JP2007208398A - 速度検出装置および無線装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】速度検出装置は、自動周波数制御装置1と相関値算出手段2とを備え、例えば、無線装置に搭載され、無線装置の速度を検出する。自動周波数制御装置1は、アンテナより受信した無線信号より復調された、通信相手と同期した基準信号をデジタル復調信号に復調し、デジタル復調信号の周波数誤差がなくなるように制御する。相関値算出手段2は、デジタル復調信号の単位時間あたりの位相差を、位相に比例して単調増加する関数または単調減少する関数で変換して相関値を算出する。
【選択図】図1
Description
2.高速移動時のレイリーフェージングおよびドップラーフェージングには安定した制御ができない。
11.低速移動時かつレイリーフェージングの場合、AFCによる周波数残差が少ないため、内積の相関値は1に近くなり低速検出が可能である。
14.高速移動時かつドップラーフェージングの場合、AFCはドップラーに引きずられ追従する。そのため、周波数残差は少なくなり、速度にかかわらず内積の相関値は1に近くなり、低速検出となって高速検出が困難になる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、適正な速度検出結果を得ることができる速度検出装置および無線装置を提供することを目的とする。
図1は、速度検出装置の概要を示した図である。図に示す速度検出装置は、例えば、無線装置に搭載され、無線装置の速度を検出する。速度検出装置は、自動周波数制御装置1および相関値算出手段2を有している。
図2は、速度検出装置を適用した無線システムの構成例を示した図である。図には、携帯電話などの移動可能な端末10と基地局20とが示してある。
図3は、AFCのブロック構成図である。図に示すようにAFCは、ミキサ(周波数変換部)31、復調器32、発振器制御部33、および発振器34を有している。
次に、ドップラーフェージングとレイリーフェージングにおけるAFCの動作について説明する。まず、ドップラーフェージングにおけるAFCの動作について説明する。
また、復調パイロット信号の実際の周波数f1と、AFCの制御途中における復調パイロット信号の周波数(図中fn)との差を周波数残差と呼ぶ。
図5は、レイリーフェージングにおけるAFCの動作を説明する図である。図に示すf0は、端末10が停止しているときの復調パイロット信号の周波数を示している。復調パイロット信号の周波数f0は、端末10の移動によるレイリーフェージングによって、図に示す周波数f1〜f2の分布に変わったとする。
また、復調パイロット信号の実際の周波数と、AFCの制御途中における復調パイロット信号の周波数との差を周波数残差と呼ぶ。
図8は、低速移動時かつドップラーフェージング下における内積による速度検出の影響を説明する図である。図に示す波形W3は、AFCの周波数残差と、その内積による相関値との関係を示した図である。波形W4は、端末10の低速移動における復調パイロット信号のドップラーフェージングの周波数分布を示した図である。なお、波形W4の周波数f0は、端末10の停止時の周波数を示し、周波数f1は、端末10の低速移動時の周波数を示す。
図9は、高速移動時かつレイリーフェージング下における内積による速度検出の影響を説明する図である。図に示す波形W5は、AFCの周波数残差と、その内積による相関値との関係を示した図である。波形W6は、端末10の高速移動における復調パイロット信号のレイリーフェージングの周波数分布を示した図である。
次に、高速移動時かつドップラーフェージング下における影響について説明する。
AFCが周波数f0を周波数f1に引き込むまでの間は、AFCの周波数残差は大きく、相関値は、矢印A23に示すように1に近い値となる。引き込み後は、AFCの周波数残差は0となり、相関値は0となる。
また、AFCの周波数の引き込み期間中においても(周波数残差の0近傍以外の部分においても)、内積による方法に比べ、相関値の変動量が大きいため、誤判定となる時間を最小限に抑えることができる。
図に示すようにtan関数の周波数残差に対する相関値の変化は、内積(cos関数)の周波数残差に対する相関値の変化より大きい。これによって、速度検出回路は、端末10が高速状態でも適正に検出することができる。
図13は、速度検出回路のブロック構成図である。図に示すように速度検出回路は、内積算出部41、内積判定部42、tan算出部43、tan判定部44、および判定結果選択出力部45を有している。
内積判定部42は、内積算出部41によって算出された内積による相関値としきい値(0〜1の値をとる)とを比較する。内積判定部42は、比較結果によって、端末10の速度状態を判定する。なお、しきい値は、上述したように複数設けてもよい。
tan判定部44は、tan算出部43によって算出されたtanによる相関値としきい値(0〜1の値をとる)とを比較する。tan判定部44は、比較結果によって、端末10の速度状態を判定する。なお、しきい値は、上述したように複数設けてもよい。
例えば、判定結果選択出力部45は、内積判定部42によって低速移動から中速移動が検出されると、tan判定部44の判定結果を出力するようにする。そして、判定結果選択出力部45は、tan判定部44によって高速移動から中速移動または中速移動から低速移動が検出されると、内積判定部42の判定結果を出力するようにする。
図14は、内積による相関値での速度検出結果とtanによる相関値での速度検出結果とを示した図である。図に示す左側の縦軸は相関値を示す。右側の縦軸は移動速度を示す。横軸は時間を示す。
波形W12は、内積による相関値を示している。内積による相関値は、図の左側の縦軸で読む。
波形W14は、内積による相関値で検出した端末10の速度状態を示している。
なお、端末10の速度状態は、波形W14,W15に示すように2段階で検出されるものとする。波形W14,W15のレベルが低い方は、端末10が低速状態にあることを示し、レベルが高い方は、端末10が高速状態にあることを示している。
このように、復調パイロット信号のtanによる相関値を算出して、端末10の速度状態を検出するようにした。これによって、ドップラーフェージング環境下においても、端末10の高速移動を検出することができる。
2 相関値算出手段
Claims (5)
- アンテナより受信した無線信号より復調された、通信相手と同期した基準信号をデジタル復調信号に復調し、前記デジタル復調信号の周波数誤差がなくなるように制御する自動周波数制御装置と、
前記デジタル復調信号の単位時間あたりの位相差を、位相に比例して単調増加する関数または単調減少する関数で変換して相関値を算出する相関値算出手段とを備え、
前記相関値に基づき速度を検出することを特徴とする速度検出装置。 - 前記関数は、タンジェント関数であることを特徴とする請求項1記載の速度検出装置。
- 前記相関値としきい値とを比較する比較手段と、
前記相関値と前記しきい値との比較結果に応じて、速度状態を判定する速度状態判定手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1記載の速度検出装置。 - 前記位相差をコサイン関数で変換して前記相関値を算出する内積相関値算出手段と、
前記内積相関値算出手段によって算出された前記相関値に基づいて、速度状態を判定する内積速度状態判定手段と、
前記相関値算出手段によって算出された前記相関値に基づいて、速度状態を判定する速度状態判定手段と、
前記内積速度状態判定手段によって判定された速度状態と前記速度状態判定手段によって判定された速度状態とに基づいて一方を選択して出力する速度状態選択手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の速度検出装置。 - アンテナより受信した無線信号より復調された、通信相手と同期した基準信号をデジタル復調信号に復調し、前記デジタル復調信号の周波数誤差がなくなるように制御する自動周波数制御装置と、
前記デジタル復調信号の単位時間あたりの位相差を、位相に比例して単調増加する関数または単調減少する関数で変換して相関値を算出する相関値算出手段とを備え、
前記相関値に基づき速度を検出することを特徴とする無線装置。
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