JP2007204689A - 水性導電性樹脂エマルション - Google Patents
水性導電性樹脂エマルション Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007204689A JP2007204689A JP2006027729A JP2006027729A JP2007204689A JP 2007204689 A JP2007204689 A JP 2007204689A JP 2006027729 A JP2006027729 A JP 2006027729A JP 2006027729 A JP2006027729 A JP 2006027729A JP 2007204689 A JP2007204689 A JP 2007204689A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- polyvinyl alcohol
- sulfonic acid
- acid group
- aqueous solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Abstract
【効果】本発明により得られる水性導電性樹脂エマルションを使用することによって導電性に優れる導電性塗料、導電性接着剤、導電性粘着剤、電極材料、電磁波シールド材料、有機発光材料、アクチュエーター等を提供できる。また、導電性、密着性、強度に優れる膜を提供できる。
Description
具体的には、ポリアニリンやその誘導体などの導電性高分子とポリビニルアルコールとドーパントであるドデシルベンゼンスルホン酸などの低分子スルホン酸化合物とからなる導電性樹脂組成物(例えば、特許文献4参照)が例示されるが、このような組成物を塗膜とした場合、低分子スルホン酸化合物が膜表面に移動して滲み出し、膜表面のベタツキや膜強度の低下を引き起こす恐れがあった。
(1)ポリビニルアルコール類に少なくともスルホン酸基含有モノマーを含む1種以上のモノマーをグラフト重合することにより得られるスルホン酸基を有するポリビニルアルコールの存在下において、ヘテロ原子を有する芳香族モノマーを重合させて得られる水性導電性樹脂エマルション、
(2)ポリビニルアルコール類がポリビニルアルコール及び/又はカチオン性基、アニオン性基、疎水基およびチオール基から選ばれる少なくとも1種の官能基を有するポリビニルアルコールである前記(1)の水性導電性樹脂エマルション、
(3)ヘテロ原子を有する芳香族モノマーが窒素原子または硫黄原子を含む芳香族モノマーである前記(1)又は(2)の水性導電性樹脂エマルション、
(4)窒素原子または硫黄原子を含む芳香族モノマーがアニリン類、チオフェン類、ピロール類から選ばれる少なくとも1種の芳香族モノマーである前記(3)の水性導電性樹脂エマルション、
(5)スルホン酸基を有するポリビニルアルコールの固形分に対するスルホン酸基当量が1.0meq/g以上4.0meq/g以下である前記(1)〜(4)の何れかの水性導電性樹脂エマルション、
(6)ポリビニルアルコール類の重合度が1000以上である前記(1)〜(5)の水性導電性樹脂組成物エマルション
に関する。
なお、「ポリビニルアルコール」は疎水性基やカチオン性基、アニオン性基、チオール基などの官能基を持たないポリビニルアルコールを指し、「変性ポリビニルアルコール」は何らかの方法で疎水性基やカチオン性基、アニオン性基、チオール基などの官能基を含有させたポリビニルアルコールを指すこととする。
水性導電性樹脂エマルションの固形分は、沈殿や凝集、分離が起きない安定なエマルションとして存在し得る程度である1重量%以上70重量%以下であることが好ましい。固形分が1重量%よりも低いと乾燥や輸送などに必要となるエネルギーがより多くなることから、1重量%以上であることが好ましい。
製造例1
攪拌装置、温度計、窒素導入装置を備えた1L容フラスコにイオン交換水710.5部と重合度1500のチオール変性ポリビニルアルコール(製品名:クラレMポリマー M−115、株式会社クラレ製(以下、M−115と略することがある))104.5部を加え、窒素雰囲気下において90℃で90分加熱撹拌してM−115を溶解させた。引き続き反応液を85℃に保持して2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(以下、AMPSと略することがある)44.8部を加え、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液140.2部を5時間かけて滴下した。滴下後さらに85℃で1時間保持することで固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液1を得た。
製造例1において、イオン交換水を618.4部、M−115を74.4部、AMPSを74.4部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を232.8部とした以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が2.39meq/gであるポリビニルアルコール水溶液2を得た。
製造例1において、イオン交換水を526.5部、M−115を44.5部、AMPSを103.9部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を325.1部とした以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が3.34meq/gであるポリビニルアルコール水溶液3を得た。
製造例1において、イオン交換水を756.9部、M−115を119.6部、AMPSを29.9部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を93.6部とした以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が0.96meq/gであるポリビニルアルコール水溶液4を得た。
製造例1において、イオン交換水を435.6部、M−115を14.8部、AMPSを133.1部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を435.6部とした以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が4.28meq/gであるポリビニルアルコール水溶液5を得た。
製造例1において、イオン交換水を709.8部、M−115を104.5部、AMPS44.8部の代わりにスチレンスルホン酸ナトリウム塩(以下、SSSと略することがある)を44.8部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を140.9部とした以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.45meq/gであるポリビニルアルコールの水溶液6を得た。
製造例1において、イオン交換水を716.3部、M−115を104.5部、AMPS44.8部の代わりに2−メタクリロイルオキシエチル−1−スルホン酸ナトリウム塩(以下、SMESと略することがある)を44.8部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を134.4部とした以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.38meq/gであるポリビニルアルコールの水溶液7を得た。
製造例1において、イオン交換水を664.3部、M−115を96.9部、AMPSを44.7部、スチレンを7.5部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を186.6部仕込んだ以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液8を得た。
製造例1において、イオン交換水を620.7部、M−115を96.8部、AMPSを44.7部、アクリロニトリルを7.4部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を230.4部仕込んだ以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液9を得た。
製造例1において、イオン交換水を642.3部、M−115を96.8部、AMPSを44.7部、アクリル酸の80%水溶液を9.3部、0.5%過硫酸アンモニウム水溶液を206.9部仕込んだ以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液10を得た。
攪拌装置、温度計、窒素導入装置を備えた1L容フラスコにイオン交換水624.0部と重合度1700の無変性ポリビニルアルコール(製品名:クラレポバール PVA−117、株式会社クラレ製(以下、PVA117と略することがある))104.5部を加え、窒素雰囲気下において90℃で90分加熱撹拌してPVA117を溶解させた。引き続き反応液を85℃に保持してAMPS 44.8部を加え、0.02%亜硫酸水素ナトリウム水溶液78.7部および0.5%過硫酸アンモニウム水溶液148.0部を5時間かけて滴下した。滴下後さらに85℃で1時間保持することで固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液11を得た。
製造例11において、PVA117 104.5部の代わり重合度1000の無変性ポリビニルアルコール(製品名:クラレポバール PVA−110、株式会社クラレ製(以下、PVA110と略することがある))104.5部を加えた以外は製造例11と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液12を得た。
製造例11において、PVA117 104.5部の代わり重合度500の無変性ポリビニルアルコール(製品名:クラレポバール PVA−105、株式会社クラレ製(以下、PVA105と略することがある))104.5部を加えた以外は製造例11と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液13を得た。
製造例1において、M−115 104.5部の代わりに重合度1800のカチオン変性ポリビニルアルコール(製品名:クラレCポリマーCM−318、株式会社クラレ製(以下、CM318と略することがある))を104.5部加えた以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液14を得た。
製造例1において、M−115 104.5部の代わりに重合度1800のアニオン変性ポリビニルアルコール(製品名:クラレKポリマー KL−318、株式会社クラレ製(以下、KL318と略することがある))を104.5部加えた以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液15を得た。
製造例1において、M−115 104.5部の代わりに重合度300の疎水化変性ポリビニルアルコール(製品名:クラレMPポリマー MP−203、株式会社クラレ製(以下、MP203と略することがある))を104.5部加えた以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.44meq/gであるポリビニルアルコール水溶液16を得た。
製造例1において、M−115 104.5部の代わりにスルホン化変性ポリビニルアルコール(製品名:ゴーセラン(登録商標) L−3266、日本合成化学工業株式会社製)を104.5部加えた以外は製造例1と同様にして固形分重量あたりのスルホン酸基当量が1.77meq/gであるポリビニルアルコール水溶液17を得た。
比較例用製造例1
攪拌装置、温度計、窒素導入装置を備えた1L容フラスコに、イオン交換水を840.0部、AMPSを150.0部加えて撹拌し、AMPSが溶解した後に窒素雰囲気下で75℃に昇温して10%過硫酸アンモニウム水溶液10.0部を加え、85℃で3時間保持した。得られたポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸)の水溶液を比較例用スルホン酸ポリマー水溶液とした。
比較例用製造例2
攪拌装置、温度計、窒素導入装置を備えた1L容フラスコにイオン交換水900.0部とM−115を100.0部加え、窒素雰囲気下において90℃で90分加熱撹拌して比較例用ポリビニルアルコール水溶液1を得た。
攪拌装置、温度計、窒素導入装置を備えた1L容フラスコにイオン交換水900.0部とPVA117を100.0部加え、窒素雰囲気下において90℃で90分加熱撹拌して比較例用ポリビニルアルコール水溶液2を得た。
比較例用製造例4
攪拌装置、温度計、窒素導入装置を備えた1L容フラスコにイオン交換水880.0部とスルホン化変性ポリビニルアルコール(製品名:ゴーセラン(登録商標) L−3266、日本合成化学工業株式会社製)を120.0部加え、窒素雰囲気下において90℃で90分加熱撹拌して比較例用ポリビニルアルコール水溶液3を得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコにポリビニルアルコール水溶液1を152.7部(スルホン酸基当量33.0meq)、イオン交換水を543.2部仕込み、さらにアニリンを3.1部(33.3mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この混合液に3%過硫酸アンモニウム水溶液301.1部(過硫酸アンモニウム分39.6mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、濃緑色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1の代わりにポリビニルアルコール水溶液2を124.3部(スルホン酸基当量44.6meq)使用し、イオン交換水を406.9部、アニリンを4.2部(45.1mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を406.9部(過硫酸アンモニウム分53.5mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、濃緑色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1の代わりにポリビニルアルコール水溶液3を104.9部(スルホン酸基当量52.6meq)使用し、イオン交換水を410.6部、アニリンを4.9部(52.6mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を479.6部(過硫酸アンモニウム分63.0mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、濃緑色のエマルションを得た。
実施例4
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1の代わりにポリビニルアルコール水溶液4を172.6部(スルホン酸基当量24.9meq)使用し、イオン交換水を598.3部、アニリンを2.3部(24.7mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を226.8部(過硫酸アンモニウム分29.8mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、濃緑色のエマルションを得た。
実施例5
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1の代わりにポリビニルアルコール水溶液5を90.8部(スルホン酸基当量58.3meq)使用し、イオン交換水を371.6部、アニリンを5.4部(58.0mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を532.1部(過硫酸アンモニウム分70.0mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコにポリビニルアルコール水溶液6を147.2部(スルホン酸基当量32.0meq)、イオン交換水を545.8部、10%塩酸水溶液を11.7部(32.1mmol)仕込み、さらにアニリンを3.0部(32.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この混合液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、濃緑色のエマルションを得た。
実施例6において、ポリビニルアルコール水溶液6の代わりにポリビニルアルコール水溶液7を149.9部(スルホン酸基当量31.0meq)使用し、イオン交換水を552.6部、10%塩酸水溶液を11.3部(31.0mmol)、アニリンを2.9部(31.1mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を283.3部(過硫酸アンモニウム分37.2mmol)使用した以外は実施例6と同様にして、濃緑色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1の代わりにそれぞれポリビニルアルコール水溶液8〜17を152.7部(スルホン酸基当量33.0meq)使用した以外は実施例1と同様にして、それぞれ濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコにポリビニルアルコール水溶液1を208.1部(スルホン酸基当量44.9meq)、イオン交換水を545.3部、0.1%硫酸第二鉄水溶液を13.5部仕込み、さらにチオフェンを3.8部(45.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この混合液に1%過酸化水素水229.3部(過酸化水素分67.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、淡黄色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1を156.5部(スルホン酸基当量33.8meq)、イオン交換水を532.6部仕込み、アニリン3.1部の代わりにピロールを2.3部(33.8mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を308.6部(過硫酸アンモニウム分40.6mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、黒青色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1を142.0部(スルホン酸基当量30.7meq)、イオン交換水を572.8部仕込み、アニリン3.1部の代わりに2−アミノベンゼンスルホン酸を5.3部(30.6mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を279.9部(過硫酸アンモニウム分36.8mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、赤褐色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1を150.7部(スルホン酸基当量32.6meq)、イオン交換水を548.7部仕込み、アニリン3.1部の代わりにN−メチルアニリンを3.5部(32.7mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を297.1部(過硫酸アンモニウム分39.1mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、濃緑色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1を152.0部(スルホン酸基当量32.8meq)、イオン交換水を545.2部仕込み、アニリン3.1部の代わりに3−メチルチオフェンを3.2部(32.6mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を299.6部(過硫酸アンモニウム分39.4mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、淡黄色のエマルションを得た。
実施例1においてポリビニルアルコール水溶液1を145.9部(スルホン酸基当量31.5meq)、イオン交換水を561.8部仕込み、アニリン3.1部の代わりに3,4−エチレンジオキシチオフェンを4.5部(31.7mmol)、3%過硫酸アンモニウム水溶液を287.8部(過硫酸アンモニウム分37.8mmol)使用した以外は実施例1と同様にして、黒青色のエマルションを得た。
撹拌装置を備えた1L容フラスコに実施例1で得られたエマルションを990.0部、変性ポリアミド樹脂系耐水化剤(製品名:耐水化剤SI6400(星光PMC株式会社製))10.0部を仕込み、均一になるまで撹拌して、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置を備えた1L容フラスコにポリビニルアルコール水溶液1を152.7部(スルホン酸基当量33.0meq)、イオン交換水832.3部、10%塩酸12.0部(33.0mmol)を仕込み、ポリアニリン粉末(Aldrich製)3.0部(アニリンユニット32.6mmol相当)を加えて激しく撹拌し、さらに超音波発生装置にて室温で6時間超音波を照射して分散させ、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用ポリビニルアルコール水溶液1を159.0部、イオン交換水を534.0部、10%塩酸11.7部(32.1mmol)を仕込み、さらにアニリンを3.0部(32.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用ポリビニルアルコール水溶液1を159.0部、イオン交換水を500.4部仕込み、さらにアニリンを3.0部(32.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌した。その後、比較例用スルホン酸ポリマー水溶液を45.3部(スルホン酸基当量32.8meq)添加して混合し、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用スルホン酸ポリマー水溶液を45.3部(スルホン酸基当量32.8meq)、イオン交換水を659.4部仕込み、さらにアニリンを3.0部(32.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用スルホン酸ポリマー水溶液を45.3部(スルホン酸基当量32.8meq)、イオン交換水を500.4部仕込み、さらにアニリンを3.0部(32.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌した。その後、比較例用ポリビニルアルコール水溶液1を159.0部添加して混合し、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用スルホン酸ポリマー水溶液を45.3部(スルホン酸基当量32.8meq)、比較例用ポリビニルアルコール水溶液2を159.0部、イオン交換水を500.4部仕込み、さらにアニリンを3.0部(32.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用スルホン酸ポリマー水溶液を45.3部(スルホン酸基当量32.8meq)、比較例用ポリビニルアルコール水溶液2を159.0部、イオン交換水を500.7部仕込み、さらにチオフェンを2.7部(32.1mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、淡黄色のエマルションを得た。
撹拌装置を備えた1L容フラスコに比較例用スルホン酸ポリマー水溶液を45.3部(スルホン酸基当量32.8meq)、比較例用ポリビニルアルコール水溶液2を159.0部、イオン交換水792.7部を仕込み、ポリアニリン粉末(Aldrich製)3.0部(アニリンユニット32.6mmol相当)を加えて激しく撹拌し、さらに超音波発生装置にて室温で6時間超音波を照射して分散させ、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置を備えた1L容フラスコに比較例用ポリビニルアルコール水溶液3を711.9部(スルホン酸基当量40.2meq)、10%塩酸水溶液を14.8部(40.6mmol)、イオン交換水を269.6部仕込み、ポリアニリン粉末(Aldrich製)を3.7部(アニリンユニット40.2mmol相当)を加えて激しく撹拌し、さらに超音波発生装置にて室温で6時間超音波を照射して分散させ、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用ポリビニルアルコール水溶液3を711.9部(スルホン酸基当量40.2meq)、10%塩酸水溶液を14.8部(40.6mmol)仕込み、さらにアニリンを3.7部(39.7mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この混合液に4.1%過硫酸アンモニウム水溶液269.4部(過硫酸アンモニウム分48.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに18%ポリスチレンスルホン酸水溶液(Aldrich製)を33.2部(スルホン酸基当量32.4meq)、イオン交換水を671.5部仕込み、さらにアニリンを3.0部(32.2mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液292.3部(過硫酸アンモニウム分38.4mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、濃緑色のエマルションを得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコに比較例用ポリビニルアルコール水溶液1を159.0部、イオン交換水を540.3部仕込み、さらに2−アミノベンゼンスルホン酸を5.6部(32.3mmol)添加し、氷水浴中で撹拌し約5℃に冷却した。この反応液に3%過硫酸アンモニウム水溶液295.1部(過硫酸アンモニウム分38.8mmol)を1時間かけて滴下した。滴下後さらに温度を5℃に保ったまま6時間撹拌し、赤褐色のエマルションを得た。
撹拌装置を備えた1L容フラスコにポリビニルアルコール水溶液1を152.7部(スルホン酸基当量33.0meq)、イオン交換水847.3部仕込み、撹拌して無色透明の水溶液を得た。
撹拌装置、温度計を備えた1L容フラスコにポリビニルアルコール水溶液1を206.0部(スルホン酸基当量44.8meq)、イオン交換水を789.9部仕込み、さらにアニリンを4.1部(44.0mmol)添加し、室温で撹拌した。この混合液中に2本のステンレススチール製電極を2cm離して設置し、直流電源により6Vの電位を4時間与え、アニリンの電解重合を行った。その間、電流密度は10mA・cm−2であった。陽極上に沈積した濃緑色フィルムを除去し、室温で減圧乾燥後乳鉢ですりつぶして濃緑色の粉末を得た。得られた粉末1.0部にイオン交換水28.3部を加えて激しく攪拌し、さらに90℃に加熱しながら超音波発生装置にて6時間超音波を照射して分散させ、濃緑色のエマルションを得た。
実施例1〜24及び比較例1〜14で得られたエマルションを25℃で5日間放置後の安定性を以下の基準で三段階評価した。評価結果を表1に示す。
○:エマルションの凝集、沈殿がない、△:エマルションの凝集、沈殿が認められるが攪拌することで分散可能、×: エマルションの凝集、沈殿が認められ、攪拌によっても分散不可能な沈殿が大量に認められる。
実施例1〜24及び比較例1〜14で得られたエマルションをコロナ放電処理済PETフィルムにNo.8のバーで塗工し、熱風乾燥器にて110℃で2分間加熱乾燥した。表面抵抗率の測定結果を表1に示す。なお、表面抵抗率の測定は東亜電波工業株式会社製SM−10E型 極超絶縁計を用い、106Ω/□未満の抵抗値を示したサンプルは株式会社ダイアインスツルメンツ製抵抗率計ロレスタGP MCP−T610を用いて行った。
前記の導電性の測定に用いたPETフィルムへの塗工膜について、その乾燥皮膜表面に粘着テープ(商品名:セロテープ(登録商標)(ニチバン株式会社))を接着し、はがしたときの膜のはがれ方を以下の基準で三段階評価した。評価結果を表1に示す。
○:剥離が認められない、△:剥離が認められる、×:簡単に剥離する
前記の導電性の測定に用いたPETフィルムへの塗工膜について、その乾燥皮膜表面に対し、三菱uni(登録商標)鉛筆(鉛筆硬度6H〜6B)を使用して200gの荷重で擦過したときの、塗膜が剥がれない最も硬い鉛筆硬度を評価した。評価結果を表1に示す。
注:比較例4はPETフィルムに対する塗工液の水弾きが強すぎ、均一な塗工膜が得られなかったため、皮膜の評価が行えなかった。
Claims (6)
- ポリビニルアルコール類に少なくともスルホン酸基含有モノマーを含む1種以上のモノマーをグラフト重合することにより得られるスルホン酸基を有するポリビニルアルコールの存在下において、ヘテロ原子を有する芳香族モノマーを重合させて得られる水性導電性樹脂エマルション。
- ポリビニルアルコール類がポリビニルアルコール及び/又はカチオン性基、アニオン性基、疎水基およびチオール基から選ばれる少なくとも1種の官能基を有するポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1に記載の水性導電性樹脂エマルション。
- ヘテロ原子を有する芳香族モノマーが窒素原子または硫黄原子を含む芳香族モノマーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の水性導電性樹脂エマルション。
- 窒素原子または硫黄原子を含む芳香族モノマーがアニリン類、チオフェン類、ピロール類から選ばれる少なくとも1種の芳香族モノマーであることを特徴とする請求項3に記載の水性導電性樹脂エマルション。
- スルホン酸基を有するポリビニルアルコールの固形分に対するスルホン酸基当量が1.0meq/g以上4.0meq/g以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の水性導電性樹脂エマルション。
- ポリビニルアルコール類の重合度が1000以上であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の水性導電性樹脂組成物エマルション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006027729A JP5050360B2 (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 水性導電性樹脂エマルション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006027729A JP5050360B2 (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 水性導電性樹脂エマルション |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007204689A true JP2007204689A (ja) | 2007-08-16 |
JP5050360B2 JP5050360B2 (ja) | 2012-10-17 |
Family
ID=38484423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006027729A Expired - Fee Related JP5050360B2 (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 水性導電性樹脂エマルション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5050360B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009019855A1 (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-12 | Nisshin Steel Co., Ltd. | 水性エマルション塗料およびそれを用いた塗装鋼板 |
JP2010100910A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Nisshin Steel Co Ltd | 電着塗装鋼板 |
WO2012053373A1 (ja) * | 2010-10-22 | 2012-04-26 | リンテック株式会社 | 導電性粘着剤組成物、電子デバイス及び電子デバイスの製造方法 |
JP2018095728A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 信越ポリマー株式会社 | 導電性高分子分散液及びその製造方法、並びに帯電防止フィルム及びその製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59226026A (ja) * | 1983-06-07 | 1984-12-19 | Showa Denko Kk | 親水性、耐水性塗工層形成剤 |
JPS63193926A (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリピロ−ル類水分散液の製造方法 |
JPH08337725A (ja) * | 1995-06-13 | 1996-12-24 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 水性分散体およびその製造方法 |
JP2000109556A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-18 | Japan Carlit Co Ltd:The | 導電性高分子複合体及びその製造法 |
-
2006
- 2006-02-03 JP JP2006027729A patent/JP5050360B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59226026A (ja) * | 1983-06-07 | 1984-12-19 | Showa Denko Kk | 親水性、耐水性塗工層形成剤 |
JPS63193926A (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-11 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリピロ−ル類水分散液の製造方法 |
JPH08337725A (ja) * | 1995-06-13 | 1996-12-24 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 水性分散体およびその製造方法 |
JP2000109556A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-18 | Japan Carlit Co Ltd:The | 導電性高分子複合体及びその製造法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009019855A1 (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-12 | Nisshin Steel Co., Ltd. | 水性エマルション塗料およびそれを用いた塗装鋼板 |
JP5249925B2 (ja) * | 2007-08-06 | 2013-07-31 | 日新製鋼株式会社 | 水性エマルション塗料およびそれを用いた塗装鋼板 |
JP2010100910A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Nisshin Steel Co Ltd | 電着塗装鋼板 |
WO2012053373A1 (ja) * | 2010-10-22 | 2012-04-26 | リンテック株式会社 | 導電性粘着剤組成物、電子デバイス及び電子デバイスの製造方法 |
JPWO2012053373A1 (ja) * | 2010-10-22 | 2014-02-24 | リンテック株式会社 | 導電性粘着剤組成物、電子デバイス及び電子デバイスの製造方法 |
JP2018095728A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 信越ポリマー株式会社 | 導電性高分子分散液及びその製造方法、並びに帯電防止フィルム及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5050360B2 (ja) | 2012-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5374841B2 (ja) | 導電性高分子/ドーパント錯体有機溶媒分散体、その製造方法および当該導電性高分子/ドーパント錯体有機溶媒分散体を含有する組成物 | |
JP5485174B2 (ja) | 導電性ポリマーの製造方法 | |
KR100950407B1 (ko) | 터치 패널용 투명 도전 시트 및 그 제조 방법, 및 터치패널 | |
JP5537862B2 (ja) | 導電性高分子溶液および帯電防止性シート | |
KR101884580B1 (ko) | 부가 경화성 대전방지 오가노폴리실록산 조성물 및 대전방지 실리콘 피막 | |
JP5323302B2 (ja) | 導電性高分子塗料の製造方法および導電性塗膜の製造方法 | |
Liu et al. | Enhancements in conductivity and thermal and conductive stabilities of electropolymerized polypyrrole with caprolactam-modified clay | |
US20070267747A1 (en) | Dispersions of Intrinsically Conductive Polymers, and Methods for the Production Thereof | |
JP5111011B2 (ja) | 撥水性導電性高分子塗料及び撥水性導電性塗膜 | |
JP5429652B2 (ja) | 導電性高分子/ドーパント錯体有機溶媒分散体の製造方法 | |
JP5050360B2 (ja) | 水性導電性樹脂エマルション | |
JP7175087B2 (ja) | 導電性高分子分散液の製造方法、及び導電性フィルムの製造方法 | |
JP2014189597A (ja) | 帯電防止性剥離剤用組成物及び帯電防止性剥離フィルム | |
JP4916740B2 (ja) | 導電性塗膜 | |
CN107189083B (zh) | 导电聚合物pedot有机分散体系及其制备方法 | |
JP4385254B2 (ja) | 導電性微粒子およびその製造方法 | |
CN101303910B (zh) | 导电性复合材料及电容器 | |
KR20100110836A (ko) | 폴리티오펜 및 이의 유도체에 기반한 증가된 도전성을 나타내는 코팅층의 제조 방법 | |
Lakard et al. | Towards carboxylic acid-functionalized aniline monomers: chemical synthesis, electropolymerization and characterization | |
JP4501030B2 (ja) | 導電性微粒子およびその製造方法 | |
JP2007070555A (ja) | ポリアニリン組成物の製造方法、ポリアニリン組成物及び成形体 | |
JP4501031B2 (ja) | 導電性微粒子およびその製造方法 | |
JP2007161794A (ja) | ポリアニリン、ポリアニリン組成物及び成形体 | |
JP2008163062A (ja) | ポリアニリン組成物の製造方法、ポリアニリン組成物およびその被覆物 | |
JP5019201B2 (ja) | 導電性塗料およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110905 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120626 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |