JP2007211876A - 金属フレキシブルホースの継手構造及びそれに用いられる継手金具 - Google Patents

金属フレキシブルホースの継手構造及びそれに用いられる継手金具 Download PDF

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Abstract

【課題】 ホース内の流路抵抗が少なく、簡単な構成で低コストで、さらに短時間でフレキシブルメタルホースの継手部の接続作業を行なえる金属フレキシブルホースの継手構造、継手金具を提供する。
【解決手段】 金属フレキシブル管であって、継手金具との接続端部寄りの外周にシール部材を配置し、継手金具に一体接続した圧接管部をシール部材を被覆するように金属フレキシブル管に被嵌させる。圧接管部を外側から加締めてシール部材を介して圧接管部と金属フレキシブル管とのシールを行う。構造が簡単で、接続作業も簡易であり、短時間での接続を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属フレキシブルホースの継手構造及びそれに用いられる継手金具に係り、特に、それに用いる金属フレキシブル管と継手金具の接続部分を改良した金属フレキシブルホースの継手構造及びそれに用いられる継手金具に関する。
液体やガス等の流体の導管として、ステンレス管を波付け加工したものが知られており、変位吸収性が良く、施工しやすい、他の管部材との接続や、管部材どうしの接続を短時間で簡単に行える等の利点により汎用されている。金属フレキシブルホースの接続に際しては、通常、金属製の金具である継手部材を介して他の管部材と連結される。従来、金属フレキシブルホースの継手構造に関し、例えば、特許文献1、2に示すものが提案されている。
実開平4−82484号 特開2005−325933号
特許文献1のものでは、金属可撓管の延伸端部の外表面に外装ブレードを被嵌し、金属可撓管と外装ブレードとの間にスリーブを介装し、金属可撓管の延伸端部内にニップルの挿入筒部を貫挿し、外装ブレードの外周面に配設されたソケットを圧縮し、外装ブレード、スリーブおよび金属可撓管をニップルの挿入筒部に圧着結合する金属可撓管の継手部において、ニップルの挿入筒部と金属可撓管との間にシール材を介在させたものが示されている。この特許文献1の金属可撓管の継手部の構造では、ニップルの挿入筒部を金属可撓管の内側に挿入して金属可撓管との重ね合わせ部分としているので、金属可撓管の内径に比較してニップルとしての金具内径が小さくなり、流体を流すときの抵抗が大きくなるという問題があった。また、この文献の継手部構造では、フレキシブルチューブの端部を直状に伸ばした部分の外面にスリーブを外装し、さらに、ブレードおよびソケットを外面から装着させて加締め固定するものであり、シールと加締め固定を機能させるためのスリーブ3が必要であって、部品点数が多く、部品管理が煩雑で、工程も多く、組立作業時間が長くなり、作業効率も劣る問題があった。さらに、この文献1の構造では、ニップルの挿入筒部と金属可撓管との間にシール材5を挟みこんで金属可撓管の外面側から一緒に加締めるため、シール部材に過度な変形が加えられ、シール部材の劣化が早くなるという問題があった。
また、特許文献2のものでは、メタルチューブが挿入される押さえナット3と、メタルチューブ端部とブレイドとの間に差し込まれるベースリング10とを含み、押さえナット3は端部にテーパ面5を有し、ベースリング10は端部にテーパ面に対応する傾斜受面を有していて、押さえナット3の接続部品4に対する緊締に伴い、テーパ面と傾斜受面との間においてブレイドを強圧固定可能にしたフレキシブルメタルホースの端末構造が示されている。しかしながら、この特許文献2のフレキシブルメタルホースの端末構造では、メタルチューブの端部の襞と、これに突合せ状に衝合する接続管の壁との間にO−リングを保持するために、メタルチューブの端部の襞の切断端形状等によりO−リングの変形量が変動し、このため、O−リングの耐久性ひいてはそのシール性にバラツキが生じ安定したシール性の確保がむづかしいという問題があった。また、押さえナット3、ベースリング10、滑りリング14、押さえリング15を必要として、部品点数が多く、コスト高となる。また、文献1と同様に部品管理が煩雑で、組立工程も多く、組作業時間が長いという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その1つの目的は、ホース内の流路抵抗を少なくしつつ、簡単な構成で低コストであり、さらに短時間でフレキシブルメタルホースの継手部の接続作業を行なえる金属フレキシブルホースの継手構造並びにそれに用いられる継手金具を提供することにある。また、本発明の他の目的は、シール部材の安定した変形量を保持して確実なシール機能を長期にわたり維持しうる金属フレキシブルホースの継手構造並びにそれに用いられる継手金具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、金属フレキシブル管14と継手金具16との接続による金属フレキシブルホース12の継手構造であり、金属フレキシブル管14と、該金属フレキシブル管であって、継手金具16との接続端部寄りの外周に配置されるシール部材18と、継手金具16に一体接続されてシール部材18を被覆するように金属フレキシブル管14に被嵌される圧接管部20と、を含み圧接管部20を外側から加締めてシール部材18を介して圧接管部と金属フレキシブル管とのシールを行うようにした金属フレキシブルホースの継手構造から構成される。本発明の継手構造では、金属フレキシブル管の外側に継手金具の一体接続による圧接管部を被嵌させて加締める構成であり、ホース内の流路抵抗を少なくし得る。また、接続のための操作は、シール部材を取り付けた金属フレキシブル管を圧接管路の内径側に挿入し、外部加締めするだけであり、短時間で行える。ブレードを金属フレキシブル管の外面側に装着させてもよい。その際、ブレードの端部を固定金具による加締め、溶接その他の方法により継手金具に固定させるとよい。シール部材は、弾性シール部材が良く、その中でも耐久性が高く、劣化の少ないゴム部材を用いると良い。ただし、ゴム部材以外の弾性体を用いるようにしても良い。
シール部材18は、圧接管部20の加締め時に金属フレキシブル管14の襞谷3間で止まるように配設される1個又は複数のOーリング181からなるようにするとよく、これによって、金属フレキシブル管の襞谷の入口部分等に嵌合して位置決めを確実に行い、止まることができる。
また、圧接管部20の内径側は、圧接管部の加締め時にシール部材18を過度に変形させないように周状の凹部241が形成されているとよく、ゴム部材等のシール部材を保護し、耐久性を保持させることができる。
その際、圧接管部20は、外側からの加締め時に金属フレキシブル管14の隣接両襞山2間の襞谷3部分に嵌合する周状の凸部242が形成されているとよく、圧接管部の加締め時の位置を確実に設定し、さらに、加締め力を安定して受けて加締め量の管理に資する。また凸部242は、金属フレキシブル管14が抜け出ることを防止する引掛り
の機能を果たす。
さらに、圧接管部20と継手金具16との連設部分が外側からの加締め時に内径側に塑性変形する薄肉部26を含むとよい。
また、圧接管部20の外側にブレード30と、それを加締めるリング32が外装され、ブレード30と圧接管部20とを一緒に加締め固定するとよい。
また、金属フレキシブル管であって、Oーリングが止まる襞谷3部分に金属フレキシブル管の流路P側に連通する圧抜き孔28を設けるようにしてもよい。
さらに、金属フレキシブル管であって、Oーリング181が止まる襞谷3部分に金属フレキシブル管14の流路P側に連通する圧抜き溝29を形成してもよい。
本発明の金属フレキシブルホースの継手構造によれば、金属フレキシブル管と継手金具との接続による金属フレキシブルホースの継手構造であり、金属フレキシブル管と、該金属フレキシブル管であって、継手金具との接続端部寄りの外周に配置されるシール部材と、継手金具に一体接続されてシール部材を被覆するように金属フレキシブル管に被嵌される圧接管部と、を含み圧接管部を外側から加締めてシール部材を介して圧接管部と金属フレキシブル管とのシールを行うようにした構成であるから、構成が極めて簡単で、しかも金属フレキシブル管とシール部材と、継手金具のみでよく、部品点数が極めて少なくて済み、低コストの継手構造を実現しうる。同時に、金属フレキシブル管の外側に継手金具の一体接続による圧接管部を被嵌させて加締める結果、金属フレキシブル管の内径側を狭めて流路抵抗を大きくすることなく、金属フレキシブルホースを継手接続させることができる。さらに、接続のための作業を、短時間で行える。
また、シール部材は、圧接管部の加締め時に金属フレキシブル管の襞谷間で止まるように配設される1個又は複数のOーリングからなる構成であるから、Oーリング等のシー部材の位置決めを確実に行い、過変形を確実に防止して耐久性の維持に資する。
また、圧接管部の内径側は、圧接管部の加締め時にシール部材を過度に変形させないように周状の凹部が形成されている構成とすることにより、シール部材の安定した変形量を保持して確実なシール機能を長期にわたり維持しうる。
また、圧接管部は、外側からの加締め時に金属フレキシブル管の隣接両襞山間の襞谷部分に嵌合する周状の凸部が形成されている構成であるから、圧接管部の金属フレキシブル管への当り位置を一定に保持し、当り位置決めを確実に行う結果、シール部材の金属フレキシブル管への位置決め及び加締め量の管理を確実に行える。さらに、凸部242が谷部へ入り込むことで金属フレキシブル管の継手金具からの抜け防止に有効な引掛りとなり、小さな加締め力で金属フレキシブル管の抜けを防止できる。また、内圧が加わると金属フレキシブル管14には外側へ膨らもうとする力が働くので金属フレキシブル管がこの引掛りを抜け出すことが困難となり、耐圧性能を確実に維持し続けることができる。
圧接管部と継手金具との連設部分が外側からの加締め時に内径側に塑性変形する薄肉部を含む構成であるから、継手金具に一体接続の圧接管部の加締め時の圧接による加締め状態を確実に維持し、かつ、その構成を簡単なものとするための実効を保持し得る。
また、圧接管部の外側にブレードと、それを加締めるリングが外装され、ブレードと圧接金具とを一緒に加締め固定する構成とすることにより、ブレード付の金属フレキシブルホースについての簡単構成、部品点数の低減、低コスト化、流路抵抗への影響をなくし、接続作業時間の短縮を実現し得る。
また、金属フレキシブル管であって、Oーリングが止まる襞谷部分に圧抜き孔を設けた構成とすることにより、金属フレキシブル管の流路側から大きな圧力(内圧)が加わった時、O−リングが襞谷底側へ押し付けられて沈み込むことによるシール性の低下を防止することができる。
また、金属フレキシブル管であって、Oーリングが止まる襞谷部分に金属フレキシブル管の流路側に連通する圧抜き溝を形成した構成とすることにより、金属フレキシブル管の流路側から大きな圧力(内圧)が加わった時、O−リングが襞谷底側へ押し付けられて沈み込むことによるシール性の低下を防止することができる。
また、請求項1ないし8のいずれかに用いられる継手金具は、上記した効果を奏する継手構造を実現しうる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態に係る金属フレキシブルホースの継手構造を示す。図1において、金属フレキシブルホース12は、金属フレキシブル管14を含み、少なくともこの金属フレキシブル管14と継手金具16との接続により金属フレキシブルホース12の継手構造10が得られる。
本実施形態において、金属フレキシブルホースの継手構造10は、金属フレキシブル管14と、金属フレキシブル管の外周に配置されるシール部材18と、継手金具16に一体接続されてシール部材18を被覆するように金属フレキシブル管に被嵌される圧接管部20と、を含む。
本実施形態において、金属フレキシブル管14は、薄肉の例えばステンレス管を波付け加工し、山部2と谷部3とを交互に連続してくりかえした襞を形成する金属製コルゲイト管からなる。金属フレキシブル管14の内部の中空部は、例えば水、その他の液体、ガス等の流体が通流する流路Pを形成する。金属フレキシブル管14の内部の流路Pと外部とは水密又は気密遮断され、内部を通流する流体は外部に漏れないようになっている。金属フレキシブル管14は、伸縮、可撓性を含む変位吸収性を有し、さらに、温度膨張や振動を吸収し、かつ耐久性を有する流体輸送管として機能する。
図1において、左側の金属フレキシブル管14の端部にシール部材18を外装し、それを右側の継手金具16の圧接管部20の内径部分に挿入し、圧接管部20の外部から加締めることによりフレキシブルホースと継手金具が継手連結される。
本実施形態において、継手金具16は、本体22の中間に周状の工具当面221を有し一端に金属フレキシブル管14を被嵌させる圧接管部20を有するとともに、他端に雄ねじ部222を備えた直軸を有する変形ニップル管部材からなる。
圧接管部20は、継手金具16の本体22に一体的に接続されて金属フレキシブル管側に延在する管部であり、該圧接管部20の内径側に金属フレキシブル管が嵌挿される。すなわち、この圧接管部20は、継手金具に一体接続されて後述するシール部材18を被覆するように金属フレキシブル管14に被嵌される固定手段であり、本実施形態では、同時にその際、金属フレシキブル管と継手金具間のシールも行う。この圧接管部20は、内側に金属フレキシブル管14を受け入れた後にその外面からの加締め加圧により金属フレキシブル管14と継手金具16とを直接に連結する部位であり、それらの連結については、固定用のリング等の部品を必要としない。
図2において、圧接管部20は、加締め部24と、薄肉部26と、を含む。薄肉部26は、継手金具16の本体22と圧接管部20とを一体連設させたそれらの直接の連結部分に設けられ、加絞め部24を外部から加圧した場合に塑性変形して継手金具16と金属フレキシブル管14とを連結固定させる部位であり、外部からの加圧による塑性変形時に図4に示すように延長側を内径側に曲げられて金属フレキシブル管の外面への圧接状態を維持する。この薄肉部26は、例えば肉厚が1ミリメートル程度であり、本体22から管の軸方向に直管状に伸びている。そして、その先端部から段付状に拡大して加締め部24が接続されている。
図1、図2において、圧接管部20は、その内径側にそれぞれ周状に形成される凹部241と、凸部242と、を含む。本実施形態において、凹部241は、圧接管部20の加締め時にシール部材18を過度に変形させないようにシール部材を収納させる部位であり、本実施形態では、断面視で圧接管部20の長手方向(金属フレキシブル管の長手方向)について、略円弧状に形成され、シール部材18を受けて保持する保持部241aを有している。該凹部241の形状は、特に限定するものではないが、好ましくは、図2,4のように、凹設して形成される凹山が対称な傾斜勾配を成すように両傾斜面が等しい角度Φ1で設けられると良い。凹部241の圧接管部基端側は、薄肉部26の下面側と接続するように管軸方向に面する押さえ壁243が形成されており、金属フレキシブル管14が圧接管部の内径側に挿入されて最端部の山部2Aが当って係止される。
また、本実施形態において、この凹部241に隣接し、かつ連続して凸部242が形成されている。凸部242は、加締め部24の外側からの加締め時に金属フレキシブル管14の隣接両襞山2間の襞谷3部分に嵌合する部位であり、本実施形態において、例えば凹部241を成す壁面の内向き突出側241bが同時に凸部242を形成し、さらにこの凸部242は約130度程度の内向き山部を形成するように緩やかな凸部として形成されている。したがって、図4に示すように、加締め部24の外側から加締め圧接すると、凸部242の両斜線242aが略等しいバランスで襞谷3の入口部分に当接する。該凸部242の形状は、特に限定するものではないが、好ましくは、図2,4のように、凸設して形成される山が対称な傾斜勾配を成すように両傾斜面が等しい角度Φ2で設けられると良い。
さらに、図1ないし図4において、圧接管部20の内側であって金属フレキシブル管14の外周に嵌合するようにシール部材18が設けられている。シール部材18は、金属フレキシブル管14と継手金具16との気密を保持して接続させる気密(水密を含む)連結手段であり、形状、材質は特に限定されないが、本実施形態では、ニトリルゴムその他の弾性部材からなる断面円形のOーリング(オーリング)181が用いられている。実施形態では、Oーリング181は、継手金具16と金属フレキシブル管14の接続端部寄りの外周、詳しくは、最端部の山部2Aとその隣の第二端山部2Bとの間の襞谷3A(最端部襞谷)の入口部分に等しい力で軽く当るように取り付けられ、図4のように、加締め部24の加締め後には、凹部241の保持部241aと襞谷3Aの両入口部分に同等の力で少し潰れた状態で密着し、金属フレキシブル管14と継手金具16との気密を保持させる。したがって、両者の気密接続については、Oーリングを装着した金属フレキシブル管14を圧接管部20の内径部分に挿入し、圧接管部の外面側から圧接させるだけでよく、他の加締め力を受けて固定する金具等を必要とせず低コスト、短時間接続を実現できる。
特に、シール部材としてのOーリング181は、圧接管部20の加締め時に金属フレキシブル管14の襞谷3A間で止まるように配設され、金属フレキシブル管14と継手金具16との気密を確実に保持させる。すなわち、この実施形態は、Oーリング181は、谷部3Aに対応して1個のみ配置されているが、隣接する谷部3に2個あるいはそれ以上を並べて配置し、それらを収容させるような大きな凹部241構成として実施しても良い。この場合にも、前述したように、その凹部241は、圧接管部20の加締め時にシール部材18を過度に変形させないような大きさに設定される。
さらに、図2,4に示すように、金属フレキシブル管のOーリング181が止まる谷部3には圧抜き孔(圧抜き通路)28が穿孔されている。圧抜き孔28は、金属フレキシブル管の流路側から大きな圧力(内圧)が加わった時、O−リングが襞谷底側へ押し付けられて沈み込むことによるシール性の低下を防止することができる。
なお、上記の圧抜き孔28の代わりに、図5、図6に示すように、Oーリング181が止まる襞谷3A部分に金属フレキシブル管14の流路P側に連通する圧抜き溝(圧抜き通路)29を形成してもよい。
本実施形態の金属製フレキシブルホースの継手構造を得るためには、まず金属フレキシブル管14の最端部の山部2Aとその隣の第二端山部2Bとの間の襞谷3Aの入口部分にOーリング181を取り付ける。その際、Oーリング181は、襞谷3Aの入口部分に等しい力で軽く当るように取り付けられる。そして、金属フレキシブル管14の端部側を圧接管部20の内径孔内に挿入し同金属フレキシブル管14の先端が抑え壁234に当てて係止させる(図2参照)。次に、加締め部24の外面から、加締め工具により周方向から圧接し加締める。このとき、図4に示すように、圧接管部20の薄肉部26がその内径中心側に屈曲状に塑性変形する。そして、圧接管部20は、図3に示すように金属フレキシブル管の外面に圧接されて密着した状態で外装固定され、金属フレキシブル管14の内径側流路Pを変形させず、該流路を狭めることなく流路抵抗への影響も生じさせないようにし得る。これによって、圧接管部の凹部の保持部241aに保持されて管の内径側に押圧されたOーリング181は、過度の変形を受けることなく、やや潰されて断面がわずかに縦長楕円状に変形し、その結果、該Oーリング181は上部を継手金具の圧接管部内径壁に密接するとともに、両側やや下部位置において、襞谷3Aの入口部分に当たった状態でやや潰されて保持される。このように、金属フレキシブル管の襞谷両入口部分と上部の継手金具(圧接管部の内径部)とにより3方向からOーリングは拘束されてしかも凹部241内に収容された状態であり、かつ、圧接管部20の凸部242が襞谷の凹陥部分に嵌合して圧接管部(継手金具)が金属フレキシブル管の外面に当着する位置関係が必然的に決まり、これによって、Oーリングの継手金具に対する位置決めとそれに伴うOーリングの初期変形量の適正管理が容易となる。これによって、金属フレキシブル管14の流路P側から経路Tによる外気へのルートが完全に遮断され、シールされる。加締め部24の圧接時には、その凸部242がほぼ等しい力で最端部から第2と第3の山部間の谷部3の入口部分に当り、当り位置を決めた状態で圧接力を確実に受け止めて、適度の加締め力でOーリング181を押し潰してシールを確保する。
なお、上記の実施形態の圧接管部20の内側の凹部241は、圧接管部の加締め時にシール部材18を過度に変形させないようにするものであり、したがって、その具体的な凹部形状は任意としてよい。例えば、図7は、上記の実施形態のように断面円弧形状の凹部ではなく、管軸方向に直状の凹部248として構成したものであり、直状保持部248aにシール部材を保持させる。軸方向に直状の円弧面でシール部材を押え保持しつつこれによっても上記同様の作用効果を奏し得る。また、その他の任意の凹部構成としてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について、図8、図9により説明する。この第2実施形態の金属製フレキシブルホースの継手構造は、第1実施形態の構造に加え、金属製フレキシブル管14の外面にブレード30を外装させ、圧接管部の外面に被着された部分のブレードの外面にさらに固定リング32を外装させ、その状態で該固定リング32を外面から圧接して一緒に加締め込むようにした構成であり、ブレード30と固定リング32を設ける点以外は第1実施形態の構成と同一である。
この第2実施形態の金属フレキシブルホースの継手構造10bにおいては、金属ブレード30により、金属製フレキシブル管14を保護し、強度を補強することができ、ホース全体の耐久性を高いものとし得る。ブレード30は、例えばテープ状のステンレス板からなるブレード単位や、ワイヤ素線を並べたブレード単位を編成して中空筒状に連結したものから形成されている。内側の金属製フレキシブル管の伸縮性、変形性を保持しつつ内部から圧力が加わったような場合にその凹凸部分が延びてしまうのを保護し得る。そして、圧接管部の外面にブレードを被着させたさらにその外面に固定リング32を挿嵌させ、外面から加締めて全体を固定させるものである。加締める際には、圧接管部の薄肉部26が屈曲して塑性変形し、Oーリング181を押し付けてシール状態を保持する。この第2実施形態の金属フレキシブルホースの継手構造10bにおいては、ブレード30により強度の高い金属フレキシブルホースを用いているから、ほぼどのような流体搬送の適用箇所についても、実用し得る。
図10、図11は、上記の第2実施形態の構成において、継手金具16の金属フレキシブル管接続との他端側(圧接管部20と反対側の継手金具部分)に袋ナット34をねじ込み接続した例を示すものであり、継手金具16の金属フレキシブル管接続との他端側は、任意の構成の継手金具を適用し得る。図10、図11では、継手金具は適用場所により、このままの状態で使用してもよいし、また、必要に応じて袋ナットの代わりに他の管部材を接続しても適用し得る。
さらに、図12、図13は、第2実施形態での圧接管部の凹部241の構造が断面円弧タイプではなく、断面管軸方向に直状の凹部248aとして構成したものであり、図7の場合と同様に、直状保持部248aにシール部材を保持させる。軸方向に直状の円弧面でシール部材を押え保持しつつこれによっても上記同様の作用効果を奏し得る。また、その他の任意の凹部構成としてもよい。
以上説明した本発明の金属フレキシブルホースの継手構造及びそれに用いられる継手金具は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の金属フレキシブルホースの継手構造及びそれに用いられる継手金具は、金属フレキシブルホースを用いたガス、その他の気体、液体等の配管用の管継手部の継手構造、あるいはその継手金具として広く適用し得る。
本発明の第1実施形態に係る金属フレキシブルホースの継手構造の一部断面説明図である。 図1の要部拡大一部断面説明図である。 図1の金属フレキシブルホースの継手構造の作用説明図である。 図3の金属フレキシブルホースの継手構造の作用説明図である。 圧抜き通路の他の構成を示す要部拡大断面説明図である。 図5の圧抜き通路を襞山を下に見下ろす方向に見た一部拡大説明図である。 図1の継手構造の圧接管部の凹部の他の構成を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る金属フレキシブルホースの継手構造の一部断面説明図である。 図8の金属フレキシブルホースの継手構造の作用説明図である。 図8の金属フレキシブルホースの継手構造における継手金具を別のタイプのものとした例を示す図である。 図10の金属フレキシブルホースの継手構造の作用説明図である。 第2実施形態での圧接管部の凹部を他の構成とした例を示す金属フレキシブルホースの継手構造の一部断面説明図である。 図12の金属フレキシブルホースの継手構造の作用説明図である。
符号の説明
2 山部
2A 最端部の山部
2B 第二端山部
3 谷部
3A 最端部襞谷
10a、10b、10c、10d 金属製フレキシブルホースの継手構造
12 金属フレキシブルホース
14 金属フレキシブル管
16 継手金具
18 シール部材
20 圧接管部
24 加締め部
26 薄肉部
28 圧抜き孔
29 圧抜き溝
30 ブレード
32 固定リング
181 Oーリング
241 凹部
242 凸部
P 流路

Claims (9)

  1. 金属フレキシブル管と継手金具との接続による金属フレキシブルホースの継手構造であり、
    金属フレキシブル管と、
    該金属フレキシブル管であって、継手金具との接続端部寄りの外周に配置されるシール部材と、
    継手金具に一体接続されてシール部材を被覆するように金属フレキシブル管に被嵌される圧接管部と、を含み
    圧接管部を外側から加締めてシール部材を介して圧接管部と金属フレキシブル管とのシールを行うようにしたことを特徴とする金属フレキシブルホースの継手構造。
  2. シール部材は、圧接管部の加締め時に金属フレキシブル管の襞谷間で止まるように配設される1個又は複数のOーリングからなる請求項1記載の金属フレキシブルホースの継手構造。
  3. 圧接管部の内径側は、圧接管部の加締め時にシール部材を過度に変形させないように周状の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の金属フレキシブルホースの継手構造。
  4. 圧接管部は、外側からの加締め時に金属フレキシブル管の隣接両襞山間の襞谷部分に嵌合する周状の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の金属フレキシブルホースの継手構造。
  5. 圧接管部と継手金具との連設部分が外側からの加締め時に内径側に塑性変形する薄肉部を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の金属フレキシブルホースの継手構造。
  6. 圧接管部の外側にブレードと、それを加締めるリングが外装され、ブレードと圧接金具とを一緒に加締め固定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の金属フレキシブルホースの継手構造。
  7. 金属フレキシブル管であって、Oーリングが止まる襞谷部分に金属フレキシブル管の流路側に連通する圧抜き孔を設けたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の金属フレキシブルホースの継手構造。
  8. 金属フレキシブル管であって、Oーリングが止まる襞谷部分に金属フレキシブル管の流路側に連通する圧抜き溝を形成したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の金属フレキシブルホースの継手構造。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに用いられる継手金具。
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