JP2007205652A - 被乾燥物の乾燥方法および流動乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギーで効率的に始動可能な流動乾燥機を提供する。
【解決手段】乾燥室Aの供給口側から所定範囲D1を他の範囲D2と区切る仕切り堰10が分散板5上に立設されており、かつ、前記仕切り堰5で区切られた各領域A1,A2に対して別々に乾燥用気体が供給可能とされている流動乾燥機により解決される。
【選択図】図2

Description

本発明は、粉体を乾燥用気体によって乾燥させる被乾燥物の乾燥方法に関するし、特には始動時における乾燥用気体の使用量を制御した、流動乾燥機による被乾燥物の乾燥方法およびかかる流動乾燥機に関する。
流動乾燥機X4は、図6に示すように、一方端上部に被乾燥物Sの供給口112を備え他方端下部に乾燥物の排出口113を備える横長の乾燥室100Aを有する。この乾燥室100Aの下部には乾燥用空気が供給されるチャンバ室100Bが位置されており、前記乾燥室100Aの底を構成する、多数の通風孔が形成された分散板105によって、乾燥室100Aと区分けされている。そして、ブロア121から供給管路120を介してチャンバ室内に供給された加熱空気等の乾燥用空気Gが、前記分散板全面から噴出し可能に構成されている。
また、チャンバ室が適宜区画されているとともに区切られた各チャンバ分室に供給管路が連結され、これら供給管路にバルブ等が設けられていて、このバルブ操作によって分散板の適宜の位置から適宜の量の乾燥用気体を吹き上げることが可能に構成された形態も知られる(例えば、下記特許文献2)。
このような流動乾燥機X4で乾燥処理を始動させる場合、熱風発生器などの乾燥用気体供給手段から供給される乾燥用気体を適正な風量に制御して流動層を形成する。そして、特に、湿潤状態における流動性と乾燥状態における流動性の差が大きい被乾燥物(例えば、有機性汚泥やテレフタル酸等の樹脂原料など)の場合には、(1)被乾燥物が流動可能な空塔速度(例えば1.5m/s)となるまで乾燥用気体を乾燥室全体に供給しておいてから被乾燥物を供給する、(2)乾燥室内にあらかじめ乾燥した製品を投入して流動層が形成したのちに湿潤状態の被乾燥物を供給する、または(3)被乾燥物と既に乾燥させてあった乾燥製品とを混合して予め初期流動性を向上させてから乾燥室内に供給する、方法が採られる。
実開平5−3891 特開平6−299176 特開2002−22362
しかしながら、乾燥用気体を供給した後、被乾燥物を供給する(1)の方法は、ある程度まで乾燥が進行して被乾燥物の流動性が発揮されるまでに、多量の乾燥用気体およびそれを供給するための多大なエネルギーが必要であった。例えば、大型のブロア121を設置して多量の電力を用いて多量の乾燥用空気を供給する必要があった。また、乾燥用空気は事前に加熱する熱交換器、バーナ等の加熱装置も大型化の必要があった。さらに、上記(1)の方法を採る場合、特に湿潤状態における流動性と乾燥状態における流動性の差が大きい被乾燥物では、流動開始直後に被乾燥物の飛散が懸念されるために、流動開始後、ただちに乾燥用気体の供給量を低下させるようにする煩雑な操作が必要とされていた。
他方、乾燥後製品を利用して流動乾燥機を始動させる(2)または(3)の方法では、初期始動に用いる乾燥製品を、乾燥状態を維持しつつ保管する貯留ホッパや被乾燥物と乾燥製品を混合する混合設備などの設備が必要となるだけでなく、乾燥製品保管時に不純物が混入するおそれがある。
また、従来、前段の脱水工程における脱水機の運転不良などにより、脱水不良の高水分 率の被乾燥物が乾燥室内に供給されることがしばしばあり、このような場合にその被乾燥物の供給量や水分量によっては流動不良が発生することがあった。
かかる運転不良の検出は、乾燥室内に被乾燥物(流動層)の温度を検出する検出手段を設け、この検出手段からの情報を受けて高水分被乾燥物の乾燥室内への供給を停止するようにするが、乾燥室全体の温度検出が困難であるとともに、高水分被乾燥物の流動層内へ拡散によって温度低下検出の感度が鈍く、そのため乾燥室内全体で流動不良が生じるまで検出が行われないおそれがあった。乾燥室全体で流動不良が生ずれば、流動不能な被乾燥物の乾燥室内からの掻き出しあるいは掘り出しといった多大な復旧作業を要することになるため防止する必要があった。
そこで、本発明の主たる課題は、初期始動用乾燥製品を必要とせず、しかも始動時に必要となる乾燥用気体量が少なく、もって高効率で省エネルギー化され、さらに高水分被乾燥物供給に起因する流動不良をも防止した、流動乾燥機による被乾燥物の乾燥方法をも提供するとともに、高効率で省エネルギー化され流動不良のおそれが防止された流動乾燥機をも提供することにある。
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
一方端部に被乾燥物の供給口を有し他方端部に乾燥物の排出口を有する乾燥室と、乾燥室底を構成する通気可能な分散板によって前記乾燥室と区切られた前記乾燥室下部に位置するチャンバ室とを備え、乾燥用気体をチャンバ室から分散板を介して乾燥室に供給することによって被乾燥物を流動させつつ乾燥させる流動乾燥機を用いた被乾燥物の乾燥方法であって、
乾燥室の供給口側から所定範囲の領域に被乾燥物を供給する工程と、
所定範囲の領域に乾燥用気体を供給して前記所定範囲の領域において前記被乾燥物の流動を開始させる工程と、
前記所定範囲の領域に被乾燥物を追加供給する工程と、
を有することを特徴とする被乾燥物の乾燥方法。
(作用効果)
本発明にかかる被乾燥物の乾燥方法は、前記乾燥室の供給口側から所定範囲の領域に所定量の被乾燥物を供給し、その後に前記所定範囲の領域に対して乾燥用気体の供給を行って所定量の被乾燥物の流動を開始させる。
したがって、被乾燥物が流動可能な空塔速度となるまで乾燥用気体を予め乾燥室全体に供給しておいてから被乾燥物を供給する従来乾燥処理と比較して格段に少ない乾燥用気体供給量で乾燥処理を開始することができる。
<請求項2記載の発明>
流動した被乾燥物が所定範囲の領域から所定範囲外の領域に流出した後または流出した時に、所定範囲外の領域に対して乾燥用気体を供給する、請求項1記載の被乾燥物の乾燥方法。
(作用効果)
被乾燥物がない状態の所定範囲外の領域には乾燥用気体を供給しないようにしたので乾燥用気体の総供給量を少なくすることができる。
<請求項3記載の発明>
所定範囲外の領域への乾燥用気体の供給を開始した後または開始するとともに、所定範囲の領域への乾燥用気体の供給量を減少させる、請求項1または2記載の被乾燥物の乾燥方法。
(作用効果)
流動が開始された後は流動開始時ほどの供給量が必要はないので、本発明のように所定範囲への乾燥用気体の供給量を少なくすることができる。
<請求項4記載の発明>
所定範囲の領域に供給する乾燥用気体の供給量を減少させるにあたり、所定範囲外の領域に供給する乾燥用気体の供給量よりも供給量が少なくならない範囲で減少させる、請求項3記載の被乾燥物の乾燥方法。
(作用効果)
所定範囲の領域への乾燥用気体の供給量を所定範囲外の領域への乾燥用気体の供給量より多量となるように維持することで、湿潤状態の被乾燥物の流動状態を安定させることができる。特に、湿潤状態における流動性と乾燥状態における流動性の差が大きい被乾燥物を乾燥させる場合に好適となる。
<請求項5記載の発明>
所定範囲の領域の被乾燥物の温度を測定し、この測定された被乾燥物の温度に応じて、所定範囲の領域または乾燥室全体に供給する乾燥用気体の供給量および/または被乾燥物の乾燥室内のへの供給を、制御する請求項1〜4の何れか1項に記載の被乾燥物の乾燥方法。
(作用効果)
供給口に近い所定範囲の領域の被乾燥物温度を測定することとしたので、過度に多量の被乾燥物や高水分被乾燥物が供給された直後に即時に温度を検出することができ、これに応じて乾燥室内への被乾燥物の供給の停止や乾燥用気体の増減を行うことができる。
従って、高水分の被乾燥物が投入されて温度低下が生じた場合に即時に被乾燥物の供給処理の停止と乾燥用気体の増量とを行って流動不能を防止することができる。また、温度が通常状態に戻った後に被乾燥物の供給開始と乾燥用気体の減量を行うことができる。また、たとえ流動不能箇所が生じても、その範囲は所定範囲に留まるため復旧作業の時間が少なくて済む。
<請求項6記載の発明>
一方端部に被乾燥物の供給口を有し他方端部に乾燥物の排出口を有する乾燥室と、乾燥室底を構成する通気可能な分散板によって前記乾燥室と区切られた前記乾燥室下部に位置するチャンバ室と、を備える流動乾燥機であって、
前記乾燥室の供給口側から所定範囲を他の範囲と区切る仕切り堰が分散板上に立設されており、かつ、前記仕切り堰で区切られた各領域に対して別々に乾燥用気体を供給可能な乾燥用気体の供給手段を備える、ことを特徴とする流動乾燥機。
(作用効果)
本流動乾燥機は、仕切り堰よりも供給口側の領域にのみ被乾燥物を敷設することが可能である。そして、かかる領域のみに乾燥用空気を供給することが可能である。したがって、本流動乾燥気では当該仕切り堰よりも供給口側の領域だけで被乾燥物の流動を開始させることができ、もって分散板全体から乾燥室底全体に乾燥用気体を吹き込まなければ乾燥処理を行うことができなかった従来流動乾燥機と比較して格段に少ない乾燥用気体の供給量で乾燥処理を開始することができる。
また、湿潤状態における流動性と乾燥状態における流動性の差が大きい被乾燥物を乾燥処理する場合、例えば、被乾燥物供給直後では乾燥用気体を1.5m/s程度の流速で供給しなければ流動状態を形成することができないが、乾燥が進行してパウダー状となると0.5m/s程度の流速で乾燥用気体を供給すれば十分に流動可能であるような被乾燥物を乾燥処理する場合には、乾燥用気体の供給量を少量にできるだけでなく、各領域への供給量を別途に調整することにより、直ちに乾燥用気体の供給量を制御する煩雑な操作を回避することができるようになる。
さらに、仕切り堰の存在とあいまって、流動性発現時における乾燥物の乾燥室内全体への飛散もしづらい。
<請求項7記載の発明>
チャンバ室が、仕切り板によって区切られており、この区切られた各チャンバ分室に対して乾燥用気体を供給する供給路が接続されている、請求項6記載の流動乾燥機。
(作用効果)
仕切り堰よりも供給口側の領域と排出口側の領域とに別途に乾燥用空気を供給することが容易にできるようになる。
<請求項8記載の発明>
仕切り堰に、被乾燥物を前記他の領域に移送させるための排出用手段が形成されている、請求項6または7記載の流動乾燥機。
(作用効果)
本発明では、仕切り堰に排出用手段を設けたので、所定領域での流動開始後に排出手段から被乾燥物を他の領域に移送することが容易となる。また、運転終了時に被乾燥物を他の領域を介して排出口から排出させることが容易となる。さらに、被乾燥物は、乾燥処理過程でダマと称される造粒物になりやすい。造粒物が形成される仕切り堰をオーバーフローすることが困難となり、所定範囲での流動の妨げとなるが、排出手段によって造粒物を所定領域外に排出することが容易となるので流動層の安定運転を図ることができる。
<請求項9記載の発明>
前記仕切り堰が、乾燥室底から500〜2000mmの高さを有する、請求項6〜8の何れか1項に記載の流動乾燥機。
(作用効果)
前記仕切り堰が、乾燥室底から500〜2000mmである流動乾燥機は、湿潤状態でケーキ状をなし乾燥時に微粉末となる、突沸に近似した急激な流動性を発現しやすい物質の乾燥に特に適する。
<請求項10記載の発明>
所定範囲の領域の被乾燥物の温度を測定する測定手段と、この測定手段により測定された被乾燥物の温度に応じて、所定範囲の領域または乾燥室全体に供給する乾燥用気体の供給量を制御する供給量制御手段および/または乾燥室内への被乾燥物の供給の有無を制御する被乾燥物供給制御手段とを、備える請求項6〜9の何れか1項に記載の被乾燥物の乾燥方法。
(作用効果)
供給口に近い所定範囲の領域の被乾燥物温が測定可能となり、高水分被乾燥物が供給された直後に即時に温度を検出することができる。また、これに応じて乾燥室内への被乾燥物の供給の停止や乾燥用気体の増減を行うことができる。
従って、高水分の被乾燥物が投入されて温度低下が生じた場合に即時に被乾燥物の供給処理の停止と乾燥用気体の増量とを行って流動不能を防止することができる。また、温度が通常状態に戻った後に被乾燥物の供給開始と乾燥用気体の減量を行うことができる。また、たとえ流動不能箇所が生じても、その範囲は所定範囲に留まるため復旧作業の時間が少なくて済む。
<請求項11記載の発明>
前記温度測定手段が、仕切り堰に設置されている請求項10記載の流動乾燥機
(作用効果)
仕切り堰に温度測定手段を設ければ、所定範囲の領域の温度測定が容易となる。
本発明によれば、従来乾燥機よりも、始動時に必要となる乾燥用気体量が少なく、もって高効率で省エネルギー化された、流動乾燥機による被乾燥物の乾燥方法をも提供されるとともに、高効率で省エネルギー化された流動乾燥機も提供される。
次いで、本発明の実施の形態を図面を参照しながら以下に詳述する。図1は、本発明にかかる流動乾燥機X1による被乾燥物Sの乾燥処理方法を説明するための図である。図2は、それを達成容易にした流動乾燥機X2の具体例を示す図である。図3および4は、仕切り堰の形態例を示す図である。図5は、他の流動乾燥機の例X3を示す図である。
(本発明の乾燥方法)
流動乾燥機による本発明の被乾燥物Sの乾燥処理方法は、特に乾燥処理開始時(スタートアップ時とも呼ばれる)に特徴がある。図1に示されるように、本乾燥方法は;一方端上部に被乾燥物Sの供給口12を有し他方端下部に乾燥物の排出口13を有する乾燥室Aと、乾燥室底を構成する通気可能な分散板5によって前記乾燥室Aと区切られた前記乾燥室下部に位置するチャンバ室Bとを備える流動乾燥機X1の前記供給口12から所定量の被乾燥物Sを供給して、前記乾燥室Aの供給口側から所定範囲D1の領域(以下、領域A1という。)において分散板5上に被乾燥物Sを敷設する。その後、領域A1において乾燥用気体Gの吹き込みを行って前記所定量の被乾燥物Sの流動を開始させる。
そしてこの供給した被乾燥物Sの流動開始後あるいは流動開始時に、被乾燥物を供給口12からさらに追加するとともに、領域A1下流側のその他の範囲D2にかかる他の領域(以下、領域A2という)にも乾燥用気体Gを供給するようにして、乾燥室底全体に被乾燥物Sによる流動層を形成する。
なお、領域A1への乾燥用気体の供給とともに領域A2への乾燥用気体の供給とを同時に行ってもよい。この場合に乾燥用気体の供給比率を領域A1:領域A2で9:1〜8:2程度の割合とするのが望ましい。このように被乾燥物が存在していない領域A2にも予め乾燥用気体を供給するメリットは、領域A1から領域A2に被乾燥物が流出したときにただちに領域A2においてもその被乾燥物を流動状態にすることできる点である。
他方、領域A2に乾燥用気体を供給するとともにあるいは供給した後に、領域A1における乾燥用気体の供給量を減少させて領域A1において過度の流動が生じないようにしてもよい。この減少させたときに各領域への乾燥用気体の供給量の比率は、領域A1:領域A2=9:1〜5:5、好適には9:1〜6:4とするのが望ましい。
また、最初の所定量の被乾燥物Sの流動が開始した後、さらに領域A1へ所定量の被乾燥物Sを追加供給し、この追加供給した被乾燥物Sの流動開始後にさらに所定量の被乾燥物Sを供給する被乾燥物の追加操作を、適宜数回繰り返して乾燥室底全体に流動層を形成するようにしてもよい。
一方、本発明においては所定範囲の領域の被乾燥物温度を測定し、この測定された被乾燥物の温度に応じて、所定範囲の領域または乾燥室全体に供給する乾燥用気体の供給量および/または被乾燥物の乾燥室内のへの供給を、制御するのが望ましい。
供給口に近い所定範囲の領域の被乾燥物温度を測定することによって、例えば、高水分含有の被乾燥物あるいは過度に多量の被乾燥物が供給された直後の温度低下を即時に検出することができる。この検出結果から必要に応じて直ちに乾燥室内への被乾燥物供給操作を停止させれば、それ以上に高水分含有の被乾燥物が乾燥室内に供給されることが防止される。また、被乾燥物の供給停止とともに領域A1あるいは乾燥室A全体に供給する乾燥用気体の増量を行えば、既に供給されてしまった高水分含有の被乾燥物に起因する流動不良も防止される。通常運転に戻すには温度が上昇して通常状態の温度に回復したことを検出した後に、乾燥室内への被乾燥物供給操作を開始あるいは可能な状態にするとともに、増量されていた乾燥用気体の供給量を減少させて増量前の供給量にすればよい。
ここで、領域A1は、供給口側端から排出口側端まで至らない範囲で適宜の範囲の領域とすることができるが、好適には、供給口側端から排出口側端までを乾燥室全長Dとして、供給口側端から乾燥室全長Dの1/2未満程度までを領域A1とするのが好適である。前記領域A1が乾燥室全長Dの1/2以上であると始動時に必要となる乾燥空気量の削減量の効果が得られづらく、また、突発的な流動発生による被乾燥物の飛散を低減する効果も小さいものとなる。
また、乾燥室A内に最初に供給するあるいは追加操作を行う場合において追加して供給する被乾燥物の所定量は、乾燥室の規模、乾燥用気体の供給能力等を考慮して適宜定めることができるが、好適には、乾燥室底全体に被乾燥物の流動層が形成された状態で乾燥処理する定常状態での乾燥処理量の1/2〜1/4程度の量とするのが好適である。
一方、領域A1に対して乾燥用気体Gを供給する方法としては、分散板5の特定部分に適宜乾燥用気体を供給する従来技術を用いることができる。
乾燥用気体Gの種類は対象となる被乾燥物によって適宜変更すればよい。代表的なものは常温または加熱あるいは加温した空気である。乾燥用気体の具体的な吹込み量は、従来技術を参考に所定領域に敷設する被乾燥物の量およびその流動性を考慮して決定すればよい。
さらに本発明の方法は、流動乾燥冷却機にも利用することができる。この場合には、領域A1に常温または加熱した乾燥用気体を供給し、領域A2に図示しない冷却器などで冷却された乾燥用気体を供給すればよい。
本方法において所定量の被乾燥物を所定領域に留めて流動を開始させ、しかる後に領域A2に移送あるいは流出させるには、例えば、領域A1にかかる分散板部分に凹部を設けて当該凹部に被乾燥物を供給する方法、乾燥室底に凸部や山部を設けて所定範囲の領域と他の領域とを区切る方法、エアカーテンのような気流によって被乾燥物を領域A1に留める方法等の適宜の方法を採ることができるが、下記の仕切り堰を立設した本発明にかかる流動乾燥機を使用すれば容易に達成できる。
(流動乾燥機の具体例等)
上述の被乾燥物の乾燥処理を容易ならしめる具体的な流動乾燥機X2の例を以下に述べる。本形態の流動乾燥機X2は、図2に示されるように、一方端上部に被乾燥物12の供給口を有し他方端下部に乾燥物の排出口13を有する乾燥室Aと、乾燥室底を構成する通気可能な分散板5によって前記乾燥室Aと区切られた前記乾燥室下部に位置するチャンバ室Bとを備える。そして、特徴的に前記乾燥室Aの供給口側から所定範囲を他の範囲と区切る仕切り堰10が分散板5上に立設されている。
仕切り堰10を設ける位置としては、供給口側壁面から乾燥室全長Dの1/2〜1/4程度の距離まで排出口側に離間した位置とするのが好適である。この場合において、仕切堰10の高さは、適宜設計するが、一般に安定した流動層を形成するには、静止時の被乾燥物堆積高が300mm以上が好適であることから、仕切り堰10の高さは乾燥室底から500mm以上が好ましく、より好ましくは、500〜2000mmの高さとするのが望ましい。
一方、この仕切り堰には、仕切り堰よりも供給口側の領域にある被乾燥物の温度を検出する温度検出手段(図示しない)が設けられている。この温度検出手段は、粉体あるいは流体温度を測定することが可能なサーミスタ、熱伝対、赤外線式等の各種温度計など既知のものが使用できる。そして、本形態の流動乾燥機は、この温度測定手段の検出結果に応じて、乾燥室内への被乾燥物の供給を制御する被乾燥物供給制御手段を備える。この制御手段は、例えば、検出結果を目視して手動で供給操作の開始・停止を行えるようにした手動制御システムであってもよいし、コンピューター等によって検出温度に応じて自動で供給の開始・停止が行われる自動制御システムであってもよい。供給操作の停止・開始は、例えば供給口の開閉制御あるいは供給口上方位置のホッパ排出口にある供給コンベアや供給スクリュウの可動・停止により行うことができる。これらの電源操作が温度測定手段からの信号に連動するように構成するのが特に望ましい。
他方、チャンバ室Bは、前記仕切り堰10の直下位置に設けられた仕切り板11により区切られて形成される複数のチャンバ分室B1,B2からなり、これらチャンバ分室B1,B2に供給した乾燥用気体がそれぞれチャンバ分室B1,B2上の分散板部分から乾燥室内に吹き込まれるように構成されている。従って、仕切り堰10直下部の仕切り板11よりも供給口側のチャンバ分室B1に供給された乾燥用気体が仕切り堰10よりも供給口側の領域A1に吹き込まれ、仕切り堰10直下部の仕切り板11よりも排出口側のチャンバ分室B2に供給された乾燥用気体が仕切り堰10よりも排出口側の領域A2に吹き込まれる。なお、前記仕切り堰10の下部をチャンバ室内にまで延在させて仕切り板を仕切り堰10と一体的に形成するようにしてもよい。また、図示例の流動乾燥機ではチャンバ分室B1,B2は二室であるが二室以上であってもよい。
各チャンバ分室B1,B2に対しては、乾燥用気体を供給するための供給路20A,20Bがそれぞれ接続されており、本形態では各供給路20A,20Bは上流側において一つの供給路20に合流するように構成され、そこに乾燥用気体の供給手段として、例えば電気駆動のブロア等21が接続されている。また、チャンバ分室B1,B2に接続される各供給路21A,21Bの途中には乾燥用気体の供給量を制御する制御手段22,23がそれぞれ設けられている。制御手段の具体例としてはバルブ、ダンパなどである。このバルブ等は、電子制御等によって遠隔操作して開閉具合を適宜調整することができるように構成することができる。これらの制御手段は、前記所定範囲の領域の被乾燥物の温度を測定する温度測定手段の検出結果にも応じて制御可能とするのが望ましい。また、乾燥用気体の供給量はブロア等の乾燥用気体供給手段を制御することで調整することも可能である。たとえば、ブロアの場合、ブロアを駆動する電動機の回転数をインバータ、過電流カップリング等を用いて制御することで供給量を調整できる。また、各供給路毎にブロア等の乾燥用気体の供給手段を設けて、乾燥用気体供給手段毎を供給量を制御するようにしてもよい。
なお、本形態では、仕切り堰10直下部の仕切り板11よりも供給口側のチャンバ分室B1に乾燥用気体を供給する第1バルブ22を開放して、他のバルブ23を閉じることによりブロア21から供給される乾燥用気体の全流量が領域A1に供給され、そしてかかる状態で他のチャンバ分室B2への供給路20Bのバルブ23を開放すれば、領域A1に供給される乾燥用気体量が減少するとともに、領域A2に乾燥用気体Gが供給されるようになる。
一方、乾燥室Aの上部には、乾燥室内に吹き込まれた乾燥用気体Gが、被乾燥物から蒸発された水分等の成分ともに排出させるための、排気口が複数設けられている。
本形態の流動乾燥機X2を用いて上述の本発明にかかる乾燥方法を行うと以下のようになる。まず、領域A1に所定量の被乾燥物Sを供給してこの領域における分散板5上に被乾燥物Sを敷設する。次いで、第1バルブ22を開けた状態にするともに、他のバルブ23を閉じた状態にして、ブロア21から乾燥用気体を領域A1に全量供給する。このスタートアップ時に従来方法のように分散板5全体に供給する必要がなく、また、敷設される被乾燥物量も少ないので、必要供給量が少なくてすみ小さいブロア21を利用することができる。従って、運転に必要な電力などのエネルギーも少なくすむ。
そして、領域A1で所定量の被乾燥物が流動した後、適宜の速度あるいは回数で乾燥室内に被乾燥物を追加供給する。そして被乾燥物Sの量が増加されるとともに乾燥が進行して前記仕切り堰10を超えて他の領域A2に被乾燥物がオーバーフローした後にあるいは、オーバーフローした時に、他のバルブ23を開き仕切り堰10よりも排出口側に乾燥用気体を適宜供給する。その後、必要に応じてさらに適宜の速度あるいは回数で乾燥室内に被乾燥物を追加供給して被乾燥物が乾燥室全体で被乾燥物が流動されるようにする。
また、乾燥室内に高水分含有の被乾燥物あるいは過度に多量の被乾燥物が供給されて、前記温度測定手段によって領域A1における被乾燥物の温度が所定温度以下であることが検出された場合には、被乾燥物供給操作を停止させて、それ以上に高水分含有の被乾燥物が乾燥室内に供給されることが防止する。既に停止状態にある場合にはその状態が維持されるようにする。それとともに第1バルブ22の開度を挙げて領域A1に供給する乾燥用気体の増量を行う。そして、温度測定手段で検出される温度が通常状態となったならば、被乾燥物の供給操作を行いうる状態にするとともに、第1バルブ22の開度を搾って通常状態に戻す。
(その他の形態)
本発明の流動乾燥機は、仕切り堰10下端部に排出用手段を設け、運転停止前にこの排出用手段によって領域A1内の被乾燥物を、仕切り堰10をオーバーフローさせることなく領域A2へ移送させるようにしてもよい。図3および4に、排出手段を設けた仕切り堰10の例を示す。この仕切り堰10は、下端部に開口部10Aを有するとともに回転軸10Pで回動して前記開口部10Aを開閉自在とするダンパ10Dが設けられている。ダンパ10Dを回動させて下部開口部を開くことにより領域Aと領域Bとが連通される。このように仕切り堰10下端の一部に排出用手段を設けることにより、運転停止前においては、領域A1内の被乾燥物を仕切り堰10をオーバーフローさせることなく領域A2へ簡易に移送させることができるようになり、乾燥処理が終了したのちにおいてが仕切り堰10よりも供給口側の領域A1にある乾燥物を排出口側に移送させやすくなる。
排出用手段としては、ダンパのほかスライドゲート機構などを採用することができ、これらは外部動力もしくは手動で開閉させるように構成することができる。
さらに、図5に示す流動乾燥機X3のように仕切り堰10が分散板5上において排出口側に倒れるように倒立自在に構成してもよい。仕切り堰10を倒立自在とするには仕切り堰10の分散板側の基端部に回転軸51を設けて、この回転軸51の軸心周りに回動自在とする手段などをとることができる。その他の既知の板を倒立自在とする方法を採用することができる。仕切り堰10が上下移動して高さが適宜変更されるように構成してもよい。
さらに、本発明にかかる流動乾燥機を流動乾燥冷却機として利用する場合には、仕切り堰10は断熱性の高いものとするのが好適である。そして、流動乾燥冷却機として利用するのであれば、熱交換器等を用いて領域A2に冷却された乾燥用気体を供給するようにすればよい。さらに、流動乾燥冷却機とする場合には、仕切り堰10を境界として領域A2側の乾燥室底面を領域A1の乾燥室底面よりも100〜200mm程度低くするように構成すると、冷却ゾーン(領域A2)から乾燥ゾーン(領域A1)へのバックミキシングが防止され領域A1での熱効率がよいものとなる。
本発明は、粉体を流動させつつ乾燥を図る種類の装置全般に利用することができ、例えば加熱用内部エレメントを備える流動乾燥機や粉体を乾燥させつつ造粒する流動造粒機にも利用可能である。
本発明の流動乾燥機およびその乾燥処理開始方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態の流動乾燥機の断面概略図である。 本発明にかかる仕切り堰の例を示す図である。 そのIV−IV矢視図である。 本発明の流動乾燥機の他の例の断面概略図である。 従来の流動乾燥機およびその乾燥処理開始を示す断面概略図である。
符号の説明
5…分散板、10…仕切り堰、10A…下部開口部、10D…ダンパ、10P…回転軸、11…仕切り板、12…被乾燥物供給口、13…乾燥物排出口、14…フィーダ、15…排気口、20A,20B…乾燥用気体供給路、21…ブロア、22…第1バルブ、23…他のバルブ、51…回転軸、A…乾燥室、B…チャンバ室、B1,B2…チャンバ分室、D…乾燥室全長、D1…所定範囲の領域、D2…他の領域、G…乾燥用気体、X1〜4…流動乾燥機、S…被乾燥物。

Claims (11)

  1. 一方端部に被乾燥物の供給口を有し他方端部に乾燥物の排出口を有する乾燥室と、乾燥室底を構成する通気可能な分散板によって前記乾燥室と区切られた前記乾燥室下部に位置するチャンバ室とを備え、乾燥用気体をチャンバ室から分散板を介して乾燥室に供給することによって被乾燥物を流動させつつ乾燥させる流動乾燥機を用いた被乾燥物の乾燥方法であって、
    乾燥室の供給口側から所定範囲の領域に被乾燥物を供給する工程と、
    所定範囲の領域に乾燥用気体を供給して前記所定範囲の領域において前記被乾燥物の流動を開始させる工程と、
    前記所定範囲の領域に被乾燥物を追加供給する工程と、
    を有することを特徴とする被乾燥物の乾燥方法。
  2. 流動した被乾燥物が所定範囲の領域から所定範囲外の領域に流出した後または流出した時に、所定範囲外の領域に対して乾燥用気体を供給する、請求項1記載の被乾燥物の乾燥方法。
  3. 所定範囲外の領域への乾燥用気体の供給を開始した後または開始するとともに、所定範囲の領域への乾燥用気体の供給量を減少させる、請求項1または2記載の被乾燥物の乾燥方法。
  4. 所定範囲の領域に供給する乾燥用気体の供給量を減少させるにあたり、所定範囲外の領域に供給する乾燥用気体の供給量よりも供給量が少なくならない範囲で減少させる、請求項3記載の被乾燥物の乾燥方法。
  5. 所定範囲の領域の被乾燥物の温度を測定し、この測定された被乾燥物の温度に応じて、所定範囲の領域または乾燥室全体に供給する乾燥用気体の供給量および/または被乾燥物の乾燥室内のへの供給を、制御する請求項1〜4の何れか1項に記載の被乾燥物の乾燥方法。
  6. 一方端部に被乾燥物の供給口を有し他方端部に乾燥物の排出口を有する乾燥室と、乾燥室底を構成する通気可能な分散板によって前記乾燥室と区切られた前記乾燥室下部に位置するチャンバ室と、を備える流動乾燥機であって、
    前記乾燥室の供給口側から所定範囲を他の範囲と区切る仕切り堰が分散板上に立設されており、かつ、前記仕切り堰で区切られた各領域に対して別々に乾燥用気体を供給可能な乾燥用気体の供給手段を備える、ことを特徴とする流動乾燥機。
  7. チャンバ室が、仕切り板によって区切られており、この区切られた各チャンバ分室に対して乾燥用気体を供給する供給路が接続されている、請求項6記載の流動乾燥機。
  8. 仕切り堰に、被乾燥物を前記他の領域に移送させるための排出用手段が形成されている、請求項6または7記載の流動乾燥機。
  9. 前記仕切り堰が、乾燥室底から500〜2000mmの高さを有する、請求項6〜8の何れか1項に記載の流動乾燥機。
  10. 所定範囲の領域の被乾燥物の温度を測定する測定手段と、この測定手段により測定された被乾燥物の温度に応じて、所定範囲の領域または乾燥室全体に供給する乾燥用気体の供給量を制御する供給量制御手段および/または乾燥室内への被乾燥物の供給の有無を制御する被乾燥物供給制御手段とを、備える請求項6〜9の何れか1項に記載の被乾燥物の乾燥方法機。
  11. 前記温度測定手段が、仕切り堰に設置されている請求項10記載の流動乾燥機
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