JP2007217685A - 耐熱性軟質樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の樹脂組成物は、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)、軟質オレフィン系樹脂(B)、及びスチレン系エラストマー(C)の各成分を含み、成分(A)、成分(B)、及び成分(C)の合計100質量%を基準として、(A)が20〜78質量%、(B)が20〜60質量%、(C)が2〜20質量%であり、
前記軟質オレフィン系樹脂(B)が、成分(B)100質量%を基準として、非晶性オレフィン系重合体(B1)30〜100質量%、及び結晶性オレフィン系重合体(B2)0〜70質量%である。
【選択図】なし
Description
ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)、軟質オレフィン系樹脂(B)、及びスチレン系エラストマー(C)の各成分を含み、
成分(A)、成分(B)、及び成分(C)の合計100質量%を基準として、
ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)が20〜78質量%、軟質オレフィン系樹脂(B)が20〜60質量%、及びスチレン系エラストマー(C)が2〜20質量%であり、
前記軟質オレフィン系樹脂(B)が、成分(B)100質量%を基準として、
非晶性オレフィン系重合体(B1)30〜100質量%、及び
結晶性オレフィン系重合体(B2)0〜70質量%であることを特徴とする耐熱性軟質樹脂組成物に関する。
本発明の耐熱性軟質樹脂組成物は、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)、軟質オレフィン系樹脂(B)、及びスチレン系エラストマー(C)の各成分を含む。
本発明において使用されるポリフェニレンエーテル系樹脂(A)としては、例えば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジメトキシ−1,4−フェニレンエーテル、ポリ(2,6−ジクロロメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジブロモメチル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジトリル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジベンジル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,5−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル、その他公知のポリフェニレンエーテル系樹脂が挙げられる。これらの中でも特に好ましい樹脂は、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテルである。
ある場合には、本発明の樹脂組成物の流動性及び成形加工性が向上できる傾向にある。
本発明において使用される軟質オレフィン系樹脂(B)は、非晶性オレフィン系重合体(B1)、および結晶性オレフィン系重合体(B2)から形成されており、非晶性オレフィン系重合体(B1)の含有量が、成分(B)100質量%を基準として、30〜100質量%、好ましくは50〜90質量%の範囲であり、結晶性オレフィン系重合体(B2)の含有量が、成分(B)100質量%を基準として、0〜70質量%、好ましくは10〜50質量%の範囲である。
、その際に観察されるピーク面積から結晶融解ピーク熱量を求める。
は、好ましくは0.5〜50g/10分の範囲であり、さらに好ましくは2〜30g/10分の範囲である。メルトフローレートが上記範囲の下限値以上である場合には、軟質オレフィン系樹脂(B)の分散性が良好に維持でき、その分散径が大きくならない傾向にある。また、メルトフローレートが上記範囲の上限値以下である場合には、本発明の樹脂組成物表面への低分子量成分のブリードアウトを抑制できる傾向にある。
本発明において使用されるスチレン系エラストマー(C)は、芳香族ビニル単量体と、共役ジエン単量体と、必要に応じてエチレンまたはα−オレフィンとを含む単量体組成物
の共重合体および/またはその水素添加物である。
−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等が挙げられる。これらの中でも、スチレン、α−メチルスチレンが好ましい。これら芳香族ビニル単量体は2種以上を併用することもできる。
3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジ
エン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5−ジメチル−1,3−オクタジエン、クロロプレン等が挙げられる。これらの中でも、1,3−ブタジエン
、イソプレンが好ましい。これら共役ジエン単量体は2種以上を併用することもできる。
本発明の耐熱性軟質樹脂組成物において、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)の含有量は、成分(A)、成分(B)、及び成分(C)の合計100質量%を基準として、20〜78質量%であり、好ましくは30〜60質量%である。ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)の含有量が上記範囲の下限値以上である場合には、本発明の樹脂組成物の耐熱性、成形加工性を向上する傾向にある。また、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)の含有量が上記範囲の上限値以下である場合には、本発明の樹脂組成物の軟質性が向上できる傾向にある。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂:
変性ポリフェニレンエーテル樹脂(m−PPE)として、日本ジーイープラスチックス
株式会社製、商品名:Noryl PPO534−801(比重=1.08、荷重たわみ温度(1.82MPa)=160℃)を用いた。
耐衝撃性ポリスチレン(HIPS−1)として、日本ポリスチレン株式会社製、商品名:日本ポリスチCR530(比重=1.04、MFR(温度200℃、49N荷重)=2.9g/10分)を用いた。
軟質オレフィン系樹脂(SOP−1)として、住友化学株式会社製、商品名:住友タフセレンT5722(比重=0.87、MFR(温度230℃、21.2N荷重)=10g/10分、非晶性プロピレン系重合体(B3)/結晶性プロピレン系重合体=質量比70/30)を用いた。
ランダムポリプロピレン(RPP−1)として、住友化学株式会社製、商品名:住友ノーブレンW151(比重=0.90、MFR(温度230℃、21.2N荷重)=8g/10分)を用いた。
スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS−1)として、JSR株式会社製、商品名:ダイナロン8903P(比重=0.92、MFR(温度230℃、21.2N荷重)=26g/10分、スチレン含量=35質量%)を用いた。
ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)であるm−PPEが60質量%、軟質オレフィン系樹脂(B)であるSOP−1が30質量%、スチレン系エラストマー(C)であるSEBS−1が10質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度28
0℃、スクリュー回転数100rpmの条件で溶融混練し、押出されたストランドを水冷してペレタイザーに通し、ペレットを得た。
(1)曲げ弾性率:
JIS K7139に従い、多目的試験片A形を射出成形にて作製し、JIS K7171に従い、試験片を長さ80mm×幅10mm×厚み4mmに調整したものを用いて、3点曲げ試験機を使用して、支点間距離64mm、曲げ速度1mm/分、温度23℃の条件で測定した。
JIS K7139に従い、多目的試験片A形を射出成形にて作製し、JIS K7215に従い、試験片を長さ80mm×幅10mm×厚み4mmに調整したものを用いて、先端にD型圧子をつけたデュロメータ硬度計にて5kgの荷重を静かにかけて直ぐの値を読取り、測定値とした。
JIS K7139に従い、多目的試験片A形を射出成形にて作製し、JIS K7111に従い、試験片を長さ80mm×幅10mm×厚み4mmに調整し、ノッチ部の深さが2.0mm、ノッチ角度が45°、先端Rが0.25mmのノッチ加工したものを用いて、JIS K7111に従い、エッジワイズの方向にて、シャルピーインパクトテスターを使用して、温度23℃の条件で測定した。
JIS K7139に従い、多目的試験片A形を射出成形にて作製し、このダンベル状試験片をステンレス製容器に置かれた20mm幅×6mm高さの断面積の金属棒上に左右均等になるように静置し、ギヤオーブンにて100℃、1時間後の試験片の収縮変形度合および試験片端部の熱垂れ変形度合について、以下の基準にて判定した。また、そのまま続けて110℃に昇温し、同じく1時間静置後に再度同様に判定し、130℃まで評価を行った。
「◎」:全く収縮しないもの
「○」:1%以下収縮したもの
「△」:1〜10%収縮したもの
「×」:10〜20%収縮したもの
「××」:20%以上収縮したもの
試験片端部の熱垂れ度合
「◎」:全く変形なし
「○」:やや垂れ下がるが、試験片端部は接地しない。
「△」:やや垂れ下がり、試験片端部が線で接触する。
「×」:垂れ下がり、試験片端部が完全に面で接触する。
「××」:垂れ下がり、試験片の半分以上が面で接触する。
PSとして耐衝撃性ポリスチレン(HIPS−2)を使用し、65mmφシート成形機を用いて温度210℃の条件で厚み0.5mmのシートを作製した。また、PPとしてラ
ンダムポリプロピレン(RPP−2)を使用し、熱プレス成形機を用いて温度230℃、圧力4.9MPaの条件で5分間圧縮成形を行い、厚み0.5mmのシートを作製した。これらシートを上記の曲げ弾性率測定用に成形した4mm厚みの射出成形試験片に重ね合わせ、それを1mmのSUS板の上に乗せ、さらに1mmのSUS板を重ねた状態でセットし、温度230℃、圧力0.98MPaの条件で2分間熱融着させ、その後急速に冷却し
、積層サンプルを作製した。
「◎」:非常に良好に融着している(剥離できない)。
「○」:良好に融着している(剥離は可能だが困難であり、剥離面が白化する)。
「△」:接着感は有るが融着していない(綺麗に剥離できる)。
「×」:接着感が無い(簡単に剥離できる、もしくは基材が層剥離する)。
セイコー電子工業社製DSC220Cを用い、以下の条件で測定して求めた。試料約10mgを室温から30℃/分の昇温速度で200℃まで昇温し、昇温完了後5分間保持する。次いで、200℃から10℃/分の降温速度で−100℃まで降温し、降温完了後5分間保持する。次いで、−100℃から10℃/分の昇温速度で200℃まで昇温し、その際に観察されるピーク面積から結晶融解ピーク熱量を求めた。
成分(A)であるm−PPEの配合量を40質量%に、成分(B)であるSOP−1の配合量を50質量%に変更した以外は、実施例1と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(A)であるm−PPEの配合量を30質量%に、成分(B)であるSOP−1の配合量を60質量%に変更した以外は、実施例1と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(A)として、m−PPE20質量%と、HIPS−1(成分(A2))20質量%とを用いたこと以外は、実施例2と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(B)として、SOP−1を25質量%と、RPP−1(成分(B4))を25質量%とを用いたこと以外は、実施例2と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(B)としてSOP−1に替えてSOP−2を用い、成分(C)としてSEBS−1に替えてSEBS−2を用いたこと以外は、実施例2と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(A)であるm−PPEの配合量を47質量%に、成分(B)であるSOP−1の配合量を50質量%に、成分(C)であるSEBS−1の配合量を3質量%に変更したこと以外は、実施例1と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(A)(ポリスチレン系樹脂(A2))であるHIPS−1が100質量%のペレットを用いて、住友重機械(株)製SG180M型射出成形機を使用して、温度210℃、冷却温度50℃、冷却時間20秒の条件にて射出成形し、所定形状の試験片を作製した。この試験片を用いて、実施例1と同様に、曲げ弾性率、デュロメータD硬度、シャルピー衝撃強度を測定し、耐熱性評価を行った。またPS又はPPとの熱融着性評価も行った。それらの結果を表1に示す。
ポリスチレン系樹脂(A2)であるHIPS−1が60質量%、軟質オレフィン系樹脂(B)であるSOP−1が30重量%、スチレン系エラストマー(C)であるSEBS−1が10質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度230℃、スクリュー回転数100rpmの条件で溶融混練し、押出されたストランドを水冷してペレタイザーに通し、ペレットを得た。
ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)であるm−PPEが60質量%、スチレン系エラストマー(C)であるSEBS−1が40質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度280℃、スクリュー回転数100rpmの条件で溶融混練し、押出されたストランドを水冷してペレタイザーに通し、ペレットを得た。
成分(B)であるSOP−1をRPP−1(結晶性プロピレン系重合体(B4))に変更し、射出成形時の温度を255℃に変更した以外は実施例2と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(B)として、SOP−1を50質量%配合するのに替えて、SOP−1を10質量%およびRPP−1を40質量%配合したこと以外は実施例2と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(A)であるm−PPEが10質量%、成分(B)であるSOP−1が80質量%
、成分(C)であるSEBS−1が10質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度280℃、スクリュー回転数100rpmの条件で溶融混練したが、非常に粘度が低下した状態となり安定したストランドを得ることが出来なかった。
成分(A)であるm−PPEが80質量%、成分(B)であるSOP−1が15質量%に、成分(C)であるSEBS−1が5質量%となる割合で配合するように変更した以外は実施例1と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
成分(A)であるm−PPEが50質量%、成分(B)であるSOP−1が50質量%となる割合で配合し、実施例1と同様の方法にてペレットを作製し、同様に評価した。その結果を表1に示す。
ポリフェニレン系エーテル樹脂(A)の構成成分となるポリスチレン系樹脂(A2)であるHIPS−2が60質量%、軟質オレフィン系樹脂(B)であるSOP−2が30質量%、スチレン系エラストマー(C)であるSEBS−2が10質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度230℃、スクリュー回転数100rpmの条件で溶融混練し、押出されたストランドを水冷してペレタイザーに通し、軟質樹脂組成物(F)のペレットを得た。さらに、得られた軟質樹脂組成物(F)が80質量%、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)であるm−PPEが20質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度280℃、スクリュー回転数100rpmの条件にて溶融混練し、押出されたストランドを水冷してペレタイザーに通し、目的のペレットを得た。
(a)メルトフローレート(MFR):
JIS K7210に従い、温度200℃、荷重49N、及び、温度250℃、荷重98Nの2つの条件で測定した。
(b)曲げ弾性率:
JIS K7203に従い、長さ127mm×幅12.7mm×厚み3.2mmの射出成形試験片を作製し、3点曲げ試験機を使用して、支点間距離50.8mm、曲げ速度20
mm/分、温度23℃の条件で測定した。
(c)Izod衝撃強度:
JIS K7110に従い、長さ63mm×幅6.4mm×厚み12.7mmで、ノッチ部の深さが2.54mm、先端Rが0.25mmの成形ノッチを有する射出成形試験片を作製し、Izodインパクトテスターを使用して、温度23℃の条件で測定した。
(d)ビカット軟化点:
JIS K7206に従い、長さ127mm×幅12.7mm×厚み3.2mmの射出成形試験片を作製し、安田精機製作所製ヒートデストーションテスターを使用して、荷重9.8N、昇温速度50℃/時間の条件下で測定した。
軟質樹脂組成物(F)の配合割合を70質量%、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)であるm−PPEの配合割合を30質量%に変更したこと以外は、実施例8と同様の方法にてペレットおよび試験片を作成し、実施例8と同様に評価した。その結果を表3に示す。
ポリフェニレン系エーテル樹脂(A)の構成成分となるポリスチレン系樹脂(A2)であるHIPS−2が60質量%、軟質オレフィン系樹脂(B)であるSOP−2が30質量%、スチレン系エラストマー(C)であるSEBS−2が10質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度230℃、スクリュー回転数100rpmの条件にて溶融混練し、押出されたストランドを水冷してペレタイザーに通し、ペレットを得た。
ポリフェニレン系エーテル樹脂(A)の構成成分となるポリスチレン系樹脂(A2)であるHIPS−2が60質量%、ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)であるm−PPEが40質量%となる割合で配合し、40mmφ単軸押出機を使用して、温度280℃、スクリュー回転数100rpmの条件で溶融混練し、押出されたストランドを水冷してペレタイザーに通し、ペレットを得た。
ポリスチレン系樹脂(A2)であるHIPS−2が100質量%のペレットを、日精樹脂工業(株)製PS80E5ASE型射出成形機を使用して、温度210℃、冷却温度50℃、冷却時間20秒の条件で射出成形し、所定形状の試験片を作製した。この試験片を用いて、実施例8と同様にして、曲げ弾性率、Izod衝撃強度、ビカット軟化点を測定した。その結果を表3に示す。
Claims (4)
- ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)、軟質オレフィン系樹脂(B)、及びスチレン系エラストマー(C)の各成分を含み、
成分(A)、成分(B)、及び成分(C)の合計100質量%を基準として、
ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)が20〜78質量%、軟質オレフィン系樹脂(B)が20〜60質量%、及びスチレン系エラストマー(C)が2〜20質量%であり、
前記軟質オレフィン系樹脂(B)が、成分(B)100質量%を基準として、
非晶性オレフィン系重合体(B1)30〜100質量%、及び
結晶性オレフィン系重合体(B2)0〜70質量%であることを特徴とする耐熱性軟質樹脂組成物。 - ポリフェニレンエーテル系樹脂(A)が、成分(A)100質量%を基準として、
ポリフェニレンエーテル樹脂(A1)99〜1質量%、及び
ポリスチレン系樹脂(A2)が1〜99質量%
からなる変性ポリフェニレンエーテル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の耐熱性軟質樹脂組成物。 - 軟質オレフィン系樹脂(B)が、成分(B)100質量%を基準として、
非晶性プロピレン系重合体(B3)30〜100質量%、及び
結晶性プロピレン系重合体(B4)0〜70質量%
からなる軟質プロピレン系樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の耐熱性軟質樹脂組成物。 - 前記ポリスチレン系樹脂(A2)が、耐衝撃性ポリスチレンであることを特徴とする請求項2または3に記載の耐熱性軟質樹脂組成物。
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