JP2007215631A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CPU101は、時間計測カウンタ103Fの計測時間を読み込み、第1始動口49に入賞したパチンコ球が凹み部73に滞留した時間として、特別図柄表示装置61の変動表示時間からこの滞留時間を減算した減算時間を演出時間Bに代入してRAM103に記憶する(S41〜S42、S45)。そして、この演出時間Bに対応する演出用メダル50の作動パターンを大当たり作動パターン決定テーブル121又はハズレ作動パターン決定テーブル122から選択し、この選択した作動パターンに従ってメダル用モータ82の駆動を開始して、演出用メダル50の回転変動を行う(S43〜S47)。
【選択図】図12
Description
例えば、遊技盤に設けられ且つ1以上の指定演出図柄を表示する指定演出表示部と、前記遊技盤に設けられ且つ任意演出図柄を表示する任意演出表示部と、を備え、始動口への入賞に基づいて前記指定演出表示部に指定演出図柄を表示させ、前記任意演出表示部に任意演出図柄を表示させるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記特許文献1に記載される遊技機の構成では、始動口に入球した遊技球を滞留させて排出される時間をランダムに遅延させる遅延部を設けた場合に、任意演出表示部の演出表示は、始動口への入球に基づいて変動表示が開始され、遊技者の視線は任意演出表示部の演出表示に移ってしまい、この遅延部での遊技球の転動を効果的に見せることができないという問題がある。また、遅延部に入った遊技球が排出されてから指定演出表示部と任意演出表示部の演出表示を開始した場合には、従来の遊技機の遊技に慣れている遊技者に違和感を与え、遊技の興趣を損なうという問題がある。
そこで、始動口への入球に基づいて大当りが抽選されたか否かを判定して、指定演出表示部に指定演出図柄を表示させる所定の変動パターンと、任意演出表示部の演出パターンとを選択して、この始動口への入球に基づいて指定演出表示部の変動表示を開始し、遅延部に入った遊技球の排出に基づいて任意演出表示部の演出表示を開始した場合には、それぞれの変動表示の開始タイミングが異なるため、指定演出表示部の変動パターンと任意演出表示部の演出パターンとは同一変動時間であることから、指定演出図柄と任意演出図柄との停止タイミングが異なってしまうという問題がある。また、入球した遊技球の検出センサを始動口から遅延部の排出口に配置替えした場合には、遅延部での遊技球の転動を見せた後、遅延部に入った遊技球の排出に基づいて任意演出表示部の変動表示が開始されるが、始動口に入球したにもかかわらず、賞球が直ちに払い出されず、排出口への入球に基づいて賞球が払い出されるため、賞球の払出タイミングが遅くなってしまうという問題がある。
更に、特別図柄表示装置の図柄変動時間から遅延部に滞留した遊技球の滞留時間を減算した減算時間に基づいて演出装置が特別図柄表示装置とほぼ同時に大当たり判定手段の判定結果を報知する変動パターンを選択し、この選択した変動パターンで演出装置の変動が行われるため、特別図柄表示装置と演出装置の大当たりの抽選結果の報知タイミングをほぼ同時にすることが可能となる。
図1に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図2参照)上の遊技領域42(図2参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、パチンコ機1の裏側に配設された賞球払出装置22(図7参照)を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
図2及び図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に電動役物などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
また、この案内部47の直下には、遊技盤41に開口部が開設され、この開口部の前面側には役物であるセンター役物48が配設されている。このセンター役物48は、後述するように、案内部47から転動落下した遊技球を入球させる第1始動口49が設けられている。また、センター役物48の上下方向中央部には、後述のように略円板状の演出用メダル50が回転可能に設けられている(図6参照)。この演出用メダル50の表面には、大当たりを表す「V」の字が形成され、裏面には、ハズレを表す「悪魔の顔」が形成されている。
また、下側特別電動役物54の下方には、チューリップ式電動役物で構成される第2始動口55が配置されている。この第2始動口55は、遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、開放された後、再び第2始動口55に1個入賞すると閉じられるように構成されている。そして、第2始動口55には、この第2始動口55への入賞を検出する第2始動口スイッチ55A(図7参照)が設けられて、所定個数(例えば、10個である。)の賞球が上皿8に払い出されるように構成されている。
また、入賞口58の左側には、遊技領域42の周縁部に3個の識別図柄を変動表示する特別図柄表示装置61が配設されている。この特別図柄表示装置61は、3個の7セグメントLEDで構成され、後述のように第1始動口49への入賞に基づいて3個の識別図柄が変動表示される(図11参照)。
一方、センター役物48の左右には各風車64〜67が回転自在に設けられている。
また、センター役物48の直下にはレール43に沿ってアウト口68が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図4乃至図6に示すように、センター役物48の上端中央部には、案内部47から転動落下したパチンコ球が入球する第1始動口49が設けられている。また、この第1始動口49への入球を検出する第1始動口スイッチ49Aが設けられている。
また、第1始動口49に入ったパチンコ球をステージ71の底面外周部へ案内する案内通路部72と、ステージ71の底面の中央部に形成されて略円形の外周を有し、下方に向かうにつれて次第に内径が小さくなるすり鉢状の凹み部73と、この凹み部73の底面部に穿設される排出口74に接続されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通する排出通路75が設けられている。また、この排出口74のパチンコ球の通過を検出する排出口スイッチ74Aが設けられている。そして、案内通路部72から転動落下して凹み部73に入った入球は、入ったときの転動速度に対応して凹み部73上を周回後、徐々に速度が遅くなり、排出口74に落下する。その後、この排出口74に落下した入球は、排出通路75を経て遊技盤41の裏面に排出される。
ここで、後述のように、排出口74をパチンコ球が通過すると演出用メダル50が回転する。その後、大当たりになった場合には、演出用メダル50は「V」の字が形成された表面で停止し、メータ針87Aは、MAX側に回転して、大当たり遊技の最大ラウンド数を表す。そして、大当たり遊技の各ラウンドを終了する毎に、メータ針87AはMIN側に回転して、最小目盛りを指した場合には、大当たり遊技が最終ラウンドであることを報知する。
図7に示すように、制御回路部100には、制御回路部100の全体を制御するCPU101と、入力ポート106と、後述する制御プログラムを格納しておくROM102と各種制御処理データ等を格納しておくRAM103と、出力ポート108と、リセット信号を所定時間間隔(本実施例では、約4msec毎である。)で出力するリセット回路105とが設けられ、これらはバス109により相互に接続されている。また、CPU101には、クロック信号を出力するクロック回路110が接続されている。
また、出力ポート108には、特別図柄表示装置61及び普通図柄表示装置62を駆動制御する表示装置制御回路111と、上側特別電動役物53、下側特別電動役物54、第2始動口55を開閉駆動する各ソレノイド53B、54B、55Bを駆動制御するソレノイド駆動回路112が接続されている。また、出力ポート108には、メダル用モータ82及びメータ用モータ88を駆動制御するモータ駆動回路113が接続されている。また、出力ポート108には、前面カバー部材4の前面部分に配設される各フルカラーダイオード等を駆動制御するランプ駆動回路114、及び賞球払出装置22が接続されている。
ここで、例えば、通常時は、カウント値「1」が大当たりに対応し、確率変動の遊技状態(以下、「確率変動モード」という。)の場合には、カウント値「1、2」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/3の確率で大当たりが発生し、確率変動モードの場合は、2/3の確率で大当たりが発生する。
ここで、例えば、通常時は、カウント値「1」が当たりに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1」〜「999」が当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、通常時、即ち、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/1000の確率で当たりが発生し、確率変動動モードの場合は、999/1000の確率で当たりが発生する。
また、普通図柄カウンタ103Bのカウント値に基づいて当たりが抽選された場合には、普通図柄表示装置62が変動後、即ち、左右交互に点滅表示後、例えば、左側のLEDが点灯して、右側のLEDが消灯して停止する。また、普通図柄カウンタ103Bのカウント値に基づいてハズレが抽選された場合には、普通図柄表示装置62が変動後、即ち、左右交互に点滅表示後、例えば、左側のLEDが消灯して、右側のLEDが点灯して停止する。
例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「−−−」、カウント値「1」が大当たり図柄「1−−」、カウント値「2」が大当たり図柄「−−3」、カウント値「3」が大当たり図柄「−4−」、カウント値「4」が大当たり図柄「−−5」、カウント値「5」が大当たり図柄「6−−」、カウント値「6」が大当たり図柄「−7−」、カウント値「7」が大当たり図柄「−−8」に対応している。尚、各大当たり図柄は、大当たり図柄選択カウンタ103Cの各カウント値に対応してROM102に予め記憶されている。また、各大当たり図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM103には、クロック回路110から出力されるクロック信号に基づいて第1始動口スイッチ49Aからスイッチ信号が入力されてからの時間を計測する時間計測カウンタ103Fが設けられている。
尚、各カウンタ103A〜103D及び103Fとパラメータ記憶エリア103Eの各カウント値は、起動時に「0」が代入されて初期化される。
図8に示すように、大当たり作動パターン決定テーブル121は、排出口スイッチ74Aからスイッチ信号が入力された際の時間計測カウンタ103Fの計測時間から算出される演出時間B(図12のS42参照)に対応する「大当たり作動パターン」と、各大当たり作動パターンに対して予め設定された演出用メダル50の変動パターン、即ち、メダル用モータ82の駆動制御内容を表す「内容」とから構成されている。
図9に示すように、ハズレ作動パターン決定テーブル122は、排出口スイッチ74Aからスイッチ信号が入力された際の時間計測カウンタ103Fの計測時間から算出される演出時間B(図12のS45参照)に対応する「ハズレ作動パターン」と、各ハズレ作動パターンに対して予め設定された演出用メダル50の変動パターン、即ち、メダル用モータ82の駆動制御内容を表す「内容」とから構成されている。
そして、第1始動口スイッチ49Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されていない場合には(S1:NO)、CPU101は、S4の処理に移行する。
そして、特別図柄表示装置61が変動表示中の場合には(S2:YES)、CPU101は、S4の処理に移行する。
続いて、S4において、CPU101は、排出口74のパチンコ球の通過、即ち、排出口スイッチ74Aからのパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、排出口スイッチ74Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されていない場合には(S4:NO)、CPU101は、S8の処理に移行する。
そして、特別図柄表示装置61が停止している場合には(S5:NO)、CPU101は、S8の処理に移行する。
そして、演出用メダル50が作動中、即ち、メダル用モータ82がモータ駆動回路113を介して駆動中の場合には(S6:YES)、CPU101は、S8の処理に移行する。
続いて、S8において、CPU101は、「カウンタ更新処理」のサブ処理を実行する。
その後、S9において、CPU101は、第1始動口49への入賞に対する所定個数の賞球を賞球払出装置22を介して払い出す等、その他の遊技処理を実行後、当該処理を終了する。
図11に示すように、先ず、S21において、CPU101は、時間計測カウンタ103Fに「0」を代入後、クロック回路110から出力されるクロック信号に基づいて該時間計測カウンタ103Fのカウントを再度開始して、第1始動口スイッチ49Aからスイッチ信号が入力されてからの時間の計測を開始する。また、CPU101は、大当たりカウンタ103A、普通図柄カウンタ103B、大当たり図柄選択カウンタ103C、ハズレ図柄選択カウンタ103D等の各カウント値を取得して、パラメータ記憶エリア103Eに記憶する。また、CPU101は、表示装置制御回路111を介して特別図柄表示装置61の変動表示を開始する。
そして、大当たりが抽選されたと判定した場合には(S22:YES)、CPU101は、S23の処理に移行する。
S23において、CPU101は、RAM103から変動パターン代数Aを読み出し、この変動パターン代数Aが「1」又は「3」のいずれか否かを判定する判定処理を実行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、変動パターン代数Aには「0」が代入されて、RAM103に記憶されている。
S24において、CPU101は、パラメータ記憶エリア103Eから大当たり図柄選択カウンタ103Cのカウント値を読み出し、この読み出したカウント値に基づき特別図柄表示装置61に停止表示する大当たり図柄の組み合わせのパターンをROM102から読み出す。そして、この読み出した大当たり図柄の組み合わせパターンを、特別図柄表示装置61に停止表示する大当たり図柄の組み合わせのパターンとしてRAM103に記憶する。そして、CPU101は、時間計測カウンタ103Fの計測時間を所定時間毎(例えば、約4msec毎である。)に読み込み、該計測時間が30秒になった時に、RAM103から再度、この大当たり図柄の組み合わせのパターンを読み出して、特別図柄表示装置61に停止表示した後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
S25において、CPU101は、パラメータ記憶エリア103Eから大当たり図柄選択カウンタ103Cのカウント値を読み出し、この読み出したカウント値に基づき特別図柄表示装置61に停止表示する大当たり図柄の組み合わせのパターンをROM102から読み出す。そして、この読み出した大当たり図柄の組み合わせパターンを、特別図柄表示装置61に停止表示する大当たり図柄の組み合わせのパターンとしてRAM103に記憶する。そして、CPU101は、時間計測カウンタ103Fの計測時間を所定時間毎(例えば、約4msec毎である。)に読み込み、該計測時間が20秒になった時に、RAM103から再度、この大当たり図柄の組み合わせのパターンを読み出して、特別図柄表示装置61に停止表示した後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
S26において、CPU101は、RAM103から変動パターン代数Aを読み出し、この変動パターン代数Aが「1」又は「3」のいずれか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した変動パターン代数Aが「1」又は「3」のいずれかの場合には(S26:YES)、CPU101は、S27の処理に移行する。
S27において、CPU101は、パラメータ記憶エリア103Eからハズレ図柄選択カウンタ103Dのカウント値を読み出し、この読み出したカウント値に基づき特別図柄表示装置61に停止表示するハズレ図柄の組み合わせのパターンをROM102から読み出す。そして、この読み出したハズレ図柄の組み合わせパターンを、特別図柄表示装置61に停止表示するハズレ図柄の組み合わせのパターンとしてRAM103に記憶する。そして、CPU101は、時間計測カウンタ103Fの計測時間を所定時間毎(例えば、約4msec毎である。)に読み込み、該計測時間が30秒になった時に、RAM103から再度、このハズレ図柄の組み合わせのパターンを読み出して、特別図柄表示装置61に停止表示した後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
S28において、CPU101は、パラメータ記憶エリア103Eからハズレ図柄選択カウンタ103Cのカウント値を読み出し、この読み出したカウント値に基づき特別図柄表示装置61に停止表示するハズレ図柄の組み合わせのパターンをROM102から読み出す。そして、この読み出したハズレ図柄の組み合わせパターンを、特別図柄表示装置61に停止表示するハズレ図柄の組み合わせのパターンとしてRAM103に記憶する。そして、CPU101は、時間計測カウンタ103Fの計測時間を所定時間毎(例えば、約4msec毎である。)に読み込み、該計測時間が20秒になった時に、RAM103から再度、このハズレ図柄の組み合わせのパターンを読み出して、特別図柄表示装置61に停止表示した後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図12に示すように、先ず、S41において、CPU101は、変動表示中の特別図柄表示装置61に停止表示する特別図柄の組み合わせパターンが大当たり図柄の組み合わせパターンか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、変動表示中の特別図柄表示装置61に停止表示する特別図柄の組み合わせパターンが大当たり図柄の組み合わせパターンの場合には(S41:YES)、CPU101は、S42の処理に移行する。
また、CPU101は、RAM103から変動パターン代数Aを再度読み出し、この変動パターン代数Aが「0」又は「2」の場合には、特別図柄表示装置61の変動表示時間が「20秒」であると判断して、この「20秒」からパチンコ球が凹み部73に滞留した時間を減算した減算時間を演出時間Bに代入してRAM103に記憶する。例えば、パチンコ球の凹み部73に滞留した時間が5秒の場合には、CPU101は、演出時間Bに「15秒」を代入してRAM103に記憶する。
尚、演出時間Bは、小数点以下が切り捨てられて、RAM103に記憶される。これにより、特別図柄表示装置61の変動表示は、センター役物48の演出用メダル50の停止と同時に停止表示されるか、若しくは、該演出用メダル50の停止に追随して停止表示される。また、パチンコ機1の起動時には、演出時間Bには「0秒」が代入されてRAM103に記憶されている。
例えば、RAM103から読み出した演出時間Bが「20秒」の場合には、大当たり作動パターン決定テーブル121の「大当たり作動パターン20」に対応する「コインが回転し20秒後に表で停止する」という演出用メダル50の変動パターンを読み込み、RAM103に記憶する。
例えば、RAM103から読み出した演出用メダル50の変動パターンが「コインが回転し20秒後に表で停止する」の場合には、CPU101は、モータ駆動回路113を介してメダル用モータ82を駆動し、演出用メダル50を20秒回転させた後、「V」の字が形成された表面が遊技者に向くように停止させる。
また、CPU101は、RAM103から変動パターン代数Aを再度読み出し、この変動パターン代数Aが「0」又は「2」の場合には、特別図柄表示装置61の変動表示時間が「20秒」であると判断して、この「20秒」からパチンコ球が凹み部73に滞留した時間を減算した減算時間を演出時間Bに代入してRAM103に記憶する。例えば、パチンコ球の凹み部73に滞留した時間が5秒の場合には、CPU101は、演出時間Bに「15秒」を代入してRAM103に記憶する。
例えば、RAM103から読み出した演出時間Bが「20秒」の場合には、ハズレ作動パターン決定テーブル122の「ハズレ作動パターン20」に対応する「コインが回転し20秒後に裏で停止する」という演出用メダル50の変動パターンを読み込み、RAM103に記憶する。
例えば、RAM103から読み出した演出用メダル50の変動パターンが「コインが回転し20秒後に裏で停止する」の場合には、CPU101は、モータ駆動回路113を介してメダル用モータ82を駆動し、演出用メダル50を20秒回転させた後、「悪魔の顔」が形成された裏面が遊技者に向くように停止させる。
図13に示すように、先ず、S61において、CPU101は、変動パターン代数AをRAM103から読み出し、この変動パターン代数Aに「1」加算して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S62において、CPU101は、変動パターン代数AをRAM103から再度読み出し、この変動パターン代数Aが「4」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した変動パターン代数Aが「4」の場合には(S62:YES)、S63において、CPU101は、この変動パターン代数Aに「0」を代入して、RAM103に再度記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、RAM103から読み出した変動パターン代数Aが「4」でない場合、即ち、変動パターン代数Aが「0」〜「3」のうちのいずれかの場合には(S62:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
また、従来のパチンコ機と同様に、第1始動口49への入球に基づいて特別図柄表示装置61の特別図柄の変動時間、即ち、図柄変動時間が選択されて該特別図柄表示装置61の変動が開始されるため、遊技者に違和感を与えることを防止することができる。
更に、特別図柄表示装置61の図柄変動時間から凹み部73に滞留したパチンコ球の滞留時間を減算した減算時間に基づいて演出用メダル50の回転変動が、特別図柄表示装置61とほぼ同時に大当たりの抽選結果を報知する大当たり作動パターン又はハズレ作動パターンを選択し、この選択した大当たり作動パターン又はハズレ作動パターンで演出用メダル50の回転変動が行われるため、特別図柄表示装置61と演出用メダル50の大当たりの抽選結果の報知タイミングをほぼ同時にすることが可能となる。
例えば、上記実施例では演出装置として演出用メダル50をメダル用モータ82を介して回転駆動したが、演出用メダル50に替えて液晶表示器を配設して、演出用メダルが回転する映像表示を行うようにしてもよい。また、演出用メダル50に替えて液晶表示器や7セグメントLED等を配設して、この液晶表示器や7セグメントLED等により0〜9の数字をスクロール表示して、大当たりが抽選された場合には、偶数の数字のいずれかを停止表示し、ハズレが抽選された場合には、奇数の数字のいずれかを停止表示するようにしてもよい。これにより、本発明と同様の効果を奏することが可能となる。
Claims (1)
- 遊技領域に配設されて、遊技球が入球可能な始動口と、前記始動口に入球した遊技球を滞留させて排出される時間をランダムに遅延させる遅延部と、前記遅延部に入った遊技球を外部に排出する排出部と、を有する始動装置と、
前記始動口への入球を検出する入球検出手段と、
前記排出部に入った遊技球を検出する排出検出手段と、
前記遅延部に遊技球が滞留した滞留時間を計測する計測手段と、
前記始動口への入球に基づいて大当りが抽選されたか否かを判定する大当たり判定手段と、
遊技領域に設けられて前記始動口への入球に基づいて複数の識別図柄の変動表示を開始して前記大当たり判定手段の抽選結果を報知する特別図柄表示装置と、
遊技領域に設けられて前記排出部への遊技球の排出に基づいて変動を開始して前記大当たり判定手段の抽選結果を報知する演出装置と、
前記演出装置の変動時間が異なる複数の変動パターンを前記大当たり判定手段の抽選結果に対応させて記憶する変動パターン記憶手段と、
前記大当たり判定手段の抽選結果に基づいて前記識別図柄の図柄変動時間を選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段によって選択された図柄変動時間の間前記特別図柄表示装置を介して複数の識別図柄を変動表示後、前記大当たり判定手段の抽選結果を報知するように制御する第1制御手段と、
前記第1選択手段によって選択された図柄変動時間から前記計測手段によって計測された滞留時間を減算した減算時間を算出する算出手段と、
前記減算時間に基づいて前記演出装置が前記特別図柄表示装置とほぼ同時に前記大当たり判定手段の判定結果を報知するように前記複数の変動パターンから一の変動パターンを選択する第2選択手段と、
前記第2選択手段によって選択された変動パターンで前記演出装置を変動させた後、前記大当たり判定手段の抽選結果を報知するように制御する第2制御手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
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