JP2007210998A - シクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体及びその製造方法 - Google Patents

シクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 選択的にカテプシンK阻害作用を有する新規なシクロアルカンカルボキサミド誘導体の原料中間体であるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体及びその製造法を提供する。
【解決手段】 一般式(I)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
【化1】

[式中、R、Rは、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基、複素環基等を表し、環Aは炭素数5、6または7の環状アルキリデン基である。]
【選択図】 なし

Description

本発明は新規なシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体、その塩及びそれらの製造方法に関するものである。詳しくは、本発明は、特に骨吸収に関与する主要なシステインプロテアーゼであるカテプシンKを選択的に阻害する作用を有するシクロアルカンカルボキサミド誘導体を製造するための原料中間体として有用な新規なシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体及びその薬学的に許容される塩並びにそれらの製造方法に関するものである。
近年、高齢化社会への急速な進行に伴い、老人性疾患、特に骨疾患患者数は増加の一途をたどってきており、その中でも女性、とりわけ閉経後の女性に多い骨粗鬆症は大きな問題となっている。閉経後の女性におけるホルモンバランスの不均衡や老化現象によってもたらされる骨吸収の亢進は、骨疾患の発症、進展と密接に関連していることから、かかる骨粗鬆症に対する通常の薬物療法に際しては骨吸収阻害剤が用いられている。しかしながら、現在用いられているカルシトニン製剤、エストロゲン製剤、ビタミンK製剤、ビスホスホネート製剤等の骨吸収阻害作用を有する薬剤には、その治療効果、即効性、副作用、服用コンプライアンス等の問題があり、より有効性の高い骨粗鬆症治療薬あるいは予防薬となり得る骨吸収阻害剤の開発が望まれている。
生体内において、骨中のカルシウムと血中のカルシウム濃度とは平衡関係にあり、骨と血中の間では、常にカルシウムの移動が起こっており、このような骨と血中間のカルシウムの移動は、骨形成と骨吸収との動的移行によって営まれている。骨吸収の過程では、活性化された破骨細胞がカルシウムなどの骨無機質を溶出させ、同時に破骨細胞から分泌されるシステインプロテアーゼがコラーゲン等の骨有機質を分解することで骨吸収を亢進していることが知られている。破骨細胞のリソゾーム中には、カテプシンB、カテプシンH、カテプシンL、カテプシンS等のシステインプロテアーゼが存在しているが、1995年に破骨細胞局在のヒトカテプシンKが単離され、他のカテプシン類より多く破骨細胞に発現していることが判明した(Biochem. Biophys. Res. Commun., 206, 89頁(1995); J. Biol. Chem., 271, 12511頁(1996))。更に、骨吸収異常を生じる小人症患者において、カテプシンK遺伝子が変異していることが判明している(Science, 273, 1236頁(1997))。
このように、骨吸収に関与する主要なシステインプロテアーゼとして、カテプシンKが注目され、カテプシンK阻害剤に対する骨吸収阻害剤としての期待が高まっている。これまでに、カテプシンK阻害作用を有する化合物としては、アルデヒド誘導体、エポキシコハク酸誘導体(J. Biol. Chem., 271, 2126頁(1996); Biol. Pharm. Bull., 19, 1026頁(1996))、又はビニルスルホン酸誘導体(Nature Structural Biology, 4, 105(1997); J, Med. Chem., 38, 3139(1995))がすでに報告されているが、これら誘導体は選択性が低く、カテプシンKのみならず、そのほかのシステインプロテアーゼをも強く阻害することが知られている(J. Enzyme Inhibition, 3, 13頁(1989); Biochem. Biophys. Res. Commun., 153, 1201頁(1988); J. Biochem., 87, 39(1980); J. Biochem., 88, 1805頁(1980))。
さらに、上述したようにカテプシンKが注目されることに伴い、カテプシンKと阻害剤とのX線結晶解析(Nature Structural Biology, 4, 105頁(1997); Nature Structural Biology, 4, 109頁(1997))等の研究も活発となり、カテプシンK選択的阻害作用を有する化合物も知られている(Proc. Natl. Acad. Sci. USA., 94, 142, 49頁(1997); WO9801133; J. Am. Chem. Soc., 120. 9. 114頁(1998); J. Med. Chem., 41, 3563頁(1998); 特開2000-204071; Bioorg. Med. Chem., 14, 4333頁(2004); Bioorg. Med. Chem., 14, 4897頁(2004))。またWO971677においては、カテプシンKの触媒活性部位が明らかにされ、この活性部位と相互作用する化合物を用いたカテプシンKの阻害方法が開示されている。
更に、カテプシンKに対する阻害の記載はないがアルデヒド誘導体として、特開平2-256654、特開平2-268145などには各種のプロテアーゼ阻害剤が開示されている。
Proc. Natl. Acad. Sci. USA., 94, 142, 49頁(1997) J. Am. Chem. Soc., 120. 9. 114頁(1998) J. Med. Chem., 41, 3563頁(1998) Bioorg. Med. Chem., 14, 4333頁(2004) Bioorg. Med. Chem., 14, 4897頁(2004)) WO9801133 WO971677 特開2000-204071 特開平2-256654 特開平2-268145
上記の如く、カテプシンKを阻害する化合物は骨吸収阻害剤として注目され、多くの誘導体が報告されているが、未だに代謝性骨疾患の治療薬としては実用化には至っていない。本発明者らは、強力かつ選択的なカテプシンK阻害作用を有する新規化合物について鋭意研究した結果、後述する式(XII)で示される特定の構造式で表される新規なシクロアルキルカルボニルアミノアルデヒド誘導体が、従来プロテアーゼ阻害剤として知られているアルデヒド誘導体に比べ、カテプシンKを選択的に阻害することを見出した。本発明は、該シクロアルキルカルボニルアミノアルデヒド誘導体を製造するのに有用な原料化合物である、新規なシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、カテプシンKに対する選択的阻害活性を有する後記式(XII)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルデヒド誘導体を製造するための原料化合物である、非天然アミノ酸構造を有する式(I)で表される新規なシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体及びその製造方法に係わり、その要旨は、下記1〜11項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体、その薬学的に許容できる塩及びそれらの製造方法に存する。
1.式(I)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
[式中、Rは、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、RO−で表される基、RS−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、またはR(R)N−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、ここでRとRは一体となって環を形成してもよい)であり;Rは、一級または二級の置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり;環Aは炭素数5、6、または7の環状アルキリデン基である。
ここで、Rが2,2−ジメチルプロピル基または2−(メチルチオ)エチル基である場合、Rがt−ブチル基であることはなく、Rがメチル基である場合、Rがベンジル基であることはなく、Rが4,5−ジクロロフェニル基である場合、Rがメチル基であることはなく、Rがフェニルメチル基またはピリジルメチル基である場合、該フェニル基またはピリジル基は置換メトキシ基(−OCH−基)または置換カルボニルアミノ基(−NHC(=O)−基)をもつことはなく、
で示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。)から選ばれる基であり、
、R、R、R及びRで示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。但し、同時に水素原子になることはない。)から選ばれる基であり、
、R、R、R、R及びRで示される基におけるアルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基である。]
2.上記式(I)中、R、R、R、R、R及びRで示される基においてアルキル基が炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であり、アルケニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルケニル基であり、アルキニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキニル基であり、芳香族炭化水素基が炭素数6〜18の単環式または多環式芳香族炭化水素基であり、複素環基が環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基であることを特徴とする上記1項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
3.式(I’)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
[式中、Rは、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、RO−で表される基、RS−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、またはR(R)N−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、ここでRとRは一体となって環を形成してもよい)であり;R’は、Ra(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rb、は、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり;環Aは炭素数5、6、または7の環状アルキリデン基である。
ここで、R’が2,2−ジメチルプロピル基または2−(メチルチオ)エチル基である場合、Rがt−ブチル基であることはなく、R’がメチル基である場合、Rがベンジル基であることはなく、R’が4,5−ジクロロフェニル基である場合、Rがメチル基であることはなく、
で示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。但し、同時に水素原子になることはない。)から選ばれる基であり、
、R、R、R、Ra及びRbで示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
、R’、R、R、R及びRで示される基におけるアルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
Ra及びRbで示される基における芳香族炭化水素基または複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基である。]
4.上記式(I’)中、R、R、R、R、R、Ra、Rb、Rx及びRyで示される基におけるアルキル基が炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であり、R、R’、R、R、R、R、Ra及び、Rb、Rx及びRyで示される基における芳香族炭化水素基が炭素数6〜18の単環式または多環式芳香族炭化水素基であり、複素環基が環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基であり、R、R’、R、R、R、R、Rx及びRyで示される基におけるアルケニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルケニル基であり、アルキニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキニル基であることを特徴とする上記3項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
5. 式(I’’)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
[式中、R’は、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、RS−で表される基(Rは、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、R(R)N−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、ここでRとRは一体となって環を形成してもよい)、またはRc(Rd)CHO−で表される基(Rc、Rdはそれぞれ独立して、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である。但し、同時に水素原子になることはない。)であり、;R’は、Ra(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rb、は、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である。)、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり;環Aは炭素数5、6、または7の環状アルキリデン基である。
ここで、R’で示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。
但し、同時に水素原子になることはない。)から選ばれる基であり、
’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
’、 R’、R、R、R、Rc及びRdで示される基におけるアルケニル基、アルキニル基または芳香族炭化水素基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
Ra及びRbで示される基における芳香族炭化水素基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
’で示される基における複素環基の置換基が、水酸基、1級または2級のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基における複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基である。]
6. 上記式(I’’)中、R’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基におけるアルキル基が炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であり、R’、 R’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基における芳香族炭化水素基が炭素数6〜18の単環式または多環式芳香族炭化水素基であり、複素環基が環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基であり、R’、 R’、R、R、R、Rc及びRdで示される基におけるアルケニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルケニル基であり、アルキニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキニル基であることを特徴とする上記5項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
7.上記式(I’)または(I’’)中、RまたはR’ が、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、R’が、Ra(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rbは、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、あるいは置換または無置換の芳香族炭化水素基であることを特徴とする上記3〜6項のいずれか1項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
8.上記式(I)、(I’)または(I’’)中、RまたはR’で示される、一級または二級の置換または無置換のアルキル基あるいはRa(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rbは、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基が、α-アミノ酸から誘導される基であり、該α-アミノ酸が、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、イソアスパラギン、γ−カルボキシグルタミン酸、システイン、シスチン、グルタミン、グルタミン酸、ヒスチジン、ホモアルギニン、ホモシステイン、ホモシスチン、ホモセリン、ホモフェニルアラニン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、ノルロイシン、ノルバリン、オルニチン、フェニルアラニン、フェニルグリシン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、アリルグリシン、ネオペンチルグリシン、アロスレオニン、ホモリジン、ナフチルアラニン、α−アミノアジピン酸、チエニルグリシン、ピリジルアラニン、シクロヘキシルアラニンから選ばれるα-アミノ酸であることを特徴とする上記1〜7項のいずれか1項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
9.式(I)、(I’)または(I’’)中、RまたはR’が、環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基または置換芳香族炭化水素基であり、RまたはR’が、炭素数1〜4のアルキル基であり、環Aがシクロヘキシリデン基であることを特徴とする上記1〜8項のいずれか1項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
10.式(I)で示されるオキサゾロン誘導体を、式(VII)で示されるアミノアルコール誘導体と縮合させることからなる式(I)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体の製造方法。

[式中、R、R、環Aは、上記1項におけると同義である。]
本発明の新規なシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体から導かれる新規なシクロアルキルカルボニルアミノアルデヒド誘導体は、高活性並びに高選択的カテプシンK阻害活性を有するものである。従って、本発明化合物は、骨粗鬆症、高カルシウム血症、ぺーチェット病、骨吸収性疾患、骨形成不全、変形性関節症、リウマチ、関節炎、Klinefelter症候群、遺伝性高ホスファターゼ血症、Charcot神経関節症、肥満細胞症、Gaucher病、癌転移、多発性骨髄腫などの予防および治療のための薬剤の中間体として有用なものであり、その医療への貢献度は多大なものである。
本発明のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体は、前記式(I)、(I’)または(I’’)で表される化合物及びその薬学的に許容できる塩であるが、該誘導体において置換基R1、R’ ,R2,R’ ,R4,R5,R6、R7、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基が包含するアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基、及び複素環基としては、具体的には以下の基が挙げられる。
アルキル基としては、炭素数1〜12の直鎖状、分枝鎖状又は環状のアルキル基のいずれでもよく、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、2−プロピル基、シクロプロピル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル基、2−ブチル基、1,1−ジメチルエチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、3−メチルブチル基、シクロペンチル基、2,2−ジメチルプロピル基、1−メチルシクロブチル基、シクロブチルメチル基、n−ヘキシル基、4−メチルペンチル基、シクロヘキシル基、1−メチルシクロペンチル基、シクロペンチルメチル基、(1−メチルシクロブチル)メチル基、n−ヘプチル基、5−メチルヘキシル基、4,4−ジメチルペンチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキシルメチル基、(1−メチルシクロペンチル)メチル基、n−オクチル基、6−メチルヘプチル基、5,5−ジメチルヘキシル基、(1−メチルシクロヘキシル)メチル基、n−ノニル基、7−メチルオクチル基、6,6−ジメチルヘプチル基、n−デシル基、8−メチルノニル基、n−ドデカシル基、10−メチルウンデカシル基、9,9−ジメチルデカシル基等を挙げることができる。
アルケニル基としては、炭素数2〜12の直鎖状、分枝鎖状又は環状のアルケニル基のいずれでもよく、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、1−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、2−ペンテニル基、1−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基等を挙げることができる。
アルキニル基としては、炭素数2〜12の直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれでもよく、また、置換基を有してもよく、例えばエチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、2−ブチニル基等を挙げることができる。
芳香族炭化水素基としては、炭素数6〜18の単環式でも多環式でもよく、例えばフェニル基、ナフチル基、アントラニル基等を挙げることができる。
複素環基としては、環構成原子として窒素原子、酸素原子又はイオウ原子等の複素原子を少なくとも1以上含む3〜7員環の基であり、これらは複素環同士、脂肪族環または芳香族環と縮合しても、スピロ環を形成してもよく、例えばフラニル基、チエニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、ピリジニル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラニル基、インドリル基、ベンゾフラニル基、ベンズイミダゾリル基、ベンズオキサゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、インドリニル基、ベンゾジオキソリル基等を挙げることができる。好ましくはフラニル基またはモルホリニル基である。
また、上記アルキル基が有し得る置換基としては、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基が挙げられる。
更に、上記アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基、及び複素環基が有し得る置換基は、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基が挙げられる。
なお、ここに挙げたRx、Ry及び置換基としてのアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基、複素環基は、R1,R’ ,R2,R’,R4,R5,R6,R7、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基と同種の基を含む。また、置換基としてのアルコキシ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基のアルキル基も上記炭素数1〜12のアルキル基と同様であり、アリールオキシ基、アリールチオ基のアリール基も上記炭素数6〜18の芳香族炭化水素基と同様である。
また、置換基としてのグアニジノ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルバモイル基、スルファモイル基、アシルオキシ基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基の例示を以下に示す。
(上記例示の基中、R〜R12、R17〜R21、R23〜R25、R28及びR30は、水素原子、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキニル基、置換又は無置換の芳香族炭化水素基、置換又は無置換の複素環基を表す。R13、R14,R22、R26、R27、R29は、置換又は無置換のアルキル基、置換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキニル基、置換又は無置換の芳香族炭化水素基、置換又は無置換の複素環基を表す。R15及びR16は、置換又は無置換の複素環基を表す。
また、これら置換アルキル基、置換アルケニル基、置換アルキニル基、置換芳香族炭化水素基、置換複素環基の置換基としては、前記13項のRにおけるこれらの基の置換基と同様のものが挙げられる。)
但し、Rが2,2−ジメチルプロピル基または2−(メチルチオ)エチル基である場合、Rがt−ブチル基であることはなく、Rがメチル基である場合、Rがベンジル基であることはなく、4,5−ジクロロフェニル基である場合、Rがメチル基であることはなく、Rがフェニルメチル基またはピリジルメチル基である場合、該フェニル基またはピリジル基は置換メトキシ基(−OCH−基)または置換カルボニルアミノ基(−NHC(=O)−基)をもつことはなく、また、R’が2,2−ジメチルプロピル基または2−(メチルチオ)エチル基である場合、Rがt−ブチル基であることはなく、R’がメチル基である場合、Rがベンジル基であることはなく、R’が4,5−ジクロロフェニル基である場合、Rがメチル基であることはない。
本発明の式(I)、(I’)または(I’’)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体において、環Aはシクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン基またはシクロヘプチリデン基であり、好ましくはシクロヘキシリデン基である。
式(I)、(I’)または(I’’)中、RまたはR’が環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基または置換芳香族炭化水素基であり、RまたはR’が炭素数1〜4のアルキル基であり、環Aがシクロヘキシリデン基である化合物が好ましい。
本発明の式(I)、(I’)または(I’’)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体が分子内に塩基性部位を持つ場合、無機酸或いは有機酸と塩を形成することができ、無機酸としては、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、臭化水素酸等を挙げることができる。また、有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、安息香酸、蓚酸、マロン酸、こはく酸、フタル酸、グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、没食子酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸等を挙げることができる。
更に、該シクロアルクルカルボニルアミノ酸誘導体の分子内に酸性部位がある場合、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属、アルミニウム塩、亜鉛塩等の塩を形成することができる。また、有機塩基とも塩を形成することもでき、その有機塩基としては例えばメチルアミン、エチルアミン、アニリン等の一級アミン、ジエチルアミン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、ピペラジン、ジシクロヘキシルアミン等の二級アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン等の三級アミン及びアンモニア等をあげることができる。
本発明の式(I)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸導体の製造例を以下に示す。
(式中、R、R及び環Aは、前記式(I)におけると同義であり、R及びRは、置換または無置換の炭素数1〜6のアルキル基を表し、Xはヒドロキシル基または脱離基を表す。)
第1工程
本工程は前記式(II)で表されるアミノ酸と前記式(IV)で表されるカルボン酸誘導体を縮合し、前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸誘導体を製造する工程である。カルボン酸誘導体としては、例えば酸ハロゲン化物、活性エステルまたは酸無水物等が用いられる。また、本工程は必要に応じて塩基を添加して反応を行うことができる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を用いることができる。
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等の有機溶媒及び水を用いることができ、必要に応じては有機溶媒及び水の混合溶媒を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは−15℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
第2工程
本工程は前記式(III)で表されるアミノ酸エステルと前記式(IV)で表されるカルボン酸またはカルボン酸誘導体を縮合反応により、前記式(V)で表されるシクロアルキルエステル誘導体を製造する工程である。カルボン酸誘導体としては、例えば酸ハロゲン化物、活性エステルまたは酸無水物等が用いられる。本工程は必要に応じて縮合剤や塩基を添加して反応を行うことができる。縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等を用いることができる。ここで、必要に応じて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等の活性化剤を添加することもできる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等を用いることができる。
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等の有機溶剤媒及び水を用いることができ、必要に応じては有機溶媒及び水の混合溶媒を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは−15℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
第3工程
本工程は前記式(V)で表されるシクロアルキルエステル誘導体を加水分解反応あるいは金属触媒を用いる接触還元による水素添加反応により前記式(VI)の化合物を製造する工程である。加水分解は酸及び塩基の存在下で行うことができる。酸としては、例えば塩酸、硫酸、硝酸、酢酸等を用いることができる。塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等を用いることができる。本工程を実施するにあたっては、水中或いは有機溶媒と水との混合溶媒中で行うことが好ましく、有機溶媒としては例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等を用いることができる。反応温度としては、通常−20℃〜200℃の範囲で、好ましくは0℃〜180℃の範囲内で進行させることができる。また、接触水素添加反応の金属触媒としては、例えば白金、パラジウム、ニッケル、ロジウム、ルテニウム、銅等を用いることができる。本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、水等を用いることができる。反応温度としては、通常−50℃〜200℃の範囲で、好ましくは10℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
前記式(IV)で表されるカルボン酸またはカルボン酸誘導体としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
カルボン酸:酢酸、イソ酪酸、アクリル酸、プロピオン酸、シクロヘキサンカルボン酸、安息香酸、桂皮酸、2−フランカルボン酸、ニコチン酸、テトラヒドロフラン−2−カルボン酸、1−アセチル−ピペリジン−2−カルボン酸、2−ピロールカルボン酸、5−インドールカルボン酸
酸ハロゲン化物:アセチルクロリド、ベンゾイルクロリド、ピバロイルクロリド、2−フランカルボニルクロリド、4−モルホリンカルボニルクロリド、2−チオフェンカルボニルクロリド
活性エステル:1−アセチルイミダゾール、安息香酸 p−ニトロフェニルエステル、安息香酸 N−ヒドロキシスクシンイミドエステル、安息香酸 1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル
酸無水物:安息香酸と炭酸メチルとの酸無水物、安息香酸と炭酸イソブチルとの酸無水物、安息香酸とピバル酸との酸無水物、安息香酸とメタンスルホン酸との酸無水物
前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸誘導体としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(1−オキソ−3−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−(ベンゾイルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸 、1−[(4−ビフェニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(2−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(1−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[(RS)−2,3−テトラヒドロベンゾフラン−2−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(2−ベンゾフラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、
1−[(6−ベンゾチアゾリルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(2−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(2−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(3−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(3−エトキシ−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(S)−1−オキソ−2−フェニルプロピル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(2−ピラジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(5−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(3−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(3−メチル−2−フラニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(3−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[((R)−1−オキソ−2−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(1H−インドール−5−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、
1−[(1−シクロペンテニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(4−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン、1−[[(6−ヒドロキシ−2−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(2−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[1−(2−プロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[(2−フラニルカルボニル)アミノ]アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(ベンゾイルアミノ)アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[(2−オキソ−2H−ピラン−5−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 塩酸塩、
[[(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−ベンゾキサゾール)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシンー6−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[(2,4−ジオキソ−3−チアゾリジンニル)アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[(1−オキソ−3−フェニル−2−プロペニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(2−クロロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(4−クロロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(ジクロロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(2−ブロモフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−(4−ブロモフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(ジブロモフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[(1−オキソ−3−(2−フルオロフェニル)−2−プロペニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、
[[1−オキソ−3−(2−ヨードフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[オキソ−3−(4−フルオロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[オキソ−3−(ジフルオロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(4−ヨードフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(ジヨードフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[オキソ−3−(トリフルオロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(2−メチルフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(3−メチルフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(4−メチルフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−(ジメチルフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(2−メトキシフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、
[[1−オキソ−3−(4−メトキシフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−(ジメトキシフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−(ニトロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−(ジニトロフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[オキソ−3−(アセトアミノフェニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−(2−ピリジニル)−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−シクロヘキシル−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、 [[1−オキソ−3−シクロペンチル−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[(1−オキソ−3−フェニル−2−プロピニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(フルオロフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(クロロフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(ブロモフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(ヨードフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、
[[1−オキソ−3−(ジフルオロフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(ジブロモフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(ジヨードフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[1−オキソ−3−(トリフルオロフェニル)−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[(1−オキソ−3−シクロヘキシル−2−プロピニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[(1−オキソ−3−シクロペンチル−2−プロピニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、[[3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロピニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 酢酸塩、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 臭化水素酸塩、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 ベンゼンスルホン酸塩、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 トルエンスルホン酸塩、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フタル酸塩、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フマル酸塩、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 クエン酸塩等。
第4工程
本工程は前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸誘導体を脱水反応により閉環し、前記式(IO)で表されるオキサゾロン誘導体を製造する工程である。
本工程の脱水反応は縮合剤、ハロゲン化剤、酸、酸無水物、酸クロリド等の存在下に行うことが好ましく、縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等を用いることができる。ハロゲン化剤としては、例えば塩素、臭素、ヨウ素、五塩化リン、塩化チオニル、塩化オギザリル、臭化チオニル等を用いることができる。酸としては、例えば酢酸、硫酸、塩酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸等を用いることができる。酸無水物としては、例えば無水酢酸、メタンスルホン酸無水物、トルエンスルホン酸無水物、トリフルオロメタンスルホン酸無水物等を用いることができる。酸クロリドとしては、例えばアセチルクロリド、ピバロイルクロリド、メタンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、クロロギ酸プロピル、クロロギ酸イソブチル等を用いることができる。
また、本工程は必要に応じて塩基を添加して反応を行うこともできる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等を用いることができる。
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等を用いることができる。
反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは0℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
第5工程
本工程は前記一般式(IO)で表されるオキサゾロン誘導体と前記式(VII)で表されるアミノ酸誘導体を反応させ、前記式(I)で表される本発明のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体を製造する工程である。
本工程は塩基の存在下、無溶媒若しくは溶媒中で行うことができ、溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノール、2−プロパノール等を用いることができる。また、塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは20℃〜200℃の範囲内で進行させることができる。
前記式(I)で表されるオキサゾロン誘導体としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
2−フェニルメチル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−フェニルエチル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−ビフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−ナフチル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[(RS)−2,3−テトラヒドロベンゾフラン−2−イル] −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(6−ベンゾチアゾリル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(1,3−ベンゾオキソール−5−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−ベンゾフラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(3−エトキシ−2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−ピラジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(5−メチルイソオキサゾール−4−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−シクロペンチル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(5−メチル−2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、
2−(4−メトキシフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(3−メチル−2−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(1H−インドール−5−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(1−シクロペンテニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(6−ヒドロキシ−2−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[2−(フラニル)エチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[1−[(2−プロポキシ)カルボニル]ピペリジン−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]メチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[(ベンゾイルアミノ)メチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−フルオロフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[[4−[(1−プロピル)ピペラジン−1−イル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−フリル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−シクロヘキシル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−プロピル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(1−アセチル−ピペリジン−4−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、
2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−(2−[1,4−ビピペリジン]−1’−イル−4−チアゾリル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[4−(1,1−ジメチルエチル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−([1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[2−(4−ピリジニル)−4−チアゾリル] −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−アミノフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(5−ブロモ−2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]フェニル] −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)スルホニル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−エチニルフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−(ジメチルアミノ)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−(1−ピペラジニル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、
2−[4’−[[1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ピペリジニル]オキシ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−[(1−メチル−4−ピペリジニル)オキシ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−[メチル(1−メチル−3−ピロリジニル)アミノ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−[4−(1,1−ジメチルエチル)−1−ピペリジニル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−(1−ピペラジニルスルホニル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−(4−フルオロ−4−ピペリジニル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−[[4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1−ピペラジニル]スルホニル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−[(1−メチル−3−ピペリジニル)オキシ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−[[1−(2−メトキシエチル)−4−ピペリジニル]オキシ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、
2−[4’−[[(2S)−1−メチル−2−ピロリジニル]メトキシ][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−[4−[(1,1−ジメチルエチル)アミノ]−1−ピペリジニル][1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4’−(5−イソオキサゾリル)[1,1’−ビフェニル]−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−(4−モルホリニルメチル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[3−(ジメチルアミノ)−1−ピロリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニルメチル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−(1,4−ジメチル−4−ピペリジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−(1−メチル−4−ピペリジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[(3R)−3−アミノ−1−ピロリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−(4−ピペリジニルオキシ)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、
2−[4−[2−(4−モルホリニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[4−[(1−メチルエチル)アミノ]−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[メチル(4−メチル−1−ピペラジニル)アミノ]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[4−[メチル(1−メチルエチル)アミノ]−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[4−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[2−[4−(2−メトキシエチル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[3−(4−モルホリニル)−1−プロピニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−シクロヘプチル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−シクロプロピル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(1−メチル−4−ピペラジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[2−(1−ピペラジニル)エチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、
2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[2−(トリフルオロメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(3−フルオロフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−フルオロフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(3−メチルフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[4−[(メトキシメチルアミノ)メチル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(3−メトキシフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−クロロフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、
2−(4−シアノフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[3−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(フェノキシメチル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−クロロフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−チエニルメチル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2−メチルフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−[3−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(4−メチル−1,2,3−チアジアゾール−5−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン、2−(2,5−ジメチル−3−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン等。
前記式(VII)で表されるアミノ酸誘導体としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
アラニン、アルギニン、Nω−ニトロ−アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、β−ベンジルエステル、イソアスパラギン、γ−カルボキシグルタミン酸、システイン、S−アセタアミド−システイン、S−トリチル−システイン、シスチン、グルタミン、グルタミン酸、グルタンミン酸 γ−t−ブチルエステル、ヒスチジン、ホモアルギニン、ホモシステイン、ホモシスチン、ホモセリン、ホモフェニルアラニン、イソロイシン、ロイシン、t−ロイシン、リジン、Nε−t−ブトキシカルボニル−リジン、メチオニン、ノルロイシン、ノルバリン、オルニチン、Nδ−カルボベンゾキシ−オルニチン、フェニルアラニン、フェニルグリシン、セリン、O−ベンジル−セリン、スレオニン、O−t−ブチルスレオニン、トリプトファン、チロシン、O−ベンジル−チロシン、バリン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、アリルグリシン、ネオペンチルグリシン、アロスレオニン、ホモリジン、ナフチルアラニン、α−アミノアジピン酸、チエニルグリシン、ピリジルアラニン、シクロヘキシルアラニン。
第6工程
本工程は前記式(X)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体を製造する工程である。本工程に於いて出発原料として前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸誘導体を用いる方法(第6−A工程)と前記一般式(IO)で表されるオキサゾロン誘導体を用いる方法(第6−B工程)の2種類の方法によって、前記式(X)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体を製造することができる。
第6−A工程
本工程は前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸誘導体と前記式(VIII)で表されるアミノアルコール誘導体を縮合して前記式(X)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体を製造する工程である。
本工程での縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等を用いることができる。ここで、必要に応じて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール或いはN−ヒドロキシスクシンイミド等の活性化剤を添加することもできる。
また本工程は塩基存在下、酸クロリドとの混合酸無水物法により縮合することもできる。
酸クロリドとしては、例えばピバロイルクロリド、クロロギ酸イソブチル、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、メタンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド等を用いることができる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン等を用いることができる。
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等を用いることができる。
反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは0℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
第6−B工程
本工程は前記式(IO)で表されるオキサゾロン誘導体と前記式(VIII)で表されるアミノアルコール誘導体を反応させ、前記式(X)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体を製造する工程である。
本工程は無溶媒若しくは溶媒中で行うことができ、溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノール、2−プロパノール等を用いることができる。また、本工程は必要に応じて塩基を添加することもできる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン等を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは20℃〜200℃の範囲内で進行させることができる。
第7工程
本工程は前記式(XI)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸エステル誘導体を製造する工程である。本工程に於いて出発原料として前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸誘導体を用いる方法(第7−A工程)と前記式(IO)で表されるオキサゾロン誘導体を用いる方法(第7−B工程)の2種類の方法によって、前記式(XI)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸エステル誘導体を製造することができる。
第7−A工程
本工程は前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸誘導体と前記式(IX)で表されるアミノ酸エステル誘導体を縮合して前記式(XI)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸エステル誘導体を製造する工程である。
本工程での縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等を用いることができる。ここで、必要に応じて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール或いはN−ヒドロキシスクシンイミド等の活性化剤を添加することもできる。
また本工程は塩基存在下、酸クロリドとの混合酸無水物法により縮合することもできる。
酸クロリドとしては、例えばピバロイルクロリド、クロロギ酸イソブチル、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、メタンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド等を用いることができる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン等を用いることができる。
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等を用いることができる。
反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは0℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
第7−B工程
本工程は前記式(IO)で表されるオキサゾロン誘導体と前記式(IX)で表されるアミノ酸エステル誘導体を反応させ、前記式(XI)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸エステル誘導体を製造する工程である。
本工程は無溶媒若しくは溶媒中で行うことができ、溶媒としては、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノール、2−プロパノール等を用いることができる。また、本工程は必要に応じて塩基を添加することもできる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン等を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは20℃〜200℃の範囲内で進行させることができる。
第8工程
本工程は前記式(I)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸を混合酸無水物法により活性化後、還元反応を行い、前記式(X)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体を製造する工程である。
本工程において混合酸無水物生成反応で用いる酸クロリドとしては、例えばピバロイルクロリド、クロロギ酸イソブチル、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、メタンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド等を用いることができる。塩基としては、例えばピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン、N−メチルモルホリン等を用いることができる。
本反応を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等を用いることができる。
反応温度としては、通常−50℃〜200℃の範囲で、好ましくは−20℃〜50℃の範囲内で進行させることができる。
また、本工程で用いる還元剤としては、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、ジヒドロ−ビス(2−メトキシエトキシ)アルミン酸ナトリウム(Red-Al)等を用いることができる。
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、エタノール、2−プロパノール或いは水等を用いることができる。反応温度としては、通常−30℃〜200℃の範囲で、好ましくは−20℃〜80℃の範囲内で進行させることができる。
第9工程
本工程は前記式(XI)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸エステル誘導体を還元し、前記式(X)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体を製造する工程である。
本工程で用いる還元剤としては、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、Red-Al等を用いることができる。
本工程を実施するにあたっては、溶媒中で行うことが好ましく、例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン等を用いることができる。
反応温度としては、通常−100℃〜200℃の範囲で、好ましくは−80℃〜100℃の範囲内で進行させることができる。
第10工程
本工程は前記式(X)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体を酸化して、式(XII)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルデヒド誘導体を製造する工程である。
本工程で用いる酸化反応は、活性化DMSO(ジメチルスルホキシド)酸化を用いることができる。ここで用いる親電子活性化試薬としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、五酸化リン、ピリジン−三酸化イオウ錯体、無水酢酸、酢酸水銀(II)、塩化オキサリル等を用いることができる。本工程において必要に応じてリン酸、トリフルオロ酢酸、ジクロロ酢酸、ピリジン−リン酸、ピリジン−トリフルオロ酢酸等の水素供与体を添加することもでき、また、必要に応じてトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン等のアミンを添加することもできる。
本工程はジメチルスルホキシド中で行うことができ、必要に応じて塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、トルエン、アセトン、テトラヒドロフラン等の溶媒を添加することもできる。
反応温度としては、通常−80℃〜200℃の範囲で、好ましくは−40℃〜40℃の範囲内で進行させることができる。
また、本工程は活性化DMSO反応と類似構造を有する活性種をスルフィドとハロゲン化剤から調整し、酸化反応を行うこともできる。
本工程で用いるスルフィドとしては例えばジメチルスルフィド或いはメチルフェニルスルフィド等を用いることができる。ハロゲン化剤としてはN−クロロスクシンイミド或いは塩素等を用いることができる。
本工程は必要に応じてトリエチルアミン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)等のアミンを添加することもできる。
本工程は溶媒中で行うことが好ましく、溶媒としては例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、トルエン、テトラヒドロフラン等を用いることができる。
反応温度としては、通常、−80℃〜200℃の範囲で、好ましくは−40℃〜40℃の範囲で進行させる事ができる。
また、本工程は高原子価ヨウ素化合物試薬を用いて酸化することもできる。
本工程で用いる高原子価ヨウ素化合物としては例えば、Dess-Martin 試薬(1,1,1-Tris(acetoxy)-1,1-dihydro1,2-benziodoxol-3-(1H)-one)やIBX(1-hydroxy-1,2-benziodoxol-3-(1H)-1-oxide)等を用いることができる。
本工程は必要に応じ、ピリジン或いは炭酸水素ナトリウム等の塩基を添加する事が出来る。
本工程は溶媒中で行うことが好ましく、溶媒としては例えば塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等を用いることができる。
反応温度は、−20℃〜200℃の範囲で、好ましくは、0℃〜40℃の範囲内で進行させる事が出来る。
また、本工程はアルミニウムアルコキシドと水素受容体による酸化(Oppenauer酸化)を用いる事も出来る。アルミニウムアルコキシドは、例えば、アルミニウムイソプロポキサイドやアルミニウムt-ブトキシドを用いることができる。
水素受容体としては、例えばベンゾキノン、ベンゾフェノン、アセトン、シクロヘキサノン、ベンズアルデヒド等を用いる事が出来る。
本工程は溶媒中で行うことが好ましく、溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレン等を用いることができる。
反応温度は、−20℃〜200℃の範囲で、好ましくは、0℃〜150℃の範囲内で進行させる事が出来る。
また、本工程はテトラプロピルアンモニウムパールテネイト(TPAP)による酸化反応を用いる事も出来る。酸化剤としてはN−メチルモルホリン−N−オキシド或いは分子状の酸素を用いる事が出来る。
本工程は溶媒中で行うことが好ましく、溶媒としては例えば塩化メチレン、アセトニトリル、トルエン等を用いる事が出来る。
また、本工程は必要に応じてモレキュラーシーブス4Aを添加する事が出来る。
反応温度は、−20℃〜200℃の範囲で、好ましくは、0℃〜40℃の範囲内で進行させる事が出来る。
また、本工程は、2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシラジカル(TEMPO)やその誘導体による酸化反応を用いる事も出来る。
酸化剤としては次亜塩素酸塩が好ましく、亜臭素酸塩、N−クロロスクシンイミド等を用いる事が出来る。
本工程は溶媒中で行うことが好ましく、溶媒としては例えばジメチルスルホキシド、N,N-ジメチルホルムアミド、塩化メチレン、アセトニトリル、トルエン、酢酸エチル等を用いる事が出来る。
また、本工程は必要に応じて臭化ナトリウムや水を添加することも出来る。
反応温度は、−20℃〜200℃の範囲で、好ましくは、0℃〜40℃の範囲内で進行させる事が出来る。
本発明の式(I)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体の具体例としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシン、N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン、N−[[1−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシン、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン、N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルアラニン、N−[[1−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−トリプトンファン、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−チロシン、N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン、N−[[1−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ヒスチジン、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ピリジルグリシン、N−[[1−(アセトアミド)シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン、N−[[1−[[(フェニルメチルチオ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン、N−[[1−[(1−オキソ−3フェニル−2−プロペニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン、N−[[1−[(1−オキソ−3フェニル−2−プロピニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン、N−[[1−[(1−オキソ−3フェニル−2−プロピニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−アリルグリシン、
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン、N−[[[1−[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン、N−[[[1−[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン、N−[[[1−[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン、N−[[1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン、N−[[1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル] −L−メチオニン等。
本発明の式(I)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体から導かれるシクロアルキルボニルアミノアルデヒド誘導体は、後述する試験例から明らかな如く、高活性で高選択的にカテプシンKに対する阻害活性を有するが、このカテプシンKに対する選択的阻害作用を有することから、骨粗しょう症、高カルシウム血症、変形性関節症、リウマチなどの予防や治療に有用な薬剤としての利用が期待されるものである。
以下に、本発明を参考例及び実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの例に限定されるものではない。
なお、%は特記しない限り重量%を意味する。
また、本発明のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体を製造するための中間体である前記式(VI)で表されるシクロアルキルカルボン酸及びそのエステルの合成例、式(I)で表されるオキサゾロン誘導体の合成例、及びそれぞれ(X)、(XI)、(XII)で表されるシクロアルキルカルボニルアミノアルコール誘導体、シクロアルキルカルボニルアミノ酸エステル誘導体、シクロアルキルカルボニルアミノアルデヒド誘導体の合成例を参考例として示す。
参考例1
1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.33g(10mmol)のテトラヒドロフラン100ml溶液にトリエチルアミン1.21g(12mmol)を加え、氷冷下フェニルアセチルクロリド1.55g(10mmol)を滴下し一晩攪拌した。減圧下、反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物3.21g(91%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.10-1.23(3H, m), 1.50-1.58(3H, m), 1.74-1.80(2H, m), 1.95-1.98(2H, m), 3.57(2H, s), 5.12(2H, s), 5.48(1H, br-s), 7.24-7.38(10H, m)
参考例2
1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例1で得た1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.69g(9.1mmol)をメタノール100mlに溶かし、10%パラジウムカーボン300mgを加え、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧下で濃縮し標記化合物1.96g(98%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.01-1.10(2H, m), 1.18-1.26(1H, m), 1.49-1.59(3H, m), 1.75-1.82(2H, m), 1.97-2.00(2H, m), 3.66(2H, s), 5.67(1H, br-s), 7.29-7.34(3H, m), 7.37-7.40(2H, m)
参考例3
1−[(1−オキソ−3−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例1に準ずる方法で、フェニルアセチルクロリドの代わりに3−フェニルプロピオニルクロリド1.68g(10mmol)を用いて標記化合物3.47g(95%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.19-1.26(3H, m), 1.50-1.61(3H, m), 1.78-1.84(2H, m), 1.96-2.05(2H, m), 2.50(2H, t, J=7Hz), 2.93(2H, t, J=7Hz), 5.13(2H, s), 5.45(1H, br-s), 7.18-7.21(4H, m), 7.26-7.37(6H, m)
参考例4
1−[(1−オキソ−3−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例2に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[(1−オキソ−3−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.47g(9.5mmol)を用いて標記化合物2.35g(90%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.16-1.25(3H, m), 1.48-1.51(1H, m), 1.52-1.62(2H, m), 1.84-1.97(4H, m), 2.62(2H, t, J=7Hz), 3.00(2H, t, J=7Hz), 5.43(1H, br-s), 7.21-7.26(3H, m), 7.29-7.33(2H, m)
参考例5
1−(ベンゾイルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例1に準ずる方法で、フェニルアセチルクロリドの代わりにベンゾイルクロリド1.41g(10mmol)を用いて標記化合物3.39g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.33-1.40(1H, m), 1.45-1.54(2H, m), 1.62-1.76(3H, m), 1.93-1.99(2H, m), 2.19-2.22(2H, m), 5.17(2H, s), 6.25(1H, br-s), 7.25-7.32(4H, m), 7.41-7.45(3H, m), 7.49-7.52(1H, m), 7.75-7.77(2H, m)
参考例6
1−(ベンゾイルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸
参考例2に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−(ベンゾイルアミノ)シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.39g(10mmol)を用いて標記化合物2.44g(99%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.38-1.55(3H, m), 1.67-1.71(1H, m), 1.75-1.79(2H, m), 1.98-2.04(2H, m), 2.24-2.27(2H, m), 6.26(1H, br-s), 7.46(1H, td, J=7Hz, 1Hz), 7.48(1H, td, J=7Hz, 1Hz), 7.57(1H, td, 7Hz, 1Hz), 7.79-7.82(2H, m)
参考例7
1−[(4−ビフェニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.33g(10mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1.68g(11mmol)及び4−ビフェニルカルボン酸3.23g(10mmol)の塩化メチレン120m溶液に、氷冷下塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド2.11g(11mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、減圧下、反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物3.51g(85%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.38-1.41(1H, m), 1.51-1.61(2H, m), 1.66-1.80(3H, m), 1.95-2.05(2H, m), 2.23-2.31(2H, m), 5.20(2H, s), 6.38(1H, br-s), 7.24-7.34(7H, m), 7.55-7.60(2H, m), 7.81(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.87-7.91(3H, m), 8.26(1H, d, J=1Hz)
参考例8
1−[(4−ビフェニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例2に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[(4−ビフェニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.51g(8.5mmol)を用いて標記化合物2.75g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.37-1.48(1H, m), 1.48-1.60(2H, m), 1.66-1.73(1H, m), 1.73-1.82(2H, m), 2.00-2.10(2H, m), 2.27-2.35(2H, m), 6.32(1H, br-s), 7.39-7.43(1H, m), 7.46-7.49(2H, m), 7.61-7.66(2H, m), 7.68-7.70(2H, m), 7.87-7.89(2H, m)
参考例9
1−[(2−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例7に準ずる方法で、4−ビフェニルカルボン酸の代わりに2−ナフトエ酸1.28g(7.4mmol)を用いて標記化合物2.12g(74%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.41(1H, m), 1.48-1.61(2H, m), 1.64-1.78(3H, m), 1.95-2.01(2H, m), 2.21-2.24(2H, m), 5.19(2H, s), 6.27(1H, br-s), 7.27-7.36(3H, m), 7.40(1H, td, J=7Hz, 1Hz), 7.46-7.49(2H, m), 7.61-7.63(2H, m), 7.65-7.67(2H, m), 7.83-7.85(2H, m)
参考例10
1−[(2−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例2に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[(2−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.12g(5.5mmol)を用いて標記化合物1.63g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.41-1.45(1H, m), 1.52-1.60(2H, m), 1.70-1.74(1H, m), 1.77-1.82(2H, m), 2.03-2.09(2H, m), 2.29-2.32(2H, m), 6.41(1H, br-s), 7.56-7.63(2H, m), 7.83(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.89-7.96(3H, m), 8.33(1H, s)
参考例11
1−[(1−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例7に準ずる方法で、4−ビフェニルカルボン酸の代わりに1−ナフトエ酸1.72g(10mmol)を用いて標記化合物3.87g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.31-1.42(1H, m), 1.45-1.60(2H, m), 1.65-1.71(1H, m), 1.71-1.80(2H, m), 1.98-2.05(2H, m), 2.24-2.32(2H, m), 5.26(2H, s), 6.10(1H, br-s), 7.32-7.37(3H, m), 7.40-7.45(4H, m), 7.48-7.52(1H, m), 7.57(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 7.85(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 7.91(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 8.25(1H, dd, J=7Hz, 1Hz)
参考例12
1−[(2−ベンゾフラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例7に準ずる方法で、4−ビフェニルカルボン酸の代わりにベンゾフラン−2−カルボン酸12.22g(75.4mmol)を用いて標記化合物21.3g(75%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.26-1.42(1H, m), 1.50-1.61(2H, m), 1.64-1.77(3H, m), 1.95-2.04(2H, m), 2.21-2.28(2H, m), 5.19(2H, s), 6.77(1H, br-s), 7.25-7.34(6H, m), 7.44(1H, td, J=8Hz, 2Hz), 7.52(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.57(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.68(1H, dd, J=8Hz, 2Hz)
参考例13
1−[[[(RS)−2,3−テトラヒドロベンゾフラン−2−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
1−[(2−ベンゾフラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル15g(40mmol)の2-プロパノール300m溶液に10%パラジウムカーボン1.5gを加え、水素雰囲気下60℃で20時間攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧下で濃縮し標記化合物11.57g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.07-1.19(1H, m), 1.21-1.36(2H, m), 1.50-1.63(2H, m), 1.65-1.71(1H, m), 1.80-1.88(1H, m), 1.89-1.95(1H, m), 2.04-2.15(2H, m), 3.42(1H, dd, J=17Hz, 7Hz), 3.60(1H, dd, J=17Hz, 7Hz), 5.18(1H, dd, J=7Hz, 7Hz), 6.84(1H, br-s), 6.91(1H, d, J=8Hz), 6.96(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.18(1H, td, J=8Hz,1Hz), 7.22(1H, dd, J=8Hz, 1Hz)
参考例14
1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
1−アミノシクロヘキサンカルボン酸71.6g(0.5mol)を水酸化ナトリウム20g(0.5mol)の250ml水溶液に加え、80℃で2時間撹拌した。混合液を氷−水で冷却し、2−フランカルボニルクロリド71.8g(0.2mol)及び水酸化ナトリウム24g(0.6mol)の100ml水溶液を同時に約1時間かけて加えた。反応液をゆっくりと室温に戻し一晩撹拌した。反応液に酢酸エチル80mlを加えて1時間撹拌した後、不溶物を濾過して除いた。水層を分取し、氷冷下に濃塩酸49mlを加えた。析出した結晶を濾取して減圧下に乾燥して標記化合物112.6g(95%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.35-1.41(1H, m), 1.48-1.53(2H, m), 1.64-1.67(1H, m), 1.71-1.76(2H, m), 1.96-2.02(2H, m), 2.20-2.24(2H, m), 6.48(1H, br-s), 6.55(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 7.19(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.50(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例15
1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル塩酸塩98.8g(500mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール84.2g(550mmol)、3−フランカルボン酸56.0g(500mmol)及びトリエチルアミン152g(1.5mol)の塩化メチレン1000ml溶液に、氷冷下塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド105g(550mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、減圧下、反応液を濃縮した。残留物に酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、得られた結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄し標記化合物114g(91%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.34-1.40(1H, m), 1.43-1.44(2H, m), 1.62-1.73(3H, m), 1.90-1.96(2H, m), 2.10-2.14(2H, m), 3.73(3H, s), 5.87(1H, br-s), 6.23(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.44(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.94(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例16
1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル75.4g(300mmol)のテトラヒドロフラン450ml溶液に2N 水酸化ナトリウム水溶液450mlを加え、3時間加熱還流した。反応液にエーテルを加わえて洗浄後、水層を濃塩酸で中和し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物を68.8g(97%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.37-1.50(3H, m), 1.58-1.64(1H, m), 1.68-1.80(2H, m), 1.98-2.05(2H, m), 2.14-2.23(2H, m), 5.87(1H, s), 6.63(1H, d, J=2Hz), 7.49(1H, d, J=2Hz), 8.00(1H, s)
参考例17
1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに2−フランアクリル酸80g(362mmol)を用いて標記化合物89g(89%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.29-1.39(1H, m), 1.40-1.51(2H, m), 1.58-1.71(3H, m), 1.88-1.95(2H, m), 2.05-2.14(2H, m), 3.73(3H, s), 5.67(1H, br-s), 6.35(1H, d, J=16Hz), 6.45(1H, dd,J=3Hz, 2Hz), 6.54(1H, d, J=3Hz), 7.37(1H, d, J=16Hz), 7.40(1H, d, J=2Hz)
参考例18
1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル44.9g(162mmol)を用いて標記化合物37.5g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.85(6H, m), 1.96-2.05(2H, m), 2.15-2.18(2H, m), 5.66(1H, br-s), 6.36(1H, d, J=15Hz), 6.49(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.64(1H, d, J=3Hz), 7.48(1H, d, J=15Hz), 7.49(1H, d, J=2Hz)
参考例19
1−[(2−ベンゾフラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル
参考例15に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル塩酸塩の代わりに1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル塩酸塩3.11g(15mmol)を用い、また3−フランカルボン酸の代わりにベンゾフラン−2−カルボン酸2.43g(15mmol)を用いて標記化合物3.80g(80%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.26(3H, t, J=7Hz), 1.33-1.42(1H, m), 1.50-1.62(2H, m), 1.65-1.78(3H, m), 1.94-2.02(2H, m), 2.19-227(2H, m), 4.21(2H, q, J=7Hz), 6.75(1H, br-s), 7.30(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.43(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.45(1H, d, J=1Hz), 7.53(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.67(1H, dd, J=8Hz, 1Hz)
参考例20
1−[(2−ベンゾフラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(2−ベンゾフラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル3.80g(12mmol)を用いて標記化合物3.42g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.35-1.44(1H, m), 1.50-1.62(2H, m), 1.65-1.73(1H, m), 1.74-1.82(2H, m), 2.00-2.08(2H, m), 2.25-2.33(2H, m), 6.77(1H, br-s), 7.32(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.46(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.53(1H, d, J=1Hz), 7.55(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.70(1H, dd, J=8Hz, 1Hz)
参考例21
1−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例7に準ずる方法で、4−ビフェニルカルボン酸の代わりにシクロヘキサンカルボン酸3.85g(30mmol)を用いて標記化合物4.77g(46%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.17-1.45(8H, m), 1.59-1.77(4H, m), 1.73-1.88(6H, m), 2.03-2.11(3H, m), 5.12(2H, s), 5.55(1H, br-s), 7.23-7.36(5H, m)
参考例22
1−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例2に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル5.62g(16.3mmol)を用いて標記化合物4.15g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.18-1.50(8H, m), 1.60-1.76(4H, m), 1.78-1.95(6H, m), 2.06-2.14(2H, m), 2.16-2.23(1H, m), 5.58(1H, br-s)
参考例23
1−[(6−べンゾチアゾリルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例7に準ずる方法で、4−ビフェニルカルボン酸の代わりにベンゾチアゾール−6−カルボン酸1.15g(6.4mmol)を用いて標記化合物1.58g(62%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.35-1.43(1H, m), 1.49-1.60(2H, m), 1.61-1.78(3H, m), 1.96-2.06(2H, m), 2.20-2.27(2H, m), 5.19(2H, s), 6.30(1H, br-s), 7.28-7.75(5H, m), 7.86(1H, dd, J=7Hz,2Hz), 8.17(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 8.41(1H, dd, J=2Hz,1Hz), 9.12(1H, s)
参考例24
1−[(6−べンゾチアゾリルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(6−べンゾチアゾリルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル1.18g(30mmol)を用いて標記化合物0.77g(84%)を得た。
1H-NMR(CD3OD,δ):1.38-1.46(1H, m), 1.60-1.76(5H, m), 1.91-2.01(2H, m), 2.21-2.28(2H, m), 7.98(1H, dd, J=7Hz, 2Hz), 8.12(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 8.54(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 9.37(1H, s)
参考例25
1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例7に準ずる方法で、シクロヘキサンカルボン酸の代わりに6−ヒドロキシ−3−ピリジンカルボン酸139mg(1.0mmol)を用いて標記化合物222mg(62%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ): 1.30-1.40(1H, m), 1.42-1.54(2H, m), 1.62-1.73(3H, m), 1.91-1.98(2H. m), 2.13-2.20(2H, m), 5.17(2H, s), 6.22(1H, s), 6.54(1H, d, J=10Hz), 7.26-7.35(5H, m), 7.76(1H, dd, J=10Hz,3Hz), 7.93(1H, d, J=3Hz)
参考例26
1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例2に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル760mg(2.2mmol)を用いて標記化合物565mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CD3OD,δ):1.21-1.30(1H, m), 1.43-1.54(5H, m), 1.67-1.74(2H, m), 2.03-2.09(2H, m), 6.33(1H, d, J=9Hz), 7.84(1H, dd, J=9Hz, 3Hz), 8.05(1H, d, J=3Hz)
参考例27
1−[(2−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例14に準ずる方法で、2−フランカルボニルクロリドの代わりに2−チオフェンカルボニルクロリド100g(680mmol)を用いて標記化合物57.6g(51%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.35-1.54(3H, m), 1.65-1.80(3H, m), 1.98-2.05(2H, m), 2.21-2.27(2H, m), 6.06(1H, br-s), 7.13(1H, dd, J=5Hz, 3Hz), 7.57(1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.59(1H, dd, J=3Hz, 1Hz)
参考例28
1−[(2−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに2−ピリジンカルボン酸370mg(3mmol)を用いて標記化合物600mg(76%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.31-1.42(1H, m), 1.51-1.73(5H, m), 1.95(2H, td, J=13Hz, 4Hz), 1.99-2.08(2H, m), 3.73(3H, s), 7.44(1H, ddd, J=8Hz, 5Hz, 2Hz), 7.84(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 8.16(1H, d, J=8Hz), 8.33(1H, s), 8.57(1H, dd, J=5Hz, 2Hz)
参考例29
1−[(2−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(2−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル539mg(2mmol)を用いて標記化合物479mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.41(1H, m), 1.48-1.57(2H, m), 1.62-1.78(3H, m), 1.98(2H, m), 2.25-2.35(2H, m), 7.50(1H, ddd, J=8Hz, 5Hz, 2Hz), 7.89(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 8.19(1H, d, J=8Hz), 8.59(1H, s), 8.60(1H, dd, J=5Hz, 2Hz)
参考例30
1−[(3−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに3−チオフェンカルボン酸384mg(3mmol)を用いて標記化合物759mg(95%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.41(1H, m), 1.42-1.55(2H, m), 1.61-1.75(3H, m), 1.90-1.99(2H, m), 2.11-2.18(2H, m), 3.74(3H, s), 6.26(1H, br-s), 7.35(1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.39(1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.88(1H, dd, J=3Hz, 2Hz)
参考例31
1−[(3−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(3−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル759mg(2.8mmol)を用いて標記化合物692mg(96%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.24-1.32(1H, m), 1.45-1.55(5H, m), 1.72-1.78(2H, m), 2.05-2.12(2H, m), 7.50(1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.57(1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 7.96(1H, br-s), 8.21(1H, dd, J=3Hz, 2Hz)
参考例32
1−[[(3−エトキシ−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル塩酸塩581mg(3mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール482mg(3.1mmol)、3−エトキシ−2−チオフェンカルボン酸517mg(3mmol)及びジイソプロピルエチルアミン1.16g(9mmol)の塩化メチレン10ml溶液に、氷冷下塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド633mg(3.3mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、減圧下、反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残留物にジイソプロピルエーテルを加え一晩攪拌し、結晶を濾取した。次いで、得られた結晶をテトラヒドロフラン3ml溶液に溶解し、2N-NaOH水溶液2.8mlを加え、3時間加熱還流した。反応液にエーテルを加え、水層を分離した。分離した水層を濃塩酸で中和した後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物を656mg(73%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.29-1.40(1H, m), 1.43-1.54(2H, m), 1.50(3H, t, J=7Hz), 1.62-1.76(3H, m), 1.90-2.00(2H, m), 2.22-2.30(2H, m), 4.30(2H, q, J=7Hz), 6.87(1H, d, J=6Hz), 7.49(1H, d, J=6Hz), 7.60(1H, s)
参考例33
1−[[(S)−1−オキソ−2−フェニルプロピル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに(S)−(+)−2−フェニルプロピオン酸451mg(3mmol)を用いて標記化合物601mg(69%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.06-1.22(2H, m), 1.48-1.61(7H, m), 1.71-1.77(2H, m), 1.90-1.96(2H, m), 3.60(1H, q, 7Hz), 3.67(3H, s), 5.40(1H, br-s), 7.27-7.39(5H, m)
参考例34
1−[[(S)−1−オキソ−2−フェニルプロピル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(S)−1−オキソ−2−フェニルプロピル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル608mg(2.1mmol)を用いて標記化合物366mg(63%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.08-1.21(2H, m), 1.28-1.47(7H, m), 1.53-1.62(2H, m), 1.93(2H, br-s), 3.79(1H, q, J=7Hz), 7.18-7.21(1H, m), 7.27-7.33(4H, m), 7.90(1H, s), 12.00(1H, s)
参考例35
1−[(2−ピラジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに2−ピラジンカルボン酸372mg(3mmol)を用いて標記化合物476mg(60%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.35-1.40(1H, m), 1.47-1.59(2H, m), 1.65-1.75(3H, m), 1.94-2.00(2H, m), 2.18-2.29(2H, m), 3.75(3H, s), 8.03(1H, s), 8.55(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 8.77(1H, d, J=3Hz), 9.38(1H, d, J=1Hz)
参考例36
1−[(2−ピラジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(2−ピラジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル476mg(1.8mmol)を用いて標記化合物356mg(79%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.28-1.59(6H, m), 1.79(2H, td, J=12Hz, 4Hz), 2.10-2.19(2H, m), 8.35(1H, s), 8.75(1H, d, J=2Hz), 8.89(1H, d, J=2Hz), 9.14(1H, d, J=2Hz), 12.42(1H, s)
参考例37
1−[[(5−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに5−メチル−2−チオフェンカルボン酸427mg(3mmol)を用いて標記化合物812mg(96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.36-1.72(6H, m), 1.92(2H, td, J=13Hz, 4Hz), 2.11-2.19(2H, m), 2.51(3H, s), 3,73(3H, s), 5.95(1H, s), 6.74(1H, d, J=4Hz), 7.34(1H, d, J=4Hz)
参考例38
1−[[(5−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(5−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル812mg(2.9mmol)を用いて標記化合物771mg(99%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.21-1.38(1H, m), 1.52(5H, br-s), 1.68-1.80(2H, m), 2.01-2.12(2H, m), 2.46(3H, s), 6.84(1H, d, J=4Hz), 7.70(1H, s), 8.02(1H, s)
参考例39
1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例1に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル 塩酸塩581mg(3mmol)、フェニルアセチルクロリドの代わりに4−メトキシベンゾイルクロリド512mg(3mmol)を用いて標記化合物619mg(71%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.41(1H, m), 1.49-1.74(5H, m), 1.94(2H, td, J=13Hz, 4Hz), 2.12-2.22(2H, m), 3.73(3H, s), 3.85(3H, s), 6.16(1H, br-s), 6.92(2H, dd, J=7Hz, 2Hz), 7.76(2H, dd, J=7Hz, 2Hz)
参考例40
1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル619mg(2.1mmol)を用いて標記化合物552mg(94%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.22-1.38(1H, m), 1.51-1.60(5H, br-s), 1.65-1.79(2H, m), 2.04-2.19(2H, m), 3.81(3H, s), 6.98(2H, d, J=9Hz), 7.83(2H, d, J=9Hz), 8.04(1H, s), 12.3(1H, br-s)
参考例41
1−[[(3−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例1に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル 塩酸塩581mg(3mmol)、フェニルアセチルクロリドの代わりに3−メチル−2−チオフェンカルボニルクロリド482mg(3mmol)を用いて標記化合物394mg(47%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.42(1H, m), 1.49-1.53(2H, m), 1.70-1.72(3H, m), 1.92(2H, td, J=12Hz, 4Hz), 2.11-2.22(2H, m), 2.36(3H, s), 3.74(3H, s), 6.33(1H, d, J=2Hz), 6.44(1H, br-s), 7.30(1H, d, J=2Hz)
参考例42
1−[[(3−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(3−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル394mg(1.4mmol)を用いて標記化合物330mg(88%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.36-1.53(3H, m), 1.68-1.78(3H, m), 1.96-2.05(2H, m), 1.99-2.08(2H, m), 2.55(3H, s), 5.91(1H, s), 6.94(1H, d, J=5Hz), 7.35(1H, d J=5Hz)
参考例43
1−[[(3−メチル−2−フラニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例32に準ずる方法で、3−エトキシ−2−チオフェンカルボン酸の代わりに3−メチル−2−フランカルボン酸756mg(6mmol)を用いて標記化合物902mg(59%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.20-1.38(1H, m), 1.40-1.59(5H, m), 1.70-1.80(2H, m), 2.02-2.18(2H, m), 2.25(3H, s), 6.50(1H, d, J=1Hz), 7.67(1H, s), 7.68(1H, d, J=1Hz)
参考例44
1−[(3−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに3−ピリジンカルボン酸370mg(3mmol)を用いて標記化合物539mg(68%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.42(1H, m), 1.45-1.55(2H, m), 1.62-1.78(3H, m), 1.92-2.01(2H, m), 2.12-2.21(2H, m), 3.75(3H, s), 6.27(1H, s), 7.40(1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 8.12(1H, d, J=8Hz), 8.74(1H, d, J=5Hz), 9.00(1H, s)
参考例45
1−[(3−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(3−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル539mg(2mmol)を用いて標記化合物508mg(定量的)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.22-1.35(1H, m), 1.49-1.62(5H, m), 1.69-1.82(2H, m), 2.09-2.17(2H, m), 7.50(1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 8.16(1H, d, J=8Hz), 8.44(1H, s), 8.71(1H, d, J=5Hz), 8.97(1H, s), 12.24(1H, br-s)
参考例46
1−[[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに1−メチル−2−ピロールカルボン酸375mg(3mmol)を用いて標記化合物320mg(40%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.28-1.40(1H, m), 1.44-1.55(2H, m), 1.61-1.74(3H, m), 1.86-1.95(2H, m), 2.05-2.16(2H, m), 3.73(3H, s), 3.89(3H, s), 5.97(1H, s), 6.09(1H, dd, J=4Hz, 3Hz), 6.59(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.71(1H, dd, J=3Hz, 2Hz)
参考例47
1−[[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル320mg(1.2mmol)を用いて標記化合物187mg(62%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.31-1.53(3H, m), 1.62-1.79(3H, m), 1.91-2.02(2H, m), 2.18-2.24(2H, m), 3.93(3H, s), 5.92(1H, s), 6.14(1H, dd, J=4Hz, 3Hz), 6.68(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.81(1H, dd, J=3Hz, 2Hz)
参考例48
1−[((R)−1−オキソ−2−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに(R)−(−)−2−フェニルプロピオン酸451mg(3mmol)を用いて標記化合物435mg(50%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.03-1.22(3H, m), 1.48-1.62(6H, m), 1.88-2.00(2H, m), 3.60(3H, q, J=7Hz), 3.68(3H, s), 5.40(1H, br-s), 7.27-7.39(5H, m)
参考例49
1−[((R)−1−オキソ−2−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[((R)−1−オキソ−2−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル435mg(1.5mmol)を用いて標記化合物349mg(84%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.15-1.23(2H, m), 1.29(3H, d, J=7Hz), 1.35-1.53(4H, m), 1.53-1.63(2H, m), 1.91(2H, br-s), 3.78(1H, q, J=7Hz), 7.18-7.20(1H, m), 7.21-7.32(4H, m), 7.90(1H, s), 12.00(1H, s)
参考例50
1−[(1H−インドール−5−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりにインドール−5−カルボン酸483mg(3mmol)を用いて標記化合物766mg(85%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ): 1.16-1.33(1H, m), 1.54-1.63(5H, m), 1.75-1.80(2H, m), 2.04-2.18(2H, m), 3.33(3H, s), 6.52-6.56(1H, m), 7.40(1H, s), 7.41-7.44(1H, m), 7.60(1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 8.14(1H, d, J=2Hz), 8.18(1H, s), 11.32(1H, s)
参考例51
1−[(1H−インドール−5−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(1H−インドール−5−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル766mg(2.6mmol)を用いて標記化合物561mg(77%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.22-1.38(1H, m), 1.55-1.62(5H, m), 1.63-1.79(2H, m), 2.10-2.22(2H, m), 6.54(1H, d, J=3Hz), 7.40-7.43(2H, m), 7.60(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 8.03(1H, s), 8.14(1H, s), 11.31(1H, s), 12.04(1H, s)
参考例52
1−[(1−シクロペンテニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに1−シクロペンテンカルボン酸336mg(3mmol)を用いて標記化合物717mg(95%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.34-1.44(2H, m), 1.60-1.70(4H, m), 1.87(2H, td, J=9Hz, 4Hz), 1.99-2.09(4H, m), 2.49(2H, m), 2.58(2H, m), 3.72(3H, s), 5.75(1H, br-s), 6.55(1H, t, J=2Hz)
参考例53
1−[(1−シクロペンテニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(1−シクロペンテニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル717(2.9mmol)を用いて標記化合物588mg(87%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.24(1H, d, J=8Hz), 1.40-1.50(5H, m), 1.67(2H, td, J=10Hz, 9Hz), 1.81-1.89(2H, m), 1.91-2.09(2H, m), 2.40-2.50(4H, m), 6.53(1H, t, J=3Hz), 7.46(1H, s), 12.03(1H, s)
参考例54
1−[(4−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに4−ピリジンカルボン酸370mg(3mmol)を用いて標記化合物609mg(77%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.53(3H, m), 1.62-1.77(3H, m), 1.92-2.03(2H, m), 2.13-2.21(2H, m), 3.75(3H, s), 6.29(1H, br-s), 7.62(2H, dd, J=5Hz, 2Hz), 8.76(2H, dd, J=5Hz, 2Hz)
参考例55
1−[(4−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[(4−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル609(2.3mmol)を用いて標記化合物522mg(97%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.22-1.33(1H, m), 1.46-1.59(5H, m), 1.70-1.80(2H, m), 2.09-2.15(2H, m), 7.73(2H, dd, J=5Hz, 2Hz), 8.51(1H, s), 8.72(2H, dd, J=5Hz, 2Hz)
参考例56
1−[(1H−ピロール−2−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに2−ピロールカルボン酸278mg(2.5mmol)を用いて標記化合物534mg(85%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.45(2H, m), 1.45-1.53(2H, m), 1.62-1.72(2H, m), 1.93(2H td, J=13Hz, 4Hz), 2.08-2.19(2H, m), 3.70(3H, s), 6.05(1H, br-s), 6.23-6.25(1H, m), 6.61(1H, d, J=2Hz), 6.94(1H, d, J=2Hz)
参考例57
1−[(1H−ピロール−2−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル500mg(2mmol)を用いて標記化合物338mg(71%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.20-1.31(1H, m), 1.52(5H, br-s), 1.70-1.80(2H, m), 2.04-2.18(2H, m), 6.08(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.85-6.89(2H, m), 7.59(1H, s), 11.39(1H, s), 12.09(1H, br-s)
参考例58
1−[[(6−ヒドロキシ−2−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに6−ヒドロキシ−2−ピリジンカルボン酸1.39g(10mmol)を用いて標記化合物1.32g(47%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.42(1H, m), 1.65(5H, m), 1.96(2H, td, J=12Hz, 4Hz), 2.10-2.21(2H, m), 3.73(3H, s), 6.71(1H, d, J=9Hz), 7.20(1H, d, J=7Hz), 7.62(1H, dd, J=9Hz, 7Hz), 8.00(1H, s)
参考例59
1−[[(6−ヒドロキシ−2−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(6−ヒドロキシ−2−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル1.32mg(4.7mmol)を用いて標記化合物1.16g(88%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.39-1.50(1H, m), 1.39-1.50(2H, m), 1.51-1.63(3H, m), 1.70-1.82(2H, m), 2.01-2.12(2H, d, m), 6.78(1H, d, J=8Hz), 7.32(1H, br-s), 7.74(1H, t, J=8Hz), 8.18(1H, s)
参考例60
1−[[(2−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに2−ヒドロキシニコチン酸1.39g(10mmol)を用いて標記化合物697mg(25%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24-1.38(1H, m), 1.50-1.62(2H, m), 1.64-1.74(3H, m), 1.82-1.93(2H, m), 2.15-2.24(2H, m), 3.74(3H, s), 6.53(1H, t, J=7Hz), 7.49(1H, d, J=7Hz), 8.57(1H, d, J=7Hz), 10.04(1H, s)
参考例61
1−[[(2−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(2−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル698mg(2.5mmol)を用いて標記化合物580mg(83%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.21-1.31(1H, m), 1.38-1.41(2H, m), 1.59(3H, d, J=10Hz), 1.67-1.72(2H, m), 1.98-2.04(2H, m), 6.49(1H, t, J=7Hz), 7.73(1H, br-s), 8.28(1H, d, J=7Hz), 10.21(1H, s), 12.19(1H, s), 12.53(1H, br-s)
参考例62
1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに6−ヒドロキシニコチン酸1.39g(10mmol)を用いて標記化合物869mg(31%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.41(1H, m), 1.43-1.58(2H, m), 1.61-1.75(3H, m), 1.89-1.99(2H, m), 2.11-2.19(2H, m), 3.74(3H, s), 6.43(1H, s), 6.53(1H, d, J=10Hz), 7.82(1H, dd, J=10Hz, 2Hz), 8.05(1H, d, J=2Hz)
参考例63
1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル869mg(3.1mmol)を用いて標記化合物818mg(94%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.19-1.31(1H, m), 1.42-1.57(5H, m), 1.67-1.78(2H, m), 2.01-2.11(2H, m), 6.34(1H, d, J=10Hz), 7.84(1H, dd, J=10Hz, 2Hz), 7.95(1H, s), 8.05(1H, d, J=2Hz), 11.90-12.18(2H, m)
参考例64
1−[[1−オキソ−3−(2−フラニル)プロピル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに3−(2−フリル)プロピオン酸420mg(3mmol)を用いて標記化合物478mg(57%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.38(3H, m), 1.57-1.65(3H, m), 1.78-1.85(2H, m), 1.96-2.01(2H, m), 2.56(2H, t, J=7Hz), 2.98(2H, t, J=7Hz), 3.69(3H, s), 5.56(1H, br-s), 6.06(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.29(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 7.31(1H, dd, J=3Hz, 2Hz)
参考例65
1−[[[1−(2−プロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに1−(2−プロポキシカルボニル)ニペコチン酸646mg(3mmol)を用いて標記化合物979mg(92%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24(6H, d, J=6Hz), 1.25-1.44(3H, m), 1.56-1.70(5H, m), 1.79-1.90(4H, m), 1.98-2.07(2H, m), 2.26-2.34(1H, m), 2.75-2.88(2H, m), 3.69(3H, s), 4.17(2H, br-s), 4.86-4.96(1H, m), 5.58(1H, s)
参考例66
1−[[[1−(2−プロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[[1−(2−プロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル979mg(2.76mmol)を用いて標記化合物940mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.28(7H, m), 1.34-1.39(3H, m), 1.62-1.71(6H, m), 1.85-1.91(4H, m), 2.05-2.09(2H, m), 2.33-2.36(1H, m), 2.74-2.84(2H, m), 4.21(1H, br-s), 4.91(1H, q, J=7Hz), 5.67(1H, s)
参考例67
1−[[[1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに1−エトキシカルボニルニペコチン酸604mg(3mmol)を用いて標記化合物976mg(95%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.26(3H, t, J=7Hz), 1.25-1.42(3H, m), 1.55-1.70(3H, m), 1.81-1.86(4H, m), 2.01-2.05(3H, m), 2.26-2.32(1H, m), 2.80-2.89(2H, m), 3.69(3H, s), 4.08-4.23(3H, m), 4.13(2H, q, J=7Hz), 5.54(1H, br-s)
参考例68
1−[[[1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[[1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル976mg(2.87mmol)を用いて標記化合物935mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25(3H, t, J=7Hz), 1.30-1.42(3H, m), 1.62-1.72(5H, m), 1.85-1.91(4H, m), 2.06-2.09(2H, m), 2.34-2.39(1H, m), 2.79-2.90(2H, m), 4.10-4.25(3H, m), 4.13(2H, q, J=7Hz), 5.69(1H, s)
参考例69
1−[[[1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−カルボン酸670mg(3mmol)を用いて標記化合物910mg(80%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.43(3H, m), 1.53-1.69(3H, m), 1.74-1.90(4H, m), 1.91-2.05(4H, m), 2.43-2.48(1H, m), 2.89-3.21(2H, m), 3.79(3H, s), 4.40-4.56(2H, m), 5.58(1H, br-s), 6.47(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 6.95(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.48(1H, dd, J=3Hz, 1Hz)
参考例70
1−[[[1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[[1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル910mg(2.4mmol)を用いて標記化合物196mg(23%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.17-1.25(1H, m), 1.40-1.58(7H, m), 1.58-1.62(2H, m), 1.73-1.76(2H, m), 1.93-1.96(2H, m), 2.51-2.61(1H, m), 2.80-3.11(2H, m), 4.22-4.33(2H, m), 6.61(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 6.95(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.78(1H, s), 7.82(1H, dd, J=3Hz, 1Hz)
参考例71
1−[[[(2−フラニルカルボニル)アミノ]アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりにN−(2−フラニルカルボニル)グリシン507mg(3mmol)を用いて標記化合物781mg(88%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.38(1H, m), 1.39-1.50(2H, m), 1.58-1.69(3H, m), 1.85(2H, td, J=9Hz, 4Hz), 2.02-2.10(2H, m), 3.70(3H, s), 4.15(2H, d, J=6Hz), 6.51(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 6.67(1H, s), 7.13(2H, m), 7.47(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例72
1−[[[(2−フラニルカルボニル)アミノ]アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[[(2−フラニルカルボニル)アミノ]アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル781mg(2.7mmol)を用いて標記化合物320mg(41%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.12-1.25(1H, m), 1.39-1.58(5H, m), 1.64(2H, td, J=13Hz, 4Hz), 1.90-2.02(2H, m), 3.88(2H, d, J=6Hz), 6.62(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.13(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.84(1H, d, J=1Hz), 7.87(1H, s), 8.38(1H, d, J=6Hz)
参考例73
1−[[(ベンゾイルアミノ)アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりにN−ベンゾイルグリシン538mg(3mmol)を用いて標記化合物812mg(81%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.38(1H, m), 1.48(2H, td, J=9Hz, 4Hz), 1.58-1.71(3H, m), 1.84(2H, dt, J=9Hz, 4Hz), 2.02-2.10(2H, m), 3.70(3H, s), 4.21(2H, d, J=7Hz), 7.08(1H, br-s), 7.26-7.46(3H, m), 7.54(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.84(2H, dd, J=8Hz, 1Hz)
参考例74
1−[[(ベンゾイルアミノ)アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例16に準ずる方法で、1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[(ベンゾイルアミノ)アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル812mg(2.4mmol)を用いて標記化合物724mg(93%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.09-1.67(8H, m), 1.96(2H, d, J=11Hz), 3.93(2H, d, J=6Hz), 7.47(2H, td, J=6Hz, 1Hz), 7.52-7.55(1H, m), 7.86-7.89(3H, m), 8.64(1H, t, J=6Hz)
参考例75
1−[[(2−フラニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシサンカルボン酸 メチルエステル
ジ−t−ブチル ジカーボネート65.48g(0.3mol)の無水トルエン300ml溶液にジメチルアミノピリジン3.67g(30mmol)を加え、室温にて15分間撹拌した。反応液に1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル47.17g(0.3mol)の無水トルエン100ml溶液を加え、室温にて1時間撹拌した。更にトリエチルアミン60.71g(0.6mol)及びフルフリルアルコール44.1g(0.45mol)を加えた後、3時間加熱還流した。反応液を室温に戻して減圧下にて濃縮した。得たれた残留物を乳鉢にて粉砕し、塩酸5mlと水3lの混合溶液中で18時間撹拌した。得られた結晶を濾取して標記化合物74.37g(88%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.36(1H, m), 1.38-1.51(2H, m), 1.55-1.65(3H, m), 1.80-1.88(2H, m), 1.93-2.04(2H, m), 3.71(3H, br-s), 4.93(1H, br-s), 5.04(2H, s), 6.36(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.41(1H, d, J=3Hz), 7.43(1H, d, J=2Hz)
参考例76
1−[[(2−フラニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシサンカルボン酸
1−[[(2−フラニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシサンカルボン酸 メチルエステル28.13(0.1mol)を2N−水酸化ナトリウム水溶液150mlとテトラヒドロフラン200mlの混合溶液に加え、18時間加熱還流した。溶媒を留去後、残留物に水を加えジエチルエーテルにて洗浄した。水層に硫酸水素カリウムを加えて酸性にした後、酢酸エチルにて2回抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物にジイソプロピルエーテルを加え、18時間撹拌した。得られた結晶を濾取して標記化合物19.89g(74%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24-1.37(1H, m), 1.38-1.52(2H, m), 1.59-1.71(3H, m), 1.82-1.93(2H, m), 1.99-2.12(2H, m), 4.99(1H, br-s), 5.07(2H, s), 6.37(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.42(1H, d, J=3Hz), 7.43(1H, d, J=2Hz)
参考例77
1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
ジ−t−ブチル ジカーボネート6.55g(30mmol)の塩化メチレン150ml溶液にN,N−ジメチルアミノピリジン366mg(3mmol)及び1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル6.99g(30mmol)の塩化メチレン溶液を加え、室温にて30分攪拌した後、トリエチルアミン6.07g(60mmol)及び1−フェニルピペラジン5.11g(33mmol)の塩化メチレン溶液を加え室温にて一晩攪拌した。反応液を濃縮し、酢酸エチルを加え水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去した後、得られた結晶をジエチルエーテルで洗浄して標記化合物8.88g(70%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.37(1H, m), 1.42-1.51(2H, m), 1.50-1.69(3H, m), 1.82-1.91(2H, m), 2.03-2.10(2H, m), 3.17(4H, t, J=5Hz), 3.54(4H, t, J=5Hz), 4.60(1H, br-s), 5.15(2H, s), 6.89-6.94(3H, m), 7.26-7.35(7H, m)
参考例78
1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例77で得た1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル8.88g(21mmol)をメタノール200mlに溶かし、10%パラジウムカーボン900mgを加え、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧下で濃縮し標記化合物6.96g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.30(1H, m), 1.36-1.42(2H, m), 1.50-2.05(5H, m), 2.06-2.14(2H, m), 3.24(4H, t, J=5Hz), 4.61(4H, t, J=5Hz), 4.51(1H, br-s), 6.92-6.95(2H, m), 7.28-7.32(3H, m)
参考例79
1−[[[4−(2−ピリジニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−フェニルピペラジンの代わりに1−(2−ピリジニル)ピペラジン3.43g(21mmol)を用いて標記化合物7.33g(87%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.26-1.35(1H, m), 1.42-1.53(2H, m), 1.60-1.68(3H, m), 1.83-1.92(2H, m), 2.02-2.10(2H, m), 3.52(4H, t, J=5Hz), 3.57(4H, t, J=5Hz), 4.58(1H, br-s), 5.15(2H, s), 6.63(1H, d, J=8Hz), 6.67(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.25-7.34(5H, m), 7.51(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 8.20(1H, dd, J=8Hz, 1Hz)
参考例80
1−[[[4−(2−ピリジニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[4−(2−ピリジニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル7.33g(17.4mmol)を用いて標記化合物5.75g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.43(2H, m), 1.60-1.72(4H, m), 1.89-1.99(2H, m), 2.06-2.13(2H, m), 3.61(4H, t, J=5Hz), 3.66(4H, t, J=5Hz), 4.61(1H, br-s), 6.65(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 6.69(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 7.52(1H, td, J=8Hz, 1Hz), 8.20(1H, dd, J=8Hz, 1Hz)
参考例81
1−[[[4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例77に順ずる方法で、1−フェニルピペラジンの代わりに1−(4−フルオロフェニル)ピペラジン3.78g(21mmol)を用いて標記化合物4.48g(51%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.35(1H, m), 1.40-1.51(2H, m), 1.55-1.70(3H, m), 1.85-1.93(2H, m), 2.02-2.09(2H, m), 3.07(4H, t, J=5Hz), 3.53(4H, t, J=5Hz), 4.60(1H, br-s), 5.15(2H, s), 6.87(2H, ddd, J=9Hz, 6Hz, 2Hz), 6.98(2H, ddd, J=9Hz, 6Hz, 2Hz), 7.25-7.35(5H, m)
参考例82
1−[[[4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル4.48g(10mmol)を用いて標記化合物3.56g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.31-1.43(3H, m), 1.60-1.75(3H, m), 1.89-2.01(2H, m), 2.05-2.13(2H, m), 3.14(4H, t, J=5Hz), 3.61(4H, t, J=5Hz), 4.55(1H, br-s), 6.89(2H, ddd, J=8Hz, 5Hz, 2Hz), 6.99(2H, ddd, J=8Hz, 5Hz, 2Hz)
参考例83
1−[[[4−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−フェニルピペラジンの代わりに1−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン4.83g(21mmol)を用いて標記化合物7.54g(77%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.37(1H, m), 1.42-1.53(2H, m), 1.59-1.70(3H, m), 1.85-1.94(2H, m), 2.02-2.10(2H, m), 3.21(4H, t, J=5Hz), 3.55(4H, t, J=5Hz), 4.60(1H, br-s), 5.15(2H, s), 7.05(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.09(1H, s), 7.12(1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.25-7.40(6H, m)
参考例84
1−[[[4−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[4−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル7.54g(15.4mmol)を用いて標記化合物5.92g(96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.36-1.44(2H, m), 1.60-1.75(4H, m), 1.91-2.00(2H, m), 2.05-2.14(2H, m), 3.30(4H, t, J=5Hz), 3.63(4H, t, J=5Hz), 4.63(1H, br-s), 7.07(1H, d, J=8Hz), 7.11(1H, s), 7.15(1H, d, J=8Hz), 7.38(1H, t, J=8Hz)
参考例85
1−[[(4−シクロヘキシル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−フェニルピペラジンの代わりに1−(シクロヘキシル)ピペラジン2.66g(15.8mmol)を用いて標記化合物3.21g(50%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.45(3H, m), 1.39-1.50(3H, m), 1.51-1.67(6H, m), 1.89-1.90(6H, m), 2.01-2.07(2H, m), 2.22-2.30(1H, m), 2.54(4H, t, J=5Hz), 3.38(4H, t, J=5Hz), 4.53(1H, br-s), 5.14(2H, s), 7.25-7.34(5H, m)
参考例86
1−[[(4−シクロヘキシル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[(4−シクロヘキシル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.21g(7.5mmol)を用いて標記化合物2.53g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.05-1.19(1H, m), 1.10-1.19(2H, m), 1,20-1.32(2H, m), 1.58-1.97(13H, m), 2.03-2.12(2H, m), 2.35-2.44(1H, m), 2.67(4H, t, J=5Hz), 3.48(4H, t, J=5Hz), 4.59(1H, br-s)
参考例87
1−[[(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
ジ−t−ブチル ジカーボネート2.03g(9.3mmol)の塩化メチレン60ml溶液にN,N−ジメチルアミノピリジン114mg(0.9mmol)及び1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.17g(9.3mmol)の塩化メチレン溶液を加え室温にて30分攪拌した後、トリエチルアミン1.88g(18.6mmol)及び1−(ベンゾイル)ピペラジン1.86g(9.8mmol)の塩化メチレン溶液を加え室温にて一晩攪拌した。反応液を濃縮した後、残留物を酢酸エチルに溶かし水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去した後、得られた結晶をジエチルエーテルで洗浄して標記化合物3.60g(86%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.26-1.38(1H, m), 1.39-1.50(2H, m), 1.53-1.68(3H, m), 1.85-1.93(2H, m), 2.02-2.08(2H, m), 3.28-3.57(6H, m), 3.66-3.85(2H, m), 4.57(1H, br-s), 5.15(2H, s), 7.31-7.39(4H, m), 7.40-7.48(6H, m)
参考例88
1−[[(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.60g(8mmol)を用いて標記化合物2.88g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.34-1.42(2H, m), 1.59-1.74(2H, m), 1.85-2.10(6H, m), 3.42-3.58(6H, m), 3.70-3.87(2H, m), 4.60(1H, br-s), 7.39-7.47(5H, m)
参考例89
1−[[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−フェニルピペラジンの代わりに4−(フェニルメチル)ピペラジン5.82g(33mmol)を用い、また1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル5.14g(30mmol)を用いて標記化合物7.62g(68%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24(3H, t, J=7Hz), 1.24-1.39(1H, m), 1.40-1.49(2H, m), 1.55-1.64(3H, m), 1.80-1.89(2H, m), 1.97-2.04(2H, m), 2.44(4H, t, J=5Hz), 3.39(4H, t, J=5Hz), 3.52(2H, s), 4.17(2H, q, J=7Hz), 4.50(1H, br-s), 7.23-7.30(1H, m), 7.30-7.37(4H, m)
参考例90
1−[[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
1−[[(4−フェニルメチル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル7.62g(20mmol)のエタノール300ml溶液に1N 水酸化ナトリウム水溶液600mlを加え、2時間加熱還流した。反応液にエーテルを加わえて洗浄後、水層を濃塩酸で中和し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物を2.90g(42%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.28-1.38(2H, m), 1.60-1.71(4H, m), 1.88-1.98(2H, m), 2.01-2.10(2H, m), 2.49(4H, t, J=5Hz), 3.45(4H, t, J=5Hz), 3.55(2H, s), 4.43(1H, br-s), 7.24-7.34(5H, m)
参考例91
1−[[4−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例87に準ずる方法で、1−(ベンゾイル)ピペラジンの代わりに1−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)ピペラジン2.40g(11mmol)を用いて標記化合物3.53g(74%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.39(1H, m), 1.40-1.49(2H, m), 1.58-1.67(3H, m), 1.84-1.93(2H, m), 2.00-2.07(2H, m), 2.62(2H, t, J=6Hz), 2.98(2H, t, J=6Hz), 3.25-3.33(6H, m), 3.59-3.65(2H, m), 4.52(1H, br-s), 5.14(2H, br-s), 7.18-7.23(4H, m), 7.28-7.34(6H, m)
参考例92
1−[[[4−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[4−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.53g(7.4mmol)を用いて標記化合物2.87g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.28-1.53(3H, m), 1.57-1.70(3H, m), 1.84-1.97(2H, m), 2.00-2.08(2H, m), 2.63(2H, t, J=6Hz), 2.98(2H, m, J=6Hz), 3.33-3.41(6H, m), 3.67-3.71(2H, m), 4.78(1H, br-s), 7.18-7.25(3H, m), 7.27-7.34(2H, m)
参考例93
1−[[[4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例87に準ずる方法で、1−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)ピペラジンの代わりに1−(フェニルアセチル)ピペラジン1.23g(6mmol)を用いて標記化合物2.39g(87%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.36(1H, m), 1.37-2.06(2H, m), 1.55-1.66(3H, m), 1.83-1.92(2H, m), 1.98-2.03(2H, m), 3.20(2H, t, J=5Hz), 3.31(2H, t, J=5Hz), 3.41(2H, t, J=5Hz), 3.63(2H, t, J=5Hz), 3.74(2H, s), 4.49(1H, br-s), 5.12(2H, s), 7.24-7.32(10H, m)
参考例94
1−[[[4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[4−(フェニルアセチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.39g(5.2mmol)を用いて標記化合物1.94g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.29-1.39(3H, m), 1.58-1.70(3H, m), 1.86-1.96(2H, m), 1.99-2.07(2H, m), 3.26(2H, t, J=5Hz), 3.38(2H, t, J=5Hz), 3.50(2H, t, J=5Hz), 3.72(2H, t, J=5Hz), 3.76(2H, s), 4.50(1H, br-s), 7.23-7.30(3H, m), 7.30-7.35(2H, m)
参考例95
1−[(1−ピペリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例87に準ずる方法で、1−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)ピペラジンの代わりにピペリジン1.34g(15.8mmol)を用いて標記化合物4.59g(89%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.34(1H, m), 1.40-1.65(11H, m), 1.82-1.90(2H, m), 2.02-2.08(2H, m), 3.32(4H, t, J=5Hz), 4.53(1H, br-s), 5.14(2H, s), 7.29-7.35(5H, m)
参考例96
1−[(1−ピペリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[(1−ピペリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル4.59g(12mmol)を用いて標記化合物3.05g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.41(4H, m), 1.56-1.70(8H, m), 1.85-1.96(2H, m), 2.05-2.13(2H, m), 3.89(4H, t, J=5Hz), 4.51(1H, br-s)
参考例97
1−[(1−ピロリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例87に準ずる方法で、1−(1−オキソ−3−フェニルプロピル)ピペラジンの代わりにピロリジン1.12g(15.8mmol)を用いて標記化合物3.23g(65%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.33(1H, m), 1.42-1.51(2H, m), 1.51-1.68(3H, m), 1.82-1.95(2H, m), 1.89(4H, t, J=7Hz), 2.02-2.10(2H, m), 3.35(4H, t, J=7Hz), 4.33(1H, br-s), 5.16(2H, s), 7.26-7.36(5H, m)
参考例98
1−[(1−ピロリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[(1−ピロリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.23g(9.8mmol)を用いて標記化合物2.35g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.29-1.42(3H, m), 1.58-1.72(3H, m), 1.88-2.00(6H, m), 2.05-2.14(2H, m), 3.40(4H, t, J=6Hz), 4.34(1H, br-s)
参考例99
1−[[(2−オキソ−1−ピペリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
ジ−t−ブチル ジカーボネート3.27g(15mmol)のトルエン60ml溶液にN,N−ジメチルアミノピリジン183mg(1.5mmol)及び1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3.50g(15mmol)のトルエン溶液を加え室温にて30分攪拌した後、トリエチルアミン3.04g(30mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン1.83g(15mmol)及び2−ピペリドン1.56g(15.8mmol)を加え一晩加熱還流した。反応液に酢酸エチルを加え水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物4.10g(76%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.21-1.30(1H, m), 1.42-1.53(2H, m), 1.61-1.69(3H, m), 1.78-1.90(6H, m), 2.06-2.15(2H, m), 2.54(2H, t, J=6Hz), 3.73(2H, t, J=6Hz), 5.16(2H, s), 7.27-7.35(5H, m), 9.85(1H, br-s)
参考例100
1−[[(2−オキソ−1−ピペリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[1−(2−オキソ−1−ピペリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル4.10g(11.4mmol)を用いて標記化合物2.95g(96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24-1.35(1H, m), 1.45-1.64(2H, m), 1.50-1.71(3H, m), 1.82-1.92(6H, m), 2.12-2.16(2H, m), 2.58(2H, t, J=6Hz), 3.80(2H, t, J=6Hz), 9.96(1H, br-s)
参考例101
1−[(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デク−8−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例87に準ずる方法で、1−(ベンゾイル)ピペラジンの代わりに1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン3.00g(21mmol)を用いて標記化合物5.70g(71%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.34(1H, m), 1.40-1.48(2H, m), 1.59-1.67(3H, m), 1.69(4H, t, J=6Hz), 1.84-1.93(2H, m), 2.00-2.08(2H, m), 3.47(4H, t, J=6Hz), 3.98(4H, s), 4.59(1H, br-s), 5.14(2H, s), 7.27-7.36(5H, m)
参考例102
1−[(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デク−8−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デク−8−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル5.70g(14.2mmol)を用いて標記化合物4.38g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.42(3H, m), 1.60-1.77(3H, m), 1.75(4H, t, J=6Hz), 1.88-2.01(2H, m), 2.05-2.14(2H, m), 3.54(4H, t, J=6Hz), 3.99(4H, s), 4.55(1H, br-s)
参考例103
1−[[[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)メチルアミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例87に準ずる方法で、1−(ベンゾイル)ピペラジンの代わりに2−[(メチルアミノ)メチル]−1,3−ジオキソラン2.46(21mmol)を用いて標記化合物6.05g(80%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.34(1H, m), 1.39-1.50(2H, m), 1.59-1.68(2H, m), 1.68-1.74(3H, m), 1.82-1.91(2H, m), 2.00-2.08(2H, m), 3.44-3.50(4H, m), 3.98(4H, s), 4.59(1H, br-s), 5.14(2H, s), 7.27-7.36(5H, m)
参考例104
1−[[[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)メチルアミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)メチルアミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル6.05g(16mmol)を用いて標記化合物4.45g(97%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.41(3H, m), 1.60-1.75(5H, m), 1.88-1.97(2H, m), 2.04-2.13(2H, m), 3.48-3.59(4H, m), 3.99(4H, s), 4.53(1H, br-s)
参考例105
1−[[(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例87に準ずる方法で、1−(ベンゾイル)ピペラジンの代わりにイソインドリン2.50(21mmol)を用いて標記化合物5.95g(79%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.38(1H, m), 1.45-1.70(5H, m), 1.89-1.97(2H, m), 2.07-2.16(2H, m), 4.48(1H, br-s), 4.73(4H, s), 5.17(2H, s), 7.25-7.31(7H, m), 7.31-7.36(2H, m)
参考例106
1−[[(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に準ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[(1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル5.95g(15.8mmol)を用いて標記化合物3.09g(68%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.30(1H, m), 1.35-1.48(2H, m), 1.59-1.76(3H, m), 1.96-2.05(2H, m), 2.10-2.17(2H, m), 4.40(1H, br-s), 4.78(4H, br-s), 7.24-7.35(4H, m)
参考例107
1−[[(2−オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.17g(9.3mmol)、トリエチルアミン1.04g(10mmol) のクロロホルム100ml溶液に2−オキソ−1−イミダゾリジンカルボニルクロリド1.38g(9.3mmol)を加え、60℃で4日間攪拌した。反応液を水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた結晶をジエチルエーテルで洗浄し標記化合物を2.64g(82%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.22-1.31(1H, m), 1.44-1.54(2H, m), 1.60-1.68(3H, m), 1.81-1.88(2H, m), 2.08-2.16(2H, m), 3.48(2H, t, J=7Hz), 3.93(2H, t, J=7Hz), 4.75(1H, br-s), 5.17(2H, s), 7.26-7.36(5H, m), 8.45(1H, br-s)
参考例108
1−[[(2−オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に順ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[(2−オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル2.64g(7.6mmol)を用いて標記化合物1.95g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.38(1H, m), 1.41-1.70(5H, m), 1.83-1.92(2H, m), 2.11-2.20(2H, m), 3.54(2H, t, J=8Hz), 4.01(2H, t, J=8Hz), 4.92(1H, br-s), 8.53(1H, br-s)
参考例109
1−[[(3−メチル−2−オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
1−[[(2−オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル1.50g(4.3mmol)、炭酸カリウム1.78g(12.9mmol)のアセトニトリル100ml溶液にヨウ化メチル1.83g(12.9mmol)を加え一晩加熱還流した。反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去した後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物710mg(50%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.21-1.30(1H, m), 1.42-1.56(2H, m), 1.61-1.69(3H, m), 1.79-1.88(2H, m), 2.08-2.17(2H, m), 2.86(3H, s), 3.40(2H, t, J=8Hz), 3.81(2H, t, J=8Hz), 5.17(2H, s), 7.30-7.36(5H, m), 8.55(1H, br-s)
参考例110
1−[[(3−メチル−2−オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例78に順ずる方法で、1−[[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[(3−メチル−2−オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル710mg(2mmol)を用いて標記化合物539mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.33(1H, m), 1.42-1.53(2H, m), 1.61-1.70(3H, m), 1.82-1.89(2H, m), 2.11-2.20(2H, m), 2.89(3H, s), 3.46(2H, dd, J=10Hz, 8Hz), 3.91(2H, dd, J=10Hz, 8Hz), 8.66(1H, br-s)
参考例111
1−[[(2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル472mg(3mmol)、及び、1−フェニルピペラジンの代わりに2,5−ジヒドロピロール311mg(4.5mmol)を用いて標記化合物698mg(92%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.38(1H, m), 1.42-1.53(2H, m), 1.53-1.69(3H, m), 1.82-1.92(2H, m), 2.01-2.10(2H, m), 3.73(3H, s), 4.18(4H, s), 4.31(1H, s), 5.82(2H, s)
参考例112
1−[[(2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例90に準ずる方法で、1−[[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステルの代わりに、1−[[(2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル698mg(2.8mmol)を用い標記化合物453mg(69%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.34-1.73(6H, m), 1.92-2.22(2H, m), 2.24-2.36(2H, m), 4.23(5H, br-s), 5.87(2H, br-s)
参考例113
1−[(1H−ピロール−1−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル1g(6.36mmol)、及び、1−フェニルピペラジンの代わりにピロール512mmol(7.6mmol)を用いて標記化合物1.52g(95%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.36-1.57(3H, m), 1.65-1.74(3H, m), 1.91-2.02(2H, m), 2.08-2.19(2H, m), 3.74(3H, s), 5.58(1H, s), 6.28(2H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.19(2H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例114
1−[(1H−ピロール−1−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例90に準ずる方法で、1−[[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステルの代わりに、1−[[(1H−ピロール−1−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル1.52g(6mmol)を用い標記化合物839mg(58%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.15-1.61(4H, m), 1.69-1.81(2H, m), 1.83-1.98(2H, m), 2.08-2.19(2H, m), 6.12(2H, s), 6.21(1H, d, J=2Hz), 7.42(2H, d, J=2Hz), 7.88(1H, dr-s)
参考例115
1−[(3−チアゾリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
ジ−t−ブチル ジカーボネート1.39mg(6.36mmol)の塩化メチレン10ml溶液にN,N−ジメチルアミノピリジン78mg(0.6mmol)及び1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル1g(6.36mmol)の塩化メチレン溶液を加え室温にて30分攪拌した後、トリエチルアミン1.29g(12.7mmol)及びチアゾリジン680mg(7.6mmol)の塩化メチレン溶液を加え室温にて一晩攪拌した。反応液を濃縮した後、残留物を酢酸エチルに溶かし、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去した後、残留物にテトラヒドロフラン及び、1N水酸化ナトリウム水溶液を加え3時間加熱還流した。反応液にエーテルを加わえて洗浄後、水層を濃塩酸で中和し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物を1.1g(66%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.08-1.25(1H, m), 1.36-1.69(6H, m), 1.82-2.01(3H, m), 2.93(2H, t, J=7Hz), 3.59(2H, t, J=7Hz), 4.43(2H, s), 6.44(1H, s), 11.99(1H, br-s)
参考例116
1−[[[(2−フラニルメチル)メチルアミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル2.83g(18mmol)、及び、1−フェニルピペラジンの代わりに(2−フラニルメチル)メチルアミン2.18g(18mmol)を用いて標記化合物4.27g(78%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.47(3H, m), 1.57-1.68(3H, m), 1.80-1.85(2H, m), 1.97-2.20(2H, m), 2.94(3H, s), 3.71(3H, s), 4.42(2H, s), 4.74(1H, s), 6.24(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 6.34(1H, dd, J=3Hz, J=3Hz, 2Hz), 7.37(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例117
1−[[[(2−フラニルメチル)メチルアミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例90に準ずる方法で、1−[[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステルの代わりに、1−[[[(2−フラニルメチル)メチルアミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル4.27g(14mmol)を用い標記化合物3.47g(84%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.12-1.23(1H, m), 1.38-1.52(5H, m), 1.58-1.64(2H, m), 1.80-2.22(2H, m), 2.81(3H, s), 4.42(2H, s), 6.03(1H, s), 6.24(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 6.40(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 7.57(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例118
1−[[(メチルフェニルアミノ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル472mg(3mmol)、及び、1−フェニルピペラジンの代わりにN―メチルアニリン643mg(6mmol)を用いて標記化合物834mg(96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.12-1.28(2H, m), 1.48-1.62(4H, m), 1.64-1.70(2H, m), 1.90-1.98(2H, m), 3.25(3H, s), 3.74(3H, s), 4.49(1H, s), 7.26-7.36(3H, m), 7.43-7.46(2H, m)
参考例119
1−[[(メチルフェニルアミノ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例90に準ずる方法で、1−[[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステルの代わりに1−[[(メチルフェニルアミノ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル834mg(2.87mmol)を用い標記化合物464mg(59%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.96-1.05(2H, m), 1.19-1.30(1H, m), 1.50-1.60(3H, m), 1.70-1.81(2H, m), 1.96-2.02(2H, m), 3.31(3H, s), 4.30(1H, s), 7.26-7.33(2H, m), 7.44(1H, t, J=9Hz), 7.51(2H, t, J=9Hz)
参考例120
1−[[[メチル(フェニルメチル)アミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例77に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル2.83g(18mmol)、及び、1−フェニルピペラジンの代わりにN−メチルベンジルアミン2.18g(18mmol)を用いて標記化合物4.27g(78%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.20-1.38(3H, m), 1.50-1.63(3H, m), 1.78-1.85(2H, m), 1.97-2.03(2H, m), 2.94(3H, s), 3.73(3H, s), 4.49(2H, s), 4.51(1H, s), 7.25-7.30(3H, m), 7.35(2H, dt, J=8Hz, 1Hz)
参考例121
1−[[[メチル(フェニルメチル)アミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例90に準ずる方法で、1−[[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステルの代わりに1−[[[メチル(フェニルメチル)アミノ]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル4.27g(14mmol)を用い標記化合物3.54g(86%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.16-2.04(1H, m), 1.39-1.47(5H, m), 1.58-1.65(2H, m), 1.97-2.22(2H, m), 2.79(3H, s), 4.44(2H, s), 6.00(1H, s), 7.21-7.34(5H, m)
参考例122
1−[[(2−オキソ−2H−ピラン−5−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
5−クマリンカルボン酸 N−ヒドロキシスクシンイミドエステル2.37g(10mmol)と、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸1.43g(10mmol)及びトリエチルアミン3.04g(30mmol)のジメチルホルムアミド溶液20mlを一晩攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、10%硫酸水素カリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し標記化合物1.42g(60%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.30-1.44(3H, m), 1.44-1.63(3H, m), 1.95-2.09(4H, m), 5.26(1H, d, J=9Hz), 7.62(1H, d, J=9Hz), 8.28(1H, d, J=15Hz), 9.68(1H, d, J=15Hz)
参考例123
1−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
氷冷下、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸22.6g(15.8mmol)及び炭酸ナトリウム25.0g(23.7mmol)のエーテル100ml及び水300mlの混合溶液に、4−フルオロベンゾイルクロリド25.0g(15.8mmol)のエーテル30ml溶液を滴下し、室温にて一晩攪拌した。エーテル層を分離した後、氷冷下に水層を濃塩酸で中和し、析出した結晶を濾取して標記化合物27.7g(66%)を得た。
参考例124
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
参考例1に準ずる方法で、フェニルアセチルクロリドの代わりに4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)安息香酸 塩酸塩2.36g(8.44mmol)を用いて標記化合物1.79g(46%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.94(3H, t, J=7Hz), 1.28-1.40(1H, m), 1.45-1.61(4H, m), 1.61-1.72(3H, m), 1.90-1.98(2H, m), 2.15-2.23(2H, m), 2.36(1H, t, J=6Hz), 2.37(1H, t, J=6Hz), 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.31(4H, t, J=5Hz), 5.16(2H, s), 6.13(1H, br-s), 6.89(2H, d, J=8Hz), 7.25-7.33(5H, m), 7.68(2H, d, J=8Hz)
参考例125
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例2に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル1.79g(3.86mmol) を用いて標記化合物1.43g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.95(3H, t, J=8Hz), 1.39-1.61(3H, m), 1.65-1.78(4H, m), 1.94-2.03(3H, m), 2.21-2.41(2H, m), 2.45-2.54(2H, m), 2.65-2.70(4H, m), 3.27-3.35(4H, m), 6.06(1H, br-s), 6.85(2H, d, J=8Hz), 7.65(2H, d, J=8Hz)
参考例126
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例15に準ずる方法で、3−フランカルボン酸の代わりに4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)安息香酸 塩酸塩1.00g(3.57mmol)を用いて標記化合物602g(44%)を得た。
NMR(CDCl3,δ):0.94(3H, t, J=8Hz), 1.31-1.40(1H, m), 1.44-1.58(4H, m), 1.62-1.74(3H, m), 1.88-1.96(2H, m), 2.11-2.19(2H, m), 2.36(1H, t, J=6Hz), 2.37(1H, t, J=6Hz), 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.30(4H, t, J=5Hz), 3.72(3H, s), 6.12(1H, br-s), 6.89(2H, dd, J=2Hz, 7Hz), 7.69(2H, dd, J=2Hz, 7Hz)
参考例127
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル 塩酸塩
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル120mg(0.31mmol)の酢酸エチル10ml溶液に4N 塩酸/酢酸エチル溶液を1ml加え室温にて30分攪拌した。析出した結晶を濾取し標記化合物87mg(66%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):0.91(3H, t, J=8Hz), 1.21-1.35(1H, m), 1.47-1.62(5H, m), 1.70-1.81(4H, m), 2.02-2.10(2H, m), 3.01-3.14(4H, m), 3.15-3.28(2H, m), 3.50-3.58(2H, m), 3.82-4.02(5H, m), 7.04(2H, dd, J=2Hz, 7Hz), 7.79(2H, dd, J=2Hz, 7Hz), 8.11(1H, s)
参考例128
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 塩酸塩
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル600mg(1.55mmol)に4N塩酸3mlを加え6時間加熱還流した。室温まで冷却し析出した結晶を濾取して標記化合物258mg(41%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.05(3H, t, J=7Hz), 1.31-1.43(1H, m), 1.45-1.56(2H, m), 1.64-1.78(3H, m), 1.90-2.02(4H, m), 2.16-2.25(2H, m), 2.95-3.28(5H, m), 3.60-3.75(4H, m), 3.78-3.89(2H, m), 6.65(1H, br-s), 6.92(2H, d, J=8Hz), 7.97(2H, d, J=8Hz)
参考例129
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル
参考例15に準ずる方法で、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル塩酸塩の代わりに1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル塩酸塩741mg(3.57mmol)及び3−フランカルボン酸の代わりに4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)安息香酸 塩酸塩1.00g(3.57mmol)を用いて標記化合物928mg(65%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.94(3H, t, J=8Hz), 1.24(3H, t, J=7Hz), 1.30-1.41(1H, m), 1.43-1.71(7H., m), 1.88-1.97(2H, m), 2.10-2.20(2H, m), 2.36(1H, t, J=6Hz), 2.37(1H,t, J=6Hz), 3.31(4H, t, J=5Hz), 4.18(4H, t, J=5Hz), 4.20(2H, q, J=7Hz), 6.10(1H, br-s), 6.89(2H, dd, J=2Hz, 8Hz), 7.69(2H, dd, J=2Hz, 8Hz)
参考例130
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル 塩酸塩
参考例127に準ずる方法で、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル120mg(0.3mmol)を用いて標記化合物114mg(87%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):0.93(3H, t, J=8Hz), 1.11(3H, t, J=7Hz), 1.23-1.32(1H, m), 1.45-1.55(5H, m), 1.68-1.80(4H, m), 2.02-2.10(2H, m), 3.03-3.18(6H, m), 3.51-3.62(2H, m), 3.95-4.04(2H, m), 4.02(2H, q, J=7Hz), 7.04(2H, d, J=8Hz), 7.78(2H, d, J=8Hz), 8.10(1H, s)
参考例131
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 塩酸塩
参考例128に準ずる方法で、1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステルの代わりに1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 エチルエステル800mg(1.99mmol)を用いて標記化合物197mg(24%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.05(3H, t, J=7Hz), 1.31-1.43(1H, m), 1.45-1.56(2H, m), 1.64-1.78(3H, m), 1.90-2.02(4H, m), 2.16-2.25(2H, m), 2.95-3.28(5H, m), 3.60-3.75(4H, m), 3.78-3.89(2H, m), 6.65(1H, br-s), 6.92(2H, d, J=8Hz), 7.97(2H, d, J=8Hz)
参考例132
2−(フェニルメチル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例2で得られた1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸784mg(3mmol)の塩化メチレン20ml溶液に塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド633mg(3.3mmol)を加えた。室温で4時間攪拌した後、減圧下で反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物625mg(86%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.48-1.51(1H, m), 1.56-1.70(3H, m), 1.70-1.79(6H, m), 3.79(2H, s), 7.28-7.36(5H, m)
参考例133
2−(2−フェニルエチル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(1−オキソ−3−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸826mg(3mmol)を用いて標記化合物764mg(99%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.47-1.55(4H, m), 1.57-1.78(6H, m), 2.79(2H, t, J=7Hz), 3.02(2H, t, J=7Hz), 7.20-7.23(3H, m), 7.28-7.31(2H, m)
参考例134
2−フェニル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(ベンゾイル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸742mg(3mmol)を用いて標記化合物633mg(92%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.52-1.58(1H, m), 1.63-1.78(3H, m), 1.79-1.89(6H, m), 7.47(1H, td, J=7Hz, 1Hz), 7.49(1H, td, J=7Hz,1Hz), 7.56(1H, td, J=7Hz,1Hz), 8.02(2H, m)
参考例135
2−(4−ビフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(4−ビフェニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸970mg(3mmol)を用いて標記化合物914mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.52(2H, m), 1.63-1.71(1H, m), 1.72-1.80(2H, m), 1.81-1.90(5H, m), 7.39-7.42(1H, m), 7.47-7.50(2H, m), 7.63(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 7.65(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 7.71(1H, d, J=7Hz, 1Hz), 7.72(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 8.07(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 8.08(1H, dd, J=7Hz, 1Hz)
参考例136
2−(2−ナフチル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(2−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸595mg(2mmol)を用いて標記化合物562mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.54-1.68(1H, m), 1.69-1.76(1H, m), 1.78-1.94(8H, m), 7.26-7.62(2H, m), 7.89(1H, d, J=8Hz), 7.92(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 7.95(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 8.09(1H, dd, J=8Hz, 1Hz), 8.49(1H, d, J=1Hz)
参考例137
2−(1−ナフチル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例11で得られた、1−[(1−ナフチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル1.35g(3.5mmol)をメタノール50mlに溶かし、10%パラジウムカーボン150mgを加え、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物を塩化メチレン30mlに溶かし、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド633mg(3.3mmol)を加えた。室温で4時間攪拌した後、減圧下で反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物738mg(88%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.68(3H, m), 1.70-2.00(7H, m), 7.53-7.60(2H, m), 7.67(1H, td, 7Hz, 1Hz), 7.92(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 8.03(1H, d, J=7Hz), 8.17(1H, dd, J=7Hz, 1Hz), 9.33(1H, dd, J=7Hz, 1Hz)
参考例138
2−[(RS)−2,3−テトラヒドロベンゾフラン−2−イル] −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[[(RS)−2,3−テトラヒドロベンゾフラン−2−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 868mg(3mmol)を用いて標記化合物686mg(87%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.43-1.82(10H, m), 3.56(2H, d, J=9Hz), 5.46(1/2H, d, J=10Hz), 5.48(1/2H, d, J=10Hz), 6.89(1H, td, 8Hz, 1Hz), 6.93(1H, dd, H=8Hz, 1Hz), 7.16(1H, td, J=8Hz,1Hz), 7.21(1H, dd, J=8Hz, 1Hz)
参考例139
2−(2−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸53.2g(224mmol)を用いて標記化合物49.8g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.53-1.57(1H, m), 1.66-1.86(9H, m), 6.58(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 7.09(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.65(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例140
2−(3−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸4.48g(18.9mmol)を用いて標記化合物4.02g(97%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.54-1.57(1H, m), 1.63-1.86(9H, m), 6.86(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.51(1H, t, J=2Hz), 7.99(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例141
2−[2−(2−フラニル)エテニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸10.0g(38mmol)を用いて標記化合物8.92g(96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.26-1.54(2H, m), 1.66-1.84(8H, m), 6.48(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 6.53(1H, d, J=16Hz), 6.60(1H, d, J=2Hz), 7.22(1H, d, J=16Hz), 7.51(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例142
2−シクロヘキシル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸4.15g(16.3mmol)を用いて標記化合物3.75g(98%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24-1.38(3H, m), 1.44-1.56(3H, m), 1.56-1.63(3H, m), 1.63-1.84(9H, m), 1.92-2.00(2H, m), 2.43-2.49(1H, m)
参考例143
2−(6−ベンゾチアゾリル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(6−ベンゾチアゾリルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸365mg(1.2mmol)を用いて標記化合物287mg(83%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.53-1.62(4H, m), 1.68-1.79(2H, m), 1.81-1.92(4H, m), 8.19(1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 8.22(1H, dd, J=9Hz, 1Hz), 8.65(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 9.15(1H, s)
参考例144
2−(2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(2−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸5.0g(20mmol)を用いて標記化合物4.46g(96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.51-1.59(1H, m), 1.61-1.69(1H, m), 1.71-1.88(8H, m), 7.14(1H, dd, J=5Hz,4Hz), 7.57(1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 7.70(1H, dd J=4Hz, 1Hz)
参考例145
2−(2−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例14で得られた1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸10 g(42mmol)及びトリエチルアミン6.1ml(44mmol)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液にクロルギ酸イソブチル6.0g(44mmol)を滴下し、室温にて1時間攪拌した。析出した結晶を濾去し、濾液を濃縮した。得られた結晶を水で洗浄し標記化合物8.95 g(97%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.53-1.57(1H, m), 1.66-1.86(9H, m), 6.58(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 7.09(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.65(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例146
2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(1,3−ベンゾジオキソール)−5−カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸5.8g(20mmol)を用いて標記化合物4.9g(90%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.51-1.57(1H, m), 1.63-1.75(3H, m), 1.76-1.88(6H, m), 6.05(2H, s), 6.87(1H, d, J=8Hz), 7.46(1H, d, J=2Hz), 7.55(1H, dd, J=8Hz, 2Hz)
参考例147
2−(2−ベンゾフラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(2−ベンゾフラニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸3.8g(13mmol)を用いて標記化合物3.4g(96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.51-1.74(2H, m), 1.78-1.94(8H, m), 7.33(1H, ddd, J=8Hz, 7Hz, 1Hz), 7.44(1H, d, J=1Hz), 7.46(1H, ddd, J=8Hz, 7Hz, 1Hz), 7.63(1H, ddd, J=8Hz, 2Hz, 1Hz), 7.70(1H, ddd, J=8Hz, 2Hz, 1Hz)
参考例148
2−(2−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(2−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸511mg(2mmol)を用いて標記化合物405mg(85%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.54-1.77(3H, m), 1.78-1.92(7H, m), 7.62(1H, ddd, J=7Hz, 5Hz, 2Hz), 7.87(1H, dt, J=7Hz, 2Hz), 8.04(1H, dd, J=5Hz, 2Hz), 8.82(1H, dd, J=5Hz, 2Hz)
参考例149
2−(3−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(3−チエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸253mg(1mmol)を用いて標記化合物234mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.52-1.87(10H, m), 7.40(1H, dd, J=5Hz, 3Hz), 7.60(1H, dd, J=5Hz, 1Hz), 8.00(1H, dd, J=3Hz, 1Hz)
参考例150
2−(3−エトキシ−2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(3−エトキシ−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸327mg(1mmol)を用いて標記化合物307mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.46(3H, t, J=7Hz), 1.49-1.84(10H, m), 4.22(2H, q, J=7Hz), 6.86(1H, d, J=6Hz), 7.42(1H, d, J=6Hz)
参考例151
2−[2−[(S)−1−フェニルエチル]] −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(S)−1−オキソ−2−フェニルプロピル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸275mg(1mmol)を用いて標記化合物257mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.51-1.78(13H, m), 3.89(1H, q, J=7Hz), 7.26-7.35(5H, m)
参考例152
2−(2−ピラジニル) −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(2−ピラジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸249mg(1mmol)を用いて標記化合物231mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.56-1.93(10H, m), 8.78(2H, m), 9.28(1H, t, J=3Hz)
参考例153
2−(5−メチルイソキサゾール−4−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
塩化チオニル3mlに5−メチルイソオキサゾール−4−カルボン酸1g(7.87mmol)を加え一晩攪拌した。減圧下、反応液を濃縮し、得られた残留物を1−アミノシクロヘキサンカルボン酸1.13g(7.87mmol)及び、炭酸水素ナトリウム6.6g(79mmol)のトルエン30ml−水30ml溶液に加えた。室温で一晩攪拌した後、トルエン層を分離した。水層を硫酸水素カリウムで中和し酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒しを留去し、塩化メチレンを加え、氷冷下で塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド332mg(1.73mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、減圧下、反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物295mg(16%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.59(1H, m), 1.64-1.72(2H, m), 1.76-1.83(7H, m), 2.75(3H, s), 8.55(1H, s)
参考例154
2−シクロペンチル−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−アミノシクロヘキサンカルボン酸2.16g(15mmol)及び、炭酸ナトリウム4.8g(45mmol)の酢酸エチル50ml−水50ml溶液に、氷冷下、シクロペンタンカルボニルクロライド1.98g(15mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、酢酸エチルを加え、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和重曹水、次いで飽和食塩水で洗浄した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、塩化メチレンを加え、氷冷下で塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド1.59g(8.3mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、減圧下、反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物1.41g(42%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.53-1.65(5H, m), 1.67-1.76(4H, m), 1.86-1.95(8H, m), 2.80-2.89(2H, m)
参考例155
2−(5−メチル−2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(5−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸294mg(1.1mmol)を用いて標記化合物273mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.53-1.62(3H, m), 1.71-1.84(7H, m), 2.55(3H, s), 6.79(1H, d, J=3Hz), 7.50(1H, d, J=3Hz)
参考例156
2−(4−メトキシフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸305mg(1.1mmol)を用いて標記化合物288mg(90%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.51-1.60(1H, m), 1.61-1.73(3H, m), 1.76-1.90(6H, m), 3.87(3H, s), 6.96(2H, dd, J=7Hz, 2Hz), 7.94(2H, dd, J=7Hz, 2Hz)
参考例157
2−(3−メチル−2−チエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(3−メチル−2−チエニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸249mg(1.1mmol)を用いて標記化合物249mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.60(1H, m), 1.65-1.78(3H, m), 1.78-1.90(6H, m), 2.58(3H, s), 6.95(1H, d, J=5Hz), 7.42(1H, d, J=5Hz)
参考例158
2−(3−メチル−2−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(3−メチル−2−フラニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸902mg(3.59mmol)を用いて標記化合物233mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.48-1.61(1H, m), 1.62-1.89(9H, m), 2.36(3H, s), 6.40(1H, d, J=1Hz), 7.52(1H, d, J=1Hz)
参考例159
2−(3−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(3−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸523mg(2.11mmol)を用いて標記化合物486mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.90(10H, m), 7.42(1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 8.27(1H, d, J=8Hz), 8.78(1H, d, J=5Hz), 9.00(1H, s)
参考例160
2−(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸187mg(0.75mmol)を用いて標記化合物172mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.44-1.85(10H, m), 3.40(3H, s), 6.18(1H, dd, J=4Hz, 3Hz), 6.82-6.86(2H, m)
参考例161
2−[(R)−1−フェニルエチル] −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[((R)−1−オキソ−2−フェニルプロピル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸303mg(1.1mmol)を用いて標記化合物257mg(90%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.45-1.65(7H, m), 1.67-1.80(6H, m), 3.89(1H, q, J=7Hz), 7.26-7.34(5H, m)
参考例162
2−(1H−インドール−5−イルカルボニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(1H−インドール−5−イルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸329mg(1.2mmol)を用いて標記化合物258mg(80%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.56-1.89(10H, m), 6.65(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 7.26-7.36(1H, m), 7.46(1H, d, J=9Hz), 7.88(1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 8.32(1H, s), 8.35(1H, br-s)
参考例163
2−(1−シクロペンテニルカルボニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(1−シクロペンテニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸237mg(1mmol)を用いて標記化合物219mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.53-1.82(10H, m), 1.99-2.10(2H, m), 2.55-2.69(2H, m), 2.69-2.80(2H, m), 6.65-6.67(1H, m)
参考例164
2−(4−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[(4−ピリジニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸552mg(2.2mmol)を用いて標記化合物450mg(88%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.92(10H, m), 7.85(2H, dd, J=5Hz, 2Hz), 8.80(2H, dd, J=5Hz, 2Hz)
参考例165
2−(1H−ピロール−2−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 200mg(0.85mmol)を用いて標記化合物184mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.51-1.65(1H, m), 1.65-1.86(9H, m), 6.32(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.87(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 7.01(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 9.37(1H, br-s)
参考例166
2−(6−ヒドロキシ−2−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(6−ヒドロキシ−2−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 278mg(1mmol)を用いて標記化合物250mg(97%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.52(1H, m), 1.78(9H, m), 6.85-6.79(2H, m), 7.50(1H, dd, J=9Hz, 7Hz)
参考例167
2−(2−ヒドロキシ−3−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(2−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸278mg(1mmol)を用いて標記化合物257mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.04-2.21(10H, m), 6.40-6.50(1H, m), 7.69-7.82(1H, m), 8.28-8.35(1H, m)
参考例168
2−(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(6−ヒドロキシ−3−ピリジニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸278mg(1mmol)を用いて標記化合物257mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.45-1.86(10H, m), 6.66(1H, d, J=10Hz), 8.02(1H, d, J=2Hz), 8.05(1H, dd, J=10Hz, 2Hz)
参考例169
2−[2−(2−フラニル)エチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例64で得られた1−[[1−オキソ−3−(2−フラニル)プロピル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル478mg(1.7mmol)のテトラヒドロフラン2ml溶液に、2N-NaOH水溶液1.7mlを加え、3時間加熱還流した。反応液にエーテルを加え、洗浄した。分離した水層を濃塩酸で中和した後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。次いで、残留物の塩化メチレン10ml及び、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド377mg(1.82mmol)を加え、室温で一晩攪拌した。減圧下で溶媒を留去し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物198mg(47%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.43-1.60(4H, m), 1.60-1.80(6H, m), 2.84(2H, t, J=7Hz), 3.05(2H, t, J=7Hz), 6.06(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 6.27(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.31(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例170
2−[1−[(2−プロポキシ)カルボニル]ピペリジン−4−イル] −3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[[1−(2−プロポキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸940mg(2.76mmol)を用いて標記化合物818mg(92%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24(6H, d, J=6Hz), 1.44-1.79(12H, m), 1.90-1.98(2H, m), 2.62-2.69(1H, m), 2.89-2.99(2H, m), 4.03-4.19(2H, m), 4.88-4.97(1H, m)
参考例171
2−[1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[[1−(エトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸935mg(2.86mmol)を用いて標記化合物730mg(83%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.26(3H, t, J=7Hz), 1.45-1.80(12H, m), 1.92-1.99(2H, m), 2.62-2.70(1H, m), 2.90-3.03(2H, m), 4.03-4.20(4H, m)
参考例172
2−[1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−イル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[[1−(2−フラニルカルボニル)ピペリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸196mg(0.56mmol)を用いて標記化合物185mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.49-1.68(5H, m), 1.68-1.80(5H, m), 1.80-1.92(2H, m), 2.03-2.10(2H, m), 2.75-2.83(1H, m), 3.05-3.31(2H, m), 4.28-4.40(2H, m), 6.48(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.00(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.48(1H, dd, J=3Hz, 1Hz)
参考例173
2−[[(2−フラニルカルボニル)アミノ]メチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[[(2−フラニルカルボニル)アミノ]アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸249mg(1mmol)を用いて標記化合物276mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.80(10H, m), 4.45(2H, d, J=6Hz), 6.53(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 6.90(1H, br-s), 7.18(1H, ddd, J=3Hz, 2Hz, 1Hz), 7.50(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例174
2−[(ベンゾイルアミノ)メチル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[(ベンゾイルアミノ)アセチル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸724mg(2.26mmol)を用いて標記化合物631mg(97%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.48-1.58(1H, m), 1.63-1.80(9H, m), 4.49(2H, d, J=5Hz), 6.76(1H, br-s), 7.48(2H, m), 7.55(1H, m), 7.83(2H, m)
参考例175
2−(4−フルオロフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−[(4−フルオロベンゾイル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸13.3g(50mmol)の無水酢酸30ml懸濁液を100℃で30分間撹拌した後、反応液を減圧下に濃縮した。残留物にトルエンを加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し標記化合8.5g(69%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.49-1.60(1H, m), 1.63-1.90(9H, m), 7.13-7.20(2H, m), 8.00-8.05(2H, m)
参考例176
2−[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例132に準ずる方法で、1−[(フェニルアセチル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸1.43g(3.86mmol)を用いて標記化合物1.33g(98%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.94(3H, t, J=8Hz), 1.50-1.61(3H, m), 1.61-1.69(1H, m), 1.69-1.76(2H, m), 1.79-1.84(6H, m), 2.35(1H, t, J=6Hz), 2.36(1H, t, J=6Hz), 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.35(4H, t, J=5Hz), 6.91(2H, dd, J=2Hz, 7Hz), 7.86(2H, dd, J=2Hz, 7Hz)
参考例177
2−[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン 塩酸塩
1−[[[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 塩酸塩631mg(1.54mmol)の無水酢酸18ml懸濁液を100℃で1時間攪拌した後、反応液を減圧下に濃縮した。得られた残査にトルエンを加え減圧下で留去することを3回行い、無水酢酸を共沸により除去し標記化合物500mg(83%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.05(3H, t, J=8Hz), 1.50-1.87(10H, m), 1.95-2.06(2H, m), 2.86-3.01, (4H, m), 3.59-3.68(2H, m), 3.79-3.90(4H, m), 6.91(2H, dd, 2Hz, 7Hz), 7.91(2H, dd, J=2Hz, 7Hz)
参考例178
N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール
氷冷下、1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシサンカルボン酸555mg(2mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール322mg(2.1mmol)及びL−バリノール206mg(2mmol)の塩化メチレン20ml溶液に、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド422mg(2.2mmol)を加えた後、室温にて18時間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮し、残留物に酢酸エチルを加え水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製して標記化合物662mg(91%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.87(3H, d, J=7Hz), 0.92(3H, d, J=7Hz), 1.28-1.46(3H, m), 1.52-1.70(3H, m), 1.73-1.82(1H, m), 1.85-2.03(4H, m), 2.76(1H, br-s), 3.42-4.47(1H,m), 3.65-3.74(2H, m), 5.02-5.16(3H, m), 6.36(1H, d, J=8Hz), 7.30-7.40(5H, m)
参考例179
N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシノール
参考例178に準ずる方法で、L−バリノールの代わりにL−ノルロイシノール234mg(2mmol)を用いて標記化合物350mg(75%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.88(3H, t, J=7Hz), 1.23-1.52(9H, m), 1.58-1.70(3H, m), 1.83-2.04(4H, m), 2.83(1H, br-s), 3.34-3.40(1H, m), 3.70(1H, br-s), 3.89(1H, br-s), 5.02-5.13(3H, m), 6.26(1H, d, J=8Hz), 7.31-7.40(5H, m)
参考例180
N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール
2−(2−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン3.71g(16.9mmol)のトルエン100ml溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン8.81ml(50.6mmol)及びL−バリノール2.09g(20.2mmol)の塩化メチレン10mL溶液を加えて14時間加熱還流した。反応液を減圧下で濃縮し、残留物に酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥して減圧下で溶媒を留去した。残留物に酢酸エチルを加えて一晩撹拌した。得られた結晶を濾取して標記化合物4.06g(74.7%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.95(3H, d, J=7Hz), 1.32-1.56(3H, m), 1.58-1.76(3H, m), 1.80-1.90(1H, m), 1.96-2.08(2H, m), 2.14-2.24(2H, m), 3.00-3.06(1H, m), 3.52-3.58(1H, m), 3.68-3.78(2H, m), 6.49(1H, s), 6.53(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.75-6.77(1H, m), 7.14(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.49(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例181
N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール
アルゴン雰囲気下、テトラヒドロフラン2mlのN−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン200mg(0.59mmol)とトリエチルアミン60mg(0.59mmol)溶液に、クロロ炭酸イソプロピル72mg(0.59mmol)を氷冷下で加えた。0度で2時間攪拌した後、反応液をろ過し、ホウ素化水素ナトリウム45mg(1.2mmol)の水1ml溶液にあけ、一晩攪拌した。反応液に、酢酸エチルを加え、順に10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、得られた結晶をエーテルで洗浄し標記化合物30mg(16%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.95(3H, d, J=7Hz), 1.32-1.56(3H, m), 1.58-1.76(3H, m), 1.80-1.90(1H, m), 1.96-2.08(2H, m), 2.14-2.24(2H, m), 3.00-3.06(1H, m), 3.52-3.58(1H, m), 3.68-3.78(2H, m), 6.49(1H, s), 6.53(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.75-6.77(1H, m), 7.14(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.49(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例182
N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノ−ル
アルゴン雰囲気下、リチウムアルミニウムハイドライド31mg(0.82mmol)をフラスコに入ったジエチルエーテル1mlに加えた。氷零下、フラスコに上記化合物0.3g(0.82mmol)のテトラヒドロフラン溶液1mlを加え、一時間半攪拌した。反応液に氷水を加えた。酢酸エチルを加え順に10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた結晶をエーテルで洗浄し、標記化合物155mg(60%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.95(3H, d, J=7Hz), 1.32-1.56(3H, m), 1.58-1.76(3H, m), 1.80-1.90(1H, m), 1.96-2.08(2H, m), 2.14-2.24(2H, m), 3.00-3.06(1H, m), 3.52-3.58(1H, m), 3.68-3.78(2H, m), 6.49(1H, s), 6.53(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.75-6.77(1H, m), 7.14(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.49(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例183
N−[[1−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシノール
参考例179に準ずる方法で、1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシサンカルボン酸の代わりに1−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸513mg(2mmol)を用いて標記化合物215mg(30%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.89(3H, t, J=7Hz), 1.26-1.56(9H, m), 1.60-1.73(3H, m), 1.85-2.05(4H, m), 3.33-3.43(5H, m), 3.54(1H, t, J=7Hz), 3.66-3.73(4H, m), 3.76-3.82(1H, m), 3.83-3.93(1H, m), 4.64(1H, br-s), 6.35(1H, d, J=8Hz)
参考例184
N−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−バリノール
参考例178に準ずる方法で、1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシサンカルボン酸の代わりにN−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシンを用いて標記化合物659mg(94%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.83-0.99(12H, m), 1.46-1.74(3H, m), 1.78-1.90(1H, m), 2.42(1H, br-s), 3.57-3.72(3H, m), 4.10-4.17(1H, m), 5.04-5.17(3H, m), 6.22(1H, d, J=7Hz), 7.27-7.39(5H, m)
参考例185
N−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−ノルロイシノール
参考例178に準ずる方法で、1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシサンカルボン酸の代わりにN−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシンをL−バリノールの代わりにL−ノルロイシノール用いて標記化合物421mg(58%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.88(3H, t, J=7Hz), 0.95(6H, d, J=7Hz), 1.23-2.72(9H, m), 2.44(1H, br-s), 3.47-3.71(2H, m), 3.89(1H, br-s), 4.10-4.17(1H, m), 5.08-5.16(3H, m), 6.10(1H,d ,J=6Hz), 7.31-7.39(5H, m)
参考例186
N−[N−(4−モルホリニルカルボニル)−L−ロイシル]−L−ノルロイシノール
参考例185で得られたN−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−ノルロイシノール700mg(2mmol)のメタノール10ml溶液に、10%パラジウムカーボン70mgを加え、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧下で濃縮した。残留物に塩化メチレン20ml及びトリエチルアミン404mg(4mmol)を加えた。この混合液に氷冷下、4−モルホリンカルボニルクロリド299mg(2mmol)の塩化メチレン3ml溶液を加えた。反応液を室温に戻して一晩攪拌した。反応液を水次いで飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥して減圧下に溶媒を留去した。残留物にエーテルを加えて洗浄し、標記化合物488mg(71%)で得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.89(3H, t, J=7Hz), 0.94(3H, d, J=7Hz), 0.96(3H, d, J=7Hz), 1.23-1.37(4H, m), 1.43-1.72(5H, m), 2.67(1H, br-s), 3.31-3.44(4H, m), 3.52-3.60(1H, m), 3.65-3.73(5H, m), 3.82-3.89(1H, m), 4.24-4.32(1H, m), 4.82(1H, d, J=8Hz), 6.31(1H, d, J=8Hz)
参考例187
N−[N−(2−フラニルカルボニル)−L−ロイシル]−L−バリノール
参考例184で得られたN−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−バリノール350mg(1mmol)のメタノール10ml溶液に、10%パラジウムカーボン30mgを加え、水素雰囲気下室温で一晩攪拌した。反応液を濾過した後、濾液を減圧下で濃縮した。残留物に酢酸エチル10ml、水10ml更に炭酸ナトリウム159mg(1.5mmol)を加えた。
この混合液に氷冷下、2−フランカルボニルクロリド131mg(1mmol)の酢酸エチル3ml溶液を加えた。反応液を室温に戻して一晩攪拌した。反応液の水層を分取し、酢酸エチルにて抽出した。有機層を合わせ10%硫酸水素カリウム次いで飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物にエーテルを加え、結晶を洗浄して標記化合物268mg(86%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.91(3H, t, J=7Hz), 0.93(3H, t, J=7Hz), 0.97(3H, t, J=7Hz), 0.99(3H, t, J=7Hz), 1.65-1.94(4H, m), 2.47(1H, t, J=5Hz), 3.63-3.74(3H, m), 4.54-4.62(1H, m), 6.42(1H, d, J=7Hz), 6.52(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.68(1H, d, J=8Hz), 7.14(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.47(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例188
N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリンエチルエステル
L-バリンエチルエステル塩酸塩5g(27mmol)と2−(2−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4,5]デク−1−エン−4−オン5g(22.8mmol)が入ったフラスコに、ジメチルホルムアミド30mlを加えた。次いで、ジイソプロピルエチルアミン3.53g(27.4mmol)を加え、3日間攪拌した。減圧下溶媒を留去したのち、酢酸エチルを加え、順に10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、シリカゲルクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物を8.3g(定量的)に得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.89(3H, d, J=7Hz), 0.94(3H, d, J=7Hz), 1.25(3H, t, J=7Hz), 1.35-1.70(6H, m), 1.98-2.01(2H, m), 2.19-2.23(2H, m), 2.31-2.39(1H, m), 4.11-4.19(2H, m), 4.49(1H, dd, J=9Hz, 5Hz), 6.34(1H, s), 6.53(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.15(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.48(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.58(1H, d, J=9Hz)
実施例1
N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリン
L-バリン1.0g(9.1mmol)及び2−(2−フラニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4,5]デク−1−エン−4−オン2.0g(9.1mmol)にN−メチルモルホリン10mlを加え、一晩、加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し酢酸エチルを加え、10%硫酸水素カリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後した。減圧下溶媒を留去し、シリカゲルクロマトグラフィーにて精製して標記化合物384mg(12.5%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.97(3H, d, J=7Hz), 1.33-1.48(3H, m), 1.64-1.73(3H, m), 1.98(2H, dt, J=14Hz, 4Hz), 2.22-2.30(3H, m), 4.46(1H, m), 6.43(1H, s), 6.53(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 7.17(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.48(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.55(1H, d, J=8Hz)
参考例189
N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリナール
アルゴンガス雰囲気下、三酸化イオウピリジン錯塩1.50g(9.44mmol)の無水ジメチルスルホキシド10ml及び無水塩化メチレン溶液5mlに、氷冷下にてN,N−ジイソプロピルエチルアミン1.22g(9.44mmol)滴下し、15分間撹拌した。更に氷冷下、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール570mg(1.57mmol)の無水ジメチルスルホキシド3ml溶液を反応液に加え、同温度にて2時間撹拌した。反応液を氷−水にあけて酢酸エチルにて2回抽出した。有機層を10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物にジイソプロピルエーテル20mlを加え室温にて18時間撹拌した。得られた結晶を濾取して標記化合物435mg(77%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.88(3H, d, J=7Hz), 0.97(3H, d, J=7Hz), 1.22-1.44(3H, m), 1.59-1.70(3H, m), 1.85-2.15(4H, m), 2.22-2.34(1H, m), 4.48(1H, s), 4.96(1H, s), 5.11(2H, s), 7.10-7.41(6H, m), 9.59(1H, s)
参考例190
N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシナール
参考例189に準ずる方法で、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノールの代わりにN−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシノール465mg(1.24mmol)を用いて標記化合物350mg(75%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.88(3H, d, J=7Hz), 1.19-1.43(7H, m), 1.51-1.70(4H, m), 1.82-2.13(5H, m), 4.42(1H, br-s), 4.95(1H, s), 5.10(2H, s), 7.10(1H, br-s), 7.29-7.42(5H, m), 9.53(1H, s)
参考例191
N−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリナ−ル
参考例189に準ずる方法で、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノールの代わりにN−[[1−[(2−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール3.50g(10.9mmol)を用いて標記化合物3.14g(90.3%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.94(3H, d, J=7Hz), 1.01(3H, d, J=7Hz), 1.30-1.40(1H, m), 1.41-1.54(2H, m), 1.62-1.76(3H, m), 1.95-2.04(2H, m), 2.20-2.26(1H, m), 2.28-2.36(2H, m), 4.44(1H, dd, J=8Hz, 5Hz,), 6.38(1H, br-s), 6.54(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 7.15(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.49(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.68(1H, d, J=8Hz), 9.60(1H, s)
参考例192
N−[[1−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシナール
参考例189に準ずる方法で、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノールの代わりにN−[[1−[(4−モルホリニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−ノルロイシノール205mg(0.58mmol)を用いて標記化合物125mg(61%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.89(3H, t, J=7Hz), 1.23-1.42(7H, m), 1.52-1.71(4H, m), 1.83-1.98(3H, m), 2.05-2.18(2H, m), 3.34-3.42(4H, m), 3.65-3.76(4H, m), 4.37(1H, dt, J=7Hz, 7Hz), 4.48(1H, s), 7.81(1H, d, J=7Hz), 9.55(1H, s)
参考例193
N−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−バリナール
参考例189に準ずる方法で、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノールの代わりにN−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−バリノール280mg(0.8mmol)を用いて標記化合物278mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.83-1.01(12H, m), 1.48-1.59(1H, m), 1.62-1.74(2H, m), 2.28-2.37(1H, m), 4.19-4.28(1H, m), 4.51-4.56(1H, m), 5.05-5.17(3H, m), 6.51(1H, d, J=7Hz), 7.27-7.39(5H, m), 9.64(1H, s)
参考例194
N−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−ノルロイシナール
参考例189に準ずる方法で、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノールの代わりにN−[N−[(フェニルメトキシ)カルボニル]−L−ロイシル]−L−ノルロイシノール253mg(0.7mmol)を用いて標記化合物195mg(78%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.89(3H, t, J=7Hz), 0.95(6H, d, J=7Hz), 1.22-1.39(4H, m), 1.47-1.72(4H, m), 1.83-1.97(1H, m), 4.19-4.26(1H, m), 4.45-4.53(1H, m), 5.08-5.17(3H, m), 6.46(1H, br-s), 7.29-7.39(5H, m), 9.57(1H, s)
参考例195
N−[N−(4−モルホリニルカルボニル)−L−ロイシル]−L−ノルロイシナール
参考例189に準ずる方法で、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノールの代わりにN−[N−(4−モルホリニルカルボニル)−L−ロイシル]−L−ノルロイシノール473mg(1.4mmol)を用いて標記化合物315mg(67%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.90(3H, t, J=7Hz), 0.96(3H, d, J=6Hz), 0.97(3H, d, J=6Hz), 1.23-1.39(4H, m), 1.50-1.76(4H, m), 1.85-1.96(1H, m), 3.32-3.43(4H, m), 3.63-3.72(4H, m), 4.37-4.46(2H, m), 4.86(1H, d, J=8Hz), 6.69(1H, d, J=7Hz), 9.56(1H, s)
参考例196
N−[N−(2−フラニルカルボニル)−L−ロイシル]−L−バリナール
参考例189に準ずる方法で、N−[[1−[[(フェニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノールの代わりにN−[N−(2−フラニルカルボニル)−L−ロイシル]−L−バリノール256mg(0.8mmol)を用いて標記化合物175mg( 72%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.90-1.02(12H, m), 1.64-1.82(3H, m), 2.29-2.36(1H, m), 4.52(1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 4.67(1H, td, J=8Hz, 6Hz), 6.51(1H, dd, J=4Hz, 2Hz), 6.67-6.73(2H, m), 7.14(1H, dd, J=4Hz, 1Hz), 7.46(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 9.65(1H, s)
参考例197
1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
氷冷下、2−ベンゾチオフェンカルボン酸5g(28mmol)、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル6.5g (28mmol)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール4.5g(29mmol)の塩化メチレン溶液に、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド5.9g(31mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、反応溶媒を減圧留去した。残留物に水を加え酢酸エチルで2回抽出した。得られた有機層を10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、得られた残留物にジエチルエーテルを加え一晩攪拌した。結晶を濾取し、減圧下加熱乾燥して標記化合物10g(91%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.78(6H, m), 1.93-2.05(2H, m), 2.12-2.25(2H, m), 5.18(2H, s), 6.24(1H, s), 7.20-7.38(5H, m), 7.38-7.51(2H, m), 7.77(1H, s), 7.80-7.91(2H, m)
参考例198
1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル10g(24mmol)のテトラヒドロフラン20ml溶液に2N 水酸化ナトリウム水溶液42mlを加え、3日間加熱還流した。反応液にエーテルを加えて洗浄後、水層を濃塩酸で中和し、析出した結晶を濾取した。得られた結晶を減圧下乾燥し、標記化合物6.1g(80%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.31-1.85(6H, m), 1.91-2.08(2H, m), 2.21-2.35(2H, m), 6.22(1H, s), 7.38-7.53(2H, m), 7.80-7.93(3H, m)
参考例199
2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸5g(16mmol)の塩化メチレン50ml溶液に塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド4.1g(21mmol)を加えた。室温で4時間攪拌した後、減圧下で反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去して標記化合物3.5g(75%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.45-1.98(10H, m), 7.38-7.51(2H, m), 7.80-7.91(2H, m), 7.93(1H, s)
参考例200
1−[[[4−(クロロメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
氷冷下、4−(クロロメチル)安息香酸8.8g(52mmol)、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル塩酸塩10g (52mmol)、トリエチルアミン15g(152mmol)、及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール8.63g(56mmol)の塩化メチレン溶液に、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド9.96g(52mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、反応溶媒を減圧留去した。残留物に水を加え酢酸エチルで2回抽出した。得られた有機層を10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し標記化合物8.5g(53%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.73(6H, m), 1.83-2.00(2H, m), 2.08-2.21(2H, m), 3.71(3H, s), 5.56(2H, s), 6.30(1H, s), 7.44(2H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.75(2H, dd, J=8Hz, 2Hz)
参考例201
1−[[[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
氷冷下、4−(ヒドロキシメチル)安息香酸5g(33mmol)、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル7.7g (33mmol)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール5.29g(35mmol)の塩化メチレン溶液に、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド6.94g(36mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、反応溶媒を減圧留去した。残留物に水を加え酢酸エチルで2回抽出した。得られた有機層を10%硫酸水素カリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し標記化合物6.83g(56%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.23-1.79(6H, m), 1.82-2.23(4H, m), 4.73(2H, m), 5.16(2H, s), 6.25(1H, s), 7.20-7.32(5H, m), 7.32-7.43(2H, m), 7.62-7.79(2H, m)
参考例202
1−[[[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
1−[[[4−(クロロメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル4.5g(14.5mmol)に40%ジメチルアミン水溶液30mlを加え3時間加熱還流した。反応溶液を減圧下留去し、飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧流去し、残留物にジイソプロピルエーテルを加え一晩攪拌し、析出した固体を濾取し標記化合物2.3g(50%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ): 1.30-2.19(10H, m), 2.24(6H, s), 3.46(2H, s), 3.76(3H, s), 6.22(1H, s), 7.38(2H, d, J=9Hz), 7.73(2H, d, J=9Hz)
参考例203
1−[[[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
氷冷下、1−[[[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル3g(8mmol)とトリエチルアミン2.46g(24mmol)の塩化メチレン溶液にメタンスルホニルクロリド1g(9mmol)を滴下した。室温で1時間攪拌した後、2Nジメチルアミンテトラヒドロフラン溶液20mlを加え一晩攪拌した。反応液を減圧下留去して飽和重曹水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物700mg(22%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-2.01(9H, m), 2.12-2.28(1H, m), 2.24(6H, s), 3.46(2H, s), 5.17(2H, s), 6.25(1H, s), 7.21-7.32(5H, m), 7.37(2H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.10(2H, dd, J=9Hz, 2Hz)
参考例204
2−[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−[[[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル1.85g(5.8mmol)の29mlテトラヒドロフラン溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液29mlを加え一晩加熱還流した。濃塩酸で中性にした後、反応液を減圧下留去した。残留物に塩化メチレン30ml、トリエチルアミン1.76g(17mmol)、及び塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド1.67g(8.7mmol)を加え1時間攪拌した。反応溶液を減圧下留去し、飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し標記化合物1.33g(80%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.88(10H, m), 2.25(6H, s), 3.48(2H, s), 7.43(2H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.96(2H, dd, J=9Hz, 2Hz)
参考例205
2−[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−[[[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル100mg(0.25mmol)の1mlテトラヒドロフラン溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液0.7mlを加え一晩加熱還流した。濃塩酸で中性にした後、反応液を減圧下留去した。残留物に塩化メチレン3ml、トリエチルアミン126mg(1.25mmol)、及び塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド96mg(0.5mmol)を加え1時間攪拌した。反応溶液を減圧下留去し、飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し標記化合物52mg(68%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ): 1.50-1.88(10H, m), 2.25(6H, s), 3.48(2H, s), 7.43(2H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.96(2H, dd, J=9Hz, 2Hz)
参考例206
1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
氷冷下、1−[[[4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル1.83g(5mmol)とトリエチルアミン1.52g(15mmol)の塩化メチレン溶液にメタンスルホニルクロリド628mg(5.5mmol)を滴下した。室温で1時間攪拌した後、モルホリン5mlを加え一晩攪拌した。反応液を減圧下留去して飽和重曹水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物1g(57%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.79(6H, m), 1.89-2.03(2H, m), 2.15-2.29(2H, m), 2.43(4H, t, J=5Hz), 3.53(2H, s), 3.70(4H, t, J=5Hz), 5.17(2H, s), 6.21(1H, s), 7.21-7.38(5H, m), 7.39(2H, d, J=8Hz), 7.71(2H, d, J=8Hz)
参考例207
1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
1−[[[4−(クロロメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル4g(13mmol)にモルホリン30mlを加え1時間加熱還流した。反応溶液を減圧下留去し、飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残留物にジエチルエーテルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し標記化合物3.8g(83%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.28-1.80(6H, m), 1.80-1.99(2H, m), 2.11-2.21(2H, m), 2.38-2.49(4H, m), 3.54(2H, s), 3.63-3.74(4H, m), 3.73(3H, s), 6.22(1H, s), 7.41(2H, d, J=8Hz), 7.73(2H, d, J=8Hz)
参考例208
2−[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル2.07g(5.7mmol)の18mlテトラヒドロフラン溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液18mlを加え一晩加熱還流した。濃塩酸で中性にした後、反応液を減圧下留去した。残留物に塩化メチレン30ml、トリエチルアミン1.74g(17mmol)及び塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド1.65g(8.6mmol)を加え1時間攪拌した。反応溶液を減圧下留去し、飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し標記化合物1.27g(60%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.42-1.80(10H, m), 2.44(4H, t, J=5Hz), 3.56(2H, s), 3.71(4H, t, J=5Hz), 7.45(2H, d, J=8Hz), 7.96(2H, d, J=8Hz)
参考例209
2−[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル300mg(0.69mmol)の2mlテトラヒドロフラン溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液2mlを加え一晩加熱還流した。濃塩酸で中性にした後、反応液を減圧下留去した。残留物に塩化メチレン3ml、トリエチルアミン698mg(6.9mmol)及び塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド264mg(1.38mmol)を加え1時間攪拌した。反応溶液を減圧下留去し、飽和重曹水を加え酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し標記化合物191mg(80%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ): 1.42-1.80(10H, m), 2.44(4H, t, J=5Hz), 3.56(2H, s), 3.71(4H, t, J=5Hz), 7.45(2H, d, J=8Hz), 7.96(2H, d, J=8Hz)
参考例210
1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル
氷冷下、4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]安息香酸 臭酸塩8.84g(23.0mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール4.19g(27.6mmol)及び1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル6.44g(27.6mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン11.9g(92mmol)のジメチルホルムアミド120m溶液に、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド5.29g(374mmol)を加えた。室温で一晩攪拌した後、減圧下、反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残留物にエーテルを加え、結晶を洗浄して標記化合物11.8g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.42(1H, m), 1.45-1.61(2H, m), 1.62-1.75(3H, m), 1.91-2.01(2H, m), 2.18-2.24(2H, m), 2.37(3H, s), 2.56(4H, t, J=5Hz), 3.59(4H, t, J=5Hz), 5.18(2H, s), 6.23(1H, br-s), 6.88(1H, s), 7.25-7.34(5H, m), 7.76(2H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.90(2H, dd, J=8Hz, 2Hz)
参考例211
1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステル11.8g(23.0mmol)のテトラヒドロフラン120ml溶液に2N 水酸化ナトリウム水溶液35mlを加え、15時間加熱還流した。反応液にエーテルを加えて水層を分離した。分離した水層に濃塩酸を加えて中和し、析出した結晶を濾取して標記化合物6.60g(67%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.28-1.38(1H, m), 1.40-1.51(2H, m), 1.58-1.73(3H, m), 1.85-2.00(2H, m), 2.10-2.21(2H, m), 2.47(3H, s), 2.66-2.75(4H, m), 3.54-4.04(4H, m), 6.38(1H, br-s), 6.83(1H, s), 7.69(2H, d, J=8Hz), 7.76(2H, d, J=8Hz)
参考例212
2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸910mg(2.1mmol)のジメチルホルムアミド20ml溶液に塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド450mg(2.5mmol)を加えた。室温で4時間攪拌した後、減圧下で反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し標記化合物577mg(67%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.51-1.62(1H, m), 1.62-1.71(1H, m), 1.71-1.78(2H, m), 1.78-1.90(6H, m), 2.37(3H, s), 2.56(4H, t, J=5Hz), 3.60(4H, t, J=5Hz), 6.92(1H, s), 7.94(2H, d, J=8Hz), 8.00(2H, d, J=8Hz)
参考例213
4−[[2−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]安息香酸 臭酸塩
4−(4−モルホリニル)ピペリジン−1−チオカルボキサミド2.47g(16.9mmol)及び4−ブロモアセチル安息香酸4.08g(16.9mmol)のエタノール150ml溶液を2時間加熱還流した後、室温に放冷した。反応溶液にエーテル150mlを加え4℃で一晩攪拌した後、析出した結晶を濾取して標記化合物を4.64g(95%)を得た。
1H-NMR(DMSO-d6,δ):1.68-1.80(2H, m), 2.17-2.25(2H, m), 3.07-3.20(4H, m), 3.21-3.63(5H, m), 3.64-3.78(1H, m), 3.98-4.10(1H, m), 4.10-4.18(2H, m), 7.51(1H, s), 7.95-7.99(4H, m)
参考例214
1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル
参考例210に準ずる方法で、4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]安息香酸 臭酸塩の代わりに4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]安息香酸 臭酸塩4.50g(9.90mmol)及び、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル1.57g(9.90mmol)を用いて標記化合物5.08g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.42(1H, m), 1.45-1.74(7H, m), 1.93-2.01(4H, m), 2.14-2.21(2H, m), 2.41-2.50(1H, m), 2.58(4H, t, J=5Hz), 3.07(2H, dd, J=13Hz, 13Hz), 3.73(4H, t, J=5Hz), 3.74(3H, s), 4.13(2H, d, J=13Hz), 6.25(1H, br-s), 6.86(1H, s), 7.78(2H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.90(2H, dd, J=8Hz, 2Hz)
参考例215
1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸
参考例211に準ずる方法で、1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりに1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸 メチルエステル5.08g(9.90mmol)を用いて標記化合物4.93g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.45(1H, m), 1.46-1.60(2H, m), 1.61-1.77(5H, m), 1.90-2.03(4H, m), 2.15-2.25(2H, m), 2.44-2.52(1H, m), 2.62(4H, t, J=5Hz), 3.08(2H, dd, J=13Hz, 13Hz), 3.78(4H, t, J=5Hz), 4.14(2H, d, J=13Hz), 6.70(1H, br-s), 6.88(1H, s), 7.79(2H, d, J=8Hz), 7.90(2H, d, J=8Hz)
参考例216
2−[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
参考例212に準ずる方法で、1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸の代わりに1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸4.93(9.90mmol)を用いて標記化合物3.00g(63%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.50-1.61(1H, m), 1.61-1.71(3H, m), 1.71-1.79(2H, m), 1.79-1.89(5H, m), 1.91-2.00(2H, m), 2.40-2.48(1H, m), 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.09(2H, d, J=12Hz), 3.74(4H, t, J=5Hz), 4.13(2H, d, J=12Hz), 6.90(1H, s), 7.96(2H, dd, J=7Hz, 2Hz), 8.00(2H, dd, J=7Hz, 2Hz)
参考例217
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール

2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.75mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド3ml溶液にL−フェニルグリシノール288mg(2mmol)を加え一晩攪拌した。ゆっくりと水を加え析出した結晶を濾取した。得られた結晶を減圧下乾燥し標記化合物730mg(98%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.29-1.80(6H, m), 1.91-2.12(2H, m), 2.19-2.38(2H, m), 2.91(1H, br-s), 3.73-3.83(1H, m), 3.89-4.02(1H, m), 5.07-5.20(1H, m), 6.26(1H, s), 7.20-7.49(8H, m), 7.83(1H, s), 7.84-7.92(2H, m)
参考例218
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシナール
氷冷下、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール100mg(0.23mmol)の塩化メチレン5ml溶液にデス・マーチン・ペルヨージナン585mg(1.38mmol)を加え1時間攪拌した。同温で、反応溶液に酢酸エチル10mlと飽和重曹水10mlを加えた。溶液が透明になるまでチオ硫酸ナトリウムを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残留物に酢酸エチルを加え1時間攪拌した。析出した固体を濾取し、標記化合物55mg(57%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ): 1.21-1.80(6H, m), 1.83-2.18(2H, m), 2.23-2.40(2H, m), 5.51(1H, d, J=5Hz), 6.10(1H, s), 7.21-7.52(7H, m), 7.83(1H, s), 7.84-7.96(2H, m), 8.18(1H, d, J=5Hz), 9.55(1H, s)
参考例219
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール
2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.75mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド3ml溶液にL−メチオニノール284mg(2.1mmol)を加え一晩攪拌した。ゆっくりと水を加え析出した結晶を濾取した。得られた結晶を減圧下乾燥し標記化合物722mg(98%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ): 1.31-2.29(16H, m), 2.45-2.63(1H, m), 3.06(1H, br-s), 3.45-3.61(1H, m), 3.73-3.82(1H, m), 3.97-4.05(1H, m), 6.29(1H, s), 6.85(1H, br-s), 7.38-7.50(2H, m), 7.82(1H, s), 7.83-7.90(2H, m)
参考例220
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニナール
アルゴンガス雰囲気下、三酸化イオウピリジン錯塩297mg(1.9mmol)の10ml無水ジメチルスルホキシド及び5ml無水塩化メチレン溶液に、氷冷下にてN,N−ジイソプロピルエチルアミン245mg(1.9mmol)滴下し、15分間撹拌した。更に氷冷下、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール100mg(0.23mmol)を反応液に加え、同温度にて2時間撹拌した。反応液を氷−水にあけて酢酸エチルにて2回抽出した。有機層を10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物にジイソプロピルエーテル20mlを加え室温にて18時間撹拌した。得られた結晶を濾取して標記化合物を定量的に得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.36-1.80(9H, m), 1.91-2.09(5H, m), 2.20-2.35(2H, m), 2.50-2.63(1H, m), 4.43-4.59(1H, m), 6.19(1H, s), 7.38-7.52(2H, m), 7.67(1H, d, J=7Hz), 7.71(1H, s), 7.80-7.89(2H, m), 9.61(1H, s)
参考例221
N−[[1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール
2−[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン100mg(0.29mmol)の3mlN,N−ジメチルホルムアミド溶液にL−フェニルグリシノール44mg(0.32mmol)を加え一晩攪拌した。ゆっくりと水を加え析出した結晶を濾取した。得られた結晶を減圧下乾燥し標記化合物46mg(34%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.80(6H, m), 1.92-2.10(2H, m), 2.18-2.32(2H, m), 2.37-2.50(4H, m), 2.99(1H, br-s), 3.55(2H, s), 3.62-3.71(4H, m), 3.71-3.83(1H, m), 3.91-4.02(1H, m), 5.05-5.18(1H, m), 6.24(1H, s), 7.17-7.37(6H, m), 7.44(2H, d, J=8Hz), 7.73(2H, d, J=8Hz)
参考例222
N−[[1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシナール
氷冷下、N−[[1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール46mg(0.1mmol)の5ml塩化メチレン溶液にデス・マーチン・ペルヨージナン254mg(0.6mmol)を加え1時間攪拌した。同温で、反応溶液に酢酸エチル10mlと飽和重曹水10mlを加えた。溶液が透明になるまでチオ硫酸ナトリウムを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残留物に酢酸エチルを加え1時間攪拌した。析出した固体を濾取し、標記化合物30mg(60%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.20-2.37(10H, m), 2.37-2.60(4H, m), 3.55(2H, s), 3.61-3.80(4H, m), 5.49(1H, d, J=6Hz), 6.16(1H, s), 7.20-7.58(7H, m), 7.75(2H, d, J=8Hz), 8.27(1H, d, J=6Hz), 9.54(1H, s)
参考例223
N−[[1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール
2−[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン100mg(0.29mmol)の3mlN,N−ジメチルホルムアミド溶液にL−メチオニノール43mg(0.32mmol)を加え一晩攪拌した。ゆっくりと水を加え析出した結晶を濾取した。得られた結晶を減圧下乾燥し標記化合物65mg(49%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.31-2.23(15H, m), 2.35-2.45(4H, m), 2.45-2.62(2H, m), 3.12(1H, br-s), 3.40-3.60(3H, m), 3.60-3.82(5H, m), 3.95-4.05(1H, m), 6.28(1H, s), 6.80(1H, d, J=8Hz), 7.43(2H, d, J=8Hz), 7.72(2H, d, J=8Hz)
参考例224
N−[[1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニナール
氷冷下、N−[[1−[[[4−(4−モルホリニルメチル)フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール65mg(0.14mmol)の5ml塩化メチレン溶液にデス・マーチン・ペルヨージナン356mg(0.84mmol)を加え1時間攪拌した。同温で、反応溶液に酢酸エチル10mlと飽和重曹水10mlを加えた。溶液が透明になるまでチオ硫酸ナトリウムを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物55mg(85%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.20-2.80(21H, m), 3.56(2H, s), 3.60-3.81(4H, m), 4.40-4.58(1H, m), 5.12(1H, d, J=7Hz), 6.18(1H, s), 7.44(2H, d, J=8Hz), 7.73(2H, d, J=8Hz), 9.59(1H, s)
参考例225
N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール
2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン250mg(0.68mmol)のジメチルホルムアミド20ml溶液にL−メチオニノール100mg(0.74mmol)を加えた。80℃で15時間攪拌した後、減圧下で反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、残留物にジイソプロピルエーテルを加え、結晶を洗浄して標記化合物319mg(86%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.37-1.61(3H, m), 1.65-1.80(3H, m), 1.80-1.86(2H, m), 1.96-2.05(2H, m), 2.07(3H, s), 2.15-2.29(2H, m), 2.37(3H, s), 2.51-2.60(2H, m), 2.56(4H, t, J=5Hz), 3.14-3.21(1H, m), 3.50-3.56(1H, m), 3.59(4H, t, J=5Hz), 3.77-3.84(1H, m), 4.00-4.06(1H, m), 6.30(1H, br-s), 6.85(1H, d, J=7Hz), 6.90(1H, s), 7.76(2H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.92(2H, dd, J=8Hz, 2Hz)
参考例226
N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニナール
アルゴンガス雰囲気下、三酸化イオウピリジン錯塩658mg(3.5mmol)の10ml無水ジメチルスルホキシド及び5ml無水塩化メチレン溶液に、氷冷下にてN,N−ジイソプロピルエチルアミン453mg(3.5mmol)滴下し、15分間撹拌した。更に氷冷下、N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール319mg(0.58mmol)の無水ジメチルスルホキシド3ml溶液を反応液に加え、同温度にて2時間撹拌した。反応液を氷−水にあけて酢酸エチルにて2回抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液次いで飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。残留物にジイソプロピルエーテル20mlを加え室温にて18時間撹拌した。得られた結晶を濾取して標記化合物203mg(64%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.36-1.78(6H, m), 1.98-2.08(3H, m), 2.02(3H, s), 2.21-2.57(3H, m), 2.38(3H, s), 2.55(4H, t, J=5Hz), 2.56(2H, m), 3.61(4H, t, J=5Hz), 4.49(1H, dt, J=8Hz, 5Hz), 6.17(1H, br-s), 6.90(1H, s), 7.78(2H, d, J=8Hz), 7.84(1H, d, J=8Hz), 7.92(2H, d, J=8Hz), 9.62(1H, s)
参考例227
N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール
参考例225に準ずる方法で、L−メチオニノールの代わりにL−フェニルグリシノール96mg(0.7mmol) を用いて標記化合物220mg(57%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.34-1.43(1H, m), 1.42-1.61(2H, m), 1.61-1.79(3H, m), 1.96-2.10(2H, m), 2.20-2.29(1H, m), 2.30-2.36(1H, m), 2.37(3H, s), 2.56(4H, t, J=5Hz), 3.01-3.08(1H, m), 3.60(4H, t, J=5Hz), 3.76-3.85(1H, m), 3.92-4.01(1H, m), 5.09-5.15(1H, m), 6.27(1H, br-s), 6.90(1H, s), 7.24-7.30(3H, m), 7.31-7.36(2H, m), 7.37(1H, d, J=7Hz), 7.78(2H, d, J=8Hz), 7.92(2H, d, J=8Hz)
参考例228
N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシナール
アルゴンガス雰囲気下、三酸化イオウピリジン錯塩382mg(2.4mmol)の10ml無水ジメチルスルホキシド及び5ml無水塩化メチレン溶液に、氷冷下にてN,N−ジイソプロピルエチルアミン310mg(2.4mmol)滴下し、15分間撹拌した。更に氷冷下、N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール220mg(0.4mmol)の無水ジメチルスルホキシド3ml溶液を反応液に加え、同温度にて30分間撹拌した。反応終了後、氷冷下、反応液に水200mlを加えた後、室温にて3時間攪拌した。析出した結晶を再度ジエチルエーテルで洗浄し標記化合物67mg(31%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.35-1.82(6H, m), 2.25-2.39(2H, m), 2.50-2.59(1H, m), 2.62(3H, s), 2.75(4H, t, J=5Hz), 3.06-3.15(1H, m), 3.72(4H, t, J=5Hz), 5.51(1H, d, J=6Hz), 6.16(1H, br-s), 6.91(1H, s), 7.21-7.38(5H, m), 7.38(1H, d, J=6Hz), 7.79(2H, d, J=8Hz), 7.92(2H, d, J=8Hz), 9.56(1H, s)
参考例229
N−[[1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール
参考例225に準ずる方法で、2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オンの代わりに2−[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン481mg(1.00mmol)を用いて標記化合物501mg(81%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.35-1.80(7H, m), 1.81-1.89(2H, m), 1.92-2.09(4H, m), 2.07(3H, s), 2.15-2.23(3H, m), 2.41-2.49(1H, m), 2.54(2H, t, J=6Hz), 2.57(4H, t, J=5Hz), 3.08(2H, dd, J=13Hz, 13Hz), 3.18(1H, t, J=7Hz), 3.50-3.58(1H, m), 3.74(4H, t, J=5Hz), 3.77-3.85(1H, m), 4.00-4.08(1H, m), 4.12(2H, d, J=13Hz), 6.30(1H, br-s), 6.83(1H, d, J=8Hz), 6.88(1H, s), 7.77(2H, d, J=8Hz), 7.96(2H, d, J=8Hz)
参考例230
N−[[1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニナール
参考例226に準ずる方法で、N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノールの代わりにN−[[1−[[[4−[2−[(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノール501mg(0.81mmol)を用いて標記化合物100mg(20%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.36-1.56(3H, m), 1.61-1.79(6H, m), 1.93-2.07(5H, m), 2.02(3H, s), 2.04-2.15(2H, m), 2.40(2.49(1H, m), 2.45(2H, t, J=6Hz), 2.58(4H, t, J=5Hz), 3.08(2H, dd, J=12Hz, 12Hz), 3.74(4H, t, J=5Hz), 4.12(2H, d, J=12Hz), 4.49(1H, dd, J=8Hz, 5Hz,), 6.15(1H, br-s), 6.88(1H, s), 7.78(2H, d J=8Hz), 7.85(1H, d, J=8Hz), 7.93(2H, d, J=8Hz), 9.62(1H, s)
参考例231
N−[[1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール
参考例225に準ずる方法で、2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オンの代わりに2−[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン481mg(1.00mmol)及び、L−メチオニノールの代わりにL−フェニルグリシノール137mg(1.00mmol)を用いて標記化合物324mg(52%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.32-1.78(9H, m), 1.95-2.11(4H, m), 2.20-2.27(1H, m), 2.29-2.36(1H, m), 2.40-2.49(1H, m) 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.09(2H, dd, J=13Hz, 13Hz), 3.74(4H, t, J=5Hz), 3.78-3.82(1H, m), 3.96-4.00(1H, m), 4.12(2H, d, J=13Hz), 5.09-5.14(1H, m), 6.28(1H, br-s), 6.88(1H, s), 7.25-7.30(1H, m) 7.30-7.35(4H, m), 7.78(1H, d, J=8Hz), 7.78(2H, dd, J=7Hz, 2Hz), 7.92(2H, dd, J=7Hz, 2Hz)
参考例232
N−[[1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシナール
参考例226に準ずる方法で, N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノールの代わりにN−[[1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペラジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシノール324mg(0.52mmol)を用いて標記化合物128mg(40%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.85(8H, m), 1.92-2.13(4H, m), 2.25-2.50(3H, m), 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.08(2H, dd, J=12Hz, 12Hz), 3.74(4H, t, J=5Hz), 4.13(2H, d, J=12Hz), 5.51(1H, d, J=6Hz), 6.14(1H, br-s), 6.88(1H, s), 7.30-7.41(5H, m), 7.79(2H, d, J=8Hz), 7.93(2H, d, J=8Hz), 8.34(1H, d, J=6Hz), 9.56(1H, s)
参考例233
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン メチルエステル
L-フェニルグリシン メチルエステル 塩酸塩423mg(2mmol)及び2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.75mmol)のトルエン10ml懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン679mg(5.3mmol)を加え、一晩加熱還流した。減圧下溶媒を留去した後、酢酸エチルを加え、10%硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、ジエチルエーテルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して標記化合物を670mg(91%)で得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.80(6H, m), 1.90-2.08(2H, m), 2.23-2.40(2H, m), 3.69(3H, s), 5.53(1H, d, J=7Hz), 6.10(1H, s), 7.23-7.49(7H, m), 7.81(1H, s), 7.83-7.91(2H, m), 8.13(1H, d, J=7Hz)
参考例234
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン メチルエステル
L-メチオニン メチルエステル 塩酸塩419mg(2mmol)と2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.75mmol)のトルエン10ml懸濁液にジイソプロピルエチルアミン679mg(5.3mmol)を加え、一晩加熱還流した。減圧下溶媒を留去した後、酢酸エチルを加え、10%硫酸水素カリウム水溶液及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、ジエチルエーテルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して標記化合物を678mg(86%)で得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.81(8H, m), 1.95-2.09(5H, m), 2.11-2.39(2H, m), 2.43-2.61(2H, m), 3.71(3H, s), 4.61-4.73(1H, m), 6.16(1H, s), 7.38-7.45(2H, m), 7.59(1H, d, J=8Hz), 7.80(1H, s), 7.82-7.90(2H, m)
参考例235
N−[[1−[[[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン メチルエステル
L-フェニルグリシン メチルエステル 塩酸塩85mg(0.42mmol)及び2−[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン100mg(0.35mmol)の3mlトルエン懸濁液にジイソプロピルエチルアミン129mg(1mmol)を加え、一晩加熱還流した。減圧下溶媒を留去した後、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、ジエチルエーテルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して標記化合物を62mg(39%)で得た。
1H-NMR(CDCl3,δ): 1.27-1.80(7H, m), 1.83-2.09(2H, m), 2.18-2.39(1H, m), 2.25(6H, s), 3.47(2H, s), 3.69(3H, s), 5.53(1H, d, J=7Hz), 6.07(1H, s), 7.10-7.25(7H, m), 7.73(2H, d, J=8Hz), 8.28(1H, d, J=7Hz)
参考例236
N−[[1−[[[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン メチルエステル
L-メチオニン メチルエステル 塩酸塩84mg(0.42mmol)及び2−[4−[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン100mg(0.35mmol)の3mlトルエン懸濁液にジイソプロピルエチルアミン129mg(1mmol)を加え、一晩加熱還流した。減圧下溶媒を留去した後、酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、ジエチルエーテルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して標記化合物を93mg(59%)で得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.29-1.58(4H, m), 1.58-1.79(4H, m), 1.92-2.35(7H, m), 2.25(6H, s), 2.43-2.59(2H, m), 3.47(2H, s), 3.71(3H, s), 4.61-4.72(1H, m), 6.10(1H, s), 7.41(2H, d, J=8Hz), 7.69(1H, d, J=8Hz), 7.73(2H, d, J=8Hz)
参考例237
N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン メチルエステル
2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン411mg(1.00mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン258mg(2.00mmol)のジメチルホルムアミド20ml溶液にL−メチオニン メチルエステル塩酸塩200mg(1.00mmol)を加えた。80℃で15時間攪拌した後、減圧下で反応液を濃縮し酢酸エチルを加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製し標記化合物191mg(33%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.33-1.60(3H, m), 1.63-1.78(3H, m), 1.97-2.05(3H, m), 2.05(3H, s), 2.15-2.35(3H, m), 2.37(3H, s), 2,50-2.58(2H, m), 2.56(4H, t, J=5Hz), 3.59(4H, t, J=5Hz), 3.71(3H, s), 4.69(1H, dt, J=7Hz, 5Hz), 6.13(1H, br-s), 6.90(1H, s), 7.72(1H, d, J=7Hz), 7.78(2H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.92(2H, dd, J=8Hz, 2Hz)
参考例238
N−[[1−[[[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン メチルエステル
参考例237に準ずる方法で、L−メチオニン メチルエステル 塩酸塩の代わりにL−フェニルグリシン メチルエステル 塩酸塩202mg(1.00mmol)を用いて標記化合物156mg(24%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.41(1H, m), 1.41-1.55(2H, m), 1.60-1.76(3H, m), 1.94-2.05(2H, m), 2.25-2.40(2H, m), 2.37(3H, s), 2.56(4H, t, J=5Hz), 3.59(4H, t, J=5Hz), 3.69(3H, s), 5.54(1H, d, J=7Hz), 6.08(1H, br-s), 6.89(1H, s), 7.26-7.35(3H, m), 7.38-7.41(2H, m), 7.78(2H, d, J=8Hz), 7.92(2H, d, J=8Hz), 8.29(1H, d, J=7Hz)
参考例239
N−[[1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン メチルエステル
参考例237に準ずる方法で、2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オンの代わりに2−[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン481mg(1.00mmol)を用いて標記化合物439mg(68%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.31-1.79(8H, m), 1.92-2.05(5H, m), 2.05(3H, s), 2.15-2.34(3H, m), 2.40-2.49(1H, m), 2.53(2H, t, J=7Hz), 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.08(2H, dd, J=12Hz, 12Hz), 3.71(3H, s), 3.74(4H, t, J=5Hz), 4.13(2H, d, J=12Hz), 4.69(1H, dt, J=8Hz, 5Hz), 6.12(1H, br-s), 6.88(1H, s), 7.72(1H, d, J=8Hz), 7.78(2H, d, J=8Hz), 7.92(2H, d, J=8Hz)
参考例240
N−[[1−[[[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン メチルエステル
参考例237に準ずる方法で、2−[4−[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オンの代わりに2−[4−[2−[4−(4−モルホリニル)−1−ピペリジニル]−4−チアゾリル]フェニル]−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン481mg(1.00mmol)及び、L−メチオニン メチルエステル 塩酸塩の代わりにL−フェニルグリシン メチルエステル 塩酸塩202mg(1.00mmol)を用いて標記化合物156mg(24%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.30-1.41(1H, m), 1.42-1.60(3H, m), 1.61-1.77(4H, m), 1.92-2.08(4H, m), 2.25-2.37(2H, m), 2.40-2.49(1H, m), 2.59(4H, t, J=5Hz), 3.08(2H, dd, J=12Hz, 12Hz), 3.69(3H, s), 3.74(4H, t, J=5Hz), 4.12(2H, d, J=12H), 5.54(1H, d, J=7Hz), 6.07(1H, br-s), 6.87(1H, s), 7.26-7.36(3H, m), 7.37-7.42(2H, m), 7.77(2H, d, J=8Hz), 7.91(2H, d, J=8Hz), 8.30(1H, d, J=8Hz)
実施例2
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン
L-フェニルグリシン530mg(3.5mmol)及び2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.75mmol)にN−メチルモルホリン10mlを加え、一晩、加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し、10%硫酸水素カリウム水溶液を加え塩化メチレンで3回抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して、標記化合物259mg(34%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.80(6H, m), 1.83-2.03(2H, m), 2.12-2.40(2H, m), 4.47(1H, d, J=5Hz), 6.11(1H, s), 7.18-7.55(8H, m), 7.79(1H, s), 7.80-7.91(2H, m)
実施例3
N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン
L-メチオニン522mg(3.5mmol)及び2−(2−ベンゾチエニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.75mmol)にN−メチルモルホリン10mlを加え、一晩、加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し、10%硫酸水素カリウム水溶液を加え塩化メチレンで3回抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して、標記化合物170mg(22%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.21-2.99(17H, m), 4.51-4.68(1H, m), 6.42(1H, s), 6.75-6.85(1H, m), 7.32-7.50(2H, m), 7.74-7.98(3H, m)
実施例4
N−[[[1−[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン
L-フェニルグリシン583mg(3.9mmol)及び2−(1H−ピロール−2−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.9mmol)にN−メチルモルホリン10mlを加え、一晩、加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し、10%硫酸水素カリウム水溶液を加え塩化メチレンで3回抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を流去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物120mg(17%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.18-2.08(9H, m), 2.18-2.30(1H, m), 5.63(1H, d, J=7Hz), 6.16-6.23(1H, m), 6.25(1H, s), 6.61-6.83(2H, m), 7.17-7.35(3H, m), 7.41(2H, d, J=8Hz), 7.83(1H, d, J=7Hz), 10.92(1H, s)
実施例5
N−[[[1−[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン
L-メチオニン575mg(3.9mmol)及び2−(1H−ピロール−2−イル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.9mmol)にN−メチルモルホリン10mlを加え、一晩、加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し、10%硫酸水素カリウム水溶液を加え塩化メチレンで3回抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して、標記化合物503mg(72%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.20-2.33(15H, m), 2.42-2.61(2H, m), 4.58-4.72(1H, m), 6.21(1H, dd, J=5Hz, 3Hz), 6.28(1H, s), 6.69(1H, d, J=3Hz), 6.78(1H, d, J=5Hz), 7.29(1H, d, J=8Hz)
実施例6
N−[[[1−[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−フェニルグリシン
L-フェニルグリシン583mg(3.9mmol)及び2−(4−メトキシフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500mg(1.9mmol)にN−メチルモルホリン10mlを加え、一晩、加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し、10%硫酸水素カリウム水溶液を加え塩化メチレンで3回抽出した。得られた有機層を無水硫酸水素ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標記化合物92mg(22%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.25-1.58(3H, m), 1.60-1.81(3H, m), 1.85-2.05(2H, m), 2.17-2.39(2H, m), 3.86(3H, s), 4.45(1H, d, J=6Hz), 6.01(1H, s), 6.82-7.00(3H, m), 7.19-7.38(4H, m), 7.57-7.83(3H, m)
実施例7
N−[[1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニン
L-メチオニン298mg(2mmol)及び2−(4−メトキシフェニル)−3−オキサ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン259mg(1mmol)にN−メチルモルホリン10mlを加え、一晩、加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し、10%硫酸水素カリウム水溶液を加え塩化メチレンで3回抽出した。得られた有機層を無水硫酸水素ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残留物に酢酸エチルを加え一晩攪拌した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥して、標記化合物52mg(13%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.20-2.62(17H, m), 3.86(3H, s), 4.56-4.71(1H, m), 6.27(1H, s), 6.95(2H, d, J=9Hz), 7.75(2H, d, J=9Hz), 7.86(1H, d, J=8Hz)
実施例8
N−[[1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル] −L−メチオニン
2−[(E)−2−(2−フラニル)エテニル]−3−オキソ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン491mg(2mmol)とL−メチオニン597mg(4mmol)のN−メチルモルホリン20ml溶液を15時間加熱還流した。反応液に酢酸エチル及び水を加えた後、濃塩酸を用いて酸性とした。有機層を分離し、水、飽和食塩水にて順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製し標記化合物74mgmg(9%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):1.24-1.48(3H, m), 1.59-1.71(3H, m), 1.87-1.98(2H, m), 2.00-2.25(4H, m), 2.05(3H, s), 2.51-2.63(2H, m), 4.63(1H, dt, J=8Hz, 5H), 6.00(1H, br-s), 6.40(1H, d, J=15Hz), 6.46(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.59(1H, d, J=3Hz), 7.40(1H, d, J=15Hz), 7.45(1H, d, J=2Hz), 7.76(1H, d, J=8Hz)
参考例241
N−[[1−[[(2−フラニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール
参考例197に準ずる方法で、2−ベンゾチオフェンカルボン酸の代わりに1−[[(2−フラニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキサンカルボン酸2.00 g(7.48 mmol)及び1−アミノシクロヘキサンカルボン酸 フェニルメチルエステルの代わりにL−バリノール772mg(7.48mmol)を用いて標記化合物2.67g(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.90(3H, d, J=7Hz), 0.95(3H, d, J=7Hz) ,1.29-1.46(3H, m), 1.56-1.72(3H, m), 1.78-1.85(1H, m), 1.88-1.96(2H, m), 1.96-2.06(2H, m), 2.75-2.90(1H, br-s), 3.48-3.55(1H, m), 3.68-3.78(2H, m), 5.06(1H, br-s), 5.00(1H, d, J=13Hz), 5.10(1H, d, J=13Hz), 6.35(1H, br-s), 6.37(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.43(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 7.43(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例242
N−[[1−[[(2−フラニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリナール
参考例220に準ずる方法で、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノールの代わりに、上記得られたN−[[1−[[(2−フラニルメトキシ)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール2.67 gを用いて標記化合物2.08 g(83.7 %, 2 steps)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.92(3H, d, J=7Hz), 1.00(3H, d, J=7Hz), 1.26-1.46(3H, m), 1.52-1.70(3H, m), 1.86-1.96(2H, m), 1.96-2.04(1H, m), 2.05-2.14(1H, m), 2.28-2.36(1H, m), 4.46-4.52 (1H, m), 4.92-4.99 (1H, br-s), 5.04(1H, d, J=13Hz), 5.09(1H, d, J=13Hz), 6.36 (1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.41 (1H, d, J=3Hz), 7.04-7.16 (1H, m), 7.42(1H, d, J=2Hz), 9.61 (1H, s)
参考例243
N−[[1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル] −L−バリノール
L−バリノール252 mg(2.45 mmol)及び2−[(E)−2−(2−フラニル)エテニル]−3−オキソ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン500 mg(2.04mmol)のトルエン 15 ml溶液にジイソプロピルアミン 1.07 ml(6.12 mmol)を加え、4日間加熱還流下撹拌した。減圧下、反応液を留去し、シリカゲルクロマトグラフィーにて精製して標記化合物481mg(67.7%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.95(3H, d, J=7Hz), 1.34-1.52(3H, m), 1.60-1.74(3H, m), 1.80-1.88(1H, m), 1.94-2.06(2H, m), 2.08-2.18(2H, m), 3.16-3.21(1H, m), 3.51-3.57(1H, m), 3.68-3.78(2H, m), 5.72(1H, br-s), 6.35(1H, d, 15Hz), 6.47(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.58(1H, dd, J=3Hz, 1Hz), 6.73(1H, br-d, J=9Hz), 7.41(1H, d, J=15Hz), 7.46(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例244
N−[[1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル] −L−バリナール
参考例220に準ずる方法で、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノールの代わりに、N−[[1−[[(E)−3−(2−フラニル)−1−オキソ−2−プロペニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル] −L−バリノール481 mg(1.38mmol)を用いて標記化合物449 mg(93.9 %)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.95(3H, d, J=7Hz), 1.01(3H, d, J=7Hz), 1.30-1.74(6H, m), 1.92-2.02(2H, m), 2.14-2.22(1H, m), 2.22-2.30(1H, m), 2.28-2.36(1H, m), 4.42(1H, ddd, J=8Hz, 5Hz, 1Hz), 5.55(1H, br-s), 6.38(1H, d, J=15Hz), 6.47(1H, dd, J=3Hz, 2Hz), 6.58(1H, d, J=3Hz, 1Hz), 7.42(1H, d, J=15Hz), 7.46(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.83(1H, d, J=8Hz), 9.59(1H, d, 1Hz)
参考例245
N−[[1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール
L−バリノール124 mg(1.20 mmol)及び2−(3−フラニル)−3−オキソ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン222 mg(1.00mmol)のトルエン 10 mL溶液にジイソプロピルアミン 0.52 ml(3.01 mmol)を加え、4日間加熱還流下攪拌した。減圧下、反応液を留去し、シリカゲルクロマトグラフィーにて精製して標記化合物340mg(定量的)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.96(3H, d, J=7Hz), 1.35-1.54(3H, m),1.56-1.76(3H, m),1.82-1.90(1H, m), 1.96-2.06(2H, m), 2.13-2.20(2H, m), 3.05(1H, br-s), 3.54-3.59(1H, m), 3.69-3.78(2H, m), 5.88(1H, br-s), 6.60(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 6.80(1H, br-d, J=8Hz), 7.46(1H, dd, J=2Hz, 2Hz), 7.96(1H, dd, J=2Hz, 1Hz)
参考例246
N−[[1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリナール
参考例220に準ずる方法で、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノールの代わりに、上記得られたN−[[1−[(3−フラニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール340 mgを用いて標記化合物282g(87.6%, 2工程)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.95(3H, d, J=7Hz), 1.02(3H, d, J=7Hz), 1.32-1.52(3H, m), 1.60-1.76(3H, m), 1.95-2.06(2H, m), 2.18-2.24(1H, m), 2.26-2.36(2H, m), 4.46(1H, ddd, J=8Hz, 5Hz, 1Hz), 5.74(1H, br-s), 6.62(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.47(1H, dd, J=2Hz, 1Hz), 7.71(1H, d, J=8Hz), 7.97(1H, dd, J=1Hz, 1Hz), 9.61(1H, d, J=1Hz)
参考例247
N−[[1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール
L−バリノール252 mg(2.45 mmol) の酢酸エチル 5 mL溶液に2−(4−メトキシフェニル)−3−オキソ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン260 mg(1.00mmol)を加え、4日間室温下撹拌した。減圧下、反応液を留去し、残渣をジエチルエーテルで洗浄して標記化合物243.5mg(66.7%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.96(3H, d, J=7Hz), 1.36-1.80(7H, m), 1.80-1.88(1H, m), 1.98-2.10(2H, m), 2.16-2.26(2H, m), 3.55(1H, dd, J=11Hz, 6Hz), 3.69-3.74(1H, m), 3.77(1H, dd, J=11Hz, 3Hz), 3.86(3H, s), 6.17(1H, br-s), 6.84(1H, br-d, J=9Hz), 6.95(2H, dd, J=7Hz, 2Hz), 7.74(2H, dd, J=7Hz, 2Hz)
参考例248
N−[[1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリナール
参考例220に準ずる方法で、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノールの代わりに、N−[[1−[[(4−メトキシフェニル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール243 mg(0.67mmol)を用いて標記化合物240 mg(98.9 %)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.95(3H, d, J=7Hz), 1.02(3H, d, J=7Hz), 1.34-1.54(3H, m), 1.63-1.78(3H, m), 1.96-2.05(2H, m), 2.24-2.37(3H, m), 3.87(3H, s), 4.43(1H, ddd, J=8Hz, 5Hz, 1Hz), 6.03(1H, br-s), 6.96(2H, dd, J=7Hz, 2Hz), 7.75(2H, dd, J=7Hz, 2Hz), 7.87(1H, d, J=8Hz), 9.60(1H, s)
参考例249
N−[[1−[[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール
L−バリノール252 mg(2.45 mmol) の酢酸エチル 5 mL溶液に2−(1H−ピロール−2−イル)−3−オキソ−1−アザスピロ[4.5]デク−1−エン−4−オン
220 mg(1.01mmol)を加え、4日間室温下撹拌した。減圧下、反応液を留去し、シリカゲルクロマトグラフィーにて精製して標記化合物247mg(76.4%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 0.94(3H, d, J=7Hz), 1.34-1.52(3H, m), 1.62-2.14(8H, m), 2.16-2.22(1H, m), 3.51(1H, dd, J=12Hz, 7Hz), 3.69-3.76(2H, m), 6.03(1H, br-s), 6.27(1H, ddd, J=4Hz, 3Hz, 3Hz), 6.60-6.66(2H, m), 6.97(1H, ddd, J=3Hz, 3Hz, 1Hz), 9.48(1H, br-s)
参考例250
N−[[1−[[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリナール
参考例220に準ずる方法で、N−[[1−[(2−ベンゾチエニルカルボニル)アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−メチオニノールの代わりに、N−[[1−[[(1H−ピロール−2−イル)カルボニル]アミノ]シクロヘキシル]カルボニル]−L−バリノール247 mg(0.77mmol)を用いて標記化合物217 mg(88.2 %)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δ):0.93(3H, d, J=7Hz), 1.00(3H, d, J=7Hz), 1.32-1.52(3H, m), 1.60-1.76(3H, m), 1.94-2.03(2H, m), 2.18-2.25(1H, m), 2.26-2.34(2H, m), 4.45(1H, dd, J=8Hz, 5Hz), 5.84(1H, br-s), 6.28(1H, ddd, J=4Hz, 3Hz, 3Hz), 6.63(1H, ddd, J=4Hz, 3Hz, 1Hz), 6.96(1H, ddd, J=3Hz, 3Hz, 1Hz), 7.75(1H, br-d, J=8Hz), 9.33(1H, br-s), 9.59(1H, s)
試験例1 カテプシンK阻害活性の測定
カテプシンKは昆虫細胞Sf21を用いたバキュウロウィルス発現系により細胞培養液中にプロ酵素として発現させ、40℃にて1時間インキュベーションすることにより活性型酵素を作製した1)。カテプシンK活性はAibeらの方法2)に準じて、蛍光基質Z-Gly-Pro-Arg-MCA(ペプチド研究所)の分解により測定した。すなわち、100 mMリン酸ナトリウムカリウム、1 mM EDTA、8 mM Cysteine、pH 6.0 中でカテプシンKによる20 mM Z-Gly-Pro-Arg-MCAの分解を測定した。反応は37℃、30分間行い、カルペプチン2×10-5 Mを添加することによって停止させた。反応停止後、励起波長355 nm、測定波長460 nmにおける蛍光強度を測定した。上記の反応系を用いて化合物のカテプシンK阻害を検討した。表1に参考例化合物のカテプシンKに対する50%阻害濃度を示す。
試験例2 カテプシンB阻害活性の測定
測定にはヒトカテプシンB (Calbiochem)を使用した。Barrettらの方法3)に準じて、蛍光基質Z-Arg-Arg-MCA(ペプチド研究所)の分解により測定した。すなわち、100 mMリン酸ナトリウムカリウム、1 mM EDTA、8 mM Cysteine、0.005% Brij35、pH 6.0中でカテプシンBによる20 mM Z-Arg-Arg-MCAの分解を測定した。反応は30℃、30分間行い、カルペプチン2×10-5 Mを添加することによって停止させた。反応停止後、励起波長355 nm、測定波長460 nmにおける蛍光強度を測定した。上記の反応系を用いて化合物のカテプシンB阻害を検討した。表1に参考例化合物のカテプシンBに対する50%阻害濃度を示す。
試験例3 カテプシンL阻害活性の測定
測定にはヒトカテプシンL(Calbiochem)を使用した。Barrettらの方法3)に準じて、蛍光基質Z-Phe-Arg-MCA(ペプチド研究所)の分解により測定した。すなわち、100 mM酢酸ナトリウム、5 mM EDTA、4 mM Urea、8 mM Cysteine、0.005% Brij35、pH5.5中でカテプシンLによる20 mM Z-Phe-Arg-MCAの分解を測定した。反応は30℃、30分間行い、カルペプチン2×10-5 Mを添加することによって停止させた。反応停止後、励起波長355 nm、測定波長460 nmにおける蛍光強度を測定した。上記の反応系を用いて化合物のカテプシンL阻害を検討した。表1に参考例化合物のカテプシンLに対する50%阻害濃度を示す。
参考文献
・ Tezuka et al., J. Biol.Chem., 269, 1106-1109 (1994)
・ Aibe et al., Biol. Pharm. Bull., 19, 1026-1031 (1996)
・ Barrett, A.J. & Kirschke, H. Methods Enzymol. 80, 535-561(1981)

Claims (10)

  1. 式(I)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
    [式中、Rは、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、RO−で表される基、RS−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、またはR(R)N−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、ここでRとRは一体となって環を形成してもよい)であり;Rは、一級または二級の置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり;環Aは炭素数5、6、または7の環状アルキリデン基である。
    ここで、Rが2,2−ジメチルプロピル基または2−(メチルチオ)エチル基である場合、Rがt−ブチル基であることはなく、Rがメチル基である場合、Rがベンジル基であることはなく、Rが4,5−ジクロロフェニル基である場合、Rがメチル基であることはなく、Rがフェニルメチル基またはピリジルメチル基である場合、該フェニル基またはピリジル基は置換メトキシ基(−OCH−基)または置換カルボニルアミノ基(−NHC(=O)−基)をもつことはなく、
    で示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。)から選ばれる基であり、
    、R、R、R及びRで示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。但し、同時に水素原子になることはない。)から選ばれる基であり、
    、R、R、R、R及びRで示される基におけるアルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基である。]
  2. 上記式(I)中、R、R、R、R、R及びRで示される基においてアルキル基が炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であり、アルケニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルケニル基であり、アルキニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキニル基であり、芳香族炭化水素基が炭素数6〜18の単環式または多環式芳香族炭化水素基であり、複素環基が環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基であることを特徴とする請求項1に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
  3. 式(I’)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
    [式中、Rは、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、RO−で表される基、RS−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、またはR(R)N−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、ここでRとRは一体となって環を形成してもよい)であり;R’は、Ra(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rb、は、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり;環Aは炭素数5、6、または7の環状アルキリデン基である。
    ここで、R’が2,2−ジメチルプロピル基または2−(メチルチオ)エチル基である場合、Rがt−ブチル基であることはなく、R’がメチル基である場合、Rがベンジル基であることはなく、R’が4,5−ジクロロフェニル基である場合、Rがメチル基であることはなく、
    で示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。但し、同時に水素原子になることはない。)から選ばれる基であり、
    、R、R、R、Ra及びRbで示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
    、R’、R、R、R及びRで示される基におけるアルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
    Ra及びRbで示される基における芳香族炭化水素基または複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基である。]
  4. 上記式(I’)中、R、R、R、R、R、Ra、Rb、Rx及びRyで示される基におけるアルキル基が炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であり、R、R’、R、R、R、R、Ra及び、Rb、Rx及びRyで示される基における芳香族炭化水素基が炭素数6〜18の単環式または多環式芳香族炭化水素基であり、複素環基が環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基であり、R、R’、R、R、R、R、Rx及びRyで示される基におけるアルケニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルケニル基であり、アルキニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキニル基であることを特徴とする請求項3に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
  5. 式(I’’)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
    [式中、R’は、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基、置換または無置換の複素環基、RS−で表される基(Rは、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、R(R)N−で表される基(R、Rは、それぞれ独立して、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、ここでRとRは一体となって環を形成してもよい)、またはRc(Rd)CHO−で表される基(Rc、Rdはそれぞれ独立して、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である。但し、同時に水素原子になることはない。)であり、;R’は、Ra(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rb、は、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である。)、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり;環Aは炭素数5、6、または7の環状アルキリデン基である。
    ここで、R’で示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す。
    但し、同時に水素原子になることはない。)から選ばれる基であり、
    ’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基におけるアルキル基の置換基が、水酸基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
    ’、 R’、R、R、R、Rc及びRdで示される基におけるアルケニル基、アルキニル基または芳香族炭化水素基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
    Ra及びRbで示される基における芳香族炭化水素基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
    ’で示される基における複素環基の置換基が、水酸基、1級または2級のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基であり、
    ’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基における複素環基の置換基が、水酸基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン原子、芳香族炭化水素基、複素環基、アルコキシ基、グアニジノ基、アルキルチオ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基、ヘテロシクリルオキシ基、ヘテロシクリルチオ基、アミド基、ウレイド基、カルボキシル基、カルバモイル基、オキソ基、スルファモイル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基、アシルオキシ基、アジド基、スルホンアミド基、メルカプト基、アルコキシカルボニルアミノ基及びRx(Ry)N基(Rx、Ryはそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、芳香族炭化水素基または複素環基を表す)から選ばれる基である。]
  6. 上記式(I’’)中、R’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基におけるアルキル基が炭素数1〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキル基であり、R’、 R’、R、R、R、Ra、Rb、Rc及びRdで示される基における芳香族炭化水素基が炭素数6〜18の単環式または多環式芳香族炭化水素基であり、複素環基が環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基であり、R’、 R’、R、R、R、Rc及びRdで示される基におけるアルケニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルケニル基であり、アルキニル基が炭素数2〜12の直鎖状、分岐状または環状のアルキニル基であることを特徴とする請求項5に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
  7. 上記式(I’)または(I’’)中、RまたはR’ が、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基であり、R’が、Ra(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rbは、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、あるいは置換または無置換の芳香族炭化水素基であることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
  8. 上記式(I)、(I’)または(I’’)中、RまたはR’で示される、一級または二級の置換または無置換のアルキル基あるいはRa(Rb)CH−で表されるアルキル基(Ra、Rbは、それぞれ独立して水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基である)、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換の芳香族炭化水素基あるいは置換または無置換の複素環基が、α-アミノ酸から誘導される基であり、該α-アミノ酸が、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、イソアスパラギン、γ−カルボキシグルタミン酸、システイン、シスチン、グルタミン、グルタミン酸、ヒスチジン、ホモアルギニン、ホモシステイン、ホモシスチン、ホモセリン、ホモフェニルアラニン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、ノルロイシン、ノルバリン、オルニチン、フェニルアラニン、フェニルグリシン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン、アリルグリシン、ネオペンチルグリシン、アロスレオニン、ホモリジン、ナフチルアラニン、α−アミノアジピン酸、チエニルグリシン、ピリジルアラニン、シクロヘキシルアラニンから選ばれるα-アミノ酸であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
  9. 式(I)、(I’)または(I’’)中、RまたはR’が、環構成原子として窒素原子、酸素原子または硫黄原子を少なくとも1つ含む3〜7員環の複素環基または置換芳香族炭化水素基であり、RまたはR’が、炭素数1〜4のアルキル基であり、環Aがシクロヘキシリデン基であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体またはその薬学的に許容できる塩。
  10. 式(I)で示されるオキサゾロン誘導体を、式(VII)で示されるアミノアルコール誘導体と縮合させることからなる式(I)で示されるシクロアルキルカルボニルアミノ酸誘導体の製造方法。

    [式中、R、R、環Aは、請求項1におけると同義である。]
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