JP2007214298A - 真空処理装置および試料搬送方法 - Google Patents

真空処理装置および試料搬送方法 Download PDF

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Hideki Yamazaki
秀樹 山▲崎▼
Masashi Okiguchi
昌司 沖口
Toru Ueno
透 上野
Masakazu Okai
正和 岡井
Shigeji Minami
繁治 南
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Abstract

【課題】複数の処理室で試料処理を並列に行う運用において、真空処理装置全体の試料処
理の効率向上を図った真空処理装置及び試料搬送方法を提供する。
【解決手段】試料を収納する複数のカセット1〜3と、該試料を搬送する搬送手段と、前
記試料を夫々1枚毎に処理する複数の真空処理室8〜11と、該真空処理室を減圧排気す
る排気手段と、前記真空搬送室に連通したロード室6およびアンロード室12と、試料の
搬送や処理を制御する装置制御手段15とを備えた真空処理装置において、前記装置制御
手段は、前記試料の搬送時間及び前記処理室での処理時間を計測し、該計測された時間に
基づいて次に前記複数のカセットから前記試料を取り出すタイミングを決定する。
【選択図】図7

Description

本発明は複数の処理室を持つ真空処理装置に関し、特に、装置内の試料搬送制御に関す
る。
図1に従来技術を適用している真空処理装置の構成例を示す。図1の真空処理装置は、
第1処理室から第4処理室までの4つの処理室8〜11と、3つのカセット1〜3を備え
ている。カセット1または2に入っている試料は、大気ロボット4により取り出され、ア
ライメントユニット5へ搬送する。アライメントユニット5では試料の向きを一定方向に
そろえ、かつ試料の中心位置が一定位置になるよう調整処理を行う。アライメントユニッ
ト5での調整処理が完了し、ロード室6が大気状態に切り替わると、大気ロボット4によ
りロード室6に搬送される。ロード室6は、大気圧状態と真空状態を切り替えることによ
り、真空状態にある真空搬送室13と連通状態にすることができる。真空搬送室13では
、ロード室6にある試料を、真空ロボット7によりすでに真空状態にある処理室8〜11
のいずれかへ搬送する。
処理室8〜11で試料の処理を行い、処理が完了すると処理済試料は再度真空ロボット
7によりアンロード室12に搬送される。アンロード室12も、ロード室6同様に、大気
圧状態と真空状態に切り替えることができる。アンロード室12を大気圧状態にして、大
気ロボット4でアンロード室12から取り出した試料をカセット1〜3に戻す。
上記一連の処理は、入出力処理手段14を介してマイクロコンピュータで構成される装
置制御手段15により制御される。装置制御手段15は、CPUや、RAM,ROM等の
メモリーや外部記憶手段,入出力制御手段,入出力手段等を備えており、予めROM等に
保持されたプログラムやコマンド,メモリーに保持された各種データと、真空処理装置の
状態を検知する各種センサーやカウンターなどの情報に基づいて、真空処理装置の動作を
制御する。
装置制御手段15に対しては、パソコンなどの操作手順入力手段16が接続されており
、真空処理の各プロセスを実行するためのプログラムやコマンド,各種データが入力され
、RAM,ROM,外部記憶装置などのメモリーに記録,保存される。
上記真空処理装置において、複数の処理室で並列に処理を行うときに、試料搬入は処理
室までの搬送経路が搬送可能な状態となると、連続してカセットから試料を取り出し搬送
経路を試料で常に満たした状態としている。
図7は従来の方法による試料搬入タイミングに基づくチャートを示す図であり、先に処
理を開始したカセット1の試料により、搬送経路であるアライメントユニット,ロード室
、真空ロボットが試料で満たされている。このため、カセット2開始指示から1枚目の試
料を取り出すまでの時間、及び取り出した後処理室まで搬送する時間に無駄な待ち時間が
発生している。この結果、カセット2開始指示から1枚目の試料を処理室まで搬送し処理
を開始するまでの時間Ts(801)が長くなっている。
また、他の例として特開2001−358195号公報(特許文献1)のような例もあ
る。
特開2001−358195号公報
複数の処理室で並列に処理を行う場合、上記従来技術のように搬送経路を試料で満たす
と、後から処理を開始するカセットの試料は、先に処理を開始したカセットの試料により
処理室までの経路が満たされており、すぐには処理室へ搬送できず、無駄な待ち時間が発
生するという問題がある。
また、上記特許文献1に示される例では、ウエハの搬入は、前のウエハの処理が終わる
のを待って行うか、予め定められた処理時間を元に、前のウエハ処理が終わると想定され
る少し前に行っている。しかしながら、実際のウエハの処理時間や反応室(処理室)まで
の搬送時間は、連続してウエハを処理する間中で一定ではなく、プロセス条件や様々な要
因により経時変化するのが一般的である。したがって、ウエハを連続処理する間、常に一
定の搬送タイミングであると、無駄な搬送時間が発生してしまう恐れがある。
本発明の目的は、ウエハを連続処理する間、常に効率良くウエハを搬送することが可能
な真空処理装置及びその運転方法を提供することである。
この目的を達成するための本発明の特徴は、複数の試料を収納し大気圧領域において着
脱可能な複数のカセットと、前記試料を夫々1枚ごとに処理する複数の真空処理室と、大
気圧領域から排気領域へ試料を搬入するロード室と、排気領域から大気圧領域へ試料を搬
出するアンロード室と、前記カセットと前記ロード室と前記アンロード室間で試料を搬送
する第1の搬送手段と、前記各真空処理室と前記ロード室と前記アンロード室間で試料を
搬送する第2の搬送手段と、試料の搬送や処理を制御する装置制御手段を備えた真空処理
装置において、前記装置制御手段は、前記カセットから前記処理室までの搬送時間(Tce)
を計測する試料搬送時間計測手段と、前記処理室における試料が処理される時間(Te)
を計測する試料処理時間計測手段と、前記試料室における試料処理の残り時間(Tn)を
算出する残り処理時間算出手段とを備え、新たな試料を前記カセットから搬出する際に、
前記残り処理時間算出手段によって算出された残り時間(Tn)と、前記試料搬送時間計
測手段によって計測された搬送時間(Tce)に基づいて、試料の搬出タイミングを決定
することである。
本発明の真空処理装置によれば、後で処理を開始するカセットの投入タイミングが不定
である場合でも、試料をすぐに搬送先の処理室へ搬送し処理を開始することができるので
、試料処理効率を向上することができる。また、真空処理装置の処理時間の経時変化が生
じた場合でも、真空処理装置内での待ち時間を最小限にすることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。本発明が適用される真空処理装置は図1に示す構成
である。
図1の真空処理装置は、第1処理室乃至第4処理室の4つの処理室8〜11と、試料が
収納される3つのカセット1〜3を備えている。各カセットに入っている試料は、大気ロ
ボット4により取り出され、アライメントユニット5を経てロード室6に搬送される。ロ
ード室6は、大気圧状態と真空状態を切り替えることにより、真空状態に排気されている
真空搬送室13と連通状態にすることができる。真空搬送室13では、ロード室にある試
料を、真空ロボット7によりすでに真空状態に排気されている処理室8〜11のいずれか
へ搬送する。真空ロボット7は、軸の両端にウエハ搬送機能が付いており、2枚の試料を
搬送することが可能である。本実施例では、両端の搬送機能を真空ロボットAおよび真空
ロボットBとそれぞれ称する。
処理室8〜11で試料の処理を行い、処理が完了すると処理済試料は再度真空ロボット
7によりアンロード室12に搬送される。アンロード室12も、ロード室6同様に、大気
圧状態と真空状態に切り替えることができる。アンロード室12を大気圧状態にして、大
気ロボット4でアンロード室12から取り出した試料をカセット1〜3に戻す。
上記一連の処理は、入出力処理手段14を介してマイクロコンピュータで構成される装
置制御手段15により制御される。装置制御手段15は、CPUや、RAM,ROM等の
メモリーや外部記憶手段,入出力制御手段,入出力手段等を備えており、予めROM等に
保持されたプログラムやコマンド,メモリーに保持された各種データと、真空処理装置の
状態を検知する各種センサーやカウンターなどの情報に基づいて、真空処理装置の動作を
制御する。
装置制御手段15に対しては、パソコンなどの操作手順入力手段16が接続されており
、真空処理の各プロセスを実行するためのプログラムやコマンド,各種データが入力され
、RAM,ROM,外部記憶装置などのメモリーに記録,保持される。
図2は、装置制御手段15の機能構成例を示す。装置制御手段15は真空処理装置にて
試料の搬送時間及び処理室での処理時間、すなわち、それぞれの処理室への試料搬送時間
や、試料処理時間を計測して求める試料搬送・処理時間計測手段300と、求められた上
記搬送・処理時間を基に処理残り時間を算出し、カセットから試料を取り出すタイミング
を決定する機能を持つ試料搬送タイミング決定手段400と、この試料搬送タイミング決
定手段400で決定されたタイミングに基づいて、試料の処理や搬送を行うよう真空処理
装置全体を制御する機能を持つ試料搬送処理制御手段500とを備えている。
図3に、図1の装置構成における試料搬送のタイムチャートの代表例を示す。
カセットn(nはカセットNo.)から処理室m(mは処理室No.)までの試料搬送時間
Tce i(iは試料に基づく変数)は、大気ロボット4でカセットnからアライメント
ユニット5へ搬送する時間(601)と、ロード室搬入準備時間(602)と、アライメ
ントユニット5からロード室6へ搬送する時間(603)と、ロード室6で大気状態から
真空状態へ切り替える時間(604)と、ロード室6から処理室mへ搬送する時間(605)
の和として求めることができる。
処理室mが実行している試料処理の全体の時間(606)をTe iとする。次に処理
室mの処理経過時間をTz iとすると、処理室1の残り処理時間Tn iはTn i
=Te i −Tz iで求めることができる。
処理室での1枚の試料処理にかかる時間については、前に実行した試料の処理の開始か
ら終了間までの時間Teを計測して記録しておくことにより求めることができる。本発明
では、後述する試料搬送・処理時間計測手段300が常に計測を行っている。カセットの
1枚目の試料については、以前に別のカセットで実行したときのデータを参照することに
より求めることができる。ただし、以前に一度も実施したことがなく処理計測時間データ
が無い場合は、試料処理を実行するための処理データの中にある時間データを考慮して計
算により求める。
次に上記、試料搬送・処理時間計測手段300が行う処理について、図4,図5にて説
明する。試料搬送・処理時間計測手段300は、図4で示す処理を0.1 秒周期でサイク
リックに実行することで、各搬送処理を常に計測する。計測した時間は、試料搬送タイミ
ング決定手段400で使用する。
試料搬送時間計測は、まず、カセット1からアライメントユニット5へ試料搬送中か判
断する(301)。カセットからアライメントユニット5へ試料搬送中の場合は、カセッ
ト1からアライメントユニット5への搬送時間をカウントアップする(302)。これに
より、アライメントユニット搬送時間を計測する。
次にロード室6搬入準備中か判断する(303)。ロード室6搬入準備中であれば、ロ
ード室搬入準備時間をカウントアップする(304)。これにより、ロード室搬入準備時
間を計測する。
さらに、アライメントユニット5からロード室6へ試料搬送中か判断する(305)。
アライメントユニット5からロード室6へ試料搬送中の場合は、ロード室搬送時間をカウ
ントアップする(306)。これにより、ロード室搬送時間を計測する。
さらにロード室6が大気状態から真空状態へ切り替え中か判断する(307)。ロード
室6が大気状態から真空状態へ切り替え中であれば、ロード室真空切り替え時間をカウン
トアップする(308)。これにより、ロード室真空切り替え時間を計測する。
さらに、ロード室6から真空ロボット7へ搬送中か判断する(309)。ロード室6か
ら真空ロボット7へ搬送中であれば、ロード室6から真空ロボット7への搬送時間をカウ
ントアップする(310)。これにより、真空ロボット搬送時間を計測する。
さらに、真空ロボット7から処理室1へ搬送中か判断する(311)。真空ロボット7
から処理室1へ搬送中であれば、真空ロボット7から処理室1への搬送時間をカウントア
ップする(312)。これにより、処理室1搬送時間を計測する。以下、同様に真空ロボ
ット7から各処理室2〜処理室4へ搬送中か判断し、試料を搬送中の場合には、各処理室
への各搬送時間をカウントアップする。(313〜318)
尚、図4の処理は常に実行されているが、新たな試料が搬入されると、各カウントアッ
プはリセットされる。
また、試料搬送・処理時間計測手段300は、図5に示す処理を0.1 秒周期でサイク
リックに実行し、試料処理時間を常に計測する。計測した試料処理時間は、試料搬送タイ
ミング決定手段400で使用する。
試料処理時間は、まず、処理室1にて試料を処理中か判断する(351)。処理室1に
て試料が処理中であれば、処理室1の処理時間をカウントアップする(352)。処理が
完了すると、351,352で計測した処理時間を処理室1の全体の処理時間Te1にセ
ットし、次の処理時間の計測準備として処理室1処理時間に0をセットする。(353〜
354)
以下同様に、処理室2から処理室4の処理時間を計測し、Te2,Te3,Te4を計
測する。(355〜370)
尚、図5の処理は常に実行されており、新たな試料処理時間が計測されると、Te1〜
Te4の各値は常に更新される。
次に、試料搬送タイミング決定手段400の詳細について、図6にて説明する。
ここでは、先にカセット1の処理を開始した後に真空処理装置にカセット2がセットさ
れ、カセット1と並行してカセット2の処理が開始される場合を例にして説明する。
図5に示す処理は0.1 秒周期で実行するサイクリック処理である。
はじめにカセット1,2が共に処理中か判断する(401)。先に処理を行うカセット
はカセット1のみなので、判定式401,402の結果、処理420を実行する。処理
420では、試料搬送・処理時間計測手段300で求めた各部の搬送時間より、カセット
からアライメントユニット搬送時間(302),ロード室搬入準備時間(304),ロー
ド室搬送時間(306),ロード室真空切り替え時間(308),真空ロボット搬送時間
(310),処理室1搬送時間(312)により求めた時間を合計することで、カセット
から処理室1までの搬送時間Tce1を算出する(421)。
さらに、搬送先の処理室1が現在処理中の試料に関する処理の残り時間Tn1を、図5
のステップ354で求めた時間Te1から現在までの処理経過時間Tz1の差Tn1=
Te1−Tz1により算出する(422)。
次に、上記421,422で求めたTce1とTn1の比較を実行する(423)。比
較の結果、Tce1≧Tn1と判定したときに試料を取り出し可能と判断し、試料搬送処
理制御手段500によりカセット1より試料搬出を実行する(424)。Tce1<Tn1
と判定したときは、カセット1からの試料搬出を待ち合わせ、次の周期で再度演算を実行
する(425)。
次に、カセット1の試料の処理を実行しているときに、カセット2の開始指示を受けた
とする。カセット2の開始指示を受けると、試料搬送タイミング決定手段400は、カセ
ット1,2が処理中と判断するため、図6の判定式401において、搬出するカセット選
択処理404を実行する。搬出するカセット選択処理404は具体的には以下の処理を行
う。
まず、カセット1とカセット2は同一処理室で処理を行うかを判断する(405)。同
一処理室で処理する場合は、先に処理開始したカセットを選択する(406)。異なる処
理室を使用する場合は、処理室1処理残り時間Tn1及び処理室2処理残り時間Tn2を
求め(407,408)、Tn1とTn2を比較し、残り時間が短い方のカセットより試
料を搬出することを選択する(409〜411)。
ここではカセット2から搬出することが選択されたとすると、判定式412の結果によ
り処理430を実行する。
処理430ではカセット1でTce1とTn1を求めた処理421,422と同様の処
理431,432により、カセットから処理室2までの搬送時間Tce2と、搬送先の処
理室2が現在処理中の試料に関する処理の残り時間Tn2を求める。ただし、処理室2は
処理中の試料が無いため、Tn2=0となる。
次に、上記431,432で求めたTce2とTn2の比較を実行する(433)。
Tn2=0なので、比較の結果はTce2≧Tn2と判定し、カセット2より試料を搬出
する(434)。
以降、カセットから試料を搬出する処理では、搬出するカセット選択処理404により
、試料を搬出するカセットを選択後、処理420,430により試料を搬出するタイミン
グを決定する。
次に図7,図8により、本発明の実施例による効果を説明する。ここでは、カセット1
を処理中にカセット2の処理を開始したケースについて考える。
図7は本発明の実施例による試料搬入タイミングに基づくチャートを示す図であり、カ
セット2開始指示から1枚目の試料を取り出すまでの時間、及び取り出した後、処理室ま
で搬送する時間に無駄な待ち時間が発生していない。この結果、カセット2開始指示から
1枚目の試料を処理室まで搬送し処理を開始するまでの時間Ts(701)には無駄時間
が含まれていない。
一方、図8は従来の方法による試料搬入タイミングに基づくチャートを示す図であり、
カセット2開始指示から1枚目の試料を取り出すまでの時間、及び取り出した後処理室ま
で搬送する時間に無駄な待ち時間が発生している。この結果、カセット2開始指示から1
枚目の試料を処理室まで搬送し処理を開始するまでの時間Ts(801)が長くなってい
る。
図7,図8の比較から明らかなように、本発明によれば、先に処理を開始したカセット
の試料により搬送経路であるアライメントユニット,ロード室,真空ロボットが埋められ
ないので、後で処理を開始したカセットの試料をすぐに搬送先の処理室へ搬送し処理を開
始することができる。
また、直前の試料搬送時間Tceと試料処理時間Teを常に計測しているため、真空処
理装置の処理条件の変化や経時変化にも常に追従でき、より一層無駄時間を無くすことが
可能なので、試料処理効率を更に向上することができる。
本発明は上記運用の他に、複数の処理室を持つ真空処理装置の試料搬入タイミングを決
定する制御手段を備えた真空処理装置およびその運転方法に係り、特に複数の処理室で並
列に処理を行う運用において効果を発揮する。
本発明の実施例の装置構成を示す。 図1の装置制御手段の機能構成例を示す図である。 試料搬送時間、および試料処理時間を計測するタイミングである。 試料搬送時間を計測する処理のフローチャートである。 試料処理時間を計測する処理のフローチャートである。 試料を搬出するタイミングを求めるフローチャートである。 本発明を適用した試料搬送のタイミングチャートを示す。 本発明を適用する前の試料搬送のタイミングチャート例を示す。
符号の説明
1…試料カセット1、2…試料カセット2、3…試料カセット3、4…大気ロボット、
5…アライメントユニット、6…ロード室、7…真空ロボット、8…処理室1、9…処理
室2、10…処理室3、11…処理室4、12…アンロード室、13…真空搬送室、14
…入出力処理手段、15…装置制御手段、16…操作手順入力手段。

Claims (8)

  1. 複数の試料を収納し大気圧領域において着脱可能な複数のカセットと、前記試料を夫々
    1枚ごとに処理する複数の真空処理室と、大気圧領域から排気領域へ試料を搬入するロー
    ド室と、排気領域から大気圧領域へ試料を搬出するアンロード室と、前記カセットと前記
    ロード室と前記アンロード室間で試料を搬送する第1の搬送手段と、前記各真空処理室と
    前記ロード室と前記アンロード室間で試料を搬送する第2の搬送手段と、試料の搬送や処
    理を制御する装置制御手段を備えた真空処理装置において、
    前記装置制御手段は、前記カセットから前記処理室までの搬送時間(Tce)を計測す
    る試料搬送時間計測手段と、前記処理室における試料が処理される時間(Te)を計測す
    る試料処理時間計測手段と、前記試料室における試料処理の残り時間(Tn)を算出する
    残り処理時間算出手段とを備え、
    新たな試料を前記カセットから搬出する際に、前記残り処理時間算出手段によって算出
    された残り時間(Tn)と、前記試料搬送時間計測手段によって計測された搬送時間
    (Tce)に基づいて、試料の搬出タイミングを決定することを特徴とする真空処理装置
  2. 請求項1の真空処理装置において、
    前記試料搬送時間計測手段は、前記カセットから前記処理室までの搬送時間を当該真空
    処理装置が稼動中に常に計測して記録し、新たな試料の搬送が開始されると、前記計測し
    た搬送時間をリセットして計測し直すことを特徴とする真空処理装置。
  3. 請求項1の真空処理装置において、
    前記試料処理時間計測手段は、各処理室ごとに処理時間を計測することを特徴とする真
    空処理装置。
  4. 請求項1の真空処理装置において、
    前記試料の搬出タイミングは、搬送時間(Tce)≧残り時間(Tn)という関係にな
    ったときに決定されることを特徴とする真空処理装置。
  5. 複数の試料を収納し大気圧領域において着脱可能な複数のカセットと、前記試料を夫々
    1枚ごとに処理する複数の真空処理室と、大気圧領域から排気領域へ試料を搬入するロー
    ド室と、排気領域から大気圧領域へ試料を搬出するアンロード室と、前記カセットと前記
    ロード室と前記アンロード室間で試料を搬送する第1の搬送手段と、前記各真空処理室と
    前記ロード室と前記アンロード室間で試料を搬送する第2の搬送手段と、試料の搬送や処
    理を制御する装置制御手段を備えた真空処理装置を用いた試料搬送方法において、
    前記カセットから前記処理室までの搬送時間(Tce)を計測し、
    前記処理室における試料が処理される処理時間(Te)を計測し、
    前記試料室における試料処理の残り時間(Tn)を算出し、
    新たな試料を前記カセットから搬出する際に、前記算出された残り時間(Tn)と、前
    記計測された搬送時間(Tce)に基づいて、試料の搬出タイミングを決定することを特
    徴とする試料搬送方法。
  6. 請求項4の試料搬送方法において、
    搬送時間(Tce)は、前記カセットから前記処理室までの搬送時間を当該真空処理装
    置が稼動中に常に計測して記録し、新たな試料の搬送が開始されると、前記計測した搬送
    時間をリセットして計測し直されることを特徴とする試料搬送方法。
  7. 請求項4の試料搬送方法において、
    前記処理時間(Te)は、各処理室ごとに処理時間を計測されることを特徴とする試料
    搬送方法。
  8. 請求項4の試料搬送方法において、
    前記試料の搬出タイミングは、搬送時間(Tce)≧残り時間(Tn)という関係にな
    ったときに決定されることを特徴とする試料搬送方法。
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