JP2007212819A - 電気光学装置、電気光学装置用基板、及び電気光学装置の製造方法、並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置用基板、及び電気光学装置の製造方法、並びに電子機器 Download PDF

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JP2007212819A JP2006033346A JP2006033346A JP2007212819A JP 2007212819 A JP2007212819 A JP 2007212819A JP 2006033346 A JP2006033346 A JP 2006033346A JP 2006033346 A JP2006033346 A JP 2006033346A JP 2007212819 A JP2007212819 A JP 2007212819A
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Tsuyoshi Sunakawa
強志 砂川
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Abstract

【課題】液晶装置等の電気光学装置において、可視光の波長領域全般において透過率を向
上させ、高品質な表示を行う。
【解決手段】電気光学装置は、透明基板200と、透明基板200上に設けられた透明導
電膜からなり、膜厚が60nm以下である対向電極21とを備える。更に、透明基板20
0と対向電極21との間に積層され、対向電極21の屈折率と異なる屈折率を有する反射
防止膜91を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置に用いられる電気光学装置用基板、該電気
光学装置用基板を備えてなる電気光学装置及びその製造方法、並びに該電気光学装置を備
えた、例えば液晶プロジェクタ等の電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置の一例である液晶装置では、ガラス基板、石英基板等の2枚の透
明な基板間に液晶が封入される。一方の基板上にはITO(Indium Tin Oxide)膜からな
る透明な画素電極が例えばマトリクス状に配列され、他方の基板上にはITO膜からなる
対向電極が画素電極に対向して設けられる。画素電極及び対向電極間の液晶層に画像信号
に基づく電圧を印加して、液晶分子の配向状態を変化させることにより画素毎の光の透過
率を変化させる。このようにして液晶層を通過する光を画像信号に応じて変化させること
で画像表示が行われる。
このような画像表示の際、入射光は、液晶層に加えて画素電極及び対向電極等も通過す
るので、高品質な表示を行うためには画素電極及び対向電極の透過率を高めることが望ま
れる。例えば特許文献1では、画素電極及び対向電極のうち少なくとも一方の光学的膜厚
をλ/2(但し、λは入射光のピーク波長)とすることにより透過率を向上させる技術が
開示されている。
特開平6−160822号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、入射光のピーク波長付近の波長
領域とは異なる波長領域の光に対する透過率を向上させることが困難であるという技術的
な問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、可視光の波長領域全般に
おいて透過率を向上させることができ、高品質な表示が可能な電気光学装置、電気光学装
置用基板、及び該電気光学装置の製造方法、並びに該電気光学装置を備えた電子機器を提
供することを課題とする。
本発明の電気光学装置は上記課題を解決するために、基板と、該基板上に設けられた透
明導電膜からなり、膜厚が60nm以下である透明電極と、前記基板と前記透明電極との
間に積層され、前記透明電極と異なる屈折率を有する光学薄膜とを備える。
本発明の電気光学装置によれば、例えばガラス基板等の2枚の基板間に電気光学物質と
して例えば液晶等が封入される。一方の基板上には例えばITO膜等の透明導電膜からな
る透明な画素電極が例えばマトリクス状に配列され、他方の基板上には例えばITO膜等
の透明導電膜からなる対向電極が画素電極に対向して設けられる。本発明に係る「基板」
は、例えばガラス基板等からなる透明な基板或いはこのような基板上に半導体素子や例え
ば走査線、データ線等の配線が積層された積層構造の最上層に層間絶縁膜が形成されたも
のを含み、典型的には、上述の如き「2枚の基板」(即ち、「一方の基板」及び「他方の
基板」)の少なくとも一方を意味する。このように構成された電気光学装置の動作時には
、画素電極及び対向電極間の液晶層に画像信号に基づく電圧が印加され、液晶分子の配向
状態が変化する。このような液晶分子の配向状態の変化によって画素毎の光の透過率が変
化する。これにより液晶層を通過する光が画像信号に応じて変化し、表示領域において画
像表示が行われる。
本発明では特に、透明電極(即ち、例えば、対向電極或いは画素電極)の屈折率と異な
る大きさの屈折率を有する光学薄膜が、基板上における積層構造において、基板と透明電
極との間、即ち層間に配置される。例えば光学薄膜を単層膜として形成する場合には、例
えば、基板の屈折率と透明電極の屈折率との中間の大きさの屈折率を有する光学薄膜が、
基板と透明電極との間に形成される。即ち、例えば屈折率が1.45であるガラスからな
る基板と相隣接して、例えば屈折率が1.6以上且つ1.8以下の範囲内である例えば酸
化スズ(SnO2)からなる光学薄膜と例えば屈折率が1.9であるITO膜からなる透
明電極とがこの順に積層される。よって、光学薄膜により、例えば基板側から入射する入
射光が、透明電極を透過して液晶層内へ出射される際の透過率を高めることができる。即
ち、仮に何らの対策も施さず、基板と相隣接して透明電極を設けた場合には、基板と透明
電極との屈折率の比較的大きな差に起因して、基板と透明電極との界面における界面反射
が比較的大きく生じてしまう。しかるに本発明によれば、透明電極と異なる屈折率を有す
る光学薄膜を備えるので、基板と光学薄膜との屈折率の差による界面反射量と光学薄膜と
透明電極との屈折率の差による界面反射量が同じでかつ逆位相になるように、光学薄膜の
光学膜厚を設定することによって界面反射光を打ち消し合わせ、結果として界面反射を低
減或いは防止できる。従って、例えば、入射光が透明電極を透過して液晶層内へ出射され
る際の透過率を高めることができる。尚、入射光が、透明電極側から入射する場合につい
ても同様に、透明電極を透過して基板内へ出射される際の透過率を高めることができる。
即ち、このような光学薄膜は、透明電極としての画素電極或いは対向電極の直下に夫々設
けられることで電気光学装置の表示領域における透過率をより一層高めることができる。
尚、光学薄膜は、単一層構造を有していてもよいし、多層構造を有していてもよい。多
層構造を有する場合には、全ての層が中間の大きさの屈折率を有していてもよいし、中間
の大きさの屈折率とは異なる屈折率を有する層を含んでいてもよい。更に、多層膜構造を
有する場合には、透明電極と異なる屈折率を有する層が少なくとも1層含まれていればよ
く、透明電極と同じ屈折率を有する層を含むようにしてもよい。
更に、本発明では特に、透明電極は、膜厚が60nm以下である。よって、透明電極に
おける光吸収による透過率の低下を殆ど或いは全く生じさせない、言い換えれば、透明電
極における透過損失(即ち、光が透明電極を通過する際の光強度の低下)を低減或いは防
止できる。仮に、このような基板上の積層構造において、透明電極の膜厚が、60nmを
越えていたとすると、入射光が透明電極内を通過する際に透過損失が比較的大きく発生し
てしまい、製品に要求される性能或いは製品仕様に応じた限度まで透過率を向上させるこ
とが困難となってしまう。しかるに本発明によれば、透明電極の膜厚が60nm以下であ
るので、十分に透過率を向上させることができる。特に、可視光の波長領域全般において
、透過率を向上させることができる。加えて、透明電極の膜厚をより薄く形成することで
製造コストの低減を図ることも可能である。
尚、本発明では、光学薄膜によって、界面反射量が低減されているので、透明電極の膜
厚を60nm以下としても、界面反射量の増大による透過率の低下のおそれは殆ど或いは
全く無い。言い換えれば、膜厚が60nm以下となるように透明電極を薄く形成したこと
による界面反射ロスの増加を、光学薄膜によって補正(或いは抑制)しつつ、透明電極を
薄く形成したことによる透過率の向上の効果を得ることができる。
尚、本発明では、透明電極の膜厚を60nm以下とするが、この場合でも、透明電極と
光学薄膜とが積層された積層膜の膜厚(即ち、透明電極の膜厚と光学薄膜の膜厚とを合計
した合計膜厚)の設定によって、可視光の透過特性の波長依存性を良好にできる。即ち、
透明電極の膜厚に応じて、光学薄膜の膜厚を調節することで、可視光の透過特性の波長依
存性を改善することが可能である。
以上説明したように、本発明の電気光学装置によれば、光学薄膜によって、界面反射を
低減できると共に、透明電極の膜厚が60nm以下であることにより、透明電極における
透過損失を低減或いは防止できる。よって、可視光の波長領域全般において、透過率を向
上させることができ、高品質な表示が可能となる。
尚、本発明に係る「光学薄膜」は、上述したような界面反射を低減或いは防止する膜を
意味する。このため、「光学薄膜」は、「反射低減膜」或いは「反射防止膜」などと言い
換えることも可能である。
本発明の電気光学装置の一態様では、前記光学薄膜は、前記基板の屈折率と前記透明電
極の屈折率との中間の大きさの屈折率を有する。
この態様によれば、基板の屈折率と透明電極(即ち、例えば、対向電極或いは画素電極
)の屈折率との中間の大きさの屈折率を有する光学薄膜が、基板上における積層構造にお
いて、基板と透明電極との間、即ち層間に配置される。ここに「中間の大きさ」とは、基
板の屈折率が透明電極の屈折率より大きい場合には、基板の屈折率より小さく且つ透明電
極の屈折率より大きい意味であり、基板の屈折率が透明電極の屈折率より小さい場合には
、基板の屈折率より大きく且つ透明電極の屈折率より小さい意味であり、要するに、両者
の屈折率の間にある値という意味である。即ち、中間値に限定される趣旨ではない。よっ
て、光学薄膜により、例えば基板側から入射する入射光が、透明電極を透過して液晶層内
へ出射される際の透過率を高めることができる。更に、光学薄膜を、このような中間の大
きさの屈折率を有する単層膜或いは単一膜として形成することにより、製造工程の複雑化
を殆ど招くことなく透過率を高めることができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記光学薄膜は、前記基板の屈折率より高い屈
折率を有する高屈折率層と該高屈折率層の屈折率より低い屈折率を有する低屈折率層が交
互に積層してなる。
この態様によれば、光学薄膜は、高屈折率層と低屈折率層との積層構造を有するので、
高屈折率層と低屈折率層の屈折率の差による、高屈折率層と低屈折率層との界面における
界面反射光よって、基板と光学薄膜との界面における界面反射光或いは光学薄膜と透明電
極との界面における界面反射光と互いに打ち消し合わせることができる。即ち、高屈折率
層及び低屈折率層の屈折率及び光学膜厚を夫々設定することによって、界面反射光を打ち
消し合わせ、結果として界面反射を防止できる。更に、光学薄膜をこのように積層して構
成することにより、光学薄膜を形成する材料の選択の幅を広げることもでき、実践上有利
である。尚、本態様には、光学薄膜が、高屈折率層及び低屈折率層を夫々複数層ずつ交互
に積層されてなる場合を含まれる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記透明導電膜は、ITO膜である。
この態様によれば、透過率が比較的低いITO膜からなる透明電極と基板との間に光学
薄膜を設けると共に透明電極の膜厚(言い換えれば、ITO膜の膜厚)を60nm以下と
することによって、基板、光学薄膜及び透明電極の全体の透過率を向上させることができ
る。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記基板上の表示領域内に設けられ、表示に寄
与する光が出射される開口領域を規定する遮光膜を備え、前記基板上に、前記遮光膜、前
記光学薄膜及び前記透明電極がこの順に積層される。
この態様によれば、基板上の表示領域内に、例えば格子状のパターンを有する遮光膜が
形成される。よって、遮光膜により開口領域を規定すると共に、光学薄膜により開口領域
における透過率を向上させることができる。
上述した基板上に、遮光膜、光学薄膜及び透明電極がこの順に積層される態様では、前
記遮光膜は、導電膜からなり、前記光学薄膜は、前記開口領域の少なくとも一部に形成さ
れると共に前記遮光膜が形成された領域の少なくとも一部に形成されないように構成して
もよい。
この場合には、基板上の遮光膜が形成された領域の少なくとも一部において、導電性を
有する遮光膜と透明電極とを電気的に接続できる。よって、透明電極の低抵抗化を図るこ
とができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記基板上の表示領域内に設けられ、表示に寄
与する光が出射される開口領域を規定する、導電膜からなる遮光膜を備え、前記基板上に
、前記光学薄膜、前記遮光膜及び前記透明電極がこの順に積層される。
この態様によれば、基板上の表示領域内に、例えば格子状のパターンを有する遮光膜が
形成される。よって、遮光膜により開口領域を規定すると共に、光学薄膜により開口領域
における透明電極の透過率を向上させることができる。更に、基板上に光学薄膜、遮光膜
及び透明電極がこの順に積層されるので、導電性を有する遮光膜と透明電極とを電気的に
接続できる。よって、透明電極の低抵抗化を図ることができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記基板と対向して配置され、前記基板と一対
をなす他の基板と、前記他の基板上に設けられた画素電極と、前記一対の基板間に狭持さ
れる電気光学物質とを備え、前記透明電極は、前記画素電極に対向する対向電極として、
前記基板上の少なくとも前記表示領域に形成される。
この態様によれば、画素電極に対向すると共に透明導電膜からなる対向電極と対向基板
との間に光学薄膜が形成される。対向電極は、典型的には、対向基板上の全面に或いは表
示領域にベタ状に形成される。更に、対向電極は、画素毎に画素スイッチング用トランジ
スタとコンタクトホールを介して電気的に接続する必要がある画素電極とは異なり、他の
構成要素と電気的に接続するためのコンタクトホールが少ないので、コンタクト抵抗が大
きいという問題がない。よって、対向電極を膜厚が60nm以下となるように透明導電膜
から形成しても、対向電極の抵抗が、画像表示に悪影響を及ぼす程度に高くなってしまう
ことは殆ど或いは全くない。従って、対向電極を膜厚が60nm以下となるように容易に
形成できる。
本発明の電気光学装置用基板は上記課題を解決するために、基板と、該基板上に設けら
れた透明導電膜からなり、膜厚が60nm以下である透明電極と、前記基板と前記透明電
極との間に積層され、前記透明電極の屈折率と異なる屈折率を有する光学薄膜とを備える
本発明の電気光学装置用基板によれば、上述した本発明の電気光学装置と同様に、光学
薄膜によって、界面反射を低減すると共に、透明電極の膜厚が60nm以下であることに
より、透明電極における透過損失を低減或いは防止できる。よって、透過率を向上させる
ことができる。
本発明の電子機器は、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様も含む)を
具備してなる。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置を具備してなるので、高品
質な画像表示を行うことが可能な、投射型表示装置、テレビ、携帯電話、電子手帳、ワー
ドプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークス
テーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。
また、本発明の電子機器として、例えば電子ペーパなどの電気泳動装置、電子放出装置(
Field Emission Display及びConduction Electron-Emitter Display)、これら電気泳動
装置、電子放出装置を用いた表示装置を実現することも可能である。
本発明の電気光学装置の製造方法は上記課題を解決するために、基板上に透明電極を備
えた電気光学装置を製造する電気光学装置の製造方法であって、前記基板上に、前記透明
電極の屈折率と異なる屈折率を有する前記光学薄膜を形成する工程と、前記光学薄膜上に
、膜厚が60nm以下となるように、透明導電膜を積層して透明電極を形成する工程とを
備える。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、上述した本発明の電気光学装置を製造でき
る。ここで特に、光学薄膜によって、界面反射を低減すると共に、透明電極の膜厚を60
nm以下となるようにすることにより、透明電極における透過損失を低減或いは防止でき
る。よって、透過率を向上させることができ、高品質な表示が可能となる。
本発明の電気光学装置の製造方法の一態様では、前記基板上の表示領域に、表示に寄与
する光が出射される開口領域を規定する遮光膜を、導電膜から形成する工程を備え、前記
光学薄膜を形成する工程は、前記遮光膜より上層側に前記光学薄膜を、前記開口領域の少
なくとも一部に形成すると共に前記遮光膜が形成された領域の少なくとも一部に形成しな
い。
この態様によれば、基板上の遮光膜が形成された領域の少なくとも一部において、導電
性を有する遮光膜と透明電極とを電気的に接続できる。よって、透明電極の低抵抗化を図
ることができる。
本発明の電気光学装置の製造方法の他の態様では、前記基板上の表示領域における前記
光学薄膜よりも下層側に、表示に寄与する光が出射される開口領域を規定する遮光膜を、
導電膜から形成する工程と、前記光学薄膜を前記遮光膜上に形成する工程と、前記光学薄
膜における上層側の表面を、前記遮光膜が形成された領域において前記遮光膜が露出する
ように、平坦化する平坦化工程と備え、前記透明電極を形成する工程は、前記光学薄膜及
び前記露出された遮光膜上に、前記透明電極を形成する。
この態様によれば、遮光膜が露出された部分において、導電性を有する遮光膜と透明電
極とを電気的に接続できる。よって、透明電極の低抵抗化を図ることができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされ
よう。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。以下の実施形態では、
本発明の電気光学装置の一例である駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方
式の液晶装置を例にとる。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る液晶装置について、図1から図9を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る液晶装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明す
る。ここに図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図であり、図2は、図1
のH−H´線での断面図である。
図1及び図2において、本実施形態に係る液晶装置では、TFTアレイ基板10と対向
基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10及び対向基板20は、本発明に
係る「表示領域」の一例としての画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設け
られたシール材52により相互に貼り合わされており、シール材52及び封止材109に
より、TFTアレイ基板10及び対向基板20間に液晶層50が封入されている。
図1において、シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域
10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられてい
る。周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、
データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿
って設けられている。この一辺に沿ったシール領域よりも内側に、サンプリング回路7が
額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。また、走査線駆動回路104は、
この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域の内側に、額縁遮光膜53に覆われるように
して設けられている。また、TFTアレイ基板10上には、対向基板20の4つのコーナ
ー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子10
6が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気
的な導通をとることができる。
TFTアレイ基板10上には、外部回接続端子102と、データ線駆動回路101、走
査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90が
形成されている。
図2において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のT
FT(Thin Film Transistor)や走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形
成される。画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の
配線の上層に例えばITO膜等の透明導電膜からなる画素電極9aが設けられている。画
素電極9a上には、配向膜が形成されている。他方、対向基板20におけるTFTアレイ
基板10との対向面上に、本発明に係る「遮光膜」の一例としての遮光膜23が、遮光性
金属膜から形成されている。そして、遮光膜23上に、画素電極9aと同様に例えばIT
O膜等の透明導電膜からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向して形成されてい
る。尚、対向電極21は、本発明に係る「透明電極」の一例である。対向電極21上には
配向膜が形成されている。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液
晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。加えて、
ここでは図示しないが、対向基板20上の対向電極21の直下には、後述する反射防止膜
が形成されている。
尚、ここでは図示しないが、TFTアレイ基板10上には、データ線駆動回路101、
走査線駆動回路104の他に、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査す
るための検査回路、検査用パターン等が形成されていてもよい。
次に、本実施形態に係る液晶装置の画素部における電気的な構成について、図3を参照
して説明する。ここに図3は、液晶装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成さ
れた複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図である。
図3において、本実施形態に係る液晶装置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形
成された複数の画素には、それぞれ、画素電極9aと該画素電極9aをスイッチング制御
するためのTFT30とが形成されており、画像信号が供給されるデータ線6aがTFT
30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、
…、Snは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同
士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
また、TFT30のゲートに走査線3aが電気的に接続されており、所定のタイミング
で、走査線3aにパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、この順に線順次で印加す
るように構成されている。画素電極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されて
おり、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチを閉じることによ
り、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイミングで書
き込む。
画素電極9aを介して液晶層50(図2参照)に書き込まれた所定レベルの画像信号S
1、S2、…、Snは、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。液
晶層50は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、
光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位
で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードで
あれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体
として液晶装置からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射する。
ここで保持された画像信号がリークするのを防ぐために、画素電極9aと対向電極21
(図2参照)との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70が付加されている。蓄積
容量70の一方の電極は、画素電極9aと並列してTFT30のドレインに接続され、他
方の電極は、定電位となるように、電位固定の容量配線300に接続されている。
次に、本実施形態に係る液晶装置の対向基板の構成について、図4から図6を参照して
説明する。ここに図4は、対向基板の構成を示す平面図である。図5は、図4のA−A´
線での断面図である。図6は、比較例における図5と同趣旨の断面図である。尚、図4か
ら図6において、配向膜の図示を省略しており、更に、図4において、反射防止膜91、
対向電極21及び額縁遮光膜53の図示を省略している。また、図5及び図6は、説明の
便宜上、図2に示した断面図に対して、上下が逆転した断面図を示している。
図4及び図5において、本発明に係る「電気光学装置用基板」の一例としての対向基板
20は、透明基板200上に、遮光膜23、反射防止膜91及び対向電極21が形成され
ることにより構成されている。尚、反射防止膜91は、本発明に係る「光学薄膜」の一例
である。
透明基板200は、例えば屈折率が1.45であるガラス基板からなる。
図4において、遮光膜23は、例えば遮光性金属膜等から形成されており、透明基板2
00上の画像表示領域10a内で、例えば格子状等にパターニングされている。即ち、遮
光膜23は、画像表示領域10aにおける表示に寄与する光が出射される開口領域25a
を規定する、ブラックマトリクスとして機能する。言い換えれば、遮光膜23が形成され
た領域は、画像表示領域10aにおける表示に寄与する光が出射されない非開口領域23
aを規定している。
対向電極21は、遮光膜23より上層側に且つ透明基板200上の全面に、例えば屈折
率が1.9であるITO膜から形成されている。
図5に示すように、本実施形態では特に、反射防止膜91を備えている。反射防止膜9
1は、透明基板200上における積層構造において、透明基板200と対向電極21との
間、即ち層間に配置されている。更に、反射防止膜91は、例えば屈折率が1.71であ
る酸化スズ(SnO2)等から形成されており、透明基板200の屈折率(即ち、1.4
5)と対向電極21の屈折率(即ち、1.9)との中間の大きさの屈折率を有している。
言い換えれば、例えば屈折率が1.45である透明基板200と相隣接して、例えば屈折
率が1.71である反射防止膜91と例えば屈折率が1.9である対向電極21とがこの
順に積層されている。よって、反射防止膜91により、透明基板200側から入射する入
射光が、透明基板200、反射防止膜91及び対向電極21を透過して液晶層50(図2
参照)内へ出射される際の透過率を高めることができる。
即ち、図6に比較例として示すように、仮に何らの対策も施さず、積層構造において、
透明基板200と相隣接して対向電極21を設けた場合には、透明基板200の屈折率と
対向電極21の屈折率との比較的大きな差(即ち、屈折率の差は、0.45)に起因して
、透明基板200と対向電極21との界面における界面反射が比較的大きく生じてしまう
。しかるに本実施形態によれば、中間の大きさの屈折率を有する反射防止膜91によって
、界面反射を低減できる。即ち、透明基板200と反射防止膜91との屈折率の差(即ち
、屈折率の差は、0.26)による界面反射量と反射防止膜91と対向電極21との屈折
率の差(即ち、屈折率の差は、0.19)による界面反射量が同じでかつ逆位相になるよ
うに、反射防止膜91の光学膜厚を設定することによって界面反射光を打ち消し合わせ、
結果として界面反射を低減或いは防止できる。従って、入射光が、対向電極21を透過し
て液晶層50内へ出射される際の透過率を高めることができる。
尚、TFTアレイ基板10側においても、このような反射防止膜を、画素電極9aの直
下に設けることで画像表示領域10aにおける透過率をより一層高めることができる。
尚、反射防止膜91は、酸化スズ(SiO2)の他、例えばポリイミド、アルミナ(A
l2O3)、酸化マグネシウム(MgO)、窒化シリコン(SiN)と酸化シリコンとの
混合膜等や、ASM(触媒化成工業株式会社の商品名)から形成することができる。また
、反射防止膜91の屈折率としては、透明基板200の屈折率と対向電極21の屈折率と
の相乗平均値(即ち、1.66)が望ましい。
更に、図5において、本実施形態では特に、対向電極21の膜厚d1は、100nm以
下、より好ましくは60nm以下である。よって、対向電極21における光吸収による透
過率の低下を殆ど或いは全く生じさせない、即ち、対向電極21における透過損失を低減
或いは防止できる。仮に、透明基板200上の積層構造において、対向電極21の膜厚d
1が、100nmを越えていたとすると、入射光が対向電極21内を通過する際に透過損
失が比較的大きく発生してしまい、製品に要求される性能或いは製品仕様に応じた限度ま
で透過率を向上させることが困難となってしまう。しかるに本実施形態によれば、対向電
極21の膜厚が100nm以下であるので、十分に透過率を向上させることができる。特
に、可視光の波長領域全般において、透過率を向上させることができる。加えて、比較的
高価なITO膜からなる対向電極21の膜厚d1をより薄く形成することで製造コストの
低減を図ることも可能である。尚、本実施形態では、反射防止膜91によって、界面反射
量が低減されているので、対向電極21の膜厚d1を100nm以下としても、界面反射
量の増大による透過率の低下のおそれは殆ど或いは全く無い。
次に、本実施形態に係る液晶装置の反射防止膜について、図7及び図8を参照して説明
する。図7は、界面反射及び透過損失を考慮した場合における、ITO膜の膜厚と透過率
との関係を示すグラフである。図8は、界面反射による透過率の変化を除いた場合におけ
る、ITO膜の膜厚と透過率との関係を示すグラフである。
図7中のデータE1は、ガラス基板上に、例えば酸化スズ(SiO2)等からなる反射
防止膜、及びITO膜を順に積層した積層構造を有する積層膜について、ITO膜及び反
射防止膜のそれぞれの膜厚を合計した合計膜厚を一定範囲内の値(即ち、合計膜厚は、1
20nm以上且つ150nm以下)に保ちつつ、ITO膜の膜厚を変化させるシミュレー
ションを行った際の、ITO膜の膜厚と透過率との関係を示している。ここで透過率は、
入射光がガラス基板、反射防止膜及びITO膜を通過した後の出射光の強度の、入射光の
強度に対する比率である。
図7中のデータE2は、データE1に対する比較例として、ガラス基板上に積層したI
TO膜について、ITO膜の膜厚を変化させるシミュレーションを行った際の、ITO膜
の膜厚と透過率との関係を示している。ここで透過率は、入射光がガラス基板及びITO
膜を通過した後の出射光の強度の、入射光の強度に対する比率である。
図7に示すように、ガラス基板とITO膜との間に反射防止膜を設けたときの透過率(
即ち、データE1)は、反射防止膜を設けないときの透過率(即ちデータE2)と比較し
て高い。よって、ガラス基板とITO膜との中間の屈折率を有する反射防止膜を、ガラス
基板及びITO膜間に設けることによって、透過率の向上を図ることができる。
図7に示すように、ITO膜の膜厚が例えば40nmから100nmの範囲内である場
合には、反射防止膜を設けたときの透過率は、反射防止膜を設けないときの透過率と比較
して、特に高くなる。即ち、反射防止膜を設けない場合には、ITO膜の膜厚を、560
nm近傍の中波長域(即ち、人間の視感度特性上、高い感度の波長域)の光の波長の4分
の1である140nmよりも薄くするに従って、ガラス基板とITO膜との界面において
界面反射される界面反射光と、ITO膜の表面で反射される反射光との位相差が半波長か
らずれる。このため、ITO膜によるこれら界面反射光と反射光とが、互いに干渉して強
度を強め合ってしまい、透過率が低下してしまう。これに対し、反射防止膜を設けた場合
には、反射防止膜によって、界面反射が低減或いは防止されているので、透過率の低減を
殆ど或いは好ましくは全く招かない。言い換えれば、反射防止膜によって、光の波長領域
によらず、透過率を向上させることができる。即ち、例えば510nmから580nmの
波長領域の緑色光に限らず、例えば610nm以上の波長領域の赤色光や例えば500n
m以下の波長領域の青色光に対しても、反射防止膜によって、界面反射を低減或いは防止
でき、透過率を向上させることができる。
図8は、ガラス基板上に、例えば酸化スズ(SiO2)等からなる反射防止膜、及びI
TO膜を順に積層した積層構造を有する積層膜について、ITO膜及び反射防止膜のそれ
ぞれの膜厚を合計した合計膜厚を一定範囲内の値(即ち、合計膜厚は、120nm以上1
50nm以下)に保ちつつ、ITO膜の膜厚を変化させる実験を行った際の、ITO膜の
膜厚と透過率との関係を示している。ここでの透過率は、入射光がガラス基板、反射防止
膜及びITO膜に加えて、液晶層及び対向するTFTアレイ基板を通過した後の出射光の
強度の、入射光の強度に対する比率であり、更に、シミュレーションによって得られた界
面反射による透過率の低減効果を除いたものである。即ち、図8における透過率の変化は
、ITO膜及び反射防止膜(或いは、反射防止膜が設けられていない場合には、ITO膜
のみ)における透過損失による影響を表している。
図8に示すように、ITO膜の膜厚が薄くなるにつれて、透過率が向上する。即ち、例
えば、ITO膜の膜厚が124nmであり、反射防止膜の膜厚が0nmである(言い換え
れば、反射防止膜が設けられていない)場合には、透過率が12.04%であるのに対し
(図8中、データP1参照)、ITO膜の膜厚が76nmであり、反射防止膜の膜厚が6
6nmである場合には、透過率は12.18%であり(図8中、データP2参照)、IT
O膜の膜厚が25nmであり、反射防止膜の膜厚が109nmである場合には、透過率は
12.39%である(図8中、データP3参照)。よって、反射防止膜を設けると共にI
TO膜の膜厚を薄くすることで、反射防止膜及びITO膜を透過する際の透過損失を低減
することができ、透過率を向上させることができる。
以上図7及び図8を参照しての説明からも明らかなように、本実施形態に係る対向電極
21の膜厚d1を100nm以下とすることで、対向電極21における透過損失を低減で
きる。更に、対向電極21の膜厚d1を60nm以下とすることで、対向電極21自体の
透過率を100%に概ね漸近する範囲内にまで確実に向上させられ(図7参照)、或いは
、対向電極21を含めた電気光学装置全体の透過率をその限界近くにまで確実に向上させ
られる(図8参照)。
次に、本実施形態に係る液晶装置の第1変形例について、図9を参照して説明する。こ
こに図9は、第1変形例における図5と同趣旨の断面図である。
図9に示すように、反射防止膜91は、透明基板200上で平面的に見て、開口領域2
5aに形成されると共に遮光膜23が形成された非開口領域23aに形成されないように
してもよい。この場合には、遮光膜23が形成された非開口領域23aにおいて、遮光膜
23と対向電極21とを電気的に接続できる。よって、対向電極21の低抵抗化を図るこ
とができる。従って、対向電極21及び画素電極9a間に画像信号に基づいた電圧を確実
印加することができ、高品質な表示が可能となる。更に、反射防止膜91の膜厚を遮光膜
23の膜厚と殆ど或いは好ましくは全く同じにすることで、対向基板20の平坦化を図る
ことができる。よって、液晶層50(図2参照)の配向状態に乱れを生じさせる可能性を
低減することができる。
次に、本実施形態に係る液晶装置の第2変形例について、図10を参照して説明する。
ここに図10は、第2変形例に係る反射防止膜の構成を示す断面図である。
図10に示すように、反射防止膜91は、多層構造を有していてもよく、例えば、反射
防止膜91は、反射防止層91a及び91bが交互に積層された積層構造を有する多層膜
であってもよい。例えば、反射防止層91aは、例えば屈折率が2.15である酸化ジル
コニウム(ZrO2)膜からなり、反射防止層91bは、例えば屈折率が1.74である
酸化マグネシウム(MgO)膜からなる。また、反射防止層91aの膜厚は、例えば12
4nmであり、反射防止層の91bの膜厚は、例えば55nmである。尚、この際のIT
O膜の膜厚は、例えば40nmである。この場合には、反射防止膜91の積層構造におけ
る各界面での界面反射光が互いに干渉することで、言い換えれば、反射防止膜91内で界
面反射光が互いに打ち消し合うことにより、上述の第1実施形態に係る反射防止膜と同様
に、反射防止膜91によって界面反射を低減或いは防止でき、透過率を向上させることが
できる。
尚、反射防止層91aを、例えば屈折率が1.4であるガラス膜から形成し、反射防止
層91bを、例えば屈折率が2.15である酸化ジルコニウム膜から形成してもよい。こ
の場合、反射防止層91aの膜厚は、例えば17nmであり、反射防止層の91bの膜厚
は、例えば27nmとするとよい。
以上説明したように、本実施形態の液晶装置(但し、第1及び第2変形例も含む)によ
れば、反射防止膜91によって、界面反射を低減できると共に、対向電極21の膜厚が1
00nm以下であることにより、対向電極21における透過損失を低減或いは防止できる
。よって、可視光の波長領域全般において、透過率を向上させることができ、高品質な表
示が可能となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る液晶装置について、図11を参照して説明する。ここに図1
1は、第2実施形態における図5と同趣旨の断面図である。尚、図11において、図1か
ら図6に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、
それらの説明は適宜省略する
図11において、本実施形態に係る液晶装置は、反射防止膜91に代えて反射防止膜9
2を備えている、即ち、透明基板200上に、反射防止膜92、遮光膜23及び対向電極
21がこの順に積層されている点で第1実施形態に係る液晶装置と異なる。その他の点に
ついては、第1実施形態に係る液晶装置と概ね同様である。
図11において、本実施形態では特に、透明基板200上に、反射防止膜92、遮光膜
23及び対向電極21がこの順に積層されている。よって、遮光膜23と対向電極21と
を電気的に接続できる。従って、対向電極21の低抵抗化を図ることができる。更に、開
口領域25aにおいて、上述した第1実施形態に係る液晶装置と同様に、反射防止膜92
によって界面反射を低減或いは防止でき、透過率を向上させることができる。これらの結
果、高品質な表示が可能となる。
<製造方法>
次に、上述した第1実施形態に係る液晶装置を製造する液晶装置の製造方法について、
図12を参照して説明する。ここに図12は、第1実施形態に係る液晶装置の対向基板の
製造プロセスの各工程について順を追って示す工程図である。尚、図12は、図5に示し
た断面図に対応して示してある。ここでは、主に、第1実施形態に係る液晶装置のうち対
向基板を形成する工程について説明する。
先ず、図12(a)に示す遮光膜形成工程によって、例えばガラス等からなる透明基板
200上に、例えば格子状等の所定のパターンで遮光性金属膜を積層して、遮光膜23を
形成する。
次に、図12(b)に示す反射防止膜形成工程によって、透明基板200上の全面に例
えば酸化スズ(SiO2)等を積層して、反射防止膜91を形成する。この際、反射防止
膜91は、酸化スズの他、例えばポリイミド、アルミナ(Al2O3)、酸化マグネシウ
ム(MgO)、窒化シリコン(SiN)と酸化シリコンとの混合膜等や、ASM(触媒化
成工業株式会社の商品名)から形成してもよい。
次に、図12(c)に示す対向電極形成工程によって、透明基板200の全面に、IT
O膜を積層して、膜厚が100nm以下となるように対向電極21を形成する。本実施形
態では特に、膜厚が100nm以下となるように対向電極21を形成するので、対向電極
21における透過損失を低減或いは防止できる。尚、対向電極21は、膜厚が60nm以
下となるようにするのが好ましい。
続いて、対向基板21の表面にポリイミドを塗布することにより、図示しない配向膜を
形成する。続いて、該配向膜に対してラビング処理を施す。
他方、TFTアレイ基板10上に、画素スイッチング用のTFT30(図3参照)や走
査線3a、データ線6a等の配線を、各種導電膜、半導体膜、絶縁膜等から形成した後、
所定パターンでITO膜を積層して、画素電極9aを形成する。続いて、TFTアレイ基
板10の表面にポリイミドを塗布することにより配向膜を形成する。続いて、配向膜に対
してラビング処理を施す。
このように形成されたTFTアレイ基板10及び対向基板20を、画素電極9a及び対
向電極21が対向するようにして、シール材52によって貼り合わせる。その後、シール
材52の一部に設けた注入口から液晶を注入したのち、封止材109(図1参照)によっ
て封止する。
以上説明した液晶装置の製造方法によれば、上述した第1実施形態に係る液晶装置を製
造できる。本実施形態では特に、反射防止膜91によって、界面反射を低減すると共に、
対向電極21の膜厚を100nm以下となるようにすることにより、対向電極における透
過損失を低減或いは防止できる。よって、透過率を向上させることができ、高品質な表示
が可能となる。
図13に第1変形例として示すように、反射防止膜91を、透明基板200上で平面的
に見て、開口領域25aに形成すると共に遮光膜23が形成された領域23aに形成しな
いようにしてもよい。ここに図13は、第1変形例に係る反射防止膜及び対向電極を形成
するプロセスの各工程を示す順を追って示す工程図である。
即ち、先ず、図13(a)において、透明基板200上の全面に反射防止膜91を形成
した後、反射防止膜91上に、開口領域25aを覆うように且つ非開口領域23aを除く
ように、レジスト510を形成する。続いて、透明基板200上の全面にエッチングを施
すことにより、図13(b)に示すように、遮光膜23を露出させる。
次に、図13(c)に示すように、透明基板200上の全面にITO膜を積層して対向
電極21を形成する。本実施形態では特に、非開口領域23aにおいて、反射防止膜91
が形成されていない、即ち、遮光膜23が露出されているので、遮光膜23と対向電極2
1とを電気的に接続できる。よって、対向電極21の低抵抗化を図ることができる。従っ
て、高品質な表示が可能となる。
図14に第2変形例として示すように、反射防止膜91における上層側の表面を、非開
口領域23aにおいて遮光膜23が露出するように、平坦化する平坦化工程を施すように
してもよい。ここに図14は、第2変形例に係る反射防止膜を平坦化する平坦化工程を説
明する工程図である。
即ち、図14(a)において、遮光膜23を形成した後、透明基板200上の全面の例
えば酸化スズ等を積層して、反射防止膜の前駆膜91sを形成する。前駆膜91sの表面
には、下層側の遮光膜23に起因した凹凸が生じる。そこで、前駆膜91sを厚めに成膜
し、例えばCMP処理によって、図中の点線L1の位置まで削り取り、その表面を平坦化
することによって、図14(b)に示す如き反射防止膜91を得る。この際、本実施形態
では特に、前駆膜91を、遮光膜23が露出する位置まで削り取る(即ち、図中の点線L
1は、遮光膜23の上側表面よりも下層側に位置する)ように、平坦化する。この場合に
は、非開口領域23aにおいて、遮光膜23と、遮光膜23上に積層される対向電極21
とを電気的に接続できる。よって、対向電極21の低抵抗化を図ることができる。従って
、対向電極21及び画素電極9a間に画像信号に基づいた電圧を確実印加することができ
、高品質な表示が可能となる。更に、反射防止膜91が平坦化、言い換えれば、対向基板
20が平坦化されているので、液晶層50(図2参照)の配向状態に乱れを生じさせる可
能性を低減することができる。
次に、上述した第2実施形態に係る液晶装置を製造する液晶装置の製造方法について、
図15を参照して説明する。ここに図15は、第2実施形態に係る液晶装置の対向基板の
製造プロセスの各工程について順を追って示す工程図である。尚、図15は、図11に示
した断面図に対応して示してある。ここでは、主に、第2実施形態に係る液晶装置のうち
対向基板を形成する工程について説明する。
先ず、図15(a)に示す反射防止膜形成工程によって、例えばガラス等からなる透明
基板200上の全面に例えば酸化スズ等を積層して、反射防止膜92を形成する。
次に、図15(b)に示す遮光膜形成工程によって、反射防止膜92上に、例えば格子
状等の所定のパターンで遮光性金属膜を積層して、遮光膜23を形成する。
次に、図15(c)に示す対向電極形成工程によって、透明基板200上の全面に、I
TO膜を積層して、膜厚が100nm以下となるように対向電極21を形成する。本実施
形態では特に、透明基板200上に反射防止膜92、遮光膜23及び対向電極21をこの
順に積層するので、遮光膜23と対向電極21とを電気的に接続できる。よって、対向電
極21の低抵抗化を図ることができる。
続いて、対向基板21の表面にポリイミドを塗布することにより、図示しない配向膜を
形成する。続いて、配向膜に対してラビング処理を施す。
以上説明した液晶装置の製造方法によれば、上述した第2実施形態に係る液晶装置を製
造できる。本実施形態では特に、遮光膜23が形成された非開口領域23aにおいて、遮
光膜23と対向電極21とを電気的に接続できる。よって、対向電極21の低抵抗化を図
ることができる。従って、対向電極21及び画素電極9a間に画像信号に基づいた電圧を
確実印加することができ、高品質な表示が可能となる。
<電子機器>
次に、上述した電気光学装置である液晶装置を各種の電子機器に適用する場合について
説明する。
先ず、この液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図1
6は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。この図16に示されるように、プロジ
ェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102
が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド
1104内に配置された4枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108
によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル
1110R、1110B及び1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110B及び1110Gの構成は、上述した液晶装置と同等
であり、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるも
のである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズ
ム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、
R及びBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。従って、各色の画像が合成さ
れる結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることと
なる。
ここで、各液晶パネル1110R、1110B及び1110Gによる表示像について着
目すると、液晶パネル1110Gによる表示像は、液晶パネル1110R、1110Bに
よる表示像に対して左右反転することが必要となる。
尚、液晶パネル1110R、1110B及び1110Gには、ダイクロイックミラー1
108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設
ける必要はない。
尚、図16を参照して説明した電子機器の他にも、モバイル型のパーソナルコンピュー
タや、携帯電話、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコー
ダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークス
テーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そし
て、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から
読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更
を伴う電気光学装置、電気光学装置用基板、及び電気光学装置の製造方法、並びに該電気
光学装置を備えてなる電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
第1実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す平面図である。 図1のH−H´線の断面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の画素における各種素子等の等価回路図である。 第1実施形態に係る液晶装置の対向基板の構成を示す平面図である。 図4のA−A´線での断面図である。 比較例における図5と同趣旨の断面図である。 界面反射及び透過損失を考慮した場合における、ITO膜の膜厚と透過率との関係を示すグラフである。 界面反射による透過率の変化を除いた場合における、ITO膜の膜厚と透過率との関係を示すグラフである。 第1変形例における図5と同趣旨の断面図である。 第2変形例に係る反射防止膜の構成を示す断面図である。 第2実施形態における図5と同趣旨の断面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の対向基板の製造プロセスの各工程について順を追って示す工程図である。 第1変形例に係る反射防止膜及び対向電極を形成するプロセスの各工程を示す順を追って示す工程図である。 第2変形例に係る反射防止膜を平坦化する平坦化工程を説明する工程図である。 第2実施形態に係る液晶装置の対向基板の製造プロセスの各工程について順を追って示す工程図である。 電気光学装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクタの構成を示す平面図である。
符号の説明
3a…走査線、6a…データ線、7…サンプリング回路、9a…画素電極、10…TF
Tアレイ基板、10a…画像表示領域、16…配向膜、20…対向基板、21…対向電極
、23…遮光膜、23a…非開口領域、25a…開口領域、50…液晶層、52…シール
材、53…額縁遮光膜、89…層間絶縁膜、91、92…反射防止膜、91a、91b…
反射防止層、101…データ線駆動回路、102…外部回路接続端子、104…走査線駆
動回路、106…上下導通端子、107…上下導通材、200…透明基板

Claims (13)

  1. 基板と、
    該基板上に設けられた透明導電膜からなり、膜厚が60nm以下である透明電極と、
    前記基板と前記透明電極との間に積層され、前記透明電極と異なる屈折率を有する光学
    薄膜と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記光学薄膜は、前記基板の屈折率と前記透明電極の屈折率との中間の大きさの屈折率
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記光学薄膜は、前記基板の屈折率より高い屈折率を有する高屈折率層と該高屈折率層
    の屈折率より低い屈折率を有する低屈折率層が交互に積層してなることを特徴とする請求
    項1に記載の電気光学装置。
  4. 前記透明導電膜は、ITO膜であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に
    記載の電気光学装置。
  5. 前記基板上の表示領域内に設けられ、表示に寄与する光が出射される開口領域を規定す
    る遮光膜を備え、
    前記基板上に、前記遮光膜、前記光学薄膜及び前記透明電極がこの順に積層される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記遮光膜は、導電膜からなり、
    前記光学薄膜は、前記開口領域の少なくとも一部に形成されると共に前記遮光膜が形成
    された領域の少なくとも一部に形成されない
    ことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。
  7. 前記基板上の表示領域内に設けられ、表示に寄与する光が出射される開口領域を規定す
    る、導電膜からなる遮光膜を備え、
    前記基板上に、前記光学薄膜、前記遮光膜及び前記透明電極がこの順に積層される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記基板と対向して配置され、前記基板と一対をなす他の基板と、
    前記他の基板上に設けられた画素電極と、
    前記一対の基板間に狭持される電気光学物質と
    を備え、
    前記透明電極は、前記画素電極に対向する対向電極として、前記基板上の少なくとも前
    記表示領域に形成される
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 基板と、
    該基板上に設けられた透明導電膜からなり、膜厚が60nm以下である透明電極と、
    前記基板と前記透明電極との間に積層され、前記透明電極の屈折率と異なる屈折率を有
    する光学薄膜と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置用基板。
  10. 請求項1から8のいずれか一項に記載の電気光学装置を具備してなることを特徴とする
    電子機器。
  11. 基板上に透明電極を備えた電気光学装置を製造する電気光学装置の製造方法であって、
    前記基板上に、前記透明電極の屈折率と異なる屈折率を有する前記光学薄膜を形成する
    工程と、
    前記光学薄膜上に、膜厚が60nm以下となるように、透明導電膜を積層して透明電極
    を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  12. 前記基板上の表示領域に、表示に寄与する光が出射される開口領域を規定する遮光膜を
    、導電膜から形成する工程を備え、
    前記光学薄膜を形成する工程は、前記遮光膜より上層側に前記光学薄膜を、前記開口領
    域の少なくとも一部に形成すると共に前記遮光膜が形成された領域の少なくとも一部に形
    成しない
    ことを特徴とする請求項11に記載の電気光学装置の製造方法。
  13. 前記基板上の表示領域における前記光学薄膜よりも下層側に、表示に寄与する光が出射
    される開口領域を規定する遮光膜を、導電膜から形成する工程と、
    前記光学薄膜を前記遮光膜上に形成する工程と、
    前記光学薄膜における上層側の表面を、前記遮光膜が形成された領域において前記遮光
    膜が露出するように、平坦化する平坦化工程と
    を備え、
    前記透明電極を形成する工程は、前記光学薄膜及び前記露出された遮光膜上に、前記透
    明電極を形成する
    ことを特徴とする請求項11に記載の電気光学装置の製造方法。
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