JP2007204177A - 水中機器の着脱装置及びそれを用いた水中機器の昇降操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻上げ機19に吊り下げられて水中及び水上間を昇降する水中ミキサ10を巻上げ機19に着脱する着脱装置の部品点数の低減、作動信頼性や作動安定性の向上を図る。
【解決手段】巻上げ機19に吊り下げられるフレーム25と、フレーム25に水平方向の回動軸心で揺動可能に支持されたフック体34とを設け、フック体34に、水中ミキサ10の吊上げ時にその吊下げ部14に係合される第1係合部35と、ミキサ10の水中内への設置時に吊下げ部14に係合される第2係合部36とを設ける。フック体34は無荷重状態で、第1係合部35がフック体34の回動軸心及び重心を結ぶ延長線上に位置し、第2係合部36が第1係合部35に対し揺動方向に位相を変えて位置する無負荷姿勢とし、フック体34に、無負荷姿勢での下降移動時に吊下げ部14と当接してフック体34を回動させ吊下げ部14を第1係合部35に係合させる第1ガイド部38を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、水中で用いられる水中機器を昇降装置に対し着脱するための着脱装置及びそれを用いた水中機器の昇降操作装置に関するものである。
従来、水中ミキサ等の水中機器を汚水槽内に設置する場合、その水中機器毎に鎖を取り付けておき、設置時には、この鎖を利用して水中機器を吊り下げて汚水槽内に設置する一方、水中機器の保守点検時には、水中機器を鎖によって汚水槽内から吊り上げるようにしている。そして、一般に、水中機器の使用時には、鎖の上端部を槽上部に係合した状態で使用するようになっている。
しかし、上記鎖の上端部を係合した状態であると、その鎖の弛みが過大になることがあり、その場合、鎖が水中機器の運動部分(回転部分)に巻き込まれて水中機器の損傷や鎖の切断を招くことが生じる。
また、長期間の使用中には水中の鎖が水流にあおられて揺れ動き、機器及び鎖同士や鎖のリング同士で擦れ合って、機器の損傷や鎖の摩耗及び切断が発生する。
さらに、機器毎に鎖を取り付ける必要があるため、多台数を扱うような大規模な処理場においては、多数の鎖を準備する必要があり、そのための費用が発生してコストアップするのは避けられない。
そこで、これらの問題を避けるために、例えば特許文献1や特許文献2等に示されるように、水中機器を吊り下げるための巻上げ機等の昇降装置に、水中機器に対し着脱される着脱装置を設け、この着脱装置により、鎖を用いることなく、水中において昇降装置と水中機器とを着脱できるようにしたものが提案されている。
ドイツ特許公開公報第2849877号 特開平9−170599号公報
ところが、上記従来の特許文献1及び2のものでは、いずれも、部品点数が多いばかりでなく、ばね装置の使用等により複雑な動作で昇降装置と水中機器とを着脱するようになっており、作動信頼性や作動安定性の点で問題があった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、昇降装置に設けられる着脱装置の構造を改良することで、少ない部品点数により単純な動作で昇降装置と水中機器とを着脱できるようにして、部品点数の低減、作動信頼性や作動安定性の向上を図ることにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、昇降装置に設けられる着脱装置として、設置用及び吊上げ用の2つの係合部を有するフック体を水平軸心回りに揺動可能に設け、水中機器の設置時には、設置用係合部に水中機器を吊り下げて下降移動させ、水中機器が設置されると、フック体を自重により回動させて設置用係合部と水中機器との係合を解除する一方、水中機器の吊上げ時には、フック体を下降移動させて吊上げ用係合部と水中機器との当接によりフック体を自重に抗して回動させて吊上げ用係合部に水中機器を案内させ、その後にフック体を自重により回動させて吊上げ用係合部と水中機器とを係合させるようにした。
具体的には、請求項1の発明では、昇降装置に吊り下げられて水中及び水上間を昇降する水中機器を、昇降装置に対し着脱するための着脱装置が対象である。
そして、この着脱装置は、上記昇降装置に吊り下げられるフレームと、このフレームに水平方向の回動軸心をもって揺動可能に支持されたフック体とを備える。また、このフック体は、水中機器を昇降装置により吊り上げる際に水中機器の吊下げ部に係合される第1係合部と、水中機器を昇降装置から離脱させて水中内に設置する際に吊下げ部に係合される第2係合部とを備えていて、無荷重状態では、上記第1係合部が上記フック体の回動軸心とフック体の重心とを結ぶ延長線上に位置しかつ第2係合部が第1係合部に対し揺動方向に位相を変えて位置する無負荷姿勢となるように設定されている。
また、フック体は、上記無負荷姿勢で下降移動したときに、設置位置にある水中機器の吊下げ部との当接によりフック体を回動させて吊下げ部を第1係合部に係合させるように案内する第1ガイド部を備え、かつ水中機器の吊下げ部を第2係合部に係合して下降移動したときに、水中機器の設置位置で無負荷姿勢に回動して吊下げ部と第2係合部との係合が解除されるように構成されている。
上記の構成によると、水中機器を水中に沈めて設置する場合、その水中機器は吊下げ部にて着脱装置におけるフック体の第2係合部に係合される。この状態では、フック体の第2係合部に水中機器の吊下げ荷重がかかるので、フック体は無負荷姿勢から第2係合部がフック体の回動軸心の真下又は真下近傍に位置するように回動変化する。この状態で昇降装置の下降作動により水中機器が水上位置から下降して水中に沈む。水中機器が設置位置に到達して下降が停止し、フック体(着脱装置)のみが相対的に下降すると、フック体は自重により第2係合部が水中機器の吊下げ部から外れる方向の無負荷姿勢に回動する。このことで第2係合部と水中機器の吊下げ部との係合が解除され、水中機器が昇降装置から分離される。その後、昇降装置の上昇作動により着脱装置が無負荷状態で水上に引き上げられる。
一方、水中にある水中機器を着脱装置に係合して水上に引き上げる場合、着脱装置を無負荷状態とし、そのフック体を無負荷姿勢として昇降装置の下降作動により着脱装置を水中に沈める。この下降するフック体は第1ガイド部において水中にある水中機器の吊下げ部に当接し、この第1ガイド部と吊下げ部との当接によりフック体が押されて無負荷姿勢から回動して吊下げ部が第1係合部に係合するように案内される。フック体のさらなる下降により吊下げ部が第1係合部に完全に係合されると、吊下げ部により案内規制がなくなり、フック体が自重により逆方向に回動して無負荷姿勢に戻る。その後、昇降装置が上昇作動して着脱装置と、そのフック体の第1係合部に吊下げ部にて係合されている水中機器とが水上に引き上げられる。
したがって、このように鎖を用いずに水中機器を設置し又は引き上げるので、鎖を用いた場合の機器の損傷、鎖の摩耗や切断、コストアップを招くことはない。
また、上記の如く、着脱装置を昇降させるだけで自動的に、フック体の第2係合部から水中機器の吊下げ部を係合解除して水中機器を着脱装置から分離し、或いはフック体の第1係合部に水中機器の吊下げ部を係合して水中機器を着脱装置に連結することができるので、簡単な動作で昇降装置と水中機器とを着脱して着脱装置の作動信頼性や作動安定性を向上させることができる。しかも、1つのフック体のみにより水中機器を着脱できるので、部品点数を少なくすることができる。
請求項2の発明では、フック体の無荷重姿勢でフレームが水平状態に吊り下げられるようにするためのバランス錘を設ける。このことで、フック体の第1係合部がフック体の回動軸心とフック体の重心とを結ぶ延長線上に安定して位置するようになり、フック体の回動による係合動作及び係合解除動作を安定して行わせることができる。
請求項3の発明では、上記フレームに、上記フック体が無負荷姿勢で下降移動したときに水中機器の吊下げ部と当接して該吊下げ部を第1ガイド部に当接させるように案内する第2ガイド部を第1ガイド部に対向して設ける。
このことで、水中機器の吊下げ部をフック体の第1係合部に係合させる際に、仮に、水中機器の吊下げ部とフック体の第1ガイド部との各位置が互いに当接しない程度に大きく水平方向にずれていても、その吊下げ部はフレーム側の第2ガイド部に当接して、この当接により吊下げ部が第1ガイド部に当接するように案内される。このことで、吊下げ部をスムーズに第1係合部に係合させることができ、吊下げ部とフック体の第1係合部との係合をより一層確実に行うことができる。また、水中機器の引上げ時において不意の衝撃等によって吊下げ部がフック体の第1係合部から外れるのを第2ガイド部によって規制することもできる。
請求項4の発明では、上記フレームは、水中機器を昇降案内するガイド部材に昇降可能に支持されているものとする。このことで、水中機器を昇降案内するガイド部材を利用して、そのガイド部材によって着脱装置を安定してスムーズに昇降させることができる。また、着脱装置が水中機器用のガイド部材に案内されて昇降するので、その水中機器の設置時等で吊下げ部に対する着脱装置の位置決めが容易にできる。
請求項5の発明では、上記請求項4の水中機器の着脱装置において、上記フレームは、1つのガイド部材に昇降可能に片持ち支持され、フック体のガイド部材回りの水平方向の変位量は第1ガイド部の水平方向の長さよりも小さくする。
こうすれば、フレームとガイド部材との間に昇降移動のための隙間があって、その隙間によりフレームのガイド部材回りのガタが生じていたとしても、第1ガイド部を機器の吊下げ部に確実に接触させることができ、第1係合部と吊下げ部との係合動作を確実に行わせることができる。
請求項6の発明では、上記水中機器は水中ポンプ、水中エアレータ又は水中ミキサとする。このことで、本発明の効果が有効に発揮される最適な水中機器が得られる。
請求項7の発明では、請求項1〜6のいずれか1つの水中機器の着脱装置を備えた水中機器の昇降操作装置を設ける。このことで、請求項1と同様の作用効果を奏することのできる水中機器の昇降操作装置が得られる。
以上説明したように、請求項1及び7の発明によると、水中機器を昇降装置に対し着脱するための着脱装置として、昇降装置に吊り下げられるフレームと、このフレームに水平方向の回動軸心をもって揺動可能に支持されたフック体とを設け、このフック体は、水中機器を昇降装置により吊り上げる際に水中機器の吊下げ部に係合される第1係合部と、水中機器を昇降装置から離脱させて水中内に設置する際に吊下げ部に係合される第2係合部とを備えたものとし、無荷重状態で、第1係合部がフック体の回動軸心とフック体の重心とを結ぶ延長線上に位置しかつ第2係合部が第1係合部に対し揺動方向に位相を変えて位置する無負荷姿勢となるように設定し、フック体に、その無負荷姿勢で下降移動したときに水中機器の吊下げ部との当接によりフック体を回動させて吊下げ部を第1係合部に係合させるように案内する第1ガイド部を設け、水中機器の吊下げ部を第2係合部に係合して下降移動したときに、水中機器の設置位置でフック体が無負荷姿勢に回動して吊下げ部と第2係合部との係合が解除されるようにしたことにより、着脱装置の昇降に伴い、自動的に、フック体の第2係合部から水中機器の吊下げ部を係合解除して水中機器を着脱装置から分離し、或いはフック体の第1係合部に水中機器の吊下げ部を係合して水中機器を着脱装置に連結することができ、部品点数の減少を図るとともに、簡単な動作で昇降装置と水中機器とを着脱して着脱装置の作動信頼性や作動安定性の向上を図ることができる。
請求項2の発明によると、フック体の無荷重姿勢でフレームが水平状態に吊り下げられるようにするためのバランス錘を設けたことにより、フック体の第1係合部をフック体の回動軸心とフック体の重心とを結ぶ延長線上に安定して位置させて、フック体の回動による係合動作及び係合解除動作を安定して行わせることができる。
請求項3の発明によると、フレームに、水中機器の吊下げ部を第1ガイド部に当接させるように案内する第2ガイド部を設けたことにより、吊下げ部とフック体の第1係合部との係合をより一層確実に行うことができるとともに、水中機器の引上げ時に吊下げ部がフック体の第1係合部から外れるのを第2ガイド部によって規制することができる。
請求項4の発明によると、フレームは、水中機器を昇降案内するガイド部材に昇降可能に支持されるものとしたことにより、水中機器の昇降案内用のガイド部材を利用して、着脱装置を安定してスムーズに昇降させることができるとともに、水中機器の吊下げ部に対する着脱装置の位置決めを容易に行うことができる。
請求項5の発明によると、フレームは1つのガイド部材に昇降可能に片持ち支持されたものとし、フック体のガイド部材回りの水平方向の変位量を第1ガイド部の水平方向の長さよりも小さくしたことにより、フレームのガイド部材回りのガタがあっても、第1ガイド部を機器の吊下げ部に確実に接触させて、第1係合部と吊下げ部との係合動作を確実に行わせることができる。
請求項6の発明によると、水中機器は水中ポンプ、水中エアレータ又は水中ミキサとしたことにより、本発明の効果が有効に発揮される最適な水中機器が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
図4及び図5は本発明の実施形態に係る水中機器の昇降操作装置Aを示す。1は内部に汚水が貯留される汚水槽、2は汚水槽1の槽底、3は汚水槽1の汚水の水面よりも高い位置に水平に張り出すように設置された基台であり、この基台3と槽底2との間に亘り、例えば鉛直上下方向に延びる角筒からなる柱状のガイド部材6が立脚されている。ガイド部材6の上端部は後面(図で左側面)にて基台3の先端側面に取付固定され、下端部は槽底2上面に設置した受台4上に取付固定されている。このガイド部材6は後述する水中ミキサ10を水中に設置するための据付手段をなすものであり、その槽底2寄りには、前側(図で右側)に水平に延びるストッパ7と、後側斜め下方に延びる支持脚8とが一体的に突設され、この支持脚8の下端部は受台4後側の槽底2に固定されており、支持脚8によりガイド部材6の起立状態を補強している。
ガイド部材6には水中機器としての水中ミキサ10が昇降可能に支持されている。この水中ミキサ10は、モータハウジング11と、このモータハウジング11に内蔵され、前端部がモータハウジング11を液密状に貫通してモータハウジング11前側に水平方向に突出する出力軸(図示せず)を有する電動モータと、該モータの出力軸前端部に回転一体に取り付けられた羽根車12(プロペラ)とを備え、電動モータにより羽根車12を回転させて汚水槽1の汚水に水平方向の流れを生成し、その汚水を攪拌する。尚、上記電動モータの電源ケーブル(図示せず)はモータハウジング11を液密状に貫通してその外に延びている。
上記モータハウジング11の後端部には上下方向に延びるスライド部13が一体的に取り付けられている。このスライド部13は断面略コ字形状のもので、上記ガイド部材6に前側から外嵌合されている。スライド部13の上下端部は後側に突出し、その上下の突出部分間にはそれぞれローラ(図示せず)が水平左右方向の軸心を持って回転可能に支持されており、このスライド部13をローラの転動によってガイド部材6に沿ってスライドさせることで、水中ミキサ10をガイド部材6により昇降可能とし、その下降端の設置位置(据付位置)では水中ミキサ10を上記ストッパ7上に着座させて設置するようにしている。
また、上記モータハウジング11の上部には吊下げ部14が一体的に突設されている。この吊下げ部14は、例えば棒部材を略逆V字状に折り曲げてなるもので、その中間折曲げ部が上端に位置しかつ両端部が下端に位置した状態で前後方向の鉛直面に沿って配置され、その下端部(両端部)は前後に並んだ状態でモータハウジング11の上部に取付固定されている。
上記基台3上には支持柱17が立設され、この支持柱17の上端には吊下げアーム18がその先端部を上記設置位置にある水中ミキサ10の略真上に位置するように取り付けられ、この吊下げアーム18の先端部には、水中ミキサ10をガイド部材6に沿って昇降させる昇降装置としての巻上げ機19が吊り下げられている。この巻上げ機19は、図示しないが、例えば内蔵する駆動モータにより巻取りドラム(巻取りスプロケット)を回転駆動して巻上げ鎖20を巻取りドラムに巻き取り又は巻取りドラムから繰り出すことで、後述の着脱装置24を介して水中ミキサ10を昇降させるもので、巻上げ機19を巻取り作動させて巻上げ鎖20を巻取りドラムに巻き取ったときに着脱装置24(水中ミキサ10)を上昇させる一方、繰出し作動させて巻取りドラムから巻上げ鎖20を繰り出したときには着脱装置24(水中ミキサ10)を下降させるようになっている。
上記巻上げ鎖20の下端部には本発明の実施形態に係る着脱装置24が取り付けられている。この着脱装置24は、巻上げ機19に巻上げ鎖20により吊り下げられて水中及び水上間を昇降する水中ミキサ10を、巻上げ鎖20(巻上げ機19)に対し着脱するためのものであり、図1〜図3に拡大して詳示するように、巻上げ機19に巻上げ鎖20により吊り下げられるフレーム25を有する。このフレーム25は、下側に開放された前後方向に延びる断面コ字状のフレーム本体26を備え、このフレーム本体26上面の前端(図2では右端)及び後端にはそれぞれアイボルト27,27が取付固定されている。各アイボルト27にはそれぞれ同じ長さの鎖28,28の下端部が連結され、両鎖28,28の上端部は共に1つの連結リング29に連結され、この連結リング29に上記巻上げ鎖20の下端部が連結されており、両鎖28,28と両アイボルト27,27間のフレーム本体26とで二等辺三角形が形成されて、その上端の連結リング29が後述のフック体34の真上位置に位置するようになっている。
上記フレーム本体26の後端部には連結部30を介してスライド部31が一体的に取り付けられている。このスライド部31は、図2及び図3に示すように、棒部材をコ字形状に折り曲げたもので、上記水中ミキサ10を昇降案内するガイド部材6に後面の中央部を残した状態で外嵌合されている。つまり、フレーム25は後端部のスライド部31により1つのガイド部材6に昇降可能に片持ち支持されており、このスライド部31をガイド部材6に沿ってスライドさせることで、着脱装置24がガイド部材6に昇降可能に支持されている。
フレーム本体26下面における前後中央部(前後略中央部でもよい)には下方に延びる前後1対のブラケット32,32が間隔をあけて突設され、この両ブラケット32,32間にフック体34が水平前後方向の軸心を持つピン33を介して揺動可能に支持されている。つまり、このフック体34はフレーム25に対し、水平前後方向の回動軸心をもって上記水中ミキサ10の吊下げ部14に沿った前後方向の鉛直面と直交する左右方向の鉛直面内で揺動可能に支持されている。
上記フック体34は例えば厚肉の板材を加工したもので、図1に示すように、水中ミキサ10を巻上げ機19により吊り上げる際に水中ミキサ10の吊下げ部14に係合される第1係合部35と、この第1係合部35の右側(図1で右側)に位置し、水中ミキサ10を巻上げ機19から離脱させて水中内に設置する際に吊下げ部14に係合される第2係合部36と、バランス部37と、第1ガイド部38とを備えている。
具体的には、フック体34が後述する無負荷姿勢にあるときに、上記第1係合部35は、フック体34の回動軸心である上記ピン33から略下方に向かった後に左側上方に湾曲したフック形状に形成されている。一方、第2係合部36は、ピン33から右側(図1右側)斜め下方に向かった後に左側上方に湾曲したフック形状に形成されている。すなわち、いずれの係合部35,36も水中ミキサ10の吊下げ部14に係合可能なフック形状とされ、各々の内部(吊下げ部14が入る部分)はピン33側(回動軸心側)に向かって開放され、第1係合部35の吊下げ部収容位置と第2係合部36の吊下げ部収容位置とは、第2係合部36の吊下げ部収容位置が第1係合部35の吊下げ部収容位置に対し図1で反時計回り方向に所定の位相角度θだけずれている。
さらに、上記バランス部37は、上記ピン33から左側(図1左側)に、つまり第1係合部35に対し第2係合部36と反対側に斜め下方に向かうように延び、このバランス部37の重さは第2係合部36と同等に設定されており、第1又は第2係合部35,36により水中ミキサ10を係合していない無荷重状態では、フック体34は、第1係合部35(詳しくはその吊下げ部収容位置)がフック体34の回動軸心(ピン33)とフック体34の重心とを結ぶ延長線上(換言すればフック体34の回動軸心の真下又は真下近傍)に位置しかつ第2係合部36が第1係合部35に対し揺動方向に角度θだけ位相を変えて位置する無負荷姿勢となるように設定されている。
また、上記第1係合部35にはその先端部から先端と反対側たる斜め右下側へ延長した延長部35aが形成され、その延長部35aと第1係合部35の先端部とで上記第1ガイド部38が構成されている。この第1ガイド部38は第1係合部35の先端部外面ないし延長部35aの外面に亘る例えば中凸円弧状のガイド面39を有しており、フック体34が上記無負荷姿勢で下降移動したときに、第1ガイド部38のガイド面39に水中ミキサ10の吊下げ部14上端部を当接させることにより、フック体34を図1で反時計回り方向に回動させて吊下げ部14を第1係合部35に係合させるように案内する。
そして、フック体34は、水中ミキサ10の吊下げ部14を第2係合部36に係合して下降移動したときに、水中ミキサ10の設置位置で無負荷姿勢に回動して上記吊下げ部14と第2係合部36との係合が解除されるように構成されている。
また、図6に示すように、上記フレーム25のスライド部31と、該スライド部31が外嵌合されるガイド部材6との間のスライドのための隙間により、フック体34がガイド部材6回りに水平左右方向に変位するガタが生じるが、その変位量aは、上記第1ガイド部38のガイド面39の水平左右方向の長さbよりも小(a<b)に設定されている。
さらに、フレーム本体26の下面前端部には、フック体34の無荷重状態でフレーム25が水平状態に吊り下げられるようにするためのバランス錘41が取付固定されている。
[実施形態1の作動]
次に、上記実施形態の作動について説明する。まず、汚水槽1の水中にあってガイド部材6のストッパ7上に支持されている水中ミキサ10を、保守点検等のために着脱装置24に係合して汚水槽1外の水上に引き上げる場合について図7により説明する。
巻上げ機19を巻上げ鎖20が巻取りドラムに巻き取られた状態とし、その下端部に取り付けられた着脱装置24のフック体34を荷重がかけられていない無負荷姿勢とした後、巻上げ機19を繰出し作動させて巻上げ鎖20を巻取りドラムから繰り出す。このことで、図4に示すように、着脱装置24が自重によりガイド部材6に沿って下降移動して汚水槽1の水中に沈む。
図7(a)に示すように、下降する着脱装置24がストッパ7上の水中ミキサ10の吊下げ部14上端部に近付き、着脱装置24がさらに下降すると、図7(b)に示すように、フック体34の第1ガイド部38のガイド面39が吊下げ部14の上端部に当接する。この第1ガイド部38のガイド面39は左側に向かって上側に向かうように傾斜した中凸の円弧面であるので、さらなる着脱装置24の下降移動により、フック体34が吊下げ部14から押されて図で反時計回り方向のモーメントを受け、図7(c)に示すように、フック体34が無負荷姿勢からピン33を中心に同方向に回動する。また、この回動と同時に吊下げ部14が第1ガイド部38のガイド面39上を上側にスライドする。このようにフック体34が下降しながら回動し、着脱装置24が例えば下降端位置に達して、吊下げ部14の上端部が第1係合部35の先端を通過すると、図7(d)に示すように、フック体34が吊下げ部14によるモーメントから開放され、自重で上記回動とは逆の図で時計回り方向に回動して無負荷位置に戻る。
その状態で、今度は巻上げ機19を逆に巻取り作動させて巻上げ鎖20を巻取りドラムに巻き取り、着脱装置24を引き上げると、吊下げ部14が第1係合部35内の吊下げ部収容位置に入って係合される。以後、巻上げ機19の巻取り作動を続けると、着脱装置24が上昇して、その着脱装置24に係合されている水中ミキサ10もストッパ7上からガイド部材6に沿って上昇し、その例えば上昇端位置で着脱装置24と水中ミキサ10とが水面上に引き上げられる。この引き上げられた水中ミキサ10を例えば基台3上で着脱装置24から分離して巻上げ機19から外し、その点検等を行えばよい。
これに対し、上記点検後の水中ミキサ10を汚水槽1の水中に再設置する場合、或いは新しい水中ミキサ10を最初に汚水槽1内に設置する場合について図8により説明する。水上において、巻上げ機19の巻上げ鎖20に吊り下げられている着脱装置24に対し、そのフック体34の第1係合部35ではなく、今度は第2係合部36を利用して、その第2係合部36に水中ミキサ10を上記吊下げ部14にて係合する。そのとき、例えば人手によりフック体34を図8(図1)で時計回り方向に回動させて無負荷姿勢から第2係合部36が下側に位置するように変化させ、その第2係合部36内に水中ミキサ10の吊下げ部14を挿入した後に巻上げ機19を巻取り作動させて着脱装置24を一旦上昇させることで、図8(a)に示すように、その第2係合部36に吊下げ部14の上端部を係合する。この状態では、フック体34の第2係合部36に水中ミキサ10の吊下げ荷重がかかるので、フック体34は、無負荷姿勢から第2係合部36がフック体34の回動軸心(ピン33)の真下又は真下近傍に位置するように回動変化したままに保持される。
この状態で巻上げ機19が繰出し作動して着脱装置24がガイド部材6に沿って下降し、図5に示すように、そのフック体34の第2係合部36に係合された水中ミキサ10もガイド部材6に沿って水上位置から下降して水中に沈む。
そして、水中ミキサ10がガイド部材6のストッパ7上の設置位置に移動して下降が停止すると、巻上げ機19の引き続く繰出し作動により着脱装置24のみが下降して、図8(b)に示すように、水中ミキサ10の吊下げ部14上端部が相対的にフック体34の第2係合部36の先端側(上側)に移動して第2係合部36から外れる方向に変位する。フック体34のさらなる下降によって吊下げ部14が第2係合部36の先端部を越えて上昇すると、図8(c)に示す如く、第2係合部36が吊下げ部14から外れる。その後、巻上げ機19の巻取り作動により着脱装置24が上昇し、このことで、図8(d)に示すように、フック体34は自重により図8で反時計回り方向に回動して無負荷姿勢に戻り、このことで第2係合部36と吊下げ部14との係合が完全に解除され、水中ミキサ10が着脱装置24から分離される。以後、巻上げ機19の巻取り作動により着脱装置24が無負荷状態で上昇して水上に引き上げられる。以上により、水中ミキサ10の水中への設置が完了する。
[実施形態1の作用効果]
したがって、この実施形態では、水中ミキサ10に鎖を連結しておき、その鎖を用いて水中ミキサ10を設置し又は引き上げることがないので、鎖を用いた場合の水中ミキサ10の損傷、鎖の摩耗や切断、コストアップが生じることはない。
また、上記の如く、巻上げ機19における巻上げ鎖20の下端部に連結されている着脱装置24におけるフック体34の第2係合部36に水中ミキサ10の吊下げ部14を係合しておいて、巻上げ機19の作動により着脱装置24を水中ミキサ10と共に水中に下降させるだけで、自動的に、水中ミキサ10の設置位置でフック体34の第2係合部36から水中ミキサ10の吊下げ部14を係合解除して水中ミキサ10を着脱装置24から分離し、水中ミキサ10を設置できる。一方、無負荷状態の着脱装置24を水中に下降させるだけで、自動的に、そのフック体34の第1係合部35に設置位置にある水中ミキサ10の吊下げ部14を係合して水中ミキサ10を着脱装置24に連結し、その後に吊り上げることができる。このため、簡単な動作で巻上げ機19と水中ミキサ10とを着脱することができ、着脱装置24の作動信頼性や作動安定性を向上させることができる。しかも、1つのフック体34のみで水中ミキサ10を着脱できるので、部品点数を少なくすることができる。
また、上記着脱装置24のフレーム25がスライド部31により、水中ミキサ10を昇降案内するガイド部材6に昇降可能に支持されているので、水中ミキサ10を昇降案内するガイド部材6を利用して、そのガイド部材6によって着脱装置24を安定してスムーズに昇降させることができる。しかも、着脱装置24が水中ミキサ10のガイド部材6に案内されて昇降するので、その水中ミキサ10の設置時等で、その吊下げ部14に対する着脱装置24の第1係合部35等の位置決めを容易に行うことができる。
そして、上記着脱装置24におけるフレーム25のスライド部31と、該スライド部31が外嵌合されるガイド部材6との間のスライドのための隙間により、フック体34がガイド部材6回りに水平左右方向に変位するガタの変位量aが、第1ガイド部38のガイド方向の長さたるガイド面39の水平左右方向の長さbよりも小さいので、フレーム25とガイド部材6との間の隙間によりフレーム25のガイド部材6回りのガタが生じていたとしても、図7(b)に示すように、フック体34の第1ガイド部38のガイド面39が吊下げ部14の上端部に当接する際、第1ガイド部38を水中ミキサ10の吊下げ部14に確実に接触させることができ、第1係合部35と吊下げ部14との係合動作を確実に行わせることができる。
さらに、着脱装置24におけるフレーム本体26の下面前端部に、フック体34の無荷重状態でフレーム25が水平状態に吊り下げられるようにするためのバランス錘41が取付固定されているので、フック体34の第1係合部35を、フック体34の回動軸心とフック体34の重心とを結ぶ延長線上に安定して位置させることができ、フック体34の回動による係合動作及び係合解除動作を安定して行わせることができる。
尚、この実施形態では、水中ミキサ10をガイド部材6のストッパ7上に載置して据え付けるようにしているが、槽底2に載置して設置することもできる。
(実施形態2)
図9及び図10は本発明の実施形態2を示し(尚、以下の各実施形態では、図1〜図8と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、着脱装置24のフレーム25にさらなるガイド部を設けたものである。
すなわち、この実施形態では、フレーム本体26に取り付けられている前後1対のブラケット32,32が下方に延長され、その延長部分は下側に向かって左側(図9左側)に向かうように略斜めに切り欠かれていて、その切欠部分により第2ガイド部43がフック体34の第1ガイド部38のガイド面39と前後方向に対向するように形成されており、フック体34が無負荷姿勢で下降移動したときに、この第2ガイド部43を水中ミキサ10の吊下げ部14と当接させて該吊下げ部14を第1ガイド部38に当接するように案内するようにしている。その他の構成は上記実施形態1と同様である。
[実施形態2の作動]
この実施形態2において、汚水槽1の水中にあってガイド部材6のストッパ7上に支持されている水中ミキサ10を保守点検等のために汚水槽1外の水上に引き上げる場合について図10により説明する。
巻上げ機19を巻上げ鎖20が巻き取られた状態とし、その下端部に取り付けられた着脱装置24のフック体34に荷重をかけずに無負荷姿勢とした後、巻上げ機19を繰出し作動させて巻上げ鎖20を巻取りドラムから繰り出すと、着脱装置24が自重によりガイド部材6に沿って下降移動して汚水槽1の水中に沈む。
そして、図10(a)に示すように、下降する着脱装置24がストッパ7上の水中ミキサ10の吊下げ部14の上端部に近付くが、水中ミキサ10の吊下げ部14の上端部とフック体34の第1ガイド部38のガイド面39との各位置が互いに当接しない程度に水平左右方向に大きくずれていると、そのままでは吊下げ部14と第1ガイド部38との当接が困難になる。
しかし、この実施形態のように、フレーム25のブラケット32,32に第2ガイド部43が第1ガイド部38と対向するように設けられていれば、着脱装置24がさらに下降したとき、図10(b)に示すように、吊下げ部14はフレーム25側の第2ガイド部43に当接し、この当接に伴い、着脱装置24のフレーム25が第1ガイド部38のガイド面39に吊下げ部14と当接するように図10左側に案内される。尚、このとき、フレーム25はガイド部材6に対し揺動可能なガタがあるので、フレーム25はガイド部材6回りの揺動により案内される。その後、上記実施形態1と同様の動きが行われ、着脱装置24の下降移動に伴い、フック体34の第1ガイド部38のガイド面39と吊下げ部14の上端部との当接により、フック体34が吊下げ部14から押されて反時計回り方向のモーメントを受け、図10(c)に示すように、フック体34が無負荷姿勢からピン33を中心に同方向に回動するとともに、吊下げ部14が第1ガイド部38のガイド面39上を上側にスライドする。そして、吊下げ部14の上端部が第1係合部35の先端を通過すると、フック体34が吊下げ部14からのモーメントから開放され、自重で上記回動とは逆の図で時計回り方向に回動して無負荷位置に戻る。その後、巻上げ機19を巻取り作動させて着脱装置24を引き上げると、図10(d)に示すように、吊下げ部14が第1係合部35内の吊下げ部収容位置に入って係合され、巻上げ機19の巻取り作動の続行により、着脱装置24が上昇するとともに、水中ミキサ10もストッパ7上からガイド部材6に沿って上昇し、着脱装置24の上昇端位置で着脱装置24と水中ミキサ10とが水面上に引き上げられる。
尚、水中ミキサ10の設置時は上記実施形態1と同じであるので、その説明を省略する。
[実施形態2の作用効果]
したがって、この実施形態でも実施形態1と同様の作用効果が得られる。また、仮に、水中ミキサ10の吊上げ時に、その吊下げ部14と着脱装置24におけるフック体34の第1ガイド部38とが互いに当接しない程度にずれていても、吊下げ部14をスムーズに第1係合部35に係合させることができ、吊下げ部14とフック体34の第1係合部35との係合をより一層確実に行うことができる。
また、着脱装置24のフレーム25のブラケット32,32が下方に延長されて第2ガイド部43が形成されているので、吊上げ時に水中ミキサ10に不意の衝撃等が加わったとしても、第2ガイド部43により水中ミキサ10の吊下げ部14がフック体34の第1係合部35から外れるのを規制することができる。
尚、この実施形態では、水中ミキサ10を引き上げる際の着脱装置24の下降移動時に、下降するフレーム25側の第2ガイド部43に水中ミキサ10の吊下げ部14が当接すると、フレーム25がガイド部材6に対するガタによって回動して、吊下げ部14が第1ガイド部38のガイド面39に当接するように案内されるが、この他、例えば吊下げ部14を水中ミキサ10のモータハウジング11に対し図10で左右方向に揺動可能に設けておいて、その吊下げ部14を第2ガイド部43との当接によって着脱装置24に対し相対的に移動させて案内するようにしてもよい。
(実施形態3)
図11〜図13は本発明の実施形態3を示し、上記各実施形態では水中機器を水中ミキサ10としているのに対し、水中エアレータに適用したものである。
すなわち、この実施形態では、円形パイプからなる前後1対のガイド部材6,6が一定の間隔をあけて立設され、この両ガイド部材6,6の下端部同士は、槽底2に固定されて前後方向に水平に延びる円形パイプからなる給気スタンド50によって連通されている。給気スタンド50の中央部上面には上方に突出する吐出管51が接続され、この吐出管51の上端に給気口52が開口されている。ガイド部材6,6、給気スタンド50及び吐出管51は互いに連通する給気管を構成しており、汚水槽1の曝気時には、両ガイド部材6,6の一方又は両方により空気を供給して給気口52から水中に吐出させるようにしている。
上記前後1対のガイド部材6,6間に水中エアレータ53が昇降可能に支持されている。この水中エアレータ53は、下側に突出する出力軸を有するモータ(図示せず)を内蔵したモータハウジング11と、このモータハウジング11の下端部に連結され、上下に開放された略円筒状のケーシング54とを備え、ケーシング54内にはモータによって回転駆動される上下方向の回転軸心を持つ羽根車(図示せず)が配置されており、モータによる羽根車の回転により、汚水をケーシング54内に上側から吸い込んで下側に吐出する水流を発生させ、この水流により汚水槽1内の汚水を攪拌し、又は給気口52からの空気の吐出によって吐出水流に気泡を加えて汚水槽1を曝気するようにしている。
上記ケーシング54の外周面には直径方向に対向して前後1対のスライド部13,13が突設され、これらスライド部13,13の先端部が上記ガイド部材6,6に外嵌合されており、これらのガイド部材6,6に案内されて水中エアレータ53が昇降し、その下降端位置で水中エアレータ53が槽底2に載置されて使用される。また、水中エアレータ53のモータハウジング11上部に吊下げ部14が突設されている。
一方、着脱装置24もフレーム25の前後両端部にU字状のスライド部31,31が設けられ、前側のスライド部31が前側のガイド部材6に、また後側のスライド部31が後側のガイド部材6にそれぞれスライド可能に外嵌合されており、着脱装置24は前後のガイド部材6,6に支持されて昇降するようになっている。このようにフレーム25が前後両側でガイド部材6,6に支持されているので、この実施形態ではフレーム25にバランス錘41は設けられていない。
フレーム本体26の上面には前後中央位置に1つのアイボルト27が取り付けられ、このアイボルト27に巻上げ機19の巻上げ鎖20の下端部が連結されている。その他は実施形態1と同様の構成である。
したがって、この実施形態では、設置位置にある水中エアレータ53を巻上げ機19によって水中から水上に引き上げるとき、図11に示すように、着脱装置24の下降移動によりフック体34が水中エアレータ53に近付き、そのフック体34の第1ガイド部38が水中エアレータ53の吊下げ部14に当接すると、フック体34が回動して第1係合部35が自動的に吊下げ部14に係合し、その後に着脱装置24の上昇によって水中エアレータ53が引き上げられる。一方、水中エアレータ53を水中に設置するときには、図12に示すように、着脱装置24におけるフック体34の第2係合部36に水中エアレータ53の吊下げ部14を係合させた状態で降下させて水中に沈め、設置位置では第2係合部36から吊下げ部14が自動的に外れて水中エアレータ53が着脱装置24から分離され、その後に着脱装置24を上昇させればよい。よって、この実施形態でも実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
(実施形態4)
図14〜図16は実施形態4を示し、水中ポンプに適用したものである。この実施形態では、ガイド部材6は、互いに短い間隔をあけて立設された左右1対の断面円形状のガイド柱6a,6aからなり、両ガイド柱6a,6aの下端部はコネクション60によって槽底2に固定されている。このコネクション60は、前側(図14及び図15で右側)にある入口が水平前向きに開口し後側の出口が上向きに開口する吐出管部61と、この吐出管部61の下側に一体に突設された脚部62とを有し、吐出管部61の出口は図外の配管に接続され、吐出管部61の入口端(前端)上部に係合カム63が突設されている。また、吐出管部61上部の入口寄り(前側)に上記両ガイド柱6a,6aの下端部が一体に結合されており、両ガイド柱6a,6aはコネクション60によって固定支持されている。
上記左右1対のガイド柱6a,6a間に水中機器としての水中ポンプ65が片持ち支持された状態で昇降可能に支持されている。この水中ポンプ65は、下側に突出する出力軸を有するモータ(図示せず)を内蔵したモータハウジング11と、このモータハウジング11の下端部に連結され、下側に開口する吸込口66a及び後側に開口する吐出口66bを有する略円筒状のポンプケーシング66とを備えている。ポンプケーシング66の吐出口66b周りにはフランジ67が形成されている。また、吐出口66b上面には、上側に向かい後側に向かった後に下側に向かうように略逆U字状に湾曲するブラケット68が突設され、このブラケット68の後端部下側には係止カム69が形成されており、水中ポンプ65を後述のスライド部13によって槽底2近くの設置位置に下降移動させたとき、係止カム69を上記コネクション60の吐出管部61の係合カム63に上側から、その係止カム69とフランジ67との間に係合カム63が挟まれるように係合させることで、ポンプケーシング66の吐出口66bとコネクション60の吐出管部61入口とを液密状に接続するようにしている。
そして、上記ポンプケーシング66内にはモータによって回転駆動される羽根車(図示せず)が配置されており、モータによる羽根車の回転により、汚水をポンプケーシング66内に吸込口66aから吸い込んで吐出口66bに吐出し、この吐出流を上記コネクション60の吐出管部61に入口に供給して、その吐出管部61を経て配管に送給するようにしている。
上記ポンプケーシング66のブラケット68の後端部上側にはスライド部13が上記2つのガイド柱6a,6a間に位置するように突設されており、このスライド部13によって水中ポンプ65がガイド部材6(ガイド柱6a,6a)に片持ち支持された状態で昇降するようになっている。また、水中ポンプ65のモータハウジング11上部に吊下げ部14が突設されている。
着脱装置24においては、フレーム本体26の後端部に上記両ガイド柱6a,6a間に支持されてスライドするスライド部31が一体的に取り付けられている。このスライド部31は、左右側縁部にそれぞれガイド柱6a,6aを嵌合可能な半円形状のガイド凹部31a,31aが形成された板状のもので、両ガイド柱6a,6a間にスライド部31を、各々のガイド凹溝31a内にガイド柱6aを嵌合させた状態で挿入することにより、そのスライド部31をガイド柱6a,6a間でスライドさせ、フレーム25をガイド部材6により昇降可能に支持している。この実施形態では、上記実施形態1と同様に、着脱装置24のフレーム25が1つのガイド部材6に昇降可能に片持ち支持されている。また、フレーム本体26上面の前後中央位置には1つのアイボルト27が取り付けられ、このアイボルト27に巻上げ機19の巻上げ鎖20の下端部が連結されている。着脱装置24のその他の構成は実施形態1と同じである。、
したがって、この実施形態では、設置位置にある水中ポンプ65を巻上げ機19によって水中から水上に引き上げるとき、図14に示すように、着脱装置24の下降移動によりフック体34が水中ポンプ65に近付き、そのフック体34の第1ガイド部38が水中ポンプ65の吊下げ部14に当接すると、フック体34が回動して第1係合部35が自動的に吊下げ部14に係合し、その後に着脱装置24の上昇によって水中ポンプ65が引き上げられる。一方、水中ポンプ65を水中に設置するときには、図15に示すように、着脱装置24におけるフック体34の第2係合部36に水中ポンプ65の吊下げ部14を係合させて状態で降下させて水中に沈め、設置位置では第2係合部36から吊下げ部14が自動的に外れて水中ポンプ65が着脱装置24から分離され、その後に着脱装置24を上昇させればよい。
尚、上記設置時において、水中ポンプ65が槽底2近くの設置位置に下降移動すると、ポンプケーシング66の係止カム69がコネクション60の吐出管部61の係合カム63に上側から、係止カム69とフランジ67との間に係合カム63が挟まれるように係合し、このことでポンプケーシング66の吐出口66bとコネクション60の吐出管部61入口とが液密状に接続される。よって、この実施形態でも実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態は、水中機器を水中ミキサ10、水中エアレータ53及び水中ポンプ65としたものであるが、本発明はその他の水中機器に適用できるのは勿論である。
また、上記各実施形態では、汚水槽1に沈められて使用される水中機器の場合について説明しているが、汚水槽1以外の水槽や池等の水中で使用される水中機器であれば本発明を適用することができる。
本発明は、水中機器の水中からの吊上げ及び水中への設置に際し、昇降装置の水中機器に対する水中での着脱を簡単な構造で自動的に行うことができるので、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
図1は、本発明の実施形態1に係る着脱装置の拡大正面図である。 図2は、着脱装置の拡大側面図である。 図3は、着脱装置の拡大平面図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る水中機器の昇降操作装置において吊上げのために着脱装置が水中機器に近付いた状態を示す側面図である。 図5は、着脱装置が水中機器を吊り上げて設置位置に設置する状態を示す側面図である。 図6は、着脱装置のフレームの水平方向の揺動状態を示す平面図である。 図7は、水中ミキサの吊上げ時のフック体の動作を示す図である。 図8は、水中ミキサの設置時のフック体の動作を示す図である。 図9は、実施形態2を示す図1相当図である。 図10は、実施形態2を示す図7相当図である。 図11は、実施形態3を示す図4相当図である。 図12は、実施形態3を示す図5相当図である。 図13は、実施形態3を示す図3相当図である。 図14は、実施形態4を示す図4相当図である。 図15は、実施形態4を示す図5相当図である。 図16は、実施形態4を示す図3相当図である。
符号の説明
A 昇降操作装置
1 汚水槽
6 ガイド部材
10 水中ミキサ(水中機器)
14 吊下げ部
19 巻上げ機(昇降装置)
24 着脱装置
25 フレーム
a 変位量
31 スライド部
32 ブラケット
33 ピン
34 フック体
35 第1係合部
36 第2係合部
θ 位相角度
37 バランス部
38 第1ガイド部
39 ガイド面
b 水平左右方向の長さ
41 バランス錘
43 第2ガイド部
53 水中エアレータ(水中機器)
65 水中ポンプ(水中機器)

Claims (7)

  1. 昇降装置に吊り下げられて水中及び水上間を昇降する水中機器を、昇降装置に対し着脱するための着脱装置であって、
    上記昇降装置に吊り下げられるフレームと、
    上記フレームに水平方向の回動軸心をもって揺動可能に支持されたフック体とを備え、
    上記フック体は、水中機器を昇降装置により吊り上げる際に水中機器の吊下げ部に係合される第1係合部と、水中機器を昇降装置から離脱させて水中内に設置する際に吊下げ部に係合される第2係合部とを備えていて、無荷重状態では、上記第1係合部が上記フック体の回動軸心とフック体の重心とを結ぶ延長線上に位置しかつ第2係合部が第1係合部に対し揺動方向に位相を変えて位置する無負荷姿勢となるように設定され、
    上記フック体は、上記無負荷姿勢で下降移動したときに、設置位置にある水中機器の吊下げ部との当接によりフック体を回動させて吊下げ部を第1係合部に係合させるように案内する第1ガイド部を備え、かつ水中機器の吊下げ部を第2係合部に係合して下降移動したときに、水中機器の設置位置で無負荷姿勢に回動して吊下げ部と第2係合部との係合が解除されるように構成されていることを特徴とする水中機器の着脱装置。
  2. 請求項1の水中機器の着脱装置において、
    フック体の無荷重姿勢でフレームが水平状態に吊り下げられるようにするためのバランス錘を設けたことを特徴とする水中機器の着脱装置。
  3. 請求項1又は2の水中機器の着脱装置において、
    フレームに、フック体が無負荷姿勢で下降移動したときに水中機器の吊下げ部と当接して該吊下げ部を第1ガイド部に当接させるように案内する第2ガイド部が第1ガイド部に対向して設けられていることを特徴とする水中機器の着脱装置。
  4. 請求項1の水中機器の着脱装置において、
    フレームは、水中機器を昇降案内するガイド部材に昇降可能に支持されていることを特徴とする水中機器の着脱装置。
  5. 請求項4の水中機器の着脱装置において、
    フレームは、1つのガイド部材に昇降可能に片持ち支持され、
    フック体のガイド部材回りの水平方向の変位量は第1ガイド部の水平方向の長さよりも小さいことを特徴とする水中機器の着脱装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つの水中機器の着脱装置において、
    水中機器は水中ポンプ、水中エアレータ又は水中ミキサであることを特徴とする水中機器の着脱装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つの水中機器の着脱装置を備えたことを特徴とする水中機器の昇降操作装置。
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