JP2004135247A - 同期位置検出回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ウインドウサイズ決定回路16は、sleep 時間110 と移動速度112 とにより移動距離を算出し移動距離に対応するウインドウサイズを決定してウインドウサイズ信号108 を出力する。同期符号生成回路14は、受信信号100 と同じ同期符号を繰り返し生成し、1周期の同期符号を生成する毎に同期符号の位相を予め定められた位相幅で一定方向に、ウインドウサイズ信号108 が示すサイズのウインドウの範囲をデジタル的にずらしていく。相関回路10は、受信信号100 と同期符号102 の相関関数を算出して相関値104 を出力する。同期位置決定回路12は、相関値104 の中から最大値の相関値を判定して受信信号100 を検出し、その検出位置を示す同期位置信号106 を出力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の符号を繰り返す受信信号を検出してその受信信号の同期位置を出力する同期位置検出回路に関し、特に間欠受信を行うCDMA(Code Division Multiple Access )方式の移動局受信装置に好適な同期位置検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDMA方式の移動通信システムでは、例えば、基地局は情報信号に拡散符号を乗算して移動局に送信し、移動局は基地局の拡散符号と同一パターンおよび同一位相の拡散符号を生成してこの拡散符号を受信信号に乗算(逆拡散)することにより情報信号を復調するので、移動局では基地局の拡散符号の位相情報を取得する必要がある。また、移動通信システムによっては、移動局における消費電力を低減するために、移動局が受信期間のみ受信処理を行い待ち受け時間(sleep 時間)には受信処理を停止するという間欠受信方式を採用するものもある。
【0003】
しかし、間欠受信方式を採用するシステムにおける移動局では、sleep 時間中に受信処理を一旦停止するので、そのsleep 時間中は基地局の拡散符号の位相を追跡することは不可能になり、次の受信期間の開始時に基地局の拡散符号と同一位相の拡散符号を直ちに生成することは困難であった。そこで、移動局では、例えば、次の受信期間が開始される前に、基地局から送信されるパイロット信号を受信し、そのパイロット信号に含まれる基地局の拡散符号の位相情報に基づいて拡散符号の同期位置を取得し、その同期位置に基づいて拡散符号生成器で生成する拡散符号の位相を基地局の拡散符号の位相に合わせ、受信期間開始時から正常な受信処理を行っていた。
【0004】
この場合、移動局では、パイロット信号を検出するために使用されるパイロット信号と同一パターンの拡散符号(同期符号)を同期符号生成器により生成するが、通常の同期符号生成器には僅かながら誤差が存在するので、同期符号生成器により生成される拡散符号の位相は、例えば、sleep 時間の経過に従って正規の位相からずれていくので、sleep 時間の経過後にパイロット信号を捕捉することはできなくなる。そこで、移動局では、同期符号生成器で生成される同期符号の位相を、所定の位相範囲で所定のチップ幅でずらしながらパイロット信号と同期符号との間の相関関数を算出し、相関関数が最大となる位置を求めることによりパイロット信号を検出し、パイロット信号の同期位置を判定していた。
【0005】
そして、パイロット信号を検出する場合に、受信装置のコスト低減や消費電力の低減の観点から同期符号の位相をずらす範囲(ウインドウ)をできるだけ狭く設定することが望ましいので、同期符号生成器の誤差による同期符号の位相ずれの大きさがsleep 時間の大きさにより決まることを考慮し、間欠受信の周期に応じてウインドウサイズを設定していた(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−27180号公報(第3−5頁、図4)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のパイロット信号捕捉回路(同期位置検出回路)では、ウインドウサイズを同期符号生成器の誤差に基づく同期符号の位相ずれのみを考慮して設定していたので、sleep 時間中に移動局が移動して基地局と移動局間の距離が変化することにより生ずる同期符号の位相ずれには対応することができず、設定されたウインドウ内でパイロット信号を検出できない場合が生ずるという問題があった。
【0008】
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、移動局がsleep 時間中に移動して基地局と移動局間の距離が変化した場合でも確実にパイロット信号を捕捉できるウインドウサイズを設定する同期位置検出回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による同期位置検出回路は、所定の符号を繰り返す受信信号を検出する回路であり、間欠受信を行う移動局の受信装置への搭載に好適である。本発明による同期位置検出回路は、移動局の移動速度と間欠受信のスリープ時間とに基づいて移動局が1スリープ時間に移動する移動距離を算出し、この移動距離に対応する受信信号の位相変化に基づいてウインドウサイズを選択するウインドウサイズ決定手段と、受信信号の符号の少なくとも一部に一致する同期符号を繰り返し生成し、1周期の同期符号を生成する毎にこの同期符号の位相を所定の位相幅でウインドウサイズ決定手段により決定されたサイズのウインドウの範囲を順次ずらしていく同期符号生成手段と、同期符号生成手段により生成された同期符号と受信信号との相関関数を算出する相関手段と、相関手段により算出された相関関数のうち値が最も大きい相関関数を判定して受信信号を検出し、検出位置を示す同期位置信号を出力する同期位置決定手段とを含み、同期符号生成手段は、同期位置決定手段から同期位置信号が出力されたときこの同期位置信号に基づいて同期符号の位相を受信信号に同期させることを特徴とする。
【0010】
また、本発明による同期位置検出回路は、基地局および移動局の位置情報と間欠受信のスリープ時間に基づいて、移動局が1スリープ時間中に移動することにより変化した基地局と移動局とを結ぶ直線距離の変化を推定移動距離として算出する移動距離推定手段と、移動距離推定手段により算出された推定移動距離に対応する受信信号の位相変化に基づいてウインドウサイズを選択するウインドウサイズ決定手段と、受信信号の符号の少なくとも一部に一致する同期符号を繰り返し生成し、1周期の同期符号を生成する毎にこの同期符号の位相を所定の位相幅でウインドウサイズ決定手段により決定されたサイズのウインドウの範囲を順次ずらしていく同期符号生成手段と、同期符号生成手段により生成された同期符号と受信信号との相関関数を算出する相関手段と、相関手段により算出された相関関数のうち値が最も大きい相関関数を判定して受信信号を検出し、検出位置を示す同期位置信号を出力する同期位置決定手段とを含み、同期符号生成手段は、同期位置決定手段から同期位置信号が出力されたときこの同期位置信号に基づいて同期符号の位相を受信信号に同期させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明による同期位置検出回路の実施例を詳細に説明する。図1は、本発明による同期位置検出回路の第1の実施例を示す構成図である。この同期位置検出回路は、例えば、CDMA方式の移動通信システムにおける移動局の間欠受信を行う受信装置で使用され、特に基地局と移動局とを結ぶ直線上またはその直線の延長上を移動する移動局の受信装置での使用に好適である。
【0012】
図1に示すように本実施例の同期位置検出回路は、相関回路10、同期位置決定回路12、同期符号生成回路14およびウインドウサイズ決定回路16から構成され、相関回路10には同期位置決定回路12と同期符号生成回路14とが、同期符号生成回路14にはウインドウサイズ決定回路16がそれぞれ接続されている。そして、相関回路10には外部から所定の符号が繰り返される受信信号100 が入力され、ウインドウサイズ決定回路16には、間欠受信における待ち受け時間であるスリープ時間(sleep 時間)110 および移動局が搭載されている移動体の移動速度112 が入力される。なお、図1において、接続線に付された参照符号はその接続線に現れる信号を示す。
【0013】
相関回路10は、同期符号生成回路14から同期符号102 が与えられたとき、受信信号100 と同期符号102 との間の相関関数を算出し、算出した相関関数を示す相関値104 を同期位置決定回路12に出力するものである。同期位置決定回路12は、相関回路10で算出された相関値104 の中から最大値を示す相関値を求めることにより受信信号100 を検出し、その受信信号100 の検出位置(同期位置)を示す同期位置信号106 を出力するものである。なお、同期位置決定回路12は、相関回路10から出力される相関値104 と予め定められている閾値とを比較し、相関値104 が閾値を超えたとき受信信号100 を検出したものと判定してもよい。
【0014】
同期符号生成回路14は、符号パターンが受信信号100 と同じ同期符号または符号パターンが受信信号100 の一部に一致する同期符号を繰り返し生成する同期符号発生器とその同期符号発生器の位相を制御する位相制御手段とを含み、同期符号発生器で1周期の同期符号が生成される毎にその1周期の同期符号の位相を予め定められた位相幅(例えば、1/4 チップ、1/2 チップ)でデジタル的に一定方向にずれるように同期符号発生器の位相を制御し、同期符号発生器で生成された同期符号を同期符号102 として相関回路10に出力するものである。
【0015】
また、同期符号生成回路14は、同期位置決定回路12から同期位置信号106 が出力されたとき、位相ずらしの制御を停止してずらし量をゼロに戻し、その同期位置信号106 に基づいて同期符号発生器の位相を制御し、同期符号発生器で生成される同期符号の位相を受信信号100 の位相に一致させるものである。これにより、同期符号の位相ずれがsleep 時間毎に累積されることは防止される。なお、同期符号発生器で生成される同期符号102 の位相をずらす範囲は、ウインドウサイズ決定回路16から出力されるウインドウサイズ信号108 が示すウインドウサイズに従って設定される。
【0016】
ウインドウサイズ決定回路16には、sleep 時間110 と移動局の移動速度を示す移動速度112 とが入力される。sleep 時間110 は移動局が使用されるシステムにより決められる値を入力するが、例えば、T、2T、3T(Tは所定の時間)の3種類のsleep 時間の中から選択して入力するようにしてもよい。また、移動速度112 は、速度計により計測された移動局の移動速度を入力することが望ましいが、構成の簡略化を目的として、例えば、V、2V、3V(Vは所定の速度)の3種類の移動速度の中から予想される移動速度に近いものを選択して入力するようにしてもよい。
【0017】
ウインドウサイズ決定回路16は、移動局の移動速度112 とsleep 時間110 とに基づいて最適のウインドウサイズを決定するものである。具体的には、間欠受信の周期毎にsleep 時間110 と移動速度112 との積を求めて移動局が1sleep 時間中に移動した移動距離を算出する。本実施例では、移動局は基地局と移動局とを結ぶ直線上またはその直線の延長線上を移動するものとしているので、算出された移動距離は、1sleep 時間における基地局と移動局間の距離の変化に該当する。ウインドウサイズ決定回路16は、移動距離に対応するウインドウサイズを記載したテーブルを予め備え、算出された移動距離に対応するウインドウサイズをテーブルから選択してそのウインドウサイズを示すウインドウサイズ信号108 を生成する。
【0018】
なお、ウインドウサイズは、移動局が1sleep 時間中に移動することにより基地局と移動局間の距離が変化して基地局から送信された信号の移動局に到達する時間が変化することに基づく受信信号100 の位相の変化を考慮し、受信信号100 を確実に捕捉できると考えられるサイズに設定される。ただし、受信信号100 の位相の変化に加えて、同期符号生成回路14に含まれる同期符号発生回路により生成される同期符号の位相が同期符号発生回路の誤差に基づいて1sleep 時間中にずれる位相量をも考慮してウインドウサイズを決定してもよい。また、本実施例では、ウインドウサイズ決定回路16では、ウインドウサイズを間欠受信の1周期毎に決定しているが複数周期毎に決定してもよい。
【0019】
このように構成された同期位置検出回路の動作について、ウインドウサイズ決定回路16にsleep 時間110 および移動速度112 が入力されているものとして説明すると、ウインドウサイズ決定回路16では、例えば、間欠受信の周期毎にsleep 時間110 に移動速度112 を掛けて移動距離110 を算出し、算出した移動距離110 に対応するウインドウサイズをテーブルから選択してそのウインドウサイズを示すウインドウサイズ信号108 を同期符号生成回路14に出力する。
【0020】
同期符号生成回路14では、回路内の同期符号発生器により符号パターンが受信信号100 と同じ同期符号または符号パターンが受信信号100 の一部に一致する同期符号を繰り返し生成し、回路内の位相制御手段により同期符号発生器の位相を制御して、同期符号発生器が1周期の同期符号を生成する毎にその1周期の同期符号の位相を予め定められた位相幅で一定方向にデジタル的にずらしていく。なお、同期符号の位相をずらす範囲は、ウインドウサイズ信号108 が示すウインドウサイズに従って制限される。同期符号生成回路14では、生成した同期符号を同期符号102 として相関回路10に出力する。
【0021】
相関回路10では、同期符号生成回路14から同期符号102 が与えられたとき、外部から入力される受信信号100 と同期符号102 との間の相関関数を算出し、その相関関数を示す相関値104 を同期位置決定回路12に出力する。同期位置決定回路12では、相関回路10で算出された相関値104 の中から最大値を示す相関値を判定し、最大の相関値が得られた時に受信信号100 が検出されたものとして、その検出位置(タイミング)を示す同期位置信号106 を出力する。なお、同期符号生成回路14では、同期位置決定回路12から同期位置信号106 が出力されたとき、位相ずらしの制御を停止してずらし量をゼロに戻し、その同期位置信号106 に基づいて同期符号発生器の位相を制御して同期符号の位相を受信信号100 の位相に合わせる。
【0022】
このように第1の実施例によれば、移動局がsleep 時間中に移動する移動距離を考慮して受信信号100 をサーチするウインドウのサイズを決定しているので、sleep 時間中に移動局が移動しても受信信号100 を見失うことなく確実に迅速に捕捉することが可能になる。
【0023】
図2は、本発明による同期位置検出回路の第2の実施例を示す構成図である。第1の実施例では移動局が基地局と移動局とを結ぶ直線上または直線の延長線上を移動することを前提としていたが、第2の実施例は、移動局が基地局に対して任意の方向に移動する場合にも適用できるものである。この第2の実施例による同期位置検出回路は、図1に示す同期位置検出回路におけるウインドウサイズ決定回路16に移動距離推定回路18を新たに接続したものである。なお、図2において、図1と同じものには同じ参照符号を付してある。
【0024】
図2の相関回路10、同期位置決定回路12、同期符号生成回路14およびウインドウサイズ決定回路16は、それぞれ図1の同一符号が付された回路と同じものであるので説明を省略する。ただし、本実施例におけるウインドウサイズ決定回路16は、移動距離推定回路18から推定移動距離114 が与えられるので、sleep 時間に移動速度を掛けて移動距離を算出するという機能を有していない。
【0025】
移動距離推定回路18には、図示しないキーボード等を介してsleep 時間112 が入力され、GPS (Global Positioning System )を利用した位置測位装置(例えば、カーナビゲーションシステム等)等により得られる基地局の位置を示す位置情報116 および移動局の位置を示す位置情報118 がインタフェース(図示せず)を介して入力される。なお、位置情報118 が示す移動局の位置は、本実施例では、受信間欠の周期より充分速い速度で更新されるものとする。
【0026】
移動距離推定回路18は、位置情報116 、118 に基づいてsleep 時間開始前における基地局と移動局とを結ぶ直線距離とsleep 時間終了後における基地局と移動局とを結ぶ直線距離とを算出し、基地局と移動局を結ぶ直線距離のsleep 期間における変化を算出するものである。この場合、移動局の移動方向は問われない。例えば、図3のように、位置P1に設置されている基地局A と通信中の移動局B が1sleep 時間中に位置P2からP3にQ2で示す軌跡で移動したとき、移動距離推定回路18は、入力される位置情報118 から、sleep 時間開始時における移動局B の位置P1と、そのsleep 時間終了時における移動局B の位置P2をそれぞれ取得する。なお、複数sleep 時間毎に移動局の位置を取得するようにしてもよい。
【0027】
移動距離推定回路18は、移動局B の位置P2、P3を取得すると、基地局A の位置P1と移動局B のsleep 時間開始時における位置P2とを結ぶ直線距離L1と、基地局A の位置P1と移動局B のsleep 時間終了時における位置P2とを結ぶ直線距離L2とを算出し、移動局B がsleep 時間中に位置P2からP3に移動したことにより変化する基地局A と移動局B 間の直線距離の変化x(x=L1−L2)を算出する。そして、算出した値xを推定移動距離114 としてウインドウサイズ決定回路16に出力する。なお、この推定移動距離114 は図1における移動距離110 に対応する。
【0028】
ウインドウサイズ決定回路16は、移動距離推定回路18から推定移動距離114 が与えられたとき、図1におけるウインドウサイズ決定回路16の場合と同様にして、推定移動距離114 に基づいて、あるいは推定移動距離114 およびsleep 期間112 に基づいてウインドウサイズを決定する。なお、相関回路10、同期位置決定回路12、同期符号生成回路14の動作は、図1における同じ参照符号が付された回路と同様であり、同期符号生成回路14からは同期符号102 が出力され、相関回路10からは相関値104 が出力され、同期位置決定回路12からは同期位置信号106 が出力される。
【0029】
このように第2の実施例によれば、移動局の移動位置を示す位置情報を利用して、移動局がsleep 時間中に移動することによる基地局と移動局間の直線距離の変化(推定移動距離)を算出し、この推定移動距離に基づいて受信信号100 をサーチするウインドウのサイズを決定しているので、受信信号100 を見失うことなく確実に迅速に捕捉することが可能になる。また、移動局の移動方向や移動速度を考慮することなくウインドウサイズを決定できる利点もある。
【0030】
【発明の効果】
このように本発明の同期位置検出回路によれば、移動局が基地局を結ぶ直線上を移動する場合において、移動局がsleep 時間中に移動する移動距離を考慮して受信信号をサーチするウインドウのサイズを決定しているので、通信中に移動局が移動した場合でも受信信号を確実に迅速に捕捉することが可能になる。
【0031】
また、基地局と移動局の位置を示す位置情報を利用して移動局がsleep 時間中に移動することによる基地局と移動局間の直線距離の変化(推定移動距離)を算出し、この推定移動距離を考慮して受信信号をサーチするウインドウのサイズを決定することにより、移動局の移動軌跡に関係なく受信信号をサーチするウインドウサイズを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同期位置検出回路の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明による同期位置検出回路の第2の実施例を示す構成図である。
【図3】図2に示す同期位置検出回路における移動距離推定回路の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 相関回路
12 同期位置決定回路
14 同期符号生成回路
16 ウインドウサイズ決定回路
18 移動距離推定回路
Claims (5)
- 間欠受信を行う移動局の受信装置に搭載され、所定の符号を繰り返す受信信号を検出する同期位置検出回路において、該回路は、
移動局の移動速度と間欠受信のスリープ時間とに基づいて移動局が1スリープ時間に移動する移動距離を算出し、該移動距離に対応する前記受信信号の位相変化に基づいてウインドウサイズを選択するウインドウサイズ決定手段と、
前記受信信号の符号の少なくとも一部に一致する同期符号を繰り返し生成し、1周期の同期符号を生成する毎に該同期符号の位相を所定の位相幅で前記ウインドウサイズ決定手段により決定されたサイズのウインドウの範囲を順次ずらしていく同期符号生成手段と、
該同期符号生成手段により生成された同期符号と前記受信信号との相関関数を算出する相関手段と、
該相関手段により算出された相関関数のうち値が最も大きい相関関数を判定して前記受信信号を検出し、検出位置を示す同期位置信号を出力する同期位置決定手段とを含み、
前記同期符号生成手段は、前記同期位置決定手段から同期位置信号が出力されたとき該同期位置信号に基づいて同期符号の位相を前記受信信号に同期させることを特徴とする同期位置検出回路。 - 間欠受信を行う移動局の受信装置に搭載され、所定の符号を繰り返す受信信号を検出する同期位置検出回路において、該回路は、
基地局および移動局の位置情報と間欠受信のスリープ時間に基づいて、移動局が1スリープ時間中に移動することにより変化した基地局と移動局とを結ぶ直線距離の変化を推定移動距離として算出する移動距離推定手段と、
該移動距離推定手段により算出された推定移動距離に対応する前記受信信号の位相変化に基づいてウインドウサイズを選択するウインドウサイズ決定手段と、前記受信信号の符号の少なくとも一部に一致する同期符号を繰り返し生成し、1周期の同期符号を生成する毎に該同期符号の位相を所定の位相幅で前記ウインドウサイズ決定手段により決定されたサイズのウインドウの範囲を順次ずらしていく同期符号生成手段と、
該同期符号生成手段により生成された同期符号と前記受信信号との相関関数を算出する相関手段と、
該相関手段により算出された相関関数のうち値が最も大きい相関関数を判定して前記受信信号を検出し、検出位置を示す同期位置信号を出力する同期位置決定手段とを含み、
前記同期符号生成手段は、前期同期位置決定手段から同期位置信号が出力されたとき該同期位置信号に基づいて同期符号の位相を前記受信信号に同期させることを特徴とする同期位置検出回路。 - 請求項1または2に記載の同期位置検出回路において、前記ウインドウサイズ決定手段は、ウインドウサイズを予め定められている複数種類のウインドウサイズの中から選択することを特徴とする同期位置検出回路。
- 請求項1または2に記載の同期位置検出回路において、前記ウインドウサイズ決定手段は、前記移動距離または推定移動距離に対応する前記受信信号の位相変化と、前記同期符号生成手段により生成される同期符号の該同期符号生成手段の誤差により1スリープ時間に生ずる位相変化とに基づいてウインドウサイズを選択することを特徴とする同期位置検出回路。
- 請求項1または2に記載の同期位置検出回路において、前記同期位置決定手段は、前記相関関数ウインドウサイズ決定手段は、前記相関手段により算出された相関関数が閾値を超えたとき前記受信信号を検出したものとすることを特徴とする同期位置検出回路。
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