JP2007214712A - 携帯端末及びサービス制御装置並びに電話サービスシステム、固定電話番号地域発着信サービス方法 - Google Patents
携帯端末及びサービス制御装置並びに電話サービスシステム、固定電話番号地域発着信サービス方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 目的によって使い分けていた単数あるいは複数の固定電話や携帯電話を一台の携帯端末に統合・集約可能な電話サービスシステムを提供する。
【解決手段】 利用者が携帯端末1から発信する時、使用する発信電話番号を自宅A、事務所B、店舗C各々の特定固定電話番号の中から目的に応じて選択し、その選択した発信電話番号を発信メッセージの発信者番号パラメータに設定してサービス制御局3または移動交換局4のサービス制御装置に送信する。サービス制御装置は発信メッセージの発信者番号パラメータに設定された発信電話番号を取出し、取出した特定固定電話番号を基に地域局番号/無線エリア番号対応表を検索して1個以上の携帯電話の無線エリア番号を検出する。サービス制御装置は発信メッセージから無線エリア番号を取出し、検出した無線エリア番号と比較し、一致すると、携帯端末1からの発信メッセージによる発信要求を許可する。
【選択図】 図1
【解決手段】 利用者が携帯端末1から発信する時、使用する発信電話番号を自宅A、事務所B、店舗C各々の特定固定電話番号の中から目的に応じて選択し、その選択した発信電話番号を発信メッセージの発信者番号パラメータに設定してサービス制御局3または移動交換局4のサービス制御装置に送信する。サービス制御装置は発信メッセージの発信者番号パラメータに設定された発信電話番号を取出し、取出した特定固定電話番号を基に地域局番号/無線エリア番号対応表を検索して1個以上の携帯電話の無線エリア番号を検出する。サービス制御装置は発信メッセージから無線エリア番号を取出し、検出した無線エリア番号と比較し、一致すると、携帯端末1からの発信メッセージによる発信要求を許可する。
【選択図】 図1
Description
本発明は携帯端末及びサービス制御装置並びに電話サービスシステム、固定電話番号地域発着信サービス方法、プログラムに関し、特に携帯端末の固定電話番号を付与するサービス方法に関する。
従来、電話サービスの交換網においては、固定電話端末と携帯電話端末とが接続可能となっており、それぞれの端末が固有の電話番号を有し、それぞれの端末において相互に通話が可能となっている。この場合、固定電話端末は家庭や事務所等に設置され、所属するメンバがそれぞれ携帯端末を使用するという使い方が一般的である。
また、上記の端末の利用者は、名刺や書類等に記載する電話番号として、通常、固定電話端末の電話番号が使用されることが多いが、近年、携帯端末の普及に伴って、名刺や書類等に個人の携帯電話番号を併記する例も増加してきている。
しかしながら、自宅等の連絡先には、通常、固定電話番号を提示することから、各人が携帯端末を有するにも拘らず、固定電話にも加入し、固定電話端末を設置する必要がある。また、先方が固定電話にダイヤルした場合、留守の場合には呼び出せないか、あるいは着信転送によって携帯端末を呼び出している。
その着信転送を用いる場合には、転送先電話番号が通常、1つの携帯電話番号しか登録できないので、その電話の用件に関わらない人に転送されることがあり、着信転送を受けた人が用件に関わる人の携帯電話番号を発信者に伝え、発信者が教えられた携帯電話番号へ電話を掛け直す必要がある。
上記のように、固定電話端末と携帯電話端末との両方を併用する場合には、それぞれに固定費用がかかることから、利用者の費用負担が大きく、かつ利便性に欠けるという問題がある。
この問題を解決するために、電話サービスシステムとしては、図8に示すように、固有の携帯電話番号を有する1台以上の携帯端末41に対して少なくとも1個の特定固定電話番号を付与するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この電話サービスシステム40では、固定交換網200に接続された外部の固定端末44から特定固定電話番号による呼び出しがあった時、移動交換網100に設けられたサービス制御局(SCP:Service Control Point)43のサーバが、所属する携帯端末41が呼出し番号が識別可能となるように接続し、携帯端末41が複数の場合に予め設定されている優先順位にしたがって接続可能となるまで所属する携帯端末41を逐次呼び出して接続する。サービス制御局43は接続された携帯端末41から転送依頼要求があった時、指定されたグループ内の携帯端末41に転送している。
上述した従来の電話サービスシステムでは、携帯端末に固定電話番号を付与するシステムの場合、固定電話番号を付与した携帯端末から付与番号を発信番号として発信することができない。したがって、着信相手の発信者番号表示には携帯端末の呼出番号が表示され、発信元を特定し難いという問題がある。
また、従来の電話サービスシステムでは、携帯端末に付与した固定電話番号の使用料金を区別することができず、固定電話番号を付与した携帯端末が付与番号の地域外でも発信や着信が可能であるため、通話相手が認識するこちらの位置が実際とズレを生じ、目的のコミュニケーションを十分果せないという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、目的によって使い分けていた単数あるいは複数の固定電話や携帯電話を一台の携帯端末に統合・集約することができる携帯端末及びサービス制御装置並びに電話サービスシステム、固定電話番号地域発着信サービス方法、プログラムを提供することにある。
本発明による携帯端末は、少なくとも1個の固定電話端末に付与される特定固定電話番号が付与される携帯端末であって、かつ当該携帯端末からの発信時にその発信の用件に応じた当該携帯端末の操作にて付与される当該特定固定電話番号の一つを発信電話番号として選択し、発信メッセージの発信者番号情報パラメータに設定して当該発信メッセージを送信している。
本発明によるサービス制御装置は、固定電話端末に付与される特定固定電話番号を携帯端末に付与し、当該特定固定電話番号に基づいて前記携帯端末における発着信呼を、無線通信を中継する基地局を介して制御するサービス制御装置であって、
前記携帯端末に、少なくとも1個の特定固定電話番号を付与し、
前記特定固定電話番号の地域局番号と前記携帯端末の当該無線通信を中継する基地局の番号とを地理的に対応付けて記憶する対応表を有し、かつ前記携帯端末からの発信メッセージの発信時に当該発信メッセージから取り出した基地局の番号を当該発信メッセージの発信者番号情報パラメータから取り出した特定固定電話番号による前記対応表の検索結果とを比較した結果が一致する時に前記携帯端末における当該発信呼を許可する手段と、他の任意の電話端末から前記特定固定電話番号がダイヤルされて着信する時の呼出ページ処理に応答する前記携帯端末の呼出ページ応答メッセージから取出した基地局の番号を当該ダイヤル番号から取り出した特定固定電話番号による前記対応表の検索結果と比較した結果が一致する時に当該着信呼を許可する手段とを備えている。
前記携帯端末に、少なくとも1個の特定固定電話番号を付与し、
前記特定固定電話番号の地域局番号と前記携帯端末の当該無線通信を中継する基地局の番号とを地理的に対応付けて記憶する対応表を有し、かつ前記携帯端末からの発信メッセージの発信時に当該発信メッセージから取り出した基地局の番号を当該発信メッセージの発信者番号情報パラメータから取り出した特定固定電話番号による前記対応表の検索結果とを比較した結果が一致する時に前記携帯端末における当該発信呼を許可する手段と、他の任意の電話端末から前記特定固定電話番号がダイヤルされて着信する時の呼出ページ処理に応答する前記携帯端末の呼出ページ応答メッセージから取出した基地局の番号を当該ダイヤル番号から取り出した特定固定電話番号による前記対応表の検索結果と比較した結果が一致する時に当該着信呼を許可する手段とを備えている。
本発明による固定電話番号地域発着信サービス方法のプログラムは、固定電話端末に付与される特定固定電話番号を携帯端末に付与し、当該特定固定電話番号に基づいて前記携帯端末における発着信呼をサービス制御装置で制御する電話サービスシステムに用いる固定電話番号地域発着信サービス方法のプログラムであって、
前記携帯端末に、少なくとも1個の特定固定電話番号を付与し、
前記サービス制御装置のコンピュータに、前記特定固定電話番号の地域局番号と前記携帯端末の無線通信を中継する基地局情報とを地理的に対応付けて記憶する対応表を前記発着信呼から取り出される特定固定電話番号で検索する処理と、その検索結果と前記携帯端末からの無線通信を中継する基地局の基地局情報とを比較する処理と、この比較結果が一致を示す時に前記携帯端末における発着信呼を許可する処理とを実行させている。
前記携帯端末に、少なくとも1個の特定固定電話番号を付与し、
前記サービス制御装置のコンピュータに、前記特定固定電話番号の地域局番号と前記携帯端末の無線通信を中継する基地局情報とを地理的に対応付けて記憶する対応表を前記発着信呼から取り出される特定固定電話番号で検索する処理と、その検索結果と前記携帯端末からの無線通信を中継する基地局の基地局情報とを比較する処理と、この比較結果が一致を示す時に前記携帯端末における発着信呼を許可する処理とを実行させている。
すなわち、本発明の携帯端末の固定電話番号地域発着信サービスは、固定電話番号を付与した携帯端末からの発信において、発信した場所が付与番号の地域と一致する場合のみ発信を許可することを特徴としている。これによって、本発明の固定電話番号地域発着信サービスでは、発信の目的に応じて選択した特定固定電話番号がその地域局番号に一致した地域でのみ使用可能となり、目的の用件を特定地域外から行えないようになる。
よって、本発明の固定電話番号地域発着信サービスでは、自宅や事務所、及び店舗等として電話連絡を行う際、故意、失意に関わらず、然るべきでない場所からの電話発信を回避することが可能となる。したがって、本発明の固定電話番号地域発着信サービスでは、地場を元とする自宅や事務所、あるいは店舗等の連絡先電話番号に応じた特定固定電話番号を携帯端末に付与することが可能となるので、携帯端末の利用者が目的によって使い分けていた単数あるいは複数の固定電話や携帯電話を一台の携帯端末に統合・集約することが可能となる。
この場合、本発明の固定電話番号地域発着信サービスでは、電話にかかる端末機器、電源費、加入費のコストが削減可能になるとともに、総端末数が減ることによる設置場所の確保の軽減、携帯性の向上を図ることが可能となる。上記のように、本発明の固定電話番号地域発着信サービスでは、1台の携帯端末に集約していることから、一方の電話で通話中に別の電話で呼び出されたりするような使用上の混乱を招くことを回避することも可能となる。
また、本発明の固定電話番号地域発着信サービスは、携帯端末に付与した固定電話番号を発信端末の番号として発信者番号通知サービスの発信者番号や課金情報の発信者番号に使用し、携帯端末に付与した固定電話番号毎に料金計算を行うことを特徴としている。これによって、本発明の固定電話番号地域発着信サービスは、携帯端末の利用者が、自宅や事務所、店舗等の目的別に使用料金と使用明細とを得ることが可能となり、通信費を適正に費用処理することが可能となる。
さらに、本発明の固定電話番号地域発着信サービスは、固定電話番号を付与した携帯端末へのダイヤル着信において、着信する場所が携帯端末に付与した固定電話の地域と一致する場合のみ着信を許可することを特徴としている。これによって、本発明の固定電話番号地域発着信サービスは、用件に応じてダイヤルされた特定固定電話番号がその地域局番号に一致した地域でのみ使用可能となり、目的の用件を特定地域外で受けられないようになるので、利用者が遠方等の不本意の場所で、自宅や事務所、店舗等にダイヤルされた電話連絡に呼び出されることを回避することが可能となる。
さらにまた、本発明の固定電話番号地域発着信サービスは、ダイヤル着信した携帯端末の固定電話番号を課金情報の着信者番号に使用し、携帯端末に付与した固定電話番号毎に料金計算を行うことを特徴としている。これによって、本発明の固定電話番号地域発着信サービスは、携帯端末の利用者が、自宅や事務所、店舗等の目的別に使用料金と使用明細とを得ることが可能となり、通信費を適正に費用処理することが可能となる。
本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、目的によって使い分けていた単数あるいは複数の固定電話や携帯電話を一台の携帯端末に統合・集約することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による電話サービスシステムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による電話サービスシステムは、携帯端末1と、基地局2−1〜2−3と、サービス制御局(SCP:Service Control Point)3と、移動交換網100内の移動交換局4と、固定端末5と、基地局2−1〜2−3及びサービス制御局3が接続される移動交換網100と、固定端末5が接続される固定交換網200とから構成されている。
本発明の一実施例による電話サービスシステムは、自宅A、事務所B、店舗Cが別々のエリアに所在し、携帯端末1の利用者がその端末を自宅A、事務所B、店舗C各々の電話として使用可能とするものである。利用者の自宅Aは「地域局番号:XXXX1 、無線エリア番号:YYYYY1 」のエリアに位置し、自宅Aで使用するための特定固定電話番号「XXXX1 −111―1111」を携帯端末1に付与している。
利用者の事務所Bは「地域局番号:XXXX2 、無線エリア番号:YYYYY2 」のエリアに位置し、事務所Bで使用するための特定固定電話番号「XXXX2 −222―2222」を携帯端末1に付与している。利用者の店舗Cは「地域局番号:XXXX3 、無線エリア番号:YYYYY3 に位置し、店舗Cで使用するための特定固定電話番号「XXXX3 −333―3333」を携帯端末1に付与している。
本実施例では、上記のように設定した後に、少なくとも携帯端末1への着信呼に対する留守番電話サービス等を含む電話付加サービスを提供するサービス制御局3または携帯端末1における発着信呼の交換処理を行う移動交換局4に設けたサービス制御装置の制御によって、携帯端末1に付与した特定固定電話番号が地域局番号の一致するエリアでのみ発着信が可能となっている。
図1において、Dは利用者が携帯端末1を携帯して移動した軌跡を示しており、その軌跡D上で携帯端末1の発着信可能な特定固定電話番号の推移を示している。つまり、自宅Aがあるエリアでは自宅使用用の特定固定電話番号「XXXX1 −111―1111」が携帯端末1で使用可能であり、事務所Bがあるエリアでは事務所使用用の特定固定電話番号「XXXX2 −222―2222」が携帯端末1で使用可能であり、店舗Cがあるエリアでは店舗使用用の特定固定電話番号「XXXX3 −333―3333」が携帯端末1で使用可能となっている。
これによって、本実施例では、利用者が自宅A、事務所B、店舗C毎に固定端末を設置せずとも、携帯端末1のみで、自宅A、事務所B、店舗Cの発着信サービスを別々に受けることが可能なことを示している。
このように、本実施例では、地場を元とする自宅Aや事務所B、あるいは店舗C等の連絡先電話番号に応じた特定固定電話番号を携帯端末1に付与しているので、利用者が目的によって使い分けていた単数あるいは複数の固定電話や携帯電話を一台の携帯端末1で統合・集約することができる。
したがって、本実施例では、電話にかかる端末機器、電源費、加入費のコストを削減することができるとともに、総端末数を減らすことによる設置場所の確保の軽減、携帯性の向上を図ることができる。また、本実施例では、自宅Aや事務所B、あるいは店舗C等の連絡先電話を1台の携帯端末1に集約していることから、一方の電話で通話中に別の電話で呼び出されたりするような使用上の混乱を招くことを回避することができる。
図2は図1の携帯端末1の構成を示すブロック図である。図2において、携帯端末1はCPU(中央処理装置)11と、CPU11が実行する制御プログラム12aを記憶するメインメモリ12と、CPU11が制御プログラム12aを実行する際に作業領域として使用可能な記憶装置13と、キー等の入力用の操作部14と、各種データを表示する表示部15と、基地局2−1〜2−3と無線通信を行うための無線通信制御部16とを含んで構成されている。
携帯端末1においては、CPU11、メインメモリ12、記憶装置13、操作部14、表示部15、無線通信制御部16各々がそれぞれ内部バス110に接続されている。また、記憶装置13は、上記の自宅使用用の特定固定電話番号「XXXX1 −111―1111」、事務所使用用の特定固定電話番号「XXXX2 −222―2222」、店舗使用用の特定固定電話番号「XXXX3 −333―3333」を保持する特定固定電話番号保持領域131を備えている。
図3は本発明の一実施例によるサービス制御装置の構成を示すブロック図である。図3において、サービス制御装置6はCPU31と、CPU31が実行する制御プログラム32aを記憶するメインメモリ32と、CPU31が制御プログラム32aを実行する際に作業領域として使用可能な記憶装置33と、移動交換網100を通して基地局2−1〜2−3や固定電話網200と通信するための通信制御部34とを含んで構成されている。
サービス制御装置6においては、CPU31、メインメモリ32、記憶装置33、通信制御部34各々がそれぞれ内部バス310に接続されている。また、サービス制御装置6は上記の図1において、サービス制御局3または移動交換局4に設置可能、あるいはそれらの内部に配設可能となっている。
一方、記憶装置33は、上記の地域局番号と無線エリア番号(あるいは基地局番号)との対応[すなわち、地域局番号の地域と地理的に対応する無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)との対応]を記憶する地域局番号/無線エリア番号対応表331と、図示せぬ課金サーバに渡すための携帯端末1の課金情報を保持する課金情報保持領域332と、携帯端末1との間のメッセージを一時保持しておくためのメッセージ保持領域333とを備えている。
図4は図3の地域局番号/無線エリア番号対応表331の構成を示す図である。地域局番号/無線エリア番号対応表331には、固定電話の地域局番号と、携帯電話の無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)とが対応付けられて記憶されている。
例えば、固定電話の地域局番号「XXXX1 」には、携帯電話の無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)「YYYYY11」,「YYYYY12」,・・・,「YYYYY1j」,・・・,「YYYYY1n」が対応付けられて記憶されている。また、固定電話の地域局番号「XXXX2 」には、携帯電話の無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)「YYYYY21」,「YYYYY22」,・・・,「YYYYY2j」,・・・,「YYYYY2n」が対応付けられて記憶されている。
さらに、固定電話の地域局番号「XXXXi 」には、携帯電話の無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)「YYYYYi1」,「YYYYYi2」,・・・,「YYYYYij」,・・・,「YYYYYin」が対応付けられて記憶されている。さらにまた、固定電話の地域局番号「XXXXm 」には、携帯電話の無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)「YYYYYm1」,「YYYYYm2」,・・・,「YYYYYmj」,・・・,「YYYYYmn」が対応付けられて記憶されている。
この地域局番号/無線エリア番号対応表331では、任意の固定電話番号を入力として検索された場合、地理的に該当する携帯電話の無線エリア番号(あるいは基地局番号)を1個以上出力するようになっている。
図5は本発明の一実施例による電話サービスシステムでの携帯端末1の発信動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図5を参照して本発明の一実施例による電話サービスシステムでの携帯端末1の発信動作について説明する。尚、図5において、携帯端末1及びサービス制御装置6の動作はそれぞれのCPU11,31が制御プログラム12a,32aを実行することで実現される。
利用者が携帯端末1から発信する時、携帯端末1の操作部14を操作することで、使用する発信電話番号を特定固定電話番号保持領域131に保持された特定固定電話番号の中から目的に応じて選択し、その選択した発信電話番号を発信メッセージの発信者番号パラメータに設定して基地局2−1〜2−3及び移動交換網100を介してサービス制御装置6に送信する(図5のa1,a2参照)。
サービス制御装置6は基地局2−1〜2−3及び移動交換網100を介して携帯端末1からの発信メッセージを受信すると、発信メッセージの発信者番号パラメータに設定された発信電話番号、すなわち選択された特定固定電話番号を取出して課金情報の発信者番号とする(図5のa3参照)。この時、サービス制御装置6では携帯端末1からのメッセージをメッセージ保持領域333に一時保持しておき、課金情報を課金情報保持領域332に保持しておく。
また、サービス制御装置6は、発信メッセージから取出した特定固定電話番号を基に地域局番号/無線エリア番号対応表331を検索し、1個以上の携帯電話の無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)を検出する(図5のa4参照)。さらに、サービス制御装置6は発信メッセージから無線エリア番号(あるいは基地局番号)を取出し、さきに検出した無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)とを比較する(図5のa5参照)。
この結果、サービス制御装置6は上記の比較結果が一致を示す場合に、携帯端末1からの発信メッセージによる発信要求を許可し、比較結果が不一致を示す場合に、携帯端末1からの発信メッセージによる発信要求を不許可とする(図5のa6参照)。
これによって、本実施例では、携帯端末1において発信の目的に応じて選択した特定固定電話番号がその地域局番号に一致した地域でのみ使用可能となり、目的の用件を特定地域外から行えないようになる。したがって、本実施例では、自宅A、事務所B、店舗C等からの電話連絡とする際、故意、失意に関わらず、然るべきでない場所からの電話発信を回避することができる。
サービス制御装置6においては、上記の比較結果が一致を示し、携帯端末1からの発信メッセージによる発信要求を許可した場合、着信する相手の電話機へ表示される発信電話番号を、利用者が目的に応じて選択した特定固定電話番号とする。よって、本実施例では、着信者の電話機に表示される発信電話番号が利用者が目的に応じて選択した特定固定電話番号となるため、着信者はその着信が自宅A、事務所B、店舗C等からの電話であるものと認識することができる。
また、サービス制御装置6においては、上記の比較結果が一致を示し、携帯端末1からの発信メッセージによる発信要求を許可した場合、課金情報保持領域332に保持してある課金情報を課金サーバに送信するので、携帯端末1で選択された特定固定電話番号を課金情報の発信者番号として課金サーバでの料金計算に用いられるため、特定固定電話番号別の通話記録や料金を得ることができる。
これによって、本実施例では、利用者が自宅A、事務所B、店舗C等の目的別に使用料金と使用明細とを得ることができ、通信費を適正に費用処理することができる。
図6は本発明の一実施例による電話サービスシステムでの携帯端末1の着信動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図4と図6とを参照して本発明の一実施例による電話サービスシステムでの携帯端末1の着信動作について説明する。尚、図6において、携帯端末1及びサービス制御装置6の動作はそれぞれのCPU11,31が制御プログラム12a,32aを実行することで実現される。
任意の固定端末5から用件に応じて携帯端末1に付与された特定固定電話番号、すなわち自宅A、事務所B、店舗Cの何れかの電話番号がダイヤルされると、固定交換網200及び移動交換網100を通して着信呼がサービス制御装置6に送信される(図6のb1参照)。
サービス制御装置6はその着信呼を受付けると、受付けたダイヤル特定固定電話番号を課金情報の着信者番号とし(図6のb2参照)、携帯端末1の呼出ページを行う(図6のb3参照)。この時、サービス制御装置6では課金情報を課金情報保持領域332に保持しておく。
サービス制御装置6は携帯端末1からの呼出ページ応答メッセージを基地局2−1〜2−3及び移動交換網100経由で受信すると(図6のb4参照)、受付けたダイヤル特定固定電話番号を基に地域局番号/無線エリア番号対応表331を検索し、1個以上の携帯電話の無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)を検出する(図6のb5参照)。この時、サービス制御装置6では携帯端末1からのメッセージをメッセージ保持領域333に一時保持しておく。
サービス制御装置6は呼出ページ応答メッセージから無線エリア番号(あるいは基地局番号)を取出し、さきに検出した無線エリア番号群(あるいは基地局番号群)とを比較する(図6のb6参照)。この結果、サービス制御装置6は上記の比較結果が一致を示す場合に、固定端末5からの着信呼による着信要求を許可し、比較結果が不一致を示す場合に、固定端末5からの着信呼による着信要求を不許可とする(図6のb7参照)。
したがって、本実施例では、用件に応じてダイヤルされた特定固定電話番号がその地域局番号に一致した地域でのみ使用可能となり、目的の用件は特定地域外では受けられないようになる。これによって、本実施例では、利用者が遠方等の不本意の場所で自宅A、事務所B、店舗Cにダイヤルされた電話連絡に呼び出されることを回避することができる。
また、サービス制御装置6においては、上記の比較結果が一致を示し、固定端末5からの着信呼による着信要求を許可した場合、課金情報保持領域332に保持してある課金情報を課金サーバに送信するので、課金サーバで料金計算を行う際に、特定固定電話番号毎に集計することで、特定固定電話番号別の通話記録や料金を得ることができる。したがって、本実施例では、利用者が自宅A、事務所B、店舗C等の目的別に使用料金と使用明細とを得ることができ、通信費を適正に費用処理することができる。
図7は本発明の一実施例による電話サービスシステムの他の構成を示すブロック図である。図7においては、自宅A、事務所B、店舗Cが同じエリア(基地局2のエリア)にある場合の構成を示している。
携帯端末1の利用者の自宅A、事務所B、店舗Cが「地域局番号:XXXX1 、無線エリア番号:YYYYY1 」のエリアに位置している場合には、自宅使用用の特定固定電話番号「XXXX1 −111―1111」、事務所使用用の特定固定電話番号「XXXX1 −222―2222」、店舗使用用の特定固定電話番号「XXXX1 −333―3333」が携帯端末1に付与されている。
上述した図1に示す構成と同様に、本発明によって携帯端末1に付与した特定固定電話番号が地域局番号の一致するエリアにおいて発着信が可能となる。また、図7において、Dは利用者が携帯端末1を携帯して移動した軌跡を示し、その軌跡D上で携帯端末1の発着信可能な特定固定電話番号の推移を示している。
これは利用者が自宅A、事務所B、店舗C毎に固定端末を設置せずとも、携帯端末1のみで自宅A、事務所B、店舗Cの発着信サービスを行えることを示している。3つの特定固定電話番号は、発信時に特定固定番号の選択、着信時に呼出音あるいは着信番号表示によって区別され、使い分けが可能である。
1 携帯端末
2,2−1〜2−3 基地局
3 サービス制御局
4 移動交換局
5 固定端末
6 サービス制御装置
11,31 CPU
12,32 メインメモリ
12a,32a 制御プログラム
13,33 記憶装置
14 操作部
15 表示部
16 無線通信制御部
34 通信制御部
100 移動交換網
110,310 内部バス
131 特定固定電話番号保持領域
200 固定交換網
331 地域局番号/無線エリア番号対応表
332 課金情報保持領域
333 メッセージ保持領域
2,2−1〜2−3 基地局
3 サービス制御局
4 移動交換局
5 固定端末
6 サービス制御装置
11,31 CPU
12,32 メインメモリ
12a,32a 制御プログラム
13,33 記憶装置
14 操作部
15 表示部
16 無線通信制御部
34 通信制御部
100 移動交換網
110,310 内部バス
131 特定固定電話番号保持領域
200 固定交換網
331 地域局番号/無線エリア番号対応表
332 課金情報保持領域
333 メッセージ保持領域
Claims (8)
- 少なくとも1個の固定電話端末に付与される特定固定電話番号が付与される携帯端末であって、かつ当該携帯端末からの発信時にその発信の用件に応じた当該携帯端末の操作にて付与される当該特定固定電話番号の一つを発信電話番号として選択し、発信メッセージの発信者番号情報パラメータに設定して当該発信メッセージを送信することを特徴とする携帯端末。
- 固定電話端末に付与される特定固定電話番号を携帯端末に付与し、当該特定固定電話番号に基づいて前記携帯端末における発着信呼を、無線通信を中継する基地局を介して制御するサービス制御装置であって、
前記携帯端末に、少なくとも1個の特定固定電話番号を付与し、
前記特定固定電話番号の地域局番号の地域と地理的に対応する当該基地局群の番号とを対応付けて記憶する対応表を有し、かつ前記携帯端末からの発信メッセージの発信時に当該発信メッセージから取り出した基地局の番号を当該発信メッセージの発信者番号情報パラメータから取り出した特定固定電話番号による前記対応表の検索によって得る基地局番号群とを比較して一致する基地局番号がある場合に前記携帯端末における当該発信呼を許可する手段と、他の任意の電話端末から前記特定固定電話番号がダイヤルされて着信する時の呼出ページ処理に応答する前記携帯端末の呼出ページ応答メッセージから取出した基地局の番号を当該ダイヤル番号から取り出した特定固定電話番号による前記対応表の検索によって得る基地局番号群とを比較して一致する基地局番号がある場合に当該着信呼を許可する手段とを有することを特徴とするサービス制御装置。 - 前記携帯端末の発信呼から取り出した特定固定電話番号を当該発信呼の発信先に通知することを特徴とする請求項2記載のサービス制御装置。
- 前記携帯端末の発信呼から取出した特定固定電話番号を課金情報の発信者番号に使用し、前記携帯端末への着信呼の発信者からダイヤルされた固定電話番号を前記課金情報の着信者番号に使用し、かつ
前記課金情報は、前記特定固定電話番号毎に集計されて算出されることを特徴とする請求項2記載のサービス制御装置。 - 少なくとも電話付加サービスを提供するサービス制御局と、前記発着信呼の交換処理を行う移動交換局とのうちのいずれかであることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか記載のサービス制御装置。
- 固定電話端末に付与される特定固定電話番号を携帯端末に付与し、当該特定固定電話番号に基づいて前記携帯端末における発着信呼をサービス制御装置で制御する電話サービスシステムに用いる固定電話番号地域発着信サービス方法のプログラムであって、
前記携帯端末に、少なくとも1個の特定固定電話番号を付与し、
前記サービス制御装置のコンピュータに、前記特定固定電話番号の地域局番号と前記携帯端末の無線通信を中継する基地局情報とを地理的に対応付けて記憶する対応表を前記発着信呼から取り出される特定固定電話番号で検索する処理と、その検索結果と前記携帯端末からの無線通信を中継する基地局の基地局情報とを比較する処理と、この比較結果が一致を示す時に前記携帯端末における発着信呼を許可する処理とを実行させるためのプログラム。 - 請求項1に記載の携帯端末及び請求項2から請求項5に記載のサービス制御装置を用いることを特徴とする電話サービスシステム。
- 請求項1に記載の携帯端末及び請求項2から請求項5に記載のサービス制御装置各々の動作にて実現されることを特徴とする固定電話番号地域発着信サービス方法。
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JP2003018657A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-17 | Kansai Nippon Denki Tsushin System Kk | 移動体通信システム及び装置及び制御方法 |
JP2005236593A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Hypercomm Inc | 携帯電話通話料金管理装置及び管理方法 |
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