JP2007204164A - 平版刷版の自動供給装置 - Google Patents

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【課題】合紙レス平版刷版の束から平版刷版を一枚づつ分離して搬出する際に、記録層側の部分に傷がつくことを防止する。
【解決手段】合紙レス平版刷版10の束における最上位の平版刷版10を、捌き操作手段164で捌き位置まで引き上げたときに、挿入調整操作装置167が、薄板状の保護部材166を取り付けた操作軸部材168を回動制御することにより保護部材166を最上位の平版刷版10とその下の平版刷版10との間に挿入した挿入状態とし、捌き操作手段164で最上位の平版刷版10を落下させる捌き解除動作をした際に保護部材166が最上位の平版刷版10の下の平版刷版10上に移動し、最上位の平版刷版10を搬出後に保護部材166を待機位置に復帰させ、搬出用ローラ146を最上位の平版刷版10における保護部材166に対応した範囲に転接させて、最上位の平版刷版10を保護部材166の上を摺動させながら搬出する。
【選択図】図4

Description

この発明は、複数の平版刷版だけを束ねたものを装填し、各平版刷版を1枚づつ分離して搬出する枚葉供給装置を供えた平版刷版の自動供給装置に関する。
一般に、オフセット印刷には、平版刷版(いわゆるPS版)が利用されている。また、この平版印刷の分野では、未露光の平版刷版の供給を受けて、この平版刷版に対しコンピュータ等のデジタルデータに基づいてレーザ露光処理をし、自動現像機で平版刷版上に形成された潜像を顕像に変換する現像処理をして直接印刷版を製版するCTP(Computer to Plate)システムが実用化されている。このCTPシステムには、平版刷版の自動供給装置を備えたものがある。
従来の自動製版機の平版刷版の自動供給装置では、複数枚の平版刷版と合紙とが交互に積層されて束にされたものを印刷版包装箱に収納し、開閉蓋を閉じて遮光した状態で、平版刷版の自動供給装置内の印刷版供給カセットへ装填し、平版刷版の自動供給装置の扉を閉じて装置内部を遮光してから、自動装置で印刷版包装箱の開閉蓋を開き、製版作業が開始された際に、印刷版包装箱の内部に収納した平版刷版の束から平版刷版の自動供給装置の枚葉供給装置によって平版刷版の束から合紙を取り除き平版刷版を1枚ずつ分離して露光処理部側へ搬出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような自動製版機の平版刷版の自動供給装置では、平版刷版の自動供給装置内で遮光状態を保ったまま包装材が取り去られた平版刷版の感光面から合紙を取り除いて廃棄場所にストックさせるようにするため、構造が複雑で大型の合紙取り除き用の自動装置が別途必要となるので、これを平版刷版の自動供給装置を備えたCTPシステムに利用すると、CTPシステムが大型化し高価になってしまう。
またCTPシステムでは、合紙の保護を必要とせず、じかに重ねて束ねた状態で取り扱っても傷が問題とならない程度に記録層側の表面を強化した、表面強化型のフォトポリマPS版(いわゆる合紙レス平版刷版)を利用するものの開発が進んでいる。
図8に例示するように、この合紙レス平版刷版として構成される平版刷版10には、薄いアルミニュウム基板12の表面上へ感光剤を層状に塗布して記録層である感光層14を構成し、さらに平版刷版(PS版)の感光層14の最外表面上に、酸素による感光層14の減感現像防止のためオーバーコート層(いわゆるOC層と呼ばれるPVA:ポリビニールアルコール)16を塗布し、外力に対し強い特性(例えば、通常のPS版の20倍以上の強度特性)としたものがある。
さらに、この平版刷版10には、アルミニュウム基板12の裏面(感光層14を設けていない面)に、平版刷版10を搬送する際に重なっている平版刷版10同士が密着しないようにするため、水ガラス製のバックコート層18を設けたものがある。
このような合紙レス平版刷版(合紙レスPS版)を使用するCTPシステムでは、一方の平版刷版10表面のオーバーコート層16上に他方の平版刷版10のバックコート層18を直接接触させて積層し所定複数枚重ねた束を、図示しない平版刷版の自動供給装置のハウジング内に装填し、製版作業の開始と共に自動供給装置の枚葉供給装置によって平版刷版の束から平版刷版10を1枚ずつ分離して、露光処理部側へ搬出する。
このような平版刷版の自動供給装置では、合紙レス平版刷版だけを一枚づつ分離して搬出すれば良いので、合紙取り出し機構、合紙搬送機構及び合紙集積部が不要となるから、CTPシステムの生産性を向上でき、廉価なCTPシステムを提供でき、CTPシステム内の省スペース化を図って小型化することが可能である。
さらに、この合紙レス平版刷版を使用する平版刷版の自動供給装置は、複数枚重ねられた平版刷版10の束における最も上にある平版刷版10の表面にピックアップローラであるゴム製の搬出用ローラ(ナッジャーローラ)を所要のニップ力(圧接力)を負荷した状態で転接させることにより平版刷版10の搬送抵抗に抗して平版刷版10を一枚づつ分離して搬出する、いわゆるローラピック方式で構成することが考えられる。
このようなローラピック方式に構成した平版刷版の自動供給装置では、搬出用ローラが平版刷版10の束における最も上にある平版刷版10の表面に所要のニップ力を負荷する状態で転接して搬出する動作を行うときに、最も上にある平版刷版10における搬出用ローラのニップ力を受ける範囲の裏面が、その下に位置する平版刷版10の表面を強く擦るようにして摺動する。
すなわち、このローラピック方式の平版刷版の自動供給装置では、搬出される平版刷版10の直下にある平版刷版10における搬出用ローラのニップ力を搬出される平版刷版10を介して受ける範囲の部分が、搬出される平版刷版10の裏面によって搬送方向に強く擦られることになる。
このため、搬出される平版刷版10の直下にある平版刷版10における、搬出用ローラのニップ力の影響を受ける範囲の感光層14及びオーバーコート層16の部分に擦り傷を付けて目視可能な黒傷ができる等、印刷面に重大な問題を起こす事がある。
特開平11−314771号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、合紙レス平版刷版の束からローラピック方式で平版刷版を一枚づつ分離して搬出する際に、搬出用ローラのニップ力の影響を受ける範囲に対応した記録層側の部分に傷がつくことを防止可能に構成した、平版刷版の自動供給装置を新たに提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の平版刷版の自動供給装置は、一方の平版刷版表面の感光面上に他方の平版刷版の裏面を直接接触させて積層した状態で運搬や保管が可能な特性を持つ平版刷版が所定複数枚重ねられて束にされたものを装填した状態で、平版刷版の束における最上位の平版刷版を、その下の平版刷版から捌き位置まで引き上げる操作が可能な捌き操作手段と、捌き操作手段で最上位の平版刷版を捌き位置まで引き上げた際に薄板状の保護部材を取り付けた操作軸部材を回動制御することにより保護部材を最上位の平版刷版とその下の平版刷版との間に挿入した挿入状態とし、捌き操作手段で最上位の平版刷版を落下させる捌き解除動作をした際に保護部材が最上位の平版刷版の下の平版刷版上に移動し、最上位の平版刷版を搬出後に保護部材を待機位置に復帰させるように操作軸部材を回動制御する挿入調整操作装置と、最上位の平版刷版とその下の平版刷版との間に保護部材が挿入された挿入状態において、最上位の平版刷版における保護部材に対応した範囲に転接して、最上位の平版刷版を保護部材の上を摺動させながら搬出する搬出用ローラと、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の平版刷版の自動供給装置において、挿入調整操作装置が、摺動摩擦抵抗が小さい材料を所要の剛性を持つ薄板状に形成した保護部材と、保護部材を先端部に取り付けた操作軸部材と、操作軸部材を軸方向に摺動可能に装着したハウジングと、操作軸部材のハウジング内の所定位置に設けた制止部材と、制止部材とハウジングの壁との間に架設され、制止部材で制止される位置まで操作軸部材を延出させるように付勢するばねと、操作軸部材における保護部材を設けた端部と反対側の端部に対して、相対的に回動不能でかつ回転軸方向へ相対的に移動可能となるよう接続された連動部材と、連動部材を回転駆動する駆動操作モータと、を具備することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の平版刷版の自動供給装置において、保護部材を、搬出用ローラが最上位の平版刷版上に圧接したときの圧接力が働く範囲以上の大きさに形成したことを特徴とする。
前述のように構成することにより、平版刷版の束における最上位の平版刷版を捌き操作手段で捌き位置まで引き上げ、操作軸部材を回動制御することにより保護部材を最上位の平版刷版とその下の平版刷版との間に挿入した挿入状態とし、捌き操作手段で最上位の平版刷版を落下させる捌き解除動作に伴って保護部材が最上位の平版刷版の下の平版刷版上に移動して挿入状態にセットする。この状態で、搬出用ローラが最上位の平版刷版における保護部材に対応した範囲に転接して、最上位の平版刷版を保護部材の上を摺動させながら搬出する動作を行うことにより、最上位の平版刷版の裏面における搬出用ローラのニップ力の負荷が加わる範囲の部分が保護部材上を摺動し、直接最上位の平版刷版の下の平版刷版の記録層側を強く擦ることが無いようにして、記録層側の部分に傷がつくことを防止できる。
本発明の平版刷版の自動供給装置によれば、合紙レス平版刷版の束からローラピック方式で平版刷版を一枚づつ分離して搬出する際に、ピックアップローラのニップ力が作用する範囲に対応した記録層側の部分を保護部材で保護して傷がつくことを防止できるという効果がある
本発明の平版刷版の自動供給装置に関する実施の形態について図1乃至図8により説明する。本実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置は、現在市販されている一般の平版刷版(PS版)と比較して、平版刷版の表面に感光剤を塗布して形成された記録層側の表面が外力に対し強く(20倍以上)、合紙の保護を必要としないフォトポリマPS版である、いわゆる合紙無し平版刷版(合紙レス平版刷版)を所定複数枚束にしたものを装置内に装填し、枚葉供給装置で各平版刷版を1枚づつ分離して搬出する送給作業を可能に構成する。
すなわち、この平版刷版の自動供給装置に用いる合紙無し平版刷版は、所定サイズの長方形の板状に形成された薄いアルミニウム板である支持体上に、感光材料を含有する感光剤を塗布して形成された記録層(画像記録層である感光面)を設けて構成する。
この平版刷版の自動供給装置に用いる合紙レス平版刷版には、例えば前述した図8に示す平版刷版10を利用できる。この平版刷版10は、前述したように、支持体である薄いアルミニュウム基板12の表面上へ感光剤を層状に塗布して記録層としての感光層14を構成し、さらに平版刷版10(PS版)の感光層14表面に酸素による感光層14の減感現像防止のためオーバーコート層16を塗布し、外力に対し強い特性(例えば、通常のPS版の20倍以上の強度特性)とし、その裏面(感光層14を設けていない面)に、平版刷版10を搬送する際に重なっている平版刷版10同士が密着しないようにするための水ガラス製のバックコート層18を設けたものである。
この平版刷版の自動供給装置に用いる合紙無しで束ねられる平版刷版10は、これを製造してから所定複数枚の平版刷版を、合紙を廃止して、平版刷版の表面に当たる感光面(感光剤面であるEm面)に平版刷版の裏面に当たる(PS版アルミ面側であるBack面)を直接接触させる状態で積層して直方体の束にした状態で、運搬や保管を行い、平版刷版の自動供給装置の内部へ遮光状態で供給し、この平版刷版の自動供給装置の内部機構で搬出する際に、自重で重なった状態において、平版刷版のアルミ面側が、その下に位置する平版刷版10の感光面上を摺動しても、傷や圧力カブリ等を生じないという特性を持つ。
図1及び図2に示すように、この平版刷版の自動供給装置は、コンピュータ等のデジタルデータに基づいてレーザ露光処理をし、自動現像機で平版刷版10上に形成された潜像を顕像に変換する現像処理をして直接印刷版を製版するCTP(Computer to Plate)システムに装着して用いられる。
図1及び図2に示すように、このCTPシステムは、合紙無しで所定複数枚積み重ねられた平版刷版10の束が供給される自動供給装置110と、この自動供給装置110と一体的に構成されて平版刷版10の束から平版刷版10(PS版)を1枚づつ分離して供給する枚葉供給装置112と、インナードラム露光装置(モノゴンスキャナー)114と、バッファ装置116と、現像処理装置118とを備える。
このCTPシステムにおける自動供給装置110の内部には、枚葉供給装置112の要部の機構を配置して一体的に構成する。この枚葉供給装置112を構成するため、自動供給装置110の内部には、保管棚144を設置する。
図2に示すように、この保管棚144は、自動供給装置110から枚葉供給装置112へかけてのケーシング内における床面からインナードラム露光装置114側の上部へかけて斜めに配置した支持台160に、高さ位置を調整可能なように棚部材162を装着して構成する。さらに、図5乃至図7に示すように、支持台160には、平版刷版10の束の左右側部をそれぞれガイドするため移動調整可能なガイド部材161を装着する。
このように構成した場合には、保管棚144を水平に配置する場合と比較して自動供給装置110の水平方向の大きさを削減して装置の小型化を図ることができる。
このように構成した保管棚144に、合紙無しで所定複数枚積み重ねられた平版刷版10の束を載置するには、図2及び図5乃至図7に示すように、この束の一方の端部を棚部材162の上に載せ、この束の左右側部にそれぞれガイド部材161を沿わせた状態で支持台160の表面に斜めに持たせ掛けるようにして載置する。
図2乃至図4に示すように、この枚葉供給装置112には、保管棚144の上側の位置に、図示しない操作装置でピックアップ位置と退避位置との間を移動操作される、搬出手段としてのローラピック方式に構成された搬出用ローラ(ピックアップローラ)146を装着する。
この搬出用ローラ146は、平版刷版10の幅方向中央部の所定長さ範囲に渡って転接するよう、回転軸方向の長さを所定寸法に形成する。なお、この搬出用ローラ146は、平版刷版10の幅方向全幅若しくはそれ以上の長さに構成し、又は複数に分割して構成しても良い。
この搬出用ローラ146は、プーリ146Aと一体的に回動するよう構成する。これら一体化された搬出用ローラ146及びプーリ146Aは、回転軸147に軸着して配置する。回転駆動軸147は、その両端部を支持部材165に固着して配置する。このように装着されたプーリ146Aには、図示しない駆動源である駆動モータの出力軸との間にベルトを巻き掛けて動力を伝達するよう構成する。なお図示しないが、各支持部材165は、その搬出用ローラ146を取り付けた端部と反対側の端部を筐体側に軸着することによって、搬出用ローラ146を図4に示すピックアップ位置と図3に示す待避位置との間を移動操作可能に装着する。
この枚葉供給装置112では、駆動モータを駆動して出力軸を回動し、ベルト巻き掛け機構によって回転トルクをプーリ146Aへ伝達し、このプーリ146Aと一体の搬出用ローラ146を回動操作する。
また、この枚葉供給装置112には、保管棚144に載置されている平版刷版10の束における最も表面側に位置する搬出されるべき平版刷版10を捌くための捌き操作手段を装着する。
図3乃至図5に示すように、この捌き操作手段は、吸盤装置164で保管棚144に載置されている最上部の平版刷版10における上端近くの部分(搬送方向下流側端部近傍)に吸着し、この吸着した平版刷版10を垂直に立てる方向に移動させて平版刷版10の束の第2番目の平版刷版10から引き離し、搬出する第1番目の平版刷版10と第2番目の平版刷版10との間に所定間隔の空間を作ることによって空気を導入してこれらの間の真空密着状態を解消し、さらに保護部材166を、搬出する第1番目の平版刷版10と第2番目の平版刷版10との間の空間内に挿入可能な状態とする捌き位置へ移動操作する捌き動作を行うように構成する。
さらに、この捌き操作手段は、第1番目の平版刷版10を引き上げる捌き動作に続けて、捌き位置にある第1番目の平版刷版10に対する吸盤装置164の吸着を解除して第1番目の平版刷版10を自重で第2番目の平版刷版10上へ落下させる捌き解除動作を行うように構成する。
また図示しないが、捌き操作手段は、第1番目の平版刷版10を引き上げる捌き動作に、図示しない連動機構で連動して支持部材165を揺動することにより搬出用ローラ146を図3に例示する待避位置へ移動し、第1番目の平版刷版10を落下させる捌き解除動作に、図示しない連動機構で連動して支持部材165を揺動することにより搬出用ローラ146を第1番目の平版刷版10の上面に圧接させる搬送操作状態(ピックアップ位置に復帰した状態)に復帰させるように構成する。
搬出する第1番目の平版刷版10と第2番目の平版刷版10との間の空間内に挿入するための保護部材166は、挿入調整操作装置167に装着して配置する。
この保護部材166は、平版刷版10の裏面に対する摺動摩擦抵抗が小さい材料(テフロン(登録商標)、ナイロン、PC、PET等)を、例えば、2ミリメートルから1ミリメートル程度の厚さで所要の剛性を持つ薄板状(シート状)の材料を用いて構成する。
さらに、この保護部材166は、搬出用ローラ146が一番表面にある第1番目の平版刷版10上に圧接したときに第2番目の平版刷版10表面に圧接力が働き、摺動摩擦抵抗を問題となるまで増加させる部分を内包する範囲(カバーする範囲)以上の大きさで例えば矩形状等の所要形状に形成する。
この保護部材166は、その一端辺の中央部近傍に、挿入調整操作装置167の操作軸部材168の先端部を固着し、操作軸部材168の回転軸に対して保護部材166の平面が直交する状態となるように取り付ける。
図3及び図4に示すように、挿入調整操作装置167は、操作軸部材168を所定角度回動操作可能で、所定値以上の押圧力により引き込み操作されるように構成する。
この挿入調整操作装置167は、操作軸部材168を装着する第1ハウジング170と、操作軸部材168に回転駆動力を伝達するための連動部材172を装着する第2ハウジング174と、連動部材172を回動操作するため、第2ハウジング174に取り付けた駆動操作モータ176とを有する。
この第1ハウジング170には、その先端面170A中央に設けた先端側の摺動挿通孔部材178と、第2ハウジング174との隔壁186中央に設けた後端側の摺動挿通孔部材180とをそれぞれ貫通するように丸軸状の操作軸部材168を挿通して、第1ハウジング170に対して操作軸部材168を軸線方向に摺動自在でかつ回動自由となるように装着する。
この挿入調整操作装置167は、先端側の摺動挿通孔部材178の挿通孔に連通するよう支持台160に穿孔された貫通穴196に操作軸部材168を挿通させる状態で、第1ハウジング170の先端面170Aを支持台160の裏面所定位置に固着して設置する。
操作軸部材168には、保護部材166を取り付けた端部が先端側の摺動挿通孔部材178から所定距離延出したときに、それ以上延出しないよう制止するためのフランジ状に形成した制止部材182を一体的に設ける。
そして、この挿入調整操作装置167では、操作軸部材168に圧縮コイルばね184を挿通し、制止部材182と隔壁186との間に架設して、操作軸部材168を、保護部材166を取り付けた端部が延出される方向に付勢する。
この挿入調整操作装置167では、操作軸部材168の先端に固着された保護部材166が、捌き操作手段により第1番目の平版刷版10を落下させる捌き解除動作の際に押圧されると、操作軸部材168が圧縮コイルばね184を弾性変形させながら降下するように移動し、保護部材166を第2番目の平版刷版10上へ圧接させる動作を行うように構成する。
また、この挿入調整操作装置167では、保護部材166が最も延出した状態(操作軸部材168の延出が制止部材182で制止された状態)のときに、保管棚144に最大枚数載置された平版刷版10の束の表面位置(スタック版の最大高さ位置、例えば、平版刷版10の一枚の厚さtが0.2mmであるとき、平版刷版10を100枚束としたもので、支持台160の表面から20mmの位置)よりも上方の位置で、かつ、捌き操作手段が第1番目の平版刷版10を捌き位置へ移動したときの第1番目の平版刷版10の裏面より下方の位置となるように構成する。
これと共に、この挿入調整操作装置167では、操作軸部材168が圧縮コイルばね184を弾性変形させながら最も引き込められる位置を、保護部材166が支持台160の表面に当接する位置となるように構成する。
このように構成することにより、この挿入調整操作装置167では、保管棚144上に載置された平版刷版10の束から平版刷版10が順次搬出されて数が少なくなっていくのに従って、平版刷版10の束の表面が支持台160の表面側に移っていっても、保護部材166がこれに追従して移動し、常に搬出される平版刷版10の下にある平版刷版10の表面に当接する状態を実現できる。
この挿入調整操作装置167では、操作軸部材168における隔壁186から第2ハウジング174内へ延出した端部を、連動部材172に対して、相対的に回動不能な状態でかつ回転軸方向へは相対的に移動可能な状態に接続する。
このため、この挿入調整操作装置167では、連動部材172を筒状に形成し、その筒穴内に操作軸部材168の端部を軸線方向に摺動自在に挿通する。
さらに、連動部材172には、軸線方向に沿った矩形状の長穴であるガイド穴188を穿設する。これと共に、操作軸部材168の端部には、ガイド穴188内に頭部を臨ませるように従動子190を突設する。
この従動子190は、ガイド穴188内で軸線方向に摺動自在で、ガイド穴188の幅方向(連動部材172の円周方向)への移動がガイド穴188の側壁で制限されることにより、操作軸部材168と連動部材172とを相対的に回動不能な状態でかつ回転軸方向へは相対的に移動可能な状態に接続する。
連動部材172の一部には、フランジ状に延出する回転位置検出板190を設ける。また、第2ハウジング174の内部には、回転位置検出板190に臨んで、その回転位置を検出して、その検出位置信号を図示しない駆動操作モータ176の制御装置へ送信するための位置センサ192を設置し、連動部材172及び操作軸部材168と一体的に回動する保護部材166の回動状態を検出可能に構成する。
この挿入調整操作装置167では、第2ハウジング174における隔壁186と反対側の端板174Aに取り付けた駆動操作モータ176の出力軸176Aを、端板174Aの貫通穴を挿通させて第2ハウジング174内にある連動部材172に同軸で接続する。
この駆動操作モータ176は、図示しない制御装置で制御されることにより、出力軸176Aを回転駆動させて連動部材172を回動し、ガイド穴188及び従動子190の接続機構を介して、操作軸部材168及び保護部材166を回動操作する。
この動作の際図示しない制御装置は、連動部材172と一体的に回動する回転位置検出板194の回転位置を検出する位置センサ192により保護部材166が図3及び図5に示す待機位置から図6に示す中間動作状態を経て図4及び図7に示す挿入位置へ移動したことを検知したときに、駆動操作モータ176を停止して保護部材166を挿入状態にセットする。また、図示しない制御装置は、上述とは逆の動作で、保護部材166を挿入位置から待機位置へ復帰するよう制御する。
このように構成した挿入調整操作装置167では、保護部材166を角180度回動する度に、保護部材166を挿入位置と待機位置とへ安定して確実に移動できる。
上述のように構成した枚葉供給装置112では、保管棚144に載置された平版刷版10の束の1番上にある第1の平版刷版10を、1枚だけ分離して搬送ベルト巻き掛け機構へ送給する動作を行う際に、まず、捌き操作手段によって、束の1番上にある平版刷版10だけを捌き位置に移動し、図示しない制御装置で挿入調整操作装置167を駆動制御して保護部材166を挿入位置にセットする。次に、この枚葉供給装置112では、捌き操作手段を捌き解除動作させることによって、第1番目の平版刷版10を自重で落下させる動作に従って、第1番目の平版刷版10が保護部材166を介して第2番目の平版刷版10上にのる状態とする。
この枚葉供給装置112では上述した一連の動作により、第1番目の平版刷版10と第2番目の平版刷版10との間の空間に空気が入り、その後第1番目の平版刷版10が第2番目の平版刷版10上に降下する動作に伴って空間内の空気が第1番目の平版刷版10の裏面全面に行き渡り第1番目の平版刷版10と第2番目の平版刷版10との間の真空密着状態を解除して、真空密着に起因して発生する搬送抵抗を削減する。
さらに、この枚葉供給装置112では、第1番目の平版刷版10と第2番目の平版刷版10との間に所定厚さの保護部材166が挟まって保護部材166の周囲の空間に空気が入っている状態を保持できるので、平版刷版10を搬出用ローラ146で搬出する際に、第1番目の平版刷版10と第2番目の平版刷版10との間が密接して真空密着の状態になることを防止できる。
次に、この枚葉供給装置112では、第1番目の平版刷版10の捌き解除動作に連動して搬出用ローラ146を第1番目の平版刷版10の上面に圧接させる搬送操作状態(ピックアップ位置に復帰した状態)に復帰させてから、搬出用ローラ146を図示しない駆動モータ機構で回動することにより、搬出用ローラ146を平版刷版10の束の1番上にある平版刷版10上を転動させて、1枚だけを分離し搬送ベルト巻き掛け機構へ送給する。
この枚葉供給装置112では、搬出用ローラ146により第1番目の平版刷版10を搬出する動作の際に、搬出用ローラ146の押圧力が働く範囲の第1番目の平版刷版10の裏面に、保護部材166が摺接することになる。
すなわち、この枚葉供給装置112では、第1番目の平版刷版10において搬出用ローラ146の押圧力が働く範囲の裏面が保護部材166上を摺動することになるので、第2番目の平版刷版10の感光層14側に直接第1番目の平版刷版10の裏面が搬出動作に必要な所要の高いニップ圧で擦り付けられることを無くし、第2番目の平版刷版10の感光層14側に傷が付くことを防止できる。
なお、この枚葉供給装置112では、第1番目の平版刷版10裏面における搬出用ローラ146のニップ力が働く範囲の部分だけがニップ力を受けて保護部材166上を摺動する構成なので、ニップ力の強さに係わらず、第1番目の平版刷版10裏面以外に傷がつく所を無くして平版刷版10を搬出することができる。よって、この枚葉供給装置112では、搬出用ローラ146のニップ力を搬出動作の都合だけで決定できる。
さらに、この第1番目の平版刷版10を搬出する動作では、平版刷版10の裏面が摩擦係数の小さな保護部材166上を摺動するときの小さな摩擦抵抗が主に搬送抵抗となるので、第1番目の平版刷版10を搬出するためにローラピック方式に構成された搬出用ローラ146に必要とされる所定の搬送力を小さくし、常に搬出用ローラ146が所定の低いニップ力と低い駆動力で平版刷版10を搬送可能とできる。
よって、前述した真空密着を解除して搬送抵抗を低減する効果及び保護部材166上を平版刷版10が摺動するようにして低い搬送抵抗で搬出可能とする効果と相俟って、この平版刷版10を搬出するローラピック方式に構成された搬出用ローラ146では、平版刷版10に圧接するためのニップ力を低く設定し、平版刷版10に傷が付くことを防止できる。
この枚葉供給装置112では、第1番目の平版刷版10を搬出して搬送ベルト巻き掛け機構で搬送できる状態となると、搬出用ローラ146が第1番目の平版刷版10から解離される。
そして、この枚葉供給装置112では、第1番目の平版刷版10を搬出し終えると、保護部材166を取り付けた操作軸部材168が圧縮コイルばね184の付勢力で制止部材182に制止される位置まで延出し、第2番目の平版刷版10の表面から離間する。
この後、枚葉供給装置112を制御する図示しない制御装置は、駆動操作モータ176の駆動を開始し、連動部材172と一体的に回動する回転位置検出板194の回転位置を検出する位置センサ192が保護部材166を図4及び図7に示す挿入位置から図3及び図5に示す待機位置へ移動したことを検出したときに、駆動操作モータ176を停止して保護部材166を待機位置に復帰させて、次の動作に備える。
上述のように構成された枚葉供給装置112は、搬出用ローラ146により保管棚144に載置された平版刷版10の束の1番上にある平版刷版10だけを分離し搬送ベルト巻き掛け機構へ送給する。
この搬送ベルト巻き掛け機構には、各平版刷版10を保管棚144からインナードラム露光装置114まで搬送するために、主搬送ベルト148を張架した主搬送ベルト巻き掛け機構150と、副搬送ベルト152を張架した副搬送ベルト巻き掛け機構154とを設置する。
この主搬送ベルト巻き掛け機構150は、保管棚144上部に当たる平版刷版10の搬入位置から、インナードラム露光装置114への搬出位置との間に搬送ベルト148を張架して搬送路を構成する。
また、副搬送ベルト巻き掛け機構154は、主搬送ベルト巻き掛け機構150における主搬送ベルト148の下側に設定される搬送路の一部を共用して搬送中の平版刷版10が脱落することを防止するよう構成する。
このため、副搬送ベルト巻き掛け機構154は、主搬送ベルト148における、保管棚144から搬出された各平版刷版10の先端が突き当てられるガイド範囲より搬送方向下流側の中間ローラ156から、主搬送ベルト148の下側に設定される搬送路の出口に近い中間ローラ158の区間で、主搬送ベルト148と副搬送ベルト152とが添うようになって走行するよう巻き掛けて構成する。
上述のように構成された枚葉供給装置112を備えた自動供給装置110に合紙無しで所定複数枚積み重ねられた平版刷版10の束を装填する場合には、図示しないが、作業者が、暗室中で、包装材で包装されている平版刷版10の束を外箱から取り出して用意する。
次に、作業者は、暗室中で自動供給装置110の扉142を開け、その内部に斜めに配置した保管棚144上に平版刷版10の束を置いて、扉142を閉じて遮光し、自動供給装置110内を暗室とする。
次に、合紙無しで所定複数枚積み重ねられた平版刷版10の束が保管棚144に装填された自動供給装置110内の枚葉供給装置112では、図2及び図3に示すように、最上位に位置する平版刷版10に、前述したように搬出用ローラ146を転接させて各平版刷版10を順次搬出し、主搬送ベルト巻き掛け機構150へ送給する。
この主搬送ベルト巻き掛け機構150では、搬出用ローラ146によって1枚だけ分離されて搬出された平版刷版10の先端が、主搬送ベルト148における先端の第1ローラ151と中間ローラ156との間に張架された部分に相当するガイド範囲148Aに当たり、主搬送ベルト148の走行動作に従って中間ローラ156側へ搬送される。
この枚葉供給装置112では、搬出用ローラ146によって搬出された平版刷版10の先端が、ガイド範囲148Aに張架されている主搬送ベルト148に当たり、主搬送ベルト148が弾力的に容易に変形して平版刷版10に衝撃を与えないように受けると共に、平版刷版10の先端が当たった部分の主搬送ベルト148が略への字状に変形し、平版刷版10が撓んでその先端部が中間ローラ156の位置で主搬送ベルト148と副搬送ベルト152との間にスムーズに挟み込まれるようにできる。このように平版刷版10は、その先端が主搬送ベルト148に当たったときに、弾力的に柔らかく受けられるので、感光層14を形成する感光面に外傷を受けないようにできる。
また、この枚葉供給装置112では、平版刷版10の束から何枚目の平版刷版10を搬出する場合であっても、搬出用ローラ146が転接して引き上げられる平版刷版10の先端が必ずガイド範囲148A内で主搬送ベルト148に当たるようにし適切に搬出できる。
よって、この枚葉供給装置112では、平版刷版10の束から平版刷版10が引き出される毎に、その引き出し位置が変わっても適切に搬出できるから、保管棚144に平版刷版10の引き出し位置を調整するための複雑な装置を設ける必要がないので、構成を簡素化し、装置を小型化することができる。
そして、先端を主搬送ベルト148にガイドされた平版刷版10は、中間ローラ156の位置で、主搬送ベルト148と副搬送ベルト152との間に挟み込まれて挟持された状態で搬送路上を搬送され、出口に近い中間ローラ158の位置で挟持状態を開放され、インナードラム露光装置114へ搬入される。
このCTPシステムにおけるインナードラム露光装置114は、円弧内周面形状(円筒内周面の一部を構成する形状)の支持体134を母体として構成されており、この支持体134の内周面に沿って平版刷版10を支持するようになっている。
このインナードラム露光装置114では、図示しない真空吸着手段によって、未記録の記録媒体である平版刷版10を支持体134の内周面に確実に密着させて沿わせた状態に保持してから露光処理を行う。
このインナードラム露光装置114では、支持体134の円弧中心位置に、光ビーム偏向器としてのスピナーミラー装置136を配設する。このスピナーミラー装置136は、反射鏡部材(スピナーミラー)138を頂面に配置した回転軸140を、図示しない制御装置のスピナードライバによって回転制御がされる駆動源としてのモータによって高速回転可能に構成する。このスピナーミラー装置136では、回転軸140の回転中心軸を支持体134の円弧中心軸と一致するように構成する。
このスピナーミラー装置136では、光源側の光学系から投射された光ビームを、回動する反射鏡部材138の反射鏡面に反射させて平版刷版10の感光面に対して主走査方向への走査露光を行う。
このスピナーミラー装置136は、図示しない副走査移動手段によって、支持体134の円弧中心軸の軸線方向(図2の表面から裏面に貫通する方向)に等速度で移動制御されることにより副走査する。
このためスピナーミラー装置136では、制御装置のスピナードライバによって、そのモータの回転制御がされると共に、図示しない副走査移動手段により副走査方向に移動制御される。
このように構成されたスピナーミラー装置136は、光源側の光学系から投射され画像情報に応じて変調された光ビームを、回動する反射鏡部材138の反射鏡面に反射させて主走査方向への走査露光を行いながら、スピナーミラー装置136を副走査方向へ移動することによって、平版刷版10の記録面全面に対して2次元の画像を記録する処理を行う。
このCTPシステムに設けるバッファ装置116は、インナードラム露光装置114で露光処理された平版刷版10を、搬送速度を調整することによって所要のタイミングで現像処理装置118へ搬入する機能を有する。
現像処理装置118は、搬入されて来た露光済の平版刷版10に対する現像処理を行って潜像を顕像化して印刷版を製版する。
なお、前述した平版刷版の自動供給装置は、前述した合紙の保護を必要としない平版刷版10であるフォトポリマPS版以外に、例えば、いわゆるサーマルPS版で、表面に形成された画像を形成する記録層に傷が付くことを防止するため、記録層の最外表面上にオーバーコート層(現像前の水洗工程で完全に除去できる水溶性材料で構成されたOC層等)が塗布されているものを利用することができる。さらに、平版刷版の自動供給装置は、合紙の保護を必要とせず、じかに重ねて束ねた状態で取り扱っても傷が問題とならない程度に記録層側の表面を強化した表面強化型のサーマルPS版を利用することができる。
また、この平版刷版の自動供給装置の構成は、一般に平版印刷の分野で用いられる製版方式に対応した平版刷版である、光を利用して記録層に画像を記録する(光モード)の平版刷版、熱を利用して記録層に画像を記録する(熱モード)の平版刷版、記録層中で光を熱に変換させて画像を記録する(光、熱モード)の平版刷版、化学反応を利用した平版刷版、物理的な現像を利用した平版刷版等を一枚づつ分離して供給することに利用できる。
さらに、前述した平版刷版の自動供給装置では、斜めに配置した保管棚144に平版刷版10の束を配置する立て掛け型の構成について説明したが、保管棚を水平に配置し、平版刷版を略水平方向に引き出す平置き型の構成にも利用できることは勿論である。
本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置を備えたCTP(Computer to Plate)システムの全体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置を備えたCTPシステム内部の全体的な概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置内に装填された平版刷版の束から各平版刷版を搬出する枚葉供給装置が捌き位置にある状態の要部を取り出して示す要部概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置内に装填された平版刷版の束から各平版刷版を搬出する状態にある枚葉供給装置の部分を取り出して示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置内の枚葉供給装置における挿入調整操作装置が保護部材を待機位置にセットした状態を取り出して示す概略正面図である。 本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置内の枚葉供給装置における挿入調整操作装置で保護部材を回動している中間状態を取り出して示す概略正面図である。 本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置内に装填された平版刷版の束から各平版刷版を搬出する状態にある枚葉供給装置の部分を取り出して示す概略正面図である。 本発明の実施の形態に係わる平版刷版の自動供給装置の枚葉供給装置で利用される平版刷版の構造を例示する概略断面図である。
符号の説明
10 平版刷版
12 アルミニュウム基板
14 感光層
16 オーバーコート層
18 バックコート層
110 自動供給装置
112 枚葉供給装置
144 保管棚
146 搬出用ローラ
147 回転駆動軸
160 支持台
162 棚部材
164 吸盤装置
166 保護部材
167 挿入調整操作装置
168 操作軸部材
170 ハウジング
172 連動部材
174 ハウジング
176 駆動操作モータ
178 摺動挿通孔部材
180 摺動挿通孔部材
182 制止部材
190 回転位置検出板
190 従動子
192 位置センサ
194 回転位置検出板

Claims (3)

  1. 一方の平版刷版表面の感光面上に他方の平版刷版の裏面を直接接触させて積層した状態で運搬や保管が可能な特性を持つ前記平版刷版が所定複数枚重ねられて束にされたものを装填した状態で、前記平版刷版の束における最上位の前記平版刷版を、その下の前記平版刷版から捌き位置まで引き上げる操作が可能な捌き操作手段と、
    前記捌き操作手段で最上位の前記平版刷版を捌き位置まで引き上げた際に薄板状の保護部材を取り付けた操作軸部材を回動制御することにより当該保護部材を前記最上位の平版刷版とその下の前記平版刷版との間に挿入した挿入状態とし、前記捌き操作手段で最上位の前記平版刷版を落下させる捌き解除動作をした際に前記保護部材が前記最上位の平版刷版の下の前記平版刷版上に移動し、前記最上位の平版刷版を搬出後に前記保護部材を待機位置に復帰させるように前記操作軸部材を回動制御する挿入調整操作装置と、
    前記最上位の平版刷版とその下の前記平版刷版との間に前記保護部材が挿入された挿入状態において、前記最上位の平版刷版における前記保護部材に対応した範囲に転接して、前記最上位の平版刷版を前記保護部材の上を摺動させながら搬出する搬出用ローラと、
    を有することを特徴とする平版刷版の自動供給装置。
  2. 前記挿入調整操作装置が、
    摺動摩擦抵抗が小さい材料を所要の剛性を持つ薄板状に形成した前記保護部材と、
    前記保護部材を先端部に取り付けた前記操作軸部材と、
    前記操作軸部材を軸方向に摺動可能に装着したハウジングと、
    前記操作軸部材の前記ハウジング内の所定位置に設けた制止部材と、
    前記制止部材と前記ハウジングの壁との間に架設され、前記制止部材で制止される位置まで前記操作軸部材を延出させるように付勢するばねと、
    前記操作軸部材における前記保護部材を設けた端部と反対側の端部に対して、相対的に回動不能でかつ回転軸方向へ相対的に移動可能となるよう接続された連動部材と、
    前記連動部材を回転駆動する駆動操作モータと、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の平版刷版の自動供給装置。
  3. 前記保護部材を、前記搬出用ローラが前記最上位の平版刷版上に圧接したときの圧接力が働く範囲以上の大きさに形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の平版刷版の自動供給装置。
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