JP2007211930A - バヨネット機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】バヨネット機構の部品点数を削減して小形化・低価格化を図る。
【解決手段】装置本体に形成されたマウントに対して装着部材を回転させることで、前記マウントを介して前記装着部材を装置本体に装着させるバヨネット機構において、前記マウントから前記装置本体の外部に突出する突出位置と前記装置本体の内部の退避位置との間で移動可能であり、前記装着部材に形成された突起部(爪部2a)と当接することにより、該装着部材の装着状態をロックするロック部材(ロック爪12b)と、前記ロック部材を移動させることにより前記装着状態のロックを解除するロック解除部材とを一体に形成し、前記ロック部材と前記装着部材の突起部との当接面(12c)に勾配を形成した。
【選択図】図5
【解決手段】装置本体に形成されたマウントに対して装着部材を回転させることで、前記マウントを介して前記装着部材を装置本体に装着させるバヨネット機構において、前記マウントから前記装置本体の外部に突出する突出位置と前記装置本体の内部の退避位置との間で移動可能であり、前記装着部材に形成された突起部(爪部2a)と当接することにより、該装着部材の装着状態をロックするロック部材(ロック爪12b)と、前記ロック部材を移動させることにより前記装着状態のロックを解除するロック解除部材とを一体に形成し、前記ロック部材と前記装着部材の突起部との当接面(12c)に勾配を形成した。
【選択図】図5
Description
本発明は、装着部材を装置本体に着脱自在に係合するバヨネット機構に関する。
従来、デジタルスチルカメラ等において、バヨネット機構を介してレンズ先端、カメラ本体側にレンズアダプタのオプションを装着し、ワイドコンバータ、テレコンバータにより、広角撮影、望遠撮影を行なう技術が知られている。また、バヨネット機構の部品点数を削減することにより、カメラの小型化・低価格化を図ることが要望されている。
そこで、バヨネット機構として、例えば、特許文献1(特開2004−272003号公報)が提案されている。この特許文献1に係るバヨネット機構は、ロック部材、ロック解除部材、ロック解除部材に対する付勢部材、バヨネット機構のホールド部材とを有している。また、特許文献1に係るバヨネット機構では、ロック部材とロック解除部材を1つの付勢部材で付勢しており、ロック部材とロック解除部材を2つの付勢部材で個別に付勢する構成に比べて部品点数を減らして小型化・低価格化を図ることができる。
特開2004−272003号公報
しかしながら、特許文献1に係るバヨネット機構では、ロック部材とロック解除部材は別体に構成され、この点で部品点数が多くなっていた。
本発明は、このような背景の下になされたもので、その目的は、バヨネット機構の部品点数を削減して小形化・低価格化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、装置本体に形成されたマウントに対して装着部材を回転させることで、前記マウントを介して前記装着部材を装置本体に装着させるバヨネット機構において、前記マウントから前記装置本体の外部に突出する突出位置と前記装置本体の内部の退避位置との間で移動可能であり、前記装着部材に形成された突起部と当接することにより、該装着部材の装着状態をロックするロック部材と、前記ロック部材を移動させることにより前記装着状態のロックを解除するロック解除部材とを一体に形成し、前記ロック部材と前記装着部材の突起部との当接面に勾配を形成している。
本発明によれば、ロック部材とロック解除部材を一体に形成し、ロック部材と装着部材の突起部との当接面に勾配を形成したので、バヨネット機構の部品点数を削減して小形化・低価格化を図ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るバヨネット機構を適用したカメラの外観斜視図である。図2は、バヨネット式のキャップの裏面図である。図3は、カメラのフロントカバーに形成されたバヨネット機構の部分の分解斜視図である。図4は、バヨネット機構の断面図である。図5は、バヨネット機構のロック部材と上記バヨネット式のキャップの爪部を示す模式図である。図6は、図5に対応する図であり、ロック部材に静圧負荷が掛かった状態を示す図である。
図1において、カメラ本体1は、フロントカバー3、リアカバー4を有している。フロントカバー3には、不図示の交換レンズ、アダプタ装置等のオプションで提供されるアクセサリ装置を装着するためのマウント3aが形成され、このマウント3a上に後述するバヨネット機構が形成されている。なお、アクセサリ装置をマウント3aに装着しない場合は、図2に示したバヨネット式のキャップ2をマウント3aに装着することにより、マウント3a及びカメラの内部の機構を保護することができる。
このキャップ2は、図2に示したように、その周面にマウント3aと係合する3つの爪部2aを有している。なお、図2に示した符号2bは爪部2aの一端部であり、後述するロック爪12bとの当接部となっている。なお、当該カメラ本体1に装着するアクセサリ装置にも、キャップ2の爪部2aと同様の爪部が形成されているが、ここでは、キャップ2を代表例として説明していく。
図1において、マウント3aは、キャップ2の爪部2aが進入可能なガイド溝3bを有し、このガイド溝部3bは、爪部2aと同じ位相になるように配置されている。また、ガイド溝部3bの一端には、マウント3aの周方向に伸びる係合溝部3cが形成されている。
このような構成において、キャップ2の爪部2aをフロントカバー3のガイド溝部3bに嵌め込み、キャップ2を光軸周り(図1の時計周り方向)に回動させて、爪部2aおよび係合溝部3cを係合させるこにより、キャップ2をカメラ本体1のマウント3aに装着することができる。
フロントカバー3のマウント3aの内側には、被写体光束が通過するレンズ鏡筒部5が形成されている。レンズ鏡筒部5を通過した被写体に係る光学像は、カメラ本体1内に配置された不図示の記録媒体(銀塩フイルム叉はCCD等の撮像素子)上に結像する。
レンズ鏡筒部5の上方には、被写体に係る光学像を観察するためのファインダ窓部6が配置されている。また、ファインダ窓部6の右横には、閃光発光装置のフレネルレンズ7が配置されている。また、ファインダ窓部6の左横には、赤目緩和用、及びAF補助用のプリ照明光を被写体に照射するためのレンズ8が設けられている。
さらに、カメラ本体1の上面には、電源ボタン9が設けられ、この電源ボタン9を操作することで、カメラ本体1を起動させることができる。また、カメラ本体1の上面には、レンズ鏡筒部5内のレンズ系の焦点距離を変更するためのズーム切換レバーも設けられている。このズーム切換レバーは、不図示のシャッターボタンを取り囲むように配置され、シャッターボタンに対して回動可能となっている。ズーム切換レバー10を一方向に回動させると、レンズ系の焦点距離は、ワイド方向に切り替わり、他方に回動させるとテレ方向に切り替わる。
不図示のシャッターボタンは、2段階の押下操作に対応する2つのスイッチに接続されている。シャッターボタンを半押し操作すると、撮影準備動作(測光動作や測距動作等)が開始され、全押し操作すると、撮影動作(記録媒体への露光)が開始される。撮像素子によって撮影された画像データは、液晶表示装置(図示省略)に撮影画像として表示され、各種メモリーカード等の記憶媒体に記録することができる。
カメラ本体1の左側には、記録媒体叉は電池を収納する収納室の開口部を覆う蓋部材11が設けられている。この蓋部材11は、カメラ本体1に対して回動可能に取り付けられている。蓋部材11を閉状態(図1の状態)から回動させると、上記の収納室を開状態とすることができ、この開状態において、収納室に記録媒体叉は電池を出し入れすることができる。
図1に示したように、マウント3aの外周の一部は突出しており、この部分にはバヨネット機構のロック解除ボタン12aが埋設されている。また、マウント3a上には、ロック爪12bが配備されている。
図3、図4に示したように、ロック解除ボタン12aはロック爪12bと一体に構成され、略L字の形状となっている。すなわち、ロック解除ボタン12aとロック爪12bとは、一体化され、同一の部材で構成されている。なお、以後、ロック解除ボタン12aとロック爪12bを総称する場合は、ロック部12という。
ロック部12は、ホルダ14に保持された状態でマウント3aに取り付けられている。この際、ロック部12は、1つの弾性部材13により、カメラ本体1の外部の方向、すなわちロックする方向(図4の矢印Aの方向)に付勢されている。ロック解除ボタン12aは、弾性部材13からの付勢力を受けることで、図1に示すように、マウント3aに形成された穴部3dを貫通して、マウント3aから突出する。この際、ロック爪12bは、ロック解除ボタン12aと一体に構成されているので、ロック解除ボタン12aと一体的に動作してマウント3aから突出し、自動的にロック状態となる。
また、ロック爪12bには、キャップ2の爪部2aと当接する当接面12cに勾配が形成されている(図5、図6参照)。
このような構成のバヨネット機構において、ロック解除ボタン12aが図4の矢印Bの方向に押し込まれると、ロック爪12bは、弾性部材13の付勢力に抗してカメラ本体1内に収納され、ロック状態が解除される。
以上説明したように、ロック解除ボタン12aとロック爪12bを一体に構成したことにより、バヨネット機構の部品点数を削減することができ、バヨネット機構を小型化することが可能となる。
また、ロック爪12bに対しては、キャップ2の爪部2aとの当接面12cに勾配が設けられている。この勾配は、次のように機能する。キャップ2が回動することで発生する静圧、すなわち、図1の反時計回り方向(図4の矢印C1方向、図5、図6の矢印D方向)の静圧を、ロック爪12bの当接面12cが受けた場合に、ロック爪12bは、この静圧によりキャップ2がマウント3aから脱落する方向に傾くこととなる(図6参照)。
しかし、ロック爪12bの当接面12cは、この脱落する方向の傾きとは逆の向きの勾配を有している。しかも、その勾配の度合い(傾き量)は、ロック爪12bが上記の静圧により傾く量よりも大きくなっている。従って、ロック爪12bが上記の静圧により傾いても、その当接面12cは、図6に示したように、キャップ2の爪部2aがマウント3aから脱落するのを防止し得る角度を維持している。
換言すれば、ロック爪12bが上記の静圧により傾いた場合、ロック爪12bの当接面12cは、マウント3aに対して90度未満の角度を維持しており、キャップ2の爪部2aは、当接面12cの法線方向に反力を受ける。その反力は、図4の矢印Bの方向と図4の矢印C2の分力に分けることができ、キャップ2が脱落する方向(図4の矢印Aの方向)には作用しないので、キャップ2がマウント3aから脱落することはない。すなわち、ロック爪12bは、キャップ2が回動することで発生する静圧を受けたとしても、そのロック機能を維持することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、例えば、ロック爪12bに対して、キャップ2の爪部2aとの当接面に勾配を形成することなく、キャップ2の爪部2aに対して、ロック爪12bとの当接面に勾配を形成することも可能である。
また、ロック爪12bとキャップ2の爪2bの両方に上記の勾配を形成することも可能である。
更に、本発明は、カメラ以外の装置に係るバヨネット機構に適用することも可能である。
1…カメラ本体
2…キャップ
2a…マウントと係合するキャップの爪部
3a…カメラ本体のマウント
3b…キャップの爪部が進入可能なガイド溝
3c…キャップの爪部と係合する係合溝部
12…ロック部
12a…ロック解除ボタン
12b…ロック爪
12cキャップの爪部との当接面
13…弾性部材
14…‥ホルダ
2…キャップ
2a…マウントと係合するキャップの爪部
3a…カメラ本体のマウント
3b…キャップの爪部が進入可能なガイド溝
3c…キャップの爪部と係合する係合溝部
12…ロック部
12a…ロック解除ボタン
12b…ロック爪
12cキャップの爪部との当接面
13…弾性部材
14…‥ホルダ
Claims (5)
- 装置本体に形成されたマウントに対して装着部材を回転させることで、前記マウントを介して前記装着部材を装置本体に装着させるバヨネット機構において、
前記マウントから前記装置本体の外部に突出する突出位置と前記装置本体の内部の退避位置との間で移動可能であり、前記装着部材に形成された突起部と当接することにより、該装着部材の装着状態をロックするロック部材と、前記ロック部材を移動させることにより前記装着状態のロックを解除するロック解除部材とを一体に形成し、前記ロック部材と前記装着部材の突起部との当接面に勾配を形成したことを特徴とするバヨネット機構。 - 前記勾配は、前記ロック部材に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバヨネット機構。
- 前記勾配は、前記装着部材の突起部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバヨネット機構。
- 前記勾配は、前記ロック部材と前記装着部材の突起部の両方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバヨネット機構。
- 前記一体に形成された前記ロック部材とロック解除部材は、1つの付勢手段により前記前記装置本体の外部の方向に付勢されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のバヨネット機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006034144A JP2007211930A (ja) | 2006-02-10 | 2006-02-10 | バヨネット機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006034144A JP2007211930A (ja) | 2006-02-10 | 2006-02-10 | バヨネット機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007211930A true JP2007211930A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38490557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006034144A Pending JP2007211930A (ja) | 2006-02-10 | 2006-02-10 | バヨネット機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007211930A (ja) |
-
2006
- 2006-02-10 JP JP2006034144A patent/JP2007211930A/ja active Pending
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RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
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