材13の分だけ空間7の容積が小さくなるよう構成されている。尚、上記内輪2とは別体の壁部材13は、例えば金属又は樹脂等から成るものとしてもよく、壁部材13を他の結合方法及び手段(例えば、ボルト等の締結手段によるもの或いは接着剤等によるもの)で内輪3に取り付けるようにしてもよい。
従って、本実施形態によれば、当該空間7の容積を小さくすることができ、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することができる。また、本実施形態によれば、第2の実施の形態と同様、壁部材13が、内輪3と別体とされ、当該内輪3に取り付けられた別部材から成るものであるので、壁部材13として適切な材質、及び空間7に合致した適切な形状や大きさとするのが容易であるとともに、壁部材がない既存の転がり軸受にも適用が容易である。
図5は、本発明に係る転がり軸受の第5の実施形態を示す縦断面図である。この転がり軸受14は、先の実施形態と同様、車輪用軸受装置に使用される第1世代と称される構成を有し、外輪2と、一対の内輪3、3と、円錐ころから成る複列の転動体4、4と、保持器5と、シール6、6とを備え、一対の内輪3、3の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列の円錐ころ軸受を構成している。尚、先の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、これらの詳細な説明を省略することとする。
ここで、本実施形態における転がり軸受14には、その空間7に壁部材15が配設されている。かかる壁部材15は、空間7に対応する部位に対して内輪3から一体的に突出形成された部位から成るとともに、外輪2又は内輪3の回転方向(具体的には内輪3の周方向)に対して凹凸(凹部15a及び凸部15b)が形成されて成るものである。
すなわち、壁部材15の周方向に凹部15aと凸部15bとが交互に形成されており、これにより、外輪2又は内輪3の回転に伴い壁部材15も回転すると、その凹凸により封入されたグリースを撹拌することができ、グリースをより効率よく活用することができる。勿論、先の実施形態と同様、壁部材15の分だけ空間7の容積を小さくすることができ、グリースを効率よく活用することができる転がり軸受を提供することができる。
尚、外輪2から空間7に対して壁部材15を一体的に設けるとともに、その周方向に凹凸を形成するようにしてもよい。更に、壁部材15は、外輪2または内輪3と別体とされ、当該外輪2又は内輪3に取り付けられた別部材から成るものとし、且つ、その回転方向(周方向)に凹凸を形成するようにしてもよい。
然るに、車輪用軸受装置に使用される転がり軸受として複列の円錐ころ軸受について詳述したが、本発明に係る転がり軸受は、これに限らず、内輪回転又は外輪回転の1世代、2世代、3世代ホイール用軸受(ボール、テーパ型含む)とすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る転がり軸受は、例えば、車輪用軸受装置に使用され、車輪を回転自在に支承する転がり軸受に適用することができる。
本発明に係る転がり軸受の第1の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第2の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第3の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第4の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係る転がり軸受の第5の実施形態を示す縦断面図である。 従来の転がり軸受を示す縦断面図である。
符号の説明
1、8、10、12、14・・・転がり軸受
2・・・・・・・・・・・・・・外輪(外方部材)
2a・・・・・・・・・・・・・外側転走面
3・・・・・・・・・・・・・・内輪(内方部材)
3a・・・・・・・・・・・・・内側転走面
4・・・・・・・・・・・・・・転動体
5・・・・・・・・・・・・・・保持器
6・・・・・・・・・・・・・・シール
7・・・・・・・・・・・・・・空間
2b、9、11、13、15・・壁部材
15a・・・・・・・・・・・・凹部
15b・・・・・・・・・・・・凸部

Claims (5)

  1. 内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、
    外周に前記複列の外側転走面に対向する内側転走面が形成された内方部材と、
    前記両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複数の転動体と、
    前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、
    軸受内部に所定量のグリースが封入された転がり軸受において、
    前記外側転走面及び内側転走面が成す軌道列の間の空間には、前記内方部材又は外方部材に形成された壁部材が配設されたことを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記壁部材は、前記外方部材又は内方部材と一体形成された部位であることを特徴とする請求項1記載の転がり軸受。
  3. 前記壁部材は、前記外方部材又は内方部材と別体とされ、当該外方部材又は内方部材に取り付けられた別部材から成ることを特徴とする請求項1記載の転がり軸受。
  4. 前記壁部材には、前記外方部材又は内方部材の回転方向に対して凹凸が形成されて成ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の転がり軸受。
  5. 前記内方部材が一対の内輪からなり、これら内輪のそれぞれに前記内側転走面が形成されるとともに、前記転がり軸受が、前記内輪の正面側端面が突き合された状態でセットされた背面合せタイプの複列円錐ころ軸受からなる請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の転がり軸受。
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