JP2007216604A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性向上インクの付与の有無及び付与量に応じて色変換処理の誤差を少なくする色校正処理を迅速に行うことを可能とする画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】画像処理装置1に、入出力変換特性に従い入力画像データを変換する変換手段2と、特性向上インクを付与せずにテストチャート画像を形成する画像形成手段5と、テストチャート画像から色又は濃度を測定する測定手段7と、特性向上インクを付与しない場合と付与する場合の色又は濃度データの対応データを保持する対応データ保持手段8と、対応データに基づき測定した色又は濃度から特性向上インクを付与した場合の色又は濃度を推定する推定手段9と、推定された色又は濃度と目標データ保持手段10が保持する色又は濃度データとに基づき、特性向上インクを付与した場合に目標となる画像が形成されるように変換手段2を校正する校正手段11と、設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に色変換処理を行う画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来から、デジタルカメラやスキャナから入力されたRGB系の画素データを複写機やカラープリンタに出力する際に、色再現性の良い画像を出力すべく、RGB系の画素データをCMYK系の画素データに適切に色補正して色変換処理を行う画像処理装置が知られている。
例えば、特許文献1には、記録液としての機能をもたない無色の特性向上インクを付与する設定のときと無色の特性向上インクを付与しない設定のとき共に同一の色変換テーブルを参照し、入力画像データをインクの付与総量に対応した階調データからなる画像データに色変換して印刷を行う印刷制御装置が記載されている。
また、特許文献2には、階調テストパターンが定着されてから所定時間の経過後に階調テストパターンを読み取ることにより、安定した画像濃度で補正量を制御する画像処理装置が記載されている。
また、特許文献3には、キャリブレーションシートが印刷されると、印刷後からの待機時間が表示され、利用者に周囲の雰囲気(湿度など)からインクが乾燥する適切な時間を把握して、その時間の経過を待機させるキャリブレーション実行プログラムが記載されている。
特開2005−085213号公報 特開平8−125792号公報 特開2001−171155号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、特性向上インクを付与するときと特性向上インクを付与しないときで同じ色変換テーブルを参照するが、特性向上インクの付与の有無によってドットの滲み方、階調性や色が変化する場合があり、この場合は色変換に誤差が生じるという問題があった。すなわち、有色インクへの特性向上インクの影響の仕方や度合い、要求される色の精度などによって、色変換の際に特性向上インクの付与の有無を無視することができない場合があった。
また、特性向上インクの付与の有無のみならず、有色インク及び特性向上インクの付与量によって有色インクが乾燥して色が安定するまでの時間が変化するため、有色インク及び特性向上インクの付与量も色に影響を与えるが、特許文献1に記載の発明ではこの点が考慮されていなかった。
また、特許文献2又は特許文献3に記載の発明などでは、テストパターンを印刷した後に所定時間の経過を待つ必要があり、一度の色校正処理に時間を要する。
特性向上インクを付与して画像形成を行う場合は、インクの乾燥により時間を要することから、特性向上インクを付与してテストパターンを印刷した後に一層の所定時間の経過を待つ必要があり、色校正処理に時間を要するという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、特性向上インクの付与の有無及び付与量に応じて誤差の少ない色変換処理を行うための色校正処理を迅速に行うことを可能とする画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、画像処理装置であって、入出力変換特性に従って入力画像データを出力画像データに変換する変換手段と、前記出力画像データに応じて特性向上インクを付与せずに記録媒体上にテストチャート画像を形成する画像形成手段と、前記テストチャート画像から色又は濃度を測定する測定手段と、前記特性向上インクを付与しない場合のテストチャート画像の色又は濃度データと前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度データとを対応付けた対応データを保持する対応データ保持手段と、前記対応データに基づき前記測定手段により測定した色又は濃度から前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定する推定手段と、目標となる画像の色又は濃度データを保持する目標データ保持手段と、前記推定手段により推定された色又は濃度と前記目標データ保持手段が保持する色又は濃度データとに基づき、特性向上インクを付与した場合に目標となる画像が形成されるように前記変換手段を校正する校正手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、特性向上インクを付与せずにテストチャート画像を形成し、そのテストチャート画像の色又は濃度から特性向上インクを付与した場合の色又は濃度を推定して変換手段を校正することから、特性向上インクの付与の有無によるテストチャートの色又は濃度への影響を考慮して変換手段を校正することが可能となる。
また、特性向上インクを付与せずにテストチャート画像を形成して色又は濃度を測定することから、インクの乾燥時間を短縮して色の安定性を高め、変換手段の校正を迅速に行うことが可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、前記特性向上インクは光沢性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する光沢性向上モードのときは、前記無色インク量が有色インク量に対して反比例するように前記無色インクを付与する特性向上インク付与手段を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、光沢性を向上させる無色インクを付与して記録媒体上に形成される画像の光沢性を向上させることが可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、前記特性向上インクは画像保存性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する画像保存性向上モードのときは、インク総量が所定の許容値となるまで一定量の前記無色インクを付与する特性向上インク付与手段を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、画像保存性を向上させる無色インクを付与して記録媒体上に形成される画像の画像保存性を向上させることが可能となる。
請求項4記載の発明は、請求項2又は請求項3記載の画像処理装置であって、前記対応データ保持手段は前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードそれぞれの場合における色又は濃度データを保持しており、前記推定手段は前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードに応じて色又は濃度を推定することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、特性向上インクの付与量は色に影響を与えるが、特性向上インクの付与量が代わる光沢性向上モード又は画像保存性向上モードごとにテストチャートの色又は濃度を推定することによって、特性向上インクの付与量の変化によるテストチャートの色又は濃度への影響を考慮して変換手段を校正することが可能となる。
請求項5記載の発明は、画像処理方法であって、入出力変換特性に従って入力画像データを出力画像データに変換する変換工程と、前記出力画像データに応じて特性向上インクを付与せずに記録媒体上にテストチャート画像を形成する画像形成工程と、前記テストチャート画像から色又は濃度を測定する測定工程と、前記特性向上インクを付与しない場合のテストチャート画像の色又は濃度データと前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度データとを対応付けた対応データを保持する対応データ保持工程と、前記対応データに基づき前記測定手段により測定した色又は濃度から前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定する推定工程と、目標となる画像の色又は濃度データを保持する目標データ保持工程と、前記推定手段により推定された色又は濃度と前記目標データ保持手段が保持する色又は濃度データとに基づき、特性向上インクを付与した場合に目標となる画像が形成されるように前記変換手段を校正する校正工程と、を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、特性向上インクを付与せずにテストチャート画像を形成し、そのテストチャート画像の色又は濃度から特性向上インクを付与した場合の色又は濃度を推定して変換手段を校正することから、特性向上インクの付与の有無によるテストチャートの色又は濃度への影響を考慮して変換手段を校正することが可能となる。
また、特性向上インクを付与せずにテストチャート画像を形成して色又は濃度を測定することから、インクの乾燥時間を短縮して色の安定性を高め、変換手段の校正を迅速に行うことが可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像処理方法であって、前記特性向上インクは光沢性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する光沢性向上モードのときは、前記無色インク量が有色インク量に対して反比例するように前記無色インクを付与する特性向上インク付与工程を備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、光沢性を向上させる無色インクを付与して記録媒体上に形成される画像の光沢性を向上させることが可能となる。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の画像処理方法であって、前記特性向上インクは画像保存性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する画像保存性向上モードのときは、インク総量が所定の許容値となるまで一定量の前記無色インクを付与する特性向上インク付与工程を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、画像保存性を向上させる無色インクを付与して記録媒体上に形成される画像の画像保存性を向上させることが可能となる。
請求項8記載の発明は、請求項6又は請求項7記載の画像処理方法であって、前記対応データ保持工程において前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードそれぞれの場合における色又は濃度データを保持し、前記推定工程では前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードに応じて色又は濃度を推定することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、特性向上インクの付与量は色に影響を与えるが、特性向上インクの付与量が代わる光沢性向上モード又は画像保存性向上モードごとにテストチャートの色又は濃度を推定することによって、特性向上インクの付与量の変化によるテストチャートの色又は濃度への影響を考慮して変換手段を校正することが可能となる。
請求項1又は請求項5に記載の発明によれば、特性向上インクの付与の有無に応じて誤差の少ない色変換処理を行うための色校正処理を迅速に行うことが可能となる。
請求項2又は請求項6記載の発明によれば、記録媒体上に形成される画像の光沢性を向上させることが可能となる。
請求項3又は請求項7記載の発明によれば、記録媒体上に形成される画像の画像保存性を向上させることが可能となる。
請求項4又は請求項8記載の発明によれば、特性向上インクの付与量の変化によるテストチャートの色又は濃度への影響を考慮して変換手段を校正することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像処理装置1は、変換手段2、画像形成手段5、特性向上インク付与手段6、測定手段7、対応データ保持手段8、推定手段9、目標データ保持手段10及び校正手段11を備えて構成されている。
変換手段2は、入出力変換特性に従って入力画像データを出力画像データに変換するようになっている。図2に示すように、変換手段2は、変換部3及び変換部4を備えて構成されている。
変換部3は、デジタルカメラやスキャナなどの図示しない入力手段より入力されたRGBデータを、画像形成手段5で付与される有色インクに対応したCMYK中間データに色変換するようになっている。ここでCMYK中間データとは、特性向上インクを付与せずに画像形成する場合の出力画像データを意味している。
具体的には、変換手段2はRGBデータをCMYK中間データに色変換するための色変換テーブル(LUTA)を有しており、この色変換テーブルに基づいて色変換処理を行うようになっている。なお、色変換処理は関数による演算によって行ってもよい。
また、変換部4は、色変換処理により得られたCMYK中間データを、特性向上インクを付与して画像形成する場合のCMYKデータに変換するようになっている。
具体的には、変換手段2はCMYK中間データをCMYKデータに変換するための変換テーブル(LUTB)を有しており、この変換テーブルに基づいて変換処理を行うようになっている。なお、変換処理は関数による演算によって行ってもよい。
なお、変換手段2は、RGBデータからCMYK中間データへの色変換処理又はCMYK中間データからCMYKデータへの変換処理の際に階調変換を行う構成としてもよい。
画像形成手段5は、変換手段2から入力されたCMYK中間データ又はCMYKデータに基づき、インクジェット方式により画像を形成するようになっている。具体的には、画像形成手段5は記録用紙収納部、搬送部、インクカートリッジ、インクジェットプリントヘッドなどを備え、インクジェットプリントヘッドからインクを吐出して記録用紙に画像を形成するようになっている。
なお、インクジェットプリントヘッドはオンデマンド方式又はコンティニュアス方式のいずれでもよく、吐出方式は電気−機械変換方式、電気−熱変換方式、静電吸引方式又は放電方式などのいずれでもよい。
本実施形態の画像形成手段5は、変換手段2からCMYK中間データが入力されると、そのCMYK中間データに基づき、テストチャート画像を形成するようになっている。また、通常の画像形成の際は、変換手段2から入力されたCMYKデータに基づき、特性向上インクを付与して画像形成処理を行うようになっている。
特性向上インク付与手段6は、画像形成手段5のインクジェットプリントヘッドとは別に設けられた液体付与手段であって、少なくとも樹脂微粒子を含有する実質的に無色の特性向上インクを、CMYKデータに応じて付与するようになっている。
例えば、特性向上インクとして光沢性を向上させる無色インクを付与する光沢性向上モードのときは、図3に示すように、無色インクが付与される。図3において、直線(a)は有色インク量、直線(b)は無色インク量、直線(c)は合計インク量を示している。光沢性向上の目的では、無色インク量を含めた合計インク量がある程度以上となっていればよい。このように、無色インク量は有色インク量に反比例するように付与されるようになっている。
一方、特性向上インクとして画像保存性を向上させる無色インクを付与する画像保存性向上モードのときは、図4に示すように、無色インクが付与される。図4において、直線(d)は有色インク量、直線(e)は無色インク量、直線(f)はインク総量、直線(g)はインク総量所定値を示している。このインク総量所定値(g)はインク総量許容値以下となっている。保存性を向上させる目的では、ある所定のインク総量以下では所定量の無色インクを付与することが好ましい。このように、インク総量(f)がインク総量所定値(g)に達するまで、有色インク量(d)に関わらず所定量の無色インク量(e)が付与されるようになっている。
ここで、特性向上インクとは、記録液としての機能を実質的にもたないインクであり、必要に応じて、インクの出射安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、光沢性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて公知の各種添加剤が付与されたインクをいう。
なお、本実施形態では特性向上インクは無色インクとして着色剤を含まないが、これは記録液としての機能を実質的にもたないためにすぎず、それ以外の目的、例えば、インク残量確認、白地にプリントする場合の白地色調調整又は吐出性確認などのためにわずかに色味付けをしてもよい。
また、特性向上インク付与手段6は、画像形成手段5がCMYK中間データに基づいてテストチャート画像の形成を行う際は特性向上インクを付与しないようになっている。
測定手段7は、CCDカメラ、分光光度計などの図示しない測色計及び光学透過濃度計などの図示しない濃度計を備えて構成されている。測定手段7は測色計によりカラーのテストチャート画像の色を測定し又は濃度計によりモノクロのテストチャート画像の濃度を測定して、測定結果としての色データ(L)又は濃度データ(D)を推定手段9に出力するようになっている。
対応データ保持手段8は、半導体などの不揮発性メモリなどにより構成され、特性向上インクを付与しない場合のテストチャート画像の色データ(L)及び濃度データ(D)と、特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色データ(L)及び濃度データ(D´)とを対応付けた対応データを保持している。
更に、対応データ保持手段8は、特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色データなどの複数の組合せについて(L)及び濃度データ(D´)として、光沢性向上モードや画像保存性向上モードといった特性向上インクの付与モードごとに色データ(L)及び濃度データ(D´)を保持している。
推定手段9は、対応データ保持手段8が保持する対応データに基づき、測定手段7の測定により得られた色データ(L)又は濃度データ(D)から、特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定するようになっている。
また、推定手段9は、光沢性向上モードや画像保存性向上モードといった特性向上インクの付与モードに応じて対応データ保持手段8が保持する色データ(L)又は濃度データ(D´)を選択し、各付与モードにおいて特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定するようになっている。
目標データ保持手段10は、半導体などの不揮発性メモリなどにより構成され、画像形成手段5が目標とする画像の色データ(L)と濃度データ(D)とのいずれか一方又は双方を保持している。本実施形態では、校正手段11がRGBデータと目標データを対応させて校正を行うことから、色データ(L)はRGBデータの色データ(L)として保持されている。
また、校正手段11が補正係数を使用して校正処理を行う場合などは、目標データ保持手段10がCMYK中間データの色データ(L)を保持することにより、CMYK中間データの次元で目標データとの対応により校正を行うことが可能な構成としてもよい。
また、目標データ保持手段10がCMYKデータの色データ(L)を保持することにより、CMYKデータの次元で目標データとの対応により校正を行うことが可能な構成としてもよい。
校正手段11は、推定手段9により推定された色又は濃度と、目標データ保持手段10が保持する色データ(L)又は濃度データ(D)とに基づき、目標となる画像が形成されるように変換手段2を校正するようになっている。
すなわち、校正手段11は、推定手段9により推定された色又は濃度と、目標データ保持手段10が保持する色データ(L)又は濃度データ(D)とに差がある場合は、両者の値から補正係数を求め、変換手段2の変換テーブルにおけるRGBデータの値を補正係数により校正した値に置き換えるようになっている。これにより、画像形成手段5に目標となる画像を形成させる。
また、変換手段2における変換処理を関数による演算で行う場合は、変換式の補正係数を校正することによって、画像形成手段5に目標となる画像を形成させるようになっている。
なお、校正手段11による校正結果は、変換手段2の図示しないメモリに記憶され、再び校正処理が行われるモードとなるまでは、その校正結果を利用して変換処理が行われるようになっている。これにより、変換処理が迅速化される。
このように、特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像として推定された色又は濃度に基づき、目標とする画像の色又は濃度となるように変換手段2を校正することによって、特性向上インクを付与して画像形成手段5により目標となる画像を形成することが可能となる。
また、光沢性向上モードや画像保存性向上モードといった特性向上インクの付与モードに応じて特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像を推定することから、無色インクの付与量を考慮して変換手段2を校正することが可能となる。
次に、画像処理装置1を使用した本発明の画像処理方法について説明する。
図示しない入力手段よりRGBデータが入力されると、変換手段2は色変換テーブルに基づき、RGBデータをCMYK中間データに色変換する。
次に、画像形成手段5は、変換手段2から入力されたCMYK中間データに基づき、インクジェット方式により記録用紙にテストチャート画像を形成する。この際、特性向上インク付与手段6は特性向上インクを付与せずに画像形成を行わせる。
次に、測定手段7は、測色計によってカラーのテストチャート画像の色を測定し又は濃度計によってモノクロのテストチャート画像の濃度を測定して、測定結果としての色データ(L)又は濃度データ(D)を推定手段9に出力する。
続いて、推定手段9は、対応データ保持手段8が保持する対応データに基づき、測定手段7の測定により得られた色データ(L)又は濃度データ(D)から、特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定する。
また、推定手段9は、通常の画像形成の際に光沢性向上モード又は画像保存性向上モードによって特性向上インクを付与して画像形成を行う場合は、これらのモードに応じて対応データ保持手段8が保持する対応データを選択し、各付与モードにおいて特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定する。
次に、校正手段11は、推定手段9により推定された色又は濃度と、目標データ保持手段10が保持する色データ(L)又は濃度データ(D)とに差がある場合は、両者の値から補正係数を求め、変換手段2の変換テーブルの値を補正係数により校正した値に置き換える。
次に、変換手段2は、校正された変換テーブルに基づき、入力データをCMYKデータに変換する。
続いて、画像形成手段5は、変換手段2から入力されたCMYKデータに基づき、通常の画像形成を行う。この際、特性向上インク付与手段6は、CMYKデータに応じて、特性向上インクを付与する。例えば、光沢性向上モードのときは、図3に示すように無色インク量が有色インク量に反比例するように付与し、画像保存性向上モードのときは、図4に示すようにインク総量(f)がインク総量所定値(g)に達するまで所定量の無色インク量(e)を付与する。
このように本実施形態の画像処理装置1又は画像処理方法によれば、特性向上インクを付与せずにテストチャート画像を形成し、そのテストチャート画像の色又は濃度から特性向上インクを付与した場合の色又は濃度を推定して変換手段2を校正することから、特性向上インクの付与の有無によるテストチャートの色又は濃度への影響を考慮して変換手段2を校正することが可能となる。
また、特性向上インクを付与せずにテストチャート画像を形成して色又は濃度を測定することから、インクの乾燥時間を短縮して色の安定性を高め、変換手段2の校正を迅速に行うことが可能となる。
また、光沢性を向上させる無色インクを付与して記録媒体上に形成される画像の光沢性を向上させることが可能となる。
また、画像保存性を向上させる無色インクを付与して記録媒体上に形成される画像の画像保存性を向上させることが可能となる。
また、特性向上インクの付与量は色に影響を与えるが、特性向上インクの付与量が代わる光沢性向上モード又は画像保存性向上モードごとにテストチャートの色又は濃度を推定することによって、特性向上インクの付与量の変化によるテストチャートの色又は濃度への影響を考慮して変換手段2を校正することが可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明に係る画像処理装置又は画像処理方法によれば、特性向上インクの付与の有無及び付与量に応じて誤差の少ない色変換処理を行うための色校正処理を迅速に行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る変換手段の構成を示すブロック図である。 光沢性向上モードでの無色インクの付与の仕方を示すグラフである。 画像保存性向上モードでの無色インクの付与の仕方を示すグラフである。
符号の説明
1 画像処理装置
2 変換手段
5 画像形成手段
6 特性向上インク付与手段
7 測定手段
8 対応データ保持手段
9 推定手段
10 目標データ保持手段
11 校正手段

Claims (8)

  1. 入出力変換特性に従って入力画像データを出力画像データに変換する変換手段と、
    前記出力画像データに応じて特性向上インクを付与せずに記録媒体上にテストチャート画像を形成する画像形成手段と、
    前記テストチャート画像から色又は濃度を測定する測定手段と、
    前記特性向上インクを付与しない場合のテストチャート画像の色又は濃度データと前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度データとを対応付けた対応データを保持する対応データ保持手段と、
    前記対応データに基づき前記測定手段により測定した色又は濃度から前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定する推定手段と、
    目標となる画像の色又は濃度データを保持する目標データ保持手段と、
    前記推定手段により推定された色又は濃度と前記目標データ保持手段が保持する色又は濃度データとに基づき、特性向上インクを付与した場合に目標となる画像が形成されるように前記変換手段を校正する校正手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記特性向上インクは光沢性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する光沢性向上モードのときは、前記無色インク量が有色インク量に対して反比例するように前記無色インクを付与する特性向上インク付与手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記特性向上インクは画像保存性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する画像保存性向上モードのときは、インク総量が所定の許容値となるまで一定量の前記無色インクを付与する特性向上インク付与手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記対応データ保持手段は前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードそれぞれの場合における色又は濃度データを保持しており、前記推定手段は前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードに応じて色又は濃度を推定することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の画像処理装置。
  5. 入出力変換特性に従って入力画像データを出力画像データに変換する変換工程と、
    前記出力画像データに応じて特性向上インクを付与せずに記録媒体上にテストチャート画像を形成する画像形成工程と、
    前記テストチャート画像から色又は濃度を測定する測定工程と、
    前記特性向上インクを付与しない場合のテストチャート画像の色又は濃度データと前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度データとを対応付けた対応データを保持する対応データ保持工程と、
    前記対応データに基づき前記測定手段により測定した色又は濃度から前記特性向上インクを付与した場合のテストチャート画像の色又は濃度を推定する推定工程と、
    目標となる画像の色又は濃度データを保持する目標データ保持工程と、
    前記推定手段により推定された色又は濃度と前記目標データ保持手段が保持する色又は濃度データとに基づき、特性向上インクを付与した場合に目標となる画像が形成されるように前記変換手段を校正する校正工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  6. 前記特性向上インクは光沢性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する光沢性向上モードのときは、前記無色インク量が有色インク量に対して反比例するように前記無色インクを付与する特性向上インク付与工程を有することを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
  7. 前記特性向上インクは画像保存性を向上させる無色インクであり、この無色インクを付与して画像形成する画像保存性向上モードのときは、インク総量が所定の許容値となるまで一定量の前記無色インクを付与する特性向上インク付与工程を有することを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
  8. 前記対応データ保持工程において前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードそれぞれの場合における色又は濃度データを保持し、前記推定工程では前記光沢性向上モード又は前記画像保存性向上モードに応じて色又は濃度を推定することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の画像処理方法。
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