JP2003262466A - 流動乾燥機、乳化重合系ポリマーの乾燥装置および乾燥方法 - Google Patents

流動乾燥機、乳化重合系ポリマーの乾燥装置および乾燥方法

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JP2003262466A JP2002061112A JP2002061112A JP2003262466A JP 2003262466 A JP2003262466 A JP 2003262466A JP 2002061112 A JP2002061112 A JP 2002061112A JP 2002061112 A JP2002061112 A JP 2002061112A JP 2003262466 A JP2003262466 A JP 2003262466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥対象物が固まりとなって流動層に滞留
することなく、運転を安定して行うことができ、乾燥効
率に優れた流動乾燥機、これを具備した乳化重合系ポリ
マーの乾燥装置およびこれを用いた乳化重合系ポリマー
の乾燥方法を提供する。 【解決手段】 流動乾燥機として、ガス分散板11によ
り流動層室12、送風室13に分割された筐体14と、
送風室13に加熱ガスを送風する送風手段と、流動層室
12に乾燥対象物を供給する乾燥対象物供給口16と、
流動層室12から乾燥物を排出する乾燥物排出口17
と、流動層室12下部を乾燥対象物供給口16から乾燥
物排出口17の間で複数の槽18〜24に分割する仕切
板25と、乾燥対象物供給口16から乾燥対象物が最初
に供給される第一の槽18の乾燥対象物を攪拌する攪拌
機42とを具備するものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿潤状態の粉粒体
の乾燥を行う流動乾燥機、これを具備した乳化重合系ポ
リマーの乾燥装置、およびこれを用いた乳化重合系ポリ
マーの乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乳化重合系ポリマーは、乳化
重合法によってポリマーを含むポリマーラテックスを製
造する重合工程、ポリマーラテックス中のポリマーを凝
集させてポリマースラリーとする凝固工程、洗浄と脱水
を繰り返しながらポリマースラリーから水、凝集剤等を
取り除き、最終的に水分率の低い湿潤状の乳化重合系ポ
リマーを得る洗浄・脱水工程、湿潤状の乳化重合系ポリ
マーを乾燥させて粉粒体にする乾燥工程を経て製造され
ている。また、乾燥工程においては、まず、湿潤状の乳
化重合系ポリマーを気流乾燥機によって乾燥させ、次い
で、流動乾燥機によってさらに乾燥させることが、一般
に行われている。
【0003】図3は、従来の乳化重合系ポリマーの乾燥
装置における流動乾燥機の一例を示す図である。この流
動乾燥機は、ガス分散板11により上部の流動層室12
および下部の送風室13に分割された筐体14と、送風
室13に送風手段(図示略)からの加熱ガスを送り込む
送風口15と、流動層室12に湿潤状態の乳化重合系ポ
リマーを供給する乾燥対象物供給口16と、流動層室1
2から乳化重合系ポリマーを排出する乾燥物排出口17
と、流動層室12下部を乾燥対象物供給口16から乾燥
物排出口17の間で複数の槽18,19,20,21,
22,23,24に分割し、乾燥対象物供給口16から
乾燥物排出口17に向かう乳化重合系ポリマーの流れを
妨げるように設けられている仕切板25,25・・・
と、流動層室12上部に巻き上げられた粉体を回収する
サイクロン26,26・・・と、天井部に設けられた排
気口27とを具備して概略構成されるものである。
【0004】乾燥対象物供給口16から流動層室12の
第一の槽18に空気と共に吹き込まれた湿潤状態の乳化
重合系ポリマーは、ガス分散板11を通って流れ込む加
熱ガスにより巻き上げられ、第一の槽18で流動する。
乳化重合系ポリマーは、第一の槽18においてしだいに
乾燥され、より高く巻き上げられるようになる。仕切板
25の高さよりも高く巻き上げられるまで乾燥されたと
き、乳化重合系ポリマーは、乾燥対象物供給口16から
乾燥物排出口17に向かう空気の流れによって仕切板2
5を乗り越え、次の槽19に移動する。このように、乳
化重合系ポリマーは、乾燥が進むにつれて順次、各槽を
乾燥物排出口17に向かって移動していき、最終的に乾
燥物排出口17から排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】洗浄・脱水工程から乳
化重合系ポリマーの乾燥装置に送られる湿潤状態の乳化
重合系ポリマーに含まれる水分(持ち込み水分)は、気
流乾燥によってその一部が取り除かれるものの、流動乾
燥機に送られる湿潤状態の乳化重合系ポリマーには、持
ち込み水分の残りの一部がいまだ含まれている。そのた
め、流動乾燥機に供給された湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーは、流動層室12の第一の槽18において水分によ
って固まりやすく、この乳化重合系ポリマーの固まりが
第一の槽18の底に溜まりやすかった。この乳化重合系
ポリマーの固まりは、ほぐれにくく、いつまでも第一の
槽18の底に滞留したままとなるため、安定して流動乾
燥機の運転を行うことができず、かつ乾燥効率が著しく
低下するという問題があった。また、乳化重合系ポリマ
ーの固まりが、ガス分散板11の孔を塞いでしまい、流
動不良や乾燥ムラが生じ、さらに乾燥効率を低下させる
という問題もあった。
【0006】よって、本発明の目的は、乾燥対象物が固
まりとなって流動層に滞留することなく、運転を安定し
て行うことができ、乾燥効率に優れた流動乾燥機、これ
を具備した乳化重合系ポリマーの乾燥装置およびこれを
用いた乳化重合系ポリマーの乾燥方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の流動
乾燥機は、ガス分散板により上部の流動層室および下部
の送風室に分割された筐体と、送風室に加熱ガスを送風
する送風手段と、流動層室に乾燥対象物を供給する乾燥
対象物供給口と、流動層室から乾燥物を排出する乾燥物
排出口と、流動層室下部を乾燥対象物供給口から乾燥物
排出口の間で複数の槽に分割する仕切板と、乾燥対象物
供給口から乾燥対象物が最初に供給される第一の槽の乾
燥対象物を攪拌する攪拌手段とを具備することを特徴と
する。
【0008】また、本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥
装置は、乳化重合法によって得られるポリマーラテック
スを凝集、脱水して得られる湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーを乾燥する気流乾燥機と、気流乾燥機で乾燥された
乳化重合系ポリマーをさらに乾燥する流動乾燥機とを具
備する乳化重合系ポリマーの乾燥装置において、前記流
動乾燥機が、本発明の流動乾燥機であることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥
方法は、乳化重合法によって得られるポリマーラテック
スを凝集、脱水して得られる湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーを、気流乾燥により乾燥し、流動乾燥によりさらに
乾燥する乳化重合系ポリマーの乾燥方法において、前記
流動乾燥を本発明の流動乾燥機で行うことを特徴とす
る。また、本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥方法にお
いては、気流乾燥によって、湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーに含まれる水分の50〜90質量%を取り除くこと
が望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。図1は、本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥装置
の一例を示す概略構成図である。この乾燥装置は、乳化
重合法によって得られるポリマーラテックスを凝集、脱
水して得られる湿潤状態の乳化重合系ポリマーを乾燥す
る気流乾燥機30と、気流乾燥機30で乾燥された湿潤
状態の乳化重合系ポリマーをさらに乾燥する流動乾燥機
40とを具備して概略構成されるものである。
【0011】気流乾燥機30としては、従来より公知の
ものを用いることができる。気流乾燥機としては、例え
ば、ケーキ状の乳化重合系ポリマーを解砕機などで粉砕
したものを、加熱ガスの熱気流中に粉粒状に分散させ、
熱風と並流に送りながら粉粒状の乳化重合系ポリマーを
得るものなどが挙げられる。
【0012】流動乾燥機40は、図2に示すように、ガ
ス分散板11により上部の流動層室12および下部の送
風室13に分割された筐体14と、送風室13に送風手
段(図示略)からの加熱ガスを送り込む送風口15と、
流動層室12に湿潤状態の乳化重合系ポリマー(乾燥対
象物)を供給する乾燥対象物供給口16と、流動層室1
2から乳化重合系ポリマー(乾燥物)を排出する乾燥物
排出口17と、流動層室12下部を乾燥対象物供給口1
6から乾燥物排出口17の間で複数の槽18,19,2
0,21,22,23,24に分割し、乾燥対象物供給
口16から乾燥物排出口17に向かう乳化重合系ポリマ
ーの流れを妨げるように設けられている仕切板25,2
5・・・と、流動層室12上部に巻き上げられた粉体を
回収するサイクロン26,26・・・と、天井部に設け
られた排気口27と、乾燥対象物供給口16から湿潤状
態の乳化重合系ポリマーが最初に供給される第一の槽1
8の乳化重合系ポリマーを攪拌する、攪拌翼41付きの
攪拌機42(攪拌手段)を具備して概略構成されるもの
である。
【0013】また、送風室13内においては、槽18,
19,20,21,22,23,24にガス分散板11
から加熱ガスが乾燥物排出口17に向かって流れるよう
にされている。
【0014】筐体14および仕切板25のサイズ等は、
要求される乾燥能力、乾燥対象物の種類等によって適宜
設定され、特に限定はされない。また、仕切板25の数
およびそれらの間隔も、要求される乾燥能力、乾燥対象
物の種類等によって適宜設定され、特に限定はされな
い。通常は、仕切板25の数は、3〜20の範囲であ
り、それらの間隔は、第一の槽が一番広くされ、乾燥物
排出口17までほぼ等間隔である。
【0015】攪拌機42としては、第一の槽18の湿潤
状態の乳化重合系ポリマーを攪拌できるものであれば、
どのような形態のものでも構わない。攪拌機42は、特
に、第一の槽18の底部に滞留した湿潤状態の乳化重合
系ポリマーを攪拌できるように設けられていることが好
ましい。また、攪拌機42は、第一の槽18の底部を全
体にわたって攪拌できるように、複数設けられていても
よい。
【0016】次に、本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥
方法を図面を参照しながら説明する。 まず、乳化重合
法によって得られるポリマーラテックスを凝集、脱水し
て得られる湿潤状態の乳化重合系ポリマーを、気流乾燥
機30により乾燥する。
【0017】ついで、乾燥対象物供給口16から流動層
室12の第一の槽18に空気と共に吹き込まれた湿潤状
態の乳化重合系ポリマーは、ガス分散板11を通って流
れ込む加熱ガスにより巻き上げられ、第一の槽18で流
動する。ここで、第一の槽18内で固まろうとする乳化
重合系ポリマーは、攪拌機42の攪拌翼41によってほ
ぐれ、第一の槽18内で攪拌されながら流動する。
【0018】乳化重合系ポリマーは、第一の槽18にお
いてしだいに乾燥され、より高く巻き上げられるように
なる。仕切板25の高さよりも高く巻き上げられるまで
乾燥されたとき、乳化重合系ポリマーは、乾燥対象物供
給口16から乾燥物排出口17に向かう空気の流れによ
って仕切板25を乗り越え、次の槽19に移動する。こ
のように、乳化重合系ポリマーは、乾燥が進むにつれて
順次に各槽を乾燥物排出口17に向かって移動してい
き、最終的に乾燥物排出口17から排出される。
【0019】乾燥対象物である乳化重合系ポリマーは、
乳化重合法によって得られる粉粒体のものであればよ
く、特に限定はされない。乳化重合系ポリマーとして
は、例えば、ジエン系ゴム、アクリル系ゴム、ポリオル
ガノシロキサンなどのゴム状重合体、あるいはゴム状重
合体に硬質重合体形成性単量体をグラフト重合させたグ
ラフト共重合体などが挙げられる。
【0020】気流乾燥機30における乾燥条件は、特に
限定はされず、従来の乾燥方法と同じ乾燥条件で気流乾
燥機30の運転を行えばよい。加熱ガスとしては、通
常、加熱された空気が使用される。気流乾燥機30によ
る湿潤状態の乳化重合系ポリマーの乾燥は、気流乾燥機
30に供給される直前に湿潤状態の乳化重合系ポリマー
に含まれる水分(持ち込み水分)の50〜90質量%が
蒸発して取り除かれるような条件で行うことが好まし
い。蒸発水分が持ち込み水分に対して50質量%未満で
は、次の流動乾燥機40内で湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーが固まりやすくなり、乾燥時間が長くなり、乾燥効
率が低下するおそれがある。一方、蒸発水分が持ち込み
水分に対して90質量%を超えることは気流乾燥機の特
性上難しい。気流乾燥機30によって湿潤状態の乳化重
合系ポリマーから取り除かれる蒸発水分は、持ち込み水
分に対して55〜70質量%がより好ましく、65〜7
0質量%がさらに好ましい。
【0021】ここで、持ち込み水分、および蒸発水分
は、気流乾燥機30に供給される直前の湿潤状態の乳化
重合系ポリマー(P1)、および気流乾燥機30から排
出された直後の湿潤状態の乳化重合系ポリマー(P
2)、それぞれの含水率を以下の測定方法によって測定
して求めることができる。 [含水率]ポリマー約5gを精秤(WW )後、180℃
にて1時間熱風乾燥して乾燥質量(WD )を測定し、以
下の式で求めた。 水分率(質量%)=〔(WW −WD )/WD 〕×100
【0022】流動乾燥機40における乾燥条件(乾燥対
象物の供給量、乾燥対象物供給口16および乾燥物排出
口17の風量、加熱ガスの風量・温度等)もまた、特に
限定はされず、従来の乾燥方法と同じ乾燥条件で流動乾
燥機40の運転を行えばよい。加熱ガスとしては、通
常、加熱された空気が使用される。具体的には、乾燥物
排出口17から排出される乳化重合系ポリマーの含水率
が、1質量%以下になるような乾燥条件で流動乾燥機4
0の運転を行う。ここで、含水率とは、乾燥物排出口1
7から排出される乳化重合系ポリマー約5gを精秤(W
W )後、180℃にて1時間熱風乾燥して乾燥質量(W
D )を測定し、以下の式で求められる値である。 含水率(質量%)=〔(WW −WD )/WD 〕×100
【0023】以上説明した流動乾燥機40にあっては、
乾燥対象物供給口16から湿潤状態の乳化重合系ポリマ
ーが最初に供給される第一の槽18の湿潤状態の乳化重
合系ポリマーを攪拌する攪拌機42が設けられているの
で、第一の槽18内で湿潤状態の乳化重合系ポリマーが
固まることを防止することができる。これにより、湿潤
状態の乳化重合系ポリマーが固まりとなって第一の槽1
8に滞留することなく、流動乾燥機40の運転を安定し
て行うことができ、流動乾燥機40における乾燥効率が
格段に向上する。
【0024】また、流動乾燥機40を具備した乳化重合
系ポリマーの製造装置、および流動乾燥機40を用いた
製造方法にあっては、湿潤状態の乳化重合系ポリマーが
流動乾燥機40の流動層に滞留することがないので、乳
化重合系ポリマーの乾燥を安定して、効率よく行うこと
ができる。
【0025】なお、本発明の流動乾燥機は、ガス分散板
により上部の流動層室および下部の送風室に分割された
筐体と、送風室に加熱ガスを送風する送風手段と、流動
層室に乾燥対象物を供給する乾燥対象物供給口と、流動
層室から乾燥物を排出する乾燥物排出口と、流動層室下
部を乾燥対象物供給口から乾燥物排出口の間で複数の槽
に分割する仕切板と、乾燥対象物供給口から乾燥対象物
が最初に供給される第一の槽の乾燥対象物を攪拌する攪
拌手段とを具備するものであればよく、図示例の形態の
ものに限定はされない。また、乾燥対象物は、乳化重合
系ポリマーに限定はされず、本発明の流動乾燥機は、含
水状態の粉体の乾燥に用いることができる。
【0026】また、本発明の乳化重合系ポリマーの製造
装置は、脱水して得られる湿潤状態の乳化重合系ポリマ
ーを乾燥する気流乾燥機と、気流乾燥機で乾燥された乳
化重合系ポリマーをさらに乾燥する流動乾燥機とを具備
するものであれば、図示例のものに限定はされず、気流
乾燥機と流動乾燥機との間に、微粉捕集を行うためのサ
イクロン、乳化重合系ポリマーを一次貯留する貯留タン
クなどが設けられていてもよい。
【0027】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をさらに説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。また、本実施例では、「部」および「%」は、特
に断りがない限り、「質量部」および「質量%」を意味
する。また、本実施例においては、持ち込み水分に対す
る、気流乾燥機によって湿潤状態の乳化重合系ポリマー
から取り除かれる水分の割合(以下、気流乾燥機におけ
る蒸発水分と記す)を下記の方法で評価した。
【0028】[気流乾燥機における蒸発水分] 蒸発水分(質量%)=P1の水分率−P2の水分率
【0029】[湿潤状態の乳化重合系ポリマーA]ブタ
ジエン系ゴム重合体ラテックスを固形分として70部、
オレイン酸カリウム1.5部およびナトリウムホルムア
ルデヒドスルホキシレート0.6部を窒素置換したフラ
スコ内に仕込んだ。フラスコの内温を70℃に保持し
て、メチルメタクリレート7.5部、エチルアクリレー
ト1.5部およびクメンハイドロキシパーオキサイドの
混合物(全単量体100部に対してクメンハイドロキシ
パーオキサイド0.3部の割合)を1時間かけてフラス
コ内に滴下した後1時間保持した。
【0030】その後、前段階で得られた重合体の存在下
で、第2段目としてスチレン15部およびクメンハイド
ロキシパーオキサイドの混合物(スチレン100部に対
してにクメンハイドロキシパーオキサイド0.3部の割
合)を1時間かけてフラスコ内に滴下した後3時間保持
した。しかる後、第1段目および第2段目を経て得られ
た重合体の存在下で、第3段目としてメチルメタクリレ
ート6部およびクメンハイドロキシパーオキサイドの混
合物(メチルメタクリレート100部に対してクメンハ
イドロキシパーオキサイド0.3部の割合)を0.5時
間かけてフラスコ内に滴下した後1時間保持してから重
合を終了してグラフト共重合体ラテックスを得た。
【0031】得られたグラフト共重合体ラテックスにブ
チル化ハイドロキシトルエン0.5部を添加した後、
0.2%硫酸水溶液を添加して凝析させ、90℃で熱処
理固化し、ポリマスラリーAを得た。これを、温水で洗
浄後、脱水して、含水率33%の湿潤状態の乳化重合系
ポリマーAを得た。
【0032】[実施例1]この湿潤状態の乳化重合系ポ
リマーAを、気流乾燥機および流動乾燥機を用いて乾燥
した。気流乾燥機としては、管径810mm、加速部管
径500mm、長さ29.7m、内容積12.95m
3 、入ブロア能力450m3 /min、出ブロア能力5
80m3 /min、実際の運転風量430m3 /mi
n、能力380kg水/hr、入り口温度103℃、出
口温度70℃のものを用いた。気流乾燥機による乳化重
合系ポリマーAの乾燥後、気流乾燥機における蒸発水分
を測定した。結果を表1に示す。
【0033】流動乾燥機としては、床面積10m2 、天
井高さ1200mm、堰高さ30cm、堰の数8、入ブ
ロア能力170+120m3 /min、出ブロア能力5
80m3 /minものを用いた。流動乾燥機の運転条件
は、乾燥後の乳化重合系ポリマーAの含水率が1%以下
となるように、加熱ガスの運転風量170m3 /mi
n、加熱ガス温度70℃、とした。流動乾燥機に供給し
た湿潤状態の乳化重合系ポリマーA 50kgの全量を
含水率1%以下に乾燥するまでの時間を測定した。ま
た、第一の層内の乳化重合系ポリマーAの固まりの有無
を確認した。結果を表1に示す。
【0034】[実施例2]気流乾燥機の運転条件を、入
り口温度108℃ とした以外は、実施例1と同様に気
流乾燥機による湿潤状態の乳化重合系ポリマーAの乾燥
を行った。気流乾燥機による乳化重合系ポリマーAの乾
燥後、気流乾燥機における蒸発水分を測定した。結果を
表1に示す。ついで、流動乾燥機の運転条件を、実施例
1と同様に流動乾燥機による湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーAの乾燥を行った。流動乾燥機に供給した湿潤状態
の乳化重合系ポリマーA 50kgの全量を含水率1%
以下に乾燥するまでの時間を測定した。また、第一の層
内の乳化重合系ポリマーAの固まりの有無を確認した。
結果を表1に示す。
【0035】[実施例3]気流乾燥機の運転条件を、入
り口温度112℃とした以外は、実施例1と同様に気流
乾燥機による湿潤状態の乳化重合系ポリマーAの乾燥を
行った。気流乾燥機による乳化重合系ポリマーAの乾燥
後、気流乾燥機における蒸発水分を測定した。結果を表
1に示す。ついで、流動乾燥機の運転条件を、実施例1
と同様にした以外は、実施例1と同様に流動乾燥機によ
る湿潤状態の乳化重合系ポリマーAの乾燥を行った。流
動乾燥機に供給した湿潤状態の乳化重合系ポリマーA
50kgの全量を含水率1%以下に乾燥するまでの時間
を測定した。また、第一の層内の乳化重合系ポリマーA
の固まりの有無を確認した。結果を表1に示す。
【0036】[実施例4]気流乾燥機の運転条件を、入
り口温度95℃とした以外は、実施例1と同様に気流乾
燥機による湿潤状態の乳化重合系ポリマーAの乾燥を行
った。気流乾燥機による乳化重合系ポリマーAの乾燥
後、気流乾燥機における蒸発水分を測定した。結果を表
1に示す。ついで、流動乾燥機の運転条件を、実施例1
と同様に流動乾燥機による湿潤状態の乳化重合系ポリマ
ーAの乾燥を行った。流動乾燥機に供給した湿潤状態の
乳化重合系ポリマーA50kgの全量を含水率1%以下
に乾燥するまでの時間を測定した。また、第一の層内の
乳化重合系ポリマーAの固まりの有無を確認した。結果
を表1に示す。
【0037】[比較例1]実施例3と同様にして気流乾
燥機による湿潤状態の乳化重合系ポリマーAの乾燥を行
った。気流乾燥機による乳化重合系ポリマーAの乾燥
後、気流乾燥機における蒸発水分を測定した。結果を表
1に示す。ついで、図3に示すような攪拌機のない流動
乾燥機を用い、流動乾燥機の運転条件を、実施例1と同
様に流動乾燥機による湿潤状態の乳化重合系ポリマーA
の乾燥を行った。流動乾燥機に供給した湿潤状態の乳化
重合系ポリマーA 50kgの全量を含水率1%以下に
乾燥するまでの時間を測定した。また、第一の層内の乳
化重合系ポリマーAの固まりの有無を確認した。結果を
表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】攪拌機付きの流動乾燥機を用いた実施例1
〜4の乾燥によれば、第一の層内に乳化重合系ポリマー
Aの固まりが生じることなく、安定して流動乾燥機の運
転を行うことができた。また、実施例1〜3の結果よ
り、気流乾燥によって湿潤状態の乳化重合系ポリマーA
に含まれる水分の50〜90質量%をあらかじめ取り除
いた後に、流動乾燥を行えば、流動乾燥時間を短縮でき
ることがわかる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流動乾燥
機は、ガス分散板により上部の流動層室および下部の送
風室に分割された筐体と、送風室に加熱ガスを送風する
送風手段と、流動層室に乾燥対象物を供給する乾燥対象
物供給口と、流動層室から乾燥物を排出する乾燥物排出
口と、流動層室下部を乾燥対象物供給口から乾燥物排出
口の間で複数の槽に分割する仕切板と、乾燥対象物供給
口から乾燥対象物が最初に供給される第一の槽の乾燥対
象物を攪拌する攪拌手段とを具備するものであるので、
乾燥対象物が固まりとなって流動層室の第一の槽に滞留
することなく、運転を安定して行うことができ、乾燥効
率に優れる。
【0041】また、本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥
装置は、乳化重合法によって得られるポリマーラテック
スを凝集、脱水して得られる湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーを乾燥する気流乾燥機と、気流乾燥機で乾燥された
乳化重合系ポリマーをさらに乾燥する流動乾燥機とを具
備する乳化重合系ポリマーの乾燥装置において、前記流
動乾燥機が、本発明の流動乾燥機であるので、乾燥対象
物が固まりとなって流動乾燥機の流動層に滞留すること
なく、流動乾燥機の運転を安定して行うことができ、乾
燥効率に優れる。
【0042】また、本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥
方法は、乳化重合法によって得られるポリマーラテック
スを凝集、脱水して得られる湿潤状態の乳化重合系ポリ
マーを、気流乾燥により乾燥し、流動乾燥によりさらに
乾燥する乳化重合系ポリマーの乾燥方法において、前記
流動乾燥を本発明の流動乾燥機で行う方法であるので、
乾燥対象物が固まりとなって流動乾燥機の流動層に滞留
することなく、流動乾燥機の運転を安定して行うことが
でき、乾燥効率に優れる。また、気流乾燥によって、湿
潤状態の乳化重合系ポリマーに含まれる水分の50〜9
0質量%を取り除くようにすれば、流動乾燥時間をさら
に短縮させえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の乳化重合系ポリマーの乾燥装置の一
例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の流動乾燥機の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】 従来の流動乾燥機の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 ガス分散板 12 流動層室 13 送風室 14 筐体 16 乾燥対象物供給口 17 乾燥物排出口 18 第一の槽 19,20,21,22,23,24 槽 25 仕切板 30 気流乾燥機 40 流動乾燥機 42 攪拌機(攪拌手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA07 AB04 AC01 AC45 AC46 AC48 AC49 AC54 AC58 AC63 AC67 AC73 AC86 BA02 DA01 DA04 4F070 AA06 AA30 AA60 DA33 DA39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス分散板により上部の流動層室および
    下部の送風室に分割された筐体と、送風室に加熱ガスを
    送風する送風手段と、流動層室に乾燥対象物を供給する
    乾燥対象物供給口と、流動層室から乾燥物を排出する乾
    燥物排出口と、流動層室下部を乾燥対象物供給口から乾
    燥物排出口の間で複数の槽に分割する仕切板と、乾燥対
    象物供給口から乾燥対象物が最初に供給される第一の槽
    の乾燥対象物を攪拌する攪拌手段とを具備することを特
    徴とする流動乾燥機。
  2. 【請求項2】 乳化重合法によって得られるポリマーラ
    テックスを凝集、脱水して得られる湿潤状態の乳化重合
    系ポリマーを乾燥する気流乾燥機と、気流乾燥機で乾燥
    された乳化重合系ポリマーをさらに乾燥する流動乾燥機
    とを具備する乳化重合系ポリマーの乾燥装置において、 前記流動乾燥機が、請求項1記載の流動乾燥機であるこ
    とを特徴とする乳化重合系ポリマーの乾燥装置。
  3. 【請求項3】 乳化重合法によって得られるポリマーラ
    テックスを凝集、脱水して得られる湿潤状態の乳化重合
    系ポリマーを、気流乾燥により乾燥し、流動乾燥により
    さらに乾燥する乳化重合系ポリマーの乾燥方法におい
    て、 前記流動乾燥を、請求項1記載の流動乾燥機で行うこと
    を特徴とする乳化重合系ポリマーの乾燥方法。
  4. 【請求項4】 気流乾燥によって、湿潤状態の乳化重合
    系ポリマーに含まれる水分の50〜90質量%を取り除
    くことを特徴とする請求項3記載の乳化重合系ポリマー
    の乾燥方法。
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JP2007205652A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Tsukishima Kikai Co Ltd 被乾燥物の乾燥方法および流動乾燥機
JP2011080746A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Korea Inst Of Energy Research 流動層乾燥装置
CN109007011A (zh) * 2018-06-22 2018-12-18 宿松县仙田米业有限责任公司 一种大米烘干加工设备

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