JP2007209052A - 電動機の固定子及び電動機の固定子の製造方法 - Google Patents

電動機の固定子及び電動機の固定子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】巻線作業を容易に行え、かつ高密度巻線が可能となり、電動機の低騒音化が可能な電動機の固定子を提供することを目的とする。
【解決手段】この発明に係る電動機の固定子は、軟磁性体粉末と合成樹脂を混練した材料を射出成形により形成する電動機の固定子において、1回目に成形する複数に分割された第1の部品と、2回目に第1の部品と回動可能に一体に成形されて固定子コアを形成する、一つの又は複数に分割された第2の部品とを備え、少なくとも第1の部品、第2の部品のいずれかは、巻線を巻回する巻線部を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、電動機の固定子に関するもので、詳しくは固定子が軟磁性粉末と熱可塑性の樹脂を混練した材料によって複数に分割された部分により構成され、複数回の射出成形により一体に形成されるものであり、分割された部品同士の連結部分は互いに回動可能な構造を持つ同期電動機の固定子に関する。
インナーロータ形の同期電動機に用いられる固定子コアは、鋼板より打ち抜かれたものを複数枚積層して構成することが多い。
固定子コアを一体の形状で打ち抜いて積層する場合、巻線作業は、コア内径側より巻線を挿入していく必要があり巻線作業性が悪い。そこで、巻線作業性を向上させるため、固定子コアを分割し、分割したコアに夫々巻線を施し、巻線作業後にコアを結合して固定子を構成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、巻線作業や固定子コアの組み立てを容易にするため、分割したコアの結合を容易にするよう工夫されたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、同期電動機の振動、騒音を抑える技術として、固定子の回転子に対向する部分をスキュー形状にする技術があり、軟磁性粉を圧縮して成形したり、軟磁性粉と合成樹脂を混練した材料を射出成形して固定子を構成することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−320978号公報(図1) 特開2005−6481号公報(図4) 特開2005−80432号公報(図7)
従来のように電磁鋼板を打ち抜き積層して形成する固定子の場合、固定子コアを分割して巻線作業を効率化したり、高密度に巻線する手法が用いられてきたが、巻線作業後に分割したコアを結合するために手間がかかったり、分割したコアを結合しやすいような形状とするために複雑な構造の金型が必要であった。
また、軟磁性粉を用いた固定子コアの場合は、電磁鋼板を積層する固定子コアと比較すれば形状の自由度は大きいものの、特許文献2に示すような分割したコアの結合に複雑な形状を用いることは難しい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされるもので、巻線作業を容易に行え、かつ高密度巻線が可能となり、電動機の低騒音化が可能な電動機の固定子及び電動機の固定子の製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る電動機の固定子は、軟磁性体粉末と合成樹脂を混練した材料を射出成形により形成する電動機の固定子において、1回目に成形する複数に分割された第1の部品と、2回目に第1の部品と回動可能に一体に成形されて固定子コアを形成する、一つの又は複数に分割された第2の部品とを備え、少なくとも第1の部品、第2の部品のいずれかは、巻線を巻回する巻線部を有することを特徴とする。
この発明の電動機の固定子は、上記構成により、巻線作業を容易にし、かつ高密度巻線が可能となり、加工コストを低く抑えるという効果がある。
実施の形態1.
図1乃至図9は実施の形態1を示す図で、図1は固定子コアの分割された第1の1回目に成形するティース3aの形状を示す斜視図、図2は固定子コアの成形順序示す斜視図((a)は第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを金型に直線状に配置した状態を示す図、(b)は第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形された固定子コア20aを示す図)、図3は固定子コア20aに巻線6を施した固定子20を示す斜視図((a)は巻線6を施した直後の図、(b)は円筒状に折り曲げた固定子20を示す図)、図4はティース連結部に回転軸部円柱7を形成した固定子コア20aの部分斜視図、図5はティース連結部に回転軸部突起8を形成した固定子コア20aの部分斜視図、図6はティース連結部に回転軸部貫通穴9を形成した固定子コア20aの部分斜視図、図7はティース連結部に回転軸部窪み10を形成した固定子コア20aの部分斜視図、図8は固定子コアの成形順序示す斜視図((a)は第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを金型に円弧状に配置した状態を示す図、(b)は第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形された円筒状の固定子コア20aを示す図)、図9は固定子コアの成形順序示す斜視図((a)は第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを金型に円弧状にティース先端部33を外側に向けて配置した状態を示す図、(b)は第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形され、ティース先端部33を外側に向けて配置した固定子コア20aを示す図)である。
本実施の形態の固定子20は、巻線を施す前の固定子コア20aが略直線状に形成され、巻線が集中的に施されるティースを単位として分割されている。そして、夫々の分割されたティースは、回動可能に連結されている。
図1に示す固定子コア20aの分割ティースの一部を構成する第1の1回目に成形するティース3a(第1の部品の一例)は、巻線が集中的に施される巻線部1と、図示しない回転子(インナーロータ)と対向するティース先端部33と、このティース先端部33の逆側(固定子20では外周側)に形成されるコアバック部32と、コアバック部32の周方向両端部に形成される連結部2と、この連結部2に回転子の軸方向に平行な回転軸部円柱7(回転軸の一例)を有する。
この1回目の成形においては、成形に用いる金型に特別制限があるわけではなく、複数個のティースを同時に成形しても、複数回の成形でティースを成形してもよい。ここでは、回数に限らず分割したティースを単体で成形する工程を1回目としている。
固定子コア20aは、軟磁性粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料によって構成されており、射出成形によって形成される。用いられる軟磁性粉末には、主に純鉄粉末が用いられるが、ソフトフェライト、パーマロイ(登録商標)、アモルファス等の材料も使用可能である。熱可塑性樹脂には、主にナイロンが用いられるが、アクリル等も使用可能である。但し、熱可塑性樹脂に限定されず、熱硬化性樹脂の、不飽和ポリエステル、エポキシ等の材料も使用可能である。
次に、固定子コア20aの成形方法について説明する。先ず、図2(a)に示すように、第1の1回目に成形するティース3aを2個、第2の1回目に成形するティース3b(第1の部品の一例)をティース1個分の間隔をあけて、樹脂成形金型に配置する。第2の1回目に成形するティース3bは、固定子コア20aに成形されたときの周方向端部となる連結部2aに回転軸部円柱7を持たない。これは固定子コア20a成形後に、巻線を施し折り曲げて円筒状の固定子20とするためである。
金型には、第1の1回目に成形するティース3aを2個、第2の1回目に成形するティース3bを1個配置する空間と、それらの間と一端に2回目に成形するティースの形状を有する空間が形成されている。
金型に、第1の1回目に成形するティース3aを2個、第2の1回目に成形するティース3bを1個配置した後、金型内に軟磁性粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料を射出して、予め金型内に設置した第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと連結するように、第1の2回目に成形するティース4a(第2の部品の一例)を2個、第2の2回目に成形するティース4b(第2の部品の一例)を1個一体に成形する。
第1の1回目に成形するティース3a同士の間、及び第1の1回目に成形するティース3aと第2の1回目に成形するティース3bとの間に第1の2回目に成形するティース4aが成形される。第2の2回目に成形するティース4bは、固定子コア20aの第2の1回目に成形するティース3bの反対側の周方向端部に位置する。
成形する材料は、成形の際に形成される部品の表面に樹脂のスキン層を形成する。熱可塑性の材料の成形では溶融した材料を金型内へ射出し、冷却することで金型内部に形成された形状の成形品が得られる。第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bに用いられる材料は同一のものであるが、2回目の成形時に第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bは溶着することは無く、両者はそれぞれの表面のスキン層によって分離可能な状態を保っている。スキン層を形成している両者の表面は非常になめらかでるため、両者の接触部を回転軸部円柱7を含め回動可能な構造とすることで、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bの成形後、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bは回動可能な関節部5を形成することができる。
また、図2(b)に示すように、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4b(周方向の一端部)は、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3b(周方向の一端部)の連結部2を上下に挟み込むように関節部5を形成するため、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bとが分離することを防止する。
以上の説明では、1回目に成形するティースを3個、2回目に成形するティースを3個を用いて、計6個のティースを有する固定子コア20aについて説明したが、モータの仕様に合わせて、ティースの個数は自由に選ぶことができる。
また、連結部2の回転軸部円柱7は、軸方向の片側にあればよいが、両側に突出させてもよい。
以上のように、複数回の成形により一体に直線状に成形された固定子コア20aに、図3(a)に示すように、所定の巻線6を巻回する。固定子コア20aが直線状であるから巻線を容易に行うことができる。その後、円筒状に折り曲げて図3(b)のような固定子20を形成する。このとき、第2の1回目に成形するティース3bと、第2の2回目に成形するティース4bとの周方向端部が合わせられる非関節部34は、後にフレーム等に固定子20が嵌められるので、そのままでもよいし、融着して固定してもよい。
図4に示すように、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bを連結している関節部5は、回転軸部円柱7を第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと一体に軸方向に成形することで、2回目の成形で第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bがその周囲を囲んで回動可能な関節部5を形成することができる。但し、図4では、第1の1回目に成形するティース3aと第1の2回目に成形するティース4aとを連結する関節部5を例として示しているが、他の関節部5も同様の構成である。
第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bの連結部2は、関節部5の回転軸部円柱7の軸方向でみて中央部に位置しており、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bの周方向端部がその上下を挟んでいる。これにより、関節部5は軸方向に分離することを防止している。また、この回転軸部円柱7は、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bとを回動可能とするのと同時に、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが軸垂直方向に分離することを防止する。
関節部5における回転軸は、必ずしも回転軸部円柱7のような長さを持った円柱である必要はなく、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bと第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bとが互いに回動可能で分離を防止できる構造であれば良く、ティース自体が非常に小さい場合や、用いる材料の流動性が悪く、小さな回転軸を成形することが難しい場合、あるいは、材料の弾性が無く脆い場合には、図5に示すように回転軸となる部分に小さな回転軸部突起8(回転軸に一例)を設けることで同様の機能を得ることも可能である。
また、図5において、回転軸部突起8は、円柱の形状となっているが、回動する軸とティース同士の分離防止の機能を果たせばよく、例えば、半球のような形状とすることも可能である。
また、図4、図5のように第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bの連結部2に回転軸部円柱7、回転軸部突起8を設ける以外にも、図6に示すような回転軸部貫通穴9を、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bに設けてもよい。2回目の射出成形により、回転軸部貫通穴9内に回動可能な回転軸が第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bに成形される。
また、図7に示すような回転軸部窪み10を、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bに設けてもよい。2回目の射出成形により、回転軸部窪み10内に回動可能な回転軸が第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bに成形される。
第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bの連結部2に小さな回転軸を一体に成形する場合、回転軸となる部分に十分に材料が充填されないと、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bの成形後、関節部5の抵抗が大きくなり、回動できなくなる可能性もある。
第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bの成形時に回転軸部貫通穴9あるいは回転軸部窪み10を設けるのは、比較的容易であり、仮に第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bの成形において関節部5に樹脂が十分に充填できなかった場合でも、関節としての機能は果たすことができる。
また、回転軸部貫通穴9に、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bを成形した際の材料が十分に充填ができた場合、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bの関節部5上下の部分を回転軸でつなぐことができるため、固定子コア20aの強度を上げることができる。
図2においては、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを直線状に配置して一体に成形している。分割したティースを直線に配置することで、ティース先端のスロット開口部を広く取れるため、巻線を巻回する作業が容易となる。しかし、成形は必ずしもティースを直線状に配置して行う必要はなく、図8に示すように、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを円弧状に配置し、その後第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bを一体に成形して、成形直後に固定子コア20aが円筒状であるような形態を取っても良い。これにより、固定子コア20aとしての真円度を確保しやすくなる。成形後、関節部5を用いて非関節部34から固定子コア20aを展開し、巻線作業後円筒とする。
また、逆に図9に示すように、ティース3を回転子に対向するティース先端部33を外側に向けて円弧状に金型に配置した状態で(図9(a))、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bを一体に成形しても良い(図9(b))。これによって、さらにスロット開口部を大きく取った状態で成形ができ、より巻線作業を容易にすることができる。
実施の形態2.
図10乃至図13、図17は実施の形態2を示す図で、図10は固定子コアの分割されたティース11の形状を示す斜視図、図11は固定子コアの成形順序示す斜視図((a)はティース11を金型に円弧状に配置した状態を示す図、(b)はコアバック12がティース11と一体に成形された円筒状の固定子コア20aを示す斜視図)、図12は固定子コア20aのティース11を外側へ展開した状態を示す斜視図、図13は固定子コアの分割されたティース11の変形例の形状を示す斜視図、図17はティースの回転軸となる連結部2の形状を示す斜視図である。
本実施の形態では、1回目の成形で分割したティース11(第1の部品又は第2の部品の一例)を例えば6個形成し、この6個のティース11を金型に円弧状に所定の間隔をあけて配置し、金型に軟磁性粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料を射出してコアバック12(第1の部品又は第2の部品の一例)をティース11に一体に成形し固定子コア20aが形成される。ティース11は、固定子コア20aの径方向に回動可能であり、巻線時はティース11を外側に180度回転させて巻線作業を行う。
図10に示すように、1回目に成形するティース11は、巻線が集中的に施される巻線部1と、図示しない回転子(インナーロータ)と対向するティース先端部33と、このティース先端部33の逆側(固定子コア20aでは外周側)に形成されるコアバック部32と、コアバック部32の周方向両端部に形成され、固定子コア20aの周方向に突出する回転軸36とを有する。ティース11の周方向両端面は平行であり、回転軸36は同心である。これは、固定子コア20aに成形された後、ティース11が径方向に回動可能にするためである。
固定子コア20aを成形するには、先ず図11(a)に示すように、成形金型内にティース11を所定間隔をあけて円弧状に配置する(この例では、6個のティース11を使用する)。
次に、金型内に軟磁性粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料を射出してコアバック12部分をティース11と一体になるように成形し、図11(b)に示す固定子コア20aを形成する。ティース11とコアバック12とは、関節部5で回動可能に連結される。ティース11の周方向両端部から突出する連結部2を囲む凹部が、コアバック12の周方向両端部に樹脂成形により形成される。ティース11とコアバック12とは、それぞれの表面のスキン層によって分離可能な状態を保っている。スキン層を形成している両者の表面は非常になめらかでるため、両者の接触部は回転軸36を含め回動可能である。
固定子コア20aに巻線を施すために、図12に示すように、各ティース11を径方向に回転させて、各ティース11のティース先端部33が外側を向くようにする。図12(a)は各ティース11を径方向に回転させる途中の状態を示し、図12(b)は略180度回転させ、巻線を施す直前の状態を示している。図12(b)に示すように、ティース11同士の間が広くあいているため、巻線作業が容易に行える。
ティース11とコアバック12の成形順序は特に決められるものではなく、ティース11を1回目に成形した後、2回目にコアバック12を一体に成形しても、1回目にコアバック12を成形し、2回目にティース11を成形しても良い。
1回目にティース11を成形することで、ティース11両側にある回転軸36の同軸度を出しやすい。これにより、ティース11の径方向への回動をスムーズに行いやすくなる。
1回目にコアバック12を成形すると、2回目に成形するティース11の真円度が出しやすくなる。また、コアバック12は、比較的小さく、簡単な形状の部品であることから、多数個の同時成形の際にも金型が小さくて良く、成形時に生じるスプール、ランナーも少なくできる。
回転軸36は、ティース11、コアバック12のどちらに一体に成形しても良いが、成形する金型は、上下に分割する必要があるため、突起の形状であることが望ましく、1回目に成形する部品に一体に成形した方が良い。
また、回転軸36は、必ずしも図10に示すような突起である必要はなく、例えば、図13に示すような円板13の形状にすることも可能である。前述の通り、成形に用いる金型は、上下に分割するため、突起のように完全な円形状では、円周上に金型の分割面が生じて、それが回動する際の妨げとなる。円板13の様にコアバック12の厚みより大きい径をとり、コアバック12からはみ出す部分については、コアバック12の幅でカットすることで、金型の分割面をこの円板カット面14に持っていけるため、回動時の妨げとなることはない。
また、上記のように固定子コア20aを成形することにより、固定子コア20aを直線状に展開することなく、ティース11を反転するだけでスロットの開口部を大きく取ることができるため、直線状に展開したときに必要な、巻線作業後固定子20を再び円筒状に戻した後にコアの両端の接合する工程が不要となる。
関節部5に形成される回転軸36は、例えば、図17に示すように回転軸先端部36aの径を回転軸ティース側36bの径よりも大きくすることで一体成形後のティース11同士の分離を防止できる。
また、本実施の形態は、図17の様な形態を取らない場合、2回目の成形後にティース11とコアバック12は、互いに分離可能である。言い換えれば、ティース11とコアバック12を分離した状態で成形した後、ティース11とコアバック12を組合せても、同様の形態の固定子コア20aを構成することは可能である。この場合、固定子コア20aに用いる材料は、必ずしも、前述したような軟磁性粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料である必要はなく、軟磁性粉末を圧縮成形し、焼結、焼成して固定子コア20aを形成できる。
分割したティース11とコアバック12とを組み合わせる場合、どちらかに回転軸36を挿入する凹部が必要であり、成形時にこれを形成するためには、複雑な金型構造が必要となる。前述のようにティース11又はコアバック12をあらかじめ成形しておき、後に一体に成形することで凹部は同時に形成されるため、複雑な構造の金型は不要である。
実施の形態3.
図14乃至図17は実施の形態3を示す図で、図14は固定子コアの分割された第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bの形状と、それらを金型に直線状に配置した状態を示す斜視図、図15は第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形された固定子コア20aを示す斜視図、図16は固定子コア20aを成形する際のコア内部の磁束の流れを示す斜視図、図17はティースの回転軸となる回転軸36の形状を示す斜視図である。
図14に示すように、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを実施の形態1と同様の方法により射出成形により形成する。ここでは、連結部となる回転軸36が回転子回転軸に対して垂直方向で、且つ固定子コア20aの周方向に形成されている。第1の1回目に成形するティース3aの周方向両端部の回転軸36は同心ではない。第2の1回目に成形するティース3bは、周方向一端部に回転軸36を有するが、他端部には回転軸36を持たない。第1の1回目に成形するティース3aと第2の1回目に成形するティース3bとに回転軸36を形成すれば、射出成形を容易に行うことができる。
第1の1回目に成形するティース3aを2個、第2の1回目に成形するティース3bを1個、図14に示すように成形金型内に直線状に配置する。そして、軟磁性粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料を金型内に射出し、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bを成形し、固定子コア20aを形成する。図15に示すように、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bの向きは、第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bの向きと反対にして、直線状の固定子コア20aを形成している。このように構成すれば、巻線を容易に行うことができる。各ティースに巻線を施した後、関節部5により各ティースの向きを合わせれば、円筒状の固定子20となる。
第1の2回目に成形するティース4aは、周方向両端部に第1の1回目に成形するティース3a又は第2の1回目に成形するティース3bの回転軸36を囲む回動可能な凹部が形成され、関節部5となる。
図15に示すように各ティースを配置した場合、図16に示すように金型内部に磁場を与えて成形すると内部の磁束が成形する各ティースに集中し、更には図中の矢印の向きにそって流れるようになる。この磁束の向きは、実際に各ティースを固定子20として用いる際にティース内部に生じる磁束の流れに一致している。材料内の磁性粉末は、成形時に与えられた磁界にあわせて、向きが揃ったり、粉末間の接触が密になるなどして、磁界の向きの磁気特性が向上する。このため、固定子20の特性を向上させることができる。
関節部5を形成する回転軸36は、例えば、図17に示すように回転軸先端部36aの径を回転軸ティース側36bの径よりも大きくすることで、一体成形後のティース同士の分離を防止できる。
尚、1回目に成形するティースを間隔をあけて円弧状に配置して、2回目のティースを一体に成形して、円筒状の固定子コア20aを形成してもよい。
実施の形態4.
図18、図19は実施の形態4を示す図で、図18はアウターロータ形の電動機の固定子コアの成形順序及びティース11斜視図((a)は1回目に成形するティース11を金型に配置した状態を示す斜視図、(b)は2回目にコアバック12を成形してティース11と一体化し形成した固定子コア20aを示す斜視図)、図19は固定子コア20aのティース11を回動させた状態を示す斜視図((a)は回動の途中、(b)は90度回動)である。
図18に示す固定子コア20aは、アウターロータ形の電動機の固定子用のものである。ティース11(第1の部品の一例)は、ロータに対向するティース先端部33と、巻線を巻回する巻線部1、コアバック12(第2の部品の一例)と結合する関節部5とを備える。回転軸となる関節部5は、回転子の回転軸に対して、垂直に配置される。複数のティース11は放射状に配され、それぞれの回転軸となる関節部5も放射状に配置される。
図18(a)に示すように、1回目に成形したティース11を、円筒状に金型に配置する(ここでは、6個のティース11を使用している)。そして、図18(b)に示すように、軟磁性粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料を金型内に射出し、コアバック12を成形してティース11と一体化する。ティース11とコアバック12とは溶着することは無く、両者はそれぞれの表面のスキン層によって分離可能な状態を保っている。スキン層を形成している両者の表面は非常になめらかであるため、両者の接触部は関節部5を含め回動可能である。
固定子コア20aに巻線を施すときは、図19に示すように、各ティース11を関節部5により約90度回転し、ティース先端部33同士の間が十分にあいた状態にして、巻線を行う。これにより、巻線作業を容易に行うことができる。
また、ティース11のティース先端部33の両端部33aにティース回転方向とは逆向きに切欠き、又はスキュー形状(傾斜させる)を設けることによって、隣り合うティース11が回転時に接触することをさけながら、ティース11間の距離を狭めることができる。同時にスキューのかかった形状となることで、電動機のコギングトルクを下げ、低騒音化が可能となる。
実施の形態5.
図20、図21は実施の形態5を示す図で、図20は固定子コア20aの部分斜視図(a)と固定子20を示す斜視図(b)、図21は電動機の構成を示す分解斜視図である。
本実施の形態の固定子コア20aは、ティースに電動機の外郭を構成するフレームが一体に形成される。図20(a)は、そのような固定子コア20aの一部を示す斜視図で、1回目に成形するフレーム付きティース103(第1の部品の一例)が2回目に成形するフレーム付きティース104(第2の部品の一例)に一体に成形され、回動可能な関節部5で連結している。
図20(a)のような状態で、各ティースに巻線を施し、関節部5を折り曲げて、図20(b)に示す円筒状の固定子20を形成する。1回目に成形するフレーム付きティース103及び2回目に成形するフレーム付きティース104には、コアバック部から軸方向にフレーム19が形成されている。従って、電動機とする場合に、フレームが不要であり、また固定子20をフレームに挿入する作業も不要となる。
図21に示すように、マグネットを有し、軸受が装着された軸に嵌められた回転子21が固定子20の内部に挿入され、固定子20の両端にブラケット22を取り付けて電動機が形成される。
電動機の外郭となるフレーム19を固定子20と一体に形成するため、別部品のフレームが不要であり、固定子20をフレームに挿入する作業が不要となるため、加工コストを抑えることができる。
実施の形態6.
図22乃至図24は実施の形態6を示す図で、図22は固定子コア20aの結合手順を示す斜視図((a)はティース11の結合面23を対向させて配置した図、(b)はティース11同士を結合面23で合わせた図、(c)は結合面23部分を融着した固定子コア20aの一部を示す図)、図23は固定子コア20aの折り曲げ工程を示す斜視図、図24は固定子コア20aの関節部の組み立て工程を示す斜視図である((a)は第1のティース11aと第2のティース11bを示す斜視図、(b)は第1のティース11aと第2のティース11bを連結した斜視図、(c)は突起部26を融着した固定子コア20aを示す斜視図)。
本実施の形態の固定子20は、固定子コア20aを構成し、巻線を集中的に巻回するティース11が分割されている。夫々のティース11は、軟磁性体粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料を射出成形して形成される。図22に示すティース11は、連結部を持たない。ティース11はコアバック部の周方向両端部が他のティース11と結合するときの結合面23になっている。
各ティース11は、ティース11同士を結合する前に、夫々巻線が施される(図では巻線を省略している)。図22(a)、(b)に示すように、結合面23を合わせてティース11を円筒状に配置する。そして、結合面23付近を加熱して融着させる。図22(c)の融着部24でティース11同士が結合される。ティース11の材料は、軟磁性体粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料であるから、電磁鋼板に比べ低い温度で溶融する。250〜300℃程度で、ティース11は溶融する。従って、図示はしていないが、ティース11に施された巻線やインシュレータを損傷する恐れが少ない。また、少ないエネルギーでティース11同士の結合が可能である。ティース11を電磁鋼板で構成する場合は、このように分割されたティース11に巻線を施し、溶接で各ティース11を結合する方法は、溶接の温度が高いので難しい。
図23(a)に示すように、軟磁性体粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料を射出成形して形成される固定子コア20aのティース11同士を薄肉部25で連結した構成としてもよい。これによって、固定子コア20aの成形後、巻線作業に移る際の固定子コア20aの持ち運びが容易となる。固定子コア20aを構成する分だけ、連結した状態とすることで、成形したティース11を巻線機へ設置する作業が簡略化できる。巻線作業後は、薄肉部25を加熱、溶融させながら、薄肉部25を軸に折り曲げ固化させれば、ティース11間が融着部24で連結された円筒状の固定子20を形成することができる(図23(b))。
また、図24に示すように、分割した第1のティース11aと第2のティース11bとの結合部に回動可能な関節構造を持たせ、関節構造の一部を加熱・溶融することで分割した第1のティース11aと第2のティース11bとの分離を防止することも可能である。
図24(a)に示す第1のティース11aと第2のティース11bは、1回の軟磁性体粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料の射出成形で同時に形成される。第1のティース11aは、周方向端部の中央付近に周方向に突出した連結部2bを有し、その下面に回転軸に平行な回転軸部円柱7を有する。第2のティース11bは、周方向端部の軸方向一端部付近に周方向に突出した連結部2cを有し、その内側の面に凹部35を有する。また、周方向端部の他端部に回転軸方向に突出した突起部26を有する。
図24(b)に示すように、第1のティース11aの回転軸部円柱7を第2のティース11bの凹部35に挿入して、第1のティース11aと第2のティース11bを連結する。
図24(c)に示すように、第1のティース11aと第2のティース11bを連結後、第2のティース11bの突起部26を加熱・溶融させ、第1のティース11aの連結部2bを第2のティース11bの連結部2cと変形させた突起部26により挟む。これにより、関節機能を保持しつつ、第1のティース11aと第2のティース11bの分離を抑制する。このように構成された固定子コア20aは、連結していない非関節部(図示せず)から展開して巻線作業を行い、再び円筒状に成形して固定子20とする。
実施の形態7.
図25は実施の形態7を示す図で、固定子20を示す斜視図である。巻線を集中的に巻回するティース単位に分割した固定子20であり、分割されたティースは、互いに回動可能な関節部5を有している。関節部5は、前述の実施の形態で示した手段により実現しているもので、固定子20を展開し巻線を巻回した後、再び円筒状の形態を取っている。この後、ティースの関節部5を加熱・融解して融着部24とすることでティース同士を結合する。巻線作業を容易に行うためには、ティース同士が回動可能でスロットの開口部が広く取れることは望ましいが、巻線作業後は、ティース同士の結合が強固でないと固定子20の剛性が低くなり、振動・騒音の要因となる。巻線作業後は、ティース間の関節部5は、再び回動する必要はなくなるため、前述のように関節部5を加熱・溶融して融着部24を形成することでティース間の結合を強くして、固定子20の剛性を高くすることで、低振動、低騒音化を図ることができる。
実施の形態8.
図26、図27は実施の形態8を示す図で、図26は固定子の部分的な分解斜視図、図27は別の固定子の部分的な分解斜視図である。
ティース11c、ティース11dは、共に周方向端部に段差形状の連結部2b、連結部2cを有する構造であり、この段差形状の連結部2bと連結部2cが合わせられて円筒状の固定子コアとなるが、例えば、ティース11cの連結部2bに回転軸に平行な回転軸部円柱7を設け、ティース11dの連結部2cに回転軸に平行な、回転軸部円柱7が挿入される凹部35を設けている。ティース11c、回転軸部円柱7の軸方向の反対側に溝29を有する。ティース11dは、凹部35の軸方向の反対側に溝29を有する。ティース11c、ティース11dは、軟磁性体粉末と熱可塑性樹脂を混練した材料の1回の射出成形で成形される。
巻線の絶縁及び巻線巻回時のくずれを防止する巻枠となるインシュレータ27a、インシュレータ27bがティース11c、ティース11dを上下より挟むようにして配置される。インシュレータ27aとインシュレータ27bとは、別ピースであるが、連結部で連結して回動可能な構成である。インシュレータ27aは、固定子コア側の面に、ティース11c及びティース11dの溝29に挿入される突起部28を有する。
ティース11c及びティース11dと、インシュレータ27a及びインシュレータ27bとを組み立てる際に、突起部28は溝29に挿入される。これによって、ティース11cとティース11dとが軸方向に分離することを防止することができる。ティース11cとティース11dとは、回転軸部円柱7が凹部35に挿入されているので回動可能な状態を維持できる。
また、図27に示すように、インシュレータ27cにティース11e、ティース11fの連結部2b、連結部2cの回転軸上に貫通穴30を設け、これに挿入する突起31をティース11e、ティース11fに設けることによっても同様の効果が得られる。ティース11e、ティース11fに突起31を設けることで、ティース11e、ティース11fのコアバック部の断面積が部分的に小さくなることを防げるため、モータの性能を落とすことなく、ティース11e、ティース11fの連結部に関節構造を持たせることができる。
本発明の活用例として、出力の小さいファンモータへの適用が可能である。
実施の形態1を示す図で、固定子コアの分割された第1の1回目に成形するティース3aの形状を示す斜視図である。 実施の形態1を示す図で、固定子コアの成形順序示す斜視図である((a)は第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを金型に直線状に配置した状態を示す図、(b)は第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形された固定子コア20aを示す図))。 実施の形態1を示す図で、固定子コア20aに巻線6を施した固定子20を示す斜視図である((a)は巻線6を施した直後の図、(b)は円筒状に折り曲げた固定子20を示す図)。 実施の形態1を示す図で、ティース連結部に回転軸部円柱7を形成した固定子コア20aの部分斜視図である。 実施の形態1を示す図で、ティース連結部に回転軸部突起8を形成した固定子コア20aの部分斜視図である。 実施の形態1を示す図で、ティース連結部に回転軸部貫通穴9を形成した固定子コア20aの部分斜視図である。 実施の形態1を示す図で、ティース連結部に回転軸部窪み10を形成した固定子コア20aの部分斜視図である。 実施の形態1を示す図で、固定子コアの成形順序示す斜視図である((a)は第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを金型に円弧状に配置した状態を示す図、(b)は第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形された円筒状の固定子コア20aを示す図)。 実施の形態1を示す図で、固定子コアの成形順序示す斜視図である((a)は第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bを金型に円弧状にティース先端部33を外側に向けて配置した状態を示す図、(b)は第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形され、ティース先端部33を外側に向けて配置した固定子コア20aを示す図)。 実施の形態2を示す図で、固定子コアの分割されたティース11の形状を示す斜視図である。 実施の形態2を示す図で、固定子コアの成形順序示す斜視図である((a)はティース11を金型に円弧状に配置した状態を示す図、(b)はコアバック12がティース11と一体に成形された円筒状の固定子コア20aを示す斜視図)。 実施の形態2を示す図で、固定子コア20aのティース11を外側へ展開した状態を示す斜視図である。 実施の形態2を示す図で、固定子コアの分割されたティース11の変形例の形状を示す斜視図である。 実施の形態3を示す図で、固定子コアの分割された第1の1回目に成形するティース3a及び第2の1回目に成形するティース3bの形状と、それらを金型に直線状に配置した状態を示す斜視図である。 実施の形態3を示す図で、第1の2回目に成形するティース4a及び第2の2回目に成形するティース4bが1回目に成形するティースと一体に成形された固定子コア20aを示す斜視図である。 実施の形態3を示す図で、固定子コア20aを成形する際のコア内部の磁束の流れを示す斜視図である。 実施の形態3を示す図で、ティースの回転軸となる連結部2の形状を示す斜視図である。 実施の形態4を示す図で、アウターロータ形の電動機の固定子コアの成形順序及びティース11を示す斜視図である((a)は1回目に成形するティース11を金型に配置した状態を示す斜視図、(b)は2回目にコアバック12を成形してティース11と一体化し形成した固定子コア20aを示す斜視図)。 実施の形態4を示す図で、固定子コア20aのティース11を回動させた状態を示す斜視図((a)は回動の途中、(b)は90度回動)である。 実施の形態5を示す図で、固定子コア20aの部分斜視図(a)と固定子20を示す斜視図(b)である。 実施の形態5を示す図で、電動機の構成を示す分解斜視図である。 実施の形態6を示す図で、固定子コア20aの結合手順を示す斜視図((a)はティース11の結合面23を対向させて配置した図、(b)はティース11同士を結合面23で合わせた図、(c)は結合面23部分を融着した固定子コア20aの一部を示す図)である。 実施の形態6を示す図で、固定子コア20aの折り曲げ工程を示す斜視図である。 実施の形態6を示す図で、固定子コア20aの関節部の組み立て工程を示す斜視図である((a)は第1のティース11aと第2のティース11bを示す斜視図、(b)は第1のティース11aと第2のティース11bを連結した斜視図、(c)は突起部26を融着した固定子コア20aを示す斜視図)。 実施の形態7を示す図で、固定子20を示す斜視図である。 実施の形態8を示す図で、固定子の部分的な分解斜視図である。 実施の形態8を示す図で、別の固定子の部分的な分解斜視図である。
符号の説明
1 巻線部、2 連結部、2a 連結部、2b 連結部、2c 連結部、3a 第1の1回目に成形するティース、3b 第2の1回目に成形するティース、4a 第1の2回目に成形するティース、4b 第2の2回目に成形するティース、5 関節部、6 巻線、7 回転軸部円柱、8 回転軸部突起、9 回転軸部貫通穴、10 回転軸部窪み、11 ティース、11a 第1のティース、11b 第2のティース、11c ティース、11d ティース、11e ティース、11f ティース、12 コアバック、13 円板、14 円板カット面、19 フレーム、20 固定子、20a 固定子コア、21 回転子、22 ブラケット、23 結合面、24 融着部、25 薄肉部、26 突起部、27a インシュレータ、27b インシュレータ、27c インシュレータ、27d インシュレータ、28 突起部、29 溝、30 貫通穴、31 突起、32 コアバック部、33 ティース先端部、33a 両端部、34 非関節部、35 凹部、36 回転軸、36a 回転軸先端部、36b 回転軸ティース側、103 1回目に成形するフレーム付きティース、104 2回目に成形するフレーム付きティース。

Claims (26)

  1. 軟磁性体粉末と合成樹脂を混練した材料を射出成形により形成する電動機の固定子において、
    1回目に成形する複数に分割された第1の部品と、
    2回目に前記第1の部品と回動可能に一体に成形されて固定子コアを形成する、一つの又は複数に分割された第2の部品とを備え、少なくとも前記第1の部品、前記第2の部品のいずれかは、巻線を巻回する巻線部を有することを特徴とする電動機の固定子。
  2. 前記第1の部品が1回目に成形するティースであり、前記第2の部品が2回目に成形するティースであり、前記第1の部品と前記第2の部品とが連結する関節部の回転軸が、当該電動機の固定子の内側において回転する回転子の回転軸に平行であることを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  3. 前記関節部の回転軸を、1回目に成形するティースである前記第1の部品に成形することを特徴とする請求項2記載の電動機の固定子。
  4. 前記関節部の回転軸を、回転軸部突起で構成したことを特徴とする請求項2記載の電動機の固定子。
  5. 1回目に成形するティースである前記第1の部品に回転軸部貫通穴を設け、2回目に成形するティースである前記第2の部品に前記回転軸部貫通穴に嵌合する前記関節部の回転軸を設けたことを特徴とする請求項2記載の電動機の固定子。
  6. 1回目に成形するティースである前記第1の部品に回転軸部窪みを設け、2回目に成形するティースである前記第2の部品に前記回転軸部窪みに嵌合する前記関節部の回転軸を設けたことを特徴とする請求項2記載の電動機の固定子。
  7. 前記関節部で連結する前記第1の部品と前記第2の部品とを、直線状に配置して成形することを特徴とする請求項2記載の電動機の固定子。
  8. 前記関節部で連結する前記第1の部品と前記第2の部品とを、円筒状に配置して成形することを特徴とする請求項2記載の電動機の固定子。
  9. 前記第1の部品と前記第2の部品は、前記回転子に対向するティース先端部を有し、前記ティース先端部が外側に向くように成形することを特徴とする請求項8記載の電動機の固定子。
  10. 前記第1の部品が巻線部を有するティースの場合は前記第2の部品がコアバックであり、前記第1の部品がコアバックの場合は前記第2の部品が巻線部を有するティースであり、前記関節部の回転軸が前記回転子の回転方向である周方向に形成されることを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  11. 前記巻線部を有するティースの周方向両端面は平行であり、前記ティースの周方向両端に位置する回転軸は同心であることを特徴とする請求項10記載の電動機の固定子。
  12. 前記関節部の回転軸を、前記巻線部を有するティースの周方向両端に形成したことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の電動機の固定子。
  13. 前記関節部の回転軸を、前記コアバックの周方向両端に形成したことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の電動機の固定子。
  14. 前記関節部の回転軸が、前記巻線部を有するティースのコアバック部の径方向幅よりも大きな径をもつ円板状であり、前記コアバック部の厚みより大きくなる部分は切り落とされていることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の電動機の固定子。
  15. 前記第1の部品及び前記第2の部品を、共に巻線部を有するティースで構成し、前記関節部の回転軸は前記回転子の回転方向である周方向に形成されることを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  16. 前記第1の部品及び前記第2の部品を交互に逆向きに配置したことを特徴とする請求項15記載の電動機の固定子。
  17. 前記関節部の回転軸は、前記第1の部品に形成されることを特徴とする請求項15記載の電動機の固定子。
  18. 前記関節部の回転軸は、先端部の径よりもティース側の径を小さくしたことを特徴とする請求項15記載の電動機の固定子。
  19. 前記第1の部品が巻線部を有するティースであり、前記第2の部品が複数の前記第1の部品がその周囲に放射状に関節部を介して連結されるコアバックであり、前記第1の部品と前記第2の部品でアウターロータ形の固定子コアを形成することを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  20. 前記第1の部品のティース先端部の両端部にティース回転方向とは逆向きに切欠き、又はスキュー形状を設けること特徴とする請求項19記載の電動機の固定子。
  21. 前記第1の部品及び前記第2の部品に、電動機の外郭を構成するフレームを一体に成形することを特徴とする請求項2記載の電動機の固定子。
  22. 前記第1の部品及び前記第2の部品との連結部を、巻線後に加熱・融着して融着部とすることを特徴とする請求項1記載の電動機の固定子。
  23. 軟磁性体粉末と合成樹脂を混練した材料を射出成形して固定子コアを形成する電動機の固定子の製造方法において、
    前記固定子コアは複数に分割されたティースにより構成され、各ティースの巻線部に巻線を巻回した後、分割された各ティースの結合面同士を合わせて加熱、融着することで固定子を構成することを特徴とする電動機固定子の製造方法。
  24. 複数に分割されたティースは、薄肉部で連結されており、各ティースの巻線部に巻線を巻回した後、前記薄肉部を加熱、溶融させて円筒状の固定子を形成することを特徴とする請求項23記載の電動機の固定子の製造方法。
  25. 軟磁性体粉末と合成樹脂を混練した材料を射出成形して固定子コアを形成する電動機の固定子の製造方法において、
    第1のティースと第2のティースの夫々を分割して成形し、前記第1のティースと前記第2のティースの夫々の連結部を、回転子の回転軸に平行な軸と該軸に嵌合する凹部とにより回動可能に連結し、その後前記連結部付近の一部を加熱・溶融して連結した前記第1のティースと前記第2のティースとの分離止めとすることを特徴とする電動機の固定子の製造方法。
  26. 軟磁性体粉末と合成樹脂を混練した材料を射出成形して固定子コアを形成する電動機の固定子の製造方法において、
    第1のティースと第2のティースの夫々を分割して成形し、前記第1のティースと前記第2のティースの夫々の連結部を、回転子の回転軸に平行な軸と該軸に嵌合する凹部とにより回動可能に連結し、
    巻線の絶縁及び巻枠となる、分割されて回動可能に連結されるインシュレータを前記連結した第1のティースと第2のティースの軸方向両端部に配置し、
    前記インシュレータと前記第1のティース又は前記第2のティースとを、回転子の回転軸に平行な軸と該軸に嵌合する凹部又は貫通穴とにより連結して、前記インシュレータにより前記連結した第1のティースと第2のティースとを挟み固定することを特徴とする電動機の固定子の製造方法。
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